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種別 就職先の選び方 介護福祉士

どんな仕事?

介護福祉士はケアワーカー(Care Worker)とも呼ばれ、社会福祉士、精神保健福祉士とともに福祉の代表的国家資格(通称三福祉士)の一つ。専門的な知識及び技術をもって、日常生活が不自由な高齢者や、身体や精神に障がいがある人たちに、食事や入浴、トイレの介助などを行い、できる限り自立した生活を送れるように手助けするのが主な仕事。また、介護を必要とする人たちやその家族に対して、日常生活でどのように介護をすればよいかという相談に応じたり、提案をしたりといった役割も担っている。
介護において専門性の高い介護福祉士の存在は、各施設にとっても利用者にとっても非常に重要な存在となる。ただ介護をするのではなく「利用者さんがどう生きていくのか?」を支援するのが介護福祉士の仕事であり、超高齢社会の日本において、介護福祉士の活躍がますます期待されている。
なお、介護福祉士になるルートはさまざま存在するが、養成施設を卒業するか(2027年3月までに卒業の場合)、養成施設に行かなくとも「実務経験3年以上かつ実務者研修」、または「実務経験3年以上かつ介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修」を修了することで介護福祉士国家試験の受験資格が得られ、合格すると介護福祉士になることができる。

活躍できる場所

  • 医療施設
    (一般病院や診療所などの医療機関/リハビリ専門病院など)
  • 福祉施設
    (老人ホームやデイサービスセンターなどの高齢者福祉関連施設/障がい者福祉施設/児童福祉施設など)
  • その他
    (各地域の社会福祉協議会/民間の福祉関連サービス会社など)

職場選びの3つのPOINT

  • 施設形態による業務の特徴を見極める
    介護福祉士の職場は多様化していますが、それぞれ特徴があります。例えば、特別養護老人ホームは医師・看護師が常勤しているため、医療面での不安を感じることなく介護に集中できます。デイサービスは夜勤がないため、自身のワークライフバランスや生活リズムを保ちやすいでしょう。訪問介護サービスでは、利用者と一対一の関係性において自身分の納得できる介護が行えます。介護実習で経験した職場だけでなく、視野を広げて各施設の特徴をつかみ、自分に合った職場選択をすることが大切です。
  • 介護の対象を把握する
    介護の対象者はバリエーション豊かです。領域(身体障がい、精神障がい)だけではなく、年代(成人、老人、小児)や病期(急性期、回復期、維持期、急性期~維持期混合のケアミックス)などの面で幅広い対象に向き合うか、あるいは特定の対象を専門とするかは、職場によって大きく異なります。自身が行いたい介護のイメージを作っておきましょう。
  • 将来なりたい介護福祉士像を考える
    「介護教員になるために経験を積みたい」「休暇制度が充実した職場で長く勤めたい」「訪問介護事業所の起業を考えている」など、自身の志望によって職場選びの視点は変わってきます。介護福祉士としてどのような働き方をしていきたいのか、じっくりと検討することも大切です。

職場見学に行こう!

  • 職場の雰囲気(対象者、同僚・上司・部下、他職種への接し方)をCHECK!!
    人間関係を中心とした「職場の雰囲気」は、職場見学で最も重点的にチェックすべきポイントです。他職種とのスムーズな連携、スタッフ同士の協力関係、対象者の表情など、自分が働いている状況をイメージしながら確認してみましょう。
  • 設備・環境の充実度をCHECK!!
    通勤に影響する職場の立地や周辺環境、食堂や休憩室の様子、年間行事などの状況は、働くうえでの満足度を左右する要素となります。また、業務にかかわる移動手段や書類管理がどのように行われているか、各業務のスペースは十分かといったことも、業務に直結する大切な要素です。自分が特に大切だと思うポイントは事前にリストアップして、見学中に確かめるようにしましょう。
  • 教育体制の充実度をCHECK!!
    多くの人が気になる入職後の教育体制は、見ているだけでは分かりにくいポイントです。職場見学といっても見ているだけで終わらず、先輩スタッフによる指導状況や勉強会のスケジュールなど、気になったことは自分から質問するようにしましょう。

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