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協和ファーマケミカル(株)【キリングループ】
【本社】
  • 富山県高岡市長慶寺530
【業種】
  • 医薬品メーカー(生産技術)
  • 化学メーカー

PROFESSIONAL WORK

綿密な実験と解析を繰り返し
高品質な原薬を開発し安定供給に貢献

I.Sさん

2016年入社。大学院では有機合成化学を専攻。技術部工業化研究グループに所属し、現在は開発品目の工程改良を担当。グループのOJTリーダーも務め、新人育成に注力している。また、学会等に参加し研鑽を積む努力家。

工業化プロセスの構築で原薬製造の流れを学んだ

学生時代に習得した知識やスキルを生かし、
研究・実験に取り組んでいます。

協和ファーマケミカルは、独自の有機合成技術を駆使して高品質な医薬品原薬・中間体、ビタミンなどファインケミカル製品等を提供しています。大学院で再利用可能な触媒の開発に取り組んでいた私は、自分のバックグラウンドを生かせると思い入社を決めました。最初に配属されたのが技術部工業化研究グループ。原薬製造のプロセスを工業化(スケールアップ)するために、製法や工程の検証・安全性の評価などを行うグループです。実験室レベルで完成させたプロセスを工場の大きなスケールで再現するには、原料などの分量を単純に等倍すればいいわけではありません。スケールが大きくなることで原料が加工しにくくなったり、想定した時間で工程が進まなくなったりする場合があるのです。そうした課題を発見して解決策を探り、工業化に適した製造プロセスを構築します。私自身は当初、実製造で起こった不具合などの解決策の検討や、分析に用いる化合物合成を担当しながら、仕事の流れを覚えました。

「1を100にする」企業の研究開発の醍醐味

プロセス開発研究グループや製造部など
他部署の技術者と連携して仕事を進めます。

入社3年目には、分析開発研究グループに配属になり、開発された医薬品の分析法の妥当性を検証する業務を担当。その後、再び工業化研究グループに戻り、現在は開発品目のプロセスの検討に携わっています。医薬品の製品化に向け、より開発段階に近いところにも関われることにやりがいを感じます。
ひとつのプロジェクトに要する期間は長いもので数年。仮説を立てて実験を繰り返し、検証を重ねていきます。大変なのは、仮説と異なる実験結果が出た時にその要因を探ることです。自分の考察が至らない場合は先輩方に意見を聞きますが、全く思いつかなかった視点でアドバイスしてくれることが多く、大いに勉強になっています。
実験結果に基づく様々な研究は、もちろん大学の研究室でも繰り返しおこなっていました。大学の研究は学術的で、新しい何かを生み出すことが目的。ゼロを1にするイメージです。でも、企業での研究(とくに工業化研究)は、1を100にしていくイメージです。実験室で生み出したものに改良を重ねて商業生産につなげる。そこに研究開発職の存在意義とやりがいがあると思っています。

学会や勉強会に参加し研鑽を積む日々

研究開発職として実験スキルはもちろん
自ら考え実行する力も不可欠です。

当社の研究者は、新人研修で社会人マナーなどを学んだ後、OJTで仕事を覚えます。私は昨年から工業化研究グループのOJTリーダーを務め、新人育成にも携わってきました。グループの仕事の状況と本人の担当業務を考慮しながら育成方針を検討。実際の仕事を通して、実験・分析の手法やスキルはもちろん、現場での動き方、庶務的なことも教えていきます。気をつけているのは、自分で考えるように促すこと。研究開発職は、正解を自分で見つけていく仕事ですので。

常に自分自身の研鑽が求められる研究開発職。私自身も、分析機器に関する講習会や化学・薬学など業務に関連する様々な分野の学会に参加し、視野を広げています。今後は、化学工学や統計等の知識についても勉強していかなければいけないと思っています。
今後の目標は、自分が中心になってプロジェクトを進められるようになること。これから多くの経験を積み、そのスキルをつけたいと思います。このまま研究者として専門性を極めるか、他部署で経験を生かすか、今後のキャリアパスもさまざま。どの道に進んでも生かせる力を養いたいです。

MESSAGE

医薬品の製造や試験に関するデータの信頼性を保証し、品質(有効性と安全性)を担保する品質保証部に所属しています。私も含め、当社では薬剤師資格を持った人材が多く活躍しています。薬学教育で身につけた知識は様々な部門で役立ちます。薬学の専門家として、薬を必要とする世界中の患者様のために貢献できることに大きなやりがいを感じています。
(品質保証部/J.T)