2019年度売上高19兆円超。ガソリン需要の減少続く
石油連盟によると、石油産業の2019年度売上高は19兆2,402億円、従業員数は約1万9,100人。売上高は前年度比で約2兆6,000億円減少したものの、産業規模はいまだ巨大。ただ、販売競争で激化した元売り会社の再編も、2019年4月に出光興産と昭和シェル石油が統合して元売り3社体制となったことで一巡し、収束するものとみられる。主力のガソリン需要は低下傾向だ。経済産業省によると、25年度は4,210万キロリットルと、19年度比で9.3%減ると予測している。自動車の燃費改善、ハイブリッド車や電気自動車などエコカーの普及が要因だ。