「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

金融業界

生保・損保の業界地図

アメリカに次ぎ世界第2 の保険大国とされる日本の保険業界。生保・損保とも安定しているが、ネット販売との競争も激化している。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

生命保険

第一生命ホールディングス

保険ショップの展開強化。デジタル保険も発売

かんぽ生命保険

郵便局で簡易・小口保険などを販売。日本郵政グループ

明治安田生命保険

企業向け団体保険に強い。貯蓄型の積立保険に注力

住友生命保険

健康増進型保険「Vitality」が特徴。ベンチャーも支援

T&Dホールディングス

中小企業に強い大同生命、個人向けの太陽生命が中核

ソニー生命保険

ライフプランナーによるオーダーメイド保険が特徴

オンライン専業生保

損害保険

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

傘下に3社の損保会社。海外展開に積極的

SOMPOホールディングス

損害保険を中心に、生保、介護事業なども展開

生保・損保業界の企業情報

生保・損保業界の「現在」と「未来」

生保の収入約31兆円。損保は約8兆7,000億円

生命保険協会によると、2020年度の会員42社の保険料等収入は、前年度比6.3%減の30兆9,430億円となった。死亡保険の減少、医療・がん保険の堅調という傾向は変わらないが、コロナ禍による営業活動の自粛が響いた。これに伴い、各社とも契約獲得のためオンライン営業を強化している。

一方、日本損害保険協会によると、20年度の正味収入保険料(会員28社)は、同1.0%増の8兆6,927億円だった。約6割を占める自動車保険(自賠責含む)と火災保険が増えた。損保業界は再編が進み、大手3社の市場シェアは9割近い。自然災害の増加などにより、22年度は火災保険を値上げする方向だ。

ネット販売に注力。シェア1桁だが成長見込む

生保、損保ともオンライン営業を進めるほか、ネット専業の参入も相次ぐ。ネット販売は無店舗などでコスト安のため、保険料を低く抑えられるほか、商品内容もシンプルだ。保険市場全体に占めるシェアはまだ1桁台だが、着実に伸びそうだ。

データで見る業界のポイント

生命保険の保有契約高・保有契約件数の推移

生命保険の保有契約高・保有契約件数の推移
「生命保険の動向」(生命保険協会)2021年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2024の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業については順不同)。なお、売上非公開の企業など、その業界における注目企業を掲載する場合は、五十音順の並びとしています。

    売上高については、2021年9月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2021年7月1日から10月31日です。

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