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Q1就職活動って何をすればいいの?
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A就職したいと思ったら、まずは下の3つから進めましょう
- 1就職までのスケジュールを掴みます(業界研究「保育士になるまで」参照)。
- 2世の中にどのような就職先があるのか調べます(業界研究「保育所とは?」/「保育所以外の職場」参照)。
- 3自己分析で自分を知り、保育所研究で志望先を絞っていきます。
自己分析とは、自分の性格、長所と短所、価値観などを知ることです。マイナビ2023の「適性診断MATCH plus」や「長所短所診断」を使って自己分析を進めたり、これまでの自分史を書き出したりしてみましょう。過去の出来事について、そのとき何を感じたのか、失敗があったならどう乗り越えてきたのか、何を学んだのかを分析します。そうすると、自分という人間が少しずつ見えてくるはずです。家族や友人など、他の人が思うあなたの性格についても聞いてみましょう。思いがけない答えが返ってくるかもしれません。
自己分析をしておくと、保育園研究においても効果的です。保育園・保育事業所は日本全国にたくさんあり、それぞれの施設で保育の方針や環境が違います。自分の性格や価値観がわかっていると、その方針に共感できるかどうか、よりはっきり見えるのです。学校のキャリアセンターや就職課にある求人情報や、マイナビに掲載されている保育園や福祉法人をチェックしてみましょう。気になる施設があったら、できるだけ足を運んで、実際の雰囲気を見学することをお勧めします。働いている先輩保育士さんたちの様子や、子どもたちの表情は、貴重な情報源。長く働ける、自分に合った職場を選びたいものです。
志望先が決まったら、履歴書を書いて応募します。選考のスケジュールや内容は、公立か私立か、また施設によっても、大きく異なります。必ず前もって調べ、準備をしておきます。
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Q2就活スケジュールを教えて!
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A保育士養成校で学んでいる場合、定められた課程を履修して卒業すれば保育士資格を取得できます。その後の就活スケジュールをまとめてみましょう。
※図はあくまでも一例です。
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自己分析をする
自分はどういう性格で、長所と短所は何か、どういう職場が向いているのかを考えます。 -
2
保育園研究をする 保育園の情報を集める
どういう方針で子どもたちを保育しているのか、先生たちの働き方は、雰囲気は? 保育所によってカラーは違います。マイナビでさまざまな保育所を比べてみましょう。 -
3
履歴書を書いて応募する
自分がどういう人間かを伝える基本になるのが履歴書です。履歴書用紙は学校にあるものを使うのが良いでしょう。間に合わせがなければ市販のものを使います。 -
4
筆記試験
保育所保育指針、保育原理、児童心理学などの分野から出題されます。参考書や問題集が出ていますので、活用しましょう。公立保育所の場合、二次試験まであるところがほとんどです。一次試験は、一般教養問題。英数理社国の幅広いジャンルから、多くはマークシート方式で出題されます。二次試験は保育士としての専門知識を問われます。 -
5
小論文
与えられたテーマ(保育に関する内容が多い)について、その場で作文をします。時間内にきちんと結論まで書けるよう、普段から文章を書き慣れておくと安心です。最近の保育に関するニュースや、参考書に載っている過去の出題例、他の市町村のものなどをテーマに、練習してみましょう。 -
6
実技
ピアノやギターといった楽器、歌、絵画制作、朗読などを実際に行います。保育所の方針によって、内容はさまざまです。 -
7
面接・グループディスカッション
子どもばかりでなく保護者との対応も不可欠な保育士。面接では「社会人としての意識」を見られています。学生言葉はNG! グループディスカッションで、他者の意見を聞きつつ自分の意見を述べるコミュニケーション能力をチェックするところもあります。 -
8
内定後
内定が出た後は何をすればいいのか、期待と不安で悩む人も多いでしょう。実際に子どもと触れ合う機会を設けたり、資料作りに使うワードやエクセルの操作に慣れたり、教科書をおさらいしたり。できる準備はいろいろあります。内定を辞退する場合は、メールではなく電話で、誠意を持ってお断りしましょう。
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Q3就職先の情報はどこで調べられるの?
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A一つは、学校にあるキャリアセンターか就職課。学校に来る保育所の求人情報がまとめられています。学生の就職を支援する先生方は、筆記試験や面接の最近の傾向、業界全体の動きについて、よくご存知です。自分の希望を伝えて、アドバイスをもらうこともできるでしょう。多くの学校では、履歴書の添削や、模擬面接などもしてくれます。
そして、マイナビのサイトでも、たくさんの保育所や児童福祉施設の求人情報を掲載しています。就活に役立つコンテンツも用意されていますので、大いに活用してください。
保育士の就職先は保育所だけではありません。「行きたい保育所が見つからない」と思ったら、選択肢を広げてみるのもいいかもしれません。迷ったら、自分はどんな仕事がしたいのか、もう一度考えてみましょう。
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Q4就職活動に必要なものは?
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A最低限必要なものは、以下の通りです。これを押さえておけば、とりあえず始められます。
就活用ツール
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スケジュール帳
説明会の日程や履歴書送付の締め切り、選考が進んだら面接のスケジュールなども立て込んできます。スケジュール帳は絶対に必要。プライベート用と分ける人、一つにまとめる人、それぞれ自分の見やすい方法で管理します。
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就活ノート
前の面接で話したこと、最近のニュースで気になったことなど、なんでも書き留めておく就活の専用ノートを作っておくと便利。 -
パソコンまたはスマートフォン
情報をいち早くキャッチすることが重要な就活には、インターネットに接続できるデバイスが必須です。スマートフォンがあると、移動中にも企業情報やスケジュールを確認できて便利。マイナビ2023は、PC・スマートフォンのどちらにも対応しています。
服装【女性】
就活用スーツ
(黒・紺・グレーなど)シンプルで色をおさえたパンプス
(黒が最適)シンプルな黒の鞄
白いシャツなどのインナー
自分の肌の色に近い色のストッキング
(鞄に予備を入れておくと便利)
服装【男性】
就活用スーツ
(黒・紺・グレーなど)シンプルな革靴
(黒が最適)シンプルな黒の鞄
白いシャツなどのインナー
スーツ・靴の色に合わせた靴下
(黒が最適)シンプルなネクタイ
そのほかのマナーについても理解する必要がありますが、詳細はマイナビ2023の「恥をかかないための就活マナー」を参考にしてください。
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Q5就職活動のポイントは?
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A必要な情報を、必要なときに収集できること!
いつどこで説明会が行われるのか、どの保育所で求人が出たのか、就職サイトでは刻々と最新情報が更新されます。そうしたインターネット上の情報と学校の就職課をこまめにチェックすれば良いのですが、膨大な情報の中から欲しいものを探すのは、慣れないうちは、なかなか大変。早めに準備を進めておけば、いざというときにどこを探せば自分に合いそうな情報にアクセスできるのか、わかってきます。余裕を持って就活しましょう。一人で抱え込まず、周囲の友だちや先生方にアドバイスをもらいながら進めることも大切です。