警備会社は1 万社超え。機械警備など効率化必要
警察庁によると、2020年12月末時点の警備業者は前年比2.1%増の1万113社と、初めて1万社を超えた。警備員数も同3.1%増の58万8,364人。全国警備業協会によると、20年の会員8,339社の売上高は同2.3%減の3兆4,734億円。ホームセキュリティ、コンビニATMの現金運搬、大規模イベントと、警備範囲を広げている一方、人手不足解消のためセンサーで異常を検知する機械警備などで業務効率化を図る。
ビル管理市場4兆4,000億円。人手不足への対応が課題
全国ビルメンテナンス協会によると、ビル管理全体の市場は約4兆4,000億円と推計。一方、マンション管理業協会によると、20年4月時点で会員358社が受託しているマンションは11万8,386棟、617万6,412戸だ。
ただ、いずれも人手不足や業務効率化という課題を抱える。ビル管理では協会が就職氷河期世代の活用を支援する動きも出ている。