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アミューズメント・レジャー業界

業界の現状と展望

多彩な発展の可能性を秘めた業界

アミューズメント業界は、余暇を楽しむための施設やサービスを提供。代表的なものには、ゲーム、玩具、映画、カラオケ、キャラクターグッズ、パチンコなどが挙げられる。レジャー業界は遊園地や博物館、動物園、水族館、大型テーマパークや旅行、ホテルなどが主な商品。中でも、独特のコンセプトを打ち出せるテーマパーク産業は、個性や特色を出しやすい。地域のイメージ向上や活性化につなげやすく、大きな経済効果が見込めることなどが特徴だ。

ただし、業界ごとのはっきりとした境界線はなく、構造は複合的。今後も、さまざまな産業と提携や融合を繰り返していく可能性が高い。ホスピタリティーあふれるサービスや施設、老若男女が楽しむことができる空間づくりがポイントだ。少子高齢化などで来場者数減少を不安視する声もあるが、各テーマパーク・遊園地は新設備の導入や期間限定イベントなどで来場者にアピールするなど工夫を凝らしている。

日本人の余暇活動は8年連続「国内観光旅行」が1位

公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書2020」によれば、2019年の余暇市場は72兆2,940億円となり、前年比0.6%の増加となった。

遊園地やレジャーランドは天候不順の影響で増加に歯止めがかかったが、インバウンド効果で、ホテルが大きく伸びたほか、海外旅行も好調だった観光・行楽部門は、前年比2.4%増となった。また、アウトドアやスポーツウエア・シューズ、フィットネスクラブが堅調なスポーツ部門は、同1.4%の増加。趣味・創作部門はコンテンツ配信の伸長、娯楽部門はボートレースと地方競馬といった公営競技の好調が続いており、それぞれ0.3%増、0.1%増と、4部門全てがプラスとなった。

また余暇活動で最も多い参加人数となったのは、国内観光旅行の5,400万人。9年連続1位となった。続いて2位は外食(日常的なものは除く)で4,350万人、3位には読書(4,110万人)、以下ドライブ(3,960万人)、映画(3,740万人)と昨年と同じ顔ぶれとなった。
6~10位まででは、前年13位だった「ビデオの鑑賞(レンタルを含む)」に代わって調査を開始した「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)」が8位に入り、前年9位の「ウインドウショッピング(見て歩きなど娯楽としての)」が13位に落ちたことが変化としてあげられる。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大は社会に大きな影響をもたらし、人々の生活様式も大きく変化した。外出の自粛に加えて、国際的な人の移動もストップ。海外からの訪日旅行者はいなくなり、国内でも外出を伴う活動は大きな制限を受けた。
人が集まる遊園地やテーマパーク、スポーツやコンサートなどのイベントは一時休業を余儀なくされ、アミューズメント・レジャー業界に影響を及ぼした。その後、徐々に営業を再開しているが、入場人数や声援や歓声は控えられ、楽しむことよりも感染拡大を予防することが優先されているのが現状だ。新型コロナウイルス感染症の影響の長期化は避けられず、アミューズメント・レジャー業界は、新たな工夫が求められる状態が続きそうだ。

業界関連⽤語

フードテーマパーク

特定のジャンルの食べ物に特化して運営している施設で、全国や限定した地域などから有名店を集め、集客力アップを狙っている。統一感のあるコンセプトで、ラーメンや餃子、スイーツ、お好み焼きなど、そのジャンルはさまざま。新横浜ラーメン博物館や池袋餃子スタジアムなどは老舗のフードテーマパークとして知られている。なお、和洋中、エスニック、スイーツなどさまざまなジャンルの飲食店が一堂に会した施設は、フードコートフードコンプレックスと呼ぶのが一般的。

LEDシネマスクリーン

従来の液晶有機ELとは異なる表示方法で話題のマイクロLED。このマイクロLEDを使った映画館用のスクリーンが、LEDシネマスクリーン。いわば映画館用の超大型テレビで、従来の映像よりも画面が明るくコントラストも鮮明になる。

すでに、韓国、スイス、タイ、中国では導入されており、映画誕生以来採用されてきた投影システムからの移行を意味する全く異なるシステムとして注目を浴びている。

パワースポット

訪れることで「元気が出る」、「願いがかなう」などと信じられている場所のこと。日本でパワースポットと呼ばれる場所は神社仏閣や山が多い。パワースポットを訪ねるツアーなどが盛んに企画されている。

市民農園

安全な食べ物を自分でつくりたい、土と触れ合いたい、などのニーズに対応するのが、貸農園市民農園などと呼ばれる施設。

農林水産省の調査では2020年3月末時点で全国に4,169農園、185,353区画。郊外の広大な土地にあってピクニック気分で楽しめるものや、都会の私鉄電車が線路上のスペースを利用したものなどさまざま。 種まきから収穫まで専門家がサポートしてくれ、週末に家族で作業を楽しむというスタイルが多い。

どんな仕事があるの︖

アミューズメント業界の主な仕事

・接客スタッフ
施設の来場者に対応する。

・オペレーションスタッフ
施設や設備の管理、運営を行う。

・クリエーター
ゲームの場合なら、ゲームデザイナー・ゲームプランナーがソフトの企画・立案を行い、CGデザイナー・キャラクターデザイナーがグラフィックを作成、ゲームサウンドコンポーザーが音楽や効果音を作成、シナリオライターがストーリーを組み立てる。これらのスタッフを統括・管理するのがゲームプロデューサーである。

レジャー業界の主な仕事

・営業
メーカーに対して自社商品を供給するよう、提案・交渉を行うほか、消費者に向けて販売するため、プロモーションの戦略を企画し、実行する。

・広告・宣伝
自社商品を消費者やメーカー、量販店などに向けて、プロモーションするための戦略を企画する。

・営業
旅行会社の場合、法人や学校に対して社員旅行や修学旅行の企画・提案を行うものと、旅行代理店の窓口に訪れた個人客に対応するものがある。ホテルの場合は結婚披露宴などの相談に対応するカウンター営業などがある。

・接客
ホテルの場合は、フロントやベルボーイ、コンシェルジュなど、旅行業の場合はツアーコンダクターなど、テーマパークならアトラクションスタッフなどがある。

・飲料部門スタッフ
ホテルやテーマパークのレストラン、バー、ラウンジなどを運営する。

業界地図でもっと詳しく知る

アミューズメント・レジャー業界の企業情報

※原稿作成期間は2020年12⽉25⽇〜2021年2⽉28⽇です。

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