医療技術
診療放射線技師

言い回しは違っていても問題の本質は同じであることが多い。焦らず、よく考えて解いていきましょう。

大和田 さゆりさん
医療法人財団 明理会 新松戸中央総合病院
診療放射線科

看護師だったお母さんの影響で医療に興味を持っていた大和田さんは、小学6年生のとき、自分のケガをきっかけに放射線技師という仕事を知ります。身体に接触しなければならない仕事なのに女性技師が少ないと聞き、「同性を求める女性患者もいるはず」と、放射線科のある大学へ。国家試験対策は、模試の正答を徹底的に解説することで強化しました。合格後は総合病院へ入職し、現在はレントゲン、CT、MRIなどの撮影を担当しています。

私のオススメ参考書はこれ!

周囲も皆使っていた参考書が、『診療放射線技師 ブルー・ノート 基礎編』『診療放射線技師 イエロー・ノート 臨床編』(メジカルビュー社)。過去問題集でお勧めなのは『診療放射線技師国家試験 完全対策問題集 精選問題・出題年別』(オーム社)。過去10年分の国試問題が掲載されています。

参考書はポイントが簡潔にまとめてあって便利です。過去問題集は難しい年のものを中心に3回は解きました。

私の勉強方法 成功ポイント!

分野ごとにノートを作って、よく出る問題や、自分がわかっていない問題などを、問題集から抜粋。解き方を改めてノートに書き写すことで頭に入れました。授業で配られる、要点がまとめられたプリントからも同じように抜粋して、結局こういうノートが4~5冊になったと思います。あとは、ひたすら先生に質問していました。中には、問題の意味からわからないものもあって、「一からわからないんですけど!」と。とにかく理解できるまで聞いて、細かくメモ。「わからない」を残さないことが、合格につながります。

けっこう気力勝負で無理もしましたが、試験前日だけは「もう何もやらない」と決めて、早く寝ました。

苦手分野の乗り越え方

私は工学系が本当に苦手で……。機械の基礎、どういう原理で放射線を出しているのか、回路図や電気配列が問題になるんですけど、嫌いでしたね。でも点を取らないといけないので、もう、問題をひたすら解いて、パターンや公式を暗記しました。あとは苦手をカバーするためにも、点数を取れる領域でミスをしないことです。私は問題数が多くて配点の高い解剖学、基礎医学が割と得意だったので、そちらの点数を落とさないように気をつけました。

そうはいっても、2つの分野で0点を取ると、他がどんなに良い点数でも不合格なので、1点は死守しないと!

  • 3年生:1~3月
    4月から10回ほど行われる予定の模試に備え、基礎的な学習は3カ月でほぼ済ませておく必要があった。
  • 4月
    模試が始まる。授業も国試に向けたカリキュラムが増えてくるが、まだ通常の内容もあるので、新しいことを学びつつこれまでの復習を行う。
  • 5~10月
    模試の後は、まず解答だけが与えられ、解説はない。卒業研究と同じグループを組み、解説は自分たちで調べていくのだ。マークシートの正答以外の答えはなぜ間違いなのか、どういう答えだったら合っていたのか、手分けして細かい解説を作っていく。この作業は模試の度に繰り返されたので、徹底的に復習できたと思う。
  • 10月
    国試対策の模試と並行して進めていた卒業研究が終了。これで国試に集中できる!
  • 11~1月
    模試を受けつつ、自分でも過去問題を解いていく。ここから2月までに問題集は3周くらい繰り返した。年によって難易度にはバラツキがあり、自分のときは難しくなると予想されていたので、過去問題の中でもとくに難しいものを重点的に解いていた。
  • 2月
    国家試験。やはり難しく、この年の合格率は実際に例年よりも低かった。試験後、答案を元に学校でおおよその合否を判断してくれ、大丈夫そうだと聞かされたが、合格発表があるまで不安は残った。

後輩にアドバイス・メッセージ

言い回しは違っていても、よく読んでみると、過去問題と本質は同じ、という問題は多いです。落ち着いて、いつも通りに考えれば解けますよ! 勉強ばかりでなくメリハリも大事です。模試が終わった後はいつも打ち上げでしたが、そういう息抜きをうまく取り入れていきましょう。あとは体調管理。国試は1年に1度きりのチャンスです。インフルエンザの予防接種も忘れずに。
大和田 さゆりさん
医療法人財団 明理会 新松戸中央総合病院
診療放射線科

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