板ガラスは日本が高いシェア。スマホ用なども需要伸ばす
飲料用、台所用品から、自動車、ビル、住宅、さらに電子機器用と用途が幅広いガラス。製品の種類も、板ガラス、複層ガラス、ガラス繊維、電気ガラスなど種類は多い。
特に住宅や自動車用などの板ガラスは日本企業の海外生産も活発で、世界的に高いシェアを持っている。なかでも需要を伸ばしているのが建築用の複層ガラス(エコガラス)だ。これは2枚のガラスに間に空気や特殊な金属膜を密封したもので、断熱・遮音効果が高く、ほとんどの新築戸建て住宅、マンションなどに採用されている。最近では、スマートフォンやタブレット端末用などの電気ガラスも好調だ。海外勢の追い上げはあるものの、こうした技術力で需要開拓が進む。