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- 朝日新聞社【障がい者コース】
- 新聞
- 3/4配信
皆さん、こんにちは。
本日は、朝日新聞社のWebセッションにご参加いただき、ありがとうございます。
私は、朝日新聞社人事部の赤木と申します。よろしくお願いいたします。
本日の流れですが、まず私の方から、簡単に会社紹介をさせていただきます。
その後、障がい者採用で入社された先輩社員の重永大地さんから、朝日新聞社で働くということについて、普段の仕事内容を交えて話していただきます。
最後に質問の時間も設けていますので、どんどん質問をお寄せください。
説明の途中で、チャット欄に書き込んでいただいても構いません。
それでは、まず会社紹介から始めてまいります。
朝日新聞と聞いて、情報を発信するメディア企業をイメージされる方が多いと思います。
その通りで、私たちはいま世の中で起きていることをいろんな切り口で伝えて、社会に貢献するために、様々な部門の社員が力を合わせて、時代に最も合うジャーナリズムの形を模索しています。
紙の新聞だけではなく、数多くのWebメディアを展開していますし、Webコンテンツの作成やWeb広告マーケティングにも力を入れています。
また、コロナで大きな影響を受けたスポーツ文化のイベントも、昨年はコロナ前に近い形で開催できるものが多くありました。
高校野球の地方大会の配信、将棋の名人戦の中継など、たくさんの人に楽しんでもらう事業も展開しています。
こうした幅広い事業を担っているのが、4000人余りの社員です。
スライドで紹介しているのはほんの一例で、朝日新聞社という一つの会社の中に、様々な職種があります。
障がい者採用で入社いただいた場合も、一般採用の方と待遇は同じです。
もちろん、業務や職種が限定されているわけではありません。
先ほどのスライドで紹介しましたどの職種であっても、障がいによる配慮が必要な部分を除いて、一般社員と同じ仕事を行うことになります。サポートを受けながら、最大限能力を発揮していただくという環境です。
弊社の障がい者採用の方の多くの人が、利用している制度を二つご紹介します。
まず、通院や手帳更新に使える有給休暇です。
これは、月2日使うことができます。
もう一つは、通院のための勤務配慮を受けながら働くことができる点です。
主治医や産業医の意見を踏まえて、通院のための勤務配慮を受けながら働いているという方も多いです。
ここからは三つの部門に分けて、仕事の内容をもう少し詳しくご紹介します。
まず記者部門です。
記者部門では、取材活動する記者のほか、配信やレイアウトを行う編集者、コンテンツ内容をチェックする校閲記者などがあります。
過去には車いすの社員の配属のため、地方拠点にエレベーターを設置したこともありますし、専門性を追求する校閲記者として働いている方も、たくさんいらっしゃいます。
次はビジネス部門です。
仕事内容が多岐に渡るので、三つの部門の中では障がい者採用で入社して働いている人が最も多い部門です。
一例を挙げると、展示用パソコンを使いながら、営業内勤を務めている方、勤務時間の配慮を受けながら、展覧会やイベント開催を担当している方、電話対応を免除されながら経理担当として活躍している方がいます。
技術部門はシステムの開発や運用、Web媒体のユーザビリティ向上などに日々取り組んでいます。
在宅勤務で行える仕事も多いので、プログラミングスキルをお持ちの方や、システム開発に関心があるという方におすすめの職場です。
今日は時間の都合上、申し訳ありませんが、一つ一つの仕事についてあまり詳しい紹介はできません。
その代わり、ここからは先輩社員の重永さんにバトンタッチして、現在従事されている通販事業部での仕事について、少し具体的なお話をしていただきます。
それでは重永さん、よろしくお願いいたします。
はい、皆さんこんにちは。
朝日新聞社の重永大地と申します。
私は、2019年4月にビジネス部門の障がい者採用で入社をしました。
現在は、朝日新聞社直営のECサイト「朝日新聞モール」を運営する通販事業部に、所属をしています。
私は生まれつき両腕が短く、両手の指が欠損しているという障がいを持っています。
出身は九州で、就職活動を始めた当初は地元に残って、全く別の業界をと考えていましたが、このような就活イベントで、朝日新聞社の話を聞いて興味を持ちました。
最後に入社をすると決め手になったのは、これからメディアのあり方、朝日新聞社の将来が大きく左右しそうなタイミングだからこそ、何か新しいことにチャレンジできるのではと思い、入社を決めました。
そんな志を持って入社をした私ですが、ここからは入社して4年間が経ち、実際に朝日新聞で働いてみて感じたことを、私の仕事を紹介させていただきながらお話をします。
私が入社時から所属をしている企画事業本部では、記載している五つの部署があり、展覧会、博物.スポーツイベントなど、各種イベントを手がけています。
また、通信販売朝日新聞ショップの運営や、住宅展示場、スポーツクラブの経営私の折々のことばコンテストの開催など、関わる事業は多彩です。
企画事業本部には、私以外にも障がいを持った社員が多く活躍しています。
朝日新聞社は様々な新しいビジネスに力を入れていますが、通販事業もその一つです。
これまで2014年から運営してきた朝日新聞ショップを、昨年の10月5日にリニューアルした朝日新聞モールでは、家具、寝具、生活雑貨から、展覧会の図録やオリジナルグッズを扱う「朝日新聞ショップ」、お取り寄せグルメを扱うグルメ通販「ごちマル」、アエラスタイルマガジンが紹介するメンズファッションの通販サイト「アエラスタイルマーケット」の3店舗が出店しています。
新聞社での通販事業に4年間働いてきましたが、決まった仕事だけを担当してきたわけではなく、様々な業務に携わってきました。
まず、入社してからの3年間は、朝日新聞ショップのバイヤーとして自分が担当する商品を見つけるため、メーカーさんと毎日商談を行い、仕入れる商品の管理を行ってきました。
担当する商品は、新聞広告、カタログの編集も自分で行います。
昨年は、ECサイトリニューアルのためのプロジェクトメンバーとなり、グルメサイトの立ち上げのため、運営パートナーの企業探しからサービスの構築など、新たなチャレンジもありました。
現在は、昨年10月に無事オープンしたグルメサイト事業を大きくするために、日々の業務もこなしながら新しいサービスの準備などもあり、とても忙しく刺激的な毎日ですが、楽しく仕事をしています。
朝日新聞社での仕事をこのように充実してお話できるのは、新たなチャレンジができているということも、もちろんそうなのですが、一緒に働くチームの人達に恵まれているからだと思っています。
総局長も務めたベテラン記者がいたり、他社から転職してきた通販業界のプロフェッショナルがいたり、長年販売局で担当員を務め、新聞販売店の現場をわかっている人、システム系の部署から異動してきた人など、それぞれ別の強みを持った社員がいるので、お互い補い合い、自分にないものを学べる吸収できるということは、本当にありがたい環境だなと日々感じています。
最後に、朝日新聞社で働いてみて感じたことを、お話させていただきます。
まず、柔軟な働き方ができるということです。
冒頭でも説明がありましたが、在宅勤務制度が導入されて、社内での会議や社外との商談もオンラインで行われることが多くなりました。
私自身、現在週3が在宅、2日は出社するような状況で、通勤にかけていた時間を資格取得の勉強など、有意義に使えるようになりました。
また、勤務配慮の内容も知らない制度がないように、入社前や入社後の研修などできちんと説明していただけます。
続いて、働く環境についてです。
ここまでお話させていただいて、私が多くの新しい事業に関わってきたことが、おわかりいただけたかと思います。
何か配慮が必要だから、新しいことは任されにくいといった感じではなく、障がいがあるからとか、若手だからといった考え方ではない社風環境だと思っています。
このような環境を私が感じられるのは、既に障がいを持った先輩社員が活躍している職場があり、配慮が必要なことを、社員間できちんとコミュニケーションが取れているからだと思います。
以上が、私の仕事のご紹介になります。
気になることがありましたら、何でもご質問ください。
重永さん、ありがとうございました。
重永さんのお話を通じて、朝日新聞で働くというイメージが少し膨らんだのではないでしょうか。
ここからは、さらに朝日新聞社を知ってもらうために、重永さんにいくつか質問を投げかけてみたいと思います。
まず、最初の質問です。
入社前後でギャップを感じたことは、何かありましたか。
障がいを持った社員が活躍できるということは、今お話させていただいたかと思いますが、若手が意見をしやすい、チャレンジしやすい環境であるというふうに感じたのが、入社後のギャップです。
入社前は、若手はまずこれをやってからとなることばかり思い込んでいましたが、入社後は年次に限らず、新規事業を提案できる環境や、リーダーを任されている社員も多いなと感じています。
私と同じタイミングで入社した同期は、1年目に提案した新規事業が社内で認められ、今年サービスをオープンさせた若手もいます。
はい、ありがとうございます。
若手のうちからいろんな仕事を任せてもらえるということですね。
では、次の質問です。就職活動中に大事にしていたことはありますか。
自分はこの会社に入ったらワクワクするのか、成長できるのかっていうところを常に考えて、就職活動をやっていました。
私は地方出身の就活生で、実際に都内に足を運んで説明会に参加するということを頻繁に行わなかったので、少ないチャンスの中で、人事社員の方とは積極的にコミュニケーションをとることを心掛けました。
早めにオフィスに行って働いている社員の姿を見てみるなど、自分が働く姿を常にイメージしていました。
そうしていると、エントリーするタイミング、さらに面接が進むにつれて、その会社に入りたいという気持ちが明確になり、相手に伝わるのではないかなと思います。
なるべく具体的に、自分の働く姿をイメージしていたということですね。ありがとうございます。では、最後にそれを踏まえて、就活中の皆さんへメッセージをお願いします。
現在、自分自身が関心のある業界を徹底的に調べるということも大切なことかと思いますが、今日のようなイベントで、少しでも気になる業界や企業人事の方との出会いがあったら、それらをきっかけに調べていくと、より良い就職活動になるのではないでしょうか。その先に朝日新聞社があると、嬉しく思います。
少しでも気になる会社には、どんどんアプローチしていってほしいということですね。重永さん、どうもありがとうございました。
それでは、ここで進行フローのご紹介をします。
選考では、エントリーシートによる書類選考を経て、複数回の面接を受けていただきます。
エントリーシートの受付は既に始まっていて、記者部門とビジネス部門の締め切りは、3月27日月曜日の正午になります。
技術部門は随時募集中です。
エントリーシートは、朝日新聞社のマイページから受け付けています。
エントリーシートは一度提出した後でも、締め切り時間まで上書きすることができます。
詳しくは採用サイトでご確認ください。
エントリーシート提出は、朝日新聞社のマイページからになります。
エントリーシートに書く内容を迷っている方にお答えできるように、Webで先行対策講座を開きます。こちらの日程は、3月10日金曜日12時から13時半です。
エントリーシートに何をどう書いたらいいのか、書く時の注意点などをお伝えしたいと思います。
質問や相談の時間も設けているので、仕事内容や働き方も含めて何でもお聞きください。
講座の申し込みは、朝日新聞社マイページからお願いします。
マイページに登録していただくと、弊社から様々な情報をお届けできますので、ご登録をぜひお待ちしています。
それではここから残った時間で、皆さんからの質問に答えていきたいと思います。
いくつか質問をいただいていますので、順番に重永さんと私でお話していきたいと思います。
まず、社員の1日のスケジュールについて教えていただければと思います、というご質問をいただいています。
ほとんどの社員は、朝10時から18時までの勤務が、定型的な勤務時間になっています。
その1日をどう過ごすかというのは、本当にそれぞれの人の仕事によっても違うと思いますけれども、重永さんの場合はいかがでしょうか。
私は10時から仕事が始まりまして、そこから大体、朝礼があった後は、まずメールチェックをするような1日が始まります。
メーカーさんと商談をすることが多いので、例えば、午前中のうちに1本入れましょうとか。お昼はだいたい12時とか1時ぐらいに取り出すことが多く、午後は個別のチーム会や、打ち合わせなどを行うことが多いですね。
在宅勤務の場合も、そういったスケジュールになりますか。
そうですね。リアルで出社している時も、同じような会議や商談がオンラインで行われることが多いので、そういったスケジュールになります。
ただ、出社にかかるための通勤時間がないので、朝の過ごし方などが変わることはあります。
本当に仕事によって変わるんですけれども、比較的若いうちから自分である程度1日のスケジュールを調整できるというか、自分で予定をいつ入れるかというのを決めることができるのも、一つの特徴だと思います。
そうですね。
ありがとうございます。では、次の質問に移りたいと思います。
下肢障がいの方で、記者をされている方はいますでしょうかという質問をいただいています。
はい、こちらは先ほどスライドでご紹介しました通り、実際車椅子で記者として働いていらっしゃる方がいます。本社では基本的にバリアフリーの机作りになっていますので、特に車椅子の移動で問題を感じることはないと思います。
もし、地方に配属になった場合でも、エレベーターが付いている局舎が大半ですので、移動には問題はありません。ただ、取材などで場所によってはバリアフリーが整っていないというところもありますので、そこは先輩社員とかチームで取材を行うなど、工夫して業務に携わっているというふうに聞いています。
次に、発達障がいのある社員さんは活躍されていますかという質問をいただいています。
はい、発達障がいがある方も働いていただいています。
周囲の人にどこまでそれを伝えるかというのは、本当にそれぞれの方のご希望に合わせてという形なので、周りに言っていないという方もいれば、一緒に働く近いメンバーには伝えているという方もいらっしゃいます。
入社前にどのように働きたいかということは、面談で聞き取らせていただいていますし、
実際に働いてみて、ちょっと違ったなとか、もう少しこういうふうにしてほしいなということも出てくるかもしれませんから、だいたい3ヶ月に1回ぐらい私達人事部が面談させていただいて、何か困っていることはないかなど、丁寧に聞き取りをさせていただいています。
この面談は発達障がいの方だけということではなく、障がい者採用の方みなさんにお願いしています。重永さんも、何回か面談されていますよね。
そうですね、3ヶ月に1回面談をしていただきました。
どうですか、面談することで、自分の今の困りごととか言いやすい雰囲気になっていますか。
普段の仕事では伝えにくいっていうことも、人事部の方を通してお話できるっていうのがすごくありがたい環境だなって、面談の時に思っていましたね。
ありがとうございます。
続いての質問ですが、精神障がいを持っている方も活躍されているでしょうか、また、どのような配慮があるでしょうか、というご質問をいただいています。
先ほど発達障がいについてご説明しましたが、発達障がいに限らず精神障がいをお持ちで働いていらっしゃる方も、当然いらっしゃいます。
配慮につきましては、本当に人それぞれで、基本的に産業医の先生のご意見をもとに、働いていただいています。例えば、あまり残業時間が難しいということであれば、そういった形の勤務配慮を取りながら、働いていただいている方もいます。
先ほどお伝えした通り、まずご自身がどういうふうに働きたいのかをお聞きした上で、医学的な意見も含めて配慮を決めているという形になります。
重永さんは身体障がいということですけれども、何か普段職場でどういった配慮を受けていらっしゃいますか。
私は両腕が短いというところがあって、通販業務ですからサンプルで届いた重いものや何か大きな物を、撮影の時に運ぶのができないことが多いのですけど、そのあたりは入社の段階から人事の方にお伝えしていて、社内でも共通認識になっています。
もちろん、そういったところを若手だから積極的にやらなきゃっていうこともあるんですけど、そこは配慮というか免除という形で、仕事ができているかなというふうに思います。
ありがとうございます。
あとは、本当にいろんな障がいをやっぱりお持ちの方、ご覧になっていただいて、私と同じような障がいを持っていても働いていらっしゃいますでしょうかというご質問が、比較的多いですね。聴覚障がいをお持ちの方からも、ご質問が届いています。
もちろん、聴覚障がいの方も働いていらっしゃいます。今日も字幕がついていると思いますが、私達が最近社内の会議や打ち合わせで使用しているオンラインツールは、字幕を使うことができます。
打ち合わせの際は、これまで以上に文字情報をすぐ見ることができるようになりましたので、そういった意味ではコミュニケーションがとりやすくなっているかなと思います。
在宅勤務の時も、チャットなどで職場と連絡取るのが普通ですよね。
そうですね。
なので、聴覚障がいだからといって、すごくコミュニケーションが難しいというような、職場環境にはなっていないと思います。
そのほか、障がいに対する社内の雰囲気をお聞きしたいということです。
重永さん、普段社内で何か感じることはありますか。
結構、障がいを持ってある方と、一緒に仕事をすることが意外と多いです。
例えば、聴覚障がいを持っている方がいるから、この会議はこういう進め方をしたいっていう通知が事前にあって、みんなでそれをすぐ受け入れて、他部署であってもそういったことを受け入れて、スムーズに会議や業務が進むっていう環境は、すごく定着しているなっていうふうには感じます。
それは聴覚障がいの方がいるから、事前に資料を提供しようとかそういうことですか。
そうですね。本人が私はこうこうこうだから、事前に資料が欲しいですっていうことを言っていただいて、それをお渡しして会議がスムーズに進むという感じです。
ありがとうございます。やっぱりジャーナリズムを土台とする会社なので、多様性をとても大事にしているということは、社員一人一人にかなり根付いているんじゃないかなと思います。障がいのある方が社内にいることが普通のことになってほしいというような、そんな感覚を持ちながら働いている人が多いかなと思いますので、雰囲気としてはそういったところですかね。
重永さんへの質問で、資格の取得をしたっていうふうにお話されていましたけど、どういう資格をお取りになったんですかっていう質問が来ています。
新聞社だからこれを取ったという資格ではないんですけど、通販をやっているので、通販エキスパート検定というのがあって、そういったことを積極的に取ろうっていうところで取得しました。他には会社からウェブ解析士をやってみませんかっていう募集のお知らせがあったので、そういったものにも手を挙げて積極的に取得したいなと。今、頑張っている途中なんですけど。
どうやって、その勉強時間を捻出していますか。
朝、在宅勤務の時は通勤にかけていた時間も勉強に充てられますし、出社した時は会社の帰り際にカフェに寄って勉強とか、そういった形で時間を作っています。
すごいですね、本当勉強熱心ですね。
他には、いくつか転勤についての質問もいただいています。
事務所は4社制をとっていますので、採用に当たって特に勤務地限定という形で募集をしているわけではありません。転勤するということは、長いキャリアの中で可能性はあるかと思います。
ただ、ご自身の希望に背いてまで、転勤が行われるということではないので、実際に入社いただいた際、勤務地の希望があるようでしたら、上司と話す機会というのを年2回設けていますので、そういったところでお知らせいただいて、調整していっていただければいいかなというふうに思います。
そろそろ予定されていた時間が参りましたので、ここでちょっとまだいくつかご質問あるようですが、全ての質問にお答えできず申し訳ありません。時間の都合上、今日はここで終了させていただきたいと思います。
本日は、たくさんの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
では最後に、重永さんから改めて一言いただきたいと思います。
この時間で、少しでも朝日新聞社で働くことに興味を持っていただけたら、大変嬉しく思います。
これから就職活動がより本格的になって、授業などとも両立が大変になるかと思いますが、納得のいく会社とマッチングができるように、粘り強く頑張ってください。
ご視聴いただいた皆様、本日はありがとうございました。
ありがとうございました。

- NHK(日本放送協会)
- 放送
- 3/4配信
皆さんこんにちは。就活本当にお疲れさまです。ここからはNHKの採用について説明したいと思います。よろしくお願いします。
私は人事局の大久保といいます。元々は番組を制作するディレクターで、世界遺産とか地球イチバンとか海外紀行ドキュメンタリーをやっており、後に広島局に異動して原爆の被害に向き合うドキュメンタリーを多く手がけてきました。その後は東京の制作局に戻ってきて「あさイチ」という朝の情報番組のプロデューサーになり、華大さんと近江アナウンサーの3人でお送りしていました。その後人事局に来て、2020年から採用担当をしています。
チャットを早速いただいておりますが、質問があれば時間の許す限りお答えしようと思いますのでぜひお寄せください。
今日お話する内容は公共メディアNHKの姿です。皆さんが想像しているNHKと少し違うかもしれませんが、その辺りも最新の情報をお伝えします。あとは求める人材像、そして働き方についてご説明したいと思います。
皆さん、NHKというとどんなイメージをお持ちでしょうか。チャットに書き込んでいただいても構いません。大河ドラマとか朝ドラとか報道ニュースとかいろいろなイメージがあるかもしれません。少し硬いというイメージを持たれていることも多いかなと思います。多くの方がテレビとかラジオとかの番組という印象を持っているでしょう。確かに紅白歌合戦や大河ドラマもありますね。教育番組、News。ありがとうございます。放送に関わるコンテンツを制作している組織というイメージをお持ちかもしれませんが、今のNHKは放送という言葉だけでは括れなくなってきています。
我々公共メディアは新しいNHKの進化を掲げて取り組んでいます。公共放送から公共メディアへと進化しようとしています。届けるコンテンツとしては引き続き多様で質の高い良いニュース、報道、そしてエンターテイメントまでを届けようと思っていますが、届ける先を広げていこうとしています。テレビ、ラジオにこだわらず、皆さんがお使いのスマートフォンとかパソコンとか、そういったところに正しい情報、質の高い情報、信頼される情報を届けていこうということで一丸となって取り組んでいます。
公共メディアが民間のメディアと何が違うのかというと、社会課題に向き合うべき責任と使命があるというところが一番だと思います。例えば左下の公共メディアキャンペーンで言うと、引きこもりの問題とかコロナとか大きな社会課題があったときにそれをどう乗り越えていくかというところについて、いろいろな番組でスクラムを組み、番組だけではなくイベントも連動した形でキャンペーンを持ち、多くの人たちにその課題について考え、解決するヒントを届けていこうとしています。
この中で一番上のところ、教育のコンテンツが不足している、家庭で学べるコンテンツをということでNHK for schoolというアプリを発信しています。それを、おうちで学べる手立てにしていただいたりしています。
8 K技術も開発しており、エンターテイメントだけではなく、震災以降は劣化が激しい記録の保存にも活用しています。私自身も広島で原爆の資料を8 K で高精細に記録して、番組を作るだけではなく、平和資料館、市の資料館と共有して、永久に残そうと取り組んでいました。こうしたものはお金儲けという視点ではなく、社会課題、社会に対する責任としてNHK取り組んでいる事業の一つです。
もう一つ、全ての人たちへ情報を届けたいと、障害のあるなし日本人か外国人かに関わらず、必要な情報をお送りしています。災害時などは正しい情報や正確な情報を早く届けるという取り組みをしています。手話ニュースなども毎日放送しており、聴覚に障害がある方にも正確なニュースを届けています。
それらを届けるネットワークとして、NHKには全国に54の放送局、都道府県の数よりも多い拠点があります。そこで地域の情報を隅々まで拾い上げていくことができますし、世界に目を向けると、海外にも29の取材拠点があります。そこで現地の様子を取材したり逆に世界に向けて発信したりと、地域から世界までが自局のネットワークで結ばれているというところが、NHKならではの強みかなと思います。
先ほどお伝えしたように放送だけではなくデジタルコンテンツにも力を入れています。
オリジナルのプラットホームもNHKプラスとか、NHKニュース防災のアプリなどがありますので、皆さんも何かお使いになったことがあるかもしれません。
さらに、他社のプラットフォーム、YouTubeとかLINEニュースとかTVerとか、Noteなどにも展開しています。Noteでは取材したディレクター記者の裏話とか、どんな思いでその番組を作ったのかとかがわかるようになっていますのでぜひご覧いただければと思います。
今言ったような形でNHKは多様なコンテンツを発信していますが、ニュース報道だけではなく、ドキュメンタリー「プロフェッショナル」とか大河ドラマとか、教育系の番組、「ブラタモリ」という教養系の番組なども幅広く制作しています。
公共メディアが進化する中で、もう一つの強みがテクノロジーです。NHKには放送技術研究所という日本で唯一の放送に特化した研究機関があり、そのラボで様々なものを開発しています。8 Kの超薄型のモニターや、オリンピックなどスポーツの競技が臨場感を持って伝えられるような撮影、音声の収録技術などを開発しており、それを現場で使ってみてブラッシュアップします。そのような循環で技術を開発できるのがNHKの持っているリソースの強いところだと思います。ちなみに2024年にはJAXAと共同で火星衛星探査機に8 Kのカメラを搭載することになっていますので、もしかしたら火星の高精細の映像が日本に届けられるというところでお役に立てるかもしれません。
こうした技術は壮大なことに使っているだけではなく、ユニバーサルの技術にも使われています。手話通訳士さんの動き、手の動きや表情をモーションキャプチャーで捉えて手話を再現できるというCGを実用化しており、情報が届かない方たちにも丁寧に情報を伝えていくとことの一助になっています。
ここまではNHKの強みについてお話しました。ここからはどのような仲間を求めているかという話をしていきます。
NHKの採用はあなた×NHK=無限大というキーワードで進めています。
先ほど掲げたい強みはNHKが独自で築いてきたというよりも、受信料で築き上げてきた公共財でもあると我々は思っています。こうした公共的なリソースをどう活用していけばもっと社会に役立てるのか、もっと世界を良くより良くできるのかというところに、あなたが関わってほしいと思っています。まだまだ使えるリソース、公共財、NHKの強みは、もっともっと使って視聴者に還元するべきだと思っています。
そのようなNHKをたっぷりと活用してくれる仲間たちを求めています。皆さんにはいろいろなアイディアとか、問題意識とか、このようなことをやりたいという夢、大切にしている軸。教育福祉をやりたい、もっと人の役に立ちたい、地域を良くしたいなど、皆さんの気持ちや個性をこの公共メディアという幅広いフィールドで活用していただいて、輝いていただく。これを公共メディアプロ人材と呼んで、人材像として掲げています。あなたにしかない個性や情熱で、公共メディアというフィールドで化学反応を起こしてください。そのときに無限の可能性が広がるのではないかと期待しています。公共メディアプロ人材は今、学生の時代にプロの人材である必要は全くありません。これを目指していただける仲間を求めているというところです。
我々は4つの姿勢を重視しています。
公共性。これは難しい言葉ではなくて、誰かのために地域のために社会のために世界のためにと、自分のためではないという視点がある方です。
次世代メディアの進化。放送だけではなくいろいろなメディア環境の変化に柔軟に対応できる方です。
専門性。これは、記者、カメラマン、技術などいろいろな専門性を磨いていくことにワクワクできる方です。
主体的なアクション。NHKは全員が等しく提案性で、一番の提案書で様々な企画ができます。ですから、受身の姿勢ではなく自分の提案をいつも持っている方です。主体的にチームの中で取り組んでくれる、主体的なアクションというものがあるという方に、ぜひ仲間になってほしいです。
下の方に、3つの働き方20の業務・専門性とあります。
4つの姿勢をベースにして皆さんに求めた上で、それぞれの働き方や専門性を選んでいただくことになります。
働き方はご覧の3つです。
全国職員、地域職員、デジタル職員の3つから2つまで希望を選ぶことができます。全国放送の放送局に転勤しながらキャリアを重ねるか、一つの地域にこだわって深く地域に根ざして働くか、デジタル部門のサービスを牽引する役割を担いたいかという3つから選んでいただくことになります。
全国職員というのは、これまでのNHKのイメージと同じですが、全国の放送局、先ほど言った54局、あとは29の取材拠点に転勤を重ねながら、専門性を深めていくという働き方です。ずっと一つを専門でやっていくというやり方もありますし、最近ではジョブトライアルといった多職種を経験することも積極的に進めています。そういったところで専門性の幅を広げていきキャリアを分けるような形になっています。
もう一つ、これはあまりイメージがまだまだ定着してないかもしれませんが、NHKは地域職員という制度にも力を入れています。これ一つの地域を特定していただいて、基本そこの地域に根ざして働いていただくという形です。軸となる専門性はアナウンサーと記者とかを持っていただくのですが、プラスアルファのジョブローテーションといって、いろいろなマルチスキルを磨いてくことになります。その地域の総合的なプロデュースを担うような人材になっていただくという働き方です。
もう一つ、デジタル職員です。デジタルのサービス展開というのは職員全員が関わる時代になっています。ただし、このデジタル職員は、特にNHK、これから生まれたばかりのデジタルの分野のお仕事を牽引してリーダーシップをとっていただくというものです。こうした働き方をしたいという方はデジタル職員を選んでいただくことになります。それぞれの働き方はホームページにも詳しく載っていますので、ぜひ参考にしてください。
その上で20の業務の専門性があります。この専門性については後ほど説明しますが、働き方、全国職員、地域職員、デジタル職員それぞれに合わせて希望する業務を3つまで選んでいただきます。
例えば、ニュース取材や調査報道、つまり記者です。リポートや実況、司会など言葉で伝える、これはアナウンサーです。コンテンツ制作はいろいろな分野があると思いますので、自分が興味のあるもの、情報系なのか教養系なのか音楽ドラマなのかというところも選んでいただきます。そして、マネジメント系の業務もたくさん選べます。視聴者リレーションは、視聴者とのコミュニケーションやイベント事業などに関わる仕事です。コンテンツ展開という仕事もあります。技術の方は、システムを支える技術とか放送に関わる技術とかです。一番下では、デジタル系の業務が選べるようになっています。
NHKでは、1人1人の多様性も大切にしています。多様なコンテンツを生み出すというのはもちろん大事ですが、生み出す私達の多様性も問われている時代だと思います。
ですから、ジェンダーや商談に関わらず、多様な個性や価値観を持つ発信者を求めています。例えば、NHKでは聴覚障害のあるディレクターも大活躍しています。自分の聞こえないという特性を生かして聞こえない世界というのはどういうものかという番組を作っていただいたこともあります。全く障害に関わらず、エンターテイメントやドラマの番組で活躍している方もいらっしゃいます。1人1人に多様なコンテンツがあると申し上げましたが、それだけ1人1人の個性を生かせるフィールドがあるということになると思います。
次に、制度についても簡単にお話していきます。
番組作りというと長時間の勤務かなとか、過酷な職場かなというイメージがあるかもしれません。確かに、災害報道とか緊急の事件事故とかに対応する場合は、みんなで一丸となって長時間労働をすることもありますが、それが続かないように交代で休みを取るなど長時間にならないシフトを組んで対応しています。2017年からは働き方改革をより力を入れてやっていますので、ワークとライフのバランスの取れた仕事が可能になっています。
多様な働き方としては、フレックス勤務とかクリエイティブ休暇とか、これは土日合わせると年間で最大9日間の連続の休暇が取れることもあり、海外旅行をして知見を広めることなどもできます。
コロナ渦で大きく進んだことの一つに、リモートワーク制度があります。通勤時間削減のためにもリモートワークを利用しており、現場でもリモートで試写をするなど、番組制作においてもかなり活用が進んでいます。
もちろん子育てや育児との両立というものを進めています。男性女性に関わらず、休暇が取得しやすいような制度が充実しています。まだまだこれから実施していくべきものがたくさんありますが、できる限り制度を整えているところです。多様な性のあり方については、勉強会などを重ねながら、職員の多様性、多様なコンテンツの発信に力を入れています。
次は定期採用の流れです。
3月1日からオープンしておりますので、マイページに登録いただき、エントリーシートの入力をお願いしたいと思っています。エントリーシートはウェブで受け付けています。4月7日の午後2時が締め切りですが、その間際はサイトが混雑しますので、ぜひ余裕を持って入力をお願いしたいと思います。詳しくはNHKの採用ホームページに載っていますので、ぜひ参考にしていただきながら、関心がある方はマイページ登録をお願いします。
エントリーシートの入力内容には、NHKを志望した理由などがあります。なるべく具体的に、公共放送でこんなことしてみたいというところまで書いていただければと思っています。最後の自由記述欄は皆さんの個性が見える大事なところだと思いますので、これだけは伝えたいということなら何でもいいですから、気取らずに書いていただければなと思っております。
これからのイベントのご案内です。3月8日の水曜日にはNHK主催の採用説明会があります。3月14日には、先ほどご説明した地域職員の説明会があります。3月29、30日にはNHKには20の業務があると言いましたが、実際にどのような仕事なのかを先輩たちが紹介します。いずれもオンラインで開催しますので、地域の方も参加しやすいと思いますので、ぜひマイページからお申し込みいただければと思います。
さらに我々人事担当が、まだ間に合うNHKのエントリーということで、オンラインで適宜質問会をして皆さんの疑問にお答えするような会もやりたいと思っていますので、ぜひご参加ください。
NHKでは採用ツイッターもやっています。これは採用ホームページと連動してやっており、こちらは少しカジュアルな感じで2年目、3年目、時には新人の働き方などの情報が載っています。どのようなタイムスケジュールで働いているかや、若手職員たちの素顔が見られるようなものになっていますので、ぜひこちらもフォローいただければと思います。
ここまで駆け足でしたが、あなた×NHK=無限大というキーワードでNHKが求める公共メディアプロ人材とはどのような人たちかをお伝えしてきました。エントリーの締め切りは4月7日午後2時となっていますので、ぜひ多くの方に挑戦していただければと思います。
私の説明はここまでで、これからはいただいた質問にお答えします。
チャットの方もありがとうございます。「幼い頃NHKのセンターみたいなところで体験をしたのを覚えています」、ありがとうございます。
「デジタル職員として地域で仕事をさせていただくことはできますか」
デジタル職員として地域で仕事をしていただくことはもちろんできます。スタートしたばかりですからデジタル職員は本部であるNHK渋谷のいろいろなセクションで働いていますが、これからは地域でもどんどん仕事が出てくると思いますので、地域での働き方にデジタルを加えていくということはもちろん可能です。今のところ本部勤務が多いという状況ではあります。ありがとうございます。
もう一つの質問です。「地域職員の場合、その県内での異動があるというイメージで合っていますでしょうか」地域職員は、特定した道府県、東京とか横浜とか埼玉とか千葉とかは指定できませんが、それ以外の道府県を指定することになります。その道府県のあるブロック、例えば広島局で言えば、限定的ではあるものの中国ブロックの中の異動はあります。ただしもその特定した道府県に広島を指定したら一度異動してもしばらく経ったらまた広島に戻ってくるという働き方になります。拠点が広島ということになります。
異動も本人にとってそれが成長に繋がるとか、違う経験をしてもらった方がいいだろうとかいう場合なので、基本的には特定した道府県で働けるという働き方になっています。
ただし北海道の場合は、北海道という指定になりその中でいろいろな地域に行くという可能性はあります。
地域職員には今本当に力を入れており、若い方でも、故郷で働きたいとか、私がいた広島のように原爆や戦争や平和といったテーマで場所を選んで働きたいとかいう方も多くいらっしゃいますので、出身地でなくても大丈夫です。ただし、その地域に根ざすということになるので、数年レベルで行きたいなっていうことではなく、どっしり根ざしてそのテーマに向き合いたいという方が地域職員に向いていると思います。
全国職員の場合、転勤の頻度はどれくらいですかというのもよく聞かれますが、人によって変わるので一概には言えないのですが、年に最低2回は上司との面談をきちんとやります。自分はどういうキャリアを歩みたいのか、それにはどのようなことが必要かを上司と話し合います。次の展開、場所、業務について、本人の成長や公共メディアにとって何が良いかを議論しながら決めていく形になっています。
「わりとバラエティーもおもしろい」など、いろいろなリアクションいただきました。バラエティーには意外と生放送もあります。多様なコンテンツがあり、働いている職員も本当に個性豊かです。多様なコンテンツを制作する多様な人たちの集団ですので、皆さんの個性が必ず活かせる場所があるはずです。
4月7日のエントリー心からお待ちしていますので、どうぞよろしくお願いします。
それではここまでご清聴いただきありがとうございました。

- 大塚商会【障がい者コース】
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皆さん、こんにちは。
今日は、大塚商会の時間にセミナーを聞いていただき、ありがとうございます。
まず、自己紹介をさせていただきます。
今日説明を担当する、大塚商会で障がいをお持ちの方を担当している鮫島といいます。
今日は、皆さんよろしくお願いします。はい、たくさんのチャットありがとうございます。
初めましての方も、そうじゃない方もいらっしゃると思いますので、最初、簡単に自己紹介をさせていただきます。
私は、普段、大塚商会で障がいをお持ちの方の採用担当として、特に新卒の部分を担当しています。具体的な仕事としては、こういったセミナーの登壇とか、あとはこのあと紹介する説明会、その後の面接、入社後のフォローなど、入社前後をずっと担当していきますので、今日をきっかけに、大塚商会のイベントに参加いただく方と長く接点が続いていくと思います。今日は、ぜひ顔と名前を覚えてくれたら嬉しいなと思っています。今日は限られた時間にはなりますが、私の方から大塚商会のこと、そしてその後のイベントについて話をしていきますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいと思っています。
今日、私がお伝えする内容を最初にお伝えしておきます。
全部で四つのテーマについて、皆さんにお話できればなと思います。
まずは、会社全体の話からさせていただければと思います。よろしくお願いします。質問がある方は、ぜひ質問のところから、いろいろと聞いていただければ、最後に時間の許す限り、お答えしていきたいと思います。
まずは、ちょっと私から皆さんに質問なんですけども、皆さん、大塚商会と聞くとどんなイメージがありますでしょうか。
はい、おそらく多くの方がこのスライドのイメージを思い浮かべたんじゃないかなと思っています。これは大塚商会が流しているテレビCMです。何についてのCMかというと、大塚商会のネット通販サービスに関するCMです。皆さん、「たのめーる」って聞いたことありますかね。多くの方が大塚商会と聞くと、「たのめーる」をイメージしていただけるので、大塚商会はネット通販の会社とか、あるいは文房具屋さんとか、そういったイメージを持たれていることが多いんですけども、実際は、ITをメインにビジネスしてる会社です。
最近では、こういったDXとか、あとはオフィス丸ごとっていうことをテーマにしたCMも流していますので、見たことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今日は、大塚商会を「たのめーる」だけの会社じゃないよってところを、最初にお伝えしていければと思っています。
では、具体的にITでどんなことをやっているのかが、今見ていただいているスライドです。いわゆるDXを図にしたスライドになります。
大塚商会は、ただ闇雲に、例えばお客さんの事業をIT化する、デジタル化するということではなくて、お客さんがどうなりたいかということをまず聞いて、そこに合わせた解決策を、特にIT中心に提供している会社です。
例えば、今もかもしれませんけど、コロナがかなりリスクとして大きかったので、在宅ワークしたいけどセキュリティが心配だなとか、あるいはそもそもやっぱり在宅を増やしていきたいなとか、リモートで仕事できたら便利だなとか、いろいろなお客様の要望や課題がありましたので、お客様のニーズに合わせて、ただ一部をデジタル化するということだけではなく、ビジネスの仕組みそのものを、お客様にとって価値のある形でIT化していくということ、いわゆるDXを大塚商会はやっている会社です。
こういったこともやっておりますので、皆さん割とあの「たのめーる」中心の会社かなと思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、売上高で見ていただくと、8割近く77%がITで売り上げている会社になりますので、このグラフからも大塚商会はITメインの会社なんだなということが見ていただけるのではないかなと思います。
ただ、「たのめーる」も大塚商会にとって非常に大事なビジネスになりますが、今日は「たのめーる」だけの会社じゃないというところを、皆さん認識してください。
はい、大塚商会が大事にしている部分も皆さんにお伝えしておきたいと思います。
大塚商会では、ITを使ってオフィスを元気にしていきたいということを大切なミッションとして掲げています。その前提として、皆さんB to Bって聞いたことがありますでしょうか。
大塚商会では、ビジネス to ビジネスで、企業とか法人のお客様に対してビジネスを行っています。
そこで、大塚商会としては、ITという手段を使ってお客様企業を元気にしていくということをミッションとして掲げています。もっと踏み込んだ話をさせていただくと、今のところ日本国内の企業に軸足を置いて事業を進めています。なので、このITという力を使って、日本を元気にしていきたいということを大事にして事業展開している会社になります。
そういったところに共感いただける方に、ぜひ大塚商会のイベントに参加いただけたら嬉しいなと思っています。
ミッションに関しては、先ほどお伝えした通りですので、具体的にどんな会社なのかという点を少し数字などを用いて話をしていきたいと思います。
まず、創業が1961年7月です。IT業界と聞くと皆さん新しい会社かなとイメージするかもしれないんですが、大塚商会は業界の中でも老舗の部類に入る企業になります。
それから上から四つ目の上場区分のところを見ていただきたいのですが、大塚商会は日本で一番大きな市場になるプライム市場というところに上場しています。
それから、社員数は単体で7524名、グループ全体で9208名の会社です。これは、2022年12月昨年末時点の決算の数字で、最新の公表している数字になります。
ここ皆さん気になっているところかなと思いますが、この中でどれだけ障がいをお持ちの方が活躍しているのか、働いているのかという部分も少し補足しておきます。
大塚商会7524名で、単体で働いていただいていますので、その内の大体150名前後という方々が何らかの障がいをお持ちで働いている社員の数になります。特に大塚商会の特徴としては、障がいのあるなしに関係なく働いていけるフィールドをつくろう、働いている会社だということを伝えているので、そこを示す一例としてお伝えするのが、150名前後のうちの大体半分近く、今で言うと70名前後の方が、役職に就いて活躍しています。
こういったところからも、大塚商会では障がいのあるなしに関係なく働いて、自分でキャリアをつくっていける会社なんだなと、皆さんに実感いただける部分かなと思っています。
はい、売上高については、大塚商会単体で7676億、グループ全体で8610億円の会社です。
ちょうど1年前の2021年12月時点での決算が、グループ全体で8400億とか、8500億いかないぐらいだったと思います。なので、その頃から比べても、売り上げも伸びている会社になります。堅調に経営ができている会社というところで、皆さんもご安心いただければと思います。
それから事業内容に関しては大きく二つです。
まず、システムインテグレーション事業といって、ざっくり説明させていただくと、お客様の課題に合わせてITを提供する、ITを購入いただくビジネスが、このシステムインテグレーション事業です。
で、その後のフォローも大塚商会ではやっています。
例えば皆さん、IT機器を使って、今日は調子悪いなとかネット繋がらないなとか、いろいろ経験あると思うのですが、そういった購入いただいた後のトラブル対応や、あるいはちょっと高度なIT機器だと使い方わからない方もいらっしゃいますので、そういった企業、法人の担当者向けの教育支援もやっています。
このように大塚商会のやっているビジネスとしては、ITを売ることそれだけではなくて、売った後のサポートということもやっています。アフターフォローまでしっかりやっている会社というところを、今日、皆さんに認識していただけたら嬉しいです。
図にすると、大塚商会でやっているビジネスは冒頭でお伝えした通りです。
企業のいわゆる要望とか課題、ニーズに対して解決策を提供していく会社ということで事業をやっていますので、業界の中ではソリューションプロバイダという部類に入る会社になります。そこで、今日は企業研究の一環として、このソリューションプロバイダというワードも頭の片隅に置いていただけたら嬉しいと思います。
で、ちょっと同業他社の話にも少し触れておきます。
同じようなビジネスをやっている会社が、当然、世の中にはいくつかあります。大きく四つ分類されます。
詳しくは説明会のときに話をしていければと思いますが、大塚商会はこの四つの分類の中で独立系と呼ばれる会社です。
独立系のソリューションプロバイダあるいは独立系SIerとして世の中では認知されていますので、この部分もぜひ知っておいてください。
独立系の意味合いとしては、親会社を持たずにSIerとして、ソリューションプロバイダとして経営している会社ということになります。大塚商会は親会社を持たずに、自由度高く経営している、そんな会社です。
業界中の立ち位置にも、少し触れておきます。
大塚商会は業界2位の会社になります。こういった規模感も、皆さんに今日、知ってもらえたら嬉しいです。
では、ここまで大塚商会を主語にして話をしてきましたが、ここから同業他社と比べたときの強みというところを、皆さんにお伝えしていきたいと思います。強みを語る上でのポイントとしては、誰に向けてビジネスをやっているのか、何を提供しているのか、どのようなサポート体制、事業戦略で経営しているのか。
この三つの観点で差別化のポイントを解説していきたいなと思います。
まず誰に事業を展開しているかということですが、結論から言うと日本国内の会社であればすべてターゲットにできる、ターゲットにしている、そんな会社です。
ちょっと同業他社さんの事例で言うと、ある程度お客様の業界を絞って、例えば小売り系の企業に対してシステムを売りますとか、そういう専門性を高めてビジネスやっている会社が多いですけど、大塚商会はそれはやっていません。日本国内の会社であれば、企業規模、業界問わず、すべてのお客様を対象にビジネスをやっています。
その分、ビジネスチャンスが多いというところは、大塚商会の特徴、強みの一つになるんですが、どれくらい多くのお客様と今お取り引きしているのかというところを少し話しておきます。
今、大塚商会のお客様の数は120万社以上ということです。日本国内には、300万社から400万社ぐらい企業があると言われているので、そのうちの3社に1社、4社に1社ぐらいの割合で何らかのお取引をしている会社だと思っていただけることは、このインパクトのある数字で、皆さんも理解していただけるかと思います。
では、なぜお客様を選ばずに、これだけ多くのお客様とお取引させていただけているのかということが、次の差別化を図っているポイントです。大塚商会が何を売っているのかというと、ITに関するさまざまなメーカーの、いろんな分野の商品を取り扱っているところが強みです。この中の、特に何が強いのかというと、取り扱いのメーカーの数と商品の数が、同業他社と比べたときに、とにかく多いというところになります。数としては今、提携しているメーカーさんが大体2000社以上、国内外合わせています。
それから、商品数でいうと今100万点以上の商品を取り扱っています。これだけ多くの選択肢があるので、いろんなお客様のニーズに合わせた商品が提供できる、解決が提供できる。なので、お客様を絞らずにビジネスが展開できるという点に繋がってくるということ。こういった総合力も大塚商会の強みです。
それからサポート体制で差別化を図っているのもポイントになります。結論から言うと、ワンストップソリューションという戦略、サポート体制で差別化を図っています。
どういうことかというと、同業他社の会社の事例で言うと、システムを作ることはやります。その後のトラブル対応は他の会社に任せます、といった形で分業制を敷いている会社も多いです。その中で大塚商会はというと、お客様を最初に訪問してから提案をして、システムをつくって、導入していただいて、サポートする、こういった一連の流れを全部一社でやれるところが大塚商会が差別化を図っている三つ目のポイントになります。
お客様からすると、大塚商会から何か購入すれば、何かあってもまた大塚商会に任せられる
わけで、これは非常に便利なんですね。
なので、大塚商会はこういったワンストップソリューションという体制戦略を用いて、一社のお客様を売って終わりにするのではなくて、その後のアフターフォローまできめ細かくやらせていただいて、長いお付き合いを目指していくことを大事にしている、そんな会社になります。
はい、ここまで差別化を図っているポイント、強みを三つの観点でお伝えしてきましたが、ちょっとまとめます。一つ目の差別化のポイントが、大塚商会はお客様を選ばずに、そしていろいろなメーカー、それから商品を取り扱っていて、最後にワンストップでお客様対応ができるというところが大塚商会の強みになります。ここはですね、大塚商会を選んでいただいている、理由の三つかなと思っています。
ここまでいろいろと会社のことを中心に話をしてきましたが、職種のことも少し触れておきたいと思います。詳しくは説明会でやりますので、今日は概要の部分のところを皆さんにお伝えできればと思います。
まず、大塚商会の職種としては、大きく三つあります。
営業、技術いわゆるSEですね、そしてスタッフ職、これ事務職になります。この三つが力を合わせて役割分担をして、大塚商会の事業を動かしているということになります。
障がいをお持ちの方の採用で少し補足をさせていただくと、まず大塚商会では、例えばこの障がいだからこの職種は無理ということはやっていません。
まずは皆さんの希望に応じて選考する職種を決めていただいて、選考に進んでいただくことをやらせてもらっています。いわゆる職種別採用です。
ただ、配慮サポートができるかという観点で話をさせてもらうと、若干職種によってどこまでできるかはばらつきがありますので、詳しくは説明会で話をできればと思います。
今日は、この中でも特にスタッフ職、いわゆる事務職について、例年、障がいをお持ちの採用方向けの採用をやっていると、希望者が多い職種になりますので、ここで役割を今日少し詳しく話をしていければと思います。
スタッフ職の役割としては、営業職とか、SE職、技術職の方達は基本的にお客様先に行っていることが多いので、大塚商会のスタッフ職、事務職の方は、基本的に会社に残って、営業職の方、SEの方が安心してお客様対応できるようにサポートしていく、支えていくことが役割です。
いわゆるその縁の下の力持ち的な大事な役割を担うのがスタッフ職のメンバーになります。
仕事の中身としては、例えば商談や提案中、いわゆる営業のプロセスをサポートしていくそういった職種があったりとか、あるいは発注作業とか納品管理、請求管理といった、受注後のところを中心にサポートしていくスタッフ職の方がいたり、また電話で常にお客様対応して支えていくようなポジションもあります。
今日、皆さんに知っていただきたいのは、いろいろな働き方があるということで、今日お伝えさせていただきます。スタッフ職に興味のある方はもちろん、それから営業、SEに興味ある方も、ぜひ大塚商会の説明会に参加いただけたら嬉しいなと思っています。はい、詳しくは説明会でご説明しますので、よろしくお願いします。
はい、終盤ですね。ここからちょっと大塚商会の社風と制度について話をしていこうと思っています。まずは、社風のところですが、大きく二つお伝えします。まず一つ目が、障がい者採用で入社いただいた後、特に、手前味噌ですけど充実したサポート体制ということで、いろいろな制度をご準備させていただいています。入社前はもちろんなのですが、入社した後も、定期的な面談などを通して、悩みとか不安を解決できるように常にサポートしていく体制を取っています。不安に思っている方がいたら、そこはご安心ください。
その上で、配慮はさせていただくのですが、フラットに働いていただける、そんな環境かなと思います。障がいのあるなしに関係なく、評価制度も一律です。しっかりと仕事に取り組んでいただいて、結果を出していけば、自分にしっかりとそれが還元されていく環境です。
冒頭でお伝えしましたが、障がいをお持ちの方で働いている社員のうちの、半数近くが役職に就いて働いているところからも、この社風の部分を、皆さんにも実感いただけるかなと思います。充実したサポート体制、そして配慮あるいはフラットな環境というところを、ぜひ皆さんも知っていただけたら嬉しいです。
はい、そしてもう一つ、研修のことにもちょっと触れておきたいと思います。
なぜ研修のことに触れるかというと、やはり今の時期、ITはちょっと難しくて不安だなとか、パソコンとかあんまり触ってなかったけど大丈夫かなとか、例年、そういった質問が多く寄せられます。なので、この教育制度のところに少し触れておきたいです。まず、大塚商会は入社前から、本当にゼロから研修をさせていただきます。いわゆる内定者研修です。
ここでITの基礎の「基本のき」のところから皆さんにレクチャーさせていただきますので、今、全くITがわからないとか、パソコンあんまり触ったことないという方も、全然問題ありません。あまり心配せずに、まずは説明会に参加していただきたいと思います。
ただ、働く上では必要になってきますので、ここのギャップはこの内定者研修で「基本のき」のところから埋めていくことで、戦略的にやらせてもらっています。入社した後も、皆さんのご認識の通り、IT業界はスピードが速いです。なので、定期的に知識のブラッシュアップ、スキルのブラッシュアップができるようにずっと研修は続いていきます。そういった環境だから安心してねというところを、今日この場でお伝えさせていただきます。
ではここまでいろいろと話をさせていただきましたが、ちょっと今後のイベントについて、先に話をさせていただいた後に、最後に、皆さんからの質問にお答えしていければと思います。塚商会では、オンラインの会社説明会を予定しています。日程としては、まず直近が、3月9日木曜日です。二つ目の日程が、4月6日木曜日となります。だいたい月1回程度の頻度で開催予定なので、まず3月9日が空いている方は、ぜひ予約していただいて、もう予定が入っている方は4月6日に、ぜひご参加いただければと思います。時間帯としては午後2時、14時から15時半の90分間の予定です。内容としては、今日より一歩踏み込んだ会社説明と細かい職種の説明、そして先輩社員も来ての質疑応答といった形を予定していますので、ぜひ大塚商会、もっと言うとITに興味ある方は、ぜひ参加していただければと思います。
予約の方法は、マイナビさんからぜひ予約してください。マイナビさんの方から予約していただいて、大塚商会のホームページからも、内容確認いただきますので、興味のある方はぜひホームページをチェックしていただけたら嬉しいと思います。ここまでバーっといろいろと話をしてきましたが、もともとお伝えしたかった内容に関しては以上になります。
質問をいくつかいただいているので、最後にお答えしていきたいと思います。
まず一つ目の質問として、「入社後に取得する資格などありますか」という質問をいただいています。これ説明会で話そうかなと思っていたんですけど、まず入社前に、大塚商会では、実はとっていただく資格があります。それは何かというと、「ITパスポート」って皆さん聞いたことありますかね。このITパスポートという資格を必ず入社前に取っていただきますので、資格取得に興味がある方は、ぜひ今の段階からこのITパスポートの準備をやっていただけたらと思います。インターネットで無料で対策できる資格なので、ぜひ早めに対策してください。入社後の資格の話をさせていただくと、資格取得支援制度があります。その中で取得を推奨している資格がいくつか定められていますので、資格に興味ある方は、まずは推奨している資格というところから確認してください。これは大塚商会のホームページにも記載があります。そこを確認いただいて、そこの資格中心に見ていただくといいかと思います。評価にプラスされたり、持っていれば手当に加算されたり、ということになります。そこの内容をまず確認してください。
はい、いくつか質問きていますけれども、答えられる範囲で答えていきたいなと思います。
二つ目の質問に答えさせてもらいます。「なんらかの障がいを持っている社員のうち、半分程度が役職を持っていると聞きましたが、役職がない方ってどんな方ですか」ということですが、基本的には大塚商会の評価制度がありまして、基準を満たしていけば、昇格のチャンス、役職がつくチャンスがあるという仕組みになっています。当然、役職が今ない方は、シンプルに言うと基準を満たしてないということになりますので、評価に関してもいろいろな項目があるので、そこのどこかが基準を満たしていなくてなかなか上がれない方は、一定数いらっしゃるかなと思います。あとは来年の新入社員の方もですね、当然入ってきますので、そういった方に関してまずは一般社員からのスタートになります。そういった方は、もちろん役職をまだ持ってないということになります。そういった仕組みで運用させていただいています。
はい、それから「エントリーはマイナビからのエントリーだけでいいのでしょうか。大塚商会のホームページからもエントリーした方がいいのでしょうか」という質問が来ていますけれども、マイナビさんからエントリーいただければ大丈夫です。マイナビさんで説明会を予約していただければ、それでも予約になります。ぜひ、皆さんの多くの予約をお待ちしております。
では、最後の質問とさせていただきます。「説明会をエントリーした後に予約した方がいいですか」ということですね。まずはマイナビさんでエントリーしていただいてから、セミナーのところからですね、予約いただけたらなと思います。エントリーに必要な情報などは、マイナビさんの方から入力していただいて、その上で、説明会に予約していただくという流れかと思います。皆さん、ご協力をよろしくお願いいたします。
では、今日質問いただいた方、そうじゃない方、なかなかタイミングよく聞けなかった方もいらっしゃると思います。詳しくは説明会の方でも質疑応答の時間取りますので、ぜひそこでご質問いただければと思います。
では、時間になりましたので、これで今日のセミナーを終わりたいと思います。
今日は、多くの方にご視聴いただき、本当にありがとうございました。
今日の説明を聞いて、大塚商会に興味を持ちました、ミッションに共感しました、という方は、1人でも多く、次の説明会を予約していただいて、参加いただけたら嬉しいです。
はい、ではまた次の説明会でお会いできることを楽しみにしています。
今日は、皆さんご静聴いただきありがとうございました。

- 鹿島建設
- 建設
- 3/4配信
学生のみなさんこんにちは。鹿島建設です。本日はマイナビチャレンジドWebセッションにご参加いただき、ありがとうございます。建設業は、就職活動をしていく中では身近な産業や、最初に見る業界ではないかもしれませんが、ぜひ、今日のセッションをきっかけに興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは早速、私の自己紹介から入っていきたいと思います。改めまして、私は当社で採用を担当しています人事部の宮本と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。
私は2018年に当社に入社しまして、最初は東北支店、福島に配属されました。主に福島では、東日本大震災からの復興関係の仕事を担当していまして、文系出身、事務系社員として入社して、現場事務という仕事をずっとしていました。主には、お客さまとの契約関係の手続きや経理的な処理ですね。あとは損益の管理などという、現場の事務局みたいな仕事をイメージしていただけるといいと思います。数点写真がありますけれども、例えば左下は、私が同期入社したみんなで撮った写真です。右上は、私が実際に福島で担当した現場です。この辺りもぜひうちの会社の雰囲気が皆さんに伝わればいいなと思います。
では早速、建設業、そして鹿島建設のお話をさせていただきます。みなさんは建設業にどういったイメージ持たれているでしょうか。建設業は、実は人々の生活、あるいは経済に非常に大きな影響を与えている、みなさんに非常に身近な部分でも仕事をしています。例えば、みなさんが住んでいる家ですとか、あるいは毎日使っている道路、駅、そして通っている大学・高校。そういったものも実は全て建設というもの作りの上に成り立っていると言えるかと思います。さらに言いますと、我々は一つ一つのビルを作ったり、駅を作るという仕事がありますけれども、それを複合的に見ると、街作り全体も行っているとも言えるかと思います。ちなみにこちらの写真、前に映しているのは東京駅の八重洲口の写真です。もしかしたら利用したことがある方もおられるかと思いますが、この八重洲口の開発も、当社で行っています。今日の私のスライドに出てくる写真は基本的に全て当社の施工物件になっていますので、もしかしたらみなさんの地元や、身近な物件もあるかもしれません。
そんな建設業ですが、この仕事の醍醐味、面白味は何かといいますと、全ての仕事が一生に一度の大仕事だということだと思っています。我々は超高層ビルを作ったり、あるいは左下の写真のように、山を切り開いてダムを建設したり、今日はもしかしたら関西出身の方もおられるかもしれませんが、姫路城といった歴史的な建造物の補修工事も行ない、過去から未来にそのような遺産を残していく仕事もあります。やはりこのダイナミックさ、スケールの大きさというのは、建設業にしかないのではと思っています。例えば食べ物や飲み物、あるいは目に見えないサービス業も、我々の生活には必要不可欠です。ですが、建設業の特徴は何と言っても、自分たちの携わったプロジェクトがその場に残り続けて、人々に影響を与えていく、人々の生活を守っていくということが、目に見えてわかることかなと思います。
そんな建設業ですが、我々がどういったお客さんを相手に、どういったもの作りを行っているかというと、大きくは建築と土木の二つに分かれるといわれています。建築の分野は、住宅施設、商業、オフィス、工場、こういった建物を作っていくという仕事がメインになってきます。一方、右側の四つ、土木の分野は、道路、鉄道、エネルギー、ダム。こういった公共インフラを作っていくという仕事になります。非常に多岐にわたる民間の企業さまから発注を受けて、オフィスを作ったり、工場を作ったりといった仕事もありますし、国土交通省や都道府県から発注を受けて、公共インフラを作る仕事もあります。この幅の広さ、多岐にわたる仕事をしている、もの作りを行っているというのは、建設業の中でも、特に我々のような総合建設業が手がける仕事の醍醐味だと思います。
先ほどゼネコンという言葉が出ましたが、ゼネコンとは何かと言いますと、「ゼネラルコントラクター」の略語です。お客さまから「こういったものを作りたい」という発注があったときに、我々ゼネコンというのは、例えば「こういう工法を用いていきましょう」あるいは「こういう職人さんを現場に入れていきましょう」あるいは「いついつまでに作っていきましょう」という工程を考えたりという、工事全体、プロジェクト全体のマネジメントをしていくというのが我々の仕事になっています。
では我々がゼネコンとして、これまでどういったものを作ってきたかということを、少し写真も交えながらご紹介したいと思います。まずは土木の分野から言いますと、社会基盤の整備、ここに書いてありますが、橋とかトンネルといった、巨大な構造物を作っていくという、ダイナミックな仕事がございます。また空港や鉄道といった、みなさんの交通インフラを支えていく役目も土木にはあるのではと思います。そして、電力、ガス、水道ですね。蛇口をひねれば水が出たり、あるいはスイッチを入れれば電気がつく、そういう社会に私たちは住んでいます。実はこういったことができるのも、建設業がさまざまな施設を作っているからと言えるかと思います。
続いて、建築の分野です。生活空間の創造ということで、例えば住宅施設やビジネスオフィス、こちらの方が、もしかしたらみなさん身近なのかもしれませんが、建物をつくっていく仕事は何でもあるのではないかと思います。教育施設や医療関係の施設、特に我々ゼネコンが手がけるようなものは、非常に規模が大きいものが多いのが特徴かと思います。そして、文化施設やスポーツショッピングというものでは、例えば、音楽ホールだったり、美術館、スタジアムや野球場といったスポーツ関連の施設も作っています。みなさんの中には、ショッピングが好きな方もいるかもしれませんが、商業施設ですね。これも日本全国、世界でもいろいろ手がけているところです。我々の主要な事業は土木建築ではあるのですが、実はそれ以外にも、事業領域は今まさに広がっているところです。例えば不動産開発、自分たちで土地を仕入れる、あるいは行政などさまざまなところから借りて、そしてその上にどういったものを作っていくのか。マンションなのか商業施設なのかオフィスビルなのか。そういった企画をして、そして実際に作って、運用管理をしていくなかでビジネスをしていく。そういった事業です。
エンジニアリングや環境事業も我々の一つの特徴です。エンジニアリングは、例えば生産設備、食品工場や化粧品工場が最近ありますが、そういったものに対して、鹿島建設だったらこういうふうな設計施工ができます、そうすればもっと生産性が上がりますとか、もっと品質が上がりますという提案を行って、物作りをしていく事業です。
環境については最近非常に注目されていますが、風力発電やバイオマス発電、水素エネルギー関連の施設、そういったものを作っています。今日ご視聴いただいているみなさんに、ぜひ知っていただきたいと思うのは、当社の社会的使命です。なかなか、もしかしたら日の目を浴びない部分かもしれないですが、建設業は、実は皆さまの生活を守る、例えば防災だったり、災害が起きてしまったときに、その災害を復旧する、復興するという、非常に社会貢献性の高い、重要な役目を持っています。
私自身も福島にいたときは復興関係の仕事をしていましたし、2年前には東北の方で、少し大きい地震があって、そのときには東北新幹線の復旧作業に当たる仕事もありました。やはり、そういったときには、この業界の方の存在意義といいますか、建設業がいかに大切な役割を持っているかということを実感します。ここまで簡単に、鹿島建設がこういったことをしている会社ですというお話をさせていただきました。
ここからは特にその中でも、鹿島建設の建設業界の中での特徴についてもお話をさせていただきたいと思います。会社概要を前に載せていますが、注目していただきたい部分を少し取り上げていきたいと思います。
まず鹿島の創業からの歴史を見ていきたいと思いますが、鹿島は1840年、江戸時代に創業いたしました。元々は江戸の町の大工の集団として発足し、大名さまのお屋敷を作る、そんな集団だったと言われています。時代が進み、横浜が開港の時代を迎え、外国人が、たくさん横浜に来たときに、鹿島も横浜に進出しました。そして、主に洋館建築を多く手がけると、「洋館建築の鹿島」というふうに名を上げていきました。
さらに時代が進みますと、鹿島は「これからは鉄道の時代だ」ということで、一旦、洋館建築の実績を捨てて、鉄道請負業を注視していきます。日本で初めての鉄道というのは、新橋と横浜間の鉄道だと言われていますが、実は鹿島は、そこに資材の納入業者として携わっていた歴史もあります。
その後は、日本で初めてのコンクリート製のダム建設に携わっていきます。ここから日本全国でダムの建設というものが始まり、鹿島は「ダムの鹿島」とも呼ばれていくようになります。
また建築の分野でも、鹿島は日本で初めてのことを成し遂げます。日本で初めての超高層ビル、我々は100 mを超える建物のことを「超高層ビル」と呼びますが、この日本の第1号を作ったのが鹿島建設です。今も東京に残っている「霞ヶ関ビル」というビルがありますが、まさにこれが日本の超高層ビルのあけぼのであったと言われており、鹿島は実はその建設のためにコンピュータを、1960年代でしたが、コンピュータを使って構造を計算したり、工程を管理したりという、非常に先進的な管理手法を編み出したということで注目されています。
続いてもう一つ、鹿島建設が日本で初めてということがありまして、海外事業に初めて進出をしたゼネコンも鹿島建設です。今、こちらの写真に写っているのが、アメリカにあるリトルトーキョーという物件です。当時、なかなかさびれていたというか、治安も悪くなっていたこの町並みが取り壊しになるというときに、鹿島は日本人のために都市開発案を当時の行政に提出をして、それが採択されて、このような町並みを開発したという実績があります。
今、ちょっと海外の話をしましたが、実は鹿島の歴史といいますか、一つ鹿島の特徴として、海外での売り上げがあるというのが非常に大きな特徴となっています。鹿島の売上高は、ここ数年は大体2兆円前後で推移していますが、そのうちの約30%、昨年に関しては6000億円以上が海外での売り上げとなっています。このあたりは非常に大きな当社の特徴となっています。ではなぜこのように海外で強みを発揮できているかと言いますと、アメリカ、オセアニア、アジア、ヨーロッパといった主要な地域に現地法人を設立し、海外でさまざまなプロジェクトに取り組むという、現地に根ざした土壌を作っているところが強みとなっています。
鹿島がこれまでたどってきた歴史をお伝えしましたが、その中で鹿島建設が一つ非常に大事にしているDNAといいますか、強みがあり、何かと言いますと、私たちは「進取の精神」というキーワードをとても大事にしています。いろいろなことに積極果敢に、日本で初めてといわれているものに挑戦をしてきましたが、積極果敢に挑戦していくこの進取の精神」が、創業から脈々と受け継いでいると考えています。では、これからこの「進取の精神」をどのように生かしていくことができるのか。これからどんなことに取り組んでいくのかと言いますと、例えばこれらのようなことは、我々が社会課題として解決しなければならないものとして待ち受けているのかなと思います。
建設業にはさまざまなことが仕事としてありますが、その時代によって、解決しなければいけない社会課題は変わると言われています。例えば、大規模な複合開発であったり、再生可能エネルギー関連の施設を作っていくことがあげられます。今は2050年までにカーボンニュートラルを目指していくという国の流れがあると思いますが、そこに物作りという形で貢献をしていこうとしています。それからインフラの更新、今、日本に現存しているインフラというのは、実は結構老朽化していたり、もう古くなっているものが多いので、それを新しくしていく仕事も今後増えていくかと思います。そしてDXの推進ですね。建設業は、なんとなく古めかしいイメージを持たれるかもしれませんけれども、これを新しく変えていこう、IT化、デジタル化をしていこうという流れもございます。
例えばその一つの例として、「鹿島スマート生産ビジョン」というものを打ち出しており、作業の半分はロボットと、管理の半分は遠隔で行い、全てのプロセスをデジタルに、という、そんな働き方、建設業のあり方を今、作ろうとをしています。後は、「クワッドアクセル」という世界で初めての土木技術を開発しました。これがどんなものかといいますと、建設機械が自動的、自立的に運転施工を行っていって、そしてダムを建設してしまうといったプロジェクトです。今、実際に誰も運転していないダンプトラックやブルドーザーが秋田県のダム現場では動いていて、ダムを建設しています。さらにこの技術を活用して、宇宙でも仕事ができるのではないかということで、今JAXAさんと共同開発をしているところです。
その他、先ほど再生可能エネルギーの話も少ししましたが、SDGsも我々の課題の1つだと思っています。SDGsは持続可能な社会のためのさまざまな目標のことを指しますが、まさに建設業はその社会をつくること、あるいはさまざまなインフラを作ることと同義ですので、非常にこのSDGsという言葉と親和性は高いと思っています。その中でも特に再生可能エネルギーが今、非常に注目されていると思いますが、鹿島では、国内初の商業ベースとなる洋上風力発電事業の設計施工を行っています。昨年のうちに、この風車の据え付け、海の上に風車を建てるという仕事が完了して、もしかしたら、近い未来、みなさんのお手元にクリーンエネルギーが届けられる日も近いかもしれません。
ということで、いろいろと五月雨式にさまざまな鹿島のこれから取り組んでいく事業についてお話させていただきました。なんとなく古めかしいイメージがある建設業界かと思いますが、ぜひそういったイメージを覆せたら嬉しいと思っています。そして最後に、当社の採用情報についてお伝えして、終わりにしたいと思います。
本日ご視聴いただいてる皆さん、チャレンジド採用ということで、採用の職種に関しては、正社員もしくは契約社員をご用意しています。
総合職の採用を希望される方は、マイナビ2024から応募していただければと思います。業務内容については、主に経理や総務、秘書などといった事務職がメインになってきます。どれを選べるか、どんな仕事ができるかということは、採用の中、面接の中で、皆さまに聞いたり、あるいは入社後にいろいろ配属部署を確認するというところで、皆さまの希望を聞かせていただきます。勤務時間は8時半から17時半、休憩時間は60分ですが、例えばフレックス勤務などの制度もありますので、柔軟にご相談いただければと思います。また勤務場所は本社もしくは全国の支店ということで、支店間の移動転勤などを行わない、地域職としての採用となります。
募集人数は、本社、各支店ごとに採用を行うことになりますので、これは若干名となっています。上限は設けていません。そして、先ほどお話した勤務地ですね。本社あるいは全国の支店ということで、こちらの部署が選択肢になってきます。本社は東京の赤坂にありますし、全国の支店はご覧の通りの場所にあります。詳細はマイナビチャレンジドの当社のサイトからご覧いただければと思います。
選考のフローについてですが、基本的には、まずマイナビチャレンジドからプレエントリーをお願いします。プレエントリーしていただきますと、そのサンクスメールがみなさんのお手元に届きますので、そこから鹿島建設のマイページに登録をしてください。マイページ上でエントリーシートのご案内をしていますので、マイページ上でエントリーシートを提出いただき、その後、選考というふうになっていきます。適性検査、そして複数回の面接を経て、内々定というフローになっています。各フローの締め切りや合否の結果については、合格、次のステップに進んでいただく場合は、マイページからご案内させていただきます。
当社は「100年をつくる会社」ということで、皆さまのより安心安全な生活を守るために、日々頑張っています。ぜひ当社に興味を持っていただけたら嬉しいなと思っています。皆さまのご応募をお待ちしています。
では、時間が短くなってしまいましたが、皆さまのご質問にお答えしたいと思います。ご質問をいただいていますので、ちょっと読み上げて回答していきたいと思います。
まず、「事務職の場合は、全国支店に配属されることはありますでしょうか」ということですね。ありがとうございます。これは先ほど表示させていただきましたが、こちらの支店がございますので、皆さまの働きやすい支店にご応募というか、選考の中でお伝えいただければと思います。
続いて、「契約社員と正社員の分け方は障がいの内容で決まるのでしょうか」ということですが、こちらは障がいの内容ではございません。具体的には面接や選考の中で、いろいろご相談させていただければと思っています。
続いてのご質問ですね。「文系でも何らかの形で宇宙開発プロジェクトに携わることは可能ですか」ということですね。事務系でもこのプロジェクトに関わるとすれば、このプロジェクトを進めている部署の、例えば管理部門の中で、事務職として働くということが可能性としてはあるのではというふうに思っています。例えばそのプロジェクトで経理処理を担当したり、さまざまな管理系の労務管理のような仕事をしたり。そういうことで、宇宙プロジェクトに直接的に関わるというよりも、その部署の管理部門で働くというイメージの方が正しいかもしれません。
みなさん、続々とご質問いただきましてありがとうございます。続いて、「面接は何回なのでしょうか。差し支えなければ教えていただきたいです」ということで、こちらも申し訳ありません、こちらも場合によりけりということで、都度都度変わっていきます。大体二、三回程度を考えていただけると嬉しいです。
そして次のご質問、「将来的に、事務系のみで働くことは可能でしょうか」ということで、そうですね。基本的には、チャレンジド採用の皆さまについては、事務職腕の採用を考えています。ですので、将来的にと言いますか、基本的には、ずっと事務系のお仕事を考えています。
みなさま、いかがでしょうか。他に質問などがあれば受け付けたいと思います。「正直に言って、周りの社員の学歴は高いですか」というご質問ですね。ありがとうございます。これは人によって考え方が変わると思いますが、当社は学歴フィルターみたいなものは設けていません。そこは皆さん、気になさらないでいいのかなと思っています。
続いてのご質問、ありがとうございます。「部署の異動はどのくらいあるものですか。精神障がいでも応募可能ですか」ということで、部署の異動は基本的にはございません。例えば、こちらの本社、北海道支店、東北支店、関東支店ともありますけれども、ここから外に出ていくという異動はありません。ただ、キャリアを築いていく中で、これらの支店であったり、本社の中で異動を希望すれば、異動することはあり得ると思います。皆さま、いかがでしょうか。他にご質問などがあれば、受け付けたいと思いますけれども。どうですか?
続いてのご質問、ありがとうございます。「体力がないので時短勤務を希望していますが、そういった採用はできますか」というご質問ですね。ありがとうございます。時短勤務も要相談になっています。そういった要望ももちろん受け付けていますので、ぜひ選考の中で、そういった皆さまのさまざまな事情や要望についてもお伝えいただければと思います。
続いて、「面接は本社で行うものですか?それとも支社でも受けられますか」というご質問ですね。基本的には皆さまが応募する支店、あるいは本社での面接となっています。ですので、本社での採用を希望する場合は、本社での面接。あるいは、例えば東北での採用を希望するという場合は、東北での面接と採用というふうになっていきます。
続いてありがとうございます。「社内のコミュニケーションの傾向としては、はっきりと意見をする方々が多いと感じますか、それとも和気あいあいとした穏やかな雰囲気でしょうか」ということで。これは両方かなと思います。みなさんそれぞれにはっきりと自分の意見を言う方が多いかなと思いますし、同時に和気あいあいとしているということで、どちらかというよりも、どちらもというふうに理解していただくといいかと思います。
みなさん、当社の社風としてあるのは、非常に真面目であったり、体育会系というイメージが建設業ですのであるかと思いますがも、個人的には私も社内にいて、体育会系だとはあまり感じません。和気あいあいとはしていますが、やはりお互いの意見をはっきりと言ったり、仕事に対しては非常に真面目に取り組んでいる人が多いという印象です。
続いて、「求める人材像はどのようなものですか」という質問ですね。人物像ですけれども、鹿島の採用テーマでいいますと、非常に多様性というものを大事にしています。ですので、どんな方でも飛び込んでいただきたいなと思っていますが、その中でも特に事務系、事務職の仕事としては、やはり人の間に立ったり、技術屋さんを支える仕事も多いと思いますので、そういうことは苦にならないというか、そんなところに自分の強みを発揮できる人は向いていると思っています。あとは、我々はもの作り、技術の会社でございますので、そういったところに共感したり、価値を見出せるという方は、ぜひご応募いただきたいと思っています。
皆さま、さまざまなご質問ありがとうございました。こちらで、本日は終了にしたいと思います。皆さんのご応募をお待ちしています。本日はありがとうございました。

- 公文教育研究会
- 教育
- 3/4配信
皆さん、こんにちは。
本日担当します、公文教育研究会人事部採用育成チームの島田と申します。
障がい者担当の沢崎とともに、説明をさせていただきます。
本日最後には、質疑応答の時間を設けておりますので、ぜひ気軽に、質問をチャットでご入力ください。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、こちらの写真をご覧ください。
住んでいる国や場所はそれぞれ異なりますが、実は全て公文で学習する子供たちの様子です。
公文式学習と聞くと、日本で学習されているイメージが強くありますが、実は、公文は世界中に広がっています。
公文式学習は、現在世界で60億を超える人が暮らす国と地域に範囲が広がり、学習者は361万人になりました。
日本国内の学習者数が134万人ですので、日本以外での学習者の方が多いです。
日本が朝でも夜中でも、世界のどこかで誰かが公文式学習をしています。
教育業界の中でも一つの教育サービスがここまで広がっている事例はあまりなく、このグローバル展開が公文の大きな特徴の一つです。
このように世界に広がっている公文式ですが、そもそもの始まりは、創始者の公文公(くもん とおる)が、自分の息子のために算数の教材を手作りしたことでした。
自分の息子には、高校数学で困ることのない基礎計算力と、自主的に学ぶ姿勢を身につけてほしい。
その願いを持って、写真のような手書きの教材を作り、毎日30分の学習を続けました。
小学校2年生の時に始めたこの学習で、息子はみるみる力をつけ、小学6年生には高校の微分積分を実数で学習できるようになりました。
最初から会社を作ろうとしていたのではなく、我が子への思いが、会社を生むきっかけとなったのです。
その当時から現在に至るまで、私達の思いは受け継がれています。
学校の成績を上げたり、受験に合格をしたりするテクニックを教えるのではなく、本物の学力と同時に、自習する態度と方法を子供たちに身につけてほしいし、そして自立した大人となって、社会で活躍し、貢献してほしい、そう考えています。
そんな公文が、最も大切にしている理念がこちらです。
我々は、個々の人間に与えられている可能性を発見し、その能力を最大限に伸ばすことにより、健全にして有能な人材の育成を図り、地球社会に貢献する。
公文は、多くの国や地域で様々な教育サービスを届けていますが、私達の仕事の根幹となる考え方は、こちらに集約されています。
そしてこちらは、公文が掲げるビジョンです。
それは、教育を通じて世界平和に貢献することです。
私達は、世界のあらゆる国と地域で、公文メソッドで学ぶ機会を提供していますが、1人1人の学習者が自分の人生の夢や目標を叶えるための力を育てたいと考えています。
私達の考え方として、ダムを作るよりも、その国にダムを作れる人材を育てたいというものがあります。
例えば、ある国を支援するためにいくらかの資金があったとして、その資金をそのまま提供するのも支援の方法ですし、物資を送ったり、人を派遣したり、いろいろな方法があります。
その中で、私達はその資金があるのなら、それを使ってその国の人たちに教育を受ける機会を提供したいと考えます。
そうすることで、いずれその国の人たち自身が、誰かに頼らなくても自分たちで国を良くしていけるというようになるからです。
教育はその国の地域、そこに暮らす人たちの本当の自立に繋がるものだと考えています。
時間のかかることですが、とても大きな意義のある仕事だと思っていますし、そのことに本気で取り組んでいるのが、私たち公文です。
また、公文というと、教室事業に捉えられがちですが、実は多岐にわたる事業を展開しています。
具体的には、書写教室や認知症予防のための学習療法書籍、知育玩具の発売などです。
SDGsの側面でも、私たち公文は社会に貢献することを目指しています。
まず、直接的に私たちの事業が貢献できる分野は、SDGsの目標4、質の高い教育をみんなにということです。
この目標については詳しい資料を確認しますと、読書や基本的な計算能力といった基礎学力を、全ての人が見つけられるようにするというような内容になっています。
公文式は、高度な基礎学力と自学自習の姿勢を身に着け、夢や目標に向かって挑戦できる生きる力を身につけることを目標としています。
そして公文は目標4とともに、目標17のパートナーシップで目標達成しようを優先課題と定め、様々なパートナーと共同して、教育を通じて社会の課題解決に、グローバルに貢献し続ける存在になることを目指しています。
ただ、私たち公文が関わることができるのは、目標4や17だけではないとも考えています。
教育とは、人材育成です。
教育者としてSDGsを考えるならば、ここにある17のゴール、それぞれの達成に貢献できる人を育てて、世界に送り出すことこそが使命と言えます。
私たち公文は、単純に目標4や17に対して取り組んでいるのではなく、これを通じて、このSDGsの全ての項目に関わっていこうとしているのです。
それぐらい、教育が果たす役割は大きいと考えています。
公文は、今までフランチャイズ教室の展開を通して、日本を含めた世界に公文式学習を届けてきました。
しかし、実際のところ、現在の公文式教室の対象は世界の人口の約10%に過ぎません。
いかなる場所でも、いかなる人でも個別で伸ばせる公文式学習法だからこそ、私たちはこの残り90%の人々にも公文を届けたいと考えています。
この残り90%の人々に公文を届けていくための鍵となるのが、新たな公文の提供モデルライセンス事業です。
こちらは、実際に公文が取り組んでいるライセンス事業の事例を、一部ピックアップしたものです。
例えば日本では、子供食堂や少年院などに公文式学習を導入しています。
単に導入をするだけではなく、持続可能な仕組みを作るためには、そこにはいろんなパートナーが介在しています。
また、海外のバングラデシュでは、貧困層に学習を届けるためのビジネスモデルを作っていますし、アブダビでは国家プロジェクトとして小学校への公文式導入を図り、学力水準の向上に貢献しています。
このように広がっている公文式ですが、ここからは、公文式学習法の特徴についてお伝えをします。
私達公文が目標にしていること、それは子供たちの生きる力を育むことです。
この生きる力とは、近年ですと、非認知能力ともいわれ、学力では測れない積極性や粘り強さ、調整力などの能力を指します。
私たちは、その生きる力の土台を高度な学力と自ら学ぶ力と捉え、公文式学習法を提供しています。
公文式学習法は、算数、数学、英語、国語の3教科があり、大人になった時に、社会で求められる問題解決力と言語能力を養うことや、幅広い英語、国語の文章に触れることで教養を深め、豊かな人間性を養うといった、先を見据えた学習内容になっています。
さらに私たちは勉強を通じて、子供たちに自分でやればできるという手応えをつかませ、意欲や自信を持たせることで、自ら学び取ろうとする姿勢を育てたいと思っています。
大人になって社会に出たら、全部手取り足取り教えてもらえるわけではありません。
高度な学力と自ら学ぶ力が合わさることで、初めて世の中で自立していく、生きていくことができる力が身につくと考えています。
単に数学、英語、国語を教えるのではなく、数学、英語、国語で生きる力を育むのが、公文式です。
そのような力を身につけられることを可能にしているのが指導者の存在であり、個人別能力別学習基礎学力特化の独自教材です。
指導者は、学習している子供たちの表情や些細な変化から、その子にとって本当に合った学習を与えられているのかということを常に考えています。
指導者と子供の間で築かれた信頼関係のもと、その子に一番響く声をかけ、意欲を引き出します。
タブレットやAIを用いた学習が盛んになっている昨今ですが、やはり人間にしかできないことがあり、それを公文では大切にしています。
それ以外に、その子にとって今、最も適した学習を提供する個人別能力別学習を行っています。
基礎学力に特化し、生徒が自力で学習できるように、スモールステップで作られている基礎学力特化の独自教材を使用しています。
これら「指導者の存在」「個人別・能力別学習」「基礎学力特化の独自教材」三つの特徴が、子供たちが高度な学力や自ら学ぶ力を育み、生きる力に繋がっていくのです。
そして、専用アプリを使った新しいタブレット学習サービスを、この1月から海外でリリースしました。
サービス名称は、「KUMON CONNECT(公文コネクト)」です。
公文式学習では、生徒を支える指導者と保護者という人の存在がとても重要です。
指導者と生徒、指導者と保護者、そして保護者と生徒という人と人との繋がりの中で、公文式の学習価値は作り出され、大きくなっていきます。
ICT化がつく進む時代だからこそ、人と人との繋がりをより強くすること。
これが公文ならではの強みであり、他にはないユニークな価値だと考えています。
その思いを込めて、「KUMON CONNECT(公文コネクト)」と名付けました。
日本国内では、正式リリースに先駆けて、現在モニター実施を行っている最中です。
公文コネクトの特徴は、生徒の学習状態をリアルタイムで把握できることです。
子供が書いた筆跡をそのままリプレイする機能などもあり、宿題などを家庭で学習する様子も、指導者が把握しやすくなります。
また、このツールを使うことで、教材の準備など、指導者の事務作業の負担を減らすこともできます。
これにより指導者は、生徒の様子がより早く正確に把握しやすくなり、同時に事務作業が減って、生徒への指導や保護者とのコミュニケーションにかける時間を増やすことができます。
指導者がより人間だから可能な役割に力を注げることで、さらに子供たちを伸ばしていけると考えています。
それから、指導者と社員、会社の関係についてもお伝えをしておきます。
公文の社員は、教室の先生ではありません。
公文式教室の指導者は社員ではなく、会社とフランチャイズ契約を結んでいる個人事業主です。
また、指導者は教室のオーナーであり、それぞれが独立をしています。
公文教育研究会は、指導者に教材や指導のノウハウをお伝えします。
指導者からは、会費のロイヤリティの納入や、生徒の指導データなどをご報告いただいております。
フランチャイズと聞くと、本部がオーナーを管理しているようなイメージを持たれるかもしれませんが、私たち社員は先生と一緒になりながら、地域に学習の機会を作り、その地域にいる子供たちの可能性を広げていきます。
指導者と私達の関係は、子供を伸ばすための地域と教室の発展を、ともに実現するパートナーとお考えいただければと思います。
なお、今ご説明した仕事内容は、会社の中でも教室現場に近い部門である「ライン部門」と呼ばれる部門の仕事です。
公文には他にも、「スタッフ部門」と呼ばれる本社部門もあります。
具体的には、会社全体の戦略を描いたり、教材を制作したり、宣伝を考えるなどです。
また、海外の部門を統括するような部署、そして人事や総務、経理など、会社の基盤を支える部署があります。
入社後はライン部門だけではなく、本社部門、そのようなスタッフ部門での活躍、挑戦の場も用意されています。
このように、公文の社員の仕事は、多くの子供たちに影響を広く与える仕事であり、それだけにとどまらず、一つ一つの教室、一人一人の先生、子供たちにも深く関わることのできる仕事です。
それでは沢崎さんに、障がい者採用で活躍されている方々の声や、今後のイベント選考フローなどについて、教えていただきます。
それでは、ここからは障がい者採用で採用された方々の声をご紹介します。
公文では身体障がいだけでなく、発達障がい、精神障がいの方も、それぞれの強みを活かして活躍されています。
まず、入社動機についてですが、「人の成長に関心があった」「事業展開が幅広い」「面接で受け入れようとしてくれた」といったお声をいただきました。
また、「人間関係がスムーズ」という感想もありました。
そして、仕事上での工夫も聞いてみたところ、「わからない時は、1人で悩まずにすぐに相談しています」「リモートワークを活用して、出社を月に2回ぐらいにしています」という声がありました。
「自分自身でストレスなどに気付くように」や、「苦手なことは相談しますが、できることを全力でするようにしている」と答えてくれた社員もいました。
その他、「他者の成長に関われる」「相手から感謝されるのがやりがいだ」「全ての仕事が教室の子供たちに繋がっていると感じられる」と仕事のやりがいについて語ってくれました。
公文は子供の成長だけでなく、先生や社員同士の成長にも関われる会社です。
社員一人一人が主役となり、そしてお互いの成長を応援し合う風土があります。
公文で子供たちの成長だけでなく、ご自身の成長も実感し、最高の人生にチャレンジしてほしいと思っています。
次に、これから行われるワークショップについてご案内いたします。
3月7日火曜日の13時半から14時半という時間で、オンラインで公文セミナーを予定しています。
こちらは、公文の授業や業務など全体像をお伝えします。
説明会の前に、気軽に公文を知りたい方におすすめです。
こちらでは、障がい者枠で採用された社員の働き方もご紹介します。
こちらのセミナーの予約は3月6日月曜日の正午までとなっていますので、お早目にエントリーいただければと思います。
また、説明会の予約を受付しています。
公文の選考に少しでも興味がある方は、まずは説明会にご参加ください。
選考の流れは、こちらになります。
まずは、公文の採用サイトなどからエントリーいただいて、説明会にご参加ください。
説明会はウェブのリアルタイムのものと、アーカイブの2種類があります。
どちらもアンケートにご記入いただくことで出席とさせていただきますので、視聴した後は、必ずアンケートにご回答ください。
障がい者採用で応募を検討される方に向けては、任意参加の社員交流会を企画しています。
説明会のアンケートをご入力いただいた方に、交流会の予約フォームが表示されますので、こちらを参加希望される方は、エントリーシート提出前に参加するようにしてください。
エントリーシートを提出する際には、障がい者枠を選択できるようになっていますので、そちらを選択してください。
その後のフローで言いますと、一次選考、こちらはSPIになります。
受験にあたって不都合などある場合は、ご相談ください。
2次選考は、オンラインでのグループワークとなります。
3次選考は対面で個人面接を予定していまして、こちらは大阪または東京での実施になります。
その後オンラインで個別面談を予定していますので、こちらで個別にご事情などをお伺いしたいと思います。
最終選考も、対面で個人面接を予定しており、こちらも大阪と東京で予定しています。
こちらでは、オフィス見学会もしていただけることになっています。
そういった選考フローは、このような形になっています。
皆さん、ご質問ありがとうございます。
スタッフ部門において札幌で転勤なしで働くことは可能でしょうか、というご質問があります。沢崎さん、こちらいかがでしょうか。
はい、入社してすぐにその場所でお仕事するのは、今の段階では難しいというような状況ではありますけれども、ご事情などをお伺いしながらこちらでも検討していきたいと思いますので、まずはエントリーしていただくか、面談などを設けて、お話をお伺いできればと思います。
ありがとうございます。
配属先はどのように決まりますかという質問もありますが、そちらはいかがでしょうか。
そうですね、公文では障がいをお持ちの方のみの部署というのはないんですね。その方の強みが生かせるところを、上長やお世話係の先輩社員とのマッチングを通して、決めていくような形になります。例えば、スタッフ部門ということで言うと、先ほどのご質問とも関連しますが、品川のオフィスまたは大阪のオフィスの部署になるのが現状です。
選考フローについて、最終選考は本社のみですかというご質問をいただいているんですけれども、こちらはいかがでしょうか。
そうですね、本社というと品川オフィスまたは大阪の本社ということになっていまして、ご希望の場所に面接官が行くのは、今のところ難しいというのはあります。
何かご質問などあったらマイページのご質問、お問い合わせフォームなどからいただければ、こちらでまた検討させていただきたいとは思います。
ありがとうございます。
SPIをテストセンターではなく、Webテストを受けることはできますかという質問が来ておりますが、それは可能でしょうか。
SPI受験するにあたっては、この読み上げソフトを使いたいとお考えの方もいらっしゃるかと思いますので、そういった方は事前にお知らせいただければ、Webで受験できるように手配させていただきます。
ありがとうございます。
リモート・フレックスは、どのぐらいの頻度で活用されていますかっていう質問が入っておりますが、そちらはいかがでしょうか。
はい、ありがとうございます。
リモートは、入社してすぐに使っていただけます。
フレックス勤務は、入社4ヶ月目以降からにはなるんですけれども、週に1、2回出社するといった形で勤務されている方が多いと思います。
入社して間もない時は、すぐに質問できるように出社していますという方もおられますが、ご自身の都合に合わせてリモートしていただいたりとか、あとは混雑した電車の時間を避けて出社したりっていうような方は、たくさんいらっしゃいます。
ありがとうございます。
たくさんご質問いただきましたが、時間の関係上、あと一つで終了させていただこうと思います。
身体障がいの方で、設備に改良が必要ですが配慮していただくことはできますか、という質問が入っております。
そうですね、その勤務地の施設がどうなっているかとか、どのような配慮があるといいかといったことなどを細かくお伺いして、それが可能かどうかという形になってくると思います。
よろしければ、この選考の途中であらかじめ伝えておきたいポイントなどがありましたら、お問い合わせフォームからご連絡いただければと思いますので、まずはご相談ください。
ありがとうございます。
皆さんご質問をたくさんありがとうございました。
これで終了させていただきます。
また何か質問がありましたら、ご連絡いただければと思います。
最後に、公文のロゴについてお話をさせていただきます。
真ん中の顔、私たちはこれをシンキングフェイスと呼んでいます。
それは教室で学び、考え、成長する子供の顔であり、同時に、子供たちのことを考えて成長し続ける公文の先生、社員の顔でもあります。
どうしたらこの子を伸ばしてあげられるか。
公文に関わる全ての人は、真剣に教育について考え、子供たちに学び、ともに成長したいと願い、実践に移しています。
公文ブルーは、知性、誠実さ、そして世界に繋がる大空の色です。
世界が一つに結ばれ、子供たちの未来が大きく広がるように、そして、教育について世界中の人が、さらに真剣に考えられるようにという願いも託しています。
公文は、皆さんの就職活動も応援しています。
本日はご視聴いただき、ありがとうございました。
ありがとうございました。

- JTBグループ
- 旅行・観光
- 3/4配信
みなさんこんにちは。本日は、マイナビチャレンジドWebセッションをご視聴いただき、ありがとうございます。JTBグループのご説明をいたします。私はJTBグループ障害者求人事務局の佐藤香織です。そして手話を担当いたします、田村静香です。どうぞよろしくお願いいたします。本日はこちらの6つのパートに分けてご説明いたします。
まずはツーリズム産業について。みなさんツーリズム産業はどのような業界だと思いますか。非常に裾野が広い産業と言われています。みなさんが旅行に行くときには、おそらくバスや鉄道といった運輸業を利用されたり、ホテルや旅館といった宿泊業を利用されると思います。その他にも、飲食業界やIT業界など、様々な業界が携わっています。そのため、ツーリズム産業は、非常に裾野が広い産業と言われています。つまり、経済への影響がとても大きいということです。実際にどのぐらい効果があるか見ていくと、経済波及効果としては55.8兆円ありました。自動車の年間の輸出金額が15.9兆円と言われていますので、非常に大きな効果があるというのがお分かりになると思います。また、雇用効果としては456万人。これは日本の就業者の6.6%に相当いたしますので、非常に多くの方がツーリズム業界に関わっているということも、ご覧になると分かるかと思います。JTBグループは、このツーリズム産業の推進役を担っています。
続いてJTBグループについてご紹介いたします。私たちは今年3月で創立111周年を迎えますが、これまでさまざまなビジネスモデルがございました。元々は国鉄の切符を代わりに売るという事業を、1900年代からスタートいたしました。その後は、パッケージ旅行の販売、つまり旅行業をメインとしていました。2000年代以降はあらゆる社会課題の解決のために幅広い商品やサービスを提供しています。110年の中で、さまざまな環境や時代の変化ともに、ビジネスモデルを変えてきました。本日は旅行以外の事例についてもご紹介していこうと思います。
ここで皆さんに覚えていただきたいキーワードをご紹介します。私たちがやっていることを一言で言うと、交流創造事業です。旅行業と思われている方も多いかと思いますが、私たちは人の流れだけではなく、さまざまな物流や商流、金流、情報流など、交流を生み出す仕事をしています。地球上であらゆる交流を創造して、感動や共感を呼び起こすことで、持続的な社会の発展に貢献しています。それでは、そんな私たちJTBグループが、具体的にどのような戦略を立てて、どんなことをしているのかをご紹介していこうと思います。JTBグループでは先ほどご紹介した交流創造事業ごとに、3つの事業戦略を定めています。
1つ目がツーリズム、2つ目がエリアソリューション。そして3つ目がビジネスソリューションです。まずツーリズムのミッションは、個人、法人、地域、それぞれのカスタマージャーニーに寄り添って、実感価値を高めることをミッションとしています。「誰に」というと、個人のお客さまにも、法人のお客さまにも。「何を」というと、旅行はもちろんなのですが、それ以外にも学校行事のトータルデザインやマーケティング支援といったように、さまざまなものをご提供しています。ただし、今まで通りではなく、外部環境の変化に伴って、オンラインやオフラインを統合した、シームレスな購買体験を実現して、1人1人のパーソナルなニーズに応えながら、旅前、旅中、旅後を含む、一連の旅の体験をデザインしています。「何のために」というと、実感価値の向上のためです。
ではここからは個人、法人、それぞれのお客さまに向けた事例をご紹介します。まずは個人のお客さまに向けた戦略、その名もOMO戦略です。それぞれの旅の目的によって購買体験というものは都度変化をしていきます。皆さん、ホームページやアプリなどで予約をされる方が多いかもしれませんが、例えば新婚旅行で海外のチャペルを予約したいという場合、オンラインだけで済みますでしょうか。もしかしたら店舗に行きたいという方も多いのではないでしょうか。また、皆さまのおじいさま、おばあさまはいかがでしょうか。アプリよりも、もしかしたら電話や人にお願いしたいという方も多いと思います。このように人のニーズや目的によって、購買体験というのは変化していきますので、デジタルを基盤としながら、さまざまなチャネルを連携することで、人の力を生かしたOMO戦略を実施しています。
続いて法人のお客さまに向けた事例のご紹介です。法人のお客さまは、会社、自治体、学校、つまり産官学の3つに分けて考えています。まずは産、つまり企業の事例です。こちらはインセンティブトリップです。ご褒美旅行のようなもので、目標に対して頑張った社員へご褒美、かつ今後のモチベーション向上のためにも実施しているものです。例えばハワイで、ハワイでの打ち上げ花火の演出を用いた貸し切りのビーチパーティーを行ったり、ドバイの砂丘でドライブをして、その後砂漠でバーベキューを行ったり。さらには、湖に浮かぶ幻想的な中世のお城の前で食卓を囲んだりといったように、誰もがうらやましいと思うような圧倒的非日常の体験を、企業のニーズに寄り添って企画をして、一緒に同行してプロデュースをしています。
続いて官、自治体の事例です。長野県阿智村を「日本一の星空」とブランド化して、地域と一体となり、着地型商品を開発しました。当初6000人だった観光客が、6年間の間で13万人にまで拡大しました。自治体や行政機関の皆さまと連携をして、その地域の認知度や利便性の向上を向けた取り組みを行っています。
続いて学の事例です。こちらは学校行事のトータルマネジメント。学校×JTBといえば、修学旅行のイメージが強いと思いますが、その学校が育てたい生徒の資質をヒアリングして、その行事をデザインするということも行っています。実際には、SDGsのセミナーを開いてほしいというご要望をいただいて、生徒さんや保護者の方に向けたセミナーを実施したこともございました。以上がツーリズムの戦略と事例でした。
続いては、エリアソリューションについてです。「誰に」というと、観光関連事業者の皆さまをメインに、「何を」というと、あまり旅行らしくありませんが、プラットフォームビジネスというものを提供しています。「何のために」というと、エリアの交流促進をするためです。事例をいくつかご紹介します。まずは「ツーリズムプラットフォームゲートウェイ」です。こちらはデジタルで地域の課題を解決します。またデータを収集、分析、利活用することで、地域の活性化を促進します。「マース」という言葉聞いたことありますでしょうか。こちらはMobility as a Serviceの略語ですけれども、例えば、スマートフォン1台で観光施設や神社、お寺の予約ができたり、また、移動手段の予約決済ができたりします。つまりその地域の巡りやすい仕組み作りをデジタルで行っている事例です。
続いて『るるぶ』を使った地域活性の事例です。みなさん『るるぶ』をご存知でしょうか。書店に置いてあるもの以外にも、観光施設や駅に無料で置いてある『るるぶ』を見たことがありますでしょうか。薄い冊子なのですが、その地域に特化した情報が載っています。こちらは『るるぶ』のブランド力を生かして、その地域の認知を拡大して、誘客までアプローチをする事例になっています。実はこんなこともJTBグループで行っているんですね。
では最後に、3つ目の事業戦略、ビジネスソリューションについてご説明します。「誰に」というと、主にメジャー企業の皆さまに対して、「何を」というと、ミーティングやイベント、またマーケティングの支援なども行っています。「何のために」というと、コミュニケーション課題の促進のためです。ではこのコミュニケーション課題とは何なのかをご説明しますね。企業にはさまざまな課題があります。インナー課題といわれる社内の課題、またアウター課題といわれる社外の課題があります。インナー課題には、例えば最近はコロナになって、社内のコミュニケーションが不足しているという課題があったり、海外赴任を復活したいが、どうやってリスクマネジメントをしていったらいいかという課題があったりします。
一方でアウター課題というのは、例えば新商品ができて、どんなふうにプロモーションしていったらいいかという課題があったりもします。今回はこのインナー課題、そしてアウター課題にもご提案することがある事例をご紹介します。それがこちら、リアルとオンラインのイベントです。コロナ禍においても、世界規模で非常に伸びてきている分野です。非日常感のあるバーチャルやオンラインの背景を駆使して、イベントを実施することで、リアル以上のイベント体験を実現する、そんなソリューションになっています。
まとめです。これら3つの事業戦略を通して、JTBグループでは、旅行者、地域、企業、それぞれのお客さまを繋げることで、お客さまの実感価値や課題解決につなげています。これからもさまざまなお客さまや、事業パートナーとの繋がりを大事にしながら、これからもJTBグループは、あらゆる社会課題解決やSDGsに貢献をしていきたいと思っています。
では続いてパート4、JTBグループの働き方についてご紹介します。JTBグループでは持続的な価値創出の源泉は人材であって、社員の成長や活力が企業および事業の成長を支えると考えています。目指すべき人物像は、自立創造型人材です。必要なマインド、スキル、行動、それぞれございますけれども、社員はこの自立創造型人材を目指して日々業務に取り組んでいます。その人材育成をサポートする機会として、JTB Universityといった研修や、グループ間での移動、または公募事業制度など多様な挑戦の機会を設けています。また、働き方も多様化してきました。故郷ワークといって、ご自身の拠点をベースにテレワークをするという働き方。また、勤務日数を短縮するという働き方。その他にも、副業に挑戦するという働き方もございます。働きやすさというところにも重点を置いて、社内での推進を進めています。また外部からの評価としては、ダイバーシティの経営企業100選に選んでいただいたり、『くるみん』といった子育て支援や『えるぼし』といった女性活躍の支援を推進している企業として認定をいただいています。これからもJTBグループは働きやすく、働きがいのある企業を目指して進んでいきたいと思います。
ではここからはJTBグループの障害者雇用についてご説明していきます。私たちは多様性を企業の強みとするダイバーシティ戦略の観点から、障害者雇用を推進しています。そして、3つの約束を通して、雇用理念実現に向けた取り組みを行っています。まず1つ目は、会社の約束です。障害の有無よりも、社員の意欲や能力を重んじて、JTBグループが目指す自立創造型人材へ、教育とチャレンジの機会を提供する。2つ目は、障害のある社員との約束です。障害のある社員は、自身に必要となる支援を自ら発信、周囲の理解を得られるよう働きかける。そして3つ目は、全社員との約束です。全ての社員は、障害はさまざまであるということを認識して、対話を尊重しながら、働きがいのある職場を相互構築する。障害の種別また程度は人によってさまざまだと思います。そのため、対話を尊重しながら、しっかりと配慮を行い活躍できる体制を整えていきたいと思っています。
JTBグループでは、この3つの約束を通して、障害のある社員もそうでない社員も、生き生きと働きがいを持って働いていただきたいと思っています。ちなみにJTBグループでは、全国で290名の障害のある社員が活躍をしています。聴覚障害の方が約40%と多くなっていますが、その他にも、さまざまな障害のある方が全国各地でご活躍されています。また、今、一般求人と障害者求人に悩まれている方がいらっしゃるかもしれませんが、JTBグループでは、障害者求人でご入社いただいても、入社後、障害のない社員と同じ条件でキャリアアップをしていただくことができます。JTBグループの障害者求人に参画している会社で出している募集要項は一般求人と同じ、またはプラスアルファでコースを設定しています。もちろん給与や待遇も、一般求人と同じコースに応募いただいた場合と変わりはありませんのでご安心ください。違いとしては、障害者求人では、1人1人配慮をお伺いしながら選考を進めていくということです。そのため安心して障害者求人でご応募いただければと思っています。また、仕事内容はさまざまです。JTBグループでは、まず前提として、障害のある社員のための仕事というものはございません。ご本人の希望や適性を見て、総合的に配属を検討させていただいています。仕事内容の一例はご覧の通り。営業、旅行の手配、営業支援、庶務、総務、会計データ入力などさまざまな業務があります。
ここでは実際に新入社員として活躍されている社員の声をご紹介しようと思います。まず1人目は、株式会社JTBに入社し、営業推進課になった貫井さんです。貫井さんは聴覚障害があります。貫井さんは法人のお客さまに関わる部署で、手配を担当していますが、やりがいは航空や鉄道に関するルールなど、旅行に関する知識が身に付いていくことだそうです。職場の環境は、社員の年齢層が幅広く、優しく話しかけやすい方が多く、また子育て中で時短勤務をされている社員もいるので、さまざまな働き方に理解のある職場というふうにおっしゃっていました。
職場でのコミュニケーションでは、筆談やUDトーク、メールやチャットを用いています。そして就活中の皆さんへメッセージをいただきました。障害者枠の一番の魅力は、自分の障害と向き合うことで、どのようなサポートが必要か明確にできることです。企業研究は実際に説明会などに行って人事の方と話してみた方が、入社後のイメージが湧きやすくなると思います。自分がやりたいことを見つけて、それに向かって準備をしていけば、必ず努力は報われると思います。皆さんの就職活動を心から応援しています。
ということで、今回は貫井さんのご紹介をさせていただきました。もう1名ご紹介をいたします。続いては株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベルの仕入れマーケティング課で活躍されている松本さんです。松本さんは下肢障害があります。仕事内容は訪日旅行に関するデータを作成して、分析した内容に基づいて戦略策定をする仕事だそうです。外国人のお客さまがどのような食事や施設を好まれるのか調べるのが、1つやりがいになっているようです。また職場の環境は会社全体が柔軟性を重んじているようで、松本さんは、「カジュアルな服で出社できるのがとても良い」とおっしゃっていました。就職活動中のみなさんへのメッセージは、「障害者採用は、一般作用と違いが大きくあると思う方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。不安になると思いますが、ゴールしてしまえばみなさん一緒です。ぜひみなさんの持つ力を思う存分発揮してください」と言っていただきました。就職活動では、貫井さん松本さんがおっしゃっていたように、先輩社員に会ったり、または説明会などで人事担当者と話してみることで、働くイメージが湧くと思います。ぜひ皆さんも人と会うということを大切に、就職活動を進めていただければと思っています。
続いて活躍支援についてご紹介します。JTBグループでは、さまざまな研修を受ける際に、こちらのヒアリングシートというものを記入いただいています。その配慮事項に基づいて、このように手話通訳がついたり、UDトークを活用したり、また宿泊をする際には、非常時の連絡用のランプがつくお部屋をご案内したり、バリアフリールームにご宿泊いただくということもございます。またJTBグループでは、ダイバーシティを推進していて、チャレンジド、ワークスタイル変革、女性活躍推進などに関して、このようなダイバーシティ推進ウェブページを通して情報発信を行っています。他にも、社内の動画共有プラットフォーム、「Jチューブ」を通して、手話講座をはじめとした、それぞれの障害の理解促進のための動画も掲載をしています。社員はこれを自由に見ることができ、障害に関する知識も深めていただいています。また、ダイバーシティ推進の取り組みとして、スマイル活動掲示板というものがございます。これは社内のコミュニケーション強化と、ワークスタイルの変革を目的とした情報共有の場です。実際に私もTeamsでのライブキャプション機能、つまり字幕を会議中にどのように出したらいいのかというものを、こちらのスマイル活動掲示板に投稿いたしました。実際に社員が情報共有をすることで、部署を超えて、社内のコミュニケーションが強化されています。
それでは最後に求人情報をご紹介いたします。2024年新卒の障害者求人にてエントリーをいただけるのは、こちらの9社となっています。ご希望の会社は、何社でも併願が可能です。それぞれの会社にエントリーシートを提出していただきます。障害者求人の募集コースは、総合コース、基幹コース、有期契約コースの3つがあります。総合コースは、所属する会社が関わる事業を中心に、あらゆる業務に従事していただくコースです。基幹コースは、従事する業務や勤務地を特定するコースです。そして有機契約コースは、契約期間が定まっているコースになっています。それぞれの会社でどのようなコースを設定しているかはご覧の通りです。全ての会社が総合、基幹、有期契約、全てのコースを設けているわけではありませんので、ご注意ください。詳しい募集要項はJTBグループキャリアサイトからご覧ください。先ほどお伝えしましたように、それぞれの会社間での併願が可能です。ただし、それぞれの会社内のコースの併願は会社によって異なります。JTBビジネストラベルソリューションズ、JTBビジネストランスフォーム、JTB商事は、1社1コースのみ併願可能です。それ以外の会社は、例えば総合コースと基幹コースの併願といったように、社内でいくつか複数のコースに併願することも可能です。
では選考フローについてご案内です。まずはクラブJTBに登録をお願いいたします。その後、それぞれの会社、コースごとにエントリーシート登録してください。会社ごとの設問に加えて、面接を受ける上での配慮、また働く上での配慮を記入してください。その後、Web適性検査を受検していただきます。3月29日水曜日12時までに受験を開始していただいて、14時までに回答を完了していただく必要があります。最終日は大変混み合いますので、余裕を持って受験をお願いします。適性検査は、複数の会社に応募する場合でも、1回の受験となります。その後の選考については随時ご案内をして参ります。詳しい募集要項はクラブJTBマイページ、またはJTBグループのホームページからご覧ください。
最後に告知です。3月10日金曜日14時から17時30分に、JTBグループ最大のウェブイベント「JTB Web Summit」を開催します。今回ご紹介した以外の仕事内容や最新の取り組み事例もご紹介します。JTBグループ各社の求人担当者が30分ずつ詳しく、それぞれの会社についてご説明します。また障害者求人パートは、手話通訳、字幕をご用意して、16時30分から17時に配信をいたします。今回ご紹介した内容に、さらに盛りだくさんの内容でご紹介いたします。事前予約が必要になりますので、ぜひマイナビ2 0 2 4からご予約の上、ご視聴ください。また3月17日金曜日、24日金曜日にJTBグループ障害者求人会社説明会を開催いたします。障害者求人参画9社による15分の説明と、5分の質疑応答をご用意しています。各社のポイントをコンパクトにご説明して、エントリー前に直接求人担当者に質疑応答ができる貴重な機会となっていますので、ぜひクラブJTBからご応募いただければと思います。それでは以上でJTBグループのご説明を終了とさせていただきます。
ここからは皆さんからいただいているご質問に回答していきたいと思います。質問がある方は、ぜひ質問欄のところから投稿をいただければと思います。それでは順番にお答えしていきたいと思います。まず、「障害種別によって応募できないということはありますか?」というご質問をいただいていますが、こちらは障害種別によって応募できないということはございませんのでご安心ください。ご応募は、障害者手帳をお持ちの方、または申請中の方、またはこれから申請予定の方が応募することができますので、それぞれの会社にご応募いただければと思っています。
続いて、いただいているご質問の中で、勤務地に関するご質問をお受けしたいと思います。「勤務地を特定することはできますか?」ということですけれども、それぞれの会社によって、勤務地を特定するというコースもございます。全国どこででも働きたいという方は、全国の転勤を対象としたコースにご応募いただければと思いますし、ある程度特定したエリア、例えば首都圏エリアで働きたいという場合には、そういう勤務地を限定したコースも、主に基幹コースになりますけれども、そちらでご応募いただければと思います。詳しい内容はぜひ募集要項からご覧ください。
ご質問いただいていますね、「3月10日の『JTB Web Summit』では、途中退室することできますか?またカメラ音声オンですか?」ということですが、まず途中退出は可能です。そして、カメラ、音声オフで結構ですので、ご安心ください。みなさん、どこからでもご参加いただくことができます。「また、グループ会社の中で特例子会社とそうでないものがありましたが、どのような違いがありますか?特例子会社の方が配慮が手厚いのでしょうか」という質問です、ありがとうございます。
JTBグループは今回9社応募があるとお伝えしましたが、まず何が違うかというと、お仕事の内容が違ってきます。先ほどご紹介した会社の特徴によって異なってきますので、JTBグループの会社と特例子会社というわけではなく、それぞれの会社に違いがありますので、ぜひご確認ください。また、「特例子会社の方が、配慮が手厚いのでしょうか」ということですが、実はJTBグループでは、面談を希望する障害のある社員には、どのグループに所属をしていても面談をして、みなさんの状況をお伺いするということもスタートしています。またそれぞれに必要な配慮というのは、それぞれの会社で実施をしていますので、どの会社においてもご活躍いただけると思っています。ぜひそのあたりはご安心ください。
ありがとうございます。たくさんご質問をいただいているのですが、まもなく時間が近づいてきましたので、本日は以上とさせていただきます。また3月10日もこのようにみなさんからのご質問をお受けすることができますし、会社説明会、17日と24日も、このような形でみなさんとコミュニケーションがとれます。ぜひご参加いただければと思います。それでは皆さんのエントリーをお待ちしています。本日はご視聴いただきましてありがとうございました。

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皆さんこんにちは。
ソニーグループの会社紹介を始めさせていただきます。
私はソニーグループの森と申します。
私は桑原です。よろしくお願いいたします。
今日は2人でお伝えしていきたいと思います。
私は採用担当ですが、今日は先輩の桑原さんにも来ていただきました。スライドに出ていると思いますが、まずは「あなたの夢と、テクノロジーの交差点」というメッセージですね。もしかしたら聞いたことある方もいらっしゃるかもしれませんが、ソニーの採用をしっかりとイメージしたスライドになっていますので、こちらを元に進めていきたいと思います。
今日お伝えしたい内容は、ソニーグループと障がい者インクルージョン、そして先輩社員とのトーク、採用情報というお話です。この2つ目の先輩社員とのトーク、ここを中心にしたいので、ソニーグループの話や採用情報については、採用のホームページを見ていただけると、結構盛りだくさんの情報が入っていますので、そちらを見ていただくとして。早速一番目に入っていきたいと思います。
今映っているスライド、これはソニーのパーパスです。「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ということになりますけれども、ソニーグループには本当に多様な事業があります。その多様な事業が何をしているかといいますと、ここに書いてある「世界を感動で満たす」ということをやりたいグループです。まず、ここの点を覚えておいていただければと思います。
そして、今、多様な事業というお話をしましたけれども、では何が多様か。スライドに映っていますが、まずは「エンターテイメントテクノロジー&サービス」というエレクトロニクスの事業ですね。それから、「イメージング&センシングソリューション」という半導体の事業。そして、「ゲーム&ネットワークサービス」という、ゲームやネットワークの事業。そして、みなさんもこの辺りはよくご存知かもしれませんが、音楽事業、映画事業、そして金融の事業まで、本当に様々な事業を展開しております。
この多様な事業に集まってくるみなさんが、先ほどご紹介した「感動」を中心に仕事を考えている方々ということになります。多様な事業があると、多様な方々が集まってくるのですが、障がいのある方もたくさん働いています。この障がい者雇用の理念としては、「障がい者だからという特権なしの厳しさで、健常者の仕事よりも優れたものを、という信念を持って」という言葉がソニーの中にあります。
これは1978年、おそらく今日、視聴されている方が全く生まれてない時代だと思いますけれども、この時代にもソニーとしては、創業者の井深が、「障がいがあってもなくても1人の個として社員を見ていく」ということを考えて、この言葉を発信しています。
今の世の中ですと、障がいのある方も普通にこういうイベントに出席したり、Web配信などもたくさんあると思いますけれども、そういうのもなかった時代から、ソニーは一人一人の方を見ていたという話です。
では、それを追求していくために何をしていくかというところですが、障がいがあるがゆえに、本人が努力してもできない部分があります。これに関しては、会社ができる範囲で配慮や工夫をしていきます。一方で、障がいのある方ご本人も、1人の社員として、1人の個として成長していただきたいと思っていますので、自分自身も甘えることなく、自分でできることは自分でやる努力をしていただきたいなというふうに思っています。
この真ん中に「エクイティ」とあると思いますが、仕事をする上で公平な環境というのは積極的に作っていきます。こういった環境の中で、皆さん一人一人が成長していていただきたい、個として成長していただきたいと思っています。右側に少し小さいですが、「Special You」「Diverse Sony」というのがあります。この2つがソニーの人材理念になっています。一人一人の個が、ソニーというダイバースな、幅広い関係・環境の中で活躍していただきたいと思っています。障がいの有無は、全く関係ありません。
そのための環境作りとしてさまざまなことに取り組んでおりますが、この一つ一つが障がいのある方自身の活躍の場につながっていきますし、周りの方々や、障がいのない方にとっても、アクセシブルな関係を作っていくということは、これからの時代はすごく大切だと思っています。ですので、こういったことを積極的に行って、ソニーの障がいのある方、障がいのない方、本当に全ての社員が一人一人活躍できる環境を作っていきたいと思っています。
では、ここから先輩社員を中心にお話を進めていきたいと思います。
まず桑原さんに、自己紹介から始めていただきます。
では私の自己紹介をさせていただきます。桑原と申します。3年前の2020年に入社いたしました。障がいに関しては、聴覚に障がいがあります。大学時代は、工学研究科に所属をしておりまして、こちらを卒業してソニーに入ったという形になります。趣味は、朝ドラの鑑賞と、ボードゲームを普段からやっております。
現在はソニーセミコンダクターソリューションズ株式会社という会社で、機械学習のネットワーク設計を行っております。ソニーは本当に若手の仕事の裁量権が非常に大きいので、自分で考えて仕事ができることが、非常に大きなやりがいになっています。活用している専門性に関しては、学生時代からやっていました機械学習やプログラミングの知識が役に立っております。簡単ですが、自己紹介をさせていただきました。
ありがとうございます。2020年といえば、桑原さんと私が会ったのは、2019年ですよね。
そうですね。
今でもはっきり覚えていますけど、イベントで最初にお会いしたとき、聞こえないということが感じられなかったです。
そうですね。結構、発音が聞き取りやすいので、あまり気づかれないことは多いですね。
あと口元も読めるんですよね。
そうですね。今ちょっとコロナ禍で口元は読めなくなっていますけども。
なるほど。マスクをしていると、そういうところもありますよね。今日は、アクリルパネルがありますが、見えていますか。
ばっちりです。
一応、トークテーマをスライドに映しておりますが、もしかしたら、ここに書いてあることは全く気にせず、話してしまうかもしれませんが、最初のところからお話を聞いていきたいと思います。まず、なぜソニーを選んだか。
まず、自分の学生時代の研究内容を生かせる会社を探していたのですが、いろんな会社が合致するわけですよね。その中でもソニーは、結構自分のキャリアを自分で作っていけるとか、チャレンジしていくような制度環境が整っているので、そこに魅力を感じて選びました。
確かに「自分のキャリアは自分で築く」みたいなことを、採用の説明とかホームページにも書いてありますが、実際入ってみて、そういう環境はありましたか?
はい。私は、まだ具体的にそういった制度は使ったことはないのですが、周りの先輩方を見ていると、異動の制度を使って自分がやりたい他の部署の仕事を応募してするというようなことをされている方は、結構たくさんいらっしゃるなと感じています。
なるほど。それは多分入ったときに、周りを見ていてわかるとか、自分で使ってみてわかるとか、いろいろあると思います。今、就活しているみなさんは、多分、会社に入ったことがないので、もしかしたら、桑原さんと私が結託して違うことを言っているのではないかと思う人もいるかもしれませんが。学生時代に就活をしているときに、そういう環境があるんだなと感じたのは、どういうポイントだったのですか?
チャレンジができる環境ということですよね。そうですね。やはりこの会社に入って、自分のやりたいことを選んで入るわけですが、やりたいことがもしかしたら変わるかもしれないとか、そういった不安に対して、社内で自分の仕事を選べるというのは、魅力的だなと学生のときから思っていました。
なるほど。ということはやっぱり、そういう制度があるとか、そういうことをしたことがある経験のある先輩社員が、就職イベントなどで話してくれたことなども参考になったという感じですか。
そうですね。就職活動イベントにもいろいろ参加させていただきましたけども、先輩社員の雰囲気は大変参考にさせていただきました。
当時、2019年ぐらいの頃は、私もそういう説明をしたのですが、もしかしたら、森さんは嘘ついているんじゃないかなとか、そんなことはなかったでしょうか。
ないと思います。
私は誠実にお話しているつもりですので、多分、そういうことはなかったのではないかなと思っています。今、話を聞いていただいただけでもソニーが説明している内容自体が、そういう状況だということがわかっていただけるのかなと思います。実際に入社して働かれているわけなんですが、職場で、周りの皆さんは、障がいに対しての理解というのは、最初からあったのですか。
そうですね。理解をしてくださっているかっていうのは、みなさんにお伺いをしたわけではないのでわからないのですが。少なくとも、私がお願いをすれば、みなさん、快くお願いを受け入れてくれる方が多かったと思っています。
何か障がいの配慮をお願いしたということですね。
そうですね。例えば耳が聞こえないので、会議とか、会話のときは「音声認識を使いたいです」という要望を出して。その音声認識を使っていただいても、なかなか誤変換があったりして認識が難しかったりもするのですが、「もう一度言ってください」とお願いしたりすると、みなさんスムーズにやってくださると思いました。
その音声認識の機械、ソフトというのも会社が用意してくれたのでしょうか。
会社が用意してくれたものも使っていますし、もちろん市場に出回っている他の一般の音声認識のソフトを導入することも視野に入れて、両方導入しました。
結構、この会議などで、聴覚に障がいのある方から聞くのは、「多人数だとなかなかやりにくいんです」とか、「自分の発言するタイミングを逃すんです」といった話をよく聞くのですが、桑原さんの場合は、意外と音声認識ソフトだったり、今はマスクをしていますが、していないときの口頭の会話などで、よい感じで会議に入れていますか?
100%OKとはやっぱり言い難いのですが、コロナ禍が始まったときに、ちょうど入社したので、オンライン会議のときは、ほとんど問題にはなりにくかったのですが、最近コロナも少しみなさん慣れてきて、出社の機会も増えてくる中で、やはり広い会議室で、多い人数で会議したりすると、遠くの方のマイクの音が取れなかったりすることもあって、ちょっとわかりませんというふうになってしまうことはありますね。
そのときは、さっきお話してくれたみたいに、「もう1回お願いします」とか言ったときに嫌な顔されるみたいなことはあまりないですか?
そうですね。嫌な顔をされるというようなことはないと思います。
今、これを質問しながら結構ドキドキしていまして。「実はですね」と言われたらどうしようかなと思ったのですが、よかったです。そういった形で桑原さんの場合は、聴覚障がいというところですので、そういう配慮の中で仕事をされていますね。その他の障がいのある方々についても、必要な配慮というのは、先ほどちらっとご説明しましたが、必要な配慮は会社がしてくれた上で、自分自身も努力していただいているんですけど。桑原さんは仕事上、努力していることはありますか?
そうですね、やはり配慮を受けるだけではなく、自分も工夫していくことでしょうか。例えば、口頭で何か話しかけられたら、内容を聞き間違えていないかを確認するために、その内容を復唱するような工夫はしています。
今、ふと昔のことが思い浮かんだんですが、確かイベントのときも、桑原さんは、「こういうことですね」と質問したことに対して返してくれて、それに対して回答していたということを、今すごく思い出しました。
よく覚えていてくださって嬉しいです。
あと、面接などの場面でも、一旦、自分で整理して発言して確認しながら話が進んだので、すごくスムーズだったと思い出しました。
ありがとうございます。嬉しい。
障がいに関しては、そういう努力というか、自分なりの工夫みたいなことをしていたと思うのですが、仕事の面ではどうですか?障がいは関係ありましたか?
そうですね。やはり会議の専門用語は音声認識ではなかなか認識ができなくて、やはり会議の内容についていけなかったりすることはあるんですけども。後からでもいいので、先輩の方にお伺いをしながら、何とかフォローして仕事をさせていただいています。
確かに、専門用語とか社内用語みたいなものは結構たくさんあるので、それを覚えるのは大変だと思うのですが。私もそんなにペラペラと英語を喋れる方ではありませんので、英語の会話などは自分で後からきちんと調べるようにしているのですが。それと同じような感じなのでしょうか?
近いかもしれないですね。多分、障がいの有無ではなく、「自分がわからないことは自分で調べる」というのは、普通、当たり前だと思います。
そうですね。分からないことをそのままにしないというのが、仕事のスタンスとしては一般的にはなりますね。
なるほど。だから多分、そういった形で、必要な配慮というものはもちろん受けているのですが、仕事自体は、「障がい者だから、もっとこういうものだったり簡単な仕事をしてください」とか、そのようなことは言われませんか?
そのようなことを言われたことはありません。
ということは、やっぱり入社するときのイメージで、自分でキャリアを作っていけるとか、しっかりとした仕事ができるとか。そういうことは実現できている感じなのでしょうか。
はい、できていると思います。
みなさん、先輩に質問があれば、質問のところに書いていただければと思います。途中、それも挟みながらお話しますので、よろしくお願いします。
では、実際に受けている配慮とか、そういったこともお聞きしましたけれども、これから先、自分自身のキャリアは自分で築くという話をしてくれました。こんなキャリアを築いていきたいというのはありますか。
そうですね。次の4月から4年目になるんですが、4年目にして初めて新入社員の指導をするチューターを担当することになりまして。後輩の育成というところにも、これから力をつけていかないといけないところです。直近は、まずそれをやりたいなというふうに思っています。長期的に考えると、自分は聴覚障がいがあるので、障がいに対して技術の力で何か解決することに非常に興味があり、社内のアクセシビリティ活動を今やっているんですけれども。それをうまく軌道に乗せて、事業化していきたいなという、ちょっとした野望も持っています。
社内のアクセシビリティ活動とはどういうものでしょうか。
去年から始まったばかりなので、議論をするところからスタートしているのですが、視覚障がいのある方に、実際にヒアリングをして、困りごとをお伺いし、そこからどういったソリューションが考えられるかなという活動を今、やっています。
それは業務でやっているのですか?
上司に許可はいただいています。すこし片手間というような扱いにはなっています。
意外とソニーというのは、エンジニアの人たちが仲間で集まって、いろんな新しいものだったり、まだソニーでは製品という状況まではいかないけれど、集まって何か会話して、技術を使って何とかするというようなことをやっていたりするのですが、そういう活動に近いのですか?
はい、かなり近いと思います。
ですので、結構自分でやりたいことや、やってみたいことがあったら、そうやって集まってやっていけるような、自由度があると。
はい。そういった活動がとても好きで、沢山応募している同期がいる、という印象を持っていますね。
なかなかソニーの雰囲気というか、会社の中は、通常、就職というと、会社に入って言われた仕事をやって…というようなことをイメージする方たくさんいらっしゃると思うのですが。それだけではなくて、やっぱり自分でこうやりたいな、と思ったことがやれる環境がソニーにはあるということなのでしょうか。
まさにその通りだと思います。
それは、自分が学生時代にイメージしていたような働き方と合っている感じでしょうか。
元々ソニーさんは机の下活動というか、そういった片手間の業務もされている方は多い印象を持っていたのですが、入社後、とても多いなというふうに思いました。
では、そういうこともやりながら、自分のネットワークも広げていくということもできている感じなのですか?
はい。
大きい会社に入ると、やっぱり入社する人数も多いので、なかなか横のつながりができにくいという話も聞いたことあるのですが、積極的につながっていこうとしてる感じですか?
そうですね。積極的に動いていけば、横のつながりも作れていると信じたいです。
なるほど。わかりました。ありがとうございます。質問がいくつかきています。桑原さんに質問です。というのがありますので、答えていただきたいのですが、まず「面接はどのような雰囲気でしたか?」と書いてあります。
面接の雰囲気は、ソニーの面接は必ず一対一なので、その意味では、個人面接というか、非常に話しやすい雰囲気でした。面接も障がいのことに関しては全く聞かれなくて、自分の研究してきた内容を中心に聞いていただけたので、自分にとっては非常に嬉しかったです。
なるほど。他にもいくつか質問が来ているのですが、ちょっと桑原さんと直接ではない話もありますので、そこは私の方から後でまとめてお話したいと思います。多分、障がいのある学生さんが悩むのは、自分の障がいを面接などでどう開示するのかというところなのですが、桑原さんは細かく説明されましたか?
そうですね。やっぱり面倒くさくなってしまって。毎回か言えなかったりするのですが。なるべく言わないと伝わらないので、言うようには心がけています。
でも伝えると、わかってくれる人だとちゃんと聞いてくれますし、逆に、伝えたときに、おざなりにされるような会社が、もしあったとしたら、そんな会社には行きたくありませんよね。
そうですね。
そういうところも、前向きにお話をしてくれるような会社を選ぶのがいいのかなと思います。最後に学生さんに一言メッセージを。
そうですね。就職活動で本当にさまざまな会社を見ていかれると思うんですけども、本当に自分に合った軸とか、自分を見てもらえる会社をぜひ選んで入っていただきたいなと思います。その中でソニーが選ばれたらとても嬉しいことだなと思います。
ありがとうございます。
少し私の方から最後の話をしたいと思います。その前に採用情報を少しお話します。質問の中に勤務地とかいろいろ書いてあります。「関西でも大丈夫ですか?」というのがありましたけれども、採用に関しては、障がいの有無は全然関係ない会社になりますので、通常通り、ソニーの採用ホームページからエントリーをしていただきます、障がいのある方もない方も同じです。
障がいのある方に関しては、必要な配慮というのを書くところがありますので、そこに記載をしていただければ結構です。「こういう障がいがある。だからこういう配慮が必要だ」ということを書いていただきたいというふうに思っています。エントリーは3月7日の10時までが第1期の締め切りになりますので、もう時間がないので、みなさん、頑張ってエントリーシートを出してください。そして適性検査を受けていただきたいと思います。例年7月、締め切りのギリギリのところでタイムアウトしてしまったというケースを聞きますので、もったいないことにならないように、3月7日10時です。忘れずにお願いします。
すみません。今、間違えましたが、このエントリー期間の中で、ソニーは職種が100種類ぐらいあるのですが、その中から自分のやりたい仕事を選んでエントリーしていただきますので、このエントリーのやり方で、勤務地であったり会社だったりというのが変わってきます。勤務地を優先して選ぶというよりも、仕事内容を中心に選んでいただいて、それがどこの場所にあるのか、関西なのか、厚木なのか、品川なのか、といった感じになっていきますので、そこも職種の一覧のところを見ていただくと、どこの会社のどの勤務地で働くかみたいなことまで書いてありますので、ぜひ見ていただければと思います。
ということで、障がいの有無に関わらず、いろんな方々に必要な配慮をした上で活躍していただきたいと思います。これをみてしっかり配慮した上で、自分自身でも努力して頑張っていただきたいというふうに思っています。その中で象徴的な桑原さんに来ていただきました。
最後に皆さんにメッセージということで、お話をさせていただきますけれども、これまでソニーの障がいのある方のイベントをお聞きいただいた方は何回も聞いたことのある話かもしれません。初めて聞かれる方もいらっしゃるかもしれません。
我々が考えているのは、「思い」に障がいは関係がないということです。みなさん1人1人、やっぱり障がいがあると、くじけたりなんてできないなと思ったりすることあるかもしれませんけれども、そのときに諦めるのではなくて、「これをやりたい」という想いがあった場合には、それをどうやってやろうか、どうすればやれるのか。これを考えていただきたいなと思います。それを自分の意思と行動でやっていけば、形になっていくことというのが世の中にたくさんあります。今、桑原さんが使ってる音声認識なんかも昔はなかったので、「どうしよう、何もできないな」と思っていたものが、今できるようになっています。それは誰かが自分の意思と行動で動いたからなのですね。この「思い」というものを、次の世代につないでいくのも、今を生きている私たちの役割かなというふうに思いますので、ぜひ辛いな、苦しいなということはあるかもしれませんけれども、この思いというものを大切にしながら就職活動をしていただきたいと思います。
ということで、今日はソニーのことをたくさん知っていただきたいと思って、先輩にも来ていただきました。これで配信を終了したいと思います。皆さんご視聴どうもありがとうございました。

- ソフトバンク【障がい者募集窓口】
- 通信・インフラ
- 3/4配信
皆さんこんにちは。ソフトバンク株式会社チャレンジウェブセッションですね、お時間いただきありがとうございます。本日ソフトバンク株式会社の会社説明と、あと障がい者採用についてお話をさせていただきたいなと思います。30分ほど、お時間いただければなと思います。よろしくお願いします。
本日お話をさせていただきます私小野と申します。この会社には、中途で入社しております。
その前に2社経験しておりまして、そういったところも踏まえて、ソフトバンクっていい会社だなっていうところを本日の会社説明でお話できればなと思っております。
皆さん今日知りたい情報たくさんいろいろあるかなと思いますが、ちょっと一旦ここに呼びかけをさせていただきます。ぜひ、チャット欄にお答えいただきたいと思うんですが、皆さんソフトバンクって聞いて、どのような会社だなってイメージを持たれてるとか、チャット欄に簡単にちょっとコメントいただいてもよろしいでしょうか。
毎回こういったところ皆さんにご協力いただいているんですけれど、犬とかスマホとか孫さんとか、そんな形でも全然結構です。ぜひコメントいただいてもよろしいでしょうか。
ちょっと今、皆さん入力しているところですかね。ありがとうございます、携帯会社ですね。
通信の会社、いいですね、ありがとうございます。はいはい、いいですね、皆さんありがとうございます。OKです。ちょっとこのぐらいにさせていただいて。
何を、今皆さんにご協力いただいたかというと、多分皆さんが今思っているソフトバンクっていうのは、おそらく消費者から見たソフトバンクの印象かなと思います。ただ今後、皆さんが、勤務されるであろうソフトバンクの印象は、今回の説明会でガラリと変わるかなと思いますので、そういったところに着目してお話を聞いていただければなと思います。
今表示していた、今日皆さんの知りたい情報のいくつかは、全て私達の会社の経営理念とかビジョン、戦略に則って策定されておりますので、皆さんが働く一分一秒がそれぞれしっかり会社に貢献できるような仕組みになっております。では早速、会社説明を、詳しく行っていきます。
情報革命で人々を幸せに。こちらが創業から変わらない経営理念でございます。
私達はですね、最初はソフトウェア卸売業から通信、格安のブロードバンド展開ってことで、いろいろな情報革命をこれまで起こしてきていますし、これからも起こしていきます。
簡単に言うと、地球の裏側の女の子までも笑顔にしたいなと思っているのが私達の会社の今後の事業のイメージです。
企業って、創業から30年経つと、一旦衰退が始まるというふうに言われております。しかしながら、私達が実現したいことがそんな30年でまた衰退してしまっては意味がないので、今後の30年、世界の人々に最も必要とされる企業になるために、様々な事業展開を行っていきます。
その中の一つに、皆さん多分就職活動とかで聞いたことがあるかもしれませんけれどSDGsっていうのはどうですかね、聞いたことありますかね。持続的な社会の実現とか社会課題の解決みたいなところの意味合いでございます。
私達が、企業の成長機会、自社の売上利益みたいなところを伸ばすのはもちろんなんですが、私達の会社の規模になりますと、やはり社会課題の解決を同時に図っていかねばなりません。SDGsには、解決しなければならない課題が大体17~18個ぐらいあるんですけど、その中でも私達の事業が特に関係性の強いものを、いくつかピックアップして、こういったところを中心にSDGsの解決を行っております。
そのソフトバンクの歴史を、皆さんに簡単にお話します。皆さん考えたことありますかね。ソフトバンクって、なんでソフトバンクっていうのかなと。ソフトウェアの銀行ってなんで通信会社なのにみたいなところで考えたことあるかもしれませんけど、創業当初、孫さんですね。海外のソフトウェアを国内に卸す流通卸売事業として建てた会社です。
当時は、家庭にPCは当たり前に普及するだろう、というところに見通しを持ってこういった事業をスタートさせて、ソフトウェアの銀行=ソフトバンクとなりました。
当時はPCに持っている人持ってない人、全然まばらだったんですが、その後、私がちょうど小中学生のときですかね、2001年ぐらい。それまでは、インターネットはナローバンドっていう通信領域の狭いインターネットを使っていましたので、アップロードにもダウンロードにもかなり時間がかかるもので、なかなか使い物になりませんでした。その後私達が格安に展開したブロードバンドっていうのがあります。通信領域の広いインターネットって意味ですね。
これが使われることによって、アップロード、ダウンロードも今皆さんがお使いのインターネットのように、かなり便利になってきたところの先駆けです。
その後、固定通信、あとモバイルでの移動体通信という、いわゆる携帯事業ですね。
外資系の企業様にもお仲間入りしていただいて、これで2013年までに、ソフトバンクイコール通信会社のイメージがついたかなと思います。ただ通信事業というのは私達の事業戦略の手段というか、通過点にしか過ぎないです。その後、PayPayとか、自動運転事業の方、ヤフーやLINE、ZOZO。こういった非携帯事業の方にも注力してきています。今後、非携帯事業のところも注力していかねばなりませんので、この社長ですね、宮川というものになります。元々エンジニア畑出身で、非携帯事業のところを注力してドライブしてきた者が社長になることによって、さらにドライブかけたいということで就任しております。
こちらもややこしいんですけど弊社のグループ会社です。先ほどコメントに孫さんとか、投資っていうところをコメントいただいたかなと思うんですけど、実は孫さんが、投資事業をしてる会社っていうのが一番上のソフトバンクグループ株式会社です。こちらは主に、欧米諸国の、AIのユニコーン企業というスタートアップ系の会社に投資をしています。
その下、今日私が説明している会社が、このソフトバンク株式会社です。
携帯事業とか、LINE事業、ヤフー事業、PayPay事業とか、そういった様々な事業を運営している事業運営会社です。今日は、ここの様々な事業についてお話をしていきます。
一応、別会社ではございますね。同じグループの会社ではあるんですけどっていうところです。
まず会社のことを説明するこの三つはぜひお話したいなと思っています。
最後の方で障がい者採用についての取り組みについてお話をさせていただきます。
まず成長戦略ですね。日本のデジタル化の起爆剤になりたいなと思っております。
これまで、現在進行形で4Gという携帯の電波を使っているかと思います。これが今5に切り替わりつつあります。4Gというのは、人と人とか、人とインターネットによるコミュニケーションが中心の通信規格でした。5Gっていうのは、そこの通信速度が上がるというだけではなくて、産業基盤の改革に繋がるかなと思っています。
人と物も繋がりますし、物と物が繋がります。こういったイメージ図のように産業機械とか、自動運転とか、実は4Gでは実現できなかったけど5Gになると、格別に実現できるようなものになってきています。
今の4Gぐらいに5Gが行き渡ると社会が大きく変わってきます。
もちろん皆さんのゲームのダウンロードが早くなったりとか、そういったところも恩恵はあるんですが、それ以上に社会に対して大きな影響があります。
例えばスマート工場というところ。いろんな機械が通信情報を持って連携しておりますね。
これも5Gの多数同時接続がないと実現できません。
右上の遠隔手術とかスマートシティ、自動運転、こちらも5Gの超高速大容量で、超低遅延で、全て5Gの要素が加わることによって、皆さんがイメージされているSFのような世界が実現されるようになってきます。
ソフトバンクはもちろんそういった通信規格を持っていますし、あと世の中で、世界の最先端テクノロジーを使っている会社でもございますので、こういったところの実現が最も近い会社かなと思っております。
一つ例を出してご紹介させていただきます。私達の本社です。こちらが実はスマートビルディングっていうものを採用しております。結構業界的にかなり注目されているものでございます。このビル一つにとって、人のデータだとか、空調のデータ、カメラのデータとか様々なデータがあります。
これを一旦一つのクラウドっていうデータのプラットフォームの中に、蓄積されることによって、こんなことが実現できるようになります。
例えばここのビルに入っている飲食店。火曜日は人が全然来ないっていうことなのでシフトね、3人置くよりも2人で十分なんじゃないかなとか、お客様の来客数がこれぐらいっていうふうにAIが予想してくれますので、フードロスのところも改善できます。
こういったところも見て、SDGsもありますし、その店舗様の売上最適化もありますし、こういった様々に最適化されたものが、このスマートビルディングで実施されています。
あともう一つ、そういったデータももちろん必要です。ただ私達の企業独自の強みとしては、今のデータにプラスして、個人を特定できない範囲での、ソフトバンクの回線の人流データです。
人が何曜日どこら辺にいて、どこら辺の人が多いのか、とかわかります。あと、ヤフーオンLINEショッピングデータとか、自然言語処理っていう、いわゆる検索されたワードを分析するデータも蓄積していますしPayPayだと位置情報とか決済データも蓄積しています。
LINEだと、皆さん当たり前に使っていると思いますけど、右上とか上の方に広告出てますよね。そういった、広告周りのデータも収集しております。
そういったデータと先ほどのスマートビルディングデータ、また、今世界に公開されているオープンソースのデータ、それを組み合わせて、こういった一番上の災害情報であるとか、いわゆる社会課題の解決に繋がるようなインフラをまた作ろうとしています。
今私達のインフラは、ソフトバンク、LINE、ヤフー、ペイペイというところです。皆さん多分一つ以上使っているかなと思いますが。これからもっと増やしていって、より社会課題に直結するようなインフラをもっともっと増やしていきたいなと思っています。そうすることによって、世界で最も必要とされる企業になるかなと思っています。
今の、ヤフー、LINE、PayPay以外も、実はソフトバンクのグループ会社はたくさんいろんなサービスを持っています。
皆さんも、おそらく出前館も、さとふるも使っている人がいるんじゃないでしょうか。こういったところも、様々なソフトバンクのグループシナジーとして、このソフトバンクグループが世の中に最も必要とされるように、事業を押し進めていきますし、それぞれのデータを連携することによって、新しい価値を世界に提供していきたいなと思っています。
結構壮大なお話をさせていただきました。でも私達働いている社員からすると、そこまで壮大じゃなくて、かなり現実的なお話をさせていただいております。
皆さん向けにお話をしていく上で、じゃあどうやって届けていくのっていうのがかなり気になるかなと思いますのでお話をさせていただきます。
まず二つに分けてお話をします。生活のデジタル化、産業のデジタル化。
私達の事業にさらに紐付けているコンシューマー事業というのは、いわゆる携帯事業を運営している事業です。さらに法人事業というのがありまして、まず私達のお客様っていうのが、一般のそういう携帯ユーザーだけではなくて、企業様もたくさんお客様としていらっしゃいます。
後はその他の最先端事業もございます。まずはコンシューマー事業と言われる、いわゆる携帯事業の運用をしているところ、国の様々な関係者の方々が協力してくださっています。
ソフトバンクの携帯事業というと、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO、それに付随してソフトバンク電気とかPayPayとか、タブレットとか、ソフトバンク光など様々あります。
こういったところからでもそれぞれを連携させることによってお客様の生活をさらに最適化したいなと思っています。
今後この5Gを起点に様々な技術が展開されていきます。私達はそれをリードしていきますので、さらにいろんなことをお客様に提案できるかなと思っております。
続いて法人事業について。皆さん、ソフトバンクの法人事業って、社用携帯の販売とか、タブレットの販売とか、そういったところを中心に行ってるんじゃないかという思いの方もいらっしゃるかなと思います。それが、まずは始まりでした。
ただ、私達はいろんな企業と今連携しておりますので、ネットワークモバイルから、例えばお客様にとっては、テレワークをしたいんだけど、というように、当時、二、三年前はすごくお声がけいただいていました。その時には社用端末もそうですし、ネットワークもそうですし、セキュリティ系もそう。あと5GとかですねIoT端末も全て実は提供できるんですね、ソフトバンクって。なのでソフトバンクで提供できないものはほとんどないかなっていうところまで来ています。
さらに、今後DX化って皆さん聞いたことありますよね。私達は、食品であるとか、インフラとヘルスケア物流業界様々あります。まだまだデジタル化が進んでない業界というのがありますのでそちらの、各業界のリーディングカンパニーとソフトバンクが連携を組んでスタート、ベンチャーを立ち上げ、業界に革命を生むようなサービス展開を様々実は行っております。
最後その他の、ハップスというんですが、皆さん世界のインターネット普及率って大体何%ぐらいだと思いますか。これ諸説あるんですけど、一般的6割7割は普及しております。
もしかして残りまだ普及してないんですね。これなぜかというと、基地局っていうものが世界にまだインフラ整備されてないからなんです。
例えば世界の後進国とかだと、高いビルがそもそもなかったり、鉄塔を建てる技術がなかったりとか、あと、砂漠、地形が砂漠であるとか、アマゾンであるとか、そういったところはなかなか基地局の設置ができません。
皆さんの携帯の電波って直接世界のインターネット網に直結しているわけじゃなくて、実は、皆さんお近くのマンションの上とか、ビルの上とか、あと鉄塔の上とかね、ソフトバンクさんとかソフトバンクとかドコモさんとかKDDIさんの方で、各携帯会社さんの基地局っていうのがあって、そこに電波が一旦集まって、世界のインターネットに普及しています。
このハップスというのが、空飛ぶ基地局というもので、皆さんの携帯の電波が直接繋がるように、ここから基地局の代わりとして電波を吹いて、基地局400局分の守備範囲をカバーしているというようなものになります。
あとは自動運転事業モネですね。
自動運転事業のサービスを活用して、交通弱者、家の外に出るのがやっとというお年寄りの方とか、そういった方向けに、家の前までスーパーが整備された自動運転のバスが来てくれたりとか、病院が来てくれたらかなり便利かなと思います。
今、少子高齢化が進んでおりまして、さらに免許返納の流れもあります。車を持っていないとなかなか自動運転の恩恵に預かることができないんですけど、私達とトヨタさんとの合弁会社、MONET(モネ)というのは、そういった社会課題の解決もできるようなサービスとなっております。
そんなところですね。
もちろん通信キャリアっていう軸は置きながらも、そこにとどまらない様々な事業を展開して社会課題の解決をしていきたいなと思っております。
職種のご紹介です。
様々ありますけど、今回の障がい者採用窓口の私達の方です。
皆さん、基本的にはやりたい業務に配属させていただいております。人によっては営業の方もいらっしゃいますし、マーケティングをされる方もいらっしゃいます。もちろんエンジニアもいらっしゃいますし、あとコーポレート系の方もいらっしゃいます。
皆さんをそもそも、事前にどこかに配属する前提で採用しておりません。皆さんが何をやりたいか、何に挑戦したいのかっていうのをヒアリングさせていただいて、皆様のためにポジション、配属するところを決めさせていただきますので、ここはぜひ面接とか、もしお会いすることができたらソフトバンクでどんなことに挑戦してみたいとかっていうのは素直におっしゃっていただけると嬉しいなと思っています。
これ営業もありますね、これは携帯の事業を運営する事業ですね。
ソフトバンクの携帯ショップは、代理店様をはさんで展開しております。代理店様をコンサルするようなコンシューマー営業。人、物、金を、代理店様に向けて最適化できるようなコンサルをさせていただいております。
あとは先ほど紹介した法人系の営業ですね、法人営業と言われるものです。お客様による、いろいろな課題があります。デジタルの課題から、経営課題もありますね。そういったところにソリューションを提案する。ITでコンサルをしようというところのポジションでございます。
あとは、実際お客様にお使いなられてから、お客様のカスタマーサポートというところで、お問い合わせがあったらそれに対して最適なご提案をするような営業もいらっしゃいます。
あとこちらマーケティングですね。ソフトバンクには様々なサービスがあります。それを連携することによってお客様にとって、どうやれば最適なサービスを提案できるのかというのをヒアリングして、課題を抽出して、それに対してアプローチ方法を皆さんで考えていただきます。ザ・マーケティング部署ですね。
あとエンジニア、先ほどの法人営業に紐づくような職種になります。
法人営業の者が、IT系の全てのお話ができればいいと思うんですが、私達のIT商材たくさんありますので、ここは法人営業とソリューションエンジニアが、二人三脚でお客様に対して課題提案を行います。
後は他にもネットワークエンジニア、システムエンジニア、セキュリティエンジニアと、様々なエンジニアが活躍しております。
こちらコーポレート系ですね、私を含めた人事とか、あと総務、財務というところもございます。こういったところもコーポレート系の一部でございます。
人事施策ですね。
これ社風みたいなことをお伝えしていくんですが、私達の共通の考え方として、自ら手を挙げた人に機会を提供しますよ、と。
こんなこと挑戦してみたいとか社内起業やってみたいとか社外副業やってみたい、社内副業やってみたい、ぜひぜひ皆さん挑戦してほしいなと思ってます。また職種を、初期配属のポジションからチェンジしたいというのもいいですし、こんな成長事業に挑戦してみたいっていうのも大歓迎です。ぜひぜひ皆さんの応募とか、チャレンジをお待ちしております。
例えばシステムエンジニアから営業行く人もいらっしゃいますし、営業から人事に行く人もいます。
皆さんがやりたい職種に手を挙げてエントリーシートを出して面談をする。要は社内転職に近いような感じではありますけど、こういったところもかなり活発に行っているのがソフトバンクです。
ソフトバンクっていうのは、決められたキャリアのルートがあるわけではなくて、皆さんがそれぞれ将来実現したいキャリアに対して、様々な制度を用意して、実現をお手伝いさせていただいております。ソフトバンクの社風として、社員一人一人を尊重するという文化がございますので、こういった制度を使って皆さんなりの独自の素晴らしいキャリアを歩んで欲しいなと思っています。
例えばこんなイメージですね。
法人の営業の方が、ジョブポスティング制度を使って、事業開発と新規事業を提案するような、DX化を共に企業様と行うようなポジションに異動して、ずっとキャリアを積んでいったりとか、あとはコンシューマーの携帯事業ですね。
そういったところからスタートして、ずっとマーケティングでキャリアを積んでいく人ももちろんいらっしゃいます。そこは本当に皆さんそれぞれの嗜好性の違いかなと思いますのでどれが正解とかはないです。
ぜひぜひ挑戦してみてください。
ソフトバンクの環境として特にこれは障がいに対する配慮という前提で作った制度ではないです。社員みんなが働きやすいように整備した環境があります。
これがまず、スーパーフレックスタイム制度っていう、働く時間は自由ですよ、という会社です。
ひと月あたり定められた労働時間があります。大体ちょっと正確ではないんですけども、1日7.5時間ぐらい働いていただく前提で掛ける20営業日。
土日を除いた20営業日でやると150時間ぐらいですね、月当たり働いていただく。それだけ働いてくれれば、あとは例えば月曜日朝つらいから13時出社でもいいし、木曜日は仕事早く終わったから14時退社してもらってもいいです。
ここは皆さんのそれぞれのプライベートのスケジュールを優先していただいて、月あたり定められた労働時間働いてもらえれば大丈夫です。
私はこの会社3社目ですけど、めちゃめちゃ働きやすいです。
あと場所も自由です。在宅で働いてもいいです。外出先で働いてもいいです。近くの事業所で働いてもいいし、ウィーワークってNewworkってコワーキングスペース、主要駅の近くにあるおしゃれなカフェスペースで働いても大丈夫です。
しかしうちの今の働き方で言うと、出社と在宅のベストミックスです。今は、週一出社するかしないかぐらいです。コロナが落ち着くと出社の比率も少し高くなるかもしれませんけど、基本的には頻度は変わらないかなと思っています。
要は、出社と在宅とかウィーワークとか、皆さんがどこで働くか選べます。今働いている従業員は、在宅で働くことの方が効率的って話で、在宅を選ぶ者が多くなっているという状況です。
これがちなみにうちの本社のオフィスです。
ウィーワークっていう、アメリカの企業と共同でデザインしたもので、通路幅とかも、実は計算されつくされて人とのコミュニケーションが発生しやすいようになっています。
これ会議室ですね、かなり綺麗です。
後、仕事の両立していまいす。男性で育休取る人は、うちの会社結構多いです。
私の周りの友人も、うちの会社なんですけど、もう大体3割ぐらいは育休取っていますね。1年間とか半年とか。もちろんダイバーシティってことで「えるぼし」「プラチナくるみん」とかを、客観的に見て女性が働きやすいようにしているというところも、評価いただいておりますので、ここは自信を持って働きやすい会社だと言えます。
こんな感じで働いていますね、社員1日の働き方です。在宅のバージョンですね。
かつ育児をやられている社員ですね。見てわかる通り結構皆さん自由に働いているかなと思います。保育園のお迎えとかも入れてもらっていますしね。
はいそんなところ、働きやすい環境はソフトバンクにございます。
ぜひ、今日持っていただいてご応募いただきたいなと思いますけど、最後ちょっとごめんなさい。時間押してますけど、障がい者採用についてご案内させていただきます。
ご質問の時間取れたら嬉しいですね。
もし気になることがあったら、皆さん、今事前に、質問とかも入れていただけると後ほど拾ってお話ができるかなと思いますので、ぜひちょっとそれもやりながら聞いてくれれば嬉しいです。
ソフトバンクでは、障がいの有無に関係なく皆さんがやりたいとか、そういったところをフラットに評価させていただいて、全ての社員が平等に働いております。
私達の障がい者採用は、総合職とアソシエイト職、この2種類入り口を用意しています。
総合職は皆さんイメージされる総合職ですね、他の一般の方と変わりなく、昇進もしていきます。
アソシエイト職っていうのが、要は総合職の方のサポートをしていただく方です。総合職として最初は総合職をやる自信がないなとか、企画の方をやってみたいとか転勤控えたいとか、そういったことをアソシエイト職でぜひご挑戦いただければなと思ってます。
ぜひ面接の中で、アソシエイト職と総合職迷っているんですけど、というところもご相談いただければ、私達それを含めて皆さんに最適なものを提案させていただきますので、ぜひぜひご質問いただければなと思います。
障がいのある社員の在籍状況ですけど、今424名の者が働いております。
身体、聴覚、あとは内部これが多い三つと答えます。もちろん精神知的もおります。
それぞれですね、一つの部署に固まることなく、皆さんがそれぞれいろんな部署に分散しています。
それはなぜかというと、これまで入社していただいてる皆さんがやりたいっていう業務に一番近いポジションをご案内しているからですね。
配慮例として、最新オフィスなので各フロアに一つこういった最新の多目的トイレがあります。休養室もございます。朝の、忙しい時、混んでいる時に出社するは必要ないです。
11時とか12時に出社していただいて全然大丈夫です。普通の一般の社員もそうしています。あとオフィスもかなり整備されて働きやすいですね。車椅子の方も難なく仕事できています。
あと上肢障がいのある方であれば、タイピングとか握力とかもこちらの方で配慮させていただいているので、余裕を持った仕事をご案内させていただいています。ただ仕事の難易度は一般の方と変わりません。
聴覚の方にはですね、UDトークというものとか、Googleドキュメントとか、こういったBoogieBoardを使って、情報格差を排除させていただいております。
全ての作業を快適に取り組めるオフィス環境を整備しておりますので、皆さんご安心いただきたいなと思っております。
各個人の障がいに対する配慮は、面接で丁寧に私達がヒアリングさせていただきますので、ぜひぜひ何でもご相談ください。面接というよりも面談みたいな感じで進んでいくかなと思います。
ということで、最後にイベントの案内をさせていただきます。
3月に会社説明会があります。マイナビの障がい者採用窓口のページからエントリーできますので、ぜひぜひご確認いただいてエントリーいただければなと思います。
会社説明会より詳しくお話をさせていただきます。
ということで、ごめんなさい。私達の説明が長くなってしまいましたけど、質問はどうですかね、いただいてますかね。はい、ありがとうございます。
障がいを持っていない持っているに関わらず、貴社で働くために持っておくべきマインド、はい、ありがとうございます、いい質問ですね。
これは将来ソフトバンクで何をしたいのかとか、こんなことに挑戦してみたいっていう前向きなポジティブな挑戦心を持っている方、このマインドがあるとすごくいいなと思いますし、あとは自分の考えてることとかやりたいことは、ぜひ周りに、言語化してあげてください。そうすると、いろんなチャンスが舞い込んできますのでそういった前向きなマインドがすごく必要かなと思っています。
あとはどうでしょうかね、ご質問。私がちょっと押してしまったせいで、あと1問ぐらいならお答えできそうですけど、何かご質問などございますかね。
先ほどもお伝えしてますけど、本当に私達の会社はですね、一般の方と変わらない評価制度ですし、業務内容です。
障がいを持っているからといって、簡単な業務ばかりアサインする会社ではございません。皆さんが将来のキャリアをどのように考えたらいいのかっていうのを一番前提として考えた上で、皆さんに最適な業務をご提案させていただいておりますので、ぜひ面談とかですね、そういったところで詳しくお話しいただけれと私達も最低限のご提案できますので、ぜひぜひご応募お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします。
はい、じゃあ質問も、大丈夫そうですかね皆さん。
ちょっとチャット欄も今見させていただきますね。ありがとうございます。
社員同士の仲の良さは如何でしょう。これめちゃくちゃ仲いいですね、老若男女すごく仲いいです。飲みに行くとかそんなところは別にそんなに多くないんですけど、社員同士が聞かれる質問されるとか、何でも相談できる環境でございますので、こちらは仲の良さは保証できます、大丈夫です。
ではお時間となりましたのでこちらで以上とさせていただければなと思います。
ぜひ選考とかイベントでお会いできればと思います。
本日はご清聴いただきましてありがとうございました。

- TDK
- 半導体・電子・電気機器
- 3/4配信
皆さん、こんにちは。TDK株式会社採用課の加賀谷と申します。
本日は、TDKの説明をお聞きいただきまして、誠にありがとうございます。
本日は約30分程度となりますが、最初に会社説明を行い、残り10分程度は質疑応答に入らせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それではまず、簡単にTDKについてお話していきますが、私達の会社は、電子部品を製造する、いわゆるBtoBのメーカーとなっております。したがって、BtoCのメーカーさんに比べると、名前を聞いたことがあんまりないなと思う方も今いらっしゃるかもしれませんが、実は皆さんの部屋を見渡していただくと、エアコンとかパソコンとか、いわゆる電気の通っている、ありとあらゆるものには、我々が作る電子部品が入っているということを、ぜひ今日は知っていただければなと思っています。
では早速、私の自己紹介から失礼いたします。私は加賀谷逸香(かがや いつか)と申しまして、新卒で入社して6年目の社員になります。私自身は、大学時代に何か電子部品の勉強をしていたかというと、全くそうではなくて福祉学部に所属していました。
精神保健福祉士の資格を取って、精神障がいのある方の就労支援とか、そういったことができる仕事に就こうかなと思っていたんですけれども、実習に行った際に、先輩の方から福祉職には後で就くこともできるけれど、最初に企業に行って実際に働く人、どんな人が働いて、どういうところで悩んでいるのかっていうことを知っておいた方がいいというようなアドバイスも受けて、企業職を志しました。
なぜTDKに入社したかというと、これは本当にご縁がありまして、たまたま私があるアーティストのコンサートに行った帰りに、TDKの拠点を見つけまして、何だろうこの会社っていうふうに調べたところが、きっかけとなります。本当に就職活動というのはご縁だなと感じていて、皆さんが今日この説明を聞いてくださったことも、何か一つご縁かなと思っています。最終的にTDKへ入社を決意した理由なんですが、他の会社さんも何社か受けさせていただいていて、その面接の中で結構、福祉職になんで行かないのっていう質問を受けることが多かったんです。しかしTDKはどちらかというと、その福祉で学んできたことを会社でどう生かしたいのかという前向きな質問やコメントをしていただいたので、そこでこの会社は、個性を尊重してくれる会社だなと思って入社を決意したという経緯がございます。
入社からは人事職として三つの部署を経験し、福祉を学んできたバックグラウンドもあり、現在は障がいをお持ちの方の採用活動に携わっています。また、学生時代に手話サークルに所属していて、手話がある程度できますので、聴覚障がいを持っている方と一緒に手話学習会や、手話レターの配信とか、そういった活動もしております。こちらのスライドの右下にある写真は、私が千葉県成田市の工場に勤務していた時に、社会貢献活動の一環で工作教室を行った時の写真です。工場勤務の方は作業服を着ていただくことになるんですけれど、4月からスタイリッシュかつジェンダーの時代を反映したユニフォームに変わりますので、そこもぜひ楽しみにしていただければと思います。
では、我々電子部品業界の魅力というところに入ってまいります。私達の作る電子部品というのは先ほども申し上げた通り、意外と皆さんの身近にある製品になります。皆さんの体に例えると、心臓や胃などいろんな臓器が一つ一つ働くことで、皆さんの頭や体が動いていると思うんですけれども、我々が作る電子部品というのも、それと同じです。
一つ一つの電子部品が正常に働くことによって、車やパソコン、そういったものが動いています。現在の電子部品業界においては、三つの市場が特に期待されております。
一つは、スマートフォンやドローン、通信の高速化、ガソリン車から電気自動車への転換といった市場です。電気自動車の場合、エンジンではなくモーターに頼ることになりますので、モーターの中の磁石といった電子部品が必要になってまいります。
二つ目は、私が所属していた成田工場でも、どんどん手作業で選別とか検査をやっていたものが、自動検査機に入れ替わるということがあったんですけれども、工場が自動化することによって、その機械の中に電子部品が使われていますので、活躍が期待されております。
三つ目は、環境にやさしいエネルギーということで、コンデンサなどの電子部品が活躍するというところがございます。
世界から見た電子部品メーカーのシェアを見ると、日本の電子部品メーカーというのは他の半導体とかに関連する業界と比較すると、非常に日系企業が強みを持っている業界になっております。約3分の1のシェアを日系企業が持っているということは、今後ますます進むと思われる少子高齢化などによって、日本だけで見ているとニーズがどんどん小さくなっていってしまいます。一方、世界ではインドを中心に人口もまた急激に増えておりますし、そういった点で世界を舞台にした業界というのは、非常に安定的と言えるのかなと思っております。また、安定的ということに関してですが、私たちのメーカーは、例えば自動車部品のメーカーさんですと、自動車メーカーが少し不調になってしまうと一緒に落ち込んでしまう可能性が高いんですね。その点、私たちの場合、家電メーカーや通信機器メーカーというように、多種多様なメーカーさんとお取引がございますので、非常に不況に強く、安定的ということができます。我たちは最終製品、つまり車や家電などを作る会社ではないですけれども、だからこそたくさんの製品に使用されているモノづくりができます。自分が関わった製品や技術を、世界中の人たちのために使うことができるということに、とてもやりがいを感じますし、誇りに思える部分です。
では、そんな電子部品メーカーの一企業である我々TDKのご紹介をさせていただきます。
私達の会社は、2023年で88周年を迎えます。人間に例えると米寿になり、結構高齢者かなと思うんですけれども。売り上げに関しては、2021年3月末の時に1兆4700億程度でしたので、それに比べるとこの1年間でだいぶ売り上げが上がってきており、非常に好調といえます。よく驚かれるのですが、グループ企業を合わせると従業員の9割が外国人の方々です。英語に触れる機会が結構多いのも、特徴ではないかと思います。
障がいをお持ちの方でも出張で海外に行って活躍されている方や、国内勤務でもメールなどで英語を用いて働いている方もいらっしゃいます。海外売上高比率・生産比率ともに約9割が海外ということで、電子部品メーカーにおいては、控えめに言ってもグローバルというところでは、少しリードしているんじゃないかなと思っております。ヨーロッパ、アジア、アメリカと世界各地にたくさんの拠点がありますので、いろんな国籍のメンバーと協力し、世界のニーズにマッチしたモノづくりを行っております。ただ、皆さんがもしTDKにご入社された際は、日本国内にも北は秋田県、南は大分県とたくさんの拠点がありますが、入社当初は国内のいずれかの拠点に所属というような形になるかと思います。TDKの総合職の中には、グローバル職と言われるコースと、あとは一般職ですね、これはTDK内ではエリア職と言われますが、二つの職種群がございます。
私もグローバル職の社員ではありますが、その場合は、国内外問わず転勤の可能性があります。エリア職の場合は、例えば秋田地区という中で、秋田の中での転勤があったり、成田工場で採用になればその成田工場内での異動があったりということで、エリアを限定した異動などは発生する可能性があります。しかし、基本的に昇格して係長とかになってグローバル社員に移行しなければ、エリア職の場合はそのエリアで活躍いただくというようなコースになっております。
では、社訓と社是についてですが、一つだけご紹介すると、TDKでは夢をドリームと訳さず、ビジョンと訳しています。その理由は、夢を夢のままで終わらせずに、絶対叶えてやるぞという意気込みが込められております。皆さんもTDKにご縁あって入社した際には、何かビジョンを持ってそれを絶対に成し遂げてやるぞというような志を持って、仕事に取り組んでいただければと思います。
TDKは、様々な国籍の仲間が働いており、多様性のある会社だなということは、私も6年ほど働いてすごく感じているところです。また、新入社員や若手社員が発言したことに対して、何か生意気だとか、そういうことを言われることはなく、会議室の中ではもう対等だよという言葉があるんですけれども、本当に新入社員だろうが社長だろうが役員だろうが関係なく、対等というところで発言ができる風土が、本当にあるなというふうに思います。
実際にどのような製品を作っているのかは、特に技術職の方々は気になるところでしょう。TDKの特徴は、製品のラインナップが非常に多いということです。これが強みですね。特に国内で製造しているのは、受動部品がメインになります。パソコンや車の中に使われているセラミックコンデンサ、通信の高速化に貢献しているコミュニケーションデバイスといったものです。
他には、TDK入社後にご説明しますが、磁性技術という分野でかなり発展してきた会社ですので、磁気応用製品にも強みがございます。私が在籍していた成田工場では、世界最強レベルのマグネットの製造を行っていました。また、静岡では自動車や風力発電の際のモーター部分に使われる、非常に有力なマグネットを製造しています。
またエナジー応用製品は、実は国内ではそれほど開発を行っておらず、主に中国のグループ会社であるATLで製造や販売を行っている製品が、現在TDKの売り上げの半分程度を占める非常に有力で好調な製品になっております。
その他、千葉県市川市テクニカルセンターや山形県の鶴岡の方の工場に、電波暗室という特殊なお部屋を設けております。被写体の電波だけを測定できる特殊な環境になっていて、なかなか電波でその電波だけを測定するって非常に難しいんですけれども、それを可能にする特殊な塀を設けていることで、お客様から依頼を受けて、電波を測定するというようなお仕事もございます。
ちなみに、カセットテープはご存知でしょうか。学生の皆さんの場合、親御さん世代かなと思うんですが、実はTDKはカセットテープで一躍有名になった会社です。
つまり、もともとはB to Cのメーカーだったんですが、現在ではBtoBのメーカーに入れ替わっているということです。将来の予測をして、事業を入れ替えてきた歴史を見ても、TDKの挑戦する風土を読み取っていただけたら嬉しいなと思います。そんな私たちのモノづくりを支えるのが、こちらの五つのコアテクノロジーになります。私たちは、材料開発から生産技術まで一貫したモノづくり体制を敷いている会社です。
職種も多種多様ですし、外注を行わないので、企業の中でスピーディーにものづくりをすることができます。一方、BtoBのメーカーには、モノづくりだけではなく「コトづくり」ということも非常に重要になってまいります。私達の作る製品というのは、家電のように取扱説明書を読めばすぐに使えるという製品ではありませんので、実際にお客様にただ製品を納めただけだと、どう使っていいのかわからないという事態になってしまいます。その際に、TDKの電子部品を使ってお客様のこのような悩みを解決できるというご提案をする必要があります。TDKではソフトウェア開発もしているんですけれども、ソフトウェアとパッケージでご提案することがあります。
私も実際に工場にいた時にすごく学んだんですけれども、もう本当にモノを作る上でいろんな職種の人たちの協力が必要不可欠だなと思っています。例えば、営業の方が受注を持ってきて、そこで実際に工場で量産をするとなった時に、まずは設計職のメンバーがお客様の要望に合わせて規定の製品の設計を検討したり、実際に量産をする際には、生産技術装置のメンバーであったり、プロセス技術ということで実際の製造の工法の開発をするメンバーであったり、さまざまなメンバーが技術的にモノづくりを支えています。
また、納期がありますので、それに間に合うスケジュールを作る生産管理や製造の現場の方々というのも必要になります。そしてスタッフ職はあんまり関わらないのかといえば、そうではありません。製造で使ういろんな資材の発注や、私のような人事職だと急に調査になった場合に一時的なテンポラリースタッフの方々を採用してきたり、あとは経理のメンバーが原価計算等で力添えをしたり、本当に多くの人たちが関わっております。現場の技術職だけでなく、事務系の仕事に就きたいなと思っている方も、間接的ではあるんですけれども、モノづくりに貢献できるのも魅力です。
ここまで、モノづくりやコトづくりのお話をさせていただきました。実際にこうした内容を行うには、お金が必要です。TDKは、研究開発費の売上高比率が国内の同じような電子部品メーカーさんと比べると、比率が高いという傾向にございます。
研究開発費というのは、研究開発をその企業がどれだけ積極的にやるかを見るだけではなく、実際にその企業がどれだけ新しいことに挑戦できる風土を持っているかも間接的に見ることができますので、皆さんもぜひ、いろんな企業さんの決算資料などを見て比べていただければと思います。
他にも、決算資料を見ていただくと、設備投資費などたくさんの指標があります。
これから就職活動でいろんな会社さんを見ると思うんですけれども、そういった数字の部分も、ぜひ就職活動の参考にしていただければと思っております。
では、実際にTDKでどんな人たちが活躍しているのかをご紹介していきます。
まず技術系の仕事に関しては、いわゆる理系の方々が活躍されているというイメージになります。事務系は、多種多様な学科の方が活躍されているというところになります。
主に技術系事務系というのは、いわゆる総合職のコースがメインになっているんですけれども、一般職の場合は逆に製造のオペレーターとかであれば、文系の方だからなるようなこともありますし、技術的なバックグラウンドを持っている方が技術補助とか設計補助といった仕事に従事するなど、多種多様な学科の方が活躍されています。
総合職の仕事の例ですが、材料開発や生産技術といろんなお仕事がございます。
電子部品メーカーだと電気系じゃないと活躍できないんじゃないかと思われるかもしれませんが、そこはあまり関係ないと言えます。
TDKの場合、ここに書いてあるような材料や情報物理機械、化学と多種多様な学科の方が活躍されていますので、イメージで断念するよりも、自分のやりたい仕事というものを一番に考えていただければなと思います。
例えばここに写っている生産技術とかも、普通に考えれば機械系なのではと思うかもしれませんが、生産技術と一口に言っても本当に多種多様な仕事があります。あまり気にせず、ぜひ挑戦していただければいいなと思います。
一方、事務系に関しては、いわゆる法人営業、私のような人事や経理、あと社内SEといった社内のITをサポートするようなお仕事などがございます。
こちらについても、ここに書いてあるのはいわゆる総合職の仕事になりますが、一般職でもいろんな仕事がありますので、求人の方を見ていただければなと思います。
福利厚生についてですが、私たちの企業は比較的大きいメーカーになりますので、いわゆる一般的な福利厚生というのは管理されているかなと思います。最近思うことは、私が入社した6年前に比べると、男性で育休を取っている方とかも増えてきており、性別などに関係なく、ワークライフバランスが取りやすい会社になってきていると感じています。例えば、入社していきなり現場に放り出されるということはなく、それぞれ研修なども充実していますので、そこはご安心ください。最近は英語教育にも力を入れていて、一定の基準に合わないと補習をさせられるというところもあるので、語学を伸ばしたいと言う方は会社の費用で受けられるので、良い制度になっています。
ここまでの話をまとめますと、TDKはBtoBのメーカーであり、幅広い事業領域を持っています。そして、素材開発から一貫したモノづくり体制を敷いている会社です。
海外売上高比率9割のグローバル企業で、カセットテープで一躍有名になった磁性技術に強みがあります。また、オープンマインドで多様性にあふれた風土が持ち味です。
実際の求人に関しては、マイナビチャレンジやマイナビ2024の方で調べていただくと、見ることができます。弊社の場合、障がいをお持ちの方の採用コースは、基本的には障がい者手帳をお持ちの方が対象になります。障がいをお持ちの方の採用コースを希望される方は、TDKのマイページに登録いただいた後にそのコースがございますので、そちらでエントリーいただければと思います。実際に手帳をお持ちでない方でも、TDKの問い合わせ先がマイナビチャレンジやマイナビ2024に載っていますので、お問い合わせいただければ、こういうふうな採用コースで進んでいただいたらどうかという相談に乗りますので、ぜひご連絡いただければと思います。
一応、定期選考のスケジュールはマイページから公開しているんですが、こちらはいわゆる障がいをお持ちの方の採用コースとは別で、一括の定期採用になりますので、障がいをお持ちの方のコースに応募したい方は、個別に相談を受けて人事面談を行うなどする中で、会社のニーズを探させていただきますので、障がいをお持ちの方の採用コースの方に申し込むようにしてください。
最後になりますが、私たちは今「尖った大胆さ、くれよ」というキャンペーンをやっていて、これは知名度の低い会社名を覚えてもらいたいという意味もあるんですけれども、ただ、TDKは本当に多様性のある会社です。いろんな人材それぞれに必ず個性とか長所はあると思っていますし、ウィークポイントというのは誰しも持っているものなので、そういった短所は全員で補って長所を伸ばす、そんな会社です。ぜひ皆さんもTDKに興味を持っていただいた方は、エントリーいただければ嬉しいです。全体の説明は以上になります。ご視聴いただき、ありがとうございました。
質問がある方は、ご質問をお願いいたします。
ご質問をいただきましたので、読ませていただきます。採用での障がい者コースと一般コースの併願は可能でしょうか、また配慮事項についてのご質問です。
そうですね、併願は可能ではあるんですけれども、面接を何回も受けることになってしまうので、一旦採用担当と面談をさせていただいて、どちらのコースがいいのかを事前に相談させてもらった方が、よろしいかと思います。もし悩んでおられる場合は、TDKの採用課の共有アドレスが、マイナビチャレンジやマイナビ2024の方に載っていますので、そちらの方にお問い合わせいただければと思います。また、配慮事項なんですけれども、障がいをお持ちの方の採用コースの方が配慮はさせていただくことになると思います。定期採用の方ですと、一般のいろんな方々もいらっしゃるので、そこで特別に配慮するというのがなかなか難しいところもありまして、障がいをお持ちの方のコースですと、お一人お一人のその個性とかニーズを踏まえて、マッチする部門がないかを社内で探すことになりますので、こちらの方が配慮といった意味では、させていただくことになるかと思います。
もちろん一般コースの中でも、できる限りの配慮はさせていただくのですが、より大きい個別の配慮といった意味では、障がいをお持ちの方の採用コースの方が配慮は大きくなる可能性が高いっていう点について、ご理解いただければと思います。
9割が外国人ということで、採用されるにあたりTOEICが何点以上必要とかあるのでしょうか、というご質問です。こちらは、コースによってまちまちです。技術系総合職に関しては、特にTOEICの制限はございません。
ただ事務系総合職は、TOEIC600点以上というのが一つのルールというか、規則になっているんですけれども、いまコロナ禍とかでなかなかTOEICを受けるのが難しいという方もいらっしゃいますので、英語力に自信のある方や、内定期間のうちに頑張るというような意気込みがある方は、書類選考は受け付けていますので、それだけで足切りということは行っておりません。エリア職の方に関しては、特にTOEICの制限はございません。ただ、特に総合職の方は入社してから英語に関わる機会が非常に多いですし、一般職の方も他社に比べると英語に接する機会が増えてくると思うので、そこはぜひ英語を前向きに勉強していただけると嬉しいです。
英語はほとんど喋られないのですが、日本語でもコミュニケーションは可能でしょうかというご質問です。社内の公用語は現在のところ日本語ですので、大丈夫です。普通に日本で勤務する場合は、日本語で会話というのが基本になります。
ただ、海外のグループ会社の方とZoomなどでオンライン会議をするケースや、英語でメールのやりとりを行うといったケースはあります。
転勤はありますかというご質問です。
障がいをお持ちの方の採用コースに応募されて、そこで内定となった際には、転勤のところも要相談させていただきたいなと思っています。例えば、体の治療の関係で転勤が難しい方は、基本的には配慮させていただいておりますし、一般職の場合は基本的にはそのエリアから出ることはありませんので、もし確実に転勤したくないよっていう方は、一般職のエリア採用コースの方に申し込んでいただいた方がいいかなと思います。
ただ、総合職に関しても転勤に関する配慮はできますので、もし何かある場合は、採用コースに申し込んでいただいた後、個別に相談させていただければなと思っております。
技術系総合職ではどの程度海外に行く人がいますか、というご質問です。
こちらは、障がいをお持ちとかお持ちでないとか関係なくというところで言うと、大体今TDKの従業員8000人ぐらい国内におりますが、そのうち300名程度が海外に行っています。ただ、営業とか経理とかの職種の方も含んでいますし、技術系はそのうち半分ぐらいかなとは思うんですけれど、コロナ禍の中、赴任が少し減っているところもありますが、海外に行くという点に関しては、結構TDKの中ではチャンスがあるかなと思います。
それではお時間になりましたので、終了とさせていただきます。いろいろご質問いただき、ありがとうございました。興味のある方は、ぜひエントリーお待ちしております。ご視聴ありがとうございました。

- トモズ(住友商事グループ)【総合職】
- ドラッグストア
- 3/4配信
こんにちは。
株式会社トモズの会社説明会にご参加、ありがとうございます。
当社は首都圏に展開するドラッグストアのチェーン店になります。
当社は、お客様の日々の生活をサポートする会社です。障がいをお持ちの方にこそ、お客様の気持ちがよりわかっていただけるのではないかと、私達は思っています。
まず、店の雰囲気をちょっと見ていただこうと思います。
こちらが六本木ヒルズ店、そしてこちらが恵比寿ガーデンプレイス店になります。
当社の店作りは、明るく見やすく整然とした外観です。
そして、医療機関としてのドラッグストア、これが当社の特徴になります。
また、当社の企業理念は、「医療の一環を支える小売業として、お客様の健康で豊かな生活に役立つかかりつけ薬局を目指す」となっています。
ドラッグストアと調剤薬局、その役割はどうなっているのか、という点についてですが、当社は調剤併設型ドラッグストアとなっています。
ドラッグストアというのは、一般的に、病気になる前に、セルフメディケーション、つまり自分で治す自己治療をしたり、もしくは病気にならないようにしたり、未然に防ぐ、ここの領域がドラッグストアの仕事になります。
調剤薬局は、お客様が病気になった後、病院に行って処方箋をもらって、それを調剤薬局に持って行って薬をもらう。そこで薬を出すのが調剤薬局の仕事になります。
当社は、このドラッグストアと調剤薬局を併設した、両方の機能を持っている、薬局、ドラッグストア、調剤併設ドラッグストアになります。
当社の役割は、地域の健康、医療を継続し、守り続けることになります。
皆さまが疑問に思うことをちょっとお答えしていこうと思います。
まずドラッグストア業界が、どういう業界なのかということ。
また、実際にどんな仕事をしているのかということ。さらに、働く環境について。
この辺の話をしようと思います。
最初にドラッグストア業界全体の話をしようと思います。
昨今、ニュースなどで百貨店の閉店などが取り上げられることがあります。やはり業界によって、その時代に求められるものが変わってくるということなんですね。
では、ドラッグストア業界はどうかというと、医療需要の高まり、また健康増進や病気の予防、少子高齢化による高齢者の方の増大などにより、これからも、大きく成長し続けることが見込める、数少ない成長産業と言われています。
また、今までなかった新型コロナのような、世界的にも知られていなかった病気が流行るここともあるでしょうし、ドラッグストア業界全体としては成長産業だと位置づけられています。
続いて、トモズの社員の仕事がどんな仕事なのかという説明ですが、薬剤師の仕事がメインの話題となるかと思います。
こちらは先ほど話したように、当社店舗の調剤薬局の部分は、基本的に薬剤師が行います。
皆さまの中には、レジ打ちとか品出しなどの仕事がメインじゃないのか、またはアルバイトと同じような仕事なんじゃないのか、などと思われる方もいらっしゃると思います。
当社店舗の仕事内容としては、まず対お客様についてはレジ担当もありますが、基本の仕事は、カウンセリングです。お客様からいろいろなご相談をいただいて、それに対して専門的な知識をもってアドバイスしていく。そういうカウンセリングの仕事が中心になります。
商品に関しては、品出しも当然しますが、在庫の管理だったり発注だったり、また価格の設定、それからプロモーション展開など、こういう部分が当社の仕事になります。
まず、カウンセリングの仕事の部分ですが、「登録販売者」という資格があります。後ほど説明しますが、当社はこの登録販売者の資格取得のバックアップもしています。
それから、当社では化粧品も扱っていますが、こちらに関しても、やはりカウンセリング、アドバイスを求められるお客様が非常に多いです。
それから、管理栄養士の資格をお持ちの方は、サプリメントの知識や栄養についての相談などを受けるといった展開も、トモズでは積極的に行っています。
当社は、こうして各自の専門知識を生かして、お客様に提案、アドバイスをしていく会社です。
売り上げの他社様との構成比の比較ですが、一般的なドラッグストア様ですと、調剤の売り上げがだいたい10%前後です。一方、当社の場合は調剤併設型ということで、基本的にほとんどの店舗に調剤部門がありますので、調剤の比率が約30%と非常に高くなります。
それから、化粧品部門ですが、店の雰囲気を見ていただきましたように、明るく綺麗で清潔な店作りを実施していることから、一般的なドラッグストア様ですと21%程度の売り上げ割合が、当社では30%以上の割合があります。
逆に、食品などの扱いは、当社でちょっと少なくなります。他社様の郊外型の店ですと、例えば牛乳いくらとか、豆腐いくらとか、そういう安売りをメインにされるドラッグストア様もありますが、当社はそういう商売の仕方ではなく、先ほど話しましたように専門性を高めて、お客様のご要望に応えるアドバイスをする、そういうドラッグストアです。
プロモーションの部分についてですが、ドラッグストアの商品というのはシーズン性、季節性が非常に高くなります。今のシーズンですと、花粉症が挙げられますね。実は、私も花粉症になっていまして、ちょっと喉がイガイガしています。
例えば夏になると、日焼け止めやクール素材、冬になるとカイロなどを揃えます。こうして、日本の四季折々、気候変化に応じて、ドラッグストアの商品というのは大きく変わっていきます。そういう状況に合わせたプロモーションを考え、お客様にどういうふうに見せていくか、見ていただくか、訴求していくかという部分によっても、売り上げというのは非常に大きく変わってきます。
そういう部分も、仕事をしていて、非常にやりがいのある楽しい部分ではないかと思っています。
こちらがプロモーションの展開ですね。
それから自分の担当のメンテナンスで、新商品もどんどん出てきます。ドラッグストアの商品は、1年経つともう商品の何割かが変わるぐらいで、どんどん新しい素材のもの、新しい成分が入ったもの、より効くものなどいろいろなものが出てきます。
そういうものを展開しますが、価格もやはり重要です。
それから在庫管理では、過剰に持ったりしない、また逆に品切れしない、そういう在庫管理も非常に重要です。
こういう、対お客様に関してはカウンセリング、そして対商品ついてはプロモーションの展開や在庫管理。これが当社の仕事になります。
医薬品登録販売者の話をちょっとしようと思いますけれども。
薬は大きく2つに分かれていまして、1つは第1分類というもの、こちらについては、非常によく効く薬なんですけれども、ちょっと注意をしないといけない成分が入っていたり、そういう薬があります。こちらは薬剤師のみが販売するということなんですが、薬全体の大体1%ぐらいとされています。
残りの2類3類につきましては、薬剤師プラス、登録販売者が販売してよいという薬になります。こちらは99%を占めるということです。ご入社いただきますと、この登録販売者の資格を取っていただきたいということで、バックアップ体制をきっちりとっております。
ドラッグストアの仕事として、ニーズを把握して、知識などアイデアをアウトプットして、それをお客様にご提案する。これがドラッグストアの仕事になります。
やはりやりがいがあるから、働き続けられるし、医薬品や健康に関する知識も身につきます。
こういう健康や薬に関する知識というのは一生役に立つ知識ですし、また身近な方、家族の方などがご病気になったりしても、その知識を十分に生かせる。そういう知識ですので、一生役に立つと思います。
そして、自分で考え、先ほどのプロモーションなどもそうですけれども、実行に移すスキルが身につくと思います。
トモズを知ろう、3つ目ですけれども、社風というか、会社の状況、または福利厚生なども話そうと思います。
当社は昨年の段階で232店舗ということで、首都圏中心に展開しています。
M&Aなども含めて、今年度、大きくなりますけど400店舗を年度末には想定しているような形で、これからも成長を続けていく会社となります。
全国展開ではなく、当社はやはり首都圏、東京・神奈川・千葉・埼玉、こちらを重点的に展開をしています。首都圏に展開するドラッグストアのチェーン店としては、それなりに大きな規模というふうに、業界でも評価をいただいています。
勤務地はドアtoドアで90分以内と書いていますけれども、障がい者の方の場合は、当然配慮させていただいており、60分圏内で、と考えています。
ただ、やはりいろいろな店舗を経験していただきたい、というのもあります。
駅前の店舗、商店街の店舗や、先ほど見ていただいた六本木ヒルズの大型商業施設の中、また郊外の店舗などもあります。
そういういろいろな店舗を経験していただきたいという考えもありますので、人事の異動などもあります。ただし、引越しを伴うような転勤は一切ございません。
ライフプランとしましては、ご入社から、ご結婚されて、ご出産、お子さん、こういう一連のライフサイクルを、首都圏から離れないということで生活設計がしやすいのかなと思っています。
残業ですが、一般的な企業さんの平均時間として、20時間を超えるぐらいかなというふうに言われております。当社の場合は、平均12時間ということで、働く環境としても悪くないのかなと思っています。
当社の店の営業時間ですけれども、24時間営業などの店舗はありません。
基本的には閉店は8時、それから9時、10時、3パターンありますけども、9時もしくは10時の店がほとんどということで、深夜の勤務などはございません。
1日の流れですけれども、開店が9時、閉店が大体こちらも9時ぐらいで、シフト制になっています。早番、遅番、場合によっては中番というのもあります。
障がい者の方の場合は、シフトに関しましても、ある程度のご要望を聞いています。
早番固定、遅番固定、ご希望を聞きながら、勤務していただくという形になっています。
月のスケジュールですけれども、お店が基本、年中無休、正月の1日、2日、3日だけは、全店舗、基本大型の商業施設に入っている店舗以外は、正月3日間お休みですけれども、それ以外については営業していますので、交代して勤務交代や曜日を交代しながら休みをとっていただくような形になっています。
年休も取れますし、また休みは飛び飛びに取った方がいいという方もいらっしゃいますので、その辺はご希望を聞きながら、決めていただいています。
休むときはしっかり休む社風ということで、上期下期それぞれ、有給休暇なども絡めながら、連続休暇、年2回取ろうということで、全社で取っていただいています。
当社は、住友商事100%の会社です。
なので、安定した経営基盤ということで、長く安心して働いていただける環境にあるかなと思っています。
まとめますと、引越しを伴う転勤、異動などはありません。
それから、休むときはしっかり休む。安定した経営基盤。安心して長く働ける環境で、自分の未来を描いていただけるのではないかと思っています。
待遇面の話ですけれども、基本給は21万円。それから資格を取っていただきますと、それぞれ登録販売者、管理栄養士の資格をお持ちの方は、管理栄養士の手当、そういうものがついてきます。
通勤費は当然全額支給、それから賞与は年2回。昇給は年1回、毎年4月になります。
労働時間は1日8時間。シフト制ということになります。
年間休日は116日です。週休2日ですと、52週ありますから104日です。
それプラス12日、毎月1日ずつプラスで休みがあるようなイメージとなっています。
それから入社時は、入社時に有給休暇は10日付与という形になっています。
福利厚生の2ですけれども、2つ目ですが、健康保険や当然厚生年金、または団体生命保険の団体定期保険なども入っています。
年次休暇につきましては、有給、その他、産休育休制度、こういうものもございます。
少し産休育休のことも話を聞いたと思います。
産休育休制度はですね、法律で定められているもの、基準よりもですね、上回る基準で運用しています。
育児出産休暇は、2020年度で55名の社員の方に取っていただいております。
また時短勤務なども実施させていただいております。
早番固定だったり2地区休みだったり、自宅の近くの店舗に配属してほしいというようなご希望にも考慮しています。
産休育休の取得当たり前と、そういう社風でございます。
トモズの社風ということで、若手社員に社内でもアンケートをとらせていただいた結果ですけれども、「どんなときにやりがいを感じるか」という部分では、やっぱり患者様お客様に感謝されたとき。やはり患者様お客様がどこか痛かったり、何か悩みを持たれたり、そういうときにですね、その悩みをお聞きして、的確なアドバイスをさせていただいたとき、お客様からありがとうと、後ほど感謝状などをいただいたりすることもあります。そういうときはやはり社会的に意義があるというかですね、やっててよかったなあと感じていただける仕事かと思います。
それから入社するまで気づかなかったと思うトモズの魅力はということでは、人柄がいい人が多いと、ちょっとこれは手前みそですけれども、そういう温かく柔らかい人間の方が多いのかなと思います。
目標とする先輩や上司はいるかというアンケートにも高い回答をいただいております。
ぜひですね、ご興味ありましたら、当社のホームページから、採用の部分に進んでいただいて、ご応募いただければと思います。
まとめますと、多様な福利厚生、それから法律を上回る水準の育休時短制度など、また社員間の交流もあり、困ったときに相談しやすい環境にあるのかな、と思っています。
ですので、仕事だけでなく、プライベートも安心かなというふうに考えております。
当社の求める人材について、最後にちょっと話そうと思いますが、明るく素直で謙虚で思いやりのある人材、これが当社の求める人材です。
5年ぐらい前に、現在の社長が、こういう人材をトモズで育てていこう、また、そうなっていこうということで人材募集を始めておりまして、そういう方が増えてきたのかなと、また入っていただく方も、そういう方が多くなったのかなというふうに感じています。
最後に障がい者の方の働く状況なども、ちょっと話そうと思います。
現在は、障がい者の方の在籍状況として、身体の方が25名、精神の方が21名、知的の方が5名ということで、全体で51名の方に働いていただいています。
皆様、生き生きと働いていただけいただいているのかなと思っています。
働きやすい環境づくりにも心を砕いています。相談しやすい環境、サポート体制なども整えています。
ですので、ぜひ、ご興味をお持ちになられた方は、当社のホームページを見ていただいて、また細かく当社のことを知っていただければと思います。
最後に当社の考えですけれども、障がいをお持ちの方、当然、十分配慮しますけれども、特別扱いはしない。障がいをお持ちの方も、健常者の方も、正社員の方も、パート社員の方も、すべてトモズで働く仲間だというのが、当社の考えでございます。
ぜひ、お1人でもですね、当社のことを興味を持っていただいて、仲間になっていただく方が増えていただければ幸いです。
ご質問などありましたら、ちょっとお聞きしてみたいと思います。
ちょっと待ってください。
はい、わかりました
それでは、ご質問もいただいてないようですので、こちらで株式会社トモズ説明会を終わらせていただきたいと思います。
どうもご清聴いただきありがとうございました。

- ニッセイ情報テクノロジー(障がい者採用窓口)
- 情報処理
- 3/4配信
皆さん、こんにちは。私はニッセイ情報テクノロジーヒューマンリソース部採用担当の吉田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
今日、私どもニッセイ情報テクノロジーがトップバッターですが、IT業界の話やシステムエンジニアとはどういう仕事なのかという話、当社ニッセイ情報テクノロジーがどういう仕事をしているのかという話を進めていきたいと思います。それでは、早速資料を使ってご説明していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず、表紙を見てください。こちら、菱形の赤いマークがポンと出ていますが、左下を見ていただくと私どもの会社の名前、ニッセイ情報テクノロジー株式会社という文字が見えると思います。そしてこちら、大きく真ん中にある菱形とは別に、左の下にも赤い小さな菱形があると思います。こちらは日本生命のマークになります。日本生命のマークは全部このマークで、グループ会社は少しずつ色が違った形になっています。
私どもは日本生命の赤とほぼ同じ色の赤を使わせていただいていておりますが、これはグループ会社の中でも日本生命に次ぐ大きな会社という意味があります。他の会社では、緑色や青色を使っていた会社もあります。また、情報テクノロジーという名前から想像いただけると思うのですが、私どもの会社はIT系の会社となっております。
今、チャットのところに皆さんによろしくお願いしますと入れていただいていますが、途中でも結構ですので、いろいろな質問を書いていただければと思います。では早速いきます。
こちらのページは、IT業界の全体像を円グラフの形にして五つに区分しています。左の上にハードウェア、次にソフトウェア、下に通信、インターネットWebシステムインテグレーター、この五つの区切りです。
まずハードウェアのところですが、IT業界のハードウェアはどういった会社かというと、NECさんであったり、日立さんであったり、富士通さんであったり。この絵のとおり、パソコンやサーバーなどを作っている会社を想像していただければと思います。
次にソフトウェアのところです。今日は皆さんパソコンで入ってかもしれないですが、例えばパソコンの中に入っているワードやエクセルのようなソフトウェアを作っている会社です。マイクロソフトさんがその会社に当たると思います。
次に、下の通信のところです。今の私もそうですが、皆さんもスマホを持っていると思いますが、そのスマホの運営会社、キャリア会社です。例えばドコモさんであったり、ソフトバンクさんだったり、KDDIさんだったり。そういう会社がこちらの領域となっています。
次にインターネット、Webの部分ですが、こちらはヤフーさんやGoogleさんのような会社になります。
最後に、ここは赤く括っていますが、システムインテグレーターという種類の仕事で、私どもの会社も入るところです。少し聞いたことがあるという方もいるかもしれませんが、今ご紹介させていただいたハードウェアとかソフトウェアとか通信とかいろいろなものを組み合わせて、お客様の課題を解決している会社だとご理解いただければと思います。
こちらは、システムインテグレーターをもう少しわかりやすくしたスライドとなっています。大きく二つ、親会社を持つシステムインテグレーター、親会社を持たないシステムインテグレーターと左右に分かれます。
ここに、システムインテグレーターと書き括弧でSIer と書いていますが、私どもの業界ではこのシステムインテグレーターのことをSIerと言いSIER 4文字で表しています。
今日こちらのニッセイ情報テクノロジーのご説明を聞いていただいている皆さんには、ぜひこのSIerとはシステムインテグレーターのことだと覚えておいていただければと思います。
左側の親会社を持つSIerにもいくつかの種類があり、こちらには代表的な二つの種類を書かせていただいています。
まず、左の青い枠のとこで括ったメーカー系のSIer。こちらはハードウェアメーカーから独立した会社で、名前ではNEC何々さんとか日立何々さんとか、大体会社名の頭にメーカーの名前が入っている会社になります。
右の赤い枠はユーザー系会社です。実は私どもニッセイ情報テクノロジーもここに入りますが、メーカー系ではなく、大きな会社のシステム部門が独立してできたSIerの会社となっています。私どもは先ほど少しお話ししましたように、日本生命のグループ会社で、元々は20数年前に日本生命のシステム部門の中で仕事をしていたのですが、そこから分かれてニッセイ情報テクノロジーという会社を設立して今に至っています。
次に右側の親会社を持たないSIerになりますが、こちらもいくつかの種類にわかれます。独立系だったりコンサル系だったり、外資系だったりします。少し説明を端折っている部分もありますが、コンサル系会社の中では例えば何とか商社さんとか何とか総研とかもこちらに入ってくると思います。
それでは、SIerの話は一旦こちらで終わりにさせていただきまして、次は、システムエンジニアとはどういう仕事をしているのかをご説明したいと思います。
私はニッセイ情報テクノロジーの社員で、今日はヒューマンリソース部採用担当としてこちらに来ておりますけれども、実は私も元々はシステムエンジニアでシステム開発の仕事をつい最近までしておりました。
こちら、一般的なシステム開発の流れになっておりまして、ウォーターフォール、水が落ちるということですが、ウォーターフォール型と呼ばれています。
情報系の学校で勉強されている方は、ウォーターフォール型以外の型を知っているかもしれませんが、一般的にはこのウォーターフォールという型で仕事をしています。
左から上流、右は下流工程という形で絵を描いております。水が高いところからだんだん下に流れるイメージをしていただければと思います。ビジネス戦略立案というところが一番の上流になっており、保守・運用というのが一番の下流です。
ビジネス戦略立案があって、次に要件を分析して、次ソリューション立案をして、次にシステム企画、設計プログラミングテストをします。そして、それをまとめる、プロジェクトマネージメント。最後に、お客さんに納入した後もいろいろと修正や変更がありますので、保守・運用といった形になります。
ザーッと言うとこういう形になりますが、少例を出して違った形で説明したいと思います。
例えば、注文住宅を想像してください。
私吉田が家を建てたいな、一戸建てにしようかな、どうしようかなと考えます。次は一戸建てだとしても、洋風にしようか和風にしようかと考えると思います。そこがビジネス戦略立案のところにあたり、実際にその注文住宅を受ける会社が営業として吉田のところにやってきます。吉田さんどんな家を建てたいですか、洋風ですか、和風ですか、うちはそういうのを作れますよと言う営業です。そこでビジネス立案をし、次に要求分析です。洋風でもいろいろな種類があります。スウェーデン式だったり何々式だったりともう少し具体的にしていきます。
さらにソリューション立案の部分では、2階建てにしましょうか、3階建てにしましょうか、エレベーター付けましょうか、扉はどこにつけますか、南側がいいですかと話をして、このソリューション立案ところで大まかな青写真を出します。
そこまでくると、やっと細かい図面などを書くシステム設計の部分になります。
実際にプログラミングの部分で、トントンと金槌を使って大工さんが家を建て、最後に本当に家できたかな、ちゃんとしたお客さんが注文した家ができたかなということをチェックするテスト。家が傾いていないかなとか、扉がちゃんと開くかなというところです。
家でイメージすると、この全体をまとめるところ、プロジェクトマネージメントというのが大工の棟梁さんと思っていただければと思います。
最後に、お客さんの吉田に渡した後も、吉田は1年後にやっぱりこの扉はスライド式にしたらよかったかなあとか、部屋もうちょっと広げてベランダは狭くしてもよかったかなと思うかもしれません。1年後にもう1回同じ業者さんにもう少し作り変えてほしいと話して、作り変えてもらうかもしれません。
それが保守、という感じでイメージしていただければいいと思います。家の話で少しイメージを把握していただいたでしょうが、このページではシステム開発にはいろいろなことがあり、プログラミングはその一部なのだということをわかっていただきたいと思います。
この絵で見てもプログラミングは本当に小さい部分です。システム開発、SEになるというと、なんとなくずっとキーボード叩いているイメージがあると思いますが、それは違うのです。私も長い間システム開発やってきましたが、先ほど言ったように営業もすれば図面も書くこともありますし、大工の棟梁として100人200人1000人を動かすこともあります。できたらその後はさようならというわけではなく、お客さんが何か変更したいと言ってくれば保守をすることもあります。これ全部がシステムエンジニアの仕事ですから、こういったところも少し今日覚えて帰っていただければと思います。
続いてニッセイ情報テクノロジー、当社がどういう会社なのかをお話させていただきます。
設立は1999年になります。少し前に、設立20周年のパーティーをさせていただきました。売上は790億円で従業員が大体2500人ほどです。ここに、障がいのある方が約50人在籍しておられます。
資本金は40億円ほどで事業所は東京と大阪になります。東京と大阪、基本的には大きな場所は2ヶ所です。心配される方もいると思うのですが、転勤には配慮があります。やはり地元で通い慣れている病院にずっと行きたいという方もおられると思いますし、障がいのある方にも転勤については配慮があります。そういうのは関係なく私は東京に行きたいです、大阪に行きたいですという方はもちろん転勤できますので、ご安心ください。
ニッセイ情報テクノロジーのIT会社としての仕事は、残念ながらゲーム開発とかではありません。日本生命から分かれた会社ということもあり、保険、共済、年金、ヘルスケアの領域を強みとしています。先ほどの家の例でいくと、家を立てるためには基礎を作らないといけないので、システムの世界でのインフラ、システムインフラもお客様に提供させていただいています。その上で、保険共済年金ヘルスケアに関するアプリケーションシステムなどをお客様に提供させていただいております。比較的、社会貢献性の高い領域で仕事をしていると思っていただければと思います。
質問が来ています。文系か理系かは関係なく文系もいいのですか。今言った仕事できるのでしょうかというご質問です。大丈夫です。全然問題ありません。後ほど詳しくお話致しますので、少々お待ちください。
当社を知る上でのポイントを少しこのスライドにまとめさせていただいております。
私どもは一番上の社会保障、命に関わる産業のプラットフォーマーを目指しております。
特徴は、日本生命グループの唯一のIT戦略会社であることです。システム開発をトータルでサポートするプライムベンダー、つまり1次請けの会社になります。後ほど少し説明しますが、全体の約4割は日本生命以外の一般市場へのビジネス展開も実施している会社です。
では、日本生命グループでのシステム開発、どういった仕事をしているのかというのをこちらでご説明します。いろいろな生命保険会社がありますが、日本生命は比較的大きな生命保険会社です。従業員もたくさんおりますし、もちろんお客様、その保険に入っていただいている方々も多くいらっしゃいます。
まず左側です。日本生命は個人向けに生命保険や損害保険や年金という商品を販売しています。生命保険では皆さんもテレビで見られたかもしれないですが、綾瀬はるかさんが時々コマーシャルしている、未来の形という商品を売っております。あのような商品を売った後は、Aさんは毎月の掛け金が2万円とかBさんは3万円とか、20年経ったらいくらか返戻金があるとか様々なサービスがありますが、それらを小さなパソコンや電卓だけで管理することはできませんので、20数年前から、世界有数の大きなシステムを組んで管理しています。
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そういったシステムを、私どもニッセイ情報テクノロジーが作って提供しています。
次は右側です。企業向けにも同じように生命保険、損害保険、年金があります。これは団体保険といわれるもので、皆さんも社会人になって会社に入られたら少し触れることがあると思います。
上の部分、コーポレート。こちらは日本生命の中の人事や総務で使われるシステムのことですが、こちらもニッセイ情報テクノロジーで作っております。大きな会社ですので、営業職員さん含めるととんでもない数の方が働いています。その方たちの管理例えばお給料の支払いとかもしていますので、大きなシステムを構える必要があります。そのシステムもニッセイ情報テクノロジーでご提供させていただいております。
あとは下の部分、資産運用です。日本生命はお客様からお預かりしたお金をそのまま置いておきません。何かあったときにお金をお支払いするだけでは目減りしていきますので、資産運用などもしています。有価証券や不動産も管理していくため、大きなシステムを持っています。そちらも、ニッセイ情報テクノロジーで作っております。
次は、一般マーケットの広がりの部分になります。
日本生命の話ばかりだと他に4割もやっているのは本当なのかと思われるかもしれませんが、こちらの棒グラフを見てください。その4割という数字がこちらに示されております。2020年度少し前の資料ですが、全体として約800億円の売り上げがあり、そのうち日本生命以外は一番端です。右の緑の棒グラフになりますが、約360億円日本生命以外の仕事をさせていただいております。日本生命の2倍3倍まではいきませんが、同じぐらいの仕事をしているとご理解いただければと思います。
その一般市場、日本生命以外の仕事でも、具体的にはやはり保険、年金、医療が私どもの強みです。基本的には同じ領域の仕事を他の会社や自治体、国、病院などに提供させていただいております。特に、銀行さんに関しましてはメガバンクというよりもどちらかというと地方銀行さんなどにシステムを入れさせていただいたり、外資系生命保険会社、こちら名前を言うことはできませんが、よく皆さんがテレビで見られている、カタカナ系の会社などにシステムをたくさん入れさせていただております。
次に、ここでは先ほど質問がありました「文系でもできるのでしょうか」というところに対しての回答となります。
こちら研修の1年間、入社して1年目のスケジュールを示しております。
1年間といっても、内定者教育が4月前にあるので少し超えてしまいますが、4月の入社以降、いろいろな研修を用意しています。まず4月はビジネスIT基礎というところで、ビジネスマンとして社会人として電話の取り方だったり名刺の受け渡し方だったりと基礎的なものから、ITのベーシックなところまでの教育などを同期の皆さんで、集合研修型で受けていただきます。ゴールデンウィークぐらいからはプログラミング実習をしていただきます。こちらの期間も集合研修で、皆さん同期で集まっていただいて学校のような形でわいわいと研修を受けていただきます。
具体的なプログラミング言語としては、Javaというものをやっています。ここで2ヶ月間、かなりみっちり勉強します。社内のメンバーには優秀なプログラマーもいるので、講師として立ってもらいますが、それ以外に他社から日本でも指折りのプログラマーを呼んで講師をしていただいたりもします。ほぼ99%の皆さんがマスターして、7月には現場に配属となります。
情報系の学生さんじゃなくても理系の学生さんでなくても問題なくこちらでシステム開発に関する基礎は勉強できることになっています。実際に文系出身の方は4割5割います。どうぞご心配されないでください。私はたまたま理系ですが、私の周りはみんな文系です。私の上司も文系です。
私自身はもうかなり長い間システム開発をやってきましたが、文系理系関係ないと思っています。実際に、ここの研修を卒業してみんな一緒に活躍しています。それよりも、先ほど説明させていただいたシステム開発に対して興味があるかどうかというところが大事かなと思います。
7月以降の説明に戻りますが、7月以降も配属はされますが研修は続きます。やはり、保険の知識や年金の知識は、学生さんの間では知っている方はなかなかいないと思います。私も全く知りませんでした。ですから、現場に配属後も例えば共済の所属であれば共済のことを勉強したり、保険の所属になれば保険のことを勉強したりします。
それ以外に、トレーナーによるサポート、先輩社員が一対一でサポートもしてくれますので、いろいろ心配することはないと思います。出身学部に関わらず活躍できる教育が整っていますので、質問いただきました方、ご安心ください。
あと残りわずかとなってきましたが、こちら働きやすい環境の説明となっております。
大きくは休暇関連とライフイベント支援、働き方、その他となっています。休暇関連として、有給休暇は20日あります。現在、大体の大企業は年間20日あると思いますが、使わなければ意味がありませんので私も使っています。今年度は17日か18年、大体平均で16日ぐらい使っています。
有給休暇20日以外にも、マイライフ休暇があります。私も子どもがおりまして、この前マイライフ休暇を取りました。このマイライフ休暇を使って卒業式に行ってきました。
次はライフイベント支援です。当たり前ですが、産前産後休暇や育児介護休暇があります。
日本生命自体もそうですが、女性がすごく多い会社です。もちろん男性も育休を取りますが、育児短時間勤務や産前産後休暇は本当に普通になっているので、ここに書くほどでもないのかなという感覚です。
あとは働き方です。早帰り運動という週に1回は必ず早く定時に上がりましょうというものや、テレワーク勤務です。コロナでかなり広がりました。正社員以外のスタッフさんなどもおられますが、そういう方々も全員社用の携帯を持っていてテレワークできる形になっています。
その他、ドレスコードです。今日は皆さんの前に出るということで私はジャケットを着ていますが、ドレスコード自由です。洋服は自由です。私も普段はパーカーやジーンズで会社に行っています。
資格補償金制度もあります。情報処理関係の資格などをとると場合によっては20万円の報奨金がもらえるというものなので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
本当に、SE、 SIer、IT業界の仕事にはいろいろな思いの方がいます。
ITを活用して世の中を変えたいとかコンピュータが好きとか、とにかく多くの仲間と一緒にしたいとか、そういった思いの方が多いです。これが一つでも当てはまれば、ぜひIT業界に興味持っていただいて、さらに、私どもニッセイ情報テクノロジーにも興味を持っていただければと思います。
いろいろな質問が来ています。
テレワークの頻度は週に何回ほどでしょうかという、先ほどのライフのところの質問だと思いますが、今は基本的に全部100%テレワークという制度ではありません。現在、私や私の周りは、週に3日ほどテレワークをしています。
では、こちら最後のスライドとなります。今日はいろいろお話を聞いていただきましたが、興味を持っていただいた方は3月から会社説明会を開始しておりますので、そちらでニッセイ情報テクノロジーにエントリーしてください。今日は短くて話せなかった部分もいろいろありますが、それもお話しします。若手社員との座談会もあるので、そちらでもいろいろ聞いていただければと思います。
質問にもう1つお答えします。通院休暇制度についてですが、こちらは今のところありません。皆さん有給休暇などを使っています。有給休暇にも半日休暇があるので、午前中だけ仕事して午後から通院しているという方も多いです。
以上となります。
いろいろ質問をいただいて、私も大変嬉しかったです。興味を持っていただいた方は、ぜひ会社説明会にご参加いただきたいと思います。本日はご視聴いただき、ありがとうございました。

- 日本経済新聞社
- 新聞
- 3/4配信
皆さんこんにちは。本日は株式会社日本経済新聞社の説明会をご視聴いただき、どうもありがとうございます。本日は人事部から2人で参りました。私、友部と押野になります。よろしくお願いいたします。
現在、2024年第1回定期採用試験の募集期間中となっています。
まず、Webエントリーシートの締め切りが、今月の13日月曜日のお昼までとなっています。当日、同じ時刻に、適性検査、SPI、英語のWebからのオンラインの試験の受験の完了もお願いしています。エントリーシートご提出後に、テスト画面に遷移しますので、締め切りギリギリではなく、余裕を持ってエントリーシートのご提出をお願いいたします。
今回は、最初に簡単な会社説明をさせていただきます。タイムラインとしては、日経とはということで、会社としてどういう強みがあるか、どういったことを今後やっていきたいかをお話させていただきます。続いて、日経社員の仕事についてということで、障がいをお持ちの方は正社員制度と限定正社員に分類される専門社員の2種類の働き方を選んでいただけます。こちらの仕組みの説明をさせていただきます。また、最後、学生の皆さんにお伝えしたいことということで、こちらの3点をお話させていただいた後、短い時間ではありますが、質疑応答をさせていただきます。
本日ご視聴いただいている方は、出席票のご提出をお願いいたします。チャット、またご質問がある方は、説明の途中でも構いませんので、質問ボックスからご質問いただくと大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。
では最初に日経とはということで、会社についての説明をさせていただきます。
私達は経済情報を伝える経済誌なので、価値ある情報を多くの人に伝えるマスメディア、マスコミュニケーションと言われる業界に分類されます。私達は価値ある情報をたくさんの人で精査をしたり、取材をしたりして、皆さんにお伝えする仕事をしていました。現在はSNSなどで、いろいろな手間をかけることなく、たくさんの方が発信できる時代になりましたが、一方で、情報の精度などに問題がある場合も出てきています。こういった中でも私達マスコミは価値ある情報をお伝えするということが非常に大事だと考えています。
押野さんは記者としてご入社されていると思いますが、記者の仕事について簡単にご説明いただいてもいいですか。
取材記者は、政治家や警察官僚、行政機関、一般の方々などを対象に取材をしています。いろんな社会問題について問題意識を持って質問し、自分で掘り下げ、それを原稿にして、新聞や電子版の記事として発表していく仕事になります。
押野さん、ありがとうございます。私達は3000人社員がいるんですが、約1500人、2人に1人が記者として取材をしています。では、価値のある情報とは何かということで、六つ挙げさせていただきました。正しい、新しい、早い、偏らない、わかりやすい、気づきを与えるといったことが、非常に大事だと言われています。
押野さんが取材をするときに気をつけているポイントなど、教えていただいてもいいですか。
そうですね。常に心がけているのは、一方的な視点に偏らないことだと思います。
前提として、特定の仮定もしくは自分の考えに基づいて取材をするのですが、取材先の言い分が本当にそれが合っているのか、一方的に偏っていないか、この辺を常に検証するようにして、公平な観点で記事を出すようにしています。
ありがとうございます。これからご紹介するお仕事は記者以外の仕事もありますが、記者の仕事ということで現場での経験のある押野さんからお話をいただきました。
当社の取り組みや事例ということで、こちらもコンテンツからご紹介をさせていただきます。今、電子版では、ビジュアルデータコンテンツというものに力を入れています。
押野さん、ビジュアルデータコンテンツについて、簡単にどんな特徴があるか教えていただけますでしょうか。
日本経済新聞では、紙の新聞はもちろんですが、10年以上前からタブレットで読んだりスマートフォンで読んだりできる電子版を強化しています。その中でも、ビジュアルデータという記事につけるグラフや地図、一目でニュースの内容がわかるようなものを手がけております。より電子版を強化する上で、こういったわかりやすいデータを使ったビジュアルデータの重要性はますます高まっております。
押野さん、ありがとうございます。こちらでご紹介しています。少し小さくて見づらいかもしれませんが、「チャートで見る日本の感染状況」ということで、新型コロナウイルスの感染状況など日々更新していますので、ぜひ電子版もご覧いただけると嬉しいです。こちらも押野さんからご説明いただきますが、当社の強みということで数字の観点から見る日経についてご説明をお願いいたします。
日本経済新聞電子版は、今、無料会員を含めると593万人おります。この中で有料会員は、月額4000円と非常に高額になってしまいますが、それでも80万人から90万人の会員数を誇っております。有料のニュースサイトとしては、日本で最も多い会員数になると思います。また日経新聞の拠点ですが、国内では東京と大阪に本社があり、その他の大都市、札幌、名古屋、神戸、福岡などに支社という形で拠点を置いております。
その他の県には支局という形で記者数人を配置しており、全都道府県を取材できる体制を構築しております。また、海外は取材拠点37ヶ所ということで、一昨年にアメリカのヒューストンに新たに支局を立ち上げました。37ヶ所という拠点数は、おそらく現在の日本のメディアの中では一番多いと思っております。
押野さん、ありがとうございます。後半でご説明をさせていただきますが、専門社員として働く地域を限定する働き方があり、その際は国内、主に東京もしくは大阪で働いていただく想定をしています。また、日経電子版の話がありましたが、デジタル展開も我々は積極的にやっています。電子版が2010年に創刊したので、10周年を少し前に迎えたところです。紙の新聞のイメージがあるかもしれませんが、大きな事業の軸としてデジタルメディアを積極的に展開し、日々業務を行っています。デジタル事業に続いて、もう一つ非常に力を入れているのがグローバル展開です。日経Asiaという英文媒体があるのですが、押野さん、こちらについても簡単にご説明いただけますでしょうか。
日経Asiaは、日本を含むアジア地域のニュースについて、英語で海外に向けて発信している媒体になります。日経の記者が独自に集めたコンテンツを英訳して海外出しているものですが、今一番読まれているのはアメリカ、その次はヨーロッパです。成長著しいアジアのニュースを英語で発信するという媒体は、これまでは多くありませんでしたので、日経の強みの一つになっています。
押野さん、ありがとうございます。続いてグローバルということでもう一つ、自社で発行しているのが日経Asiaですが、イギリスの英字経済紙フィナンシャルタイムズを2015年に買収しています。フィナンシャルタイムズについても簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか。
フィナンシャルタイムズは、イギリスに本社を置く伝統のある経済新聞になります。
欧米だけではなく、アジアのグローバル企業のトップ、または政財界の方々に非常に読まれている新聞です。これが日経グループに加わったことで、記者や社員の人事交流を進めて相互に良いところを高め合っているという状態です。FT、フィナンシャルタイムズがグループに入ったことで、日経の世界的な知名度も高まっております。
はい、ありがとうございます。グローバルとデジタル、今後日経が力を入れていきたいところも含めて、簡単ではありますが、会社説明は以上とさせていただきます。続いて二つ目のパートでは、実際に働き方ですね、どういった仕事があるのかということを簡単に説明させていただきます。
まず、専門社員制度ということを説明させていただきます。こちらは、下記三つの労働条件のいずれか、また複数を限定就労する正社員ということで、正社員ではありますが、就労する業務もしくは勤務する場所、勤務する時間、このいずれかもしくは全てを選択して働ける制度になっています。通常の正社員ですと、働く時間や転勤などがある仕事がありますが、専門社員制度は、ご自身の体調や持っている障がい、通院の条件などを鑑みた上で、1、2、3のいずれかもしくは複数を限定して就業する制度を日経新聞では用意しています。
正社員と専門社員の違いですが、正社員の方がいろいろな職種がありますが、専門社員は、事務企画、英文編集、デザイナー、医療関係などの枠を用意しています。また、転勤を伴う異動についてですが、正社員は全国海外転勤の可能性があります。先ほど押野さんにご説明いただいた国内拠点、海外拠点での勤務が想定されますが、専門社員で勤務地を限定する場合は、転勤を伴う異動は発令がなくなります。これが大きな違いとなっています。ですので、障がいのお持ちの方で正社員と専門社員どちらで出したらいいかお話をいただくことがあるんですが、1、2、3のどれかを限定して就労したいと思う場合は、専門社員でエントリーシートを出していただければと思います。
障がいへの配慮ということで、勤務地や配属先は希望や適性障がいの程度に合わせて決定をさせていただきます。ただし、専門社員ではなく、通常の正社員として入っていただいた場合は、転勤の可能性があります。出勤時間帯や通院の配慮はあります。また、設備ですね。こちらも皆さん非常に気になるところかなと思いますが、東京本社は各階に車椅子用トイレの設備があります。大阪本社についてもバリアフリー対応としています。
働いている数は、約50人が正社員もしくは専門社員で、障がいを持ちながら勤務をしていただいています。近年、どういった障がいをお持ちの方が入ったかということで、その一例ではありますが、抜粋をさせていただきました。例えば私達が働いている人事部門では、各障がいを持っている方、また、会社の不動産や社員の社宅の管理をしているような総務部門では、心機能障がいを持っている方が正社員として働いています。例えばこの方たちは、転勤を伴う異動があることも了承した上で働いています。
また、事務企画で専門社員として働いている方では、下肢障がいや聴覚障がいを持っている方が働いています。こういった方たちは、その方と会社の取り決めによりますが、勤務時間や転勤の有無とかを限定しています。また、この写真記者、正社員という表記がありますが、こちらは編集ですね。押野さんがしていたような記者の仕事だったり、カメラマンですね。カメラマンとして聴覚障がいを持っている社員も活動しています。
このように、正社員、専門社員で、必ずしも専門社員で受ける必要というのは全くなくて、ご自身の体調の状態と相談していただいて、正社員、専門社員、どちらが合っているかなと確認をして入っていただけるということになっています。新聞社の仕事のイメージですとやっぱり記者が多いのかなとか、ハードそうだなと思われる方もいるかもしれないですが、このように様々な活躍の場所がありますので、総務や経理などの事務職、営業職、デジタル分野の仕事など、様々ご用意していますので、ぜひご応募いただいて、何かわからないことなどありましたら、採用チーム宛にお問い合わせいただければ嬉しいです。
では一番最後に、学生の皆さんにお伝えしたいことをご紹介させていただきます。専門社員の方の採用というのは私達も手探りでやっているところがあるので、ご自身でできることとかやりたいことを伝えていただけると嬉しいです。会社にぜひ配慮してほしいことは、伝えていただけると嬉しいなと思っています。実際に働いていただく際の制度ということで、日経の制度をご紹介させていただきます。
労働時間ですが、1日7時間30分、こちらは休憩時間60分を除く時間になっています。実働時間が7時間30分です。休日は年間120日で完全週休2日制を取っています。一番最初に、日本の大手の新聞社で導入した完全週休2日制となっています。また、育休は子供が満2歳に達するまで取得することができます。また、全社員を対象とした在宅勤務制度も用意しています。これは新型コロナウイルス感染症の影響がある前から用意している制度となっています。
押野さんにいくつかご質問をさせていただきたいと思います。在宅勤務制度ですが、押野さんは利用されているときはどんなふうにお仕事されていますか。
記者時代も在宅勤務は利用しておりまして、いっときは全く取材先の対面取材が入らなかったので、取材先とオンラインで話を聞いて、家で原稿を書いてパソコンで本社に送るという作業をしておりました。そのとき、編集するデスクも在宅で原稿を受け取って、それを編集して完成度を高めて最終的に仕上げるということで、完全在宅でも記事が書けるということがよくわかった経験になります。あと人事でもですね、在宅勤務を利用しておりまして、週1日、2日は在宅勤務になっています。朝だいたい9時からですねの業務を開始して、5時頃までです。会社で行うのとほぼ全く同じ仕事は在宅でできますので、ご自身の体調も含めてですね、ご利用いただければいいと思います。
はい、ありがとうございます。また、よくいただくご質問で、地方で働くことにイメージがあまり湧かないという方がいらっしゃいます。押野さん、海外と国内どちらも転勤のご経験があると伺っていますが、それぞれ簡単にどういった様子だったか、教えていただいてもいいですか。
はい。記者で入社して3年目に、長野県の松本支局に転勤になりました。全く住んだ経験もない土地だったのですが、現地では同年代の他社の記者とも交流が深まり、週末含めて公私ともにいい関係を築けたのかなと思います。また支局時代は、非常に取材対象が広く、行政機関、金融機関、あとは観光業とか1人で業務を担いまして、本当にいろんな経験ができた貴重な体験だったと思います。また、2012年から16年まではエジプトのカイロ支局に勤務していました。途中クーデターがあったり、いろいろ刺激的な出来事もありましたが、海外でカバー範囲も広く、いろんな場所に行けたりいろんな人に聞けたり、世界的な話題の中心にいられるということで、非常にやりがいを感じた時間でした。
押野さん、ありがとうございます。
こちらのページにも書いてある育休のことについても、補足で説明をさせていただきます。育休取得率なんですが、現在、女性はお子さん生まれたとき産前産後休暇というのは必ず皆さん取る必要があるので、育休の取得率は、1人で2人以上ご出産される方もいて、女性は100%を超える値になっています。男性も民間の企業の取得平均の約2倍以上日経新聞では取得率がありますので、非常に取りやすい環境だと思います。
押野さん、実際にお子さんを育てられる中で、会社の制度としてよかったものなどあったら教えていただいてもよろしいですか。
育休制度は利用しなかったのですが、当時の上司と相談して、1週間有給休暇を消化して休みを取りました。子どもは2人いますが、上の子、下の子ともに出産にも立ち会うことはできましたし、その後1週間程度は近くにいて、いろいろサポートできたと思います。
ありがとうございます。では、質問コーナーに移っていきたいのですが、ご質問いただいてる中でこの後お答えさせていただきます。また繰り返しになりますが、定期採用試験の締め切りの日程を出しておきます。
では、ここから質問に答えさせていただきたいと思います。
ご質問、今からあるという方も、質問箱とかチャットとか使っていただければと思います。では、新聞社で働く醍醐味、やりがいなどがあったら教えてくださいということで、押田さんお答えいただいてもよろしいでしょうか。
先ほど友部さんからもありましたが、記者だけが働いているわけではなくて、大体全社員の4割強が記者というイメージです。記者は自分の興味関心に基づいて取材できるという醍醐味もありますし、いろんな人に会えるという醍醐味あると思います。それ以外の職種は、例えば広告を含めてですね、やっぱり社会問題、SDGsまたは女性の社会進出など、社会問題をよりよく改善していきたいというような仕事にも繋がりますので、この辺りは新聞社で働く大きな意義だと思います。
ありがとうございます。続いてですね、実際に皆さん今いろんな会社を調べてるときだと思いますが、一旦会社に入ってから、例えば記者から人事といった異動の希望とかを聞いてもらえる面談はどれぐらいあるのでしょうかというご質問がありました。
こちらはいかがでしょう。
面談は年4回、所属長と対面、オンラインどちらでもいいんですけども、面談を行います。そこで希望を聞き取ってもらって、異動したいなら希望を伝えられます。それ以外にも、キャリアチャレンジ制度というものがありまして、記者から他の職種に転換したり、他の職種から記者に転換したりとか応募することもできます。かなり柔軟な働き方になっていると思います。
デザイン職に興味があるのですが、使用ソフトがありますかというご質問いただきました。どうもありがとうございます。デザイン職は、作っている媒体によってソフトが変わるんですが、Adobeやイラストレーターを使っている職場の方が多いです。エントリーシートの中に、もしご自身で提出したいポートフォリオなどがありましたら、こちらに書いてくださいという欄がありますので、デザインのご経験とか、実際に学校で勉強されてることとか、見てほしいなというものがあったら、そちらに書いてご提出いただければと思います。その欄にスキルを書いていただくところもあるので、使えるソフトとか書いていただければと思います。ご応募いただく時点でこのソフトが使えないと駄目ですよといった制限はないので、ご安心いただければと思います。ありがとうございます。
では、まだちょっと時間があるのでご質問に答えていきたいと思います。福利厚生について知りたいですというご質問いただきました。詳しくは採用サイトをぜひ見ていただければと思います。皆さんいろいろお休みの日数とかお答えしましたけど、ちょっと研修制度についてご説明をいただきたいなと思います。押野さん、海外留学制度があると聞いたのですが、実際に利用している方はいましたか。
これは年齢に関係なく応募でき、職種も記者だけではなくていろんなビジネス職含めて応募できるものになります。英語圏だけではなく、特殊言語圏、中国語、韓国語、フランス語、今ロシアがちょっと難しくなってるかもしれませんけれども、あとドイツ語とかですね、スペイン語、こういった地域については毎年定期的に数名の応募を募って1年間、ないし半年間応募する制度があります。また留学はしなくても、国内の語学学校に実際に行ったりとか、オンラインで受講するような、研修制度を利用する社員は非常に多いと思います。無料で全社員が共通で利用できるオンラインの語学研修もありますので、自分の興味と関心に応じて非常に利用しやすい環境にあると思います。
ありがとうございます。福利厚生も聞きたいことがあれば、ご質問いただければ嬉しいなと思います。就活関連の質問もいただいてるので、こちらも押野さんにお答えいただきましょう。就職活動中です。新聞社やマスコミを受けるにあたってどういった勉強や準備が必要だと思いますか、というご質問です。
学生のうちにこれを勉強しておけばいいということは特にありませんが、やっぱりいろんなニュースサイトとか、いろんな会社、新聞社、テレビ局があると思いますが、日本の新聞社テレビだけではなくて、世界のメディアがどう報じているかということを常に頭に入れて比較検討する姿勢が重要かなと思います。日経はフィナンシャルタイムズがグループにありますが、例えばアメリカのニューヨーク・タイムズとかワシントンポスト、それ以外にも全世界にメディアがあります。今はオンラインでどこのメディアも読むことができると思いますが、ウクライナ問題一つとってもアメリカと欧州の伝え方は違うし、もちろん日本の伝え方も違います。各国がどのようなスタンスで臨んでいるかということを比較できるいい機会だと思いますので、ぜひグローバルな視点でいろんな国のニュースを比較する癖をつけてほしいと思います。
はい、ありがとうございます。そうですね、日々ニュースに触れてくださいというお話をいただきました。どんどん質問答えてきますね。エントリーシートの書き方のコツということで、これも毎年よくいただく質問です。書き方のコツは押野さんに伺おうと思いますが、採用チームとして毎年学生の方にご案内することがありまして、必ずご提出いただく前に余裕を持って出すっていうのも大事なんですけど、もし可能だったら、ぜひ自分以外の人に読んでもらってくださいということを言ってます。目が滑ると言ったりするんですけど、自分で書いた文章だと間違いがあっても見落としてしまうことがありますが、新鮮な気持ちで初めて読んでくれた人だと、ここちょっと間違ってるんじゃないとか、ここわかりづらいんじゃないということを指摘してもらえたりするので、もちろん何人も見てもらったらいいのかもしれないですけど、まずは1人ですね、ご家族でもご友人でも、あと一緒に就活を頑張っている仲間同士でも大丈夫ですので、ぜひ他の人に1回見せるというのは非常に有効だと思います。押野さん、何かコツがありますか。
エントリーシート、毎年かなりの量を見ていますが、やっぱり志望動機と自己PRのところですね、ここはかなり重視して見ています。志望動機について言うと、なんでこの会社に入りたいのか、なんでこの仕事に興味があるのか。この辺をよく突き詰めて考えていただければいいと思います。その仕事に興味を持った経緯とかきっかけも書きつつ、実際に自分でその仕事への熱意を語ってもらえればいいのかなと思います。その際はですね、ホームページなどで得られる情報だけではなくて、実際にその会社の商品やサービスを利用してもらったりとか、イベントに参加してもらったりして、自分なりの感想を盛り込んで、書いてもらえるといいかなと思います。あと自己PRについても、ご自身の経験に基づいて書いていただいて、こういう経験をして、こういう乗り越え方をしましたとかですね。こういう経験をして自分はこう思ったとかですね、過去の経験に基づいて自分の性格、強みですね、を語っていただける内容にしてもらった方が説得力あるかなと思います。
ありがとうございます。そうですね、就活全般に通じるアドバイスかなと思います。
続いてですね、障がいに対する社内の雰囲気はどのような感じなのか教えていただきたいということです。もし内定して入社していただくとなったら、かなり我々は丁寧に、実際に配属される部署と綿密に面談や準備などをしていきます。押野さん、実際にこういう面談はどういった方が参加するのか、どういった雰囲気で進むのかというのを教えてもらってもいいですか。
専門社員で入られる方については、本人と事前に綿密に聞き取りをしまして、こういった面に配慮してほしいとか、こういった仕事に就きたいとかいう点を聞き取ります。
その上で、希望する部署と相談をして、どのような仕事が適しているのかということを丁寧に探っていっております。実際に配属予定の所属長などに面談をしてもらって、興味のある仕事を与えられるように聞き取りをしているところです。
はい、ありがとうございます。ご質問もどんどんありがとうございます。インターンシップは予定されていますかというご質問いただきました。専門社員限定のインターンシップというのは現在開催予定がありませんが、記者インターンシップというものを毎年やっています。押野さん、こちらについて簡単にどういったものかご説明をしていただいてもいいですか。
記者のインターンシップについては、2日間の日程で毎年行っています。模擬取材とか模擬記者会見ではなくて、普段日経の記者が行っている取材先、国会だったりとか中央官庁だったりとか金融機関とかですね、こういったところに、一緒に取材に行って実際に担当者から話を聞いて、それを原稿にまとめて、指導員がそれを添削するという形で、かなり普段の日経記者の仕事に密着できる内容になっています。記者以外にも、デジタル職ではインターンを募集しておりますので、デジタル部門に関心のある方々はこちらにも応募いただければいいかなと思います。
はい、ありがとうございます。編集とデジタルご希望の方は、ぜひインターンシップサイトもご確認いただければと思います。
どの時点で入る時期は決まりますか、どのような配慮が可能かを事前に相談することはできますかというご質問いただきました。ありがとうございます。選考の過程で書類選考に追加された方では、一旦面談の設定をさせていただきます。こちらは選考というよりも、どういった障がいをお持ちで、会社に配慮して欲しいことがあるかどうかということを聞き取りますので、そういう意味では選考の非常に初期から配慮事項についての聞き取りというのが始まってます。また入社前は、先ほど押野さんから話があったように、実際に配属される部門長と採用チームが同席の上で面談などをする機会を設けています。残り2分ぐらいになってきましたので、最後に、新聞社で働く人はどういう人が多いですかというご質問いただきました。これもちょっと難しいですが、押野さん、どう思われますか。
社内にはいろんな人がいて、性格が明るい人もいるし、暗い人も正直いますし、アクティブな人もいるし、内向的な人もいるし。本当にこういう人が多いというのは、あんまり日経はない印象ですね。皆さんの持っている個性をそのまま殺さないでもですね、十分働ける環境かなと思います。
ありがとうございます。では、間もなくお時間になってきましたので、押野さんの方から2024年入社の第1回定期採用試験のスケジュールについて改めて告知をお願いします。
現在、第1回定期採用試験について募集をしております。3月13日までにWebエントリーシートを出していただければと思います。同時に適性検査、SPIと英語になりますけれども、同時に受験していただいてこの二つを持って応募の完了になります。ややタイトな期間になってしまいますけれども、ぜひとも皆様の活躍する余地は必ずどこかにあると思いますので、ぜひご応募いただければと思います。よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。本日は土曜日の貴重な時間にご視聴いただきどうもありがとうございました。皆さんのご応募お待ちしております。

- パナソニックグループ
- 総合電機
- 3/4配信
皆さんこんにちは。これからパナソニックグループの説明をさせていただきます。
初めに、私たち2人の自己紹介をいたします。まず、私はパナソニックで採用業務を担当しています金子と申します。今日はよろしくお願いします。
同じく採用業務を担当しております高尾と申します。よろしくお願いいたします。
パナソニックにぜひ聞いてみたいということがあれば、説明の途中で結構ですので、ぜひチャットの方も入れていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
最初に高尾さんの方から、まず企業説明の方をしていただきます。
はい。早速ですが皆さん、パナソニックと聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。
日本の大手メーカー、大阪の企業や松下幸之助を知っている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、やはり家電のイメージが一番強いのではないでしょうか。
では2021年度、グループ全体の売上高をご覧ください。実はグループ全体の売上高のうち、アプライアンス、つまり家電の領域は弊社が担っている事業のうち、一部分となっております。もちろん家電はパナソニックにとって大事な事業ですが、現在はそれ以外の領域が売り上げの大きなウエートを占めるようになっています。パナソニックグループは、家電から始まっていますが、照明や空調、映像やリフォーム車に関連するものや、電子部品まで、幅広い商品とソリューションを提供しています。家の中のものから町社会、そして世界全体がパナソニックグループの事業領域だと考えています。
当社の創業者・松下幸之助は、人間の幸福は物と心、両面の豊かさによって維持され、向上が続けられると考えていました。その思いを受け継ぎながら、パナソニックグループは理想の社会の実現を目指すために、事業領域の幅を広げてきました。この理想の社会の実現に向け、グループ全員で心を一つにして進もうという思いで、2022年4月ですね、「幸せの、チカラに」という新しいブランドスローガンを立ち上げました。改めてパナソニックグループは、環境と持続的な幸せへのお役立ちというところで、世界中の人々の幸せの力になるということを目指してまいります。
そんなパナソニックグループですが、新しいブランドスローガンの立ち上げと同時に、新たに事業会社制というものをスタートさせました。元は一つの会社だったものを九つに分け、独立をさせることで、各事業会社が主役となり、意思決定をより速くすることや、他社に負けない技術力や提案力を磨いていくことを目標に、このような体制をとっております。
ではここからは、各事業会社についてご紹介をさせていただきます。
まずはパナソニック株式会社です。
家電や空調設備照明器具など、暮らしに寄り添った商品を中心に取り扱っております。
また、皆さんに身近な家庭用の家電だけではなく、BtoB向けの商品も取り扱っております。
例えば、コンビニやスーパーなどで使用されているような大型の冷蔵庫や、スタジアムや駅など大きな空間の照明や空調設備などがそれにあたります。このように人を起点にして、様々な商品を世に送り出しております。家の中のものだけでもなく、街や社会などあらゆる空間を健やかにするというところが、パナソニック株式会社の特徴です。
続いてご紹介するのが、パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社です。家電だけではなく、車に関するETC車載器や安全システムなどの製品も取り扱っております。したがってお客様は自動車メーカーとなり、BtoBがメインとなっております。
大きく変化を迎えている自動車業界の中で、「CASE」と表される自動車業界の未来に向けてグローバルに挑戦をしています。HeartとAutomotiveを組み合わせた「Heartmotive」というスローガンを掲げており、人に寄り添い、一人一人にストレスフリーな移動を実現し、そして心を動かす出会いを作り続けたいと考えております。
三つ目にご紹介するのが、パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション株式会社です。映像、音響、通信機器、この三つの事業を中心に構成されております。テレビやカメラ、イヤホンなど、黒物家電と呼ばれるものを中心に取り扱っています。ただ、商品を提供することだけが、事業の目的ではありません。お客様に感動や安らぎを届けるため、この三つの事業として新たな価値、幸せの形を創造している会社になります。
そして四つ目の会社が、パナソニックハウジングソリューションズ株式会社です。住宅設備・建材製品など、名前の通り住宅に関連するものを中心に取り扱っています。お客様が商品を購入して終わりではなく、ご相談から提案、そしてそれを製造販売し、アフターサービスまで包括的に手がけているのが、この会社の特徴です。人だけではなく、環境にも優しいSDGsに繋がる持続的な空間作りを目指しております。
そして五つ目にご紹介するのが、パナソニックコネクト株式会社です。サプライチェーン、公共サービス、生活インフラなど、BtoB事業の中心を担っています。幅広い領域のビジネスの現場へ、ICTソリューションを提供しています。実際に取り扱っているものの例を挙げると、例えば空港で使われているような顔認証システムや、レジで皆さんがカードを使うときに決済をする端末などですね、そういったものを使って様々な現場のソリューションを提供しております。
六つ目にご紹介するのが、パナソニックエナジー株式会社です。オール電化や電気自動車という言葉が当たり前に使われるほど、身の回りのものが電気化しているこの時代では、この電池の領域は活躍できるフィールドが飛躍的に広がっています。世界にも負けないような技術力と開発力を持ち、テスラ社などの最先端企業ともパートナーシップを構築しています。そして、これまでのパナソニックにはなかった企業文化が特徴で、人類としてやるしかないという言葉を目標に発信をしています。
七つ目にご紹介するのが、パナソニックインダストリー株式会社です。ここまで様々な商品をご紹介してまいりましたが、その全てのものを支えているのが、この電子部品、メカトロ・制御デバイス、電子材料となります。インダストリーの商品は、家電のように目に見えるものではありませんが、高い技術力と信頼度で、様々なメーカーで使用されています。実は、グローバルシェアナンバーワンの商品も、多数あることが特徴です。「ファーストペンギン ファースト」という言葉を目標に、一人一人が挑戦し、チームで社会の発展に貢献し続けています。
ここまでに紹介した7社ですね、この7社の本社機能を担っているのが、ここからご紹介する2社となります。
まずは、パナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社です。全ての事業法人を支える本社機能として、経理や人事、知的財産などバックオフィス系の管理部門を中心に専門的なプロフェッショナル集団として、パナソニックグループ全体を支えています。
そして最後にご紹介するのが、パナソニックホールディングス株式会社です。ここまでご紹介した全てのグループ全体の戦略企画というところと、最先端技術の研究開発部門が置かれております。グループ全体の将来を見据えて、新しい技術や事業を推進していく会社です。
このように、最後にご紹介した二つの会社が幹となり、各事業会社がそれぞれの領域で成長をしていくことで、日本だけではなく世界中の人々の幸せの力になることを目指してまいります。
ではここからは、成長機会について金子さんお願いします。
高尾さん、ありがとうございました。以上ですね、ご説明した通り、パナソニックグループということでたくさんの会社があり、それぞれ特徴ある事業を進めていますので、ぜひご理解いただきたいと思います。
ここからは入社いただいた場合に、パナソニックではどのような成長の機会があるか、ここについてですね、説明をさせていただきます。パナソニックの創業者・松下幸之助は、「ものをつくる前に、人をつくる」という言葉を残しています。松下電器は何を作る会社かと尋ねられたら、松下電器は人を作るところでございます。あわせて、電気製品も作っていますと、そんなことを言っていたということです。人を育てて良い人材が得られれば、自然と経営はうまくいく、そんなふうな考え方をしていたということでございます。パナソニックでは、今でもこの言葉をとても大事に伝えて、人材育成に積極的に取り組んでいます。
パナソニックは、先ほど九つの会社説明をさせていただきました通り、幅広い事業領域がございます。メーカーの仕事は、様々な職種の専門家が力を合わせ、チームワークでお客様や社会に向けて自分たちの生み出した商品やサービスを提供していくところが特徴で、また醍醐味だと思っています。このスライドにありますように、幅広い事業領域のそれぞれに様々な職種のプロたちがいて、その力がうまく連携されて掛け合わせることで、お客様や社会に高い価値をお届けすることが可能になります。今日ご覧いただいている皆さんにも、きっと興味を持っていただける仕事があるんじゃないかなと思っております。そういう会社だということを、ご理解いただければと思います。
この多様なチャレンジの機会を自分の成長にどう生かしていくか、これは人それぞれなんですけれども、会社としても意欲のある社員のキャリアの成長を支援する仕組みや制度を、いろいろと準備をしています。その一つが、社内公募制度です。これは、いわば社内での転職制度ということになりますけれども、人材が必要な職場が社内に向けて求人を出します。応募者を選考し、合格したら自動的に移動が決まるという制度で、パナソニックではかなり古くからこの制度を運営しています。実際に、毎年数百人規模の社員が、この制度を利用して移動しております。
その他にも、今の自分の仕事は続けたいけれども、やっぱり別の仕事にもチャレンジしてみたいと、そういうことが可能になる制度ということで、社外への留職制度、あるいは社内副業、こういった制度を設けていて、社員の自発的な挑戦をできるだけ後押しする、そういう仕組みを設けております。パナソニックは昨年から事業会社制に移行していますけれども、今後も事業会社をまたがるグループ内の移動、これも共通の仕組みとして継続発展させていきたいと考えています。そのためのグループ共通の取り組みの一つが、本人と上司の対話の質と量を高める、こういうことをすることで社員1人1人の成長や挑戦を支援する「ベターダイアログ」という仕組みを用意しています。本人と上司が定期的に1on1ミーティングを行って、本人のキャリアや能力開発の目標、あるいは業務上の目標、こういったものを日常的に共有することで、社員の成長を常に上司が後押しできる仕組みをとっております。当社の仲間になっていただく方々には、自分なりの思いや志を持って、こうした仕組みをうまく活用しながら、ぜひご自身の成長を実現していってほしいと考えています。
パナソニックではここにあります通り、現在1600名以上の社員が海外で勤務をしています。グローバルに活躍したい、そういった思いを持つ方にとっても、様々なチャンスがある会社だと思います。以上のように、成長の機会という観点で、パナソニックの様々な仕組みについて説明をさせていただきました。
理想の社会の実現に向けて、もっと幸せを生み出す力となるために、パナソニックはこれまでも少しずつ仕事のフィールドを広げて、今では暮らしの全てが事業領域と言えるようになりました。その原動力となってきたのが、社員一人一人の挑戦ということです。私たちは人作りを大切にして、様々な制度やサポート体制を整え、挑戦者たちの成長を全力で応援しています。誰かの幸せのために、まっすぐ働きたい。同じ思いを持っていただける方に、ぜひ仲間になってほしいと思います。
それでは続きまして、社員の働く環境についてご紹介をさせていただきます。まず、独身寮のご紹介です。社会人生活がスムーズにスタートできるように、充実した住環境を整えています。それから、休日とか働き方に関する環境の紹介です。左上の有給取得ですが、毎年25日程度の有給休暇が付与されるんですけれども、実際に19日を超える平均の、有給取得実績があるということです。それから、その隣の年間休日、これは年度によってちょっと変わるんですけれども、平均すると年間126日程度の休みがあるということで、年に3回の長期休暇も含めて、これぐらいのお休みがございます。それから様々なライフイベントに対応してワークライフバランスを実現するための時短勤務、そういったものも、実際に1000人を超える方が利用をしています。あと右下にあります在宅勤務制度、これを中心としたリモートワーク制度ですね、コロナ禍の時期をもとに一気に拡大したんですけれども、取得実績として23%を超える社員が利用しているという状況でございます。
次に紹介するのが、数字で見る女性の活躍状況です。管理職の人数、役付者の比率、いずれも右肩上がりということで、昔の製造業は男性社会という色合いが濃かったんですけれども、現在はですね、女性の方の活躍の範囲が非常に広がってきているという状況だと思います。
次がワークライフマネジメント、これを支える制度ということでのご紹介です。育児を支える様々な制度やキャリア開発を支援する、そういう制度を整えてきています。男性の育児休業、これも16.9%ということで、徐々にではありますけれども、確実に向上してきているところです。
それからちょっと細かいんですけれども、さらに詳細な両立応援のプログラムの一覧ということで、ご紹介をさせていただきます。特に右下の部分ですね、働きながら子供を育てるための制度、これを男性社員が取得しやすくするということで、子育てを無理なく行える社会の実現を、企業としても後押ししていきたいということで考えております。
続いて、障がいのある方の働き方をご紹介させていただきます。まず、パナソニックで働いている障がいのある社員、こちらの状況のご紹介です。昨年の6月時点ですが、パナソニック全体で834名の障がいのある社員が在籍をしています。内訳はこちらの円グラフの通りなんですけれども、特に聴覚障がいの方、上肢・下肢の障がい、それから内部機能障がいですね、こういった方が多いんですけれども、ここ数年では精神障がいや発達障がいのある社員の割合が、徐々に増えてきている状況です。
こちらは、障がいのある社員がどのような職種に就いているかということを、ご紹介するスライドになります。障がいの種別ごとに担当している職種、これを一覧にしたのがこちらの表になります。左から聴覚・音声言語、それから上肢、その右が下肢機能ということで、それぞれ多岐にわたる職種を担当されていることが、こちらでご理解いただけると思います。続いて視覚、内部機能、精神障がい、発達障がいということで一覧にしております。パナソニックでは、障がいのある社員向けの特別な職種とか、あるいは職場というものは設けておりません。障がいの有無に関わらず、他の一般の社員と同じ職種や職場で勤務をしていただいております。
次に、サポート体制についてですが、もちろん障がいの内容や、状況に応じたサポートの仕組みはそれぞれの職場で整備をしてきています。多機能トイレ、こういったものをはじめとした設備面の充実化、あるいは音声認識ソフトといったソフト面の整備を進めています。また、障がいのある社員同士が、職場を超えて交流して情報を共有する社員のネットワーキングの取り組みも活発に行っています。最初は、会社がこうした場を設けるところから始まったんですけれど、最近は社内SNSの利用環境がとても充実化してきましたので、当事者の皆さんが自発的なネットワーキング活動を盛んに行っているという状況でございます。
それから、これは会社全体の動きになりますけれども、フレックスタイム制、あるいは在宅勤務制度が広がってきました。このことは障がいのある社員にとっても、より働きやすい環境に繋がっていると思います。
パナソニックは、先ほどもご説明した通り、障がい者専用の仕事とか制度というものは設けておりません。正社員として入社いただいて、人事制度とか評価制度も他の社員と同じです。もちろん成果を出せば、昇給とか昇格に繋がりますし、意欲のある方は海外での活躍も可能です。障がいによって難しさがある場合は、必要な配慮を当然行っています。そのためにも、ご自身の状況、これについては自ら適切に発信をしていただいて、自分が最も実力を発揮できる環境を、周りのメンバーと一緒になって作っていく、そういう姿勢でぜひ取り組んでいただきたいと思っております。
それから、採用選考ですね。このプロセスについても、一般の方と変わりはございません。ただし選考の中で、必要となる配慮事項とか、入社後の働き方に関する不安事項、こういったものについてですね、気軽に相談していただけるように、選考コース相談会というものを設けています。この相談会で、障がいの状況ですとか希望する配慮事項、これについて伺って会社側からも、職種とか、勤務地とか、あと働き方などについて提案もさせていただきますので、ぜひ有効に活用していただきたいと思います。
では、次に高尾さんから選考のプロセスについて少し説明をいただきます。
はい。パナソニックグループの選考に関しましては、事務系、技術系、クリエイティブ系の三つの系統に分かれております。最初にお伝えした通り、パナソニックグループには九つの事業会社がございますが、ご応募いただく際は、窓口は一括で受け付けております。エントリーシートをご提出いただくタイミングで、どの系統、どの事業会社で選考を進めるのかを選択いただきます。この三つの系統と九つの事業会社の組み合わせの中から、皆さんがどの道を進みたいのか、第一歩として進みたい道を選んでください。
それぞれのスケジュールをご紹介させていただきます。
まずは事務系ですね、6月選考と7月選考、それぞれこのようなスケジュールとなっております。一番早い6月選考は、4月5日が締め切りとなっております。6月選考にご応募いただいた方は、7月選考にはご応募いただけませんので、ご注意ください。
そして技術系の専攻に関しましては、博士選考と自由応募の選考スケジュールは、こちらの通りとなっております。そして学校推薦の場合は、各大学の就職担当教授やキャリアセンターなどにお問い合わせください。
そして最後にクリエイティブ系です。デザインやクリエイティブ系の職種に興味のある方は、こちらからお願いします。学部や専攻に関わらず、どなたでもご応募いただけるコースになっております。クリエイティブ系の場合は、エントリーシートとSPIのご提出とあわせて、このようにポートフォリオの提出が必要となりますので、こちらもご注意をお願いします。
ではここからは、今皆さんにいただいている質問に回答させていただきます。
障がいの配慮はどのように伝えたらいいでしょうかという質問いただいていますが、金子さんいかがですか。
ありがとうございます。先ほども申し上げた通り、選考プロセスの中で選考コース相談会を設けていますので、ぜひこちらを有効に使っていただいて、できるだけですね、入社後のことも考えていただいて、ご自身の状況をできるだけ早めに正確にお伝えいただく方が、長期にわたってご活躍いただくことがやりやすくなるんじゃないかと考えておりますので、よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
つぎに、海外転勤などの可能性はありますでしょうかという質問ですが、海外への挑戦も可能ですよね。
そうですね。海外勤務も担当する事業内容や関わる仕事内容によりますけれども、必要な方は海外に勤務いただいていますので、そういったチャンスは担当業務に応じてあるということで、ご理解いただければと思います。あるいは自分でどうしても1回は経験してみたいということがありましたら、公募制度とかをうまく活用して、あるいは上司との1on1で訴え続けると、熱意が通るかどうかそれはもうご自身の努力次第になるところもありますけれども、チャレンジはぜひしていただきたいと思います。
はい、ありがとうございます。
6月選考と7月選考の違いは日時だけでしょうかという質問ですが、基本的には日時が違うので、6月選考と7月選考を空けております。6月選考で、採用予定者数に達した場合、7月選考は行われないということでしょうかという質問ですが、基本的には6月選考も7月選考も実施をする予定となっておりますので、ご安心ください。
あとは独身寮についてもう少し詳しくお伺いしたいという質問ですが、全国のいろんな場所にあるんですかね。
はい、独身寮はパナソニックとして所有している物件は東京と大阪なんですけれども、その他全国に配属がありますので、ちゃんと同等のものを借り上げてですね、同じご本人の負担で寮制度を活用いただけるような仕組みにしています。
はい、ありがとうございます。次に、知的障がいはどちらの部署でどのようなお仕事をされているか教えてくださいということですが、これは決まってないですよね。
そうですね、特に障がいの内容に応じて、これっていうのは決めておりませんので、ご自身のスキルが一番発揮されるところに行って、仕事をしていただくというのが基本でございます。
はい、ありがとうございます。在宅勤務制度についてどれぐらい活用されていますかという質問ですが、金子さんはいかがですか。
そうですね、私は結構会社の方がやりやすいところもあるので、高尾さんは週にどれぐらいですか。
私は、週に一、二回出社するくらいですかね。
業務内容によって違うんですけれども、活用できる職場であれば、皆さん積極的に活用を広げているところでございます。
ありがとうございます。他にもご質問いただいておりますが、そろそろお時間になりますので、最後にこちら、詳細のご案内をさせていただきます。先ほどご紹介しました採用選考につきまして、詳細はこちらの採用サイトからご覧ください。選考プロセスの詳細につきましては、左のQRコード選考プロセスよりご覧ください。そして自分はどの職種を選べばいいのかということや、どの事業を選べばいいのか悩まれる方は、ぜひ右のQRコードより選考コースインフォメーションにお入りいただき、ご活用ください。
それでは、皆様のご応募をお待ちしております。ご視聴いただきまして、ありがとうございました。
ありがとうございました。皆さん頑張ってください。

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- 鉄道
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皆様こんにちはJR東日本の樫山と申します。
本日はJR東日本のウェブセッションにご参加いただきましてありがとうございます。
それでは早速ですが、ウェブセッションを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、ウェブセッションの前に、私の自己紹介をさせていただきます。私JR東日本の勝山拓人と申します。所属は、本社の人材戦略部というところに現在所属しております。
入社は2019年で、採用は総合職の採用となっております。出身は長野県で、趣味は映画を見たり、あとはスライドにもあるんですけれど、スキーに行ったりとか、体を動かすことが好きでやっております。学生時代は、長野県から18歳で上京しまして、その際に出身地の長野県と東京の差に結構衝撃を受けました。それから、せっかく就職して働くのであれば、たくさんの人、様々な人を支えるようなお仕事をしたいなというふうに考えまして、今のJR東日本に入社した次第でございます。これまでの仕事としましては、私2019年に入社してまだ4年目の社員なんですけれども、入社して最初は、東京駅で改札のお仕事をしておりました。その後、大田運輸区というところで、京浜東北線の運転手をしておりました。
そして昨年、本社の人材戦略部というところに異動になりました。こういったダイバーシティ関係のお仕事、女性の活躍とか障がいの方の活躍、あとLGBTQの方の活躍とか、そういったところのお仕事の他、あとはこういったイベントのような採用活動もさせていただいております。また、本社の仕事をする傍ら、京浜東北線の運転手として、まだ兼務という形で運転も続けております。
現在のお仕事内容についてご紹介させていただきたいと思います。
今、簡単に申し上げましたが、ダイバーシティの推進のための取り組みをしたり、社員皆様が働きやすい会社を作るような取り組みを現在、本社の方で行っております。その一方で、週に一度程度、京浜東北線の運転手としても乗務をしているところでございます。
こちらよく学生さんの方とかに聞かれるんですけれども、仕事のやりがいとしては、特に運転しているときなんかはそうなんですけれども、お客様から感謝の言葉をいただいたりとか、あとは、社会を支えているっていった責任感が、今、私のやりがいになっているところでございます。また、本社の仕事ですと、会社の将来を形づくっていたりとか、様々な立場の方と協力する、そういったところが現在働いている中での私のやりがいになっております。
では、改めまして本日のお話の方入っていきたいと思います。
本日はこちら3点、当社JR東日本の概要、それからキャリアステップ、最後に、採用情報の方をお話させていただきたいと思っております。ではまず1点目の、JR東日本の概要と、それから働き方についてご紹介させていただきます。
JR東日本の三つのサービスの柱について、まずご説明させていただきます。こちらのスライドにもありますように、緑色の輸送サービス、それからピンク色の生活サービス、それから一番右の青色のIT・ Suicaサービスの三つのサービスを柱として現在お仕事させていただいております。
まず、一番左側の輸送サービス、こちらはどういったことかといいますと、皆さんイメージはつきやすいとは思うんですが、例えば、過密な首都圏の輸送だとか、あと一方で、様々な観光地のある地方の路線だとか、さらにその首都圏と地方を繋ぐ新幹線のような高速輸送、そういったところを、世界最高水準の安全で安心していただけるような鉄道システムで、社会を支えるようなお仕事となっております。
究極の安全といったものを、当社は追求しております。安心、安全、そして質の高いサービスを社会の皆様に提供できるように日々努力をしているところでございます。
続きまして、真ん中のピンク色の部分、生活サービスといった事業についてご紹介するんですが、こちらは、他の鉄道会社さんですと、例えば関連サービスなんていうふうに名前をつけている企業さんもございますが、例えば、駅ビルなんかご利用された方もいらっしゃるかもしれませんが、あの駅に隣接したビルとか、ショッピングセンターとか、後はホテルなど、そういった事業を生活サービスというふうに当社は呼んでおり、シティアップというスローガンを掲げて、皆様により良い暮らし作り、まち作りができるように日々、社員1人1人が努力をしているところでございます。
最後に、右側の青色で書いたIT・ Suicaサービスについてご説明します。先ほどご紹介した、輸送サービス、それから生活サービス、こういったものは、お客様が足を運んでいただいて、実際にお買い物をなさったりとか、あとは電車を利用したりとか、そういったリアルなネットワークにはなるんですけれども、そういった皆様のリアルなネットワークと、それからデジタル技術、IT技術なんかを融合して、さらにより良いサービスを作り出していく、そういった取り組みがこちらのIT・ Suicaサービスになっております。
具体的なイメージとしては、既にご利用されている方もいらっしゃるとは思いますが、Suicaとか、あとは携帯に入ったモバイルSuicaですか。後は、JREポイント、これは当社のポイントサービスですが、そういったところがIT生活サービスの具体的な例になりますが、そういった形で、IT技術を推進するといったサービスも展開しております。
当社は、これら三つのサービスについてそれぞれを磨き上げていくことはもちろん、この三つを掛け合わせて、さらにより良いサービスを提供していくように、日々また、こちらの三つの事業がそれぞれ融合しながら、連携しながら新しいサービスを作り出していく。そのために社員1人1人が活躍しているところでございます。
では、続いてJR東日本の概要についてご説明させていただきます。
社員数は4万8000と40人、およそ5万人の社員が東日本エリアの様々なところで活躍しております。営業収益については、会社発足後、ずっと黒字が続いていたのですが、2020年、そして2021年、2年連続で赤字となってしまいました。ただ、2022年の第3四半期です。第3四半期では黒字を計上しておりまして、今後、例えば社員の様々なコストダウンとか、増収のための様々な取り組み、こういったものによって、2022年度通期での黒字を目指して社員1人1人が様々なことに挑戦をしているところでございます。
続いて、事業エリアにつきまして、皆様、おおよそのイメージはついているかもしれませんが、当社は、首都圏から東北に至るまで1都16県という幅広いエリアで事業を展開させていただいております。
これに加えて、例えばシンガポール、インド、タイ、など、東日本に限らず、海外にも事業を展開して、様々な箇所で社員が活躍しております。また、スライドの右下にもイラストを載せさせていただきましたが、2022年には、鉄道が開業してから150年を迎え、各地で様々なイベントを開催させていただきました。もしかしたらこちらも、ご覧になっていただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、今後も、たくさんの出会いを作れるように私達頑張ってまいりたいと思っております。
では、続いて、ダイバーシティに関連したところで当社の概要についてご説明させていただきたいと思っております。平均年齢は、書いてある通り39.3歳、それから男女比率は現在女性が17%というふうになっております。こちら、女性17%ってそんなに多くないんじゃないかって思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、かつて、女性の深夜業が制限されていた時代がございまして、そのときに、例えば駅での業務をやったりとか、運転手をやったりとか、そういったことが男性しかできない期間が一時期ございまして、そのため、その時期に男性社員がかなり多かったのですが、近年は新卒の女性社員の比率が約3割にはなっておりますので、この女性の17%という数字も、年を追うごとに今後はますます上がっていくことになると思っております。
続きまして、年次有給休暇。こちらが平均で17.5日、大体1ヶ月に1日以上は皆様、年次有給休暇をとってお休みを取っているという状況になっております。
続きまして、入社3年以内の離職率についてですが、こちらは全国平均が32.8%のところ、当社は11.2%と、約3分の1の数字となっております。男性社員の育休取得率についても24.0%が平均、つまり男性社員の4人に1人が育休を取得しているという状況になっております。
さらに、社外からの評価としまして、子育てサポート企業「くるみん」の認定、それから女性活躍推進「えるぼし」の認定を受けていたり、あとはダイバーシティ経営企業100選、こういった当社の取り組みに対して社外の方からも様々な評価を受けているところでございます。
では続きまして、障がいのある社員の働き方についてご紹介させていただきたいというふうに思います。まず当社は、人物本位、実力本位の採用を行いまして、人材をじっくり育てて、それから、1人1人が持つ能力を最大限に引き出していきたいというのが、当社JR東日本の人材に対する基本姿勢となっております。
具体的には、お互いの価値観を認め合い、お互いの観点についても認め合い、多様な人材が活躍できるように様々な取り組みを現在行っているところでございます。
配慮の内容につきまして、勤務地とか、お仕事の内容とかそういったものは、障がいの内容によって異なりますが、必要な配慮をしながら、全ての社員が活躍できるような環境を整備していっているところでございます。
また、待遇とかキャリアステップ、そういったところも皆様気にはなるかもしれませんが、そこについても、障がいについての配慮はあるものの、待遇とか、キャリアステップとか、そういったところも基本的には全て同じというふうになっております。
皆様が抱いている志とか夢、そういったものを叶えて、全ての人が心豊かな生活を実現するために、新しい価値の創造に向けて社員1人1人が様々なことに挑戦していっているところでございますので、皆様も、世の中のためになる、そういった気概を持って一緒に働けるような方とぜひ出会えることを心待ちにしているところでございます。
具体的な数字についても簡単にご紹介させていただきたいと思います。こちらのスライドは、障がいのある方の採用実績の推移でございます。
採用の年度によって、多少のばらつきはありますが、毎年およそ20名以上の障がいのある社員が入社しております。入社した社員につきましては、お客様と接するようなお仕事とか、その他、企画部門で企画立案する仕事など様々なフィールドで活躍していただいているところでございます。そうしたいろいろな職場を経験しながら、ご自身のキャリアステップのため日々社員は挑戦し続けているところでございます。
こちらは、障がいのある社員の内容別の在籍状況となっております。
障がいの内容は様々で、現在、全体でおよそ800名程度の障がいのある社員が活躍しているところでございます。障がいの有無に関わらず、挑戦と成長の扉は全ての社員に等しく開かれております。自らの個性を生かして、自ら考えて主体的に行動できる方であれば、当社JR東日本で必ず力を発揮できると考えております。
また実際にどういった障がいのある先輩が、どういったジャンルで活躍されているのか、そういったところが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的な先輩社員の紹介については、当社のホームページの方でも記載しておりますので、気になった方はぜひそちらの方もあわせてご覧いただけるとありがたいと思っております。
ではJR東日本の概要・働き方については以上といたしまして、続いてキャリアステップについてお話させていただきたいと思っております。
JR東日本には、今スライドでご紹介しているように、様々な仕事内容がありまして、それぞれの仕事内容でキャリアを積んでいただくことになっております。
入社後は、現場、例えば私でしたら駅なんかがそうなんですが、現場等で経験を積んでいただき、その後、皆様の意欲や能力に応じて、さらに様々なキャリアを積んでいただきたいと考えているところでございます。
スライドの右下にも書いてありますが、年に一度、キャリア面談として、上司とご自身の中長期的なキャリアについて相談できるような機会もございます。実際、こちらで自分のこれからどういったキャリアを進んでいきたいのか、そういったところを上司に相談して、それに応じたキャリアステップを歩んでいただくといった形になっております。
また、私が最初入社したところの駅とか、統括センターといったところでは、入社した1年目からすぐに企画業務に参加するようなこともできますので、そちらも併せてご紹介させていただきます。
では続いて、社員のライフスタイルに合わせて、より効率的な働き方ができるような制度についてご紹介させていただきたいと思います。まず、スライドにも書いてありますが、テレワーク。こちらは皆様、イメージはつくと思います。それから、フレックスタイム制。例えば、本社で言いますと、朝の7時から夜の10時まで、この間であれば、何時に出社して、何時に退社しても問題はないという制度になっております。なので、極端なお話をすれば、14時に出社して16時に退勤するといったことも可能になっております。
こちらは、現業機関も合わせて一部例外はあるんですが、ほとんど全ての箇所で導入されているところでございます。
また、右側のワーケーション。こちらは馴染みのない方も多いかもしれませんが、ワークとバケーションを合わせた造語になっておりまして、観光地でいろいろ観光とか旅行をしながらテレワークしていただく、といった取り組みにも現在力を入れており、ワーケーションも当社の社員中心に様々なところで現在行っているところでございます。
下の段になりますが、仕事と育児介護を両立するための制度といったものも充実しております。ここに写真も載せましたが、この両立支援ガイドブックというものを、入社した社員全員にお配りしておりまして、ここには、それぞれのライフスタイルに合わせてこういった制度があるよというご紹介をさせていただいております。
また、事業所内保育所というものを設けておりまして、お仕事をしながら育児もできる、そういった環境作りにも取り組んでいるところでございます。
さらにスキルアップのチャンスについてもご紹介させていただきたいと思います。
スライドに書いてある「ON1000」、こちらは「おんせん」と読みますが、これは今、他にも行っている企業さんもございますが、いわゆる社内起業に近いものとなっておりまして、社員のアイディアで、様々な新しいビジネスを展開していく、そういう取り組みになっております。例えば、首都圏の駅なんかには駅を出たところにベビーカーのレンタルがあり、ママさんがそこでベビーカーをレンタルしていろんな場所に行くことができる、ベビカルというサービスも当社が展開しているのですが、こちらも当社の女性社員の声が発端となって、この「ON1000」というビジネスモデルで、現在事業として展開させていただいています。
またその他にも、国内外の留学制度、大学とか大学院に進学できる制度もございます。あとは通信研修、このスライドの左側にテキスト書いてあるんですけれども、こちらもですね様々な種類がございまして、例えば私でしたら、駅にいながらにして、例えば建築の勉強ができたりとか、電気の勉強ができたりとか、そういった通信研修の方もかなり充実しています。
続いて福利厚生について。こちらも、それぞれのライフスタイルやニーズに合わせて様々なメニューをご用意しております。例えば、当社は、どうしても転勤が多いというイメージもあるかもしれませんが、寮や社宅などもご用意しておりますので、そういった形で社員の様々な方のサポートをしております。また、あまりご存知ないかもしれませんが、当社は東京と仙台に病院も持っておりまして、こちらで通院治療したり、健康診断なんかを受けることもできます。
では最後に、採用情報についてご説明させていただいて終わりとさせていただきます。
JR東日本の2024年度の採用の締め切りはありこちらにご紹介している通り、第1回が3月14日、第2回が4月の4日となっております。エントリーシートを提出して、それから適性検査を受けていただいて、それをもってエントリー終了というふうにさせていただいておりますので、3月14日の締め切りがもう近いところですので、余裕を持ったご登録をお願いいたします。
では、採用のエリアについても、エントリーのときに選択していただきますので、こちらについても簡単にご紹介させていただきます。先ほどご紹介した通り、当社は、関東甲信越エリアと、それから東北エリアに事業エリアを持っております。エリア職の場合はそれぞれ選択をしていただくことになっております。
では、先ほどご紹介したのですが、スケジュールのまとめになっております。
まず、マイページに登録していただくことになります。こちらマイページに登録していただくと、様々な形で、当社の採用イベントの情報を入手することができますので、ぜひこちらもページの登録だけでもお願いいたします。
そして実際にエントリーする際には、こちらのマイページから、エントリーシートの登録をしていただいて、その上で、適性検査を受けていただきます。このエントリーシートと適性検査を受けていただいたところで、エントリーが完了となりますので、エントリーされる際はご注意していただきたいと思います。
締め切りについては、あの3月14日と4月4日とございますが、私の個人的な経験から言いますと、なるべく早い方がいいと思いますのでなるべく3月14日までにエントリーしていただけるとありがたいです。
では、当社のご紹介については以上になります。また、最後になりますが、皆様、エントリーをお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お時間がまだありますので、質問にいくつかお答えさせていただきたいと思います。
1次募集と2次募集で定員は変わりますかというご質問なんですが、そうですね。1次募集の3月14日に応募していただいた方がその後の選考なんかもスムーズに行くことが多いので、具体的な定員が何人ということはちょっとここではお答えはできませんが、私としては、3月14日の第1期の募集でエントリーしていただきたいなというふうに考えております。
もう一つご質問いただいておりまして、障がいをお持ちの方で寮や社宅に住んでいる方はいらっしゃいますかという質問なんですけれども、こちら実際にいらっしゃいます。
実は私も寮に住んでいますが、私の住んでいる寮にも、障がいをお持ちの方が住まわれております。寮にそんなに大きな段差もないですし、エレベーターが完備されている寮がほとんどです。どんな方にも安心してお使いいただけるような寮・社宅を整備しておりますのでその点につきましても、皆様安心してご利用いただきたいと思っております。
では最後に、よくある、もう一つ質問としまして、障がいをお持ちの方についてのスキルアップや昇進なんかについても、結構学生の方からご質問をいただきます。こちらについても、障がいの有無に関係なく、その資格さえ満たせば昇進もスキルアップもすることができます。こちらについても、ぜひ皆様の志に基づいて、様々な挑戦をしていただきたいと考えているところでございます。
では、そろそろお時間にはなりますので、短い間でしたが、こちらでJR東日本のご説明の方、終わりにさせていただきたいと思います。最後になりますが、皆様のエントリーの方、お待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

- マイナビパートナーズ
- 各種ビジネスサービス・BPO
- 3/4配信
皆さん、こんにちは。
株式会社マイナビパートナーズ採用担当の、片之坂と申します。
同じく、採用担当の鈴木と申します。
本日はマイナビチャレンジのWebセッションへご参加いただき、ありがとうございます。マイナビパートナーズの会社紹介や、会社説明会のご案内をさせていただきます。
最初に、本日お伝えしたいことは、こちらの通りです。
まず、一つ目。マイナビパートナーズの会社概要として、マイナビグループのパーパスとバリューズ。マイナビパートナーズの企業理念から、大切にしていること、目指していることをお話しし、それらを実現させるためにどのように歩んできたかをお話しさせていただきます。
2点目は、仕事内容について。社員の1日を紹介しながらお話をいたします。
3点目、働く環境について。マイナビパートナーズに入社した後のフォロー体制とマイナビパートナーズの環境について、社員の声を紹介します。
4点目に採用情報、5点目に会社説明会のご案内をした後に、学生の皆さんからよくいただく質問への回答と質疑応答のお時間を予定しております。
本日皆さんにお伝えさせていただく内容に、皆さんの就職活動の軸と重なる部分や共感いただける部分があれば嬉しいです。
それでは、よろしくお願いいたします。
では、一つ目の、会社概要に入ってまいります。
マイナビパートナーズは、株式会社マイナビのグループ会社です。株式会社マイナビについて、まずご紹介をいたします。
株式会社マイナビは、私のナビ、マイナビというキャッチコピーの通り、現在ご利用いただいているマイナビ2024、マイナビチャレンジとウェブセッションといった就職情報をはじめ、転職、アルバイト、進学といった情報サービスを通じて、ユーザーの皆様の人生のあらゆる転機を支える存在でありたいと願っている会社です。
人生の転機で、マイナビを使って情報を得るというような、日常生活に普通にある存在。それを目指すこと。それが、マイナビが掲げるビジョンです。
次に、マイナビグループのパーパスとバリューズを紹介いたします。
パーパスはこちらの通り、1人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界を作るです。
次に、パーパスを支える、大切にする価値観、バリューズの紹介です。
ご紹介をいたします。
人は、いつだって可能性だらけだ。
だからこそ、マイナビは、全ての人と向き合い、一人ひとりの可能性を、広げようと思う。
決められた選択肢を用意するのではなく、
今までの生き方にとらわれない、
これからの生き方をサポートしつづける。
時代は常に動き続けている。
そして、人も動きつづけている。
あらゆる人生の点と点をつなげ、
一つの線をつくってゆこう。
先が見えない未来を
見えるものに変えていくために。
このようにあらゆる人生の点と点を繋ぎ、一つの線を作る。これが私達のバリューズ。大切にする価値観です。
そしてその他のバリューズとして、次の五つを掲げています。
こちらは少し要約をして、お伝えをいたします。
一つ目。変化し続ける時代の先を想像し、しなやかに考える先見性と想像力。
二つ目。既存の壁や領域を超える仕事を生み出す挑戦心と、失敗を歓迎しスピード感を持って実行する実践力。
三つ目。人と人、人と社会を繋げる力と巻き込む力。
四つ目。共に働く仲間への感謝と、多様な価値観を受容し、関わる全ての人への敬意を持つこと。
五つ目。社員1人ひとりが健やかで充実した人生を送ろうというウェルビーイング。
この五つが、マイナビグループが大切にする価値観、バリューズです。
次に、そのグループ会社であるマイナビパートナーズが指針とする企業理念を紹介します。
マイナビパートナーズは、ホームページにも掲げているフレーズですけれども、働くことを通して人と社会を繋ぐが表す通り、1人ひとりが働くことを通して成長の機会と、社会と繋がることの喜びを実感できる場を作ることを目指すこと。そしてお互いを認め合い、尊重し合い、個々が自らの力を最大限に発揮し、目標に向かう達成意欲と挑戦する気持ちを大切にしています。
これがマイナビパートナーズの企業理念です。
そして、マイナビパートナーズは、配慮はするが遠慮はしないの方針のもと、障がいへの配慮があることとスキルアップやステップアップができる環境を両立することで、働くことを通じて社会に貢献することの実現を目指しています。
その他にもマイナビパートナーズが目指していることがありますので、ご紹介させていただきます。
一つ目。親会社やグループ会社からの受託業務を行うことが多い特例子会社ですが、マイナビパートナーズは、その中でもマイナビグループからの受託業務を超えた外部からの業務受託を増やすことを目指しています。
二つ目。特例子会社はほとんどが赤字経営と言われますが、特例子会社であっても黒字経営であること。
三つ目。障がいのある社員の中から、経営陣に加わる人材を輩出すること。
この三つを目指し、社員の育成や業務拡大、事業拡大に努めています。
マイナビパートナーズの、これまでの歩みを紹介させていただきます。
マイナビパートナーズは2014年に、株式会社マイナビにオフィスセンターと呼ばれる部署としてできました。
そして特例子会社として分社化をしたのが2016年ですので、設立7年目を迎えるまだ若い会社です。
この頃に、PCデータ入力やデータ集計といった、PC業務を専門に行うチームが発足いたしました。
2019年には、事務業務だけでなくWebデザインや制作、印刷業務を専門的に行うクリエイティブの部署や、事務業務のRPA化、自動化を行うシステム開発の部署ができました。
2020年には、大阪にもデザインや制作業務を行うクリエイティブ部署ができました。そして2021年には、東京にマイナビの求人情報やメディアの健康政策を行うライティングチームができました。
2022年には、大阪にもそのライティングチームができましたし、総合職へのキャリアアップした社員も生まれました。この総合職は、組織をマネジメントする役割を担っていきます。
このように、まだ若く歴史の浅い会社ではあるんですけれども、設立時より目指していることの実現に向けて、少しずつ着実に歩んできています。
それでは、ここから仕事内容について、学生の皆様が特に気になっているところかもしれません。
マイナビパートナーズで実際の社員がどんな仕事をしているのか、社員の1日をご紹介いたします。
1人目です。
上から見ていっていただくとわかる通り、スケジュールから、1日の中で多種多様な仕事に携わっていることがわかるかと思います。まず11時は、求人広告の原稿作成や画像作成です。
13時には、新規案件の打ち合わせという予定も入っています。そして午後、ファイリングやデータ入力といったのを行い、午後16時には求人広告の画像作成。バナーを作ったり、画像の編集といった業務を行ったりしています。
このように、事務業務の中でも様々な業務を担当いたします。
こちらは、この業務、種類の幅広さっていうのは、一般的に特例子会社の事務職というと単一の業務を黙々と行うというようなイメージが多いかと思うんですけれども、そことは大きく違う点かなと思います。
社員それぞれ様々な種類の仕事を担当して、スキルアップをしながら仕事の幅を広げて、経験を積んで、難易度の高い業務にも挑戦する日々を送っています。
そしてこの社員は、中途入社して2年目の社員なんですけれども、原稿作成や画像作成は、入社してから身につけたスキルです。
そして案件の打ち合わせについても、もちろんご経験が新卒の方はないかと思いますので、挑戦したいという方には、先輩や上司が同席した上でフォローしながら慣れていって、打ち合わせの仕方を学んでいただきますので、ご安心ください。
では次に、2人目の社員の紹介です。
こちらの社員は、システム開発の仕事に携わっている社員の紹介です。
午前中の9時半、RPAに関する社内アンケートの確認、調査、回答ですね。午後13時、RPA共同開発に関する検討会とか、一つ飛んで15時、RPAの仕様検討。
この社員はリーダーという立場を担っておりまして、チームの中で開発案件をいつまでに誰に担当してもらうかとか、仕事のアサインを担う立場なので、こういった打ち合わせやミーティングが多くなっています。
先ほどの例の社員と同様に、この社員と同じシステム開発に携わっている社員の多くは、プログラミング未経験から入社後にスキルを積んで開発に取り組んでいます。
少しマイナビパートナーズの、仕事のイメージが湧きましたでしょうか。
では、ここから三つ目のコンテンツ。働く環境について紹介いたします。
入社後のフォロー体制についてです。
一つ目。入社後の自己紹介会。マイナビパートナーズでは、ご自身の障がいをお互いに共有する体制となっております。そのため自分を紹介する自己紹介シートを使って、配属された部署で自己紹介を実施し、障がい特性や必要な配慮事項を確認して相互理解を深め、お互いに配慮しながら仕事をしていくためのスタートの会になります。
二つ目。バディ制度。入社後すぐは、わからないことだらけだと思います。入社後すぐの会社生活をサポートする社員を、新入社員1人に対し1人付ける制度です。
ですから何でも、まずはこの社員に聞いていいよという方です。会社生活上の不明点を解消し、スムーズに環境に順応できるよう社員がサポートをいたします。
三つ目。定期面談です。2ヶ月に1回を目安に、部署の上長との面談を実施いたします。こちらでは、仕事面や会社生活の相談だったり、今後のキャリアビジョンについてすり合わせを行ったりします。
この他にもたくさんフォロー体制がありますので、こちらは説明会でも詳しくご紹介いたします。
それでは、働く環境に続きまして、実際の社員の声を紹介いたします。
こちら、画面にあるところですね。
読み上げます。
お互い配慮し合う環境で、1人ひとりが活躍できる。マイナビパートナーズは、自身の障がいを共有する体制で、周囲のメンバーには私の苦手なこと、うまくいかないことをオープンに話しています。
そのため、メンバーそれぞれの特性について理解を深めることを大切にしながら、お互いに配慮し合う関係を築いています。
そして自分の弱点を誰かにフォローしてもらいつつ、私も誰かの弱点をフォローする。こうした関係性の中で自分らしく働けるため、自身の弱点に隠れがちだった強みにフォーカスが当たるようになりましたという、相互配慮の環境についてお話ししてくれています。
そして、2人目の社員です。苦手を克服して、新しい自分に出会えるというところで、現在はデータ入力や求人広告の原稿画像の作成の他、作業マニュアルや資料の作成、印刷、封入、発送など、幅広い業務に携わっています。それと合わせて、様々な仕事に携われるおかげで、習得できたスキルも多くあると言ってくれています。いろいろな仕事にチャレンジできるので、やりがいも大きいですねというところで、この方の今後の目標はGASという、こちらも自動化やRPAの知識をつけて業務効率化に貢献すること。そして、この方もリーダーという役割を担っているので、社内のオンライン研修などを活用しながら、上手な指示の仕方やコミュニケーションスキルを身につけていきたいと、チーム運営についても意欲を見せてくれています。
このような、お互い配慮しつつ新しいスキルを身につけていって、どんどんスキルアップを奨励する環境になります。
4点目。ここで採用情報についてご紹介いたします。
マイナビパートナーズの新卒採用は、正社員雇用です。勤務地は東京が3拠点、竹橋本社、神保町オフィス、新宿オフィス、それから名古屋支社、大阪支社となります。通院等がある方が多くいらっしゃると思いますので、通院等への配慮として、基本的に居住エリアでの配属となりますのでご安心ください。
そして選考フローは、こちらの通りです。選考は3回行います。一次選考通過の方にはウェブ上で適性テストを受けていただくことになっております。
選考、面接については、現在、基本的にオンラインで実施しています。対面での実施の配慮が必要な方は、都度ご相談ください。そして選考過程の中で、職務実習を行う場合があります。
以上で、選考フローになります。
それでは、ここで会社説明会のご案内をさせていただきたいと思います。
マイナビパートナーズでは、今月から会社説明会を実施いたします。会社説明会では、業務の詳細や社員の活躍事例について、詳細にお話をさせていただきたいと思っております。
第1回、3月7日。第2回、3月17日には2023年新卒内定者も登壇する予定となっております。
なぜマイナビパートナーズに入社を決めたのか。また、どんな就職活動をしたのか。ざっくばらんにお話をしていただく予定となっております。
また昨年までは、全てオンラインで実施していたんですけれども、今年は対面での実施も致します。
日程は随時追加されてまいりますので、詳しくはマイナビ2024から、ぜひご予約をいただきたいと思っております。
では質疑応答に入る前に、学生の皆さんからよくいただく質問を挙げてみました。
まず一つ目。自分と同じ障がいのある人は在籍していますか。
こちら、手帳を取得して働く社員の大まかな内訳が、このようになっております。
発達障がいのある方が60%ほど、また精神障がいのある方が24%、そして身体障がいのある方が15%ほど。また2%ほどが、知的障がいのある方となっております。
具体的なご障がいの内容に関しましては、身体手帳取得者の内訳、そして精神手帳取得者の内訳をそれぞれまとめております。
まず左側、身体手帳を取得している社員の3割ほどが内部障がい、心臓や内臓系に障がいがある方となっております。
続いて、視覚障がいのある方が3割弱いらっしゃいまして、聴覚障がいのある方、そして上肢下肢、手や足に障がいがある方もおります。
続いて右側、精神手帳を取得している社員につきましては、ASD、ADHDといった発達障がいのある方が、それぞれ3割前後いらっしゃいまして、気分系の障がい、うつや双極性障がいある方が3割ほど勤務をしております。
二つ目、同じ障がいのある人はどのように活躍していますか。
マイナビパートナーズでは合理的配慮のもと、障がいの種別によって配属や業務を決めておりません。
障がいの種別に関わらず、事務、デザイン、ライティングやシステム開発、またチームリーダーといったポジションで得意なことを活かして、苦手に関しては工夫をしながら様々な業務、分野で活躍しております。
三つ目、どのような配慮をしてもらえますか。
希望する配慮を確認し、合理的配慮のもと、それぞれの方に合わせた配慮内容を決定してまいります。
先ほどもご説明させていただきました、例えば自己紹介会だったり、入社後自身の障がいや配慮内容だったりについて、一緒に働くメンバーに共有する機会もあります。
お互いに理解して配慮し合って働くといった、相互理解、相互配慮の環境があることも、マイナビパートナーズの特徴の一つと、改めて言えるかなと思っております。
では、ここから質疑応答へ移りたいと思っております。
何かご質問がある方は、ぜひご質問お願いします。
はい、質問いただきまして、ありがとうございます。
いただきました質問は、配慮内容を決めるのはどの時点でしょうか。入ってからできないなとなることはないのでしょうかといただいております。
ありがとうございます。
まずは選考の過程の中で、詳しくどんな配慮を希望しているのかということを、確認をさせていただきます。入社のときに、希望する配慮について、会社としてはこういう配慮をしようと思うということを回答して、部署に引き継ぎを行います。入社後、改めてその希望する配慮内容について部署の中での確認がありますので、働く中で追加したいものがあれば、その時に話していただければと思います。
一度は、入社から早い時期で確定するんですけれども、その後希望する配慮の増減あるかと思います。マイナビパートナーズの環境であれば、こういう配慮を希望していたけれどもここではいらなかったとか、逆に、おっしゃっていただいてるように、入ってみたらこういう配慮が必要だったということもあると思います。
それについては、都度上長に申請していただければ、すり合わせをして、検討チームというものがありますので、検討チームで検討をして、また配慮を決めていくというようなことが可能です。
質問いただいております。
定年まで働くことは可能でしょうかと。
はい、ありがとうございます、可能です。定年まで長く、ぜひ働いていただきたいと思っております。
次の質問です。
適性検査は、どの種類から出題されますかと。
新卒の方が受けていただく適性テストは、性格テストのようなものと言語計数を含みますので、そちらを取り組んでいただくことになります。
それからご質問いただきました中から、テレワークをする方はいらっしゃいますか、また、いらっしゃったら週に何回通ってらっしゃいますかというご質問です。
現在、マイナビパートナーズでは、最大週1日のテレワークを推奨しております。ですから週1日テレワーク、週4日出社というような流れです。
ご質問いただきまして、ありがとうございました。
ここでマイナビグループの、障がい者採用ホームページのご紹介をさせていただきます。
今日ご紹介した社員の紹介で、社員の声で社員の1日だったりとか、本当にたくさんの社員の入社後の感想だったりとか、今どんな業務を行っているのかというようなご紹介をしておりますので、ぜひ見てみてください。マイナビグループ障がい者採用と検索すると出てまいります。
それでは、出席票のご提出をお待ちしております。
皆様のエントリーをお待ちしております。
本日はありがとうございました。

- みずほフィナンシャルグループ
- 金融総合グループ
- 3/4配信
皆さんこんにちは。
本日はみずほフィナンシャルグループみずほ証券株式会社の説明を聞きに来ていただきまして誠にありがとうございます。
私、本日スピーカーを務めます、みずほ証券人事部の尾関と申します。よろしくお願いいたします。
簡単に自己紹介をさせていただきます。いま、入社10年目になります。2013年にこの会社に入り、入社後は営業の仕事を5年近くやり、そのあと人事部に来て、新卒採用担当をかれこれ5年ぐらいやっております。
本日は、みずほフィナンシャルグループの中でもみずほ証券についてご説明をさせていただきます。みずほフィナンシャルグループは、報道にもあった通り、採用の窓口は一本化しておりますけれども、その中に、選考会社が多々ございまして、みずほ銀行を選考するとかみずほ証券を選考する、とかいうことになっています。今日は、その中でも皆さんにとってはなかなかなじみがないのではないかと思われる証券業界について、少し詳細にお話ができればと思っております。
では、早速、本題に入っていきたいと思います。
証券業界って、なかなか皆さんにとって馴染みがないかもしれませんが、証券業界は、銀行と同じく金融業界に分類されます。
金融業界の大きな役割は何かというと、やはり世の中のお金を回すこと、そしてお金を融通することというのが我々金融業界の役割です。
具体的には、お金を必要としているところにお金があるところから融通してあげる。
で、その手法によって、銀行或いは証券業界というような形で分類されていきます。
それぞれがどのような形で融通をしているかというところについて少しお話いたします。
まずは銀行ですが、皆さん銀行にはなじみはあるので、ご理解いただいている部分も多いかと思いますが、銀行のお金の融通の仕方は、端的に言うとお金を貸すという方法です。
皆さんの中には、銀行に預金をしている方もいらっしゃると思いますけれども、銀行は皆さんからお金を預かって、それを資金としてビジネスをしています。
(画面の)右側、資金不足者とありますが、これは資金を必要としている企業だとか、家を買ったので、住宅ローンを組みたいというような個人に対してお金を貸し出しています。
そして、お金を貸す対価として、銀行は利息を受け取っているわけです。
実は皆さんが預金しているお金も、ビジネスに使われていますので、皆さんのところにも少しばかり利息をお支払いしているのが銀行というところです。
ですので、お金を貸すというのは銀行の業務ということになります。
当然ですけれども、皆さんが銀行にお金を預けるときに、このお金減るなと思って預ける方はいないと思います。基本的には、銀行に置いておけば安心だというところでお金を預けていらっしゃるんじゃないかなと思います。
そして銀行も、当然ですがやっぱり安心な取り引き先にお金を貸したいわけです。
お金を貸した先が潰れてしまうと、それは銀行の損失になってしまいますから、銀行も安全な融資先を探して貸しています。
一方で証券会社はどのような形でお金の融通をしているかというと、証券会社は、実は銀行と違ってお金を貸すということはできません。
これは法律で定められています。
じゃ、我々に何ができるかというと、実は証券会社にしかできないことがあるんです。
それが株式を取り扱うことです。
株式だとか債券と呼ばれるような金融商品を使って、企業の資金調達のサポートをしているというのが我々ということです。
今回は(見ていただいている画面の)資金不足者のところは上場企業だと思って聞いていただきたいと思います。例えば海外展開したい企業とか、企業買収するのにお金が必要だという、チャレンジをしたい企業に対して、株式や債券のような金融商品を使って、資金調達しませんか、というようなお話をさせていただいております。
そして、いざ、「株を発行します」「債券を発行します」という段階になると、一旦証券会社がそれを請け負って、今度は(画面の)左側にいる資金余剰者つまり投資家のお客様に商品を販売していくわけです。
例えばトヨタさんが株を発行しますとか、ソフトバンクさんが債権を発行しますっていうことでいかがですかということでお声掛けをさせていただきます。
そして投資家の方々が、それ値段上がりそうだねとか、これ将来性がありそうだねということで投資をしていただいたお金を、そのまま(画面)右側の資金不足者、上場企業の方に流していくというのが我々証券会社のお金の循環のやり方です。
当然ですが、株式ってリスクがある商品だというイメージがあるんじゃないかなと思いますが、投資家の方々はもちろんリスクを承知で、ただ値上がってほしいなということで投資をされるわけです。
さっきお話しした銀行に預けるお金とは少し性格が違って、リスクを取ってもいいお金=リスクマネーなんていうふうに言います。このリスクマネーを上場企業の方に供給していくというのが証券会社の大きな役割になっています。(画面には)直接金融と間接金融と書かれていますが、我々証券会社は直接金融となります。
何が直接かというと、投資家の方々が直接お金の行き先を決めることができるからです。
トヨタに投資しようとか、ソフトバンクさんに投資しようとかって、自分で投資先を決めることができます。
その代わり、株が値上がったとか値下がったときの値動きの変動リスクは投資家の方に直接背負っていただくという形になるので、こちらを直接金融と言っております。
一方で、間接金融となるのは銀行なのですが、銀行取引の場合、当然ですが全て決めるのは銀行です。お金の行き先を決めるのも銀行ですし、逆に言えば、リスクを背負うのも銀行ということになります。
預金者である皆さんが、関節的にお金の融通に携わっているということで、銀行の方は間接金融というふうに言います。
ここまで証券会社について、この業界について少しお話させていただいたところで、この直接金融、証券会社はなぜ必要なのかというところもお話できればと思います。
画面のグラフは、個人金融資産の日米比較のデータです。日本は、失われた30年と言われるぐらい景気が良くない経済状況ですけれども、一方アメリカは、先進国の中でもおそらく一番景気がいいと言われています。
実は全然お金の置き方が違うんです。
個人金融資産で言うと、日本は半分以上を預貯金、つまり銀行に預けている状況です。
一方で、株や債券などの、直接金融に流れているお金っていうのは16%ぐらいと言われています。
下段、アメリカを見ていただくと、全く逆の構図ですね。
預貯金は13%ぐらい、一方で直接金融である株式や債券に流れているお金は55%ぐらい。もはやアメリカのスタンダードは銀行ではなくて直接金融になってきているという感じです。
これぐらいお金の置き方が違うと何が起きるかというと、画面右下の折れ線グラフを見ていただけますか。
こちらは1995年から2021年までの間に、日本とアメリカの金融資産がどれだけ増えたかを表したものです。
日本は、全然金利・利息の付かない銀行にほとんどのお金を置いていますので、1.2倍にしかなっていません。
一方でほとんどの資産を直接金融に置いているアメリカは、株や債券リスクがあってでこぼこがありながらも、5倍になっているわけです。
簡単に言うと1000万預けていれば、日本は1200万にしかなっていなくて、アメリカは5000万になっているということです。
当然、資産が一気に4000万増えたら、何か買おうかということで消費が活発になります。
消費が活発になると、また企業が儲かって、株価も上がるし、従業員にも還元できる、ということで景気サイクルが生まれているのがアメリカということです。
ここまで、個人の目線でお話をさせていただきましたけれども、今度は企業目線でもお話ができればと思っています。
今度の画面は、世界の時価総額ランキングが書いてあります。時価総額というのは、簡単に言うと企業の価値をお金で表したものです。
それを世界の企業順に並べていくと、平成元年、皆さんがお生まれになる前、いわゆるバブルの頃、トップ5は全て日本の企業でした。
この当時、日本の企業がどうしてこれだけ好調だったかというと、銀行が世の中のお金をたくさん回してくれていたということです。
世の中にお金が回っているときの方がやはり景気は良くなります。このとき銀行が企業にたくさんお金を貸し出していました。
ただバブルが崩壊してしまって、銀行がお金を貸していた企業がたくさん倒産してしまって、たくさん損失を抱えてしまったわけです。
そこから銀行はお金を貸し渋るようになりました。
世の中のお金がなかなか回らなくなって、そこから「失われた30年」と言われる期間に突入していきました。
そんな経緯があり、30年経ちました。平成元年当時、世界のトップ5は全て日本の企業でした。やはり銀行が世の中のお金を回していたので、トップ5のうち四つは銀行でした。銀行が儲かっていたということなんですが、令和4年になると、ほとんどがアメリカの企業になってきています。
日本のトップはトヨタ自動車さんで、世界の34番目ということで、日本人としてはなかなか悲しいところではありますけれども、今の実態はこうです。
アメリカのここに書いてあるような企業、Apple、アルファベット、アマゾンっていうのは、古くからあった企業というわけではなく、むしろこの30年で生まれて育ってきた企業です。
こういった企業は、先ほどご説明した直接金融、株や債券を使った資金調達を積極的にやってここまで成長して大きくなった企業ということになります。
銀行が昔のようにお金を回す、融資するということは多分ないと思います。
過去に大きな失敗をしているので、やはり慎重にならざるを得ないのです。
ですから、日本の企業の価値を上げていくためにも直接金融というのは必要不可欠になってくるんじゃないかと思います。逆に言うと、日本の直接金融というのはすごく大きな成長余地があります。
なんとなく皆さんの中で金融業界っていうのは斜陽産業というイメージもあるかもしれませんが、まだまだ、預貯金がたくさん眠っている日本の直接金融というのはすごく発展の余地がありますし、やはり日本を成長発展させていくためにも、より高成長が不可欠な業界なんじゃないかと思います。
では、証券会社のお仕事について、簡単にお話をさせていただきます。
その前に、まずはみずほのご紹介になりますが、みずほは、先ほどお伝えした通り、2024年の4月から、全社の、みずほ銀行、みずほ証券、みずほ信託、みずほリサーチ&テクノロジーズ、この全社の人事制度が一本化されるということもあって、採用の窓口を一本化していきます。このみずほフィナンシャルグループの体制がどうなっているかというと、みずほフィナンシャルグループという持ち株会社を親会社としています。
みずほフィナンシャルグループ自体は稼ぐ機能は持っていないので、その子会社となっている我々みずほ証券やみずほ銀行、みずほ信託銀行がお金を稼いでみずほフィナンシャルグループの利益を作り上げていくという体制をとっています。
こういうグループ体制を作り上げたのは、このみずほが初めてということで、我々は(画面)右に書いてある通りワンみずほとして、お客様から最も信頼される総合金融グループを目指しています。
ではここから証券会社、みずほ証券の事業領域の紹介をさせていただきます。
証券会社は、大きく二つの市場に分かれます。先ほどの話で言うと、資金不足者=上場企業の資金調達をサポートするような市場と、投資家向けの資産運用・資金運用のサポートをしていくような市場の二つに分かれています。
この発行市場=プライマリー市場という、資金調達のサポートをメインでやっていく市場においては、当社で言うとグローバル投資銀行部門というところが活躍をしております。
先ほどご紹介した通り、上場企業だけでなく国や地方公共団体などもお客様になります。ファイナンスということで、株式や、債券と呼ばれる金融商品を通じた資金調達のサポートをしています。後は上場企業であればM&Aのアドバイザリー業務などもやっています。
一方で(画面)左側、グローバルマーケッツ部門とリテール事業法人部門、こちらは投資家向けに資産運用・資金運用の提案をしていきますが、それぞれ担当するお客様のセグメントが違います。
グローバルマーケッツ部門は、こちらに書いてある通り、機関投資家と呼ばれるお客様に対して商品の提案をしていきます。
なかなか馴染みがないと思われますが、機関投資家というのは、プロの投資家とも呼ばれ、銀行、保険会社、年金基金ファンドと言われるように、資金を運用するのが、事業の一部になっているような投資家のことです。そういった方々向けに商品の提案をしていくのがグローバルマーケッツ部門です。
一方でこの(画面)下段のリテール事業法人部門は、全国にある支店を思い浮かべていただくといいと思います。渋谷支店とか新宿支店とか、そういったイメージですね。こちらのメインは、個人投資家のお客様です。
個人投資家といっても、我々のメインのターゲットは、金融資産で言うと1億以上持っているような富裕層のお客様に対して提案をしていきます。
個人投資家のお客様だけではなく、中小企業、地方公共団体、ひょっとすると皆さんが通っていらっしゃるような大学、学校法人も運用していることもありますので、こういった法人のお客様にも商品の提案をしていくのがこのリテール事業法人部門になります。
ちなみに、もちろんこの三つの部門以外にもいろいろあります。私なんかはいわゆる稼ぐ部隊ではなく、人事部のコーポレート部門に所属しています。
そんなみずほ証券の実績を簡単に紹介したいと思いますが、全て覚えて頂きたいわけではありません。ホームページにも載っておりますので、改めてご確認をいただければ幸いですが、非常に高いプレゼンスを誇っているというところだけでも、感覚的に持っていただきたいと思っています。
例えば、債券の引き受け、債権による資金調達サポートということで言うと、皆さんの関心も高いSDGsに関連する債券の引き受けについては、我々3年連続1位を誇っております。また、(画面)左下にある資産導入額、こちらお客様からお預かりする資産がどれだけ増えたかという指標でいうと、我々は7年連続証券会社の中でトップです。
7年間で15兆円ぐらいお預かりする資産が増えたということで、それだけ基盤を拡大している証券会社と言えるかと思います。
実際これに伴って、業績も上がってきております。画面には証券会社単体の営業収益と経常利益が映っていますが、みずほ証券は、ずっと業界内では4番手だと言われていましたが、先ほど実績紹介した通りどんどんプレゼンスを上げてきていて、直近でいうと業界2番手にまで上がってきていて、目下一番を目指して頑張っているところです。
一番を目指していく上で、当然今のメインターゲットのお客様層に注力していくことも大事ですが、やはり次世代への取り組みも重要になります。
いわゆる富裕層というのは、年齢を重ねている方がやっぱり多いです。60代70代の方が多いのですが、やはり相続などが起きると、お金というのは、いずれ下の世代に移っていきます。
ですから、まだ今現在は資産を形成している世代、まだ若い層にもアプローチをしていかなければいけないというところで、こちらについては、ソフトバンクさんとだいたい半分ずつ出資して立ち上げたPayPay証券という会社で、こういったところにアプローチをしています。
PayPay使っていらっしゃる方、ひょっとするとやっていらっしゃる方もいるかもしれないですが、ボーナス運用とかいうのが、このPayPay証券が使っているところです。
プラスアルファでもうちょっと中間層も含めたアプローチというところでは、楽天証券さんにも我々20%ぐらい出資をしていて、楽天証券さんが抱えている顧客セグメントの取り込みや楽天証券さんと協働することによるシナジー効果を目指しています。当然ですが、我々は従来どおり富裕層にしっかりアプローチをしていって、総合証券会社だからこそできるサービスの提供、事業承継のサポートや相続、資産運用のサポートなどをメインにやっているところです。
グループ内はもちろん、グループ外の各社とも連携をして、次世代金融を推進していっているというのが我々の姿だということはおわかりいただけたかと思います。
ここからは、みずほ証券での働き方を簡単にご紹介いたします。一言で、非常に働きやすい会社です。ライフイベントへの取り組みということでいくつか書いてありますが、福利厚生や、社員を支える制度は充実しています。
子育てに関して言えば、もう男性も育休を取得するのが当たり前の時代ですから、育休取得率100%を推進しています。また、女性活躍についても推奨・推進しています。
また、画面の下4つの項目は、子育てサポート企業として、外部機関から認定された証になりますが、特に「プラチナくるみん」というのは、最上級の子育てサポート企業であると、厚労省から認定されたという証です。
この認定を受けているのは、証券会社では、おそらくみずほ証券と大和証券さんだけではないかと思われます。
また、画面右下にも書いてありますが、非常にダイバーシティも重んじる会社です。
障がい者雇用について少しご説明いたします。現在、2023年2月時点での雇用人数で大体120名ぐらいです。雇用率にすると2%強ぐらいということになっています。
もちろんしっかりとサポートも配慮もしながら、どの方にもご活躍いただいています。
で(画面)右側に雇用されている方の障がい部位が記載されていますが、上肢機能、下肢機能に障がいがある方っていうのが多いことが分かります。また心臓や聴覚に障がいがある方もいらっしゃいますが、しっかり仕事をしていただいています。
私が新卒採用に携わってから、聴覚に障がいをお持ちの方を採用した実績もありますので、安心して働ける環境です、と力説したいところです。
現場での取り組み例について簡単にご紹介いたします。基本的には、各現場において必要なことを洗い出して、本部と協働しながら業務に取り組みやすい環境作りを進めていっています。
手すりなどの設置で、働きやすいオフィス作りというのはもちろんですが、直近ではライブトークなども導入しています。発言を音声認識後すぐにテキスト化するシステムを使って、聴覚障がいのある方にも、研修など他の方と変わらず受けていただいています。
時差出勤、在宅勤務など勤務形態も多様化しています。
自分らしく働ける、そんな環境作りというところはしっかりとやっておりますし、このダイバーシティってのはすごく大事にしております。
では最後のインフォメーションです。
まずはイベントの情報です。本日は、体系的なお話しかできなかったので、なかなか理解を深めきれなかった部分もあるんじゃないかなと思います。ご興味を持っていただいた方は、ぜひ当社のマイページを作っていただいてイベントを予約いただけたらと思っています。
画面左側に書いてあるパークライブは、開催が3月6日と7日で、もうすぐです。オンラインで行いますが、講演と座談会の複合型イベントということで、ご自身の回りたい部分を好きに回っていただけるスタイルになります。「この社員の話聞きたい」「この講演聞きたい」というふうに、自分でコンテンツを選んでいただけます。
ここでは、人事相談コーナーというところも設けていて、私ともう1人、人事部の社員がそこにおりますので、何かご相談ごととか気になることがあれば、遠慮なくこちらにお越しいただいてご相談いただければと思います。
女性向けのイベントなどもあります。
本日、冒頭で、みずほフィナンシャルグループが採用の窓口を一本化していますというお話をさせていただきました。
それに関連して、ちょっとマイページの作成方法も簡単にご案内いたします。
まずはみずほフィナンシャルグループのマイページを作っていただきます。
そうすると、その中で各社、「マイページのエントリーはこちら」というところがありますので、ここでみずほの中でもどこの企業のマイページを作るかのご選択をお願いします。
みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチアンドテクノロジーズ株式会社の中から選んでいただきます。もちろん全部作っていただいても構いません。
先ほどご案内したイベントは、みずほ証券のマイページで予約をいただけるという流れになっております。
エントリーについてもお話をさせていただきます。第1回のエントリーの締め切りは3月8日です。
期限もかなりタイトですので、間に合わないという方はその先にもエントリーの締め切りは設ける予定でおりますので、そのタイミングでもエントリーをいただけたらと思っています。
もちろん面接などで、気になる部分がある場合は、ご相談いただければしっかりそこは配慮した上で対応いたします。よろしくお願いいたします。
では私からのご説明は一旦、以上とさせていただきます。この後は、いただいたご質問にお答えしていこうと思います。
勤務地の配慮についてということで転勤のない働き方は可能なのでしょうかという質問をいただきました。
ありがとうございます。
当社では、設置しているコースによっても違いますが、勤務地形態の選び方は大きく3つあります。
一つは全国型ということで、海外含め転勤があるタイプと、あとはエリア型。エリア型は首都圏限定にはなるんですが、これは転勤のないコースということで拠点を決めていただいて、そこに通っていただきます。転居を伴う転勤がないということになりますので、例えば、最初は、新宿支店にいらっしゃってそこから本社勤務になるということはありえますが、基本的には近い距離の転勤で引っ越しの必要はないような転勤になります。もう一つのワイドエリア型というのは、一部のコースで設置をされているもので、首都圏および関西圏が対象です。
首都圏(一都三県)と関西圏の間で転勤があるということです。
埼玉から神奈川に転勤することもあれば、東京から大阪に転勤することもある、ということで、転勤のエリアを制限したようなコースとなります。当然ですが、皆様の状況状態に応じてそこら辺はしっかり配慮いたしますし、人事異動のときにもしっかりと配慮をいたしますので、そこは柔軟に対応していくという当社の姿勢をご理解いただければと思っております。
ご質問に一つお答えさせていただいたところで、ちょうどいいお時間になりました。
私の方からの説明はこちらで終了とさせていただきます。
これから皆さんの就職活動が本格化していく中で、非常に大変になるかと思いますけれども、ぜひ体調管理には気をつけて頑張っていただければと思います。
またあのどこかでお会いできるのを楽しみにしております。
それでは本日最後までご清聴いただきましてありがとうございました。
頑張ってください。

- 森永製菓
- 食品
- 3/4配信
皆さんこんにちは。
森永製菓人事部の西條と申します。
本日は森永製菓のセミナーにお越しいただきましてありがとうございます。
本日短い時間にはなりますが、ぜひ森永製菓について皆様にも知っていただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
早速、簡単に私の自己紹介からになりますが、森永製菓人事部で採用担当をしている西條と申します。
大学時代は家政学部食物学科で食品系について学んできたんですけれども、就職活動の際は事務系総合職で営業やマーケティングなど様々な仕事に挑戦したいと思い、事務系総合職で就職活動をしました。2018年の4月に入社をしまして、最初の3年間は東京冷菓支店というところでアイスクリームの営業を行ってきました。
その後、4年目から人事部に異動になり、主に新卒採用などを担当しております。本日はどうぞよろしくお願いします。皆様チャットの方にもたくさん書き込みありがとうございます。お願いします。
本日の説明内容なんですけれども、まずは森永製菓について知っていただきたいというところで、事業内容や企業理念、そして森永製菓での仕事や環境や制度を説明していきたいと思っております。
まず初めに森永製菓の会社概要です。概要についてはこちらに記載の通りですが、森永製菓、今年で創業123年目を迎える会社となっております。
かなり長くからある会社なので、皆様にもご名前を知っていただいたりとか、ロングセラーブランドの商品が数多くあるので、お客様に昔から愛されてきている商品をたくさん持っている会社だと思っております。
そして、売り上げも過去最高を更新中で、食品業界の中でも高い利益率を誇っておりますので、皆様にご入社いただいた後、安心して長く働いていただけると思っております。
事業内容についてこちらのカテゴリーごとに記載しておりますが、皆様もこの中で知ってる商品であったり、普段食べてくださってる商品ありますでしょうか。
私も会社選びのときに、自分が営業するとなったときに自信を持って売れる商品だったり、取り扱ってる商品が自分の好きな商品だといいなというのが、まず就職の会社選びの軸の一つでもあったので、皆様にもまずはどんな商品を扱っている会社なのか、ぜひ知っていただきたいと思います。
大きく分けて菓子食品部門と冷菓部門、健康部門と分かれています。
まず菓子部門が、チョコボールやハイチュウ、ムーンライト、ダースなど、皆様も昔から食べてくださっている商品が多いと思いますが、特に食感にこだわった商品が多いのが特徴です。
例えばハイチュウなどのチューイング性や高果汁感あふれるフレーバーなどですね、こういったものは森永製菓独自の研究で成り立っている商品となっております。
他にも、ミルクココアやホットケーキミックスなど、こちらは食品カテゴリーに当たるものなんですけれども、商品数はそこまで多くはないですが、皆様が大切な方や家族と楽しい食シーンを楽しんでいただけるような食品のマーケティングを行っております。
続いて冷菓部門はアイスクリームのことなんですけれども、ちょうど今年50周年を迎えているチョコモナカジャンボなどが代表商品としてございます。
あとは、アイスボックスや板チョコアイス、ザ・クレープなど、お菓子の会社だからこそ、食感にこだわった商品であったりとかアイスクリームとチョコレートのコンビネーションですね、そういった組み合わせを楽しめる商品に強みがございます。
それから健康部門なんですけれども、皆さんにこれ意外だなと言われるのが、ウィダーinゼリー、実は森永製菓の商品なんですね。
部活のときや受験のときに、結構皆さん飲んでましたって言っていただくことが多いんですけれども、森永製菓、菓子の会社から始まっているのでお菓子のイメージ強いかもしれませんが、最近はこういったinゼリーやinバー、プロテインなど健康に関わる商品もすごく今成長しています。
全体を通して様々なカテゴリーがありますので、例えば夏暑いときですとアイスクリームがとてもよく売れたりとか、冬に寒くなってくるとココアやチョコレートなどが売れるといったふうに、様々な季節指数のバランスも取れているというのが特徴の一つになります。
それから食品メーカーの中で業界内での位置づけになりますが、例えばソフトキャンディ市場だとハイチュウがシェアナンバーワンだったりとか、他にもココアやinゼリー、甘酒、チョコモナカジャンボもそれぞれのカテゴリーナンバーワン商品となっておりまして、お客様にとってなくてはならない商品を持っているというのも、当社の強みの一つと思っております。
そんな森永製菓の歴史についても、お話していきたいと思います。
森永製菓の始まりは、日本にまだ和菓子しかなかった明治時代となっておりまして、創業者の森永太一郎という者が、日本の子供たちにも栄養価のある美味しいお菓子を届けたいという思いから事業が始まりました。
一番初めに売り始めたのがキャラメルです。この左下の写真の方が創業者で、アメリカで西洋菓子を修行して学んできまして、それを日本で普及させていったというのが始まりとなっております。
キャラメルをはじめとしてマシュマロ、チョコレートなど、当時日本になかったお菓子を普及させまして、最初は日本人になかなか合わなかったのですが日本人の口に合うように風味やレシピを配合を変えていって、次第に大ヒット商品になったと言われております。
森永製菓は、こういった創業者のパイオニアスピリット、開拓者精神が今も大切にされている思いの一つとなります。他にも当社でパイオニアスピリットを発揮してきた例がこちらの図になります。例えば日本で初めてカカオ豆からチョコレートの一貫製造を行ったり、業界で初めて8時間労働制を導入したり。
他にもinゼリーのような形態。今でこそコンビニエンスストアやスーパーマーケットで当たり前のように並んでいるスパウト付きのゼリー飲料ですが、こちらも初めて発売したのは森永製菓です。そういった様々な食品業界での第一人者であったりとか、社会の中でも第一人者でありたいという思いが今も受け継がれております。
森永製菓の企業理念については、「おいしく たのしく すこやかに」というコーポレートメッセージを掲げておりまして、私達の使命として、「世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」と掲げております。
皆様も会社選びの中で様々な会社の企業理念を見ることが多いと思いますけれども、やはりこの企業理念の中にはこの会社ごとに大切にしている価値観がすごくギュッと詰まっていると思いますので、そういった理念に共感できる方にぜひ入社いただきたいと思っております。
特に森永製菓では嗜好品であったりとかスポーツのときに食べる商品だったりと、お客様の笑顔に欠かせない商品をたくさん持っていますので、ご自分の仕事を通してお客様の幸せな気持ちや笑顔に貢献していきたい、身近な仕事で社会に貢献していきたいという方にぜひ応募いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
企業理念についてもう少し詳しくお話したいと思いますが、先ほどご紹介したコーポレートメッセージと私達の使命の他にも、私達が目指す未来、ビジョンを五つ。それから私達が大切にする思い、バリューも五つ掲げております。
こちらについては、それぞれこれに該当するエピソードをホームページなどでも公開しておりますので、ぜひ一つずつ見ていただけたらと思っております。
ではここからは、今後の事業展開や事業戦略についてご説明していきたいと思います。
まず森永製菓グループがこれからどんなふうに売上を作っていったり、事業を行っていくのかというところですけれども、「2030年にウェルネスカンパニーに生まれ変わります」と掲げております。
ここで言うウェルネスは、心の健康と体の健康、そして環境の健康という三つの価値をお客様や従業員、そして社会へ提供し続けるということです。
今までも健康事業などがありましたので、体の健康や環境の健康には取り組んでいたんですけれども、改めて今回は心の健康というのが新しく加わっております。
ちょっとイメージしづらいところもあるかと思いますが、心の健康というのは情緒的な価値を感じるというような定義となっておりまして、例えば、ココアを飲んでほっとする気持ちであったりとか、お菓子、アイスクリームを食べて幸せな気持ちになったり、そういった幸福感を提供できるような、それをさらに商品に価値をのせていきたいと思っております。
具体的な今後の事業については、成長性や収益性が見込める事業として四つ重点領域というものを定めております。そちらが、in事業と通販事業、米国事業、冷菓事業の四つになります。
こちらについては、今大体、売り上げ構成比が4割ほどだったものを、2030年には6割まで伸ばしていきたいと考えております。
他にも国内の菓子食品事業のように安定的に稼ぐ力を持っている事業についても、しっかり基盤領域として他の事業に挑戦できるように取り組んでいきます。
具体的な重点領域の中で、今日はin事業と米国事業についてご説明していきたいと思います。
in事業については特に代表商品としてinゼリーがありますが、こちらもすごく伸長しておりまして、売上高も過去最高となっています。その背景としては、今までスポーツのシーンだったりとか、inゼリーといえばエネルギーというのが代表ではあったんですけれども、例えばinゼリーのブドウ糖が含まれているものであったり、フルーツ食感のもの、そういった幅広い商品のラインナップを今増やしています。今まで割とスポーツのときのお供だったところを、例えば勉強に集中したいときだったりとか、フルーツ食感のものは女性をターゲットにしてデザート感覚で食べられるような商品のマーケティングを行っておりますので、ターゲットや飲用シーンを拡大していくことで、さらにこちらの成長を加速させていきたいと考えております。
他にも、inバーの拡大というところで、多様化や拡大を続けているタンパク質ニーズに対応していったり、今後の中長期的な成長に向けてチョコレートやinブランドを使ったのど飴など新しいカテゴリーへの参入も検討しています。
続いて米国事業ですね。こちらも今力を入れている事業になりますが、皆さんアメリカでハイチュウがすごく売れてるってご存知でしょうか。
今すごくハイチュウの売り上げが加速しておりまして、さらにまだまだ成長の見込みがあるというところで、こちらに力を入れていくことに加えて、今までハイチュウで培ってきた販売網などを生かして、inゼリーの形態に似ているものなんですけれども、これからはチャージェルという商品をアメリカでも販売していくことになりました。
こちらもアメリカでの受け入れ性などテスト販売をしていて、もう十分アメリカでも売れていくことを確信したので、現在アメリカで販売を始めています。
他にも、ハイチュウやチャージェルに続く第3の矢となる商品も現在探索中で、今後米国事業にもしっかり力を入れていきたいと考えております。
そして最後に、2030年に向けて大切にしている基本方針の一つにダイバーシティの推進がございます。
先程の具体的な事業の話と変わってくるので、唐突に思われるかもしれませんが、2030年に森永製菓がウェルネスカンパニーになることを実現するためには、やっぱり人がそれを行っていくっていうところで、従業員皆さんの活躍、そして生き生きと働いていただくことが欠かせないと考えております。
元々森永製菓では人を大切にしてきたという背景もあるんですけれども、従業員の皆さんが活躍してイノベーションを起こしていくこと、それによって新しい価値を提供して、お客様から選んでいただける企業になる。それが続いていくことで今後も長く続いていく会社になると考えているので、そのためにダイバーシティを推進しております。
具体的には、職場の中でダイバーシティの分科会といって、研修や分科会を行ったりしています。
いろいろなライフプランを持っている方や様々な従業員が活躍できるような、働き方の制度ですね、テレワークやフレックスもありますし、副業も社会人2年目から解禁となっておりますので、ご自身が持っているスキルを生かすことも可能となっております。
ぜひこの辺りも皆様に知っていただきたいと思って、ご紹介させていただきました。
ではここからは森永製菓の仕事内容についてご説明をしていきます。
まず森永製菓の仕事なんですけれども、商品が作られてお客様の手元に届くまでの流れを、こちらの図に沿ってご説明していきます。
まず左上の企画部門マーケティング部ですね、こちらが商品のコンセプトを練る部署になります。
こんな商品があったらいいなとか、今の時代にこんな新商品売れるんじゃないかということを考えてそれを考案していったり、または今既にあるブランドのリニューアルなどを考えていくのがこちらのマーケティング部です。
その後、その商品をどのようにして形にしていくのか考えるのが研究開発部門、研究所の方になります。
この写真の方もチョコレートを混ぜていると思うんですけれども、実際に試作をして味作り、食感作り、どんなふうに作ったらその目指している味、食感になるのかということを検討していきます。
続いて手作りで作っていた商品を、私達はメーカーとして安心安全のもと、同じ味、同じ品質、そして大量に生産していかなければなりませんので、機械でどのように量産化していくのか検討するのがこちらの生産部門の方のお仕事です。
お菓子は安心安全も大事ですし、特に食感にこだわっている商品も多いので、もろかったり、扱いが難しいという商品もすごく多いので、それを機械で作っていくというのが非常に難しい仕事になっております。
機械でどんなふうに作っていけばいいのか考えたり、または今まで人がやっていた仕事を機械で自動化するにはどうしたらいいのか、生産部門の方が検討していきます。
そして商品がようやく出来上がりまして、売っていくのが営業の仕事になります。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアのバイヤーさんと商談をしたり、卸店の方にこんな新商品が今度出ますよというご案内をします。商談を経て商品をお店に並べていただけることになり、ようやくお客様の手に届くという流れになっております。
私も営業時代はたくさん相談したり、商談以外にも資料作成であったりとか、お店を訪問することもありましたし、様々な業務を経験させてもらいました。
やっぱり自分が商談した商品が店頭に並んでお客様の手に取っていただけるところを見るのも、やりがいの一つだと思います。
それ以外にも、一番下に書いてあります機能部門ですね。経営戦略や人事、総務、法務、経理、広報など、様々な会社全般の運営を支えるような部署も機能部としてもちろんございます。
森永製菓の職種については大きく五つにわかれておりまして、事務系総合職のセールススペシャリストコース、マルチタレントコース、経理・ITコース、それから理系限定にはなりますが、生産技術系総合職、研究開発系総合職になります。
先ほどの図に沿ってどの仕事がどの職種に当たるのかというところを見ていきたいと思いますが、まず事務系総合職のセールススペシャリストコースの方は、営業職をメインとして森永製菓で活躍していきたい、キャリアアップしていきたい方向けのコースとなっております。
森永製菓での事務系総合職マルチタレントコースについては、まず初期配属は営業で現場を学んでいただきますが、その後はご本人の適性に応じて営業関連の営業サポートやマーケティング部、他にも人事や総務広報など様々な部署への異動の可能性があります。
いろんな仕事に挑戦したという方は、こちらのコースをお選びいただければと思います。
そして事務系総合職の経理・ITコースは、初期配属で経理やITなど、ご自身で学んできたことや知識を生かして専門性を高めながら働いていきたい方向けのコースとなります。
それから理系限定にはなりますが、商品の開発だったり、基礎研究を行っていきたいという方は研究開発系総合職となります。
商品開発ももちろんあるんですけれども、それに紐づく基礎研究なども行っているのがこちらの研究開発職ですね。機械や設備、量産化に興味がある方は生産技術系総合職となります。こちらもすごく難しいところもあるかとは思いますが、食品メーカーですと、原料の調達から製造するところまで全てに関わることができますので、やりがいのあるお仕事だと思います。
続いて森永製菓の事業所についてですね、全国に営業の支店や工場などを持っておりまして、当社では総合職としてご入社になりますので、皆様には全国転勤で幅広く活躍いただきたいと思っております。
ただ、手帳をお持ちの方で通院の関係などで難しいという方については、事業所がある範囲でエリア限定社員を選ぶことも可能になりますので、そのあたりは面接時でのご相談という形をとっております。
具体的なキャリアステップについては少し長くなってしまうので、ご質問がありましたら後ほど回答させていただきたいと思いますが、大体10年で3ヶ所ぐらいのローテーションを予定しております。全国転勤があるので、営業の支店の中で何ヶ所か、例えば関西から東北に行ったり、東京に行ったりする移動の仕方もあれば、いくつか営業の支店を経験した後に、機能部に行かれる方もいらっしゃったり、本当に人によって様々ではあるんですけれども、年に1回キャリア面談がありますので、ご自身の希望の部署へ配属地などを選んでいただいて、申告することが可能となっております。
最後に、森永製菓の制度と環境についてご説明していきます。
まず、先ほども少し話にありましたがテレワークとフレックスですね。皆さんも最近こちら結構気になると思うんですけれども、当社でももちろん導入をしております。
テレワークについては、ご自宅だけではなくて営業の出先だったり外出先でも行っていただくことが可能となります。
フレックスについては、今、基本的な就業時間としては9時から5時半とはなっていますが、朝の5時から夜の10時までの間ならどこでも働いていただくことが可能で、決まった時間コアタイムもない形をとっております。
とはいえ、やっぱり電話が来る時間だったり、みんなで会議をしたりするのは大体9時から5時半の間にはなりますが、早めに来て早く帰っていただくとか、電車が混んでいる時間を避けて10時から出社するとかも可能ですし、ご自宅で勤務している間に、平日の昼間にしかできない用事を済ませるために、業務を中断して中抜けすることも可能となります。
続いてフリーアドレスについては、社員が個々に固定席を持たないオフィススタイルというのをとっております。こちらは本社や研究所各事業者で順次導入していますが、左側の2枚が研究所の写真、右側が本社の写真となっていまして、朝来ましたら好きな席に座ってそこで仕事を始めていただくという形をとっています。
いろいろな部署の方とコミュニケーションが取れたり、ちょっと今日は集中したいから端の席で1人でコツコツやっていこうとか、今日は上司に相談したいことが多いからちょっと上司の近くに座ろうかなど、業務の内容によって座る場所を変えている方もいると思います。大まかにですが、森永製菓な制度と環境というところになります。
ここからは、皆さんからいただいている質問についてお答えしていきたいと思います。
まず、森永製菓の働き方というところで、在宅勤務についてご質問をいただいていました。
部署にもよると思いますが、大体どのくらいの人がテレワークをしていますかというご質問ですね。もちろん業務にもよって、研究開発職の方であれば出社して実際に試作をしたり実験をしたりというのがあるので、やっぱり出社が多かったりですね。たまに書類の作成などで自宅でもできる場合は、週に1回テレワークという方もいます。本社の中の機能部であれば、週の半分ぐらいテレワークをして、半分ぐらいは出社したり、そういった働き方をしている方が多いと思います。
それから職種については、研究開発職は初心者の専門でない方でも大丈夫ですかというご質問いただいています。研究開発職、生産技術職は理系の学科の方でしたらどなたでも大丈夫です。
入社してからしっかりと研修もありますし、各部門でも教えていただく機会もあれば、入社後、OJTトレーナーといって皆さんに1人、年の近い先輩社員が1年間ずっとフォローしてくれる方がつきますので、その人に教えてもらいながら、どんどん業務を覚えていく形になりますので、初めから全部わかってないといけないということは全くないので、ご安心いただければと思います。
続いて、私の就職活動についてもご質問が来ていました。管理栄養士の資格を持っていますが、管理栄養士職ではなくて企業を選んだ理由があれば教えてください、ということです。私はフードスペシャリストという資格を持っているんですけど、管理栄養士を持っていなくって、その仕事もいいなとは思ったんですけれどもやっぱり自分の興味が幅広かったので、営業もやってみたいしマーケティングも気になるし海外事業とかもやりたいなと考えたときに、一つの仕事に絞るのではなくていろんな可能性がある仕事や、環境が用意されている職場がいいなと考えて、事務系総合職を選んで企業での就職活動を行っていました。
実際に私、最初に営業3年間やっていたんですけれども、その次は営業ではない仕事をやってみたいと申告をしたところ人事部に異動になったので、今やっぱりいろんな仕事をさせてもらえるのが自分に合っていたなと思っています。
それから、男女比についてご質問いただいていましたね。森永製菓の男女比は大体男性が7、女性が3くらいです。工場での勤務の方もいるので、やっぱり男性が多かったりっていうのはあったりはするんですけれども、直近の数年で入社してくる方は、男女半分ずつぐらいになっております。
異動についても結構質問が来ているんですけれども、事務系総合職の中でいろんな異動をする方もいれば、やっぱり営業が合っているということで、営業でローテーションする方もいらっしゃいますし。例えばですね、研究開発職を選ばれている方でも、研究開発職からマーケティング部に希望を出せば、部門をまたいだ移動も可能性としてはございます。
他にも社内公募というものがあるので、募集が出たときに行ってみたいと思った場合は自分で手を挙げて応募して、それに受かれば異動という公募の制度もあります。ご自身で希望を出していただき、動いていくことが可能となります。
あとはエントリーについても質問が来ています。現時点ではどこの支店でも応募という形はとっていないので総合職として応募いただきますが、配属地については、入社前に配属希望のアンケートをとります。その後、人事研修、新入社員研修の中で配属面談をしたり、転勤について確認させていただいた後に、4月の中旬ぐらいに配属地が決まって、5月中旬頃に配属されるというような形をとっております。
最初から、入り口が関西エリアとか東京エリアというふうに、わかれているわけではありません。
よくあるご質問としては、会社の雰囲気はどうですかと聞かれることが多いです。ぜひ今日だけではなく、もし興味を持ってくださった場合は他の社員が出ているセミナーも見ていただきながら、社風を感じていただくのが一番かなと思います。
会社全体としては、優しくて真面目な人が多いという印象を受けています。
私も入社したときにわからないことが本当に多かったんですけれども、OJTの先輩だけではなくて支店の方や周りの方、他の隣の支店の年が近い先輩が結構声をかけてくださったりとか、プライベートでも仲良くしてくださったりしたので、皆さんも入社いただいた後は安心して働いていただけると思っております。
たくさんご質問いただいていたので、全てお答えできずに申し訳ありませんが、時間になりましたので今日はこちらで以上とさせていただきたいと思います。
今回説明を聞いて森永製菓に興味を持ってくださった方いらっしゃいましたら、ぜひマイナビさんのページからのご登録、または森永製菓のホームページなどでも先輩社員の紹介などがありますので、ぜひそちらで見ていただければと思っております。
皆様のエントリーをお待ちしております。ありがとうございました。

- 雪印メグミルク
- 食品
- 3/4配信
皆さんこんにちは。
本日は雪印メグミルクの説明会にお越しいただきありがとうございます。
まず、私の自己紹介を最初にさせていただこうと思います。私は、戸田りこと申しまして2015年に入社をした社員です。大学時代は理系の大学に行っており、いろいろ研究をしていました。もちろん勉強だけではなくて、たまには仲間と飲みに行ったり、カラオケに行ったり、楽しく過ごしておりました。会社に入ってからは、技術系分野で入社をして、千葉県の野田工場で、品質管理課や製造課といったものづくりの現場で仕事をしてきました。
2021年の秋に、今所属している人事部に異動になり、こうして採用担当をやっています。
本日は、最初に会社概要・企業理念などについてご説明をし、その後事業紹介、当社でのお仕事の紹介、そして最後に雪印メグミルクで働くってどんな働き方ができるのというところのお話をするような流れで進めていきたいと思います。最後に、いくつか皆さんからいただいた質問にお答えできればと思っておりますので、質問のある方は、質問の方から入れていただければと思います。よろしくお願いします。
では早速、会社概要・企業理念についてお話ししていこうと思います。
会社概要を、ご覧のようにまとめてみました。当社は2009年10月1日に設立をしました。2022年3月期の売上高は5584億円、という規模の会社です。ただ売上だけ言われても、という方もいらっしゃると思いますので、業界の位置をお話しますと、乳業メーカーの中で、3本の指には入るような規模だと捉えていただければと思います。
続きまして当社の企業理念についてお話します。
当社がこの社会の中においてどんな存在意義をもって会社を存続させていきたいのかということをまとめたのが、企業理念です。まず、コーポレートスローガンとして、未来はミルクの中にあるということを掲げております。当社は、ミルク=牛の乳の可能性を限りなく信じて、それを使って消費者の方の未来、当社の未来、はたまた日本の未来をつくっていきたいという思いを持っている会社です。その思いがコーポレートスローガンになっています。
そして、どんな使命を持ってこの社会で存続していきたいと思っているのかというのをまとめたのがこの三つの使命になります。消費者重視経営の実践、酪農生産への貢献、ミルクにこだわる、の三つです。それぞれ熱い思いはあるのですが、本日は時間の関係上、もっとも当社らしいと思える、酪農生産への貢献についてご説明いたします。
酪農生産への貢献を、その会社の方向性を決めるとても大事な「理念」というところになぜ掲げているのかというと、それは当社の成り立ちに関わってきます。
当社は、1925年に設立した北海道政略販売組合という組合が一つの基となっております。こちらの組合は、北海道の酪農家の方が、自分たちが作ったミルクをより多くのお客様に広げたいという思いから、ミルクを自分たちの手でバターに加工して、そのバターを自分たちの手でお客様のところに届けるということを目的に設立された組合でした。ですから、当社は、北海道の酪農家の方から始まった会社といっても過言ではないわけです。こんなバックボーンを持つ当社だからこそ、酪農というところを単なる原材料の生産者として見るのではなくて、事業のパートナーとして見て、これからも一緒に発展をしていきたいという思い、使命が込められているのが、この酪農生産への貢献ということになります。
続きまして、具体的に、こんな思いを持つ会社がどんな事業をしているのかというところをご紹介していきます。当社、雪印メグミルクグループとして持っている事業分野は四つあります。乳製品、市乳、ニュートリション、飼料・種苗の各分野です。画面の右二つ、ニュートリションと飼料・種苗があまり聞きなじみがないかと思うので、先にご説明をいたします。
まずニュートリション事業分野。こちらは赤ちゃんの粉ミルクとか、最近は大人の粉ミルクなどという商品もありますが、そういった粉ミルクとか機能性や栄養性に特化した商品を取り扱っているのが、ニュートリション事業です。
飼料・種苗事業というのは、牛の飼料とか牧草、野菜の種や造園などを扱っています。これは当社のグループ会社である雪印種苗というところが、主に取り扱っている事業です。
当社単体として取り扱っている事業は、大きく分けて2柱というところになります。
一つ目が乳製品事業分野。こちらは比較的賞味期限が長い乳製品を取り扱っている事業と思ってください。代表的なところで言うとバターとか、マーガリン類、チーズといったところですね。市場シェアで見ますと、それぞれ市場シェア第1位をいただいている、当社としても強い分野といえます。
次の柱が、市乳事業分野です。こちらも市場シェアで見ますと、大変高いものをいただいております。具体的には、牛乳とか乳飲料、ヨーグルト、デザートといった、比較的賞味期限の短い乳製品類を取り扱っている分野です。ただ、まだまだ市場シェア第1位を狙えていないものがあるぞということで、今当社では例えば機能性みたいなものを付与した商品に力を入れたり、既にある商品をもっとお客様に美味しく食べやすく飲みやすくして利用していただけるような商品づくりに励んで、第1位を狙っている分野ともいえます。
こんな事業分野を持つ当社で、どんな仕事ができるのかということをご紹介いたします。まず、当社の仕事の入り口は二つあるというふうに覚えていただければと思います。技術系と事務営業系です。
技術系部門は、理系の学問を収めた方が対象となります。技術系の仕事は、研究部門と生産部門の二つにわかれています。
まず一つ目、研究部門ですね。こちらは名前の通り当社の中で研究の仕事をしていただきます。ただ、当社に沿った目的の研究となりますので、ミルクの価値と可能性を徹底的に追求することを目的に研究を進めることになります。具体的にどんな研究を重点的に行っているのかというと、ミルクや乳酸菌の有する健康機能などを研究するような分野とか、ミルクの成分や食品の構造、風味、食感を研究するような分野、後は、食品加工技術や容器の包装設計の技術開発などに取り組んだりもしています。
続いて生産部門です。こちらは、生産というところからなんとなく想像がつくかと思いますが、商品を実際に作っている部門です。ただ、お客様に提供する商品になりますので、ただ作ればいいというわけではなく、安全で安心な商品であるということは大前提になってきますし、あとは、当社は企業ですので、より効率的かつ安定的に商品を供給できるようにしないと、企業として成り立っていかなくなってしまいますので、その安定化、効率化などへの取り組みについても行っているのがこちらの生産部門というところです。
生産部門と一口に言っても本当に様々な仕事があるのですが、今日は、その中でもモノづくりの中心である工場での仕事をちょっとご紹介しようと思います。工場での仕事は大きく分けて三つの課にわかれております。製造課、品質管理課、工務課です。
まず一つ目、製造課というところは、実際に、製造機器と呼ばれる専用の機械を動かして商品を作り出しているところです。ただ聞くと、あれこれってちょっと簡単そうだと思われるかもしれませんが、現場の製造機器というのは、機械ですから必ずメンテナンスが必要になってきます。さらには、たまにトラブルが起きて、稼働させなければいけないのに、機械が止まってしまったときの対応も発生します。そういったメンテナンスやトラブル対応のできる技術力や知識も必要とされる、面白くも難しいところといえます。さらにそれだけではなく、業務の効率化や安定化についても製造課が中心に取り組んでおります。自分で、こういうところを変えれば安定化や効率化に繋げられるなと提案をして、その解決(実施)にまで持っていくのですから大変です。
続いて品質管理課。こちらは想像しやすいかと思いますが、作った商品の出荷前検査が中心の仕事です。それ以外にも、工場全体の衛生管理も行っています。
最後の三つ目、工務課。これが一番想像しにくいかと思いますが、工場の中で使っている電気や水、エネルギーといった、いわゆるインフラ設備の管理を行っている部署だと思ってください。生産部門の中でも、工場だけの仕事紹介ということでしたが、技術系の仕事は、この研究部門と生産部門の二つがあるんだということはご理解いただけたでしょうか。
次は、事務営業系の仕事について。こちらは、特に文系理系問わず、様々な方がご活躍されています。こちらも三つの部門にわかれていますのでそれぞれご説明いたします。
一つ目は、営業部門。こちらはもう皆さん想像しやすいでしょうが、物を販売する仕事です。当社では、様々な商品を取り扱っておりますので何を誰に売るのかというところで役割分担をしています。例えば、量販店とかコンビニエンスストアなどでで発売される家庭用商品の営業さんだったり、食品メーカー、外食産業への業務用商品の営業をされている方だったり、あとは、宅配専用の商品を取り扱う牛乳販売店への営業、といった具合の役割分担です。それ以外にも、営業企画といって、どういう方向でこの営業をこの先展開していこうかというところの計画を立てるようなこともこの営業部門の方たちが行っています。
続いて、ロジスティクス部門です。こちらは何をやっているのかと言いますと、当社の商品をお客様のもとに届けるまでの物流を管理している部門です。ただ、当社の社員がトラックを運転して当社の商品を届けているわけではなく、あくまでも管理をしている、ということです。例えば、倉庫などにおいてある商品の在庫に関して、量だけでなく、どこに何があるかまで把握して、お客様が必要だと言った時にすぐにお渡しできるような体制を作っておくとか、配送ルートを最適にすることで、それにかかるコストや時間を削減するための術を考えたり、それを立案したりしています。
三つ目の管理部門について。こちらは、会社を組織として成り立たせるために、例えば人の管理やお金の管理が必要だということは皆さん想像つくかと思うんですけれども、そういった管理の仕事をする部署です。具体的には、工場で働く社員の勤怠や労務管理を行う工場総務、決算業務や資金管理を行う財務、企業広報やマスメディアへの情報発信や会社のホームページを作成する広報、社内システムの企画や管理運営を行う情報システム、といった会社と社員の活動を様々な面からサポートをする役割を持っている部署です。
では、当社でどんなキャリアステップが描けるのか、というところですが、当社では、適性とかご自身のご希望によって本当に様々な仕事にチャレンジができます。今から一つ例をご紹介しますが、これ限りではないということを覚えておいていただきたいと思います。
例えば入社後、最初に管理部門の工場総務課というところに初期配属されたとします。この工場総務課というのは、工場を一つの組織として考えたときに、その組織を成り立たせるために必要なお金の管理や人の管理、あとはシステムの管理を一手に引き受けているような部署です。工場総務課で管理の部門を網羅的に経験した後に、本社機能である、例えば、会社全体のお金を管理している財務部という部署でお金のプロフェッショナルになっていくとか、会社全体の人の管理をしている人事部に行くとか、後は会社全体のシステムやネットワークの管理をしているIT企画推進部みたいなところに行って、次のステップとしてキャリアを積んでいくような方たちも、一つの例としてはいらっしゃいます。
これ以外にも、例えば最初管理部門に行った後に営業部門に行くような方もいますし、逆に営業部門にいた方が、次ロジスティックス部門とかまたは管理部門に異動になるということもありますので、本当に様々自分の考えや努力によって、キャリアステップを踏んでいけるんだと思ってください。
では、当社でどういうふうに働けるのかといったところを最後にご説明しようと思います。
まず、当社の入り口であるところの募集要項については当社のホームページまたはナビ媒体というところで公開しておりますので、詳しくはそちらを見ていただきたいと思います。
勤務地に関しては、全国勤務社員といって当社の本社および全国の事業所で、働かれる方もいらっしゃいます。また、地域限定社員という働き方もあって、こちらを選択すると、転宅を伴う異動が発生しない働き方もできます。
皆さん気になっているのが、異動ってどういうふうに発生するんだろうっていうところじゃないかと思います。当社はジョブローテーションという考え方に則っております。原則、入社10年以内に2場所2職種の経験をしてくださいねという方針で異動が発生します。なぜこの方針をとっているのかと言うと、皆さん学生のうちって会社の中にどんな仕事があるのかなかなか想像しづらいと思うんです。会社に入ってみて、こんな仕事もあるんだって気づくということが、私も会社に入ってから多々ありました。ですから、皆さんまだ柔軟な若手のうちに、様々な仕事を経験していただいて、将来の自分のキャリアを考えるための広い視野を手に入れてほしいという思いから、当社ではこのジョブローテーションという考え方に則っています。
ジョブローテーション2場所2職種の経験がどういうものかというと、2場所というのは、引越しを伴う異動と思っていただけたら結構です。例えば、大阪支店から福岡工場へ、という異動です。2職種というのは、違う仕事を二つ経験してくださいねということです。例えば、乳食品1課という営業部門の仕事をした後に工場の総務課を経験する、というのが2職種という考え方です。
では、この異動は、自分の意見を全く通せないのかというとそういうわけではありません。上司に、今どういう仕事がしたいのか、または今ちょっと困っていることがあるとか、希望の勤務地はどこか、など自分の考えを上司に話す機会、面談が必ず年1回あります。この時に、上司の方に自分は今こういう方を向いていてこういう努力をしているからちょっと考えてほしいみたいなところを、大いに述べていただくことができます。
異動が発生する、職種が変わるとなると、そのときに必要な能力とか知識も変わります。それを支える人材育成の取り組みにどんなものがあるかというと、当社では、職場内教育、職場外教育、自己啓発の三つの形でフォローをさせていただいております。例えば、新入社員で入社をした場合に、誰でも社会人としての不安があり、人によっては一人暮らしも初めて、ということが重なると非常に不安だと思いますが、その時期をフォローするために必ず新入社員には同じ職場の先輩社員が一人マンツーマンでついて、トレーナーとしてフォローするというトレーナー制度があります。
あと、当社らしいと思うのが酪農研修です。これは、酪農家の方のところに実際にお邪魔をして、そちらで牛のお世話を体験させていただくというものです。私も新入社員の頃にやりましたが、その際は朝5時ぐらいに起きて酪農家の方のところに行って、牛を搾乳のとこに連れていって、その間に牛舎の掃除をしてといった体験をさせていただきました。当社は、酪農生産というのをとても大事にしている会社ですので、そういったことで酪農家の方の苦労を知った上で、牛乳、ミルクを取り扱ってほしいという思いからこういう研修を行っています。
続きまして、福利厚生。これは皆さんおそらく会社で働く上で、これが働きやすさに結構関わってくるので、気になっている方も多いんじゃないかと思います。当社の福利厚生は、かなり手広く扱っており、例えば社宅制度というのがあり、皆さんがもし今住まわれているところから通えない場合、家賃補助または寮という形で、皆さんの住居をフォローする制度があります。
そのほか、休暇休職制度として、出産休暇、育児休職制度っていうのはもちろんのこと、障がい者手帳をお持ちの方向けに、通院休暇というのを年に6日まで取っていただけるという制度もあります。短縮勤務制度や、半日単位での有給休暇取得制度もあります。
では、こんな当社で活躍している障がい者手帳をお持ちの先輩社員ってどんな方たちがいるのかをご紹介します。本当に様々な障がいのある方たちが当社で活躍していただいています。上肢、下肢、体幹、視覚、聴覚、心臓、腎臓、直腸、知的、精神、発達など。本当に様々あります。そういった方が、当社のどの部署で活躍していますか、と聞かれることがありますが、当社の障がい者手帳をお持ちの方の働き方の特徴として、障がい者手帳をお持ちの方もお持ちでない方も、人事制度とか働く場所というのは、全く変わらないということを、ここでご紹介しておこうと思います。
もちろん、配慮しなければいけないところは配慮した上で、自分の持てる力を発揮していただいて、制限なくご活躍いただきたいというのが、当社の思いになります。ぜひそういったお気持ちをお持ちの方は、当社のホームページなどを見ていただければと思います。
最後に当社の求める人物像っていうところをお話していきます。
キーワードは三つです。チャレンジ、主体性、チームワークの三つです。
これは別に複雑なものが込められているわけではなく、そのまま受け取っていただけたらいいと思いますが、チャレンジを楽しんだり、自分から動き出していける方だったり、周囲と協力して力を重ねていけるような力を持った方には、ぜひ当社に入っていただきたいと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。当社に興味を持っていただけた方は、出席票をご提出いただきますと、当社から情報をお届けすることができますので、ぜひご提出ください。
ここまで私からちょっと一方的に話してしまいましたが、ここからは皆さんからいただいた質問に何点かお答えしようと思います。
一つ目ですね。御社がここは他社にも負けないというものはありますか、とのこと、ありがとうございます。私も他社さんで働いたことがないのでここが本当に他社さんにないところなのかとちょっと自信はないんですけれども、私が胸を張って言えるところは、当社の商品の品質にかける思いはかなり熱いものがあるというのは、一つ胸を張って言えることじゃないかなと思っております。当社は過去に食中毒事件を起こしてしまったことがあります。それを絶対に繰り返さないというために、年に2回必ず食中毒に関する勉強会みたいなものを執り行っております。また、社員一人一人の意識というのも、品質にかける意識については、かなり高いものを持っております。
私、工場で働いて製造に携わっていたんですけれども、例えば製造時に、こういうことをすればもっと効率的に商品が作れるようになるんじゃないかみたいな提案をする機会が多々あったのですが、そういう話を上司や同僚に提案をしたときに、まず初めに出てくるのが、商品の品質にそれは影響がないのかということでした。本当にみんな均一に、言われるんです。この会社は本当に一人一人品質に対する意識が高いんだなということを、その件からも感じられましたし、私自身も、商品の品質に関してはかなり熱い思いを持っておりますので、そこは当社のいいところの一つ、負けないところの一つではないかなというふうに思っております。
もう一つお答えできるかなと思いますので、もう一つお答えさせていただこうと思います。
当社の中で活躍している人の特徴は何ですかっていうことで、これよく聞かれます。ありがとうございます。当社の中で活躍している方は本当にたくさんいるので、様々な方がいらっしゃるんですけれども、私の周り、私が知っている先輩社員でお話をしますと、何にでもチャレンジするような人っていうのは活躍しているとかすごくよく目立っていたなっていうのは感じています。
何故かというと、多分食品メーカーの中の仕事って皆さんが今想像しているよりも、本当に様々な仕事があります。今、皆さんが、なんとなくこんな仕事やりたいなと思って入った場合でも、自分が想定してなかった仕事を任されるということも本当にあると思います。自分がちょっと想定していなかったし、これやりたくないからやめた、と行動に移してしまうと、自分の仕事の幅も広がらないですし自分の力もついていかないので、そういったときにこれちょっと想定していなかったんだけれども面白そうだからやってみようとか、こういうのもやってみようとか、あとは言われるだけじゃなくって、こういうこともできるかもしれない、それを叶えるために勉強を自主的にしてみよう、みたいなことをチャレンジできる人がやっぱり成果も上げていますし、仕事の幅も広がって、さらに上司から別の仕事を依頼されることもあります。そういう人が、私の目にはとても活躍しているように映りました。
ぜひ皆さんにもそういう姿勢を大切にしていただきたいなと思っております。
ということで、すみません。ちょっとここでお時間が来てしまいましたので、質問の時間はここまでとさせていただきます。本日は、最後まで雪印メグミルクの説明会を聞いていただきましてありがとうございました。また皆さんとお話できる機会、お会いできる機会があると嬉しいなと思いますので、ぜひ、当社の出席票をご提出いただければと思います。
本日は皆さん本当にありがとうございました。

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皆さんこんにちは。本日はお忙しい中、ユニ・チャーム株式会社の説明会にご参加いただきありがとうございます。限られた時間ではございますが本日よろしくお願いいたします。
最初に簡単に私の自己紹介をさせていただきます。ユニ・チャーム株式会社のグローバル人事総務本部で採用担当をしております辻本慎太郎と申します。私は2019年に新卒でユニ・チャームに入社をしまして、もうすぐ丸4年、ユニ・チャームで仕事をしていることになります。最初の2年間は営業の仕事で、後半の2年間は今の人事の仕事という経歴となっております。残り時間で時間も余れば、質疑応答もしたいなと思っていますので、ぜひ皆さんご質問もしていただけると非常に嬉しいです。
まず簡単にユニ・チャームとはというところですが、我々は専業のトイレタリーメーカーというくくりの企業です。トイレタリーメーカーというのは日用品メーカーとか消費財メーカーと呼ばれたりすることもあるんですけれど、いわゆる皆さんが日常生活の中で使う日用消耗品を製造販売している企業です。そんな企業の中でも、我々は前のスライドにもあるような五つの事業領域に特化しまして、特定の領域に集中をして商品サービスを提供しているという意味で、専業のトイレタリーメーカーというふうに呼ばせていただいています。五つの事業領域で展開している日本国内の主要なブランドを、全てではないんですが、スライドに載せさせていただいています。
ウェルネスケアの事業ではマスクの超快適超立体ブランドであったり、大人オムツのライフリーのブランド、ペット系の授業ではワンちゃん猫ちゃんのご飯とかおやつだったり、あとはトイレタリーの商品を扱っています。
フェミニン系の事業では生理用品のソフィーやセンターイン、ベビー系の事業では赤ちゃん用の紙オムツのムーニーマン、美容系の事業ではシルコットの化粧用コットン、シルクコットンのウェットティッシュ、お掃除用品のウェーブといったブランドを扱っております。
もしかするとユニ・チャームという会社名は知らなかった方も、こちらに載せているようなブランドのことは知っていた、あるいは使ったことがあるといったような商品もあるのではないかと思います。我々はこの五つの事業領域に選択と集中をすることによって、五つの事業領域全てで、日本国内でナンバーワンのシェアをいただいているというのが我々の事業の特徴になっております。
もう一つユニ・チャームの特徴として人の一生をトータルサポートできるという点があるかなと思っております。どうしても専業というふうに聞くと、特定の時期であったり、特定の人に対してアプローチをするというふうに思われがちですけど、我々は皆さんが生まれてから生を全うするまで、ライフステージのいかなるタイミングであったとしても、年齢や性別に関わらず、何かしらのユニ・チャーム商品を使っていただけるというような隙間のない商品群を持っているというのも我々の事業領域の特徴かと考えています。そのため、単純に一つの生理現象に対して対処する商品をあてがっていくという考え方ではなくて、1人の生活者の方のライフステージごとにおける困りごとに寄り添っていくことによって、ライフタイムバリューを最大化していくというのが、我々ユニ・チャームが目指しているところでもあり、専業メーカーとしては特徴的なところと思っております。
次にユニ・チャームの企業理念です。非常に重要なところですのでぜひご理解いただきたいです。我々の企業理念はNOLA&DOLAというふうに言います。真ん中に書いてある英文の頭文字を取っている造語になるのですが、NOLAの部分とDOLAの部分で少しずつ込められた思いが異なるので簡単にご説明します。まず左のNOLAの部分が下にもあるのですが、不快・不便・不衛生、こういった“負”の解消を表しています。
右側のDOLAの部分が生きる喜びであり、楽しさを感じていただく夢の実現を表しています。もう少し簡単に言うと、NOLAがマイナスをゼロにする、DOLAが0をプラスにするというようなイメージかなと思っています。例えばですけど、赤ちゃん用の紙オムツでいうとオシッコやうんちが漏れないとか、赤ちゃんの肌がかぶれないっていうのは、あくまでもオムツとしての基本的な機能に過ぎないので、これはNOLAの領域になります。我々はそこにとどまるのではなくて、ユニ・チャームの商品やサービスを使うことによってこんな夢や目標を持つことができたとか、諦めていたこんなことにもう一度チャレンジできたとか、そういった状態までサポートしていくというのをお約束しているのが我々の理念となっています。
我々は「共生社会」といって、共に生きる社会と書いて共生社会の実現というものを目指しています。我々が目指している社会というのは、世界中の全ての生活者、ワンちゃん、猫ちゃんも含めた、全ての生活者がしっかり自立をしながらも、ほどよい距離感で相互扶助をしながら、自立と相互扶助によって、いつまでも自分らしく生きたいように生きられるとか、取りたい選択肢を当たり前に取ることができるとか、そういった形で全ての人々が平等で不自由なく可能性を最大限に発揮しながら、いつまでも自分らしく生きるための価値を提供している企業です。
メーカーはものづくりに優れた日本という国なので、世の中をもっと豊かに、もっと便利にしようという企業さんは本当にたくさんありますが、我々が向き合っている消費者の方々は、例えば生理とか介護とか育児とか失禁とか、個人的にはあまり好きな言葉ではないですが、社会的弱者と呼ばれてしまうような人々と向き合うというところに非常に専門性を持っている企業になっています。
例えば、私自身はすごく目が悪くて眼鏡はコンタクトをしないと日常生活を送れません。今でこそ眼鏡やコンタクトがあるから私は普通に生活を送れていますが、これがない時代だったら私も社会的弱者の1人だったと思います。そのため、我々が提供できる商品サービスを使って社会的弱者という概念自体を解きほぐし、全ての人々がいつまでも自分らしく自立してしっかり生きられるということが当たり前になる世の中を目指しています。社会的弱者と呼ばれてしまう方々の社会課題に軸足を置いて専門性を持って真っ向から向き合っている企業です。
理念だけだと少し難しいので、簡単に我々の事業展開の変遷というところもご紹介します。我々が五つの事業領域で最初に乗り出したのは、生理用品の事業です。当時の日本は生理用品を使うのは決して当たり前ではなく、新聞紙や和紙を生理用品の代わりに使っている方も多い時代でした。しかし、女性であれば誰しもが生理を経験する生理します。だからこそ、当たり前に生理用品を店頭で購入して、当たり前に生理用品を使う世の中に変革をしていこうということで、生理用品の事業に乗り出したのです。これもまさに、PMSや生理が重いということが原因で何かを諦めたり、学校や職場に行くのがつらかったりっていう方の不快を取り除いていく事業の一つです。
真ん中のベビーオムツの事業について説明します。当時、育児において布おむつと呼ばれる、繰り返し洗濯をして何度も1日に何度も手洗いで洗濯をして繰り返し使うオムツで子育てをするというのが当たり前でした。どうしても手間がかかり、負担がかかってしまう時代でした。日本人らしい発想ですが、そうした苦労をして、時間をかけて子育てをすることが愛情だという考え方で、紙オムツを使うことは手抜きで楽をしているという方もいました。我々はそうではなくて、育児の負担が軽減されることで、もっと前向きに子供と向き合う時間が作ることができるし、当時は今ほど女性が働くのが当たり前ではなかったので、育児にかかる負担を軽減できることで、女性の社会進出につながるという前向きな変化を起こすために紙オムツの普及というところにもチャレンジをしてきました。
次は、一番右の大人用オムツの事業についてです。当時、介護というと、どんなお体の状態の方も寝かせきりにして介護をするというのが当たり前で、オムツを交換やご飯を食べさせてあげるというのが、安全で優しい介護だとされていました。しかしユニ・チャームはそうではなく、自分でやりたいという意欲に寄り添って、ご自身でトイレに行って排泄をする行為自体が、リハビリの第一歩となり、前向きに生きていく第一歩になると考えました。世界で初めて、交換してあげる前提の商品ではなくて、使うご本人が自分で上げ下げをして交換をする紙オムツというものを発売し、寝たきりゼロというところにもチャレンジをしてきました。まさに、寝かせきりにしていたことが、寝たきりを生んでいるということで、少しでも自分でできることを増やしていけるよう、排泄自立の支援というところに、今でもチャレンジをしています。紙オムツと聞くと、はくパンツ型のオムツを想像される方も多いのかなと思いますが、実はこのパンツ型のオムツを世界で初めて作ったのがユニ・チャームです。多くのメーカーがある中で、どこよりも早くこの領域における社会課題を察知し、それを大きく覆すようなイノベーションを連続して起こしてきたのがユニ・チャームの歴史です。
ユニ・チャームは、カタカナの社名ですが、実は日本の企業です。発祥は、日本の愛媛県です。しかし、今では世界の約80の国地域で商品サービスを展開しており、ユニ・チャームの海外での売り上げは、売り上げの65%を超えてくるほど、まさにグローバルメーカーになっています。日系の消費財メーカーの中では最も海外売上比率の高い企業になっております。そのため、実は冒頭に申し上げた日本国内だけではなくて、アジアでもナンバーワンのシェアというものをいただいております。皆さんもご存知の通り、世界の人口の多くはアジアに集中しており、アジアで高いご支持をいただけているのは今後のユニ・チャームにとっても大きな強みになっていくというふうに考えています。
ただ世界に目を向けると、またナンバー3というところに甘んじていますので、非常に悔しい思いをしているところです。これからはみんなで世界ナンバーワンを目指していくというのが、全社員で共有している一つのわかりやすい目標です。
そんなユニ・チャームですが、おそらく皆さん、今いろいろな企業さんの話を聞く中で、どんな企業にもパーパスはいろいろあると思います。パーパスやミッション、その企業が何のために存在しているのかを定義している企業さんがたくさんあると思うんですが、実はユニ・チャームはパーパスにSDGsの達成に貢献することを添えています。要するに、SDGsに力を入れている企業ではなくて、SDGsを達成することこそがユニ・チャームの存在意義だということを言い切っているのが特徴です。つまり、我々はSDGsに力を入れていこうという考え方ではなく、ビジネスを進めていくことの、その先の結果としてSDGs達成に近づかないようなビジネスはそもそもやらないというのが我々の取っているスタンスです。
いくつか事例を載せていますが、まず一つ目上にあるように、ユニ・チャームは世界で初めて使用済みオムツのリサイクル技術というものを確立しました。一度使った紙オムツをもう一度新しい紙オムツとして水平リサイクルをすることが、世界で初めての技術です。おそらくこれだけ聞くと、リサイクルで作ったオムツを履くのは抵抗があるという方もいらっしゃると思いますが、実はもう日本国内の一部の地域では既にリサイクルで作られたオムツを病院や介護施設で、去年から使っていただいております。現在、いろいろな自治体と実証実験をしながら、皆さんのご家庭でもリサイクルで作られたオムツで育児をする子育てをすることが、本当にすぐそこまで来ているというのが我々のSDGsの現在地になっております。
それから左下を見てください。No Bag For Meとありますが、これは我々のソフィーブランドを通じてやっているプロジェクトです。生理を強化するというのが我々のチャレンジになっております。これまでのように単純に漏れない生理用品や使っていて快適な生理用品を作るだけではなく、もう少し女性の体のことや生理にまつわることを社会課題として全員でオープンに話し合うような選択肢を持つことができる世の中に変革していくことで守れる仲間がいたり、生理やPMSの症状を抱えている方もご自身の生理ケアの選択っていうのを自分で当たり前に選ぶことができたりする世の中になると、より生きやすくなるということで取り組んでいる事業です。
次に、右下の「顔がみえマスク」は、かなり直近の事例でして、非常にユニ・チャームらしい事例です。実は、ユニ・チャームでは誕生日に社員の誕生日に社長から直接メールが来るんです。そこで今まさに私が働いている人事総務本部に聴覚障がいの社員の方がいらっしゃり、コロナでマスク生活になった中で、口の動きが見えないことでコミュニケーションがすごくしづらくなったというお話を社長に直接伝えたところ、我々はマスクにおいても日本国内ナンバーワンのメーカーですので、マスクメーカーとして何とかしなくてはいけない課題だとなりました。コンセプトができてから半年間で上司まで行き着いた商品なのですが、まさに聴覚障がいの社員の一つのアイディアを社長に共有したことで始まったのです。実は1年目の社員が、商品を担当しており、半年間で上司までこぎつけたのですが、このように社員の声を聞きながら、経営層と現場がしっかり共振をして、商品開発まで競合の半分以下のスピードでやっていくというのがユニ・チャームらしさかなと思っています。そのためこんな事例も一つだと思います。実は最近、気象庁さんの記者会見といった、全国民にとって非常に生活に大きく影響があるような情報発信の場であったり、あとは幼稚園であったり保育園みたいな、やはり表情というものによって子供の発育に影響があったり、あとは介護の現場だったりっていうところでも多く活用いただいている商品の一つになっております。
これ以外にも、保護犬や保護猫に関する活動であったり、新興国での女性の生理の研修であったりなども行っています。もしご興味ある方はユニ・チャームのホームページ等々をご覧いただければ幸いです。
ユニ・チャームは、実はまだ創業から62周年です。業界の中ではかなり歴史の浅い企業ですが、手前味噌ながら、それでも右肩上がりで成長してきた企業です。去年の年間の決算が、日本国内で最も営業利益の高い消費財メーカーとなるまでに成長しました。これからのユニ・チャームへの期待というところを表す指標として時価総額というのを一つ載せていますが、3.1兆円ほどあり、日本国内ではトップ50に入ってくるような企業に成長しています。まさにこれからのユニ・チャームというところにも期待をいただき、投資家の皆さんからもご評価いただいている数字です。こちらの時価総額も消費財メーカーの中では圧倒的に日本で一番高い企業になっています。これからも国内外で、こうした厳しい外部環境の中でも成長する基盤を整えるというのもユニ・チャームの一つの特徴と思っています。
そして、働く環境について、いろいろご心配されている方も多くいらっしゃると思います。我々は、働き方や制度面も非常に柔軟に取り揃えている企業です。手前味噌ですが、ユニ・チャームほど福利厚生の整った企業は、私は個人的に知らないと思うほど様々な制度を準備しております。
我々の考え方としては、我々が事業を通して目指しているのはダイバーシティではなくて、インクルージョンです。つまり、ダイバーシティというのは多様性を区分している状態のことで、例えば男性とか女性とかLGBTQといった形で、その属性を認めて区分している状態がダイバーシティだとすると、我々はそういった多様性を受け入れ、しっかり調和して、適材適所で生かしていくことがインクルージョンだと考えています。
単純に状態を区分するだけではなく、その個性をしっかり生かして成果に繋げていくというところにこだわっている企業です。
そのため、障がいがあるかないかということに関わらず、任せる仕事や役割は大きく変わらないというのが、我々のスタンスです。中でも働き方は、非常に柔軟にしており、コアタイムのないフレックスタイム制を導入したり、社内フリーアドレスで働きやすい場所で仕事したり、在宅勤務も取り入れています。副業についても、業界の中でもかなり先駆けて取り入れております。
さらに、仕事とライフプランの両立は、昨今言われているところですが、まさに我々が扱っている商品は、育児・介護・生理に関するもので、皆さんの生活から切っても切り離せないものです。これに対する社員のリテラシーや協力体制は、整っている企業と思っております。
例えば事例として一つ上に載せているものが、これからお子さんが産まれる予定や養子を迎える予定がある方に、育児の研修はもちろん、育休をどういうふうに上手にとっていって仕事と両立するかということも、社内で研修をしています。社外に対しても他の企業さんに対しても育休の研修を行うなど、こうしたことの理解は非常に進んでいる企業です。女性はもちろん100%、男性はすでに95%ほど取得率があり、復職率も100%を達成しています。介護や育児において、キャリアのストップになってしまうようなライフイベントと捉える企業もありますが、我々はこうした経験こそが事業に直接生きてくるという事業領域で仕事をしています。ライフイベントそのものがキャリアそのものになっていくというのが、我々の特徴の一つです。
また、役割というのは障がいの有無で全く区分けをしておりません。ありとあらゆる部門で、様々な仕事を担っていただいております。ご本人の症状や得意不得意なこと、そして本人の希望というところをしっかりお伺いして相談しながら、様々な部門で、適材適所で、活躍をしていただいております。ぜひ職種にこだわりを持たず、ユニ・チャームの仕事そのものにご興味を持っていただけた場合は、いろいろな働き方を前向きに考えていただける環境を、ご準備できると思っております。
そんなユニ・チャームの夢ですが、これまでの62年間いつか世界一、いつかは世界一と言い続けて、アジアナンバーワンまで成長してきました。今は、2030年に世界ナンバーワンになるというところを決意し、対外的にも強く表明をしています。おそらくどんな企業さんも働く以上はナンバーワンを目指して仕事をしようという意思を持っていると思います。ただ我々は明確に2030年と意思表示して、前に進んでいる企業です。2030年に現実的に世界ナンバーワンを目指せるという環境はそう多くないと考えます。ただ、このナンバーワンは、多くの場合相対的な価値であるケースが多いと思います。
例えば、競合の企業と比べて、ユニ・チャームが一番シェアが高いとか、売り上げが一番高いという相対的な価値だけで測るナンバーワンに、我々はこだわっているわけではありません。先ほどから申し上げているように、生理やPMSの症状が重いことで学校や職場に行くのが負担になっているっていう方がいたり、本来すごく幸せなはずの育児の時間が負担になり育児うつとなるほか育児放棄してしまうお父さんやお母さんがいることだったり、介護や尿漏れが原因で外に出かけることや、自分の趣味の時間というものを諦めてしまったりという方が、これだけ豊かになった日本でも、見えないだけでたくさんいらっしゃいます。世界に目を向けると、そもそも紙オムツを使う文化がないとか、生理期間中の女性は台所に立っちゃいけないとか、そんな国地域もまだまだたくさんあります。そうした方々の心と体に世界で一番寄り添うことのできる会社に、2030年までになることを目指しています。
この提供していく絶対的な価値というところと、皆さんからご評価いただく相対的な価値、この双方で世界ナンバーワンになっていくとことを我々は目指しております。世界ナンバーワンというところに共感をいただき、ユニ・チャームが目指す社会というところに強く共感いただける方と出会えることを非常に楽しみにしています。
ユニ・チャームは、2024年卒の皆さんの本選考ということを開始しています。我々は職種別採用というものを導入しており、総合職で一括採用ということではなく、皆さんがご自身で働きたい職種ややってみたい仕事というものを選んでいただいて職種別採用を実施しています。ただ、ご注意いただきたいのは職種別で採用していますが、全ての職種総合職でご入社をいただいているので、入社後に他の職種に移ることもあり、全国全世界の拠点で働く可能性があることはご了承いただきたいです。
ユニ・チャームは、キャリアは自分で作っていきましょうという会社なので、大手企業でよくあるジョブローテーションみたいなものは実施していません。皆さんが自分自身でキャリアプランを描き、自助努力をして、周りの人のサポートを受けながら、自分のキャリアを自分で作っていく文化があります。最初のファーストキャリアとしても、どんな職種の専門性をまず磨いていこうかと考えていただき、皆さんのご希望の職種を選んでいただきたいです。2024年卒の方に選考を実施させていただく予定です。ご興味ある職種があれば、まずはマイページを作っていただき、各職種の説明会等々もコンテンツも含めご準備していますので、ご興味ある方はまずマイページを作成してください。
説明は以上にさせていただこうかなというふうに思いますのでもしご質問あれば質問ボックスの方に、質問いただければと思っております。この後、質問に答えながら、簡単に福利厚生他の部分も少しご紹介できればと思っておりますので、質問などあればお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。職種別採用の中で職種の併願ができるのかというご質問いただきました。大変申し訳ないのですが、職種の併願はできません。様々なコンテンツを準備していただいているので、そちらをご確認いただいた上で興味のある職種を一つ選択いただければと思います。先ほど申し上げたように、入社後に、例えば商品開発で入社した後に営業職に異動したり、マーケティング職に異動したりっていうことは、ご本人の希望をしっかり伝えていただければ可能ですので、そこはご安心いただきながら、最初のキャリアについては一つの職種に絞っていただきたいです。
希望しない場合でも転勤することがあるのかという質問をいただきました。そもそも全国転勤がある職種は営業職のみです。マーケティング職や、パーソナルケアの商品開発は四国の開発拠点で、ペットフードの商品開発職は兵庫県の伊丹市での勤務、設備開発職は香川県ですね。ペット系の製造技術職も、マザー工場がある伊丹が中心です。購買職についても四国で、パッケージデザイン職は東京の勤務です。全国転勤がある職種が営業職のみですので、その他の職種であれば、ご本人が希望しない限りは、一つの拠点で仕事をしていただくケースがほとんどです。
ただ、先ほど申し上げたようにグローバルで展開している企業ですので、ご本人の希望もしっかり聞きますが、海外拠点で働くという可能性もありますのでそこはご承知おきいただきたいです。全国転勤がある職種は営業のみで、営業職についてはご本人の希望だけではなくて、営業本部内の人員の配置の考え方によってはご本人が希望しない場合でも転勤が発生する可能性はもちろんあります。
ただユニ・チャームは、エリア総合職に切り替えるという働き方もできます。例えば、ご家庭の事情だったり、ライフプランの事情で転勤するのが難しくなったりといった事情が発生したけど、営業職で頑張りたいという方については、エリア総合職に切り替えていただくようにしています。その場合、給料が5%減りまして95%の給与になるのですが、転勤がなくなるという働き方を選択することができます。ただ、基本的には新卒でご入社いただく方には総合職でご入社をいただいています。このエリア総合職に切り替える前提で入社いただくのは、我々の人事の考え方としては少し認識が違うところです。入社する時点では、ぜひ総合職で仕事をするということをご了承いただいた上で、ご入社いただけますと幸いです。
募集は大卒のみで、短大や専門学校卒の募集はないのでしょうか。地方に住んでいるのですが、在宅勤務か、最寄りの営業所での勤務を希望しています。営業所へのどのぐらいの頻度で通い、転勤はありますかという質問をいただきました。ありがとうございます。
先ほど申し上げた通りで転勤があるのは営業職のみになっておりまして、募集については大学卒と大学院卒のみとさせていただいております。配属地の希望については、人事としっかり相談をしていきながら本人の事情も鑑みて決定させていただきます。組織である以上、100%の約束を入社前からするということは難しいです。しかし、例えばご実家に近い場所であったり、出身地に近いところで最初の配属をしていくように配慮はしておりますが、当然組織なのでうまく合致しない配属地になる可能性もないとは言い切れません。ご理解ください。
在宅勤務の頻度について、基本的にはご自身とそのチームメンバーでしっかり調整をしながら、頻度を決めていただいていいのですが、人事の方針としては週2日から3日程度は出社していただくことを今時点では推奨しております。というのも、当然効率的に進める業務については在宅勤務で進めるということも手段としては非常に有用としているので、効率を求める局面も大切にしています。ただ、我々がやっている仕事は、大きな理不尽や大きな矛盾に立ち向かっていく仕事です。今まだ世界にないようなイノベーションを起こしていく仕事ですので、やはり効率だけを追い求めてはできないフェーズもあると考えます。時には顔と顔を突き合わせて、文字通り密なコミュニケーションが必要な場面も発生することもあるので、週2日から3日ぐらいは出社をして、チームメンバーでしっかり熱のあるコミュニケーションをしていきながらイノベーションを起こしていこうというのが、会社としての働き方の考え方になっております。
もちろん皆さんの症状のことや、主治医の方がこのエリアにいらっしゃるなどの事情も様々あると思いますので、最終的には我々と相談をさせていただきながら、働き方や役割は、もちろんご相談させていただければと考えております。もしユニ・チャームに興味がある場合はそういったところも含めてご相談いただければ非常に嬉しいです。
生理の公共化などユニ・チャームに入社しなければ経験できなかった学びを受けて何を感じましたかとご質問をいただいています。ありがとうございます。
非常に難しい質問ですが、私自身が男子大学生だったので、家族に母親と姉がおり、女性が2人もいる家庭で過ごしていたのに、生理についてって何も知らないまま成人になりました。それが、今の現状です。例えば介護も経験せず社会人になりましたし、当然育児の経験もないまま社会人になりました。扱っている商材を使ったことがない状態で、私はユニ・チャームに入社をしたんですが、自分の近くにいる人がもしかしたら悩んでいたかもしれないことに、当事者じゃないとういうだけで気づかないまま、何も気にしないまま生きることができる世の中だったんだなっていうことに個人的にはすごくショックで、衝撃を受けました。やはり自分自身がこれから一緒に過ごす大切な人であったり友人だったり、一緒に働く同僚であったりというところに対して、もしかしたらできたかもしれない配慮ができないまま生きてきたっていうことに個人的にはすごくショックを受けたのが、ユニ・チャームに入社をしたときに感じたことでした。
特に介護がわかりやすい例ですが、誰もがやらなきゃいけないと思っているけれども、自分がやるとなると躊躇するような領域と思うので、まさにこうした専門性を持って仕事をすることは非常に価値のある仕事だと考え、ユニ・チャームで仕事を続けてきたという背景があります。こうした感情の変化が、個人的にはありました。
福利厚生等々についても気になる方は多いかなと思いますしご質問もいただいています。回答していく時間があればよかったのですが、時間が限られております。マイページにご登録いただきますと、ユニ・チャームの詳細な福利厚生をまとめた資料を用意しています。働き方や気になる点がある方、ご興味持っていただけた方はマイページにご登録をお願いします。
3月1日になり、これから就職活動本番で、いろいろな不安を抱えられている方も多くいらっしゃると思いますので、非常にナイーブな期間だったり嫌なこともあったりする時期ですが、自分自身の自己実現に向かえる仕事に出会えたら、仕事で前を向く人生になると私自身感じております。これから一番大変な時期ですが、ぜひ体調にはご留意いただき、我々人事も一緒に伴走できるよう、就職活動を一緒に頑張りたいなと思っておりますので今後ともよろしくお願いします。
本日はお忙しい中、ユニ・チャームの説明会をご視聴いただいてありがとうございます。
ご興味ある方は選考等でご会いできることを非常に楽しみにしております。本日はありがとうございました。以上で終了させていただきます。
就活準備講座

- 障がいのある学生のための就活講座!~障がいのある先輩社員の働き方(資生堂編)~
- 3/22配信
司会:
皆さん、こんにちは。マイナビTV編集部チャンネルを視聴していただきありがとうございます。司会のムラヤマチホです。
障がいのある学生のための就活講座(資生堂編)ということで、今日は資生堂の採用担当と先輩社員をお招きしまして疑問に答えてもらおうという企画です。今後の就活に不安のある方はぜひ一緒に考えていきましょう。
では、使い方のご紹介です。既にたくさんの方からチャットに頂いていますが、この後もぜひ書き込みをお待ちしています。そして質問スペースに質問をお願いいたします。今、オレンジのバナーが出ていますか。出席表明となりますので出席票の提出をお願いいたします。
そして出席票を提出していただいた方、条件クリアでこちらのキャンペーンもあります。過去にはご覧のようなプレゼントを差し上げていましたが、3月のプレゼントキャンペーンはe-GIFT1,000円分となっています。ご覧の①②③の条件達成で選べるe-GIFT1,000円分をプレゼントしていますが、このプレゼントキャンペーンの詳細、応募方法をさらに確認していきます。まず、キャンペーンにエントリーしてください。そしてマイナビTVの予約をこちら10個のセミナーへの予約が必要です。そしてアンケートに回答という流れになりますが、このプレゼントキャンペーンのエントリーですけれども、ホームページ、このウェブセミナーのページからエントリーしていただくことができますので、ぜひこちらも忘れずにお願いいたします。本日のセミナーはぜひ皆さんからの積極的な参加をお待ちしています。
流れです。採用選考などの注意点の話などまとめの講座の後で資生堂のお2人から話を伺っていきます。前半、就活の注意点などを話していただけます守屋さんです。こんにちは。
守屋:
こんにちは。
司会:
自己紹介からお願いいたします。
守屋:
学生の皆さん、こんにちは。マイナビパートナーズから参りました守屋と申します。本日はよろしくお願いいたします。簡単に自己紹介をさせていただきます。スライドにもあるとおり、私は2009年に新入社員としてマイナビに入社しまして、最初は長野県で営業活動をしていました。その後、2014年からは東京の大手企業だけを担当するチームで新卒採用のコンサルティング業務に従事した後に、今はマイナビパートナーズという特例子会社に出向していまして、障がい者専門の新卒の紹介、中途の人材の紹介、こちらの事業の責任者をしています。本日は皆さんの就職活動がより良いものになるためのきっかけやヒントをお届けできればと思って参りました。よろしくお願いいたします。
司会:
のちほど資生堂の方にも質問をしていただきながら、プロの視点でいろいろ疑問を解消していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
守屋:
はい、よろしくお願いいたします。
司会:
まずは講座です。お願いいたします。
守屋:
早速ですけれども、本日は実際の企業担当者から話をお伺いするパートがメインになります。その前に皆さんが現在取り組まれているであろう面接選考について、改めて私からポイントを解説させていただければと思います。
こちらに一般的な選考ステップを例として投映していますが、皆さんの就職活動の現状はいかがでしょうか。もしかしたら、3月下旬ということでエントリーシートや適性試験を何回か経験して、面接選考にも実際に参加された方も多いのではないでしょうか。
今回、私のパートでは面接について触れますが、過去にこのマイナビTVのシリーズでエントリーシートの書き方講座、就活準備全般のスケジュールについての講座、幾つかの講座をやっています。もし過去のエントリーシートや就活スケジュールについて知りたい方は、マイナビ上のアーカイブを見ていただければと思います。
どんどん面接について入っていきます。まず押さえてほしいポイントです。基本的な事項として面接は学生も企業もお互いを理解する場であることを前提として覚えておいてほしいと思います。面接は相互理解の場なので、企業から一方的にプレゼンテーションをするような場ではないですし、逆に学生の皆さんが一方的に自分のことをひたすらスピーチのように伝えていくような場でもありません。お互いがお互いの理解を深めていく、エントリーシートでは知り得ないもっと細かいところや深いところを理解するための時間や機会、それが面接だと知っておいてほしいと思います。
また、今回は障がい者向けの講座ということもありますが、面接といっても一般枠と障がい者枠があり、こちらについても少し解説をします。一般枠は障がい者枠ではありませんので、障がいのない学生と同じような条件で就職選考を受けるようなコースとなっています。もちろん一般枠のみの企業も多いのですが、企業によっては一般枠の場合であっても合理的な配慮をしていただける場合もありますので、このあたりは各企業にしっかり確認していただくほうがいいと思います。一方で障がい者枠は就職活動を進める時点で、障がいのことをオープンにして企業の方に伝えた上で特性、症状に合わせて配慮を受けながら働くことを前提としたコースになっています。障がい者枠を使って就職活動を進めようと思っている場合には、障がい者手帳の提出が事前に必要になりますので、その点もあらかじめ知っておいてください。
最近、「障がい者手帳を申請中ですがそれでも障がい者枠は受けられますか」と聞かれることも多いのです。実際、障がい者手帳申請中であっても障がい者枠で選考を進めることができますので、そこについても知っておいてください。
前段が長くなりましたが、ここから具体的に障がい者枠の面接に特化したアドバイスやポイントを解説していきたいと思います。はじめに、皆さんが障がい者枠の採用面接に臨むにあたって伝えておきたいことを4つ挙げます。1つ目は企業が確認したいこと。2つ目は企業が確認したいことを説明する上で皆さんに必要となる考え方です。3つ目は企業が避けたいと思っている本音の話です。最後が面接で注意したいことを2点、私から説明させていただきます。
最初に採用面接において企業が確認したいと思っていることを説明します。企業が確認したいことは、その方と働くといったい何が起きるのか、これをイメージしたいと思っています。もし入社していただける場合、その方が働く上でどんな困り事が起こりそうか事前に教えてほしいと企業は思っています。その上で皆さんが面接の際に企業から説明を求められることは大きくこの3点があります。
1つ目が働く上で起きそうな困り事は何ですかという質問です。
2つ目がそれに対してご自身で対処できることは何かありますかという質問。
最後に職場で配慮してほしいことは何かありますかと、
この3つは定番で聞かれることが多いと思っています。その困り事が起きた時に当事者自身がどういう対処をすることができるのか、逆に対処しきれずに職場に配慮を求めることは何なのか企業は確認したいと思っているのです。
続いて今のことに関連しますが、企業が確認したいことを当然説明しなくてはいけません。その上で大切な考え方、前提を説明していきます。企業が確認したいことを説明する上で必要なことは、ピンクで網掛けをしているところに書いてあるのです。どれだけご自身がご自身の障がいを正しく理解して、それを伝えることができるのかだと思います。当然、自身の障がいを受け入れて正しく理解していれば、先ほどの「働く上で起きそうな困り事は何ですか」「職場で配慮してほしいことは何ですか」という質問に上手に説明できるのではないかと思います。マイナビパートナーズでは総称してご自身の障がいを理解した上で、それを前提として社会で活躍する力を「セルフケア力」という言い方をしています。そんなセルフケア力を発揮するために大きく4つの大切なステップがあると思っていますので、そこを説明していきます。
4つともスライドに書いてあります。
1つ目が状況把握です。いい時も悪い時も、今、自分に出ているサインや癖に客観的に気付いて、このままいくと気持ちが落ち込む、こういうことがある場合にはこれが駄目になっていくかもしれないというサイン、それを自分で感じることができることです。
2つ目に、悪くなったらその状態における自分の特徴や周りにどういった負担や影響があるか客観的に知っておくことです。
3つ目はそれに関連して、悪い特徴が出た時に、それに対して短期間である程度リカバリーする幾つかの方法を自分なりに持っていることです。あるいはいい状態であれば、いい状態を長く続ける方法を持っていることです。これは仕事中に調子が悪くなった時に短時間でリカバリーできるものと、そのままなんとかその場は乗りきって、休日にゆっくり時間をかけて大きく回復できる方法と2種類あるとベターだと思います。
最後に求められる力としては配慮相談です。今の自分の状態を正しく上司や同僚と共有して、必要であれば配慮の相談が自ら進んでできることです。この力、配慮相談を自らできる力、この4つの力があるとセルフケア力が高いといえると思います。
少し話は変わります。面接において、または障がい当事者の方を受け入れる上で企業が避けたいと思っている本音について触れます。障がいのある方を採用した企業が最も困るのは、その方の勤怠が不安定になることです。体調不良による突発的なお休み、あるいは早退や遅刻が頻発することです。これを避けるために面接で何を確認してくるかというと、例えば当社マイナビパートナーズの場合であれば、まず確認したいのはその方の生活習慣です。生活習慣を確認すると、その方が健康維持にどの程度意識をもっているか分かります。
われわれが面接でよく尋ねるのは生活リズムについてです。これは休日も含めて起床時間、就寝時間をおおむね一定に保っているかどうかというところです。できれば十分な睡眠時間、運動する習慣があって、食事を3回きちんと取る習慣があると安心できます。一定の生活リズムを保った上で、適切な睡眠、運動、食事の習慣は面接で聞かれるからやろうというよりは、ご自身の体調を安定させて、障がいをこれ以上悪化させないために、予防するためにも非常に大事なことだと思うので意識するといいと思います。
それに関連して健康状態についても確認されることがあります。これは事実ベースで現在の体調、通院の頻度を聞かれることがあります。具体的には「最近の体調はどうですか」「障がいを理由とした大きな体調不良がこの数カ月間でありますか」という質問です。「どれくらい通院していますか」「どれくらい服薬していますか」という質問も多いのです。身体障がい者については「障がいが進行する可能性あるいは将来的に定期的な入院が見込まれるような可能性はありますか」という質問も出てくるかもしれません。そういう時には主治医から聞いている見解をそのまま分かりやすく企業に伝える準備だけをしておけばいいと思います。
企業が避けたいことの2つ目です。これは働く意識の低さになります。「障がいがあるのだから何かができなくても仕方がない、いいでしょう」「配慮していただけますよね、当然」という低いマインドのことです。多くの企業では自分の強みが言えるかどうか、将来の理想やなりたい自分像がありますかとよく質問されることがあります。これは面接対策として表面的に言えることが大事ではなくて、自分の強みを会社の中でどう生かして、将来どんな活躍や貢献がしたいのかまで踏み込んで話をすることで、高いマインドを持っていることが企業に伝わりますのでそのほうが望ましいと思います。スライドの下に書いてありますが、ビジネス意識があるかどうか、これも重要だと思っています。これに関しては障がいのあるなしに関わりませんが、社会に出たら皆さんには給料が出ます、報酬を得ます。その方が報酬以上の利益貢献をしなければ、その方の存在自体が赤字になってしまいます。企業は成果と利益を上げる場になりますので、成果を上げて利益を出して貢献しなければいけないことを分かっていることが類推されるような発言のあることは望ましいと思います。
最後に、皆さんが面接で注意するべきことを2点触れます。面接で注意したいことは障がいに対する配慮は要りませんとなるべく言わないほうがいいことがポイントになります。何らかの配慮が必要だと伝えると、企業から敬遠をされてしまい採用されにくくなるのではないかと言う学生がよくいます。正しく自分の求めたい配慮事項を企業に伝えない方もいます。これは本人もそうですし、企業側もお互い不幸を招くだけだと思っていますので、やめたほうがいいと思います。確かに企業の中には配慮の少ない方をぜひ採用したいと思っている企業もあるかもしれません。ただ、それは障がい者採用を行っていながら、多様性を受け入れる意識の低い企業だと思います。障がい者採用をするにあたっては配慮が必要ないことはまずないと思っていますので、多様な人を受け入れたいと思っている企業であれば、むしろどんな配慮が必要なのかと聞きたがるはずなのです。なので、これはきちんと伝えたほうがいいと思います。
面接で注意したいことの2つ目です。できないこと、苦手なことだけを伝えるのはよくないということです。先ほど伝えたとおり、必要となる配慮については必ず伝えたほうがいいです。ただ注意したいのは「障がいが理由でこれが苦手です」「これができません」とできないことだけを伝えて全て企業側にカバーしてもらおうというスタンスになってしまうともったいないと思います。「これが苦手です。できなかったりしますが、こういう工夫や努力を自分ですることで、私だったらここまではできます。ただ御社がもっとこういう配慮をしてくだされば、さらにもっとここまでのパフォーマンスを発揮できます、なので配慮の相談をさせてください」という形で伝えていただくのが本来の正しいスタンスだと思います。これもできない、あれもできない、全部企業側でカバーしてくださいと聞こえてしまうと、配慮の過剰要求になってしまいますのでここは気を付けましょう。
駆け足で、早口で話してしまいました。以上、障がいのある学生の皆さんに向けた面接対策について、私なりの視点で伝えました。皆さんが周囲と協調して自分らしい日常生活ならびに社会生活を送るヒントになればうれしいです。また、こちらのスライドにあるとおり、マイナビ2024のコンテンツの中にはウェブ面接の事前準備に関する記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。まだまだオンラインの面接も多いと思いましたので、ご自身の魅力や良さが企業により伝わるような準備をしてみてください。私からは以上です。ご清聴ありがとうございました。
司会:
守屋さん、ありがとうございました。たくさん質問スペースに質問を頂きました。チャットもきています。
守屋:
ありがとうございます。
司会:
自己分析、他己分析も大切ですとあります。客観的な視点で見てどんな会社が向いていますか、と相談に乗ってもらえる1対1のオンラインカウンセリングもあるということですので、のちほど紹介します。一般枠か障がい者枠かどちらを受ければいいのか悩んでいますという方がいます。待遇が同じなのかどうか、配慮があるのかどうか、ご自身の軸やどういう働き方なのか見ながら決めていく必要がありそうですね。
守屋:
企業によってもこのあたりの考え方が違いますので、よくホームページやナビサイトに書いてあることを確認することがいいと思います。
司会:
具体的なアドバイスが大変勉強になりましたという感想も頂きました。
守屋:
ありがとうございます。
司会:
全体的な話を守屋さんにしていただきました。ここからは具体的に企業の方がどのように考えているのか、企業の担当者のお2人に話を伺っていきます。今日は資生堂からお二方に来ていただきました。よろしくお願いいたします。
森津:
よろしくお願いします。
サトウ:
よろしくお願いします。
司会:
まず、自己紹介をしていただきます。先輩社員からお願いいたします。
森津:
皆さん、こんばんは。株式会社資生堂の森津と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
司会:
そして採用担当の方にも来ていただいています。
サトウ:
同じく株式会社資生堂のサトウと申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
司会:
早速ですけれども、話を伺っていきます。まずは資生堂全体の話です。サトウさんからお願いいたします。
サトウ:
はじめに私から株式会社資生堂の案内をさせていただきます。本日案内する事項としましては障がい者雇用の考え方から、実際に働く社員、先ほどの森津から話をさせてもらいます。
まず、資生堂の皆さんのイメージだと思いますが、化粧品を取り扱っている会社になります。そんな資生堂が定めている、われわれの果たすべき企業使命、「OUR MISSION」とわれわれは呼んでいますが、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」という考え方です。ビューティーイノベーションでよりよい世界をわれわれは目指しています。美を通じて社会を元気にしていくことができる、そして美には世界を変える力があるとわれわれは信じています。美でこの世界をよりよくしていくこと、そしてイノベーションを起こしていくことが私たちの責任であり使命であると考えています。
続いて、その使命を果たすためにわれわれが大事にしている考え方、それはダイバーシティ&インクルージョンの加速です。こちらは多様な個性、いろいろな力を持った人が集まって、そのさまざまな価値観が交わることでイノベーションが生まれる、生まれ続けると考えているからです。私たちは「LOVE THE DIFFERENCES」違いを愛そうといった考え方を掲げ、性別、国籍、年齢等の違いにかかわらず、個々人のことを尊重し合っています。そのような職場でダイバーシティ&インクルージョンの加速を推進していくことで、新しい価値を生み出していくという会社になっています。
その中でダイバーシティというところで一つ、障がいの有無も含まれてきます。ここから障がい者雇用で目指す姿、ポリシーについてご案内します。資生堂では約400名の障がいのある社員が活躍しています。誰もがいきいきと働き活躍できる職場づくりに向けた一つとして、われわれは障がい者雇用を積極的に推進しています。多様な障がいのある社員がさまざまな職場で自分らしい強みを生かして働きがいを感じていただく、そこから成長してもらうところが最終的なゴールです。そのためにわれわれが大事にしている考え方、3つのポリシーをこれからご案内します。
まずは障がいのある社員に対して、本気で期待すること。2つ目に必要な配慮はするけれども特別扱いはしませんという考え方。3つ目は一生懸命働きたい情熱のある社員を積極的に応援すること、この3つを資生堂では約束しています。
そうした障がいのある社員が活躍するために職場における配慮について全体像を話します。障がい配慮の一環として、一人一人に合わせたサポート機器、設備といった環境をわれわれは整えています。記載のもののほかにも、実際に使用する支援機器は本人と相談の上、われわれは導入をしています。環境や制度面においては障がい者通院休暇もほかの会社ではなかなかないような制度も取り入れて、仕事と通院の両立を支援しています。
簡単に資生堂の障がい者雇用の考え方や実際の働く環境を案内させていただきました。これからは実際の先輩社員から、資生堂での働き方について案内します。
司会:
ここからは現場の先輩社員の森津さんからの話となります。よろしくお願いします。
森津:
ここからは就活の体験談・資生堂での働き方です。実際の私の就活生時代の体験談、そして資生堂に入社してからの仕事や働き方について話していこうと思います。皆さんが就活を進める上でのヒント、また実際に働くイメージにつながればと思います。
まず簡単に自己紹介をします。私は森津杏美(もりつあみ)と申します。私は2020年4月資生堂に入社しまして、現在3年目、今年で4年目になります。初めの配属でセールス領域の営業サポートを経験して、その後、昨年の6月に今のスタッフ領域の人事の仕事をしています。私の障がいについてですが、私は上肢障がい、生まれつき右手にまひがあって動かすことができないという障がいがあります。資生堂へは障がい者採用で入社しました。周囲のサポートもあって仕事をする中で障がいが理由で困ったことはないですし、障がいの有無に関係なくさまざまな仕事を任されて多くのことを経験できています。
そんな私も4年前までは皆さんと同じ就活生でした。ここからは私の就活時代の話、当時抱いていた気持ちや工夫していたことを話していこうと思います。私の就活生時代ですけれども、まず上の部分、就活の軸としては自分自身が成長できる環境があること、そして障がいに対する理解、きちんとした配慮体制があるかどうか、そういう会社がいいなと、この2軸で就職活動をしていました。左側、先ほど守屋さんからも話がありましたけれども、一般枠と障がい者枠というのは特に私は絞らずに、あくまでも選択肢を増やすために併用して会社を見たり、選考を受けたりしていました。そしていろいろな不安がある中で、特に不安だったことが障がいに関することでした。きちんと配慮してもらえるのか、障がいがあることで区別されるのではないかということが不安でした。
そんな中で苦戦したことは、企業の人事担当の方に自分自身の障がいを伝えることでした。もちろん障がいについて伝えることはマストではありません。ただ、私は少なからず配慮をお願いする場面がある以上、きちんと自分の障がいについて伝えなければならないと思い、特に障がい者枠で選考を受けるのであれば、面接で聞かれると思ったので準備はしていました。ただ、自分自身の障がいについて、例えば学校で友達に伝えることはありましたけれども、健常者に分かりやすいようにという点を踏まえて伝えることが今までなかったと思います。かつ、学生時代と社会人になってから環境ややることは大きく変わってくると思います。どういう状況が発生して、どういう場面で配慮が必要になるのか、配慮をお願いする必要があるのかぴんと来ませんでした。こういったことから、自分自身の障がいを伝えることに苦戦していました。
実際、障がいについて伝える際、私がどういう工夫をしていたのか、これはやっていてよかったと思うポイントを話していきます。
1つ目、障がいの内容と状態を具体的に伝えることです。これは基本的なことですけれども、先ほど申し上げたとおり、学生と社会人で環境ややることは変わってきます。どういう状況が発生して、どういう場面で周りに配慮をお願いすることになるのか想像するのに限界があります。障がいの内容、今の状態、今後の状態を具体的に伝えることで、逆に面接の時に人事の方から「こういう場面ではどうですか」と具体的に場面を挙げて聞かれる可能性もあります。自分自身の障がいについて理解を深めるという点でもこちらは大事なことになってくると思います。
そして2つ目、できることとできないこと、苦手なこと、プラス、どうしたら、どのようなサポートがあったらできるのかを伝えました。例えば私の場合は右手に障害があるので、大きい荷物、重い荷物が持てません。ただ、かばんに入れて肩から提げられるものであれば、持ち運びは可能です。パソコンの操作が片手になるので操作スピードが健常者に比べて遅いです。資料作成等には期限にバッファが欲しいですと伝えていました。
そんな感じで私の就活時代を経て無事、資生堂に入社したのです。ここからは実際の仕事、働き方について話していきます。今回は1例として、以前私が担当していたセールス領域の営業サポートの仕事について紹介していきます。まず、「セールス領域とは」というところで、全体像を説明していきます。資生堂の営業の仕事はさまざまな業態の得意先に商品を卸して、最終的に得意先がお客さま、エンドユーザーに商品を購入してもらうまでの提案・サポートをする仕事です。皆さんが一般的にイメージしている営業イコール商品を売るという営業図とは少し異なると思います。時には営業担当がパーソナルビューティーパートナー、美容部員とチームを組むこともあって、得意先の売上を最大化するために日々活動していて、提案活動が軸となります。
また、その中で提案内容の強化のため営業活動をサポートする部門があります、それが営業サポートです。営業サポートの仕事としては大きく3つ、分析・管理・企画があります。例えば売上データの分析、商品在庫の管理、店頭で実施される試作の企画など、これらの多くのサポートがあって初めてセールス領域は成り立っています。このように営業サポートと一言でいっても仕事の幅が広いのです。特に分析や管理については責任を伴いますし、その分やりがいのある仕事です。
では、具体的な業務です。私が担当していた業務の一つ、コーナー設置の管理業務を今回紹介していきます。皆さん、ドラッグストアなどで資生堂やメーカーのブランドが並んでいるエリア、陣地のようなものを見掛けたことがあると思います。これがコーナーと呼ばれているものです。このコーナーを導入するための什器(じゅうき)費用や設置費用は会社で費用負担をしていてコストが掛かっているのです。そのためコーナー設置を適切に運用するべく設置金額が妥当なのかどうか、営業からの正式な申請の下、精査が必要となります。私が担当していたのは営業からの申請を取りまとめて、申請内容に不備がないか確認・精査をすることでした。営業からの申請の中には設置金額の記載がない、書類が不足しているなどの申請が多くありました。申請に不備があるとコーナーの設置の適切な運用どころか、コーナー自体の設置が遅れてしまい店頭の商品が並ばないという事態にもなり得ます。そのため申請内容のチェックは重要な仕事であり、その分、責任をもって業務に取り組んでいました。以上が私の担当していた業務の1例でした。
このほかにも資料の取りまとめ、会議などさまざまな業務があります。そこで大まかな1カ月のスケジュールがこんな感じになります。先ほど紹介したコーナー設置管理の業務は毎週あって、申請件数も毎週100件から120件くらいと多いので1週間の中でもかなりの時間を費やしていました。上旬に売上データの分析、下旬には販促物の分析という業務があって、月末には費用精算の業務などもありました。また、グループ内でのミーティングが毎週行われていて、そのミーティングの運営も担当していました。ここで見ると月の真ん中あたりに少し余裕があるので、そのあたりを狙って有休を取っていました。
また、先ほどの1カ月のスケジュールをさらにかみ砕いて1日単位にしたものがこちらになります。左側の出社する日には直接会うことが重要視されるもの、請求書処理などの現物を見ながら作業をすることがメインでした。一方、テレワークの日は資料の取りまとめ、データ分析などを1人でこつこつ作業することが多かったのです。オンラインでのミーティングもあり、テレワークだからこそという観点でほぼ毎日上司とのオンラインミーティングを実施して、その中で業務の進捗(しんちょく)報告や疑問点の解決をしていました。新入社員時代はこのミーティングでいつでも質問ができる環境が助けになっていました。また、出社とテレワークの割合は半々くらいだと思います。例えば午前中はテレワークをして午後から出社するという働き方もできます。資生堂ではスーパーフレックスタイム制度といって、朝5時から夜10時までの間でコアタイムなく業務時間を選択できる制度があります。その日のタスクが早めに終わったら少し早めに切り上げる、業務の開始時間を遅らせるという働き方もできます。体調に合わせて働くことも可能なので融通が利き、働きやすい環境だと思います。
このように資生堂で働く中でいろいろな仕事を任せてもらい、多くのことを経験できています。社内には多様な価値観やバックグラウンドのある社員がいて、その中で多くのことを吸収し、自分自身の成長を感じることができています。また、就活時代に不安だった障がいに関することも、先ほどサトウから話しましたけれども、「LOVE THE DIFFERENCES」違いを愛そうと掲げているように、多様性を重んじる風土があるからこそ障がいに対する理解があり、「BE OPEN」に相談できる環境があります。また、一般採用の人との区別も全くないので本気で期待されます。このように障がいの有無に関係なく、自分らしくいきいきと働くことができる環境のある会社です。
以上、私の就活生時代の話を交えながら、仕事、働き方を紹介しました。皆さんの就活のヒントや働くことのイメージにつながれば幸いです。私からは以上です。ありがとうございました。
司会:
チャットも頂きました。「森津さんの話は勉強になります。自分のことを客観的に伝えることが大切なのですね」と。こういうことが得意です、こういうことにサポートが要りますと、採用担当の方もイメージしやすいように話すことを心掛けていたのですね。
森津:
はい。
司会:
先ほど現場の先輩社員と森津さんのことを紹介しましたけれども、現場の経験も今は人事も担当されているのですね。
森津:
そうです。
司会:
それは希望したのですか。
森津:
そうです、希望して。
司会:
チャレンジしたいという声を聞いてくれるような環境があるわけですね。
森津:
自分がやりたいことに積極的に手を挙げて、それをかなえてくれる環境があるので。本当に情熱のある社員に本気で期待するという環境があると思います。
司会:
先ほどサトウさんから話があったポリシーをもう一回見たいという方がいるので出してもいいですか。
サトウ:
もちろん。
司会:
本気で期待する、これがポイントですね。
サトウ:
はい。障がいの有無にかかわらず、われわれは社員に期待をしていますので、そういう面で2つ目とも掛け合わされてくるのですけれども、必要な配慮は十分させてもらおうと思います。その配慮をした上で、しっかり障がいの有無にかかわらず活躍してくださいという意味で、本気で期待しますよということを言葉に残しています。
司会:
投げやりではなくて、丸投げではなくて、きちんとサポートをしつつ育てようという気持ちがあればこそのことですね、期待するというのは。
サトウ:
そうです。3つのポリシーも出ていると思いますが、あくまで社員の成長を目指すためにこういう3つのポリシーを掲げていると理解していただきたいと思います。
司会:
感想を頂きました。「障がいがあるから一般とは自分は違うと思い込んでしまい、就職活動自体へのやる気も失ってしまっていましたが、いい話、言葉を聞けました。ありがとうございます」と。
サトウ:
そういう言葉を聞けて、われわれもうれしいですね。
司会:
では、ここからさらに皆さんの質問を通して深掘りしていきたいのですが、たくさん質問スペースに頂いている質問はあとでピックアップを守屋さんからしていただくとして、幾つかよくある質問を用意してもらいました。では、お願いいたします。
守屋:
皆さん、この後に拾いますので、ぜひ質問箱へたくさん質問を寄せてください。よろしくお願いします。
ここからは私から資生堂の2人に幾つか質問をします。よくある質問を3つ用意しています。
1つ目を早速聞かせてください。身につけておいたほうがいい、あったほうがいいスキル、資格はありますかと、これは障がい者領域ではなくてもよく聞かれる質問だと思います。資生堂の2人からこれに対して回答を頂けそうでしょうか。
サトウ:
最初に私から回答をさせていただきます。結論を伝えますと、ぜひ今、学生時代にやれることをやってほしいと思っています。ただ資生堂の中で今後応募をしていただく際に必要になってくるスキル、資格という部分に関しては営業担当を志望する場合は少なからず車の運転をするため運転免許証が必要になります。それ以外の仕事に関しては特段必要な資格等はありませんので、ぜひ学生時代を頑張っていただきたいと思います。
守屋:
スキルも学生だと分からない、何か得たほうがいいのではないかと焦っている方もいるのでありがたかったです。ありがとうございます。
2個目です。どんな配慮をしてもらえるのか分からないということです。自分が配慮事項を考えていく時に、それはしてくれるのか不安だと思いますが、資生堂だとこちらの点はいかがでしょうか。
サトウ:
先ほど森津からも話しましたが、必要な配慮はご自身で分かっていないと、われわれ配慮をする側としてもどうしたらいいのだろうと逆に悩んでしまう部分があります。まず、ご自身の障がいについて理解し、それをしっかり伝えていただくことが大切だと思います。ただ守屋さんからも話があったとおり、特に配慮は必要ありませんという言葉だと、逆に、例えば聴覚障害だからこういう配慮をすればいいのかと変なバイアスではありませんが、一人一人障がいの種別も程度も違うと思います。そういう意味でもご自身で配慮してほしいことはしっかりまとめてほしいと思います。
森津さん、学生時代の配慮の話をしていましたが、具体的にどのように伝えていましたか。
森津:
私は面接と選考の時に自分の障がいについて紙1枚程度でまとめて、それを人事担当に渡すという伝え方をしていました。面接という限られた時間の中で、自分の障がいを伝える時間だけで終わってしまうのがもったいないと思い、それを避けたかったのであらかじめまとめて紙1枚で渡すようにしていました。障がいについて話すことはマストではないものの、より良い環境で仕事をするためにも、自分自身の身を守るためにも、可能な限り障がいについては人事担当に伝えたほうがいいと思います。
司会:
そこから長く働いていくことになるわけですから。
森津:
そうです。
司会:
仲間になる方に伝えるのは大事かもしれません。
森津:
はい。
守屋:
先ほども私から申し上げましたが、配慮事項は思いきってこういうところに配慮してほしいとオープンに伝えていくことが大事だと思いました。ありがとうございます。
続いて3個目に進みます。通院で有給休暇や離席を使いたいのですが、これは可能ですかというものです。資生堂の制度や普段の様子などを含めて教えてもらえますか。
サトウ:
結論、こういう働き方は可能です。森津の話でも理解できた方もいると思いますが、例えば通院で午前中に離れますと働く時間を少し遅らせ、そこから仕事をしていくことも働き方として可能です。その時間を使ってほかの日に1時間残業をしてしまった場合、別の日に1時間少なくしてフレックスに働くことで通院の時間に使うことも可能です。最初に案内をしましたが、障がい者の通院休暇を資生堂では取り入れています。時間単位で休暇を取れる制度になっていて、年間40時間の休暇を取れるような制度になっています。例えば午前中に3時間通院し、午後から働きますということもフレックスが全くなしでもできます。通院するために有休を使うことは一切必要ない制度になっています。そういう意味で両立はできる、可能と回答させていただきます。
守屋:
私もたくさんの企業を担当していますが、年間40時間は初めて聞きました。本当にすごいと思いました。実際こちらを活用している方もいるのですか。
サトウ:
私が担当ではないのですが、実際にいろいろな申請も見ます。ほぼ毎日、障がいの社員からこの日は通院の申請をしますと連絡があります。社員にはしっかり使っていただけるような制度になっています。
守屋:
それは心強いです。参考になればと思いました。ありがとうございます。まだ時間があります。
司会:
質問スペースに頂いていますので、守屋さん、ここからピックアップしていただけますか。
守屋:
はい。たくさんの質問をありがとうございます。まだ時間はありますので、今からでも質問をしていただければ拾わせていただける余地はあります。
森津さんへの質問も幾つかのちほど触れます。まず、勤務地に関する質問が多くて、個別に「札幌での勤務は可能ですか」などいろいろ頂いています。みんなの質問をまとめますと、自分の希望する勤務地が配慮としてかなえられる余地があるのか聞きたいのだと思います。この勤務地がいいですと理由とセットで言った場合、資生堂はどういう対応をしていますか。
サトウ:
こちらに関しても、われわれのほうでは転居を伴う異動がないコースも用意しています。例えば全国転勤も大丈夫ですという方に関しては、全国転勤のコースを選んでいただいて問題ありません。障がいの配慮の一つとして転居が難しいとなった場合、総合職の事業所コースでは転居を伴う異動はありませんので、ご自身のエリアでしっかり働くことが可能となっています。
守屋:
最初から勤務地に配慮をしてほしい場合は、そちらのコースで採用試験を受けていくという判断をすれば大丈夫なのですか。
サトウ:
そうです。一般職のような仕事に関しては首都圏での募集、弊社の工場がありますので工場近辺で働きたい方はそちらの応募も可能となっています。
守屋:
次に多かったのが配慮事項に関する質問です。「配慮事項が多く複数ありますが、企業に不安だと思われないか心配で悩んでいます」と複数の方々から質問を頂いています。もちろん配慮事項が1つではない、配慮相談が複数ありますというケースもあります。実際、資生堂の例ではあるかどうか分かりませんが、配慮相談が多い方は実際に働いているのか、事例があれば伺いたいと思いました。
サトウ:
実際に社員で配慮事項が複数あるのはもちろん、複数の障がいのある社員ももちろんいます。いろいろな角度で配慮が必要になってくると思いますが、しっかりご自身からどういう配慮が必要なのか選考の時点から、縁があり内定となって、その後の入社までどういう配慮が必要なのか、一緒にシーンを考えながら聞きやすいようにしています。入社後も配慮は実際に行われてどうかというフォローがつくようにしています。そこは心配していただかなくても大丈夫だと思います。
守屋:
複数の配慮事項がある場合でもいったんまとめて、森津さんからアドバイスがありましたけれども、ここまでは自分でできるけれども、ここまで配慮をしてくれたらもう少し活躍できるという前向きな気持ちをセットで配慮事項を相談してみる、オープンにしてみることでよろしいですか。
サトウ:
そうです。ぜひ、BE OPENにいろいろ話してもらえたらと思います。
守屋:
質問がどんどん増えています。森津さんに関して質問が幾つかきているので伺います。実際、森津さんは何社くらいの選考を受けたのですか。就職活動で何社くらい受けて、どのくらいの期間でやっていて、いつごろ終えたのか気にしている方がいます。参考にしたいという意図だと思います。よろしければ、言える範囲で教えてください。
森津:
選考を受けた数は覚えていませんが、20くらいは受けていたと思います。最初のほうは一般採用メインで選考を進めていて、途中から障がい者採用も選択肢を広げる意味で追加して、合計すると20くらいだと思います。就職活動の期間ですけれども、インターンを受け始めたのは3年生の春か夏くらいから会社を選び、インターンを受けてみようか、会社説明会を受けてみようかということでスタートしました。本格化したのは3年生の冬くらいから動き始めました。4年生の夏前には就職活動を終えていたと思います。
守屋:
皆さん、かなり参考になったのではないかと思います。就職活動は何社受けたらいい、どれくらいやるのがベストだということは人によって異なると思っています。一番大事なのはご自身の中で納得がいく、よし決めたぞというところまでやるのがいいと思います。
森津さんへの質問がたくさんあって、もう1個お願いしたいと思います。
実際に働いてから、ご自身の障がいで難しかった業務、働く前には想像ができなかったけれども、入ってからこういうところが困った、逆に困ると想像していたけれども意外と大丈夫だったことなど、入った後のギャップとして思うところがあればぜひ教えてください。
森津:
学生時代と社会人になってやることや環境が違うので、自分にどういう状況が起こり得るのか想像に限界がありますという話をしました。私の場合はパソコン操作が遅いことが盲点だったのです。生まれつきなので私にとってはこれが当たり前なのです。パソコン操作も人より遅いという自覚はあったけれども、片手だから遅いという発想にならなかったのです。面接を受ける中で「パソコン操作は片手ですか」という質問を受けて、そういえば片手。ほかの健常者は両手で打つのかと思い、そこで初めて自分のパソコン操作の遅いのは片手だからということに気付きました。そういうところが私の気付かなかった部分かと思います。でも先ほど申し上げたとおり、資料作成にもバッファをもらっているので特に困ったことはないです。
司会:
打てないわけではないですからね。
森津:
そうです。
司会:
ご自身でも気付かないのですね。
森津:
気付かなかったのです。
司会:
面接の中で気付くこともあるのですね。
森津:
「こういう場面はどういう配慮が必要ですか」と聞かれました。内定期間が今は長いと思うので、その中で具体的な業務、自分の中でも入社した後にこういう業務が発生する、ならばこういうことが発生するかもというような、選考期間プラス内定期間を経て、かなり自分の障がいに対する理解が深まったと思います。
守屋:
時間も徐々に迫ってきていますので、2つくらいです。また森津さんに対する質問で複数名からきていました。
一般枠と障がい者枠、両方で就職活動をされたようです。スケジュール管理で気を付けたこと、注意したことはありましたか。
森津:
一番自分で注意した、工夫したところは障がいに対する伝え方です。障がい者枠で受けるとある程度人事担当も障がいのある方に接している機会が多いので、その理解、自分にはこういう障がいがあると言うとぽんぽんぽんとこういう配慮が必要ですかと動いていただけますが、一般枠ではそもそもその方の人生の中で障がいのある方と接したことはない可能性があります。そういう部分でも障がいの伝え方は丁寧に、より分かりやすくするように意識していました。
守屋:
一般枠ではそれを前提としていないので、突然言われても困る人事の方もいるかもしれないですね。
森津:
はい。
守屋:
就職活動のスケジュール的に障がい者枠のほうが遅かったなど困ったことは特になかったですか。
森津:
特にどちらが早い、遅いというのもなく、同時進行で私はしていたと思います。
守屋:
マイナビのデータでも障がい者枠が遅い、一般枠が早いことはないというデータが取れています。基本的なスケジュールの質問もたくさん頂いていましたけれども、そこは一緒にセットで進めていくのがよいと思います。注意するべきポイントは森津さんが伝えたところだと思いますので、理解してください。
次が最後になると思います。たくさん質問を頂きましたが、すべて拾えず申し訳ありません。サトウさんへの質問になると思います。
障がいをオープンにするタイミングはいつですか、面接の時ですか、エントリーシートに書くのがいいのかという質問です。資生堂さんの中でこのタイミングで言ってくれると助かるようなことがあれば教えてください。
サトウ:
弊社ではエントリーの前の時点で、実際の障がいとどういう配慮が必要なのか皆さんに伺っています。その後の面接でも、具体的に配慮として書いてもらったけれども、こういうシーンはどうなのですかと。実際の面接を進めていくにあたって、字幕が必要か、チャットで面接をしたほうがいいのか、事前に確認するためにもエントリー前にしっかり障がいについて伝えていただきたいと思います。
守屋:
応募の段階からオープンにしても問題ないということですね。ほかの多くの企業でもおそらくエントリーシートを書くタイミングや、その前の段階から設問で障がいについて確認してくれるようなインターフェースになっている会社もありますので、かなり序盤からオープンにしても大丈夫だと思います。
たくさんの質問を頂いていますが、質疑応答のコーナーはこれで終了になります。いったん、ムラヤマさんに返します。
司会:
スケジュールなども気にしている方はいましたので、最後に資生堂の選考に関する案内もしていただいてよろしいでしょうか。
サトウ:
承知しました。弊社の障がい者採用の本エントリーのスケジュールを伝えます。現在、本エントリーを受け付けています。募集の締め切りは4月16日日曜日までとしています。今回、募集している職種としては総合職の全国コース、総合職の事業所コース、特定職、事業所限定の国内工場で働いていただく合計4コースです。美容職、パーソナルビューティーパートナーに関しても後日募集を開始する予定ですので、情報を待っていてください。応募のフローに関してはQRコードからアクセスすることもできますが、資生堂マイページにアクセスをしてください。そこから資生堂マイページ内で「障がい者採用」というタブに進んで、障がいについてのアンケート、障がい配慮等について聞くタイミングがありますので、そちらに回答した後、エントリーシートの提出と適正検査の受検の2つをもって本エントリーの完了になります。間違いのないようにチェックしていただきたいと思います。募集要項の詳細は障がい者採用のホームページに掲載していますのでぜひ確認してください。
司会:
たくさんのチャットへの書き込みや質問も頂きました。ありがとうございます。せっかくですので、資生堂のお2人から皆さんにメッセージを頂戴したいと思います。まずは森津さん、お願いいたします。
森津:
皆さん、就職活動を今頑張っていると思いますが、悔いのないように進めていただきたい、ぜひ人生を振り返って自己分析をしていただきたいと思います。応援しています、頑張ってください。
サトウ:
私も今は人事担当という立場ですが、採用活動や面接等も楽しみながらやっていってほしいと思います。今しか経験できないようなことばかりだと思います。ネガティブにならず、ポジティブにいろいろ捉えていただいて応募してもらいたいと思います。頑張っていただきたいです。
司会:
お二方、どうもありがとうございました。
サトウ:
ありがとうございました。
森津:
ありがとうございました。
司会:
最後にお知らせです。皆さんにいろいろ活用していただきたい情報を紹介します。障がい者のための就職情報マイナビ2024「チャレンジド」サイトで最新情報を公開しています。ぜひチェックしてください。ご自身の欲しい情報が届くように、こちらの利用サービス欄にチェックを入れて確認していただければと思います。そして、このほかにもさまざまな動画、録画版の利用もしていただけますので、ご自身の知りたい情報をチェックしてください。先ほど少し紹介しましたけれども、障がい者手帳をお持ちの方向けの1対1のオンラインカウンセリングもあります。疑問や不安のある方は予約をして活用していただければと思います。ホームページを確認してください。
最後に守屋さんからもメッセージをお願いします。
守屋:
本日はありがとうございました。学生の皆さんで社会に出るのが怖い、学生のままがいいと言われる方がカウンセリングをしているといます。私も今マイナビパートナーズで障がい者手帳を持っている方々と一緒に働いていますが、社会人もすごく楽しいです。私自身もそうですけれども、社会人になってから楽しかったことや経験できたことがたくさんあります。ぜひ、社会に出ることを恐れずに、楽しい世界が待っているという期待をもって就職活動をしていただけるとうれしいです。本日はありがとうございました。
司会:
それでは今回のマイナビTV編集部チャンネルは以上になります。どうもありがとうございました。
一同:
ありがとうございました。
司会:
手を振ってお別れです。さようなら。

- 障がいのある学生のための就活準備講座!~面接対策編~
- 2/15配信
渡名喜:
学生の皆さん、こんばんは。「マイナビTV 編集部チャンネル」をご覧いただき、ありがとうございます。司会の渡名喜です。よろしくお願いいたします。
本日は、「障がいのある学生のための就活準備講座!~面接対策編~」ということで、就活のスタート直前となりました。この時期面接にお悩みがある、不安があるという学生さんが多くいらっしゃるのではないでしょうか。今日は、そのような方々のお悩みや不安を払拭するために、いろいろな情報をお届けしていきたいと思います。ぜひ、チャットスペース、質問スペースを使って、積極的にご参加ください。
それでは、はじめに基礎知識などについてお話をしてくださる方をご紹介しましょう。北濱さんです。こんばんは。
北濱:
こんばんは。学生の皆さん、マイナビキャリアサポーターの北濱と申します。今日は、私からまず面接対策の基本的なところをしっかりお伝えして、後ほど、ゲストの方にご登場いただいて、障がいのある学生の皆さん向けの情報をしっかりお伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
渡名喜:
よろしくお願いします。北濱さんはこれまでどのようなお仕事をされてきたのでしょうか。
北濱:
私は、新卒でマイナビに入社をして、4年間は出身である広島県の大学さんへいくつか行かせていただいて、就職ガイダンスの講師などをしていました。それから東京にやって来て、もうすぐ2年になりますが、今は、就活生向けの学習教材の企画や開発などの仕事をしています。なので、スライドにも書いているのですが、皆さんが今これを知りたいという情報や、マイナビの中にこのようなコンテンツがあったらいいということがすごくいただきたい情報になると思うので、チャットや質問箱で今日は、いろいろな皆さんの声をお寄せいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
渡名喜:
これまでも実際に学生さんの声を直接聞いていらしたということで、社会人6年目、少し学生の皆さんにとって頼れるお姉さん的な存在として、いろいろとご質問をしていただければと思います。
北濱:
お待ちしています。
渡名喜:
北濱さん、よろしくお願いします。
北濱:
はい、よろしくお願いします。
渡名喜:
では、機能の紹介をさせていただきます。まずはバナーから出席票の提出を行えます。ぜひ、オレンジ色のバナーから出席票の提出を忘れずにお願いします。そして、既に皆さん、チャットのほうをよろしくお願いします。「字幕付きだ」ということで、今回は字幕付きでお届けしていますが、このように簡単にごあいさつなど、お話を聞いた感想などをチャットのほうに書き込んでいただけたらとてもうれしいです。
そして、質問欄には質問をお寄せいただければと思います。最後のほうに質疑応答のお時間を取らせていただいています。ご質問があるという方は、質問欄のほうにお寄せください。チャットのほうには感想等を、そして質問欄にはご質問をお寄せください。質問欄は他の方から見られずに質問を送ることができます。
そして、マイナビTVプレゼントキャンペーンというものがあります。こちらは、マイナビTVを視聴して、出席票を提出という条件をクリアすると、就活準備に役立つ特典をプレゼントいたします。過去にもこのようなプレゼントを行ってきましたけれども、ジャジャン、2月はこちらです。出席票を2回提出していただくと、「選べるe-GIFT」1,000円分です。これは1,000円分というとかなりたくさんいろいろと就活に必要なものを買えると思いますので、ぜひ、皆さん、こちらのプレゼントキャンペーンに参加していただければと思います。
参加方法はとても簡単です。QRを読み取り、プレゼントエントリーを行って、マイナビTVを視聴して、出席票を提出するだけです。たった2回の提出となっていますので、今日以前に出席された方、そして今日初めてという方はもう一回出席していただけますと、こちらのプレゼントキャンペーンに参加できます。ぜひ、皆さん、ご参加お願いします。
それでは、早速本編に入っていきたいと思います。まずは、就活スケジュールと面接選考の基礎知識からお届けしていきたいと思います。では、北濱さん、よろしくお願いします。
北濱:
はい、よろしくお願いします。まず私からは、本当に就活スケジュールの再確認と面接選考の基本的な部分をお伝えしていきます。その話が皆さん、障がいのある学生にとっても土台となる情報になっています。私から基礎的な話をした後に、少し薄くて見えづらいかもしれませんが、2番のところで、より障がいのある学生向けの面接対策に特化したお話をしていきたいと思っています。なので、まずは、基礎知識から押さえていきましょう。
早速ですが、3月1日まで残りあと2週間です。3月1日を一つ区切りとして、3月に入ると企業へのエントリーも実際に始まりますし、説明会の参加や、あとは今日のテーマでもある面接の受験、あとはエントリーシートを書いたり、提出したりする、本当に選考のフェーズが一気に始まります。
そこまで、もうあと約2週間ですという位置に今はもう来ています。インターンシップなど、まだ参加が残っている方もいらっしゃるかもしれませんが、もう、いよいよ準備も大詰めになってきています。今はそのような時期に差し掛かってきています。
実際に3月以降に就職活動のいわゆる選考が本格化していくのですけれども、これまでも「障がいのある学生のための就活準備講座!」に参加したことがある方は、このスライドを見たことがあると思います。初めての方は、あらためて押さえておいてください。
障がいのある学生の就職活動の進め方の一つとして、一般枠と障がい者枠という2つの枠での採用選考の進み方があると思っています。この2つの枠を、だいたい半分ぐらいの先輩たちが一般枠と障がい者枠を併用して、採用選考に進んでいたようです。
障がい者枠というのが、就職活動の採用選考の中で障がいのことを伝えて、特性や症状に合わせて配慮を受けながら働くことができますというコースが、障がい者枠となっています。これは手帳の提出が必須となっていますので、障がい者枠で選考を受けようと思っている方は、こちらを参考にしてください。
そうではなく、一般枠という形もあります。障がい者枠ではなく、病気や障がいのない方たちと同じ条件で採用試験を受けるコースです。これを一般枠といっています。一般枠のみを設けている企業も多いので実際に、3月1日に始まって、企業の情報を見る時に一般枠と障がい者枠とどちらがあるのか、どちらが自分にとって合った選考の進み方かというのは、しっかり情報として見ながら進んでいってもらえるといいと思っています。
実際に3月1日になって選考が進んでいきますと、一般的な選考ステップの例としては、こちらのスライドにあるとおりです。エントリーから始まって、最初に多くの場合は、書類としてエントリーシートを提出したりします。筆記試験やWEBテストというものが企業によっては課されています。今日のテーマである面接というのは、割とそれらの書類選考や筆記試験を通過した後に開催されることが多いです。
吹き出しにも書いてあるとおり、面接の場合は、エントリーシートに書かれている内容を基に面接を行う場合が多いので、ある程度エントリーシートで、面接でどのようなことを突っ込んで聞いてほしいかという感じで、種まきもしながらエントリーシートを提出して、実際に面接に臨む前には、エントリーシートの内容をもう一回見直して、いざ面接に臨むというのが、スムーズに進んでいけるかと思っています。
今回、今日のテーマは面接ですけれども、過去には、エントリーシートの書き方や、もっと就職活動の進め方全般について触れている講座も、実は開催していて、アーカイブ配信などもマイナビ上で行っていますので、もう少しエントリーシートのことを詳しく知りたいなど、就職活動のスケジュール全般のことをもう少し詳しく知りたいという方は、マイナビ上にあるアーカイブなどもぜひご覧いただければいいかなと思っています。
今日のテーマである面接ですけれども、まず、押さえておいてほしい基本的な事項として、面接は学生の立場からすると、すごく怖いというか、審査される場、選ばれる場のような少し緊張感があって怖いという印象を持っている方がいるかもしれません。緊張感がある場というのは、もちろんそうですけれども、あくまで面接は学生もそうだし、企業側もそうだし、お互いを理解する場の一つが面接なのだというのは、押さえておいてほしいと思っています。なので、企業側がもちろん一方的に話す場でもないですし、逆に言うと、学生の皆さんが一方的に自分のことをひたすらスピーチのように伝えていくという場でもありません。
お互いがお互いの理解を深めてく、エントリーシートでは知れない、もっと細かいところ、深いところを知るための時間や機会というのが、面接なのだということをしっかりと押さえておいてほしいポイントです。
先ほどの選考のフローの中にも、面接は、もちろん企業によりますが、複数回というふうに書いていました。面接の種類もいろいろありまして、主には、今スライドに出しているような3つが挙げられると思っています。
グループディスカッションも、ここでは面接の種類の1つとしていますが、他の学生と一緒に1つのテーマについて議論したり、討論したりするようなグループディスカッションなど、今日、この後解説していくのは主に下2つです。集団面接や個人面接、複数の学生で受験するものもあれば、1対1、企業と自分という形で臨むような個人面接というものもあったりします。
だいたい、選考が進むにつれて上から下に、初期のほうの面接ですとグループディスカッションで、次は集団面接で、最終面接が近くなってくると、個人面接というふうに進んでいく形が多いと思っています。
企業によっては最初から個人面接で、最後までずっと個人面接ということもありますし、もちろん企業によって異なりますが、主な面接の種類と流れというのは、こんな形になっています。
では、実際に面接でどんなことを聞かれるのかということが、皆さんが気になることかと思います。今、こちらに提示している質問例というのは、本当に一般的なものです。では、障がいの学生ならではの聞かれる質問は、どのようなものがあるのか、ないのか、どのようなことを聞かれるのかということは、次のセクションでお話をしていきますが、障がいのある学生の皆さんも、まずは、自分のことと仕事のこと、大きく分けてこの2つの分類で分けられるこれらの質問というのは、本当にこの準備がすごく土台になってくる部分なので、ここのポイントはしっかりと解説していきたいと思います。
見ていただければ分かるように、面接の質問例というのは、本当にいろいろあります。これが全てでもありませんし、企業によって、そして面接官によって聞かれる質問量というのは、本当に山のようにあります。ただ、企業の方が皆さんに質問している意図というのは、大きく分けて、先ほどもお伝えしたこのスライドにもあるように、皆さん自身のことを聞くためにいろいろな質問をしてきますし、実際に仕事のこと、会社のこと、それについてどう思っているのかということ、青色の部分です。それを聞きたくて、これもまたいろいろな形で質問をされてくるという形になっています。
なので、皆さん自身のことを聞くために学生時代に打ち込んだことは何ですかと。その中での取り組み、皆さん自身の回答を聞くことによって、今、今日この面接を受けに来てくれている、目の前にいる学生は、このように物事に取り組んでくれるなど、何か不都合や大変なことがあった時や悩んだ時には、このように突破していくのだというところが、この質問を通じて、企業の方は知ることができるのです。なので、趣味や、学生時代に頑張って来たこと、つらかった経験、あと、あなたを動物に例えると何ですかなど、少し変わり種の質問に見えますが、この辺りもやはり動物に例えて自分のことをしっかりと伝えていくということが必要になってきます。
一方で、仕事のこともかなり聞かれることが多いです。もちろん、その会社に入りたいと思った理由を教えてくださいというのもそうですし、実際に入社をして、具体的にどのような仕事をしたいですかと。仕事のことに関する上の2つは、割と考えやすいと思いますが、その会社の課題は何だと思いますかなど、10年後、20年後にどんな社会人になっていたいですかといった、少し踏み込んだような質問もされたりします。
覚えておいていただきたいのが、面接はいろいろな質問があるのですが、それらの質問1つ1つに対して、答えを全部用意して、暗記して臨むという準備をするのではなく、皆さん自身が自分のことや仕事のことを話せるように、今スライドを切り替えましたが、自分のことや仕事のことを幅広く研究しておいていただきたいのです。これがもう全てに通ずる面接の対策になります。自分のことを話すためには自己分析が大事になってきますし、仕事のことを話すためには仕事研究がどれだけできているか、ここが鍵になってくるかと思います。
過去の講座でも、同じような話をしてきているのですけれども、面接ではさらに、エントリーシートに書いてあることよりも一歩突っ込んで聞かれますし、面接時間もやはり長かったりすると、30分など、私は実際に就活生の時に1時間の面接を経験したことがあって、本当に最終選考になってくると、深いところまでかなり聞かれたりしますので、エントリーシートを書くレベルよりも、もっと深く自己分析や仕事研究が大事になってきます。
そして、自分のことを考え、仕事のことを研究して、それをきちんと言葉にできるようになっておくことが大事かと思っています。自分がどのような考え方をする人間なのか、自分はどのような性格なのかということを、きちんと皆さんのことを知らない方に伝える必要がありますし、仕事研究も同じです。世の中に、いろいろな会社があって、皆さんはその中のいくつかの会社を選んで実際に面接に進んでいくわけですけれども、世の中にいろいろな仕事がある中で、どうしてその企業を選んだのか、その仕事に興味を持ったのか、この辺りがいかに話せるかが重要になってきます。
自己分析や仕事研究を進めていく中で、自己分析に関しては、まず、とにかく自分の過去の経験を振り返って書き出していってほしいと思っています。学生時代にどのようなことをやったか、その中で自分はどのようなことを感じたかというのをどんどん、学生時代に限らず、これまでの人生を振り返って考えていってほしいです。仕事研究に関しても、やはり複数社、いろいろな会社を見て比較するということが大事になってくるかと思います。
もう少し、基礎知識が続きますが、面接も複数回とあります。今、このスライドにも出していますが、やはり初期の1次面接と最終面接では、見られているところがだんだん変わっていきます。選考が進むにつれて、何が重要になってくるかというと、仕事理解の重要度というのがどんどん増していきます。
やはり1次面接であれば、基本的な態度やマナーなど、自分のことをしっかりと話せればよかったものが、2次、3次、最終に進んでいくと、より深い志望動機や仕事理解というのが求められたりします。
だから、基本的にマナーや態度がきちんとそれなりにできている学生だということが1次面接で分かれば、次は、どうしてうちの会社を選んでくれたのですか、会社に入って何をしたいですかなど、もうどんどん進んでいくと、では、10年後、20年後、うちの会社でどのような仕事をしていきたいですか、どのような社会人になっていきたいですかという形で、より突っ込んだ話というのが、2次、3次、最終だとされていきます。
なので、面接を今から受験するという方が大半だとは思いますが、1次面接に受かったからといって安心ではなく、2次面接、3次面接と進んでいく中で、もう一回その受験する企業のことをきちんと調べてみるなど、実際に入社してみると、どのような困難が待っているんだろうかなど、自分がどのような社会人になりたいのかということを、しっかり考えながら、考えを深めながら、どんどん選考を進んでいってほしいと思っています。
この選考が進むにつれて、仕事理解の重要度が本当に増していくのですが、面接官からして、この子はしっかり仕事理解ができている、志望動機がしっかり話せている、伝わるというところの一つのポイントとして、どれだけ複数社と比較してきたか、1社しか調べていなくて、あなたの会社がいいですと言われても、では、他の会社と比較してどうだったというところがないと、やはり説得力は増さなかったりするので、複数社を比較して選んでいるというのがきちんと言葉として伝えられるということは、すごく重要になっていきます。
3月以降、先輩たちが、どれぐらい平均的に活動しているのかというのも、このスライドで見ていただくと分かりやすいですけれども、今、比較や複数社というキーワードが出てきましたが、やはり世の中の先輩たちも、最初の段階ではかなり多くの社数を見ています。最初に、3月からエントリーが始まりますけれども、エントリー自体は22社、20社ぐらいしていて、そこからエントリーシートを提出して、面接は実際に8社ぐらい受けていて、そこから内々定を得ています。8月までの活動量の平均ですが、だいたいこのような感じで進んでいます。
なので、今、皆さんはどうですか。自分が興味ある企業や面接を受けようか、選考を受けようかと思っている企業が、自分の中でどれぐらいあるかというのを、少し頭の中で思い浮かべてみてほしいと思います。もし、よければ今少しチャットも、私が今一方的に話す時間になってしまっているので、今、だいたい自分の中での社数の候補はこれぐらいというのがもしあれば、何社ぐらい受けようと思っていますということをぜひ教えてもらいたいと思いますが、どうでしょうか。
皆さん、もしよければチャットで教えてほしいのですが、この22社というのを見て多いと感じる人もいれば、思ったより少ないなと感じる人、それぞれだと思うんですが、絶対に20社以上エントリーしなければいけないというわけではなく、1つ先輩たちの平均として参考にしてほしいと思います。
レイさん、ありがとうございます。今の時点では、あまり企業を絞り込まないほうがいいということですかという質問を頂きました。そうです。私も今、それをちょうどお伝えしようと思っていて、このスライドをご覧いただくと分かるように、やはり左から右にかけてどんどん社数は減っています。これはもちろん、選考に落ちたから減っていくということもあるのですが、やはり実際に、それこそ面接などで、企業の面接に実際参加をしてみて、説明会を聞いてみて、自分の中で、皆さん自身で、やはり思っていたのと少し違うと、別に面接や選考に落ちたわけではないですが、途中で、皆さんで次の選考に進まないという選択をすることも実際にあります。なぜなら面接は、最初にお伝えしたように、皆さんにとっても自分に合う企業かどうかを見極める場というか、お互いのことの理解を深める場なので、皆さん自身では、何か途中で違うと思ったら選考を離脱するというのは、全く悪いことではありません。もちろん、途中で何か違うと思うこともあったりするので。
要は、この社数を全部覚えておいてほしいという訳ではなくて、減っていきます。先輩たちの話を聞いていると、最初のスタート、エントリー社数というのがすごく少なくスタートして、5社や3社など、少ない状態で選考をスタートしてしまう先輩たちは、途中で、持ち駒といったりしますが、選考を受けている企業がゼロになってしまった時に、もう一回最初からエントリーをやり直さなければいけないとなって、結局、その時点で、4月や5月でまだエントリーを受け付けている会社というのもどんどん減っていきますし、それでなかなかうまくいかないという先輩たちも実際にいらっしゃいます。
なので、レイさんは最初にコメントを書いてくれていましたけれども、今、現時点であまり絞り込み過ぎずに、複数社、やはり先輩たちの平均で言うと20社ぐらいを選考候補として持っておいて、そこからどんどん選考をうけていきます。先輩たちは、面接になると8社ぐらい受けていますが、これぐらいの社数、候補を持ちながら進んでいくというのは、一つ参考にしてもらえるといいかと思っています。
実際に面接で志望動機を伝える時なども、他の会社と比較した時に、仕事面で、こういう点で自分がいいと思って、そこが自分にとって合っていると感じて、自分の力も発揮できるというのが、面接でどれだけ伝えられるかというのが鍵になってくるかと思っています。
実際、3月1日からエントリーは始まっていくのですが、マイナビの中でも今こういった機能が始まっていますというのを一つ紹介しておきたいと思います。この後も面接の基礎知識が続きますが、実際にエントリーや面接が進んでいくにあたって、1月の中旬ぐらいからマイナビを使っている人はもう気付いていると思いますけれども、3月1日からエントリーしたい企業をリストアップするという機能が始まっています。3月1日以降にエントリーしたい企業というのを事前にリストアップできます。そのような機能がもう既に始まっているのです。
マイナビで企業ページを見ていると気付くかと思いますが、「予約リスト追加」というボタンが出ています。この予約リストというものに、2月末までに企業を追加しておくと、3月1日にログインすると、自動で企業へのエントリーが完了するというものになっています。なので、3月に入って20社一気にいっぱい選んでエントリーしなければいけないというわけではなく、今からエントリーに向けたリストアップや準備というのもできるようになっていますので、予約リストもうまく使いこなしていってください。
あとは、これまでの講座に参加したことがある方は、なんとなく分かるかと思いますが、マイナビの中には、障がいのある学生向けの特設ページも用意しています。講座の後半でもまた紹介していこうと思いますけれども。その障がいのある学生向けの特設ページの中にも、学生向けの企業情報がたくさん並んでいて、その企業をタップしても予約リストを使うことができるので、この辺りはぜひご活用いただけるといいかと思っています。
ダイスさん、ありがとうございます。実際に使ってみると便利なのが分かるかと思います。2月中にしっかりリストアップしておいて、3月中に自動でエントリーを完了させるという、この流れがうまく使ってもらえるといいかと思います。
あとは、今チャットにもありましたが、今、私がお伝えした障がいのある学生向けの特設サイトのURLを、ちょうどチャットに裏のスタッフが出してくれましたので、「え、何それ、知らないよ」という方は、このURLからも見てみてください。
あとは、面接の受験に進んでいくにあたって、候補、複数社の企業を比較するという視点でいくと、3月の4日と5日にも、これは障がいのある学生向けの合同説明会というのもWEBで開催を予定しています。これは予約している方も結構多いのではないかと思いますが、予約している人がいたら、ぜひ、予約していますと教えてください。まだの方はQRを読んでいただくと、予約画面もたどり着けますが、障がいのある学生を採用したいと思っている企業が、実際にWEB上で出展をして話をしてくれるという機会になっています。
特典などもあるので、その辺りをうまく活用いただきたいですが、ポイントとしては、やはり面接にしっかり臨んでいくために、複数社比較をするということがすごく大事です。今、自分が選考を受けようと思っている企業が、もし出展していなかったとしても、今、自分が実際に選考を受けようと思っている企業と、このイベントに出展する企業は何が違うのだろうなど、どのような点で仕事内容が違うのだろうかという比較にしっかり使っていただけるので、自分が受験しようと思っている企業が出展しないからというわけではなく、この3月4日と5日の機会をしっかり活用して、企業比較をどんどんやっていってほしいと思います。
それで得たものや感じたものを比較して、それでもやはり自分はこの会社がいいと思ったポイントをしっかり面接で伝えていくという形で、選考対策にも生かしていってほしいと思っています。
ということで、今、企業を複数社比較するための、比較のやり方や情報収集のやり方ということで、予約リストとイベントを紹介しましたが、ショウユさん面白いです。「予約しなきゃと思ってたら、既に予約してました」ということで、予約していたら予約のし忘れもないので、早めに予約をしておいてください。
私のパートは、最後に最近少し増えているWEB面接というところにも、少し基礎的な情報としてお伝えした上で、この後、障がいのある学生ならではの質問や、注意すべきことというセクションに次は移っていきたいと思います。
まずは、WEB面接というのは、やはりコロナになったことも一つきっかけとして、それよりも前から少しずつ増えてきてはいたのですが、WEB面接を導入している企業も増えてきています。WEB面接は、WEB面接なりに少し注意点があるので、今回ここで触れておこうと思います。
インターネットを介して面接官と学生がWEB上で対面して、リアルタイムでつないで面接を行うものになっているのですが、聞かれる内容というのは、先ほどお伝えした自分のことや仕事のことというのと大差ありません。聞かれる内容自体は大きく変わりませんけれども、やはりWEB上なので当たり前ですが、安定した通信環境や、あと周囲の音などにも注意が必要になってきます。
最近、WEB面接に関する学生さんからの質問も多いので、少し基礎的なところですが、まとめておきました。
撮影場所、まず背景です。背景を気にされる方がすごく多いですけれども、基本的には白い壁や、あとは気が散らないもの、例えば本棚などが映っていると、面接官もその他の情報に目が行ってしまうので、家の中で受ける場合に後ろを布で隠しておくなどそういったレベルで構わないので、すっきりさせておくというのがお薦めです。真っ白でなければ駄目というわけではありません。
あとは面接中の目線や表情、視線というのは、できれば画面を見るとどうしても、今私もそうだと思いますが、下に向いてしまうので、できればパソコンのカメラを見ると、見えるので、これも絶対にずっとそうじゃないといけないというわけではありません。やはり面接官の表情を見るために画面を見ることもあると思いますが、自分が話したり、伝えたりする時はしっかりカメラ目線で話すと、よりいいかと思っています。
あと、やはり重要なのが通信環境です。どうしても、私も実際に学生とWEBでつないでお話ししたことがありますが、自宅の環境など、無料のWi-Fiスポットだと、どうしても電波が弱くて、少しブツブツ途切れてしまって面接にならないということもあったりするので、環境がしっかり問題ないかというのは、事前に確認しておくことをお薦めしています。例えば、キャリアセンターの方にご協力いただいて一回つないでみるなど、友だち同士でつないで確認してみたり、一回誰か外部とつながって確認してみたりするのもお薦めです。
あとは、学校によっては、WEB面接用のスペースや場所をキャリアセンターの方が用意してくださっていたりもするので、場所に迷うという方は、キャリアセンターの方にも一度ご相談してみてください。あとは、カメラの位置などはパソコンの下に段ボールを置いて、少し高さを出してみるなど、その辺りも事前のセッティングが大事になるかと思っています。
以上は、本当に基本的な情報でして、あとは今お伝えした通信環境をどうやって整えていったらいいかなど、もう少し詳しい情報を知りたいという方は、マイナビ上にもそういった情報が載っていますので、今、こちらにも出していますが、マイナビアプリを持っている方は、マイナビアプリのここです。「お役立ち」というところをタップして、ずっと下に行っていただくと、「WEB選考で失敗しないための対策術」というもので、かなり充実したWEB選考対策が載っていますので、こちらもぜひご活用ください。
ヤスさん、ありがとうございます。WEB面接について、画面のぼかし機能を使って大丈夫です。背景をぼやかすようなものです。全く問題ありませんので、そういったものもご活用ください。
トモキさん、音が突然聞こえなくなったということなので、もしかすると、一回ログアウトして、入ってみると解消するかもしれないのでお試しください。
といった辺りで、私からは以上になります。本当に基本的な情報となりますので、今のお伝えした情報を土台として、この後、障がいのある学生ならではの質問をお話しいただきたいと思います。私からは以上です。
渡名喜:
北濱さん、どうもありがとうございました。ちなみに、先ほどのチャレンジドセッション、予約しましたという声をたくさん頂いていまして、ありがとうございます。
ちなみに、サトウチカさん、「予約検討中です。正直迷っています」という方がいますけれども、予約はしておくに越したことはないですよね。
北濱:
そうです。しておくに越したことはないと思います。迷っていますという人も、後から、やはり参加できないとなったらキャンセルもできますし、あとは11時から18時というのは結構長いので、本当に空いている時間に少しだけ見るということもできるので、おっしゃるとおり、予約しておくに越したことはないと思います。
渡名喜:
ぜひ皆さん、ご予約ください。
それでは、ここからは「障がいのある学生の面接対策」です。先ほど、カホさんから、「障がいのある学生向け、ありがたいです」というお声を頂きました。面接での注意点など、具体的なところもお話しいただきます。
それでは、お話をしてくださる方をご紹介しましょう。藤本さんです。こんばんは。
藤本:
こんばんは。よろしくお願いします。
渡名喜:
自己紹介から、よろしくお願いします。
藤本:
皆さん、こんばんは。マイナビパートナーズの藤本と申します。ここからは障がいのある学生の皆さんに向けた面接対策のお話を私からさせていただきます。
まず、はじめに自己紹介をさせてください。私はマイナビの特例子会社である、マイナビパートナーズで社長を務めています。特例子会社というのは、障がいのある方の雇用を促進するために設立された子会社のことです。
私は、マイナビパートナーズの親会社であるマイナビで採用責任者の経験がありまして、採用責任者をしていた期間に総勢5,000人を超える方の採用に携わっています。その中で200人を超える障がい者の方の採用にも携わってきました。
その後、特例子会社であるマイナビパートナーズの設立に携わり、現在、マイナビパートナーズには、190名程度の社員が在籍していますが、そのうち約150人の方に何らかの障がいがあります。
毎年30名を超える障がい者の方を新規採用していまして、毎週のように当社の障がいのある方の社員採用の面接もしています。今日も実は、この収録の前に2件、採用面接をしてきました。
また、われわれの会社では、「マイナビパートナーズ紹介」というサービス名で、障がい者に特化した人材紹介事業を手掛けていまして、その中で、既に社会人で転職を考えていらっしゃる方の転職支援も行っていますけれども、新卒で就職を目指していらっしゃる大学生の方の就活支援もしています。
本日は、障がい者採用の現場経験が長くあり、また、さまざまな障がいがおありの方と共に働く立場、また、障がいのある方の転職、就活を支援する立場から、私なりの視点で皆さんに採用面接におけるアドバイスをしていきたいと思います。
ここからは障がいのある学生の面接対策ということでお話をしていきます。
まず1つ目、面接で企業が確認したいことは何かということです。2つ目、企業が確認したいことを説明する上で、皆さんに必要になることということです。3つ目は、障がいのある方を採用する上で、企業がどうしても避けたいことは何かということです。4つ目、皆さんが面接で注意すべきこと、面接で注意したいことです。この4つについて、今から順番に説明をしていきます。
最初に、企業が確認したいことです。企業が確認したいことは、その方と働くといったい何が起きるのかということを想像したいです。イメージしたいのです。その上で、皆さんに説明を求められることというのは、もし入社した場合、その方が働く上でどのような困り事が起こりそうかというのを教えてほしいと企業は思っています。
その困り事が起きた際に、当事者自身がどういう対応をすることができるのか、何が対応できるのか、逆に、対応しきれずに、職場に配慮を求めることは何なのかというところを企業は確認したいと思っていると思います。
例えば、具体的なエピソード、事例で申し上げますと、発達障がいのあるAさんという方がいらっしゃるとします。今日も午後から発達障がいのある方の面接をしてきました。その方は、起こりそうな困り事として、こういうことが想像できるとおっしゃっていました。その方は、耳から聞く情報を正しく理解することが少し苦手なのです。聞き漏らしがあったり、人と違った解釈をしてしまったりするケースがあるということでした。なので、働き始めた際に考えられる困り事としては、口頭のみで業務の指示をされた場合に、誤った理解をしてしまったり、聞き漏らしをしたりする可能性があるということでした。その上で、少しでもそういったエラーを起こさないために、その方が対応できることとしておっしゃっていたのは、指示を受ける際にとにかく丁寧にメモを取ることです。できるだけ、言われたことを正確に記録、理解することに努めるということです。
その方の場合、素晴らしいと思ったのは、ご自身用のオリジナルのメモ帳のようなものを持っていらっしゃいました。聞き漏らしがちなポイントは、例えば、いつまでという期限など、いわゆる5W1Hに相当するようなものは聞き漏らしがないように、あらかじめそういったものを書き込む欄を作ったご自身なりのメモ帳を使っていらっしゃいました。ご本人が対応できることは、そういうことだということでした。
その上で、職場に求める配慮としては、メモを取った後に内容が間違っていないか、口頭でメモを読み上げるので、間違っていないかどうかを確かめてほしいということでした。その上で、間違いや聞き漏らしがあった場合は指摘してほしいということです。
こういった説明を受けると企業側は、この方には業務指示をする時、少し丁寧に、時間をかけて説明したほうがいい、場合によっては、口頭だけで難しければ、文章も渡したほうがいい、あるいは、その方が復唱されるメモの内容について確認してあげればいいのだということが分かりますので、その方と働く上で起こる困り事に対して、自分が何をすればいいのかということを職場側が分かるということです。こういった説明ができると、すごく企業側は助かると思います。その上で企業側がしなくてはいけないことが、対応できる範囲のものなのか、その対応は難しいと思う範囲のことなのかという判断ができます。
例えば、聴覚障がいのあるBさんという方がいらしたとします。その方の想像できる困り事としては、補聴器を使って、なおかつ、相手と正対していれば、相手の真正面にいれば、補聴器と相手の唇の動きで、ほぼ相手の言うことは理解できます。ただ、会議などで複数名の方が発言するような場面では、会話の全てを理解することができないのと、ご自身が発音してお話しすることができないということです。
その方の対応できることとしては、とにかくご自身の気持ちを伝えるのは、例えばチャットやメールを通じた文章で伝えることが多くなるので、入力スピードはとにかくものすごく速くて、会話をする時のようなスピードで自分の意思を入力して相手に伝えることができるということです。
それに対して、企業側に求める配慮としては、できればコミュニケーションをする際に、チャットやメールなどを中心にコミュニケーションすることを許してほしいということと、あと会議においては、仮に対面でできる会議であっても、メンバーがこの部屋にそろっている会議であっても、オンラインの会議ツールを使って会議をしてほしいということです。そうすると、今、皆さんがご覧になっている画面もそうだと思いますが、発言者の発言がそのままリアルタイムで字幕に現れます。これができると、耳が聞こえなくても、どなたがどういう発言をしているのかが分かるので、そういうツールを使って会議をしてくれると助かりますというような配慮の要求です。これなどは、企業側は比較的簡単に対応できると思いますし、むしろ、それでその方とのコミュニケーションが深まるし、齟齬(そご)もなくなるので、むしろ積極的にその方を採用した場合は対応していただけそうな配慮事項だと思います。
例えば、このようなことを企業は知りたがりますので、このようなことをきちんと面接の中で伝えることができるというのが非常に重要かと思います。
次に、今のようなことを確認したい企業に向けて説明をしないといけない皆さんにとって必要となることです。これは障がい受容度・理解度という書き方をしています。
ここからは、やや精神障がい・発達障がいの方に向けたお話になります。障がいを受容していればいるほど、上手に先ほどのような説明ができると私は考えています。それと、受容していればいるほど、セルフケアということができるようになると思っています。セルフケアについては後ほど説明します。受容していればいるほど、相談相手をたくさん持つことができると考えています。
今日、ご覧になっている皆さんの中で、過半数の方が精神障がい・発達障がいの方だと思われます。多くの精神障がい・発達障がいの方は、そういった障がいがあるということが分かったのは、比較的最近の方が多いです。先天性というよりは、どこか困り事があって、お医者さまに相談に行ってテストを受けたところ、精神・発達障がいがあるということが、ここ数年の間で分かったという方がずいぶん多いと思われます。
そういったケースで、ものすごくショックを受ける方がいらっしゃいます。自分に障がいがあるとは思っていなくて、そういう診断が下りて、ものすごくショックを受ける方がいらっしゃいます。逆に、ほっとする方もいらっしゃいます。中学校、高校、学生生活の中で困り事がいろいろあって、うまくいかないことがあって、うまくいかない自分をすごく責めていたのだけれども、その理由が発達障がいという障がいのせいだという理由が分かって、すごくほっとした、自分が悪かったのではなかったのだとほっとする方もいらっしゃいます。
ほっとする方は、そこから、では、どうやってこの発達障がい・精神障がいと付き合っていこうという中で、それがどういう障がいであるのかということをより詳しく調べられますし、その中で自分の特性が、よりどういうところに出るのかも調べられますし、その特性にどう対処していこうかということも、すごく工夫されるのです。
一方で、ショックを受ける方々も、一定の時間をかけて、徐々に受け入れていかれるのだと思いますが、ショックを受けられた状態のままだと、嫌だということだけしか考えていなくて、そこへの対処のことや、発達障がいをより詳しく勉強するということをしないので、先ほどのような説明がうまくできなかったり、発達障がいが分かって以降も、発達障がい特有の困り事への対処の引き出しを持てなかったりします。
いずれ、こういった方々も受容して、対処されるようになるはずですけれども、まだそのプロセスにある人は、企業側としては、少し受け入れにくいです。その方と一緒に働くと、なかなか特性への対処がその方はできないので、少し困り事が起きやすいかという印象を持つことになると思います。
一定の時間が必要だと思いますけれども、ほとんどの障がいがどこかでもうなくなるということはなく、ずっと付き合っていかないといけないものだと思いますので、長く付き合う上で、その障がいはどういうものなのか、そこに対して自分はどういう工夫をしていけばいいのかというのをしっかり考えていくことが必要かと思います。
この受容ができていると自身の特性もより理解できますし、受容ができていると、発達障がいなどは見た感じで分からないので、人によってまだショックを受けている方は、自分にその障がいがあることを内緒にしたいと思われることも多いと思いますが、受け入れることができる人は、親しいご友人などにそのことを告白されて、何かあったら障がいがあることも含めて、いろいろな相談ができたりします。当社の社員などを見ていても、相談相手がたくさんいる人ほど、つまずきがあった時に立ち直りが早いので、そういった相談相手を持てるという意味でも、受容度が高まれば高まるほどいいと思います。
ここで、セルフケア力という言葉を使っていまして、セルフケア力についてお話をしていきます。
障がいがおありの方々は、例えばそれが身体障がいであっても、精神・発達障がいであっても、障がいがあるということを理由に、気持ちも体も非常にデリケートだと、私は考えています。疲れやすかったり、体調を崩しやすかったりします。
その上で大事なのは、自分が今どういう状態にあるのか、セルフモニタリングという言い方をしますけれども、ご自身の心身の状態が今どの状態にあるのかというのを客観視する力が必要とされます。これが客観視できると、うまく自分の状態をいい状態にキープする、落ちることをなるべく少なくすることができたり、いい状態を長く続けたりすることができます。
その上で4ステップあると思っています。1つは、状態把握です。いい時も、悪い時も、今自分に出ているサインや癖に客観的に気付いて、これはもうこのままいくと気持ちが落ち込む、こういうことがある場合はこれから駄目になっていくというようなサインを自分で感じることができるということです。悪くなったとしたら、その状態における自分の特徴などを知っていく。悪い特徴が出た時に、それに対して短期間である程度カバーするいくつかの方法を自分なりに持っていることです。あるいは、いい状態であるとすれば、いい状態を長く続ける方法を持っていることです。これは仕事中に調子が悪くなった時に、短時間でリカバリーできるものと、そのまま何とか乗り切って、休日にゆっくり時間をかけて大きく回復できる方法と2種類あるとベターです。
それと配慮相談です。今の自分の情報を上司や同僚に共有して、必要であれば配慮の相談ができるような力、この4つの力があると、セルフケア力が高いという感じだと思います。
例えば、発達障がいのある方で、聴覚過敏というのがある方がいらっしゃいます。非常に、物音が気になるということです。例えば、オフィスの中に重たい荷物を持った宅急便を運搬してくれる方が来られて、何かのミスでドンと落としてしまって、大きな音がしてしまいます。そうすると、一気に気持ちが乱れて、仕事に全く集中できなくなるというような習性がある方がいらっしゃいます。
そうすると、その場合に、上司に相談して、今そういう状態で仕事に集中できなくなりました。こういう時はオフィスを出て、15分時間をくださると、外で空気を吸って、冷たい水を飲んで、深呼吸して、15分程度頂けると元に戻って仕事ができますので、そういった時間をいただけますか、というようなことです。そういう相談ができるような力です。こうなった場合は、こういうふうにすれば回復できます。それを配慮してくだされば、もっと仕事ができるので配慮いただけませんか、というようなことです。こういうことが言えるように、受容度が高ければ高いほど、こういうことに考えが行って、セルフケア力が上がってくるということです。
この辺り、そういった力をお持ちかどうか、いろいろな質問の中で企業は確認してくると思いますので、これ自体は受容度が上がれば自然と身に付いてくることだと思いますので、まずは、ご自身にある障がいをどう受け入れて、どう一生付き合っていくかということを考えることが大事だと思います。
次に企業が避けたいことです。繰り返しになりますけれども、障がいのある皆さんは、心身共にデリケートで疲れやすかったり、体調を崩しやすかったりする傾向にあると思います。障がいのある方を採用した企業が最も困るのは、その方の勤怠が不安定になることです。体調不良による突発的なお休み、早退、遅刻が頻発することです。
これを避けるために面接で何を確認してくるかというと、私であれば、まず確認したいのは、その方の生活習慣です。生活習慣を確認すると、その方が健康維持にどの程度の意識を持っているのかというのが分かります。私が面接でよくお尋ねするのは生活リズムです。これは休日も含めて、起床時間、就寝時間をおおむね一定に保っているかどうかということです。生活リズムが一定に保てている方のほうが、体調を良好に維持できます。できれば、十分な睡眠時間、リズムが一定に保てている上で7時間から8時間程度の睡眠時間です。運動する習慣があって、食事を3回きっちり取られる習慣があるかどうか、そういうことが聞けるととても安心です。
一定の生活リズムを保った上で、適切な睡眠、運動、食事の習慣は、面接で聞かれるからということではなく、自身の体調を安定させるため、障がいを悪化させないため、予防するためにも皆さんの生活の質を上げるためにも意識されるといいと思います。
生活習慣をベースに健康維持意識を確認した後は、事実ベースで現在の体調や通院の度合、服薬の状況なども確認されると思います。ここ最近の体調はいいのかなど、障がいを理由とした大きな体調不良がこの数カ月の中で出ていないか、どれぐらい通院されているのか、どれぐらいの服薬をされているのかというようなところです。
また、身体障がいの方については、障がいが進行する可能性など、将来的に、定期的な入院が見込まれるような可能性があるか、ないかなども聞かれるかもしれません。そういった可能性については、分かりやすく主治医から聞いている見解を伝える準備ができているといいでしょう。
次に、企業が避けたいことの2つ目は、働く意識の低さです。障がいがあるのだから何かができなくてもいいでしょう、配慮していただけますよね、というようなマインドということです。マインドに関して確認されます。私は、自分の強みが言えるかどうかや、将来なりたい像があるかなど、その辺りを聞きます。
これは面接対策として表面的に言えるということではなくて、自分の強みを会社の中でどう生かして、だから将来こういうふうに活躍したいのだというところまで踏み込んで話ができれば、表面的なことではなく、自分がどう貢献するかも含めた、高いマインドを持って考えているということが分かりますので、そういったことが言える方が好ましいです。
学生さんの段階では、いくら企業研究をしても、どのように活躍したいと言われることが、ピントを外していることがたくさんあります。想像の範囲でしかないから外れていてもいいです。ただ、自分なりにそういうことを考えているということが分かれば非常にうれしいと思います。
あとは、ビジネス意識があるかどうかです。これに関しては、障がいのあるなしにかかわりません。社会に出たらお給料が出ます。報酬を得ます。その方が報酬以上の利益貢献をしなければ、その方の存在自体は赤字になってしまいますので、そういった貢献をしなければいけないのだということを分かっていることが類推される発言があるとすごく安心だと思います。
最後に、もう少し面接で注意したいことを2つ追加してお伝えします。面接で注意したいことは、障がいに対する配慮は要りませんというのは、言ってはいけないということです。何らかの配慮が必要だということを伝えると、企業側に敬遠されて採用されないのではないかという気持ちから、必要な配慮をきちんと伝えない方がいらっしゃいますが、これは障がい当事者、企業、お互いにとって不幸を招くことだと思いますので、やめたほうがいいと思います。
確かに、企業の中には、配慮の少ない方をぜひ採用したいと思っている企業もあるでしょう。ただ、それは障がい者採用を行っていながら、多様性を受け入れる意識が低い企業ということです。障がい者採用をするにあたっては、配慮が必要ないということはありませんので、多様な人を受け入れる意識のある企業というのは、むしろどんな配慮が必要かを知りたがるはずです。なので、これはきちんと伝えたほうがいいと思います。
2つ目は、できないこと、苦手なことだけを伝えるのはよくないということです。先ほどお伝えしたとおり、必要となる配慮については必ず伝えたほうがいいです。ただ、注意したいのは、障がいが理由でこれが苦手です。これができませんと、できないことを伝えることに終始してしまって、できないこと全てを企業側にカバーしてもらおうというスタンスになってはいけないということです。配慮してもらえるかどうか相談する、配慮を伝えるということは、苦手なこと、できないことだけではなくて、これが苦手だったり、できなかったりしますが、こういった工夫や努力で私はここまでできます。そこにあとこういった配慮を加えていただければ、もっといいパフォーマンスが発揮できるので、よりできるために配慮を相談させてくださいというのが正しいスタンスです。
障がいがあるからできないことがあるのは当たり前で、これもできない、あれもできない、全部企業側でカバーしてくださいとなってしまうと、配慮の過剰要求ということになってしまいますので、ここは気を付けていきましょう。
これは日常において周囲と協調するという観点からも、苦手なこと、できないこと、工夫できること、サービスをお願いしたいことというのは、常に頭の中で整理しておくと、中でもできる工夫を増やす意識を常に持っていくことは大事だと思います。
以上、障がいのある学生の皆さんへ向けた面接対策について、私なりの視点でお伝えしました。最後にお伝えしたとおり、ここで挙げたことは全て面接対策としてだけではなく、障がいのある方々の日常生活にとってとても大事なことばかりだと思います。皆さんが周囲と協調して、より自分らしい日常生活を、またより働きやすい環境での社会生活を送るヒントになっていればうれしいです。
本日は、ご静聴ありがとうございました。
渡名喜:
藤本さん、ありがとうございました。具体的な例も挙げていただきました。
さあ、それでは残りのお時間をQ&Aのお時間とさせていただきます。ご質問があるという方は、質問欄にお寄せください。既にたくさんご質問を頂いておりますので、お時間の限り、多いものからお答えいただきたいと思います。
まず、これが多いです。緊張して面接でうまく話せなくなりますという声が多いのですが、事前にうまく話せないことを伝えたほうがいいですか、というご質問ですが、いかがですか。
藤本:
私でしたら、伝えてもらったほうがうれしいです。面接で緊張されると思います。あと、障がいによってはコミュニケーションに課題を抱えている方もいらっしゃいますので、緊張してうまくコミュニケーションできない傾向があるということであれば、あらかじめ言ってくれると、私だったら好感が持てます。それはあらかじめ言ってくだされば、その上で、その方の本音や伝えたいことをどうやって聞いてあげればいいかという傾聴のスタンスで聞くことが私はできると思いますので、むしろ言ってくれたほうがうれしいかと思います。
ただ、そこでコミュニケーションに少し時間がかかったりする場面も当然出てくると思います。その方とのコミュニケーションの中で、どれぐらいの時間や労力が他の方と比べてかかるか、かからないかを企業側は慎重に見た上で、受け入れられる労力なのかどうかという判断は、また別の話になるので、もしかすると、それが基で合格・不合格が分かれるようなことがあるかもしれないですが、起こりそうなことを先に言ってくださるというのは、私でしたら好感を持ってお聞きしたいと思います。
渡名喜:
学生の皆さんご自身も、これをうまく話せないですというのを事前に伝えておくことで、少しリラックスできるといいますか。
藤本:
そうですね。先におことわりしていれば、それでいいですよと言ってもらえれば、焦らずに話せると思いますので、むしろいいと思います。
渡名喜:
ありがとうございます。そして、こちらの質問も多く来ています。障がいについて話すと、慣れていなくて涙が出て来てしまうのですが、面接で話す際にいい方法があったら教えてくださいということです。
藤本:
面接で涙を自動的に止めるいい方法や特効薬はないですけれども、障がいがおありの方の場合、障がいを負った背景なども、いろいろなことがあって、確かに思い出すとつらい思いをされる方もいらっしゃると思いますので、そこでそれを話すことで感情が高ぶることもあるかもしれないです。
ただ、やはり先ほども、障がい受容度のお話もさせていただきましたが、やはりずっと付き合っていかなければいけないものなので、思い出す度に悲しくなって、涙が出て、自分の障がいのことをきちんと冷静に伝えられないという状態であるイコール、企業側からすると、少しまだ受容が進んでいないのか、受容が浅いのかというふうに受け取られる可能性もあると思うので、つらいかもしれないですが、お友だち相手でも、ご家族相手でもいいですから、気持ちをあまり揺らすことなく、自分の障がいのことを分かりやすく人に伝える練習をしていただけるといいのかと思います。
渡名喜:
面接まで時間も少しありますから、受容度も高めたり、練習したりして、その辺りに慣れてくるというのが大事になってきます。
藤本:
そうですね。
渡名喜:
ありがとうございます。ということで、まだまだたくさんご質問を頂いておりますが、ここまでとさせていただきます。たくさんのご質問をありがとうございました。
では最後に、北濱さん、お知らせとまとめをお願いします。
北濱:
ありがとうございます。今日、面接対策としていろいろな情報を皆さんは聞いていたところかと思いますが、今日の番組の情報や、あと、私が途中でお伝えしたアーカイブというのは、マイナビの中にある、「障がいのある学生のための特設サイト」である「マイナビ2024チャレンジド」というサイトで最新情報をどんどん公開中ですので、イベント情報やマイナビTVの情報など、ここでしっかりゲットできる状況をつくっておいてほしいと思っています。まだ、全く見たことがないという方は、「マイナビ2024チャレンジド」と検索すると、きっと出てくると思いますので、こちらで検索をしてみてください。マイナビ会員であれば、誰でも見ることができるので、ぜひ見てみてください。
あとは、就職活動を進める時というのは、結構情報が重要で、障がいのある学生向けの情報をきちんと受け取れる準備もしておいてください。先ほどの「チャレンジド」というサイトを定期的にチェックするというのもそうですし、あとは、マイナビの中で、アプリの中から会員情報の変更を選択していくと、利用するサービス欄の中に「障がいに関する情報を受け取りますか、どうしますか」というチェックがあるので、そこにチェックを入れていない方は、ここにチェックを入れておくと情報が届きますので、まだ入っていないという方は忘れずにチェックをしておいてください。
ここにチェックを入れている、入れていないというのは、企業側に情報は届きませんので、あくまでマイナビから障がいのある学生向けの情報を届けるためのチェックになっていますので、企業側には届いたりしませんので、そこが不安な方はご安心ください。大丈夫です。
それから、再掲になりますが、途中でもご紹介した3月4日と5日の障がいのある学生向けの合同説明会は、2日間連続でありますので、特典もあります。両日で予約をしておくのがお薦めです。今ここに出展企業も表示をしていますが、自分が受験しようと思っている企業が1社もないという場合も、比較するという視点で知らない企業や、今自分の中では興味がないと思っている企業であっても、話を聞いて比較に役立てていってもらえるといいかと思っています。
詳細は、イベントホームページにいろいろと載っていますが、出展企業の話を聞くだけではなく、準備の対策講座や、去年の実績では、障がいマニュアルの作り方と活用法など、いろいろなテーマで就活準備講座などもイベント中にやっていますので、ぜひご活用ください。
予約するか迷っているという方は、後からキャンセルもできますので、せっかく今日、この話を聞いたので、この後すぐ予約をしておくと忘れずに済むかと思います。あとは視聴特典がかなり豪華なので、この辺りもぜひご活用ください。
それから、私からのお知らせは最後になりますが、今日、マイナビTVの編集部講座は障がいのある学生向けのものでした。3月にもう一度、同じように講座を実際に開催します。実際に企業の話を聞けるという形で、企業の方に実際に登壇いただいて、実際のところはどうなんですかというお話を直接聞けるという機会になっていますので、こちらも今日の講座と同じです。予約の上、視聴をしてください。ということで、私からのお知らせは以上です。
渡名喜:
1時間にわたりお届けしてきましたが、皆さん、参考になるお話がたくさんあったのではないでしょうか。そして、今後のイベントなどもぜひご参加いただければと思います。ということで、北濱さん、藤本さん、今日はどうもありがとうございました。
藤本:
ありがとうございました。
北濱:
ありがとうございました。
渡名喜:
最後、手を振ってお別れしましょう。さようなら。
藤本:
さようなら。

- 障がいのある学生のための就活準備講座!~実際に企業の話を聞いてみよう~
- 12/16配信
大久保:
皆さんこんばんは。マイナビTV編集部チャンネルにご参加いただきまして、ありがとうございます。司会の大久保星香です。今日は、『障がいのある学生のための就活準備講座』としてお届けさせていただきます。そして、実際に障がい者採用を積極的にしている企業の方をお迎えして、実際のところはどうですかという部分もお話を聞いていきますので、ぜひ最後まで積極的にご参加ください。お願いいたします。では、マイナビTVの機能をご紹介させていただきます。
皆さま、オレンジ色のバナーが出たら、そちらから出席票の提出をお忘れないようにお願いいたします。そして、チャットで出演者の方とコミュニケーションを取っていただくことができます。感想でも何でも結構です。ぜひ、チャットのほうに書き込みをお待ちしています。そして、後半に質疑応答のお時間を今日はご用意いただきました。その際には、他の方に見られずに送ることのできる質問スペース、こちらを中心にピックアップをさせていただきますので、ぜひチャットと質問を使い分けてください。
そして皆さんもご存じのように、「障がい」と一言で言ってもさまざまな方がいらっしゃいます。個別でいろいろ気になる部分もあるかと思いますが、そういったご質問に関しては、今日は時間の都合上もしかしたらお答えできない可能性がありますので、ご了承いただきますようにお願いします。そして、マイナビTVプレゼントキャンペーンをやっています。マイナビTVのご視聴プラス出席票提出条件をクリアしますと、就活準備に役立つ特典をプレゼントさせていただいています。
nさん、そしてみっうーさん、チャットへの書き込みをありがとうございます。
そして、選べるe-GIFTやマイナビオフィシャル就活BOOKなどをプレゼントしているのですが、12月のマイナビTVのプレゼントキャンペーンはこちらです。出席票は2回で結構です。ですので、今日でもう一回クリアになりますが、2回ご提出いただきますと、なんと選べるe-GIFT 1,000円分を全員にもれなくプレゼントさせていただきます。ただ、出席票の提出だけでは駄目なのです。すみません。
プレゼントキャンペーンへのエントリーをしていただいた上で、出席票の提出が2回必要となりますので、よろしくお願いいたします。今QRコードも出ていますけれども、マイナビTVプレゼントキャンペーンは、WEBセミナーのページに飛んでいただきますと今月はクリスマスの雰囲気のバナーが出ていまして、そちらからエントリーをしていただきます。プラス出席票2回で選べるe-GIFT 1,000円分を全員にプレゼントします。そして、プレゼントの発送は1月中にマイナビ2024のマイページにお送りいたしますので、ご確認をお願いいたします。
皆さん、チャットへの書き込みを続々とありがとうございます。この後企業の方にもご出演をいただきますから、ぜひ感想をチャットに書き込んでください。では、今日1時間お伝えする内容です。1から4となっています。まずは、障がいのある学生の就職活動についてと、冬のインターンシップの企業さん探しのポイントです。そして、この3つ目が企業の方にご登場いただくパートで障がい者採用をしている企業の方のお話を聞いてみようです。そしてお知らせ、質疑応答と続いていきます。せんさんからQRコードをもう1回見せてくださいといただきました。
マイナビのWEBセミナーのページに飛んでいただきますと、バナーが出ていますのでそちらからぜひ見ていただけたらと思います。では、まずは障がいのある学生の就職活動についてお話を聞いていきましょう。ご説明をしてくださるのは、マイナビキャリアサポートの北浜さんです。北浜さんよろしくお願いいたします。
北浜:
よろしくお願いいたします。学生の皆さんこんにちは。マイナビキャリアサポーターの北浜と申します。この後、3番のパートで実際に企業の方からお話をたくさんしていただこうと思いますけれども、その前に私からは2つ、障がいのある学生の就職活動についての基本と、冬のインターンシップの企業探しのポイントについて先にお話をしていきたいと思っています。まずは就職活動の基本の部分から、もう何度も話は聞いているという方もいるかもしれませんが、改めておさらいをしておきましょう。
2024年卒の皆さんの就職活動の全体のスケジュールを、今スライドに映しているような形となります。どの時期にどのような準備をしたらいいのかがまだ分からないという方は、まずは全体のスケジュールをしっかりと把握するようにしてください。今が12月のちょうど真ん中です。12月中旬ですので、ちょうど秋冬のインターンシップが頻繁に開催されているところかと思います。冬のインターンシップに関しては、これから12月、1月、2月と引き続き実施されていきます。
実際に企業の探し方のコツなどのあたりを、この後のパートでもお話ししていきたいと思います。実際にもう3月以降はどんどん選考などが始まっていきますので、2月中にはしっかりと基本的な準備が整うように進めていってください。
それから障がいのある学生の方からよく質問があるのが、この一般枠と障がい者枠のことについてです。それぞれどんな違いがあるのですかという質問をよくいただきますので、こちらにまとめてみました。一般枠と障がい者枠の違いをそれぞれ少し見ていきたいと思います。まず障がい者枠です。就職活動を進める時点で障がいのことを企業の方に伝えて、特性や症状に合わせて配慮を受けながら働くことができるようなコースになっています。障がい者枠を使って就職活動を進めていこうと思っている場合には、障がい者手帳の提出が必要になってきますので、このあたりは注意をしておいてください。
一方で一般枠の場合は、障がい者枠ではありませんので障がいのない学生と同じような条件で就職試験を受けるようなコースとなっています。もちろん一般枠のみの企業も多いのですけれども、企業によっては一般枠の場合であっても合理的な配慮ができる場合もありますので、企業に本当によります。障がい者枠のほうでも、どの程度配慮してもらえるのかといったところは企業によって違ってきますので、しっかりいろいろな企業の話を聞いて、自分に合う就職活動の進め方を見つけていってほしいと思っています。
よく質問があるのは、自分はこのような障がいを持っているので一般枠と障がい者枠のどちらで進めるのがいいと思いますかということですけれども、本当に企業によって違いますし一人一人の障がいの状況によっても違いますので、企業によって障がい者枠と一般枠を使い分けたり、皆さん自身で調べてみてほしいと思っています。もちろんこの後で実際に企業の方にお話しいただきますので、そこで、今日はパナソニックさんがどのように採用活動を行っているのかというあたりはしっかりと情報収集をしてみてください。
それから先輩情報です。皆さんにはこのあたりも少し参考になるのではないかと思っています。一般枠と障がい者枠のどちらで就職活動を行っていましたかということで、先輩たちの半分くらいが、どちらかに固めて活動を進めているというわけではなく併用して就職活動を進めているようなので、このあたりも参考にしながら進めてみてください。今日はそういった就職活動の基本の話はこれくらいにしておきますので、マイナビ2024の中にチャレンジドという障がいのある学生のための特設サイトがあります。
このサイト、皆さんは見たことがありますか。一度でもこのサイトを見たことがあるという方は、よかったらチャットなどで教えてもらえるとうれしいですが、どうでしょうか。今ちょうどチャットにもリンクを貼りました。こういったサイトでいろいろなお役立ち情報や企業情報などを出していますので、このあたりも参考にしてみてください。ありがとうございます。
大久保:
タカノさんが利用しています、かれんさんもありますと頂いています。
北浜:
ありがとうございます。まだ見たことがないという方は、ぜひ一度見てみてください。QRコードを読み取っても見られますし、あとはマイナビ2024チャレンジドと検索してみても引っ掛かるかと思います。
大久保:
結構な方が利用してくださっています。
北浜:
そうですね。ありがとうございます。
大久保:
ありがとうございます、利用していますと頂いています。
北浜:
私が個人的にお薦めなのは赤字にしているところなのですが、先輩たちの就活体験談というものがコラムとして載っているので、それこそ障がい者手帳を使って就活するかどうかやそのあたりのメリット、デメリットなどもまとめてあったりしますので、確認してみてください。やまさんは初めて知りましたということですね。
大久保:
T.Tさんも「少し見ました」です。
北浜:
少しですか。
大久保:
少しだけだそうですが、いろいろなコンテンツがあるのでぜひ見ていただけたらと思います。
北浜:
ありがとうございます。そういったあたりで就職活動の基本的なところのパートは以上になりますが、この次のパートで秋冬インターンシップの企業探しのポイントをお話しする前に、こちらのスライドでも、1つ上の先輩たちの活動量のところを皆さんに知っておいてもらいたいと思っています。障がいのある学生に限った話ではなく、2023年卒の皆さんの1つ上の先輩たち全体の活動量の平均になっていますけれども、採用活動が左から右に進んでいくような感じです。
大体先輩たちは平均で1.6社にマイナビの調査ですと内々定を持っていて、そこにたどり着くまでにこのくらいの社数を平均で受けているというような形になっています。この細かい数字を全部覚えてほしいというわけではなく、押さえてほしいポイントはだんだん減っていくということです。やはりどうしても、選考に落ちたというだけでなく選考の日程が合わなくて受けられなかったり、話を聞いていく中で、あるいは選考を進めていく中で何となく自分とは違うと思って自分から選考を受けることを辞めたり、いろいろな事情があると思いますがどんどん減っていきます。
ですので、皆さんもある程度最初の行動量というか活動量をしっかりと確保をしておいてほしいのです。今、どんどん企業の採用活動もかなりスケジュールなどが早くなってきています。よくある先輩たちの、失敗談ではありませんが後悔する話の一つとして、最初のスパートで絞り過ぎてしまって5社や6社くらいしかエントリーせず、どんどん進んでいくと、よく持ち駒と言ったりしますがそれが減ってしまって、また一からエントリーし直さなければいけないといった形にもなってきますので、ある程度多めにリストアップを始めにしておきましょう。
ということを、次のパートに移る前のメッセージとして覚えておいてほしいと思っています。そのリストアップをするやり方はいろいろありますが、その中でやはりインターンシップというものをうまく使ってみてほしいというところで、次のパートに移っていきたいと思います。冬インターンシップの企業探しのポイントということで、皆さんはこの時期だと就活準備の進み具合は、人によって本当にさまざまだと思います。ですので、自分がタイプ1、2、3、4のどれかということを、よければチャットなどで教えてください。
いかがですか。1と2の間です、3と4が混じっていますといった方もいるかもしれませんが、大体このようなパターンがいらっしゃるかということで、タイプを4つに分けてみました。
大久保:
今初めて見た方もいらっしゃるかもしれませんので、一つ一つ見てみましょうか。
北浜:
そうですね。
大久保:
タイプ1は、夏のインターンシップにも参加して、もうある程度現段階で業界、企業も絞れている方です。それで、タイプ2は夏のインターンシップに参加したが、逆によく分からなくなってしまったという方です。エヌさんはまさに次の3で、夏のインターンシップに参加せず、行きたい業界や企業が分からない方です。1と2の間や、間の方がいますね。タイプ4は、参加したかったのに今まで参加できていないという方です。タイプ2と3の間やタイプ1とタイプ2の間ですという方が結構います。
北浜:
そうです、いらっしゃいますね。皆さんありがとうございます。結構割れているような感じがします。3が多いのかもしれません。本当にいろいろなタイプの方がいると思うので、タイプごとにどのように今後冬のインターンシップを探していったらいいのかということを、少し紹介をしていきたいと思っています。まずタイプ1の方、夏のインターンにも参加していない方ももしかしたらいるかもしれませんけれども、とにかくある程度志望業界や企業が絞れているという方です。
この黄色の部分を見ていただきたいのですが、絞れているからこそ、なおさら広げてみたり深めてみたり比較するということを、今度は徹底的にやってみてほしいと思っています。まだこの時期に絞り込めてそれで完結していますというのは、結構危険といいますか。まだ知らない企業や、思い込みで候補から外している業界なども絶対にありますので、同業他社や志望業界以外の冬のインターンシップあえて参加をしてみるということでどんどん視野も広がります。
あるいは、もう業界を絞っているという人であってもより説得力のある志望理由を伝えることができますので、だいぶ自分は固まっていますという人も、まずはいったん立ち止まってもっと広げて深めて比較するということをやってみてほしいと思っています。この後実際に企業の話を聞いてみて、ここまでしっかり聞いたほうがいいのだとかここまで知って比較するのがいいのだといった、深めるポイントはしっかり学んでみてほしいと思っています。
続いてタイプ2の方です。インターンシップにこれまで参加したけれども、よく分からなくなってしまったという方で、結構いるのです。学生の方とお話ししていると、圧倒的に多いのが、振り返りが足りていません。インターンシップに参加した後何となく楽しかった、何となくつまらなかったという感想レベルで終わっている方がとても多いです。ですので、徹底的にと書いていますが徹底的に振り返って次に生かしてみてください。魅力を感じたポイントや、逆に感じなかったポイントをしっかりと整理します。
そしてプログラムの中を振り返ってみて、どのプログラムのどの時間が楽しかったのか、つまらなかったのか、なぜそのように思ったのかというところまでセットで考えてみてほしいと思います。もちろん自分の障がいの理解や配慮事項も、実際にインターンシップに参加してみて、ここまでは配慮してもらわないと自分は働いていくのに関して不安があるなど、そのあたりの整理もしっかりと振り返りをしてみてほしいと思っています。
そしてタイプ2の方に限らずですが、やはりインターンシップに参加した後は振り返りがとても大事です。今インターンシップの参加率は高く皆さん普通に参加していますが、ではどこで差が付くかというと、しっかり振り返りができているかどうかというところが結構大きいのです。
振り返りをするのは、先ほど理由も合わせて考えてみましょうというお話をしましたが、個人的にはこのように図にして整理してみるのも非常に分かりやすく、お勧めです。何でもいいので、実際に参加したインターンシップの会社の名前をまず書いてみて、白い紙やメモ帳でもいいです。パソコンでもいいです。楽しかった、つまらなかった、思ったとおり、違った、まずは簡単な感想でいいので書き出してみます。その後、なぜそのように感じたのかという自分の感情の理由をどんどん深掘りしていきます。水色の部分です。
ではその振り返りを踏まえて、グループワークが楽しかった、じっくり納得がいくまでやらせてもらえた、その部分が自分にとっては楽しかった、そこを踏まえて、では次の冬のインターンシップに参加する時には、グループワークが楽しかったから次もチームで取り組むプログラムに参加してみようですとか。じっくり納得がいくまでやらせてもらえるような仕事を探してみようなど、そのように感想からどんどんしっかりと理由を振り返ってみてもらって、次のインターンシップ探しに生かせてみたほしいと思っています。
それからタイプ3の方、結構多かったかと思いますが、これまでインターンシップに参加をしていなくて、まだ行きたい業界や企業が分からないという方です。そういった方はまずは一歩を踏み出してみてほしいのです。どのような業界がいいのか分からなかったり、自分に向いている企業が全く分からなくてもやもやしていますという方は、まずは探してみて、自分が少しでもいいと思った企業の共通点などをどんどん探してみてほしいと思っています。
いろいろな探し方がありますけれども、今日は探し方を3つ紹介しています。まず1つ目は、マイナビを使う時などに検索軸でいろいろ調べることができると思いますが、企業名で検索するだけではなく日付や開催地、期間など、いろいろな検索軸、をフル活用して検索してみるやり方です。それから2つ目が先輩情報です。マイナビでは先輩がエントリーした企業のランキングなども出ていますので、こういったあたりも参考になるかと思います。
自分と同じ学校の同じ学部の先輩が、どのような企業のインターンシップにエントリーしていたかということが分かるようなものになっていますので、とてもよく参考になるのではないかと思っています。それから3つ目です。先ほど少し紹介しましたチャレンジドのサイトの中で、雇用実績や配慮事項などといったところから検索をすることもできます。実際に障がいのある学生の方に特化した探し方もできるような形になっていますので、ここでも障がいのある学生のためのサイト、チャレンジドというものは、しっかり活用してみてほしいと思っています。
大久保:
北浜さん、この配慮事項というところなのですけれども、それこそご自分でインターンシップに参加して仕事の疑似体験ではありませんが、してみないと、どういうことを企業に配慮してほしいのかまでが分からないという学生の方もいます。
北浜:
そうですね。まさに今大久保さんがおっしゃったとおりだと思います。やはり何となく学生のうちは自分が働く姿をイメージできないので、何で配慮してほしいのかということが分かりません。だからこそ、インターンシップに参加して働くことを経験してみてから、こういう場面であればこういう配慮をしてほしいといったあたりが見えてくると思いますので、まずはもう一歩と書いてあるとおり検索をしてみて、まずはインターンシップに参加してみるというところからチャレンジをしてみてほしいと思っています。
それから最後タイプ4、参加したかったのに、今までインターンシップに参加できなかったという方です。こういったタイプの方も多いのではないかと思います。参加できなかった理由をまずは振り返ってみてほしいのです。それで、やはり多いのが、時間が合わなかったという、本当にシンプルにこの理由の人も結構いると思います。そのような場合は、まずはやはり業界や企業にこだわり過ぎず第一歩、本当に参加できる時期や日数というもので絞って検索してみることもできますので、そこから参加する企業を探してみてください。
あるいは選考に落ちてしまった、それで1社も参加できなかったという方もいると思います。マイナビTVの就活準備講座でほぼ毎週いろいろな選考対策をお届けしていますので、こういったところに参加してみてほしいと思っています。ただ、少し安心してほしい、あまり心配になり過ぎないでほしいのが、インターンシップの選考は本選考よりも倍率が高い場合も割と多いのです。やはり受け入れ人数などが限られていますので、本選考よりも倍率が本当に高いインターンシップのプログラムも結構あります。
ですので、選考のないプログラムから探してみるといった形でいろいろ探して、参加できるプログラムにどんどん積極的に参加してみてほしいと思います。それで、タイプ1から4の方に皆さん共通で、いろいろ探してみてこの企業のインターンシッププログラムが気になるというものがあれば、まずは早目にエントリーをするようにしてください。
どうしてもエントリーにも締め切りがありますし、エントリーしようと思ったら締め切りが過ぎていたということのないように気を付けてください。エントリーしたからといってインターンシップに参加が確定するわけではありませんので、エントリーしたらその後の詳細が送られてくる場合がほとんどです。このあたりは、もし認識が間違っている方がいたら覚えておいてください。
大久保:
皆さんマイナビTVの出席票もそうなのですけれども、このエントリーに関しても非常に腰が重いといいますか。とても大きな一歩だと思っている方が結構多いと感じているのですが、エントリーすらしないと情報も来ないという段階ですよね。
北浜:
そうですね。そうなります。ですので、エントリーしてその後に例えば選考の案内が届くといったこともありますので、まずは早目にエントリーはしてみてほしいと思います。本当に腰が重くボタンに手間取るという方がいますけれども、まずは気軽に、そして複数社にやってみてほしいと思っています。
大久保:
そうですね。
北浜:
それでもどうしてもハードルに感じますという方や、興味のある企業がまだインターンシップエントリーを受け付けていませんという場合は検討リストなどもありますので、こういった機能もうまく活用してみてください。というところで、私の就職活動の基本と冬のインターンシップの探し方は以上となります。
大久保:
北浜さんありがとうございました。障がいのある学生の就職活動について、そして企業探しや企業選びのポイントを北浜さんにお話しいただきました。続いては、もちろんマイナビさんもお話ししてくださるのですけれども、申し訳ありません。北浜さん、そちらは企業の方に実際どうですかというところを、私も聞きたいです。
北浜:
そうですね。
大久保:
ということで、障がい者採用を積極的にしている企業の方を今日お迎えしていますので、ご紹介をさせていただきましょう。今日はパナソニックからお二方にいらしていただいています。採用部の小幡さんと高尾さんです。お二人よろしくお願いいたします。
小幡:
よろしくお願いします。
高尾:
よろしくお願いします。
大久保:
よろしくお願いします。では、まずはお一方ずつ自己紹介をお願いいたします。では、小幡さんからお願いします。
小幡:
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社で新卒採用の責任者をやっています、小幡と申します。今日は短い時間ではありますが、いろいろ情報をお届けできればと思います。よろしくお願いいたします。
大久保:
よろしくお願いいたします。では、高尾さんも自己紹介をお願いします。
高尾:
同じく採用担当をしています高尾と申します。よろしくお願いいたします。
大久保:
よろしくお願いいたします。お二人をお迎えして質疑応答もありますので、何かご質問があれば引き続き質問スペースのほうにお寄せください。お待ちしています。では、まずはパナソニックについて教えていただければと思いますが、高尾さんお願いします。
高尾:
ありがとうございます。では、まず簡単にだけ弊社のご紹介をさせていただきます。皆さんパナソニックと聞いて、このロゴを見てどのようなイメージを思い浮かべますでしょうか。多分メーカーや大手の企業や大阪にある企業などと思う方がいらっしゃるかと思いますが、やはり家電のイメージが一番強いのではないでしょうか。実際に2021年度の、これはグループ全体の売上高を見てみると、この暮らしアプライアンス社と書いてあるところです。
ここが実際の家電と呼ばれる領域になります。皆さんいかがですか。実際に見てみると、全体のうちのほんの一部でパナソニックは家電を領域としています。とはいえ、皆さんがパナソニックイコール家電と知っていただいているくらい身近に存在しているのが、パナソニックとなります。
では、それ以外の領域は一体どのようなことをしているのかといいますと、先ほどお伝えしたとおり家の中で使うような家電や照明器具はもちろんなのですが、例えば皆さんが普段使っているような駅やスタジアムやスーパーのような公共施設と呼ばれるところで使われている空調設備や業務用の家電なども取り扱っています。あとはあまりご想像ができないかと思いますが、住宅に関するものです。実は、ここで床材と畳以外は全部そろっています。
あとは車に関するものです。パナソニックで車自体を作っているわけではありませんが、車に関連するもの、例えばカーナビや車載電池のようなものを取り扱っていたりします。あとは普通に皆さんが使っていらっしゃるような乾電池もそうです。あと細かいところで言いますと、電子機器に必要な素材や材料と呼ばれる電子部品や制御デバイスのようなものも取り扱っています。
今一部ご紹介させていただきましたが、このように少し挙げただけでもかなり幅広い領域を取り扱っているということを知っていただけたのではないかと思います。だからこそ、私たちパナソニックグループは家の中のものだけではなく町や社会、そして世界全体が私たちの事業領域だと考えています。そのような私たちなのですけれども、パナソニックグループが目指す姿というのは操業者の松下幸之助さん、知っている方もいらっしゃるかと思いますが、この方の考えを今でも大切に引き継いでいます。
その方がおっしゃっていた精神的な豊かさ、そして物の豊かさ、この2つがともにそろっているということが人を幸せにするという物心一如と呼ばれる考え方です。この考え方を基に、それを実現するために事業の幅をどんどん広げてきました。そのような理想の社会の実現を目指すということで、2022年4月より「幸せの、チカラに。」というブランドスローガンを新たに掲げています。それと同じタイミングで事業会社制という制度に大きく体制を変更しています。
今までは、パナソニック株式会社という皆さんが聞いたことがある会社名の1つの会社の中に、さまざまな領域ごとにカンパニー制という形を採って分けていたのですけれども、今はその事業領域ごとに法人として独立をさせました。ですので、ホールディングス制と呼ばれる体制、この形に大きく変化をしています。それぞれの事業会社が主役になることで、さらに強い事業領域、それぞれの領域を強くしていきたいと考えています。いったんここまでで簡単な説明とさせていただきます。
大久保:
高尾さんありがとうございました。まずはパナソニックについてご説明をいただきました。では、ここからは実際に企業の方にご質問を、なんと送ることができます。質疑応答の時間とさせていただきますが、質問スペースのほうにお寄せいただければと思います。最初によく皆さまからお受けする質問をまとめていただいていますので、そちらにお答えください。まず多いのが、どのような障がいを持つ先輩社員がいらっしゃいますかというご質問が多いということですが、いかがでしょうか。お答えは高尾さんお願いします。
高尾:
弊社では現在834名の方が、こちらは身体、精神、知的障がいの種別にかかわらずさまざまな方が働いていらっしゃいます。元々は工場で働く聴覚障がいの方が多かったので、今もその名残で37%の方が聴覚障がいとなるのですけれども、それ以外の精神障がいの方や発達障がいの方も、今少しずつ増えているような状況になります。
大久保:
障がいと一言で言ってしまいますが、いろいろな方がいらっしゃるということでこの種別でパーセンテージでご紹介いただきました。今もお話がありましたが、精神障がいの方が少し増えているというお話でした。そういった方はどのような仕事を担当することができるのですか。
高尾:
ありがとうございます。この質問もよくいただきますけれども、精神障がいがあるからこの職場で働くというような決まりは全くありません。ですので、障がいの有無や障がいの種別にかかわらず、全員同じ働き方や制度になっています。ご覧いただけるとおり、このようにこの障がい種別だからこの職種ということは決まっていませんので、さまざまな職場でさまざまな障がいを持つ方が働いています。
大久保:
今スライドで見ていただいただけも、上が障がいの種別で左側が事務系、技術系となっていますが、聴覚でも上肢機能だったとしても、総務、人事とかぶっています。このような意味で区別がないということがお分かりいただけるかと思いますが、こちらも視覚や精神障がいなどで分けていただいていますが、ある特定の特別なものを設けているということではないということなのですか。
高尾:
そうですね。枠を特別に設けているわけではありませんので、さまざまな職種で働いています。
大久保:
活躍の幅が本当に広いということをこれを見ただけでもご理解いただける気がしますが、続いてもよくあるご質問ということですけれども、先ほどの北浜さんのお話の中でも配慮事項というお話がありました。障がいへの配慮はありますか。例えばツールや制度や勤務地など、ご質問をこれもよくお受けします。どういったものがありますか。お願いします、小幡さん。
小幡:
初めて話します(笑)。
大久保:
自己紹介以来です。
小幡:
自己紹介以来です。どのような配慮があるかということなのですが、先ほど障がい種別の話もありましたけれども、配慮が必要な事項は一人一人違うと考えています。従いまして、またどこかでご説明できればとも思うのですが、まずこの選考過程の中では皆さまのお話を伺いながら、必要な配慮は何か、私どもとしてどういったことが配慮できるかを一緒に考えていきたいと考えています。それで当然ながら最低限の仕組みは、大きい企業で先ほど高尾から説明がありました800名の方がいらっしゃいますので、そういった方が働けるだけの配慮があります。
今チャートに示させてもらっていますとおり、例えば働き方です。特にコロナ禍になって在宅勤務やフレックス勤務が非常に当たり前になりました。例えば通院を定期的にしなければならない時、これまでであれば1日臨休を取ってしまわないといけないということがありましたが、午後フレックスで少し抜けて病院に行くなど、よりフレキシブルなことができるようになってきたかと思います。これは障がいがある方だけではなく通常の従業員も皆イコールにそういった配慮ができるということで、比較的働き方は柔軟かと思います。
またファシリティーで、こちらにある多機能トイレや音声認識ソフトなども必要に応じて各事業所別に、差はありますけれども例えばエレベーターの設置なども基本的にはされているという状況ではあるかと思います。お仕事と勤務地によってどういったファシリティーがあるかといったことがありますので、それをご相談させてもらいながら配置を決めていくということになるのではないでしょうか。本当にいろいろな社員が気持ち良く働けるようなサポートをしていこうと思います。
また多くの人数もいますので、こちらのチャートにあるようなネットワーキングということで一緒に悩み相談をしながら、最近で言うとそういった活動の中で経営者にこんなことをしてほしいという提言もあったりしますので、シンプルに会社が全て準備するというよりは皆さんで作っていくような会社ということで、サポートを含め対応しています。そのような会社になっているとご理解いただければと思いますので、最近は非常にフレキシブルでしょうか。
大久保:
ですから、あくまでも一例として今回ご紹介をいただいていますか。
小幡:
そうです。例えばこのようなことですという、これはごく一例です。
大久保:
ですので、本当に皆さんでより良くしていく方向に皆さんで作っていきましょうという仕組みがパナソニックの中にできているということですか。
小幡:
そうですね。最近も1つ、非常にベーシックな取り組みではありますが、いろいろな拠点がある時に車椅子で行ける所、行けない所、行きやすさ、行きにくさがあると思います。それを少しマップにしようといったプロジェクトが実は走っていて、新しい拠点などで地図を作って、こちらからでしたら行けますとか、それで他の社員もこのルートだとやはり難しいといった気付きを得たり、お互いを理解するような場にもなっているかと思います。
大久保:それで、今kさんから障がいのある方の配属先のスライド2枚をもう一度見せてほしいですと頂いたので、スライドを動かしますけれども、ここの部署でしか働かない、働けないという取り組みではないので、逆にいろいろな部署で皆さまが活躍しているからこそ、いろいろなところを皆さんがより良くしていこうという姿勢が、その風土があるのだろうと思います。
小幡:
そうですね。
大久保:
実際に働いてみてどうですかという取り組みですか。
小幡:
はい。
高尾:
はい。
小幡:
メーカーなので例えば工場で安全は第一ですので、安全に関わるところで譲れない部分は当然出てくるのですが、通常のオフィスであれば比較的フレキシブルに対応ができます。唯一あるとしたら本当の工場の安全などといったところだけかと思います。
大久保:
ですが、それは一般枠の方というか社員皆さんにとって安全ということですものね。大丈夫ですか。kさん、ご確認いただけましたか。では続いてもよくあるご質問ということでお答えいただきたいのですが、障がい者採用枠はありますか。
その場合、出世やキャリアアップは難しいですかというご質問なのですが、お答えはいかがでしょうか。
小幡:
では私のほうから。
大久保:
お願いいたします。
小幡:
枠という考え方というのが先ほど来説明をさせてもらっていますとおり、元々持っていません。弊社は新卒、キャリア採用を含めて、かなり多くの採用をパナソニックグループとして年間行っていますので、多くのポジションが既にあります。ですので、その中で皆さんが仕事をしたいところがあれば、恐らくマッチングは図れると思います。それで、その上で配慮事項が配慮できるのであればマッチングですし、そうでなければ別の提案ができるという形になろうかと思います。
障がい者採用枠でこのポジションしかありませんという提示の仕方はしていません。逆に全て他の方と一緒にオープンにしていますので、新卒採用の方が、今日聞いているのは新卒採用の方だと思うので、パナソニックの採用のホームページを見ていただきましたらとても多い数なのですが、事務系から技術系、クリエイティブ系までこのような仕事がありますということが、全てジョブディスクリプションで見せています。ですので、自分がやりたい仕事がどこにあるかや、自分のスキルが生かせるところがどこにあるかということを、まず探していただきます。
そこから始めていただいて、その中で相談をしていければいいかと考えています。今、改めてこの画面にパナソニックグループにおける雇用の考え方を示させていただいていますけれども、皆さん当然ながら正社員の採用で、仕事の内容、働く職場、人事制度、評価制度は基本的に全員同じコンディションですし、成果があれば昇給、昇格もありますし、国内、海外へも活躍の場は多くあります。グローバルに24万人の会社で、半数以上が海外にいらっしゃいます。
そういったところにチャレンジしたい方で、当然配慮事項などが合えば活躍いただくことはできますし、私も海外で勤務していましたけれども、障がいのある方が海外に赴任されて一緒に仕事をしていたケースも横で見ていますので、そういった場もあるかと思います。会社に行けということではなく一人一人がどのようなキャリアを描きたいかを相談をしながら、皆さんのキャリアステップに合った形で考えていきたいと思っています。
ぜひ、逆に僕らからのお願いとすると、ここに書いているとおり皆さんはどのようなことがしたいですか、どのようなことを考えていますか、どのようなことを知っておいてほしいですか。それはしっかり発信していただければ、受け止める度量はある会社かと思います。
大久保:
確かに、そうですね。ですから冒頭の北浜さんのお話の中にありました一般枠、障がい者枠というお話の中で、企業によってそこは違うので実際に企業の話をこうやって聞かないと分からないというところですが、障がい者だから、一般枠だからという区別がなく、皆さん同じ土壌で活躍しているというところですか。
小幡:
そうですね。
大久保:
ですが皆さんの思いはちゃんと伝えてくださいという、これは皆さんに共通して重要なところです。でもそうすると小幡さん、私は1つ気になるのが、次の質問にもあるのですが、となると障がい者の方はどのタイミングで、面接などで伝えたらいいのだろうと思うのですが、高尾さんお答えをいいですか。
高尾:
ありがとうございます。先ほど障がい者採用枠はないとお伝えさせていただいたのですけれども、だからといって、障がいのことを全く聞かずに入社いただくというのはご自身も不安になるかと思います。実はフローの中で選考コース相談会というものを実施させていただいていまして、パナソニックにご応募いただく際に手帳の有無について登録いただく場所があります。そこでありにしていただいた方にのみ、この相談会にはご参加いただく形になります。
ここで必要とする配慮や、ご自身がどういったことをしたいのかなどをお伺いした上で、マッチするところをご紹介させていただくような時間を設けています。
大久保:
では、一般枠とこれは流れとしても同じということですか。
高尾:
はい。基本的に同じで、そこで追加で相談会を設けている形になります。
大久保:
では、その場でご自身が配慮してほしいこともそうですが、ご自身がお持ちの障がいのこともきちんとお伝えする場が設けられているというわけですか。
高尾:
そうですね。
ですので、その場でお伺いした時に、例えばご自身が工場を希望されていたとしても、心臓機能障がいをお持ちでペースメーカーが入っていたりすると、工場で働くことがハード面でできないですとかどうしてもそのように難しい場所はあるので、そういったところをお伺いした上でマッチングを図っていくような時間になります。
大久保:
これはとても安心感があります。ご自身の中でやりたいと思っていてもその部分はここでないと難しいといったことが、選考の中でも相談できるという非常に貴重な機会があるのですね。ありがとうございます。ここまではよくお受けするご質問ということでお答えいただいたのですが、ここからは今日頂いていますご質問にお答えいただこうと思います。では、スライドのほうは配属先が気になっている方もいたので、そちらを出しておきます。それではご質問を、北浜さんは何か気になるご質問はありますか。
北浜:
ありがとうございます。
大久保:
たくさん頂いていますね。
北浜:
そうですね。質問箱のほうに結構頂いています。
大久保:
私がいいですか。
北浜:
どうぞ。
大久保:
手帳を持っていない、いわゆる発達障がいのグレーゾーンの社員の方はいらっしゃるのですかというご質問なのですが、いかがでしょうか。
小幡:
いらっしゃいます。
大久保:
いらっしゃいますか。
小幡:
いらっしゃいます。逆に言うと、グレーゾーンだからこそグレーゾーンとは言っていないとは思いますけれどもというところです。会社としても、把握できている範疇(はんちゅう)と、当然ご本人がおっしゃってくださらないと把握できないので、いらっしゃると思います。言ったらこのあたりが非常に悩ましいですよね。
会社としても把握できるところと、できないところがあるということなので、あくまでこの辺はこの方一人一人にもよりますが、その中で会社として配慮してほしいことがあれば発信をされるといいますか。上司にまず相談をする、そして上司で解決できなければ人事や会社の窓口に相談をするという形で、僕らは対応しています。
大久保:
ありがとうございます。どうなのでしょうか。企業側からは、確かにグレーゾーンは、ご本人はそうおっしゃっているので、もちろん企業側もどのような配慮が必要かといったことが分からない部分だと思うのですが、そういった方もいらっしゃるかもというような、人数としては把握ができませんか。
小幡:
はい。
大久保:
お伝えいただかないとできない部分です。
小幡:
はい。
大久保:
ありがとうございます。
小幡:
そこは悩ましいところです。
大久保:
そうですね。言っていただいて、配慮してほしいところは逆に伝えてもらえたほうがお互いにとってよいかという部分ですか。
小幡:
そうですね。お互いに知らない中で配慮を、なぜだろうとお互いが思いながら仕事をするのは、仕事の時間軸は長いです。学校などですと1年で終わってしまったり、2年で終わるということがあると思います。クラス替えなどがあると思いますが、会社は長いです。もし転勤しなければそこで5年~10年と終わりが、60歳を一つの定年とするまで全くもって終わりが見えない世界ですので、しんどくなるくらいであればお互いにはっきり必要なところはお話しいただけると、会社としても何かしらの対応はしやすいのではないかと思います。
大久保:
ありがとうございます。
高尾:
障がい手帳の有無にかかわらず、難しいことなどはできるだけおっしゃっていただいたほうがありがたいので、障がい者採用のところで不利になるということはありませんので、ぜひおっしゃっていただきたいです。
大久保:
ありがとうございます。そしてあと単純な質問、疑問ですが、と頂いていますけれども、枠がないということなので一般枠、障がい枠での入社によって配慮の質が変わるのでしょうかと頂いています。そもそも枠の区別がないと思いますが。
小幡:
ある意味一般枠、考え方はありませんが採用の入り口は分けています。先ほど高尾からも説明がありましたとおり、障がい者選考のルートでいくと配慮のことをお話しいただく機会があるので、会社が把握できます。逆に一般枠で言うと、選考の段階でそういった話を聞くことを想定していませんので、よほどご本人から発信をしていただかない限り把握できない可能性が大きいです。ですので、そういった意味で質は変わります。
会社として想定していなければ想定せずに配属してしまうかもしれませんので、それは逆におっしゃってくださったほうが、どちらの枠であったとしても言ってくださったほうがいいかもしれません。
それでもう少し突っ込んだ話をしておきますと、例えば選考の段階で配慮は要りません。ただし、実際働くタイミングになった時にここだけは何とかお願いしたいというような話がある場合もあると思います。そういう時はこの入社までの間に、僕らは当然入社までの手続きの中でも何か心配事項はないかという話は聞く機会があるので、そこでお話をいただく機会はあるかとは思っています。
ただ、配慮できるかどうかはその時点ではもう分かりません。当初から想定していないですし、そこだけが正直ベースで言うと悩ましいところです。僕らとしても後で言われても困るかもしれません。中身によります。
大久保:
高尾さんもおっしゃっていました、機会があるのでその場できちんと言ってもらえたら、きちんと配慮もしてご勤務いただくことができるということですか。
小幡:
そうです。
高尾:
そうです。
大久保:
北浜さん、すみません。私がたくさん時間を取ってしまいました。
北浜:
いえ、ありがとうございます。今のお話に付随してですけれども、結構学生の方から質問があるのが、どのタイミングでその障がいのことをお伝えしたらいいですかというお話が、今の話ですとやはり選考の早い段階で伝えてほしいということですか。
高尾:
そうですね。弊社の場合はエントリーの時点で登録がもうできますので、その時点でお伺いできるとありがたいです。
北浜:
ありがとうございます。
大久保:
ありがとうございます。あと、先ほど高尾さんからペースメーカーを付けてらっしゃる方のお話があったかと思うのですが、その方はどのような配慮を受けていらっしゃるのですかと頂いています。
高尾:
ペースメーカーを付けていらっしゃったり心臓機能障がいを持っていらっしゃる方の中でも、さまざまな度合いの方や、どのような配慮が必要かというのは本当にそれぞれ違っていたりするので、基本的にはペースメーカーを付けているからこの配慮をするという決まりはありません。それぞれの方にお伺いして、どういった配慮をしていくかというのはお話ししています。
大久保:
そうですね。ありがとうございます。あと発達障がいのところとも少し似てくるところにはなるかと思うのですが、外見から分かりにくい、精神障がいというところもあるかと思いますけれども、そういったものを抱えている方や、当時障がい者だったので手帳は持っていたのだけれども、今その障がいが落ち着いたのでいずれその配慮が必要ではなくなるというような方も、身体的だと終わりのない方もいらっしゃるかもしれませんが、配慮が要る要らないの段階ではありませんが。
難しい質問にはなると思いますけれども、それもエントリー、相談会の時にお伝えしていい、お伝えしたほうがいいということですか。
小幡:
非常に悩ましいご質問なのですけれども、本当に配慮が必要で障がいがある方も分かりやすく、この相談会で言ってくださいと、そして、そうではなく例えば一般枠でエントリーしました。でもやはり途中で心配になってどうしようかと思っている方がいらっしゃったら、面接の中で言ってください。全くそれは、僕らも比較的面接は1問1答で正しい答えをもらえたから合格といっているわけではありません。あくまで僕らはこのような仕事をしてほしい、そして皆さんはこのような仕事をしたいのです、実はこのようなスキルがあって僕はこのスキルを求めていてというところでのマッチングを図っています。
その中の一つの要素として、実はこのような仕事をしたいのだけれどもこういうところだけ自分は少し苦手なところがあり、それでもいいですかと聞いていただけたら、最初から分かっている話ですのでそれでもあっても、このようなスキルは僕らとしてもポテンシャルだと思うから来てほしいとなるのか、それだけですと僕としては配慮できないかもしれないから今回ご縁がなかったということになるかもしれません。厳しいことを言いますが、そこに合わせていきたいというのは正直なところです。
大久保:
ですがそれは障がい、一般関係なく本当にマッチングだということを、特に障がいの方はよくお受けするのが、障がいがあったから駄目だったのではないかや、それを理由にしがちなのですけれども、そうではなくその配慮がこの勤務地や勤務ですとできないからマッチングしないという意味のというところですか。
小幡:
そうなのです。
大久保:
ですから、障がいを持っているどうこうではもちろん時代的にもありませんが、特にパナソニックは枠自体を大きく分けているわけではなく、いろいろな部署でご活躍できるのでというところで、お伝えできるタイミングもいろいろあってといいますか。
小幡:
そうですね。面接の中でフリーに言ってもらったらと思います。
高尾:
そうですね。もちろん選考の時点でもおっしゃっていただければと思いますし、働き始めてからもし途中障がいで障がいをお持ちになった方などももちろんいらっしゃるかと思うのですが、そういった方も普段から上司とワン・オン・ワンのタイミングがありまして、そういったものも活用いただいてその中で聞いていただく、お話しいただくというタイミングもありますので、その点はご安心いただければと思います。
大久保:
ありがとうございます。あと気になるご質問としてはこちらも伺えればと思うのですが、インターンシップのご案内も北浜さんから冒頭していただきましたが、インターンシップに参加する際に、配慮してほしいことというものを伝えてもいいものでしょうかというご質問なのですが、いかがですか。
高尾:
もちろんです。選考と同じなので、もうエントリーするタイミングで登録する場所がありますので、そこでしっかり記入いただければ大丈夫です。
大久保:
受けられるインターンシップの内容が大きく変わるということではなくということですか。
高尾:
そうですね。内容は基本的に同じですし、一応障がいのある方向けのイベントなども実施していたりはするのですが別にそこだけに参加する必要はないので、一般のほうに参加いただいても大丈夫ですし、そのあたりは全く区切ってはいません。
大久保:
ありがとうございます。あと、先ほど配慮事項のところでもあったかと思いますが、海外の活躍の場のお話もありましたけれども、転勤をされる方もいらっしゃるのですかというご質問です。そこに関しても違いはありませんか。
小幡:
違いはありません。今会社の人材マネジメントの方向性としても、一人一人が自分で描きたいキャリアに対して、会社がどれだけサポートができるかということの方向に変わっていっています。会社が無理やり君はこちら、君はこちらという時代ではもうなくなってきていますので、それを先ほど高尾が申しあげましたようなワン・オン・ワンという形で上司と常にお話しをしながらキャリアを決めていくという中で、例えばチャレンジしたい場所が違った勤務地にあるのであれば、そういったことが実現されるかもしれません。そうではなく、そのままでできるかもしれないしということで、そこには特に制限はありません。
大久保:
あくまでもそこもマッチングではありませんが、枠が空いていてご活躍の場があってということであれば、活躍してらっしゃるのですか。
小幡:
枠だけ、枠もそうですし育成観点もあるかと思います。
大久保:
そうですよね。確かにキャリアを考えていった時にというところですか。
小幡:
やはりパナソニックの人材育成の一つのポイントは、場が人を育てるという感覚
があるので、単純に研修を受けて知識が付いたからステップアップではなく、その1つを仕事をこなしていく中で人は成長していくので、そういった割合が高いと思っているので、いろいろな仕事にチャレンジしていただくといったことは、その中の一つが転勤というか勤務地を変えるという選択肢になるのではないかと思います。
大久保:
なるほど、先ほど小幡さんのお話の中で海外でも障がいをお持ちの方が活躍されていたというお話がありましたが、その方はその海外先でまたその配慮ではありませんが、そういったことの話を……。
小幡:
はい、配慮が必要な、海外へ行っても日本と環境が違いますので、お医者さんへ行かなければいけないといったことで無理な場合は当然駄目ですが、配慮はできる範疇で仕事ができるのであればその可能性というのはありますし、逆にシンプルにもう障がいの有無ではなくその方がどのような仕事ができるかというわけですので、経済の理屈で言うと。そんな感じです。
大久保:
ですので、今回障がいを持っている学生の皆さんの就職活動についてお話を聞いているのですけれども、パナソニックの二方のお話を聞いていると、北浜さん、どちらがどうではなく、とてもそうした風土といいますか。
北浜:
思いました。
大久保:
パナソニックに入ってくださる皆さんが活躍できる場がいろいろなところであるのだというお話なのだなと、その一部が障がいのある方というだけという言い方をしているかもしれないけれどもととても強く感じています。
小幡:
そうありたいですし、環境がだいぶ整ってきたのではないかとも思います。働く環境も私が入社した20年くらい前ですと、やはり物理的にいろいろなものが処理されなくてはいけないということもありましたけれども、だいぶこのオンラインや在宅勤務など、働き方がかなりフレキシブルになってきたというのがあります。
そういった意味で、これは障がいがある方だけではなく一般その他の社員にとっても働きやすい環境になっているのかと思います。
大久保:ですが、だからこそ入る前段階もそうですが、入った後もちゃんとご自身のことを伝える場があるのだから言ってください、コミュニケーションを取っていきましょうということですか。
小幡:
そうです。
大久保:
その機会がとてもたくさんあるのだと感じるのですが、実際にそれで変わったことなどもおありなのですか。配慮していただきたいことが、こういうことがあるので、ではこちらのほうがいいでしょうかということではありませんが、対応や働き方が変わっていくというようなことも、個々人であるのですか。
高尾:
そうですね。大きく働き方が変わるというよりは、これは一例ですけれども一部の方はご自身の障がいに関する配慮は何が必要なのかといった一覧のようなものを作っていらっしゃって、それを毎年更新して上司の方と打ち合わせをして、その中で少しずつ変えていくというようなものをされている方もいらっしゃいます。
大久保:
配慮事項はご自身ではなかなか分からないという方もいると思います。特に発達障がいや精神障がいを抱えている方だと、何を配慮してほしいのかまでが分からない方もいると思いますが、北浜さん、そうした方は学生の皆さんでしたらどのような方に相談したりしていけばいいのですか。
北浜:
ありがとうございます。それで言いますと、今日も結構いろいろな自分の障がいの状況と合わせて質問をいただいている方もたくさんいますけれども、まずは学校のキャリアセンターが、皆さん利用先としてあると思いますので、何か自分で不安だといったことがあればキャリアセンターの方にまずは相談に行って、見ていただくことがいいのではないかと思っています。
今のお話を聞いていると、やはり自分で伝えていかないといけないので自分の障がい理解や配慮事項をちゃんと言語化して説明できないと、なかなかお互いにとってもったいないことになるのかと思ってお話を聞いていました。そのようなアウトプットする練習などというものも、今後はご自身1人でもちろん紙に書き出してやっていくのでもいいとは思いますが、キャリアセンターの大人の方を頼りつつ自分のことをちゃんと相手に伝える練習を、面接や書類選考などいろいろあると思いますが、やってみてほしいと思いました。
大久保:
その配慮事項を把握することがそもそも難しいという方もいると思いますが、パナソニックの社内でも、ワン・オン・ワンというお話がありましたが、上司の方と話したり、入った後に皆さんに相談されたりという方もいらっしゃるのですか。
高尾:
そうですね。上司とのワン・オン・ワンももちろんそうですし、一応相談室のようなものを設けていますので、そこにご相談いただく方もいらっしゃいました。そこには専門家の方が待機してらっしゃるので、そこでご相談いただくことももちろん可能です。
大久保:
なるほど、ありがとうございます。まだまだたくさんご質問をいただいていますが、そろそろ質疑応答のお時間を終了とさせていただきます。では最後にお知らせということで、北浜さんご案内をお願いいたします。
北浜:
ありがとうございます。まず今日いろいろなお話があったと思いますが、先ほど最初にご紹介したマイナビ2024チャレンジドのサイトで、本当にいろいろな最新情報を公開しています。今日のようなこういった講座の機会のご案内をしていたり、皆さんにとって一番新しい情報を届けられるようなサイトになっていますので、こちらを随時確認するようにしてほしいと思っています。それで実はこの障がいのある学生のためのウェブ講座というものを、地涌は5月くらいからシリーズ物で何回かやっています。
次回は一応ラストで2月の15日に面接対策編ということで、今日しっかりアウトプットしていくことが大事だと、非常によく皆さんも理解できたかと思いますので、そのあたりのポイントをしっかり2月に面接対策編としてお伝えしていきます。どのようなことを聞かれるのか、どのような対策をしたらいいのかというあたりを60分でしっかり伝えていきますので、ぜひご参加ください。それから3月の4日、5日です。チャレンジドウェブセッションという合同説明会のウェブ版のものがあります。
今日パナソニックの方のお話を聞いて、実際に企業の話を聞くのは非常に大事だということが、皆さんも本当に感じたのではないかと思います。このような感じで企業の方のお話を複数社聞くことができるような機会になっていますので、3月の4日と5日、土曜日と日曜日です。どちらか1日だけ参加といったことでも全く問題はありません。
2日間参加すると、その分特典が付いていたりいろいろあるのですけれども、まずはマイナビのイベントページや先ほどのチャレンジドのサイトだったりを見てみて、イベントの詳細をぜひご確認ください。実際この日に参加できるかどうか分からないという方も、まずは予約をしておいていただければ随時最新情報が届きますので、後からキャンセルもできますのでお気軽に予約をしてください。
それから最後ですね。もう少しだけお付き合いください。障がい者の就職活動に役立つ情報をしっかり受け取るために、逃さないためにという準備も皆さん徐々に進めていってほしいのです。もし今マイナビアプリが開ける方がいたら、ちょっと併せて見てみてほしいのですけれども、マイナビ2024アプリのオプションから会員情報の編集によって利用サービス欄を選ぶようなことができます。③のところです。障がいに関する情報もご自身の障がいの状態だったり、障がい者向けの情報を受け取りますかといったところをチェックすることができますのでここは必ず忘れないように、まだこのあたり整えられていないという方は、忘れずにお願いします。
登録した障がい情報に関しては企業にそのまま提供されるものではありませんので、あくまでマイナビが障がいのある学生向けのお薦め情報をお届けするというところで使わせていただきますので、ご安心ください。
大久保:
ありがとうございます。さまざまなイベントを予定していますので、皆さまのご参加をお待ちしています。では、最後になります。ここまでご参加いただいた皆さんに、パナソニックの小幡さんからメッセージをいただければと思います。
小幡:
はい。
大久保:
お願いします。
小幡:
皆さん、今日は1時間ご参加いただきましてありがとうございました。いかがでしたか。就職活動がこれから始まってくるかと思うのですけれども、たくさん今日もうセミナーの情報などがあったり、付いて行けるのかと非常に心配ですよね。実は僕らも今日もそうなのですけれども、うまく話せたかと毎日心配しながらこうしてこういった場に出させてもらっています。一方で、このシーズンにどのような出会いがあるかということで、それ以上にパナソニックの採用に関わるメンバーはわくわくしながら実は活動をしています。
ですので、ぜひ皆さんもいろいろな場に出て行っていただいて、いろいろな人と出会って自分の可能性をそこで見つけていただけたらいいと思っていますし、ここから先何十年も仕事をしていく一歩目です。非常に大事な一歩だと思いますので、そこに僕らもお役立ちできたらうれしいと思っています。今日は少しになりましたけれども、パナソニックグループのお話をさせていただきました。さまざまな活躍フィールドがあります。そして、いろいろなメンバーが働いています。
その中にはいろいろな夢を持って、このようなことがやりたいと思って頑張っている人がたくさんいます。ぜひ皆さんの夢も僕らにぶつけていただいて、一緒に仲間となって仕事ができたらうれしいと思いますし、そういった出会いが皆さんにもパナソニックだったらうれしいですし、パナソニックではなくてもそういった場が見つかればいいと思っていますので、これからしばらく大変な時期が続くかと思いますけれども、ぜひ頑張ってください。以上になります。ありがとうございました。
大久保:
ありがとうございました。ということで、以上マイナビTV編集部チャンネル、『障がいのある学生のための就活準備講座』は終了とさせていただきます。最後までご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。そして、貴重なお話を頂いたパナソニックの小幡さん、高尾さんありがとうございます。
小幡:
ありがとうございました。
高尾:
ありがとうございます。
大久保:
では、最後はカメラに手を振って皆さんとお別れしましょう。せーの、さようなら。

- 発達障がいかも?と思ったあなたへ ~学生生活につまずきを感じている人のための講座~
- 11/16配信
北濱:
学生の皆さん、こんにちは。本日も「マイナビTV」配信をしていきます。
本日のテーマは、「発達障がいかも?と思ったあなたへ~学生生活につまずきを感じている人のための講座~」で、60分お送りしていきたいと思います。
司会進行を務めます、マイナビキャリアサポーターの「北濱」と申します。どうぞよろしくお願いします。
本日の講座は3名のゲストの方にお越しいただいて、お送りをしていくのですけれども、その前に、まずはじめに「マイナビTV」の機能紹介をしていきたいと思います。初めて視聴する方も、こちらをご覧ください。
まずは、バナーから出席票の提出をお願いします。左下のオレンジ色のボタンから、出席票を提出できますので、忘れずにお願いします。それから、本日の講座は、しっかり2番、3番の機能を活用してください。何名かもう書き込んでくれていますが、チャットで本日の出演者や参加者の方とコミュニケーションを取れますので、ぜひ気になったことや質問を、お気軽にお寄せください。
最後の質疑応答タイムで、質問で多かったものに関して、ピックアップして回答していきたいと思います。
それから、3番です。個別に聞きたい質問に関しては、他の学生に見えることなく質問欄から投稿できますので、チャットの横の質問箱もあわせてご活用ください。
それから、「マイナビTV」では、毎月プレゼントキャンペーンを実施しています。選べるe‐GIFTやオフィシャル電子ブック、いろいろなものがプレゼントとしてあるのですが、11月に関しては、選べるe‐GIFT1,000円分のプレゼントを、キャンペーンとしています。ありがとうございます。今、バナーを左下に出しましたので、こちらから出席票を提出できます。それで、今、こちらのスライドに出している、選べるe‐GIFT1,000円分が、11月の出席票プレゼントになります。出席票を一度でも提出すると、e‐GIFT1,000円分がもらえるキャンペーンになっています。
プレゼントを受け取るための手順ですが、こちらの画面をご覧ください。まず、キャンペーンのエントリーが必要になります。その後、出席票を提出する、この2つをやっていただきたいです。エントリーと出席票の提出の順番は問いませんので、本日出席票を出して、この後、プレゼントキャンペーンにエントリーする流れでも大丈夫です。
出席票を提出するだけではなく、では、どこからプレゼントキャンペーンを押したらいいのかと言いますと、マイナビのWEBセミナーのページから応募できます。今、マイナビのWEBセミナーページをご覧いただくと、選べるe‐GIFT1,000円分と、分かりやすいバナーが出ていると思いますので、クリックして、キャンペーンへの応募も忘れずにお願いします。こちらのキャンペーンへの応募と、それから、本日の出席票を提出していただくと、選べるe‐GIFT1,000円分がもれなくもらえるキャンペーンになっています。
では、本日は、皆さんとチャットや質問箱などをうまく活用しながら、60分、いろいろな話を聞いていけたらと思っています。
まずはじめに、発達障がいの種類と障がい者枠での就職活動について、マイナビパートナーズの藤本さんからお話をいただきたいと思います。藤本さん、どうぞよろしくお願いします。
藤本:
株式会社マイナビパートナーズ、代表取締役の藤本と申します。本日はどうぞよろしくお願いします。
まずはじめに、私の自己紹介をさせてください。私は今、皆さんがご覧になられているマイナビを運営している、株式会社マイナビで7年間、採用責任者をしていました。その間に5,000人を超える社員を採用していまして、その中に、200人を超える障がい者の方がいらっしゃいました。その後、特例子会社であるマイナビパートナーズの設立に携わり、現在、代表取締役を務めています。
特例子会社とは、障がいのある方の雇用促進を目的に設立される、おもに大手企業が設立するグループ子会社です。障がいのある方が働きやすくなるよう配慮した、仕事内容、職場環境、人事制度、就業規則、サポート体制などが、一般の企業より整備されていることが特徴の会社です。
現在、弊社では184名の社員が働いていますけれども、そのうち143名の方に、何らかの障がいがあります。さらに、その中の約8割に当たる120名近い方が、精神、もしくは、発達障がいの方です。また弊社では、マイナビパートナーズ紹介という、障がい者の方に特化した人材紹介サービスを行っています。障がいの種類としては、ここでも、やはり発達障がいを持った学生さんの支援をすることが多いです。
私はこれまでの経験の中で、学生生活につまずきを感じている方、あるいは、就職活動がうまく行かない方に、たくさんお会いしてきました。実は、発達障がいが理由であることが多いです。多くの方が、ご自身が発達障がいであると知らずに、あるいは、発達障がいを疑いながら、どのようなアクションを起こせばいいのか分からずに、苦労されています。そこで、今回このセミナーを企画しています。
今回ご参加いただいている学生の皆さんは、セミナーのタイトルどおり、発達障がいかもと思っている方、あるいは、学生生活で困り事がたくさんある、に該当される方だと思います。先ほどお話しましたとおり、マイナビパートナーズには、たくさんの発達障がいの方が働いています。その方々は、皆さんと同じように、大学時代に自分の発達障がいを疑っていました。あるいは、たくさんの困り事を抱えながら生活されていました。
今は、発達障がいがあると分かり、自分の特性や苦手、得意なことを理解し、苦手なことに対する対処方法を身に付けていらっしゃいます。また、周囲に自分の特性を分かりやすく説明でき、適切なサポートを受けながら働いています。皆さんが、とても大事な当社の戦力です。
発達障がいを持った当社の社員には、共通する思いがあります。もっと早く発達障がいであると知っていたら、しなくて良かった苦労があったのではないか、です。
本日は、2人の当社社員が体験談を語ります。どのような経緯で、自身が発達障がいと知ったのか、知ってからどのような行動を取ったか、取った上で、どのようないいことがあったかを語ります。
また、皆さんはマイナビ2024に登録されていらっしゃって、就職活動に関する興味もおありだと思います。当社社員の2名からは、就職活動に関する経験談、アドバイスもありますので、お聞きください。2人の体験談が、皆さんにとっていいきっかけになれば幸いです。
2人の体験談の前に、私から、発達障がいとその種類について説明をしておきます。また、仮に障がい者手帳を取得し、障がい者枠での就職活動をする場合、通常とは異なった準備が必要になりますので、その点についても説明をしておきます。
まずは、発達障がいについてです。発達障がいとその種類について説明します。発達障がいとは、生まれつき脳機能の発達の凸凹が激しいことで、周囲の環境や人間関係とのミスマッチが起き、社会生活上の支障が生じる障がいです。発達障がいは、その特性や現れる困り事によって、大きく3つのタイプに分けることができます。
1つ目、注意欠如・多動症です。これは注意欠如・多動性障がい、「ADHD」と言われるものです。次に、自閉スペクトラム症、自閉症スペクトラム障がい、「ASD」と呼ばれるものです。次に、限局性学習症、学習障がい、「LD」と呼ばれる、この3つです。
最初の注意欠如・多動症ですが、これは年齢に比べて落ち着きがない、待てない、多動性、衝動性です。注意が持続しにくい、作業にミスが多い、不注意といった特性があります。
具体的な症状を少し多めに羅列しますと、落ち着きがない、他人の会話に割り込む、学校の勉強でミスが多い、課題や遊びなどに集中し続けることができない、気が散りやすい、自分の話ばかりして止められない、極端に飽きっぽい、思ったことを口に出し過ぎてしまう、忘れ物・なくし物が多い、計画的に物事が進められない、自分勝手、無遠慮と思われて友達ができない、いつも部屋が汚れていて片付けられない、出かけるまでの準備や服選びに時間がかかり遅刻を繰り返す、などが挙げられます。
次に、自閉スペクトラム症です。こちらは、言葉や視線、表情、身ぶりなどを用いて、互いにやり取りをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ることがとても苦手です。また、特定のことに強い関心を持っていたり、こだわりが強かったりします。
具体的には、物の配置・物事の順番・勝敗・自分のやり方に強く固執する、目を合わせない、人に関心を示さない、集団活動が苦手、かんしゃくを起こす、自分の興味があることばかり話し相互に言葉をやり取りすることが難しい、興味のあることには毎日何時間でも熱中することがある、初めてや、決まっていたことの変更が苦手などの症状が挙げられます。
3つ目、限局性学習症です。こちらは知的発達の遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」の能力のうち、1つ以上の習得活用に困難を示す障がいです。症状として、例えば「読む」であれば、行の読み飛ばしがある、読み間違うことが多い。「書く」であれば、文字を思い出せない、思い出すのに時間がかかる、書き取りや文章、作文を書くことが苦手、漢字の“へん”と“つくり”を間違う。「計算する」であれば、暗算ができない、計算する時に指を使わないとできない、算数の繰り上がり、繰り下がりが理解できない、九九を暗記しても計算に使えない、などが挙げられます。
ここまで、発達障がいの3つのタイプについて説明してきました。発達障がいの方が、医療機関で診断を受けて、ご自身が発達障がいであると自覚する以前には、できないこと、苦手なことに対して、「能力不足」、あるいは、「努力不足」と言われ、また、自身でもそう考えてしまって、自分を責めているケースがとても多いです。結果、肯定感が長く低い状態の人が、とても多いです。また、ご自身の育て方、愛情の注ぎ方に問題があったのではと、親御さんも自分を責めているケースが、とても多いです。
しかし発達障がいには、特性ゆえに困難なことがあります。それは、自分勝手でもわがままでもありません。また、その人が困った人なわけでも、怠け者なわけでもありません。また親のしつけや愛情の注ぎ方は、発達障がいの発症とは関係がありません。仮に発達障がいであった場合、正しい知識を身に付け、自己対処をすることで、困り事、失敗は軽減されます。また、周囲に適切な配慮を相談する力を身に付け、環境を調整することで、過ごしやすい場所をつくることができます。これは、この後の体験談で確認をしてください。
次に、障がい者手帳を取得し、障がい者枠での就職活動をする場合に、必要となる知識についてお話します。新卒の採用枠には、障がい者枠と一般枠があります。障がい者枠とは、就職活動時点で、障がいがあると企業に伝え、入社後は特性や症状に配慮を受けながら、働くことができるコースです。このコースの場合は、選考時に障がい者手帳の提出が必須となります。一般枠とは、病気や障がいのない方たちと同じ条件で、採用試験を受けるコースです。一般枠のみの企業も多いです。こちらは、応募条件さえ満たしていれば、どなたでも応募できます。
それぞれのメリット・デメリットです。障がい者枠のメリット・デメリットですが、まずメリットです。障がい者にとって働きやすい環境、支援体制が整っている場合が多いです。通院など、医療に必要な時間確保への配慮、障がい特性に配慮した作業内容、業務の進め方への配慮、支援スタッフの在籍、定期的な面談の実施などが挙げられます。また、障がい者限定雇用枠であることから、選考倍率が低いケースが多く、「一般枠より採用されやすい」と言えます。デメリットとしては、障がいに配慮し、難易度の高い業務はあまり課されない傾向がある、また、一般枠よりも求人が少なく、就活時に選択肢が狭くなる、給与が低い、また伸び率が小さいケースが多いことが挙げられます。
次に、一般枠のメリット・デメリットです。まずメリットは、障がい者枠よりも求人数が多いので、就職先の選択肢が広がります。また、与えられる業務の範囲も広いケースが多く、さまざまな仕事に取り組むことができます。結果として、障がい者枠よりも給与が高く、キャリアップができる傾向があります。デメリットとしては、選考倍率が高く、障がい者枠と比較して、採用ハードルが高くなる傾向がある、後ほど説明します合理的配慮を受けづらい、障がい者が障がい者枠で就職した場合に比べると、離職率が高いことなどが挙げられます。
最後に、障がい者枠での就活特有のキーワード、配慮事項について説明します。障がい者枠で就職した場合、合理的配慮を受けることができます。障がいや病気によってできないことに対して、必要かつ可能な範囲で、配慮が受けられます。そのため、面接では必ず企業側から、「入社後に希望される配慮事項は何ですか」と聞かれます。希望する配慮事項を面接時に伝えることは、ミスマッチを防ぐ上でとても重要です。
そして、希望する配慮事項を適切に伝えるには、自身の障がい特性に対する理解が重要です。同じ障がいであっても、特性の出方は人それぞれですので、特性が異なれば、必要な配慮も変わってきます。企業は、より具体的な必要配慮を確認し、対応可能なものかを判断した上で合否を決めたいと考えていますので、自身の障がい特性をしっかりと理解した上で伝えることは、求めている配慮に対応できる企業に入社し、働きやすい環境を手に入れる近道になります。
以上、発達障がいとその種類について、また、障がい者枠で就職活動をする場合に、知っておいてほしいことをお伝えしました。それでは、今の説明も頭に入れた上で、発達障がい当事者である、当社社員の学生時代から現在にかけての体験談を聞いてください。
北濱:
藤本さん、ありがとうございました。
ではここからは、マイナビパートナーズで実際に働く社員の方、2名にお越しいただいて、体験談と就職活動のポイントについて、お話をいただきたいと思います。
それでは、まずIさんからお話をいただければと思います。よろしくお願いします。
I:
よろしくお願いします。
それでは、私の発達障がいの体験談を始めさせていただきたいのですけれども、皆さんは、楽に、もうゆったりと聞いてください。チャットなどもどんどん、ゆるっとした感じで送ってもらえればと、私は思っていますので、何卒よろしくお願いします。
それでは、まず自己紹介からさせていただければと思います。私は2019年4月に、新卒でこちらの会社に入社しています。発達障がいの中でもADHDの「混合型」と言われるもの、また、ASDの2つを持っています。先ほど、ちょっと社長からお話があったと思うのですけれども、その症状の話を、そうです、そうですと思いながら聞いていました。
今回、皆さんにお話する内容は、大きく2つです。学生生活と就職活動の話です。私は、学生時代に発達障がいと気付いたので、その前後の話などができればいいかと思っています。就職活動については、発達障がいの人がどうしたかを、皆さんに理解していただけたらうれしいと思います。
では早速、学生時代のお話をしていこうと思います。私は発達障がいと判明する前から、すごく困り事がありました。何かと言いますと、私はとかく、単位が取れませんでした。もしかしたら、これを聞いている皆さんの中に、私もと思っている方がいらっしゃるかもしれません。私の場合はとても忘れっぽく、ちょっと提出物の存在自体を忘れてしまう、あとは、ゼロから考えるのがすごく苦手です。
私は法学部に入っているのですけれども、初めて法学に触れた時に、どうやって勉強すればいいのかが、まったく分からなかったのです。また、そもそもレポートの書き方がまったく分からなくて、もうレポートは何?の感じでした。また、異様な完璧主義で、「レポートが書けない」と言っている割には、完璧に書けないと提出したくないと思ってしまう、5分遅刻しただけで教室に入れなくなってしまう、など多々ありました。
その結果、どうなったかと言いますと、高校ではできていたので、誰かに相談することもできず、留年が決定してしまうのです。そのような私が、どうして発達障がいと気付くことができたのかの話をさせていただきたいです。
私は、4年生の時点で卒業ができなかったのではなく、2年生を2回やることが決定して、留年してしまったタイプの人間です。もう、そのことでさすがにヤバイと思った私は、教職課程の友人に相談します。ちょっとその友人がこういったことに詳しくて、「もしかしたら発達障がいかも」とおっしゃってくれました。そこで学内の相談センターに行き、そこから病院を紹介していただいて、病院で実際にテストを受けてみたところ、見事に「発達障がいです」と診断をされたかたちです。
そこで診断されたのですけれども、私は気付いて、すごく良かったと思っていることが一つあります。何かと言いますと、とかく単位が取れるようになりました。単位が本当に取れるようになりました。どのくらい取れるようになったかと言いますと、判明前の1年の平均単位数が14でした。もしかしたら、ヤバさが分かっていただけるかと思うのですけれども、GPAも1.8で、すごく低かったのです。なんと、判明後は1年の平均単数が33、GPAが3.3と倍になったのです。ちょっと棒グラフにしてみたのですけれども、もうグンと伸びているのがお分かりになるかと思います。
なぜ、こういったことが起きたかと言いますと、「私は発達障がいです」と言うことで、周りの理解が得られるようになりました。大学の先生に相談しましたら、わざわざ、レポート作成のためのテンプレートプリントをつくってくれまして。もう本当に、今でもその先生には大感謝です。また、授業の録音の許可をくださるなど、もう本当に皆さんが、いい先生ばかりだったと、今思います。
また、先ほど「テストを受けた」と言いましたが、そのテストによって、自分の得意、苦手が分かることで、対策がすごく講じやすくなりました。さらに、薬を服用することができるようになって、短期記憶がちょっと伸び、うっかりミスや物忘れがすごく一気に減りました。そのように、大学生活に関しては、割といい感じに進んでいった私なのですけれども、就職活動について、どのような感じだったのかをお話します。
最初に、軽く、発達障がいの人の就職活動についてお話します。正直、先ほど社長がおっしゃっていましたので、ふんわりとしかお話しませんが、障がい者の就職は、一般採用枠と障がい者採用枠があって、それぞれメリット・デメリットがあります。障がい者採用枠に関しては、一般企業の雇用枠や、特例子会社がある感じです。基本的には、先ほど社長がおっしゃったことと、ほぼ同じになります。
実際、私がどうやって就職活動を進めていったのかの話をします。当然なのですけれども、最初、自己分析から私は始めました。自分と自分の障がいについて考えました。最初に、障がい者雇用は関係なく、普通の自己分析について触れていきます。
私は、何がしたいのだろうということから、初めは考えていきました。できれば簡単な作業ではなくて、頭を使うことがしたい、お金を稼げればいいか、無理はしたくないと考えていました。何ができるのかです。私は、パソコンはできなくもない、また塾の先生のアルバイトをやっていたので、後進育成なども多分できると考えてみるなどです。あとは簡単な反復作業、工場の仕事は多分苦手で、先ほどのテスト結果から、短期記憶や空間把握が必要となる仕事は厳しいだろう、などとふんわりと考えていました。
ここからは、障がい者雇用特有の話になってくるのですが、その場合は、配慮事項をどうしても考えなければなりません。先ほど社長がおっしゃっていたので、配慮事項の説明は割愛させていただきます。当時の私は、何が配慮事項になるかすらも、分からなかったのです。ですので、他の人がどのようなことを配慮事項に挙げているのかを、手当たり次第に調べました。そして、右のかたちでリストをダーッとつくってみました。
その中から、私は自分に当てはまりそうなものをすべて取り入れて、配慮事項をつくっていきました。例えば、手書きが苦手なのでパソコン処理ができるようにさせてほしい、どうしてもうっかりミスが出てきてしまうので、チェックをきちんとやってほしい、などを配慮事項として挙げていくことにしました。
さて、自己分析ができたら、今度は企業研究です。とはいっても、障がい者雇用の場合、障がい者雇用枠でいくのか、それとも、一般雇用枠でいくのか、手帳が通らなければどうしよう、特例子会社は何だろう、などいろいろと考えなければいけなかったと思うのですが、もう私は、こういったことを考えるのは、すべて一度、諦めました。そして、どうしたかと言いますと、取りあえず枠などを考えずに、個々、別々な会社を見に行こうとの考えに至りました。
そこで、皆さんに私がお薦めしたいのは、合同説明会です。私はすごくいいと思います。たくさんの会社を一気に知ることで、情報が増えます。そうするとどうなるかと言いますと、会社を比較で選ぶことができるようになります。会社を比較で選べるようになると、何がいいかと言いますと、自己分析も同時に進んでいくのです。
どういうことかと言いますと、配慮はいいけれども給与は低い会社と、給与はいいけれども配慮があまりされない会社、自分はどちらへ行きたいかを考えることで、自分が求める最低限の基準や、さらに、いい基準も理解できるようになるのです。こういったことを考えることは、自分が一般採用枠か、それとも障がい者雇用枠が向いているのかを考えることにもつながりますので、たくさんの会社を一気に比較することはとても大事だと思います。また、合同説明会で気になった企業の説明会に行くことで、直接、企業の説明会に行くよりも、時間を無駄にしないで済むと私は考えます。ですから、合同説明会にとりあえず行ってみることは、すごくいいのではないかと思います。
そういった障がい者雇用において、私は皆さんに、1つ、注意事項としてお伝えしたいことがあります。何かと言いますと、これは障がい者雇用に限らずではあるのですが、就職活動は自分と会社のマッチングであると、すごくよく考えておいてください。自分が会社を選ぶだけではありません。会社が自分を選ぶだけではありません。両方です。
どういうことかと言いますと、私は、とある合同説明会で、ちょっとある企業さんのブースに行って、「私は発達障がいで、こういった配慮を求めているのです」と話をした時に、「ちょっと弊社では、その配慮を行うことができません」と言われました。これは、悪いことではありません。すごくいいことです。
なぜかと言いますと、実際自分が入社した後に、「やはりできませんでした」「やはりこういうことをしてほしいです」というミスマッチを防ぐことが、この時点でできています。また、入社してからではなく、採用活動の間の部分の時間も、きちんとこの時点で節約できているのです。自分の配慮事項をきちんと把握して、それを行うことができる企業を選ぶことはすごく大事です。
また、今のようにできない配慮も、もちろん当然存在しているのです。求める配慮以外で、できれば対処できないかも考えてみてください。例えば、週5で働くことが難しい配慮は、どうしても、いろいろな企業で断られてしまうのではないかと思います。ですので、例えば「テレワークでお仕事をすることができませんか」と聞いてみる、「休憩時間を多めに取らせてもらえませんか」など、相談してみてください。
そうして就職活動を進めていった私が、今の会社をなぜ選んだかを、お話させていただこうと思います。多くの特例子会社は、基本的には単純業務、反復業務を行われる企業さんが多いです。その中で、うちは「障がい者でも管理職になれる可能性がある」とすごく言っている企業なのです。ですから、私は頭を使って考えることができるかもしれないと考えました。
とはいっても、多少不安だったので、こちらの企業のインターンシップにお邪魔しました。うちの会社は、発達障がいの人がすごく多いのです。先ほど社長からもちょっと話があったと思いますが、障がい者雇用の社員のうち、約6割が発達障がいの人間で、なかなか珍しいのではないかと思います。ですから、発達障がいの配慮にすごく慣れている人が多いのです。実際、ほとんどの社員が笑顔で働いていて、自分が体験した業務も問題がなさそうだったため、こちらの会社に行きたいと考えました。
実際に働いてみて、私がどう考えたのかも、お話させていただけたらと思います。まず、私がこの会社に入って良かったと思ったことです。私は、思った以上に環境の変化が苦手でした。席替えなども含むのですけれども、そういったことが、入ってみて分かったのです。それは、やはり一般雇用でしたら、ちょっと厳しかったかと思います。ですから、こうやって入って良かったと思います。
また、メンバーも、上司だけではなくて、同僚も理解があります。もうそれを実際働いていて、周りの人間が気を使ってくれていることがすごくありがたいと思います。また、それなりの難易度の業務をやらせてもらっているのは、すごく幸運だと思っています。私は大学時代、プログラムなどは全然触れたことがなかったのですけれども、会社に入ってから勉強をさせていただいて、業務の自動化などに携わらせていただく、チームリーダー業務をやらせていただいて、後進育成に触れさせていただくなどは、本当に良かったと思っています。
気を付けてほしいことなのですけれども、まず一つ目は、どうしても給料はちょっと低くなるかと思います。すごく低いわけではないのですが、どうしても同年代の大学を卒業した子などには劣ってきてしまうかと思います。そこはちょっと、頭に置いておいてほしいかと思います。また、自分が配慮されるだけではなく、自分も他のメンバーを配慮しなければいけないことは、結構忘れがちになることですので、きちんと覚えておいてほしいと思います。
さて、それでは最後に、皆さんにお伝えしたいことが2つありますので、まとめに入らせていただこうと思います。1つ目、分からなくてもとりあえず動いてみてください。発達かもと思ったら、誰かに相談してみてください。友達でも、学校の先生でも、親でも、彼氏でも、彼女でもまったく大丈夫です。相談してみてください。
就職活動をどうすればいいか分からない、自己理解はどうすればいいか分からない、他の人はどうやっているのだろう、そもそも発達障がいは何だろう、調べてみてください。企業研究が分からない、合同説明会に行ってみてください。『四季報』でも何でもいいです、何か情報を集めてみてください。何が分からないかが分からない、もうこれを聞いている皆さんは、もう本当に偉いです。こういったセミナーを聞くことは本当に大事です。また、大学の先生に相談してみることも、すごく大事です。もう動かないことが、一番良くないと私は思います。取りあえず行動してください。迷ったら情報を集めてください。
2つ目、就職活動はマッチングであることを忘れないでください。自己分析、企業研究はとても大事です。両方をきちんとやってください。特に配慮事項はすごく大事です。自分が求めていること、会社ができることをきちんと考えてください。雇用枠ではなくて、会社で考えてください。その会社が自分とマッチするかを、自己分析、企業研究と合わせて考えてください。マッチングミスを防ぐための就職活動になるように頑張ってください。
これで、私の発表を終わりにさせていただきます。皆さん、ご視聴ありがとうございました。
北濱:
Iさん、ありがとうございました。いろいろなチャットや、質問箱もいただいているのですけれども、質疑応答に関しては最後の時間を使って、いくつか聞いてみたいと思っています。Iさん、ありがとうございました。
では続いて、もう一名、ゲストとしてお越しいただいている、マイナビパートナーズのNさんよりお話をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
N:
それでは、私の発達障がい体験を発表させていただきます。
皆さま、こんにちは。マイナビパートナーズでデータ入力業務をしています、Nと申します。社会人経験は5年目です。私の障がい名はADHDです。特性は不注意、深く考えずに発言する、雑音で集中できない、アウトプットが苦手、集団行動が苦手なことです。私は一般就労後に、発達障がいと発覚しました。
目次です。1、大学での困り事。2、就活での失敗。3、仕事での失敗。4、障がいを受け入れた新しい人生。5、特例子会社で働いてみて。6、結び、行動を起こす必要性、以上の内容でお送りします。
1、大学での困り事です。私の専攻は土環境がメインの環境系でした。GPAは3.2以上、学科内でもトップ5に入る成績を収めました。つまり、インプットは得意でした。しかし、大学時代は障がいに気付いていなかったため、困り事がありました。私は卒業研究が、全然できませんでした。例えば、どの卒論テーマにするかが思い付かない、何が必要か迷う、いつまでにどの実験を終わらせればいいのかが分からない。つまり、スケジューリングができないのです。そして、卒論の書き方、構成が分かりませんでした。
これらの理由で卒業研究がまったく進まず、なんと私は、卒業研究を締め切り前の3日間で徹夜して、提出してしまいました。皆さまが私のようにならないように、反省点をお伝えします。卒業研究ができなかった原因なのですけれども、私は、計画性と抽象的なものに弱い特性でした。そのため、計画的に卒業研究を組み立てられませんでした。つまり、自分で考えてアウトプットすることが苦手でした。ただ、卒業研究を振り返ると、分からない、できないのであれば、過去の卒論を参考にする、書き方や構成を学ぶ、教授や学生支援課に相談するなど、さまざまな対処方法がありました。つまり大事なことは、独りで抱え込まないで、正直に助けを求めることです。 これは社会に出ても同じです。皆さまは覚えておいてください。
2、就活での失敗です。そして私は、特性の対策をしなかったため、就活で大失敗しました。面接では、私はなんと40社も落ちてしまいました。私の失敗体験をお伝えします。
ある時、面接で「最近、泣きましたか」と問われました。この質問に対し、私は「アクション映画で泣きました」とだけ答えてしまいました。
つまり、単純な事実のみだけを答えてしまいました。またある時は、とあるIT企業を受けた際に、「他にどの会社を受けていますか」と質問されました。その時、私は「A社、B社、C社です」と、当時受けていた会社6社を羅列してしまいました。また、異業種である金融業界も述べてしまいました。
うまくできなかった原因なのですけれども、振り返ると、面接中の私は、質問を言葉どおりにとらえてしまう特性が顕著に、発生していました。そのため、質問の意図を読み取れず、即答してしまっていました。ちょっと就活のミスや卒業研究の失敗で、私は発達障がいなのかと自覚がありました。今、もう特性が失敗の原因と気付いた時点で、行動を起こすべきだったと思います。
例えば、面接で特性が現れたら、キャリアセンターで面接の練習をするべきでした。きっとうまくいかない原因を指摘してもらって、対策を一緒に考えてもらえます。大事なことは、自分の特性、うまくいかないことを理解し、対策を立てることです。面接では、焦って返答する必要はありません。落ち着いて、自分の考えで返答しましょう。そして、面接には面接官の意図が隠されています。面接官が求めているものを考えて、自分の自己アピールを交えて、返答するべきだったと反省しています。
例えば、泣いた質問ではこう回答するべきでした。映画の中の好きなキャラクターが、自分を犠牲にして仲間を守るシーンで泣いたのですけれども、「私は、その時キャラクターの優しさ、貢献心に感動しました。私も仲間や家族が困っている時は、全力で助けようと決めました」と述べれば、自分の気持ちが動いた理由を説明できて、自己アピールにつなげることができます。
また、他の選考中企業の質問についても、私の場合、社会に広く貢献できる企業を志望していました。例えば、「金融業界であれば、お金を通して企業の成長に大きく貢献できます。IT業界も、システムを通して世の中が便利になります。どちらも社会に広く貢献できる業界です」と説明すれば、一貫性のある軸と理解されます。
そして、今挙げた事例のように、障がい診断を受けておけば、特性の対策を立てることができました。発達障がい診断を受けなかったのは、診断された場合、周囲からの視線や扱いが変わることが怖くて、相談や診断に踏み出せませんでした。しかし振り返ると、大学時代に行動を起こしておけば、コミュニケーションでもやもやすることもなく、就活と卒業研究も対策を講じることができました。正直、今も行動を起こさなかったことを、激しく後悔しています。
3、仕事での失敗です。そのような私なのですけれども、何とか内定をもらい、社会人デビューをします。しかし、問題がたくさん発生しました。私は初めての職場で、周囲を見渡せる席を与えられました。職員室の端を思い浮かべてください。そこでは視界に多くの物が映り、周囲が気になってしまいました。そして、職場はひっきりなしに電話が鳴り、集中力が低下してしまいました。
つまり、情報過多によって、脳が処理しきれないのです。これらの原因で、たくさんミスをしてしまいました。ある時、上司より資料の作成を依頼されたのですけれども、相談せず、思い込みで仕事を進めてしまいました。その結果、上司の意図と違った資料を締め切り間近に提出してしまい、注意され、急いでつくり直したことがあります。
他にも、私は考えずに会話を進めてしまうため、相手の意図やビジネスマナーを無視した発言を行ってしまいました。例えば、「ちょっとその仕事は自分には不可能です」「職場のリクリエーションより、プライベートのほうが大事です」などと返答してしまいました。そして、感情が顔に出やすかったのです。例えば注意を受けた時に、もうこの感じで、ちょっとむすっとした顔をしてしまいました。そのため、相手に不信感やイライラを与えることになりました。
ミスが連続した結果、上司からある時、厳しく感じる言葉で指摘がありました。もうそれがプレッシャーになって、不安が増して、私はショックを受けたので、これから対策を講じて、ミスを生じないと心がけるようになりました。しかし、ミスをしてはいけない、ミスをしてはいけないとかえって仕事に集中できず、資料作成がはかどらない、一つのミス改善に集中したせいで別のミスをするなど、結局、注意されることになりました。ひどい時では、なんと、5日間も同じようなことが続くこともありました。
そして、自分はミスを直せない、仕事ができない駄目な人間だと自己嫌悪に陥りました。体重も落ちて、見た目もやつれてしまいました。現在・過去のトラウマを思い出す、二次障がいも発生してしまいました。私の場合、映像で注意された場面や、ミスをした場面がフラッシュバックしてしまいます。そういった二次障がいなどもあり、このころはまさしく、人生最悪の日々でした。
4、障がいを受け入れた新しい人生です。そのような私なのですけれども、心療内科を受診し、ADHDと診断されました。それまでの自分は、激しい自己嫌悪に苦しんでいたのですけれども、発達障がいが原因と知り、気分がかなり良くなりました。そして、診察により、大学やそれ以前の過去の失敗も、障がいが原因と知り、自分の人生に納得することができました。また、知能テストで自分には得意な分野があることを知り、自信を持つことができました。私の場合、得意分野はパターンが決まった仕事と、処理スピードが速いことが強みです。
そして、主治医より、今の仕事は特性上、不向きとされて退職を決意、障がい者手帳を取得し、新しい人生のスタートを決めました。再就職を考えた時に、一般就労を選んでも、また失敗して傷つくかもしれないと思ったので、適切な配慮を受けられること、障がいに理解がある環境を望んでいたため、障がい者雇用での再就職を目指すことにしました。障がい者手帳の取得により、心療内科の受診料と薬品代を減額することができました。また、福祉サービスを受けやすくなる、減税されるなどのメリットもあります。私は、投薬と医師のカウンセリングにより、自分の障がいによる困り事と向き合いました。
退職後は、障がい者のための就職に向けた支援を受けられる、就労移行支援事業所に通いました。ビジネスマナーを学び、障がい特性の理解、職業訓練などに励みました。特に良かったのが、他の障がいを受け入れた人と知り合えたことです。障がいのある人が自分だけではないと勇気を持てましたし、内面を分かち合えて、心が楽になりました。
そして、社会復帰の準備を終えて、就職活動をスタートしました。私は、障がい特性で仕事をする上で難しいことを説明し、きちんと仕事をするために、必要な配慮事項の説明を心がけました。私の場合ですと、集中力を上げるための耳栓と、トラウマを思い出した時の休憩時間の説明を心がけました。そして内定をいただき、マイナビパートナーズに入社、4年間、元気に勤務しています。社員全員がお互いの障がいを認め合い支え合う、素敵な会社です。
5、特例子会社で働いてみて、です。私は周囲の雑音が気になる時は、耳栓を着用しています。また、パーテーション、小さい壁のようなもので視界をクリアすることも可能です。通院休暇が制度として認められています。そして希望者は、上司と面談することが可能です。私は障がいや仕事の困り事を相談し、アドバイスをもらっています。現在、私はメンバー8名のチームのリーダーとして働いています。具体的にはスケジュール作成、データ入力案件の受注判断、依頼者との交渉、メンバーの担当決め、メンバーの相談やサポートを行っています。私のチームは優秀な方ばかりで、お互いがリスペクトし合う、素敵なチームです。
6、結び、行動を起こす必要性です。私は大学時代、障がいを認めなかったので、障がいを認める怖さは十分理解できます。でも、何もしなければミスを連発し、周囲とあつれきができて、二次障がいが発生するだけです。私は行動を起こしておけば良かったと、深く後悔しています。そして、本当の自分を認めることには勇気がいりますが、それは弱さではありません。何も恥じることはありません。障がいを認めて、皆さまに行動してほしいです。
今思うと、大学時代に行動を起こすことができました。例えば、大学のキャリアセンターや相談課の利用、家族、教授、友達などの信頼できる人への相談、心療内科の受診、障がい者の就活方法を調べる、面接や特性の配慮事項などです。つまり、在学中に自分の困っている部分に気付き、対処方法を知ることが大事です。私の場合は、障がいをカミングアウトしても、友人と以前と変わらず仲良くできています。皆さまが行動を起こしてくださることを願っています。
そして、大学は社会の予行練習と考えましょう。ゼミやサークルは仕事でのチームワーク、レクリエーションにつながりますし、卒論は資料づくり、社内外でのプレゼンにつながります。大学で努力した分、社会人になったら経験を生かして余裕ができ、評価されます。逆に、社会人になって学び直すことは、時間が少なくて苦労することです。実際、私はとても苦労しています。完璧でなくてもいいです。将来のために、今、努力しましょう。
そして、障がいがあるからといって、特例子会社だけが就職先ではありません。大事なことは自分の特性を理解し、対策を立てることです。その上で、自分が本当にしたい仕事、働きたい環境で未来を決めましょう。人と違っていても、それは弱さではありません。あなただけの強さが必ずあります。強さに気付いて、自信を持ってください。ご清聴ありがとうございました。
北濱:
Nさん、ありがとうございました。
お2人のゲストのお話を聞いて、皆さんはいかがでしたか。藤本さんにも一言、コメントをいただこうと思いますが、いかがですか。
藤本:
2人の話を聞いて、皆さんはどのような印象を持たれましたか。それぞれきっかけは違いますけれども、困った際、疑問に思った際、人からアドバイスを受けた際に、行動を起こしています。皆さんも、起こそうと思っている行動に対して、もし少しでもためらいがあるなら、まずはそのためらいを捨てて、一歩動き出す、実際に行動を起こしてみてはいかがでしょうか。2人の経験談が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
北濱:
藤本さん、ありがとうございました。
たくさんチャットや質問箱も寄せていただいているのですけれども、この後の質疑応答に移っていく前に、いくつかお知らせをしたいと思います。皆さんが今、気になることがあれば、質問箱やチャットにお寄せください。
本日は、2人の方にゲストとしてお越しいただいてお話をいただいたのですけれども、マイナビ2024の中には、チャレンジドという、障がいのある学生のためのサイトもあります。皆さんは、これをご覧になったことがある方もいらっしゃるかと思うのですが、先輩たちの就活体験談、就活マナーや志望動機のつくり方など、コンテンツもたくさん含まれていますので、「マイナビTV」のご視聴だけではなく、こういったサイトもうまく活用してみてほしいと思います。実際に企業を検索する時にも、障がいへの配慮検索などもできますので、こちらもぜひご活用ください。
そしてもう一つ、マイナビパートナーズもあります。障がいのある大学生・社会人の方のキャリア支援に特化した人材紹介、エージェントのサービスになっています。障がい当事者の方と一緒に働く経験をしているマイナビパートナーズだからこそ、カウンセリングをしながら、実践的なアドバイスをするサービスになっています。こちらも気になる方は検索をして、ぜひ、一度見てほしいと思います。
それから、本日のような講座です。「障がいのある学生のための就活準備講座」のタイトルで、これからあと2回予定をしています。実際にゲストの方を招いて、お話をいただく機会もあります。12月16日、2月15日です。シリーズもので、あと2回予定をしていますので、気になる方は、マイナビのWEBセミナーのページからも予約ができます。ぜひご予約の上、視聴をしてください。
そして、質疑応答に移る前に、あと2つお知らせです。1つが、3月4~5日に、障がいのある学生のための合同会社説明会が開催されます。先ほどIさんも、「合同説明会はすごくいいものです」とお話があったかと思うのですが、そういったものが3月にも開催されますので、まだ予約していない方は、ぜひ、してみてください。もし参加が厳しくなったら、キャンセルもできますので、早めに予約をしておくと良いかと思います。今、ちょうど左下のバナーも、この3月4~5日のイベントのページにつながるものに差し替えましたので、気になる方はクリックしながら、中身を見てみてください。
そして、質疑応答前のお知らせの最後です。障がいのある学生の方向けに、いろいろなお役立ちの情報を、マイナビからはいつも配信をしています。その情報を受け取るために、皆さんでご希望の方は、ご自身の会員情報をご覧ください。マイナビアプリのオプションを選択して、会員情報の変更をクリックしてみてください。そこから利用サービス欄で、無料で障がい者のための情報提供を希望しますかとの欄がありますので、チェックを入れる、あとは、障がい者手帳の有無によって選択できるようになっていますので、ご自身の状況に合わせてチェックをしていただくと、より自分に合った情報が受け取れるようになっています。希望者は、ぜひこちらのチェックも忘れずにお願いします。
といったあたりで、今後のお知らせもいくつか踏まえまして、たくさんチャットや質問箱もいただいているのですけれども、お時間の許す限り、質疑応答タイムにしていきたいと思います。いろいろな質問をいただいているのですが、割と、皆さんに共通して多いものからピックアップして、Iさん、Nさんの2人に聞いていきたいと思います。
まず、質問箱を見ていると、障がい者手帳に関していくつか寄せられているので、ちょっとその中から質問をしたいと思います。発表をいただいた順にお伺いしたいのですが、質問が、手帳を取ろうと思った時の、最後の一押しになった理由は何ですか、です。お2人はいかがですか。
I:
映画が安くなることです。さすがにそれは冗談なのですけれども、私の場合は、本当に就職活動に必要だったから取ったことが、すごく強くて。どうしても、一般雇用ではなくて、障がい者雇用に進もうと思った時点で、私は取りました。
北濱:
ありがとうございます。Nさんはいかがですか。
N:
私の場合ですと、手帳を取得することによって、福祉サービスと医療サービスが受けやすくなることをちょっと目的にしました。あとはやはり周囲からも、障がいを持っている方と認められることを望んでいたので、取得しました。
北濱:
ありがとうございます。
藤本さん、手帳を取得するのに、少し時間がかかったりもすると伺ったことがあるのですが。
藤本:
そうです。申請から何カ月かかかると思います。就職活動の時点では、最低でも申請中であることが障がい者枠で就職するために必要になってきますので、そのための準備は、もし行動を起こす方がいらっしゃるのであれば、早めに進められたほうがいいかと思います。
北濱:
ありがとうございます。手帳を取得するまでの期間の質問なども来ていたので、少し藤本さんにお伺いしました。ありがとうございます。
お時間的に、もう一つぐらい質問にお答えいただきたいと思います。やはり質問箱を見ていると、選考に関するものもいくつか来ています。特に面接です。また発表順でもよろしいですか。Iさんからお願いしたいのですが、質問は、障がい者雇用の面接でよく聞かれるもので、事前に対策しておいたほうがいいことはありますか、です。事前の対策の質問です。
I:
先ほどスライドでも触れたのですけれども、やはり配慮事項については、絶対まとめておいたほうがいいかと思うのと、私の場合なのですけれども、ストレスの発散方法を聞かれました。すべての企業で多分、障がいの人はストレス耐性があるかどうか、気になることがやはり多いと思うので、それを大変聞かれたと思います。
北濱:
ありがとうございます。Nさんはいかがですか。
N:
やはり特性と配慮事項については、とてもよく聞かれました。特に配慮事項なのですけれども、「配慮事項があることで、自分はきちんと仕事ができます」と前向きに答えるようにしました。皆さんもそうしてみてください。
北濱:
ありがとうございます。お2人のお話の中にも、ご自身の障がいについての理解、整理もあったかと思いますので、そのあたりも面接に向けての準備として、しっかり整理をしておいてもらいたいと思います。
お時間的に、もう1問ピックアップをしても良いですか。たくさん質問が来ていて、ちょっと入社後のことについてもいくつかありますので、お答えいただきたいのですけれども。では、また発表順で、Iさんからお願いします。入社してから、障がいの特性が出て苦労したことです。先ほどのお話と重複することも、お2人にあるかもしれないのですが、改めて苦労したこと、入社して悩んだことなどがあれば、教えていただきたいです。
I:
隣に社長がいる上で言うのも、ちょっと心苦しいのですけれども、私は最初に入社して困ったのは、社長から、入社おめでとうのメールをいただいた時に、その返信で何と言えばいいかが分からなくて。多分1時間以上、余裕で時間をかけてしまって、会社でギャン泣きしました。本当に感情発露がやはり抑えられないので、その時は、当時の課長さんに本当にご迷惑をおかけしました。
北濱:
なるほど、ありがとうございます。Nさんは、いかがですか。
N:
私は、入社3カ月目までは、ちょっと自分の特性のせいでミスをしてしまいました。そういった時は、もう自分を否定するのではなく、まず受け入れましょう。その上で周りと相談して、対策を考えることが大事です。仕事は独りではできません。仕事をする上で大事なことは、周りに正直に頼ることです。皆さんもそうしてみてください。
北濱:
ありがとうございます。実際に働かれているお2人からの回答で、皆さんも参考になることがあったのではないかと思います。たくさん他にもいろいろと質問はいただいているのですけれども、ちょっとお時間の関係ですべてに答えることができませんので、以上とさせていただきたいと思います。ご質問をいただいた皆さん、回答をいただいた3名の方、ありがとうございました。
いろいろな質問が寄せられているのですけれども、皆さん、本日ここで回答してもらえなかったという方も、分からなかったことをそのままにせず、やはりキャリアセンターの方に一度相談に行ってお話をしてみる、周りの方に相談をしてみるなどで、本日生まれた疑問を、そのままにはしないようにしていただきたいと思います。この後、また12月、2月と講座もやっていますので、そこでも、気になる疑問などを解消できる機会にしていただけたらいいかと思っています。
では、あっという間に1時間が経過しました。聞いていただいた皆さんも、いかがでしたか。今、先ほど、ちょうどチャット欄にアンケートを表示しました。4問と短めの簡単なアンケートになっていますので、ご退室の前に回答の上、ログアウトしていただけるとうれしです。本日の講座を聞いてみて感想や、どのような行動を起こしてみようと思いましたかといったアンケートになっていますので、ぜひ回答をお願いします。
それから、今、チャットにもお送りしましたが、本日のアーカイブは、またマイナビチャレンジドのサイト上で公開予定です。聞き逃しがあった方は、そちらからまたご覧ください。それでは皆さん、60分、時間いっぱいありがとうございました。学生の皆さんも、最後までご視聴いただきありがとうございました。それでは最後は、手を振ってお別れしましょう。ありがとうございました。

- これで安心!発達障がい・グレーゾーンの学生向け「面接準備講座」
- 10/30配信
この度はマイナビチャレンジドWEBセッションにご参加いただきましてありがとうございます。この時間は、障害者雇用で就職活動の準備を考えてらっしゃる方向けにお役立ちの情報をお伝えしてまいりたいと思っています。
これからの30分は、「発達障がい・グレーゾーンの学生向け 面接の準備の仕方」というテーマでお話をしてまいります。
初めに注意点いくつかございますのでお伝えしていきます。
今回のセミナー基本的には個人情報は出てきませんけれども、ただチャットなどでお話が出てきた内容について他で話すということはしないようにお願いいたします。録音・録画はご遠慮ください。感想などありましたらチャットにぜひ書いていただけると、私も非常に嬉しいです。他の方にもチャットは見えますので、他の方の参考にもなると思います。
あとご質問などある場合は、質問箱にご連絡ください。質問箱は他の方は見ることができないので私だけが見ることができます。
最後に5分ぐらい質疑応答の時間をとる予定ですので、可能な範囲で、そこでお答えしていこうと思っています。
本日の予定です。
本日のゴール・目標です。面接準備の基本を学び、そのためにすることのイメージを作ることがまず一つです。
次に、発達障がい、ここにはいわゆるグレーゾーンの方も含まれますけれども、発達障がいの学生にとって、面接準備の仕方のやりやすい方法を知る。これが二つ目のゴールです。
そのゴールに向けて本日話題としては三つご用意をしています。
一つ目は、履歴書の書き方、ここは特に障害特性について、発達障がいの障害特性についてどうやって書いたらいいのかということをまずお話していきます。
その後、想定問答の重要性についてお話していきます。
想定問答って聞いたことない人もいるかもしれませんけれども、とても重要なので今回ぜひやり方を知って、ご自身なりに準備をしていただけるといいと思います。
最後に面接練習のコツについてお話をしていきます。
まず最初に、当社「Kaien」と言いますけれども、Kaienのご案内です。
当社は発達障害と強み、それから仕事というこの三つのものが重なるところで仕事をしている会社です。
図の左の上の方に「ガクプロ」というのがありますけど、これは学生支援をしている大学生、専門学校生の方々を支援しているサービスですとか、その右側、就労移行支援といって障害福祉サービスとして就職活動に向けて、職業訓練をしたりとか、その後の就職活動の手伝いをしたりとかってお仕事をしたりしています。
あるいは下にある「マイナーリーグ」というのは、これは発達障害の方向けの求人サイトですのでなかなか発達障害の方、就職活動するときに求人見つからないなってときは、マイナーリーグもぜひご検討いただくと良いと思います。
本日私「藤川」が担当いたします。
普段は先ほどお話したガクプロというお仕事を担当しておりまして、発達障害があったりコミュニケーションが苦手だなという学生の方の支援をしています。保護者との面談を、ご利用者の方の保護者の方々との面談を年間100件以上やったりとか、あとは大学での講師とかも結構やらせていただいております。
本日の話に入る前に就職準備に関するピラミッドというのをご用意しております。
一番下に「自己分析」というのがあって順々に積み上げる形になっています。
自己分析から適職探し、それから履歴書の作成、企業を選んで、想定問答を作って面接練習やって応募して、最後内定というふうになります。
これは必ずしも一方通行ではなくて、特に自己分析というのは常にするものです。
なのでこのピラミッドというのは、下に行くほど時間をかけた方がいいよというふうに思っていただくと良いと思います。
今日はこの内の「エントリーシート・履歴書の作成」、それから「想定問答の作成」で最後に「面接練習」といったところをお話していくつもりでおります。
ただ先ほどお話したように自己分析というのは常に必要なことですので、例えば履歴書書くときとか、面接練習をしてるときとかも自己分析を意識されることをおすすめします。
まず最初に、一般枠と障害枠で就活準備に関するスケジュール、どこが共通してどこが違うのかというのを確認していきます。
最初に、一般枠で就活される方、学部の1年生から3年生の間とか大学院に進んだ方は修士の1年のときとかに、インターンシップに行かれる方が多いと思います。
おおむね例えば学部の3年生の2月までは、インターンシップがあります。3年生の8月からインターンシップが増えてきて、夏から増えてきてそれから秋冬にかけてインターンシップ継続していくという感じで進まれるかと思います。
3月から本格的に事実上の就活がスタートをしていきます。
面接、一般枠の場合は3年生の3月から翌年4年生になって5月6月ぐらいに面接のピークが迎える人が多いんじゃないかなというふうに思います。
一方で、障害枠の場合、まずインターンシップに関して、ここは一般枠と基本的には変わりません。
学部の1年生から3年生の間とか、それから修士の1年生のときにインターンシップに行くとこところは変わりません。
応募に関して言うと、3年生の3月ごろから障害枠向けの面接会が増えてきます。最近はオンラインも増えていますし、あとは大きな会場で面接会をやったりとかというのもご覧になった方がいらっしゃるかもしれません。
その面接会、身体障害の方を対象にしたものであることが結構多くて、発達障害の方の場合は、なかなか「ここを受けたいな」と思っても、そこで実はその会社は発達障害の方を受け入れる準備はまだできていなかったりということも少なくない、というふうには聞いてはいます。
その点発達障害の方向けの求人、新卒の求人に関しては4年制学部の4年生の夏以降に増えてくる傾向があります。
ですので、面接自体は、先ほどお話した身体障害の方向けの面接会ですとか、あるいは一般枠の面接会とかに参加をして、早めから面接を受け始めるのは、経験積んでいくという意味ではとてもいいことだと思うんですけれども、あまり焦らず、実は4年生の夏から秋がピークになるんだよというふうに思っておいていただくといいと思います。
なので、障害枠の場合はまずしっかり就活準備をしていくことがすごく大事です。
焦らずいきましょう。それから相談することがすごく大事です。ご自身一人ではなかなかやり方わからなかったりすると思いますので、大学の就職課とかキャリアセンターとかそういったところを活用していくことをおすすめします。例えば1ヶ月に1回とか2週間に1回とか定期的に相談をしていってください。
では次に、エントリーシートと履歴書の作成についてお話をします。特に結構皆さん書くのが苦手というふうにおっしゃる志望動機についてですね。
まず志望動機をするにあたって自己分析を生かしていくということが大事です。
先ほど話をした「自己分析はとても大事」というのはこういったところも出てくるわけですね。
ご自身がしたいこと、好きなこと、興味があること、普段時間をよく使っていることというのを考えてみるといいかもしれません。一方でご自身ができること、得意なこと、経験してることというのも、これもすごく大事です。
これまでの学生生活とかアルバイトとか様々な経験されている、ただ2年間、ちょっとね、リモート期間だった方も多いと思うのでそんな経験ないよって人もいるかもしれませんけれども、先ほど話したように、自己分析をしていく中で、小・中・高・大学・専門学校とかその期間で広く見ながら、ご自身のどんなことができるかなとかというのを見ていく、得意なことって何かなというのを見ていくというのはすごく大事です。
そのときに、観点として「ストレス少なくやれる仕事」という観点というのもすごく良い観点だと思っています。
ストレスがなるべく少なく仕事をして、好きなことは仕事が終わった後にやる、それで生活を充実させてる方というのは世の中に大勢いらっしゃいますので、そういった生活の立て付け方というのをしていくのもいいんじゃないかなと思います。
それからこれから応募しようとしている企業の商品とかサービスのこと。それからそこの企業が属している業界のことを知るというのもすごく大事です。
やはり応募するにあたって名前だけで来ましたってなると企業の方もこの人本気でうちで働きたいと思ってるのかな?というふうに感じてしまうと思います。
なのでぜひ企業のことを知っていきましょう。
企業のことをどうやって知るのかってことですけど、もしその企業がお店がある企業であればぜひそこに行ってみましょう。あるいはご自身が買い物できるようなものを売ってる企業であれば買い物してみましょう。
あとは業界地図って本屋さん行くとありますけれども、その業界地図を見るとその企業の属している業界がどういうような状況にあるのかというのが見えるので参考になりますし、志望動機を書くときにも、それが役立つときがあります。
次にエントリーシート・履歴書の作成のうち、障害特性について確認をしていきます。
ここでは基本的には発達障害の方に関しての障害特性についてお話をしていきます。
障害特性そこに青い字で四つ書いてあります。診断名、具体的な障害、自分でしている対策、配慮事項とあります。
順番に見ていきます。診断名は文字通りお医者さんからあなたはこういった障害がある、こういった診断が出ましたということで診断書とかに書かれるものが診断名です。加えてこの辺はお医者さんが全てお話していただけるというよりは、ご自身で自己分析を通じて確かめていく必要があるんですけれども、実際の生活においてどのような場面で困っているのかとか、仕事を始めるとしたら困りそうなことはどんなことなのかなというのをイメージしていく。それが具体的な障害、困っていることというのをお伝えするっていうのも大事です。
その上でご自身がとっている対策、困ってることあるんだけれども、こういう対策をとっていますよというのをお伝えするっていうのもこれも大事なことです。
最後に配慮事項、企業にしてもらいたい配慮をお伝えします。
ここで書いてある例で言うと、具体的な障害のところで、聞き取りが苦手で指示を聞き漏らすことがあるという障害がある。苦手さがある方が対策として、話を聞いてるときにメモを取ってなるべく聞き漏らしがないようにしていますという対策を取ったりしてると。
ただそれだけで全部解決するかというとそういうわけでもないので、配慮事項として指示をメールなどの文章でいただけると助かりますという配慮事項をする。これは一例ですけれども、このようにご自身が対策できてることはきちんと伝えることは非常に大事ですね。
エントリーシートの作成にあたっての注意点についてお話をしていきます。
面接する際、企業の面接担当の方は、あなたが出したエントリーシートとか履歴書を実際に見ながらお話を聞きます。
なので、ご自身がどんな内容で、履歴書・エントリーシートを出したのかというのを忘れてしまってると、非常に困るわけですね。
加えて、できればエントリーシートとか履歴書を見ている企業担当者の方が質問をしたいし、当然それを見ながら質問するわけですけれども、なるべくご自身が話しやすい内容に、エントリーシートとか履歴書をしておくことをおすすめします。
あまり込み入った内容にして、「そこあんまり聞かれても答えられないな」みたいなことを書いてしまうと、質問されて困っちゃうってことになるかもしれないので、ご自身がさらにこれ聞かれたらこういう話ができそうだなという内容を、あらかじめエントリーシートとか履歴書に書いておくと面接のときに答えやすくなってくると思います。
次に大学のキャリアセンター、就職課の方とかに、ぜひその履歴書とかエントリーシートを観ていただいて、アドバイスをもらうことをおすすめします。
これは一概には言えませんけれども発達障害の方って他者からどう見られているのかというのをイメージするのが苦手な方というのは一定数一定割合いらっしゃいます。
なので履歴書とかを、ご自身は一生懸命書いているんだけれども、第三者から見たらこれはどういうことなのかなというふうに思うような内容になってしまうことも正直なところ少なくないと思っています。
なので、ぜひ大学のキャリアセンターとかのスタッフの方に見ていただいて、第三者から見たらどう感じるのかというのを確認しながら書き直していくというのがとても大事です。
履歴書とかエントリーシートは、最終的には企業の面接担当の方、つまり第三者が見るものですので、あらかじめ第三者であるキャリアセンターの方に見ていただくのはとても有効な対策方法です。
その意味で、そちらに周りの人を上手に頼ることが内定の近道と書いてあるのはその意味ですね。さらには面接の前にその企業に提出したエントリーシートとか履歴書を読み返すってのはすごく大事です。なので、例えば対面で行かれる場合は、対面でいくときに履歴書とかを持参して、待合室で待っているときとか、電車で移動しているときとかに履歴書を読み返して、こういうことを自分は書いていたなというのを確認すると面接のときに慌てずに済むと思います。
次に想定問答というものについて確認をしていきます。
想定問答って聞いたことあるよという人もいるかもしれないですし、初めて聞いたという方もいらっしゃると思います。想定問答とは面接で聞かれそうな質問(問い)と、それに対する自分の返答(答え)をあらかじめ作成したものを想定問答といいます。
これは我々が就活している学生の方々にはもう口を酸っぱくして想定問答を作りましょうっていつもお伝えをしているものです。
じゃあなぜ口を酸っぱくして言うのか、なぜ想定問答を作るのかということを確認しますが、想定問答というのは答える内容ってやはりその場で考えるのってすごく難しいですね。面接を受けているときに質問された、それをその場で考えて答えようとするのはこれは誰でも難しい。
とりわけ発達障害の方の中には、音声での面接とは、基本的な音声で進みますので、音声での情報のキャッチ、それからご自身が話す内容を頭の中で考えて素早く話す。その辺に難しさを感じてらっしゃる方というのは正直少なくないので、余計に面接の時に、非常に困る。質問されたけど今の内容なんだっけ、とか何話せばいいんだっけと焦ってしまう。
普段だったらできることができないってこともあります。
なので、その場で答える内容を考えるのではなくって、事前に話す内容を考えておく、それが想定問答です。
加えて、想定問答、これは基本的にはExcelにして入力するとか、紙に書き出すとかするわけですけれども、そういった形で目で見てわかるようにしておくと、大学の支援者の方に相談するときに想定問答を見てもらって、こんな感じで作っていますけどおかしくないですかねみたいな感じで聞くことができます。
その意味ではご自身だけで答える内容を考えるのではなく、第三者のアドバイスを取り入れることができるというのも想定問答の強みの一つです。
それから面接直前に復習ができる。これも想定問答のすごい強みですね。
先ほど、履歴書を持って行きましょうって話をしたんですけれども、想定問答もぜひ持っていきましょう。面接受ける前とか、前の日の夜とかに想定問答を見てそれで復習をして、こういう質問されたときはどう答えるんだっけというの思い出していくというのが、とても良い対策になります。
あとは面接の後に次に向けた対策ができるというのもこれもすごく良いポイントです。
つまり想定問答というのは1回作って終わりということではなくって、面接をやってうまく答えられた質問、それとも答えにくかった質問、いろいろあると思います。答えにくかったなとか、うまく答えるのが難しかったなあと思った質問に関しては、新たに、問いを作って、それに対する答えを考えたりとか、それまで作っていた答えの内容をもうちょっと話しやすい内容に変えていくということもとてもやりやすいので、テキスト化しておくというのはすごく良い対策になります。
想定問答をどういうふうに作るのかということで、想定問答を作るのも難しくないですかってチャットに書いていただいてる方もいらっしゃいますけれども、例えばこういう書き方がありますという例をお見せしております。
想定問答の例、質問で自己紹介してくださいという内容のときに例えば、◯◯大学の名前はこれこれです。こんな勉強してます。卒論はこういうテーマですとかという話で、加えてあとは例として幼い頃から音楽が好きでこれこれというジャンルの音楽をよく聞いていますとかというのを一つ入れておくといいと思います。
これはどういうことかというと、自己紹介してくださいというその質問というのはよくあるんですけれども、これは自己紹介に限らず、面接というのは、基本的にあなたがどういうような人なのかというのを、企業の人に伝えるための手段なので、そのために例えばこういった趣味みたいなのを入れておくと相手がイメージしやすくなります。
なのでこういった一文を入れておくというのは良い場合もあります。
その辺は第三者から見て違和感ないかというのを先ほどお話したようにぜひ就職課の方とかに相談してください。
次に障害特性と会社が配慮した方がいいことについて教えてくださいという質問に対して。ここでは「私はADHDの診断を受けています。気をつけていてもミスをしてしまうという特性があります。自分としては、セルフチェックを必ず行ってミスをなるべくなくすようにしています。御社にお願いしたい事項は業務配分での配慮です。単純作業の方がミスのチェックがしやすいので、データ入力作業など比較的単純な仕事を担当させてもらえると助かります」というふうにここでは書いています。
これをその場で言うのはすごく大変だと思いますけれども、事前に用意をしておくことによって、まっさらの状態よりは全然話しやすくなります。
あとはここでは話し言葉で書いてますけれども、人によってはこれを丸々覚えるのが苦手という人もいるかもしれません。
その場合は必ずしもこういう話し言葉じゃなくて箇条書き、項目だけ書いといてそれを覚えるだけでも全然違うので、想定問答はご自身が話しやすいやり方で書いておくことをおすすめします。
最後に面接練習についてです。
面接はスポーツなんかと一緒で練習すればするほど上手くなります。
なのでぜひ就職課とかで面接練習をやることをおすすめします。
結構就活準備しましょうって言われたときに、まず面接練習しますという人って結構いらっしゃるんですけれども、実は面接練習ってそれだけ単純にやっただけではあまり効果はありません。
それはどういうことかというと、例えばスポーツやるにしてもスポーツのルールを知るとか、スポーツの道具の使い方を学ぶとか、そういった準備をした上で初めて練習して効果が出てくるのであって、いきなりやったことのないスポーツを部活の練習混ぜてくださいって言われてもうまくいくものではないですね。
なのでご自身の準備がまず大事です。面接練習においては、準備というのは何かというと自己分析と想定問答の作成。これが重要な準備です。
なので先ほどからお話ししているように、自己分析と想定問答をしっかりやっておくというのを今3年生の人は今の時期にしっかりやっておくこと良いと思います。
あとは面接練習で話を聞いてもらった後にアドバイスをもらえると思います。その時はぜひメモを取ってください。どうしても人間って忘れてしまうので、必ずメモを取りましょう。次に生かしていってください。
面接は話す内容も重要なんですけれども、一方で、動き、挨拶の仕方とか姿勢とか目線、こういったものも相手に与える印象って変わってきます。
なので例えば「今日は体の動きとか姿勢とかを見てください」みたいな感じで、面接練習のときどきによって見てもらいたいポイントを変えるってのも良いと思いまます。
最後に面接の様子を動画で撮影して後で見返すのもおすすめです。アドバイスを受けてもなかなかイメージができないなって人もいるかもしれないので、ご自身のスマートフォンとかで動画を撮っておいてもらって、動画を見ながらアドバイスをもらうもいいと思いますし、アドバイスをもらった後に自分で動画を見返すというのも非常に参考になると思います。
自分の様子を動画で見るとちょっと恥ずかしいかもしれませんけれども、何回かやってると慣れてくると思いますし、非常に有効な対策ですので、ぜひやってみてください。
はい、ということでもう時間が既に25分経ってましてこれで今回のセミナーは終わりとなります。
最後にご質問をお受けさせていただきます。
雇用実績に発達障害の記載がなく、身体のみの記載の企業は雇用の可能性が低いですかということで、多分発達障害の診断を受けられている方なんでしょうかね。そうですね、実績に発達障害の記載がない場合は支援の仕方が企業がまだ準備ができてない可能性は高いんじゃないかなあというふうに思いますので、ちょっと可能性という意味では低いかもしれませんね。ただそこはもしどうしても受けたいなという企業であれば、企業に問い合わせてみるというのも一つ良いんじゃないでしょうか。
あとは、3月頃の面接会は身体障害が多いってことですが精神障害の方は対象となりますかということですね。
そうですね精神障害、例えば不安障害とか、そういったような障害の診断を受けられている方の場合、こちらはまた発達障害とは違って先ほど話した春先、3月4月頃の面接会とかでは対象になっているケースも多いんじゃないかな、少なくないんじゃないかなというふうに思いますので、その辺もぜひ雇用実績とか見ていくといいと思います。
あとは、大学時代コロナであまり活動できず、ガクチカ・学生時代に力を入れたことを書くことが、高校時代のことしかないですということで、高校時代を書くのはあまりよくないのかというご質問をいただいています。
これ本当に今の3年生の方は入学時点からリモートになって、それでご苦労されてきたと思うので、高校の頃でも全然いいと思います。高校の頃が今にどう生きてきているのかというのをかければ全く問題ないと思いますし、あるいは、リモートで大変だったとき、こんなところで例えば友達を繋がるようにしてたとか、こういうことでご自身の気持ちを安定させるようにしてたとか、そういったことがひょっとしたら企業にとっては参考になるかもしれません。
博士課程の方からご質問いただいてまして、修士よりも動きが早いということだと思うんですけれど、まだインターンもしてなかったりとか、リスト化は多分応募先のピックアップってことですかね。スケジュール管理ができないというようなご質問いただいてまして、正直博士課程のご経験を生かしていくような強みを生かしていく専門スキルを生かしてくという求人もだんだん出てきてはいます。なので様々な媒体を使って検討していただくといいと思います。先ほどお話した当社が運営しているマイナーリーグとかには専門スキルを生かせるような求人というのもどんどん増やしていってますので、よろしければご確認ください。
チャットの方にもご質問いただいてるので、そちらをお答えして最後終わりとします。
緊張して面接でうまく話せなくなります。事前にうまく話せないことを伝えた方がいいですかということです。
すごく気持ちわかりますね。私も実際に就職活動したときはそういうときがありました。
で、一つは面接練習繰り返していく中でだんだん緊張感が薄らいでいくんじゃないかなあということが一つです。
あともう一つは事前に伝える、これもいいと思います。話すときに緊張しがちなので、少し時間をいただくことがあるかもしれませんというのをきちんと伝えるということはとてもいいことだと思います。
面接のときに頭が真っ白になったときのために想定問答などのメモを手元におもって臨んでも良いですかということです。
これはやはりさっきの御質問と基本的には同じでまずはしっかり準備をしていくということです。
でそれでもやっぱり駄目そう、忘れてしまいそうってときはメモをご用意して面接のときに見るのはありです。ただ事前に面接のときに言いましょう。
ちょっと緊張で頭が真っ白になってしまうことがあるので、手元で目手元に置いたメモを見ながら話していいですかというのを事前に伝える。その上で了解もらった上で見るのはOKです。なのでその辺も重要なコミュニケーションですね。
そうしましたら、時間になりましたので、これで本日のセミナー終了となります。皆さんの就活準備が順調に進むことを応援しております。
周りの人を上手に頼って行ってください。本日はありがとうございました。

- 今すぐ使える!障がい特性(得意・苦手)の整理と伝え方実践講座
- 10/30配信
この度は、マイナビチャレンジドWEBセッションにご参加いただきましてありがとうございます。この時間は、障害者雇用で就職活動の準備を考えられる方向けの情報をお伝えしていきます。
これからの30分は、「障がい特性(得意・苦手)の整理と伝え方」についてお話をしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
最初に、今回のセミナーに関する注意事項をお伝えします。
今回、個人情報・お名前とかは基本的には出てまいりませんけれども、ここでチャットなどで見た内容というのはこのセミナーだけのこととしていただいて他では話さないようにしていただくようお願いいたします。
二つ目、録音・録画はご遠慮ください。
もし感想など、あるいはご意見などあった場合はチャットにお書きいただけると、皆さん他の参加者の方も見られて参考になりますのでぜひお願いいたします。
ご質問などあるときは質問箱に投稿してください。全てのご質問にお答えできるかどうかわかりませんけれども、最後に質疑応答、質問箱の内容にお答えする時間を取りますので、可能な範囲でそこでお答えをしてまいります。
最初に当社Kaienのご紹介をさせていただきます。
当社Kaienと申しまして、発達障害とその強み、それから仕事、この三つが重なるところで仕事をしている会社です。
左上のところに「ガクプロ」というのがありますけれども、これは発達障害傾向のある学生さんなどの支援をしているサービスでございまして、それから右側にある就労移行支援、これは障害福祉サービスで職業訓練を提供したりだとか、就職活動をサポートしたりなど発達障害の方の就職活動をサポートしているサービスです。
それ以外で言うと下の方に「マイナーリーグ」というのがあります。
これは発達障害の方を雇用したいという企業からの求人をまとめている求人サイトでして、ここに登録していただくと、様々な求人を見て、さらに応募することもできます。
本日担当する講師の紹介をさせていただきます。私、藤川といいます。
仕事は発達障害のある学生の方の支援をしておりまして、先ほどご紹介した「ガクプロ」の担当をしております。
学生の方の支援のほか、保護者面談、ご利用者の方の保護者の方との面談を年間100件以上実施したり、あるいは大学などでの講師も様々やらせていただいております。
本日の予定です。本日のゴール・目標は、障害枠で応募する際に企業の担当者に上手にご自身の障害特性を伝える方法を知ることです。話題としては二つあります。
障害特性を伝えるメリットを知ること。もう一つは障害特性の上手な伝え方を知ること、この二つが今回話題として上げております。
では早速中身に入ってきます。
最初に、就活準備の全体像の確認からしていきます。
一番下に自己分析があり、適職探し、エントリーシート・履歴書の作成、企業の検討と想定問答の作成、面接練習、応募、最終的に内定を目指すわけですけれども、これはイメージ的には順番として自己分析からやっていくという意味合いの表でもあり、かつ自己分析が一番広くなっていますけれども、自己分析というのは常にどんな場面でも取り組むべきことなので一番広くなっているということです。
今回はこのピラミッドのうち、今お話した非常に重要な自己分析とエントリーシート・履歴書の作成、ここをメインにお話をしてまいります。
最初に、就職活動準備における障害特性というのはどういう位置づけのものなのかということを見ていきます。障害枠の就職活動準備において、障害特性について考えることはどうしても必要になります。ここが一般枠の就職活動と大きく異なるところです。
私も学生の方の支援をしている中で、発達障害の方は、特に発達障害の方は外から見えない苦手さを持ってらっしゃるので、言わなければわからないという場面もこれまで経験されている方も少なくありません。
なので、自分が苦手なことをあえて自分から言う必要はないのではないかとか、もし苦手なことがあるよと企業に言ったら、それで企業に選考を落とされてしまうかもしれないと心配される方って、実はそんなに少なくはなく、一定数いらっしゃいます。
そういったときに我々がお伝えをしているのが、むしろきちんとした内容で障害特性を伝えることで企業の採用担当の方はあなたのことをさらに理解できるようになります。
理解ができると、企業側としてみれば、なるほどそういう特性があるんだなというのを踏まえて、しっかりと選考してもらえる可能性が高まるので、ぜひ、障害特性を伝えることでそれもきちんと伝える内容を検討して伝えることがすごく大事です。
じゃあなぜ、障害特性を伝えるとしっかり選考してもらえる可能性が高まるのかというところについて皆さんと見ていきましょう。
企業の方は面接とか、あるいは履歴書とかを見るときにあなたがどういう人なのかで、当社において活躍できる方なのかどうなのかというのを知りたいと常に思っています。
あなたがどんな人でどんな環境で力を発揮できるのかというところが、大きな関心事になっているということですね。
そう思っている企業の人に対して、例えば私は障害の診断があるけど、全然大丈夫です、問題ありません、働けますと言ったとして、企業の人にしてみると、じゃあ私達はどんなサポートすればいいのとか、それだけだとどういうような困り感があるのかわからない、というふうに思ってしまうんじゃないでしょうか。
ですので、なるべくわかりやすく、障害の状況ですとか、支援してもらいたい内容を伝えることが重要になってくるということです。
それを伝えることによって、企業の人も理解をした上で、選考することができるということになります。
もし、皆さんがこれから障害特性について書こうかなと思ったときに参考にしていただければ良いと思って、こういうふうに書いたらいいよという例とこれはやめといた方がいいかなという例を二つ持ってきています。
最初に、やめた方がいい・避けた方がいい例をお示ししています。
読みますと、「私は自閉症スペクトラムの診断を受けています。日常生活で困ることはありますが、なんとかやっています。いろいろ助けてもらえるとありがたいです。」
これを障害特性として履歴書などに書いて提出したと考えます。皆さんがもし企業の担当者だとして、この障害特性を見てどのように感じるでしょうか。少しイメージしていただけるとありがたいです。
これが避けた方がいい例の理由ですけれども、まず一つ目、「自閉症スペクトラムの診断を受けています」という診断名だけ書いてあって、具体的に何に困っているのかというのはこれだけだとわからないというところがまず一つ。もう一つは、「なんとかやっています」というふうに、頑張っているというのはわかりますけれども、具体的に何について努力しているのかわからないので、対策をとっているのにそれをきちんと伝えられないのは残念ですね。
「いろいろ助けてもらえると」というふうにお願いはしているんですけれども、企業側にしてみるとじゃあどうすればいいのということになってしまって非常に困ってしまう。なのでこの人を採用していいかどうかの判断ができない状態になってしまいます。
これをどのように変えていったらいいのかということを次のページで確認をしていきます。
望ましい例として、「私は自閉症スペクトラムの診断を受けています。他者の気持ちを想像することが苦手で、相手が言っていることを誤解することがあります。なるべく積極的に相手に質問をして、相手の意図を確認するようにしています。仕事で指示をいただく際、質問する時間をいただけると助かります。」
さっきの避けた方がいい例と比べて、だいぶイメージできる内容というのは変わってきているんじゃないでしょうか。
どういった点が変わっているのかというところについて、みていきます。
最初、【障害特性】「何に困っているのか」つまり「他者の気持ちを想像することが苦手、誤解することがある」ということが明確になっていて、企業側がそれをきちんと理解することができるようになっています。
【対策】ご自身で自発的に対策をとっている。つまり、「積極的に相手に質問をして相手の意図を確認する」という対策をとっていることがわかりますし、企業の側もどのようにすればこの人は働きやすいのかなという支援の方向性が見えやすくなっています。
最後に【配慮事項】具体的にお願いしたいこと、つまり「仕事で指示をいただく際、質問する時間をいただきたい」という具体的なお願い事項を伝えているので、企業が自社の仕事の進め方において、それを実際に実現できるかどうかという判断をしやすくなっています。
これによって企業側としてみれば、この受けている方を採用するかどうかというのを検討しやすくなっているので、先ほどお話したように、選考をよりしっかりしてもらえるようになります。
配慮事項を伝えるときの工夫をそちらに記載をしています。
配慮事項について履歴書に記載したり、面接で話す際にどのように伝えると相手に伝わりやすいのかというのを確認していきます。
ポイントは三つあります。
1、具体的に伝える。2、ポイントを絞って伝える。3、ポジティブに伝える。この3点です。具体的に伝えるというのは、見ていただいてわかるように、いろいろ頑張ってますみたいな言い方ではなくって、こういうようなことを対策としてとっていますと伝えることが非常に大事です。あるいは、お願いしたいことについても、このようにしてほしいってことを具体的に伝えておくところが非常に大事になります。
二つ目のポイントを絞って伝えるについては、多分人によっては、これも苦手これも苦手これも苦手これも苦手って人もいるかもしれません。特に新しい環境に入っていくってことを考えると不安だなあというふうに思って、苦手なことっていっぱい出てくるかもしれません。それを全て、列挙していってこれも苦手ですこれも苦手ですって言うと、企業側としても、それを全て対応するのはやはり難しいというふうになってしまうので、特にこれが苦手とか、特にこれがあると自分は困るということを、一つ二つ多くても三つぐらいに絞って伝えていくということが大事になってきます。逆に言えば、一番大きなところが解決されれば、他のところは何とかできるという状況になっていることが望ましいですけれども、これは人によって準備の状況が変わってくるので、もしそうは言ってもなかなか絞り込めないなという人は、場合によっては、しっかり対策、例えばコミュニケーションのところ慣れていくとか自分なりの工夫をしていくという時間を少し取っていた方がいいかもしれません。最後ポジティブに伝えるということです。配慮事項を伝えるときに、「これができません」と言い切ってしまうと、企業として見るとマイナスな印象を持ったりだとか、この人はひょっとして対応していく気持ちがないのかなという風に受け取られてしまう可能性があります。なので、口頭で言われても困りますと言うのではなく、例えば「マニュアルがあればできます」という言い方をしていくことが大事です。
そこで「サクサクできます」と書いてありますけど、さすがに履歴書に「サクサクできます」とは書きませんけれども、「マニュアルがあるときちんとできますので、マニュアルのある仕事に配置していただくようにお願いします」といったような言い方になると思います。
障害特性について考えていくときに、 そうは言われてもよくわからないな、なんて書けばいいのかわからないなという人も少なくないんじゃないかなという風に思います。
そういったときに、伝えるべきことをどのように知るのかという方法は二つあります。
一つは「過去の振り返り」、もう一つは、「実体験を通じた自己理解」です。
それぞれこの後見ていきますけれども、いずれも下に書いてあるように、苦手だと感じたことについて、「苦手だ」で終わりにしないで、「なんで苦手と感じているのか」とか「どのような工夫ができるのかな」とか、「他の人に手伝ってもらってやりやすくなる方法ってあるのかな」というのを考えながら、取り組んでいくということでことが非常に大事ですね。
最終的に職場に入っていったときに「苦手です」で終わりにしないで、こういう環境ならできますと伝えることがすごく大事になってきますので、この過去の振り返りとか実体験を通じた自己理解でもそのような考え方で自己理解を深めていきましょう。
まず、過去の振り返り、どのようにやるのかというのを見ていきます。
これは一つのやり方ですので、全ての人はこういうやり方でやらなきゃいけないというわけではありません。ただ、「ガクプロ」なんかではこういうやり方でやることをおすすめしていますし、それによって自己分析が結構進められているよという方も多いので、一つの良い例としてお示しをしています。
まず一つ目、分類して思い出すということです。
いきなり過去を振り返ってくださいと言われても、なかなかできないんじゃないかなと思います。私も難しいと感じています。そういうときに、小学校、中学校、高校、大学、専門学校という形で年代ごととか、所属している学校の地域ごとに思い出していくということ。
それから思い出すときに、何か頑張ったこととか一生懸命取り組んだこととか、楽しかったことを嫌だったこと苦手だったことというキーワードで思い出していくというのも、これも一つのやり方です。
なので、人によってやり方はいろいろあるかもしれませんけれども、イメージしながら中学の頃どうだったかなというふうにイメージしながら思い出せる人もいると思いますし、あるいは表にして、小中高大で楽しかったこと、頑張ったこと、みたいな感じで表にして書き出す人もいるかもしれませんし、やり方は人それぞれです。
それを思い出したときに、思い出してそれで終わりにしないで、書き出すと良いと思います。
さっき言った表にするでもいいですし、あるいは人によってはノートにただ書き出すという人もいるかもしれませんけど、なんにせよ記録しておくことが大事です。
その次、その記録したものを使って他の人と話すというのもすごく大事です。大学のキャリアセンターとかの支援者さん、学生相談室の支援者さんとか親御さんとか友達に見せてコメントをもらうと、今まで自分が思っていたのとは違う見方を提示してくれるかもしれません。
最後、注意点ですね。過去の振り返りをやっていると、嫌なことを思い出したりとか、気持ちが落ち込むことってあるかもしれません。人間誰しもいいことばかりじゃなくて、嫌なこともあります。それで気持ちが落ち込んだときはいったん中断しても全く問題ありません。
あとは嫌なことは書き出さなくても結構です。一旦置いといても大丈夫です。
あるいは1人でやっていると、ちょっと落ち込むという方は、誰かといっしょ、親御さんと一緒とかでやるといいと思います。
過去の振り返りというのは自己分析のすごく基本になるところですので、まだやってないよという人はぜひやってみてください。
次は実体験を通じた自己理解です。
実体験を通じて自分を理解することも非常に重要です。
アルバイトをしたりボランティアしたりインターンシップに参加する、実体験を通じて自己理解をしていきます。
先ほど話したように、最初は「参加してよかったな」でいいと思うんですけれども、自己理解を深めるためには「この仕事は自分に合っているのかな」とか、「この環境は自分に向いているのかな」とか、この作業をずっと続けられる、つまり「1日だけじゃなく1週間ずっととか1ヶ月ずっととか場合によっては何年間も続けて作業できるかな」とか、そういった観点で考えてみるといいと思います。あるいは他の人と話しやすい環境、例えばアルバイトしているときに先輩に聞けそうかとか、ボランティアしているときに管理者の人に話を聞けそうかとか、そういう状況であればご自身が作業をスムーズにできていたかどうかとか何か工夫したことがいいかみたいなことを第三者に聞いてみるというのもいいと思います。
こういったことを通じて、実体験を通じた自己理解を深めていくことにより、ご自身のどういう環境であれば、働きやすいかというイメージが少しずつできていくと思います。
ということで、今回のセミナーの内容自体はここで終わりとなりますこの後はご質問にお答えをいたします。これ実は2回目のセミナーでして、1回目のセミナーでも質問をいろいろいただいていましたけれども、答えきれなかったのでそこでの内容も含めて、ご質問にお受けしていきます。
まず、Kaienのような就労移行支援のサービスは半年しか利用できないと聞いたことがあるとおっしゃっていて、利用するタイミングどういうタイミングがいいですかというご質問いただいております。
まず当社、就労移行支援という障害福祉サービスやっています。ここで訓練をして就労に向けた支援をしています。半年というご質問ですけれども、制度的には2年使えます。
2年使わなきゃいけないというわけではなくて、訓練の状況とか就職活動の状況によって、早い人であれば数ヶ月とかで就職していく人もいますし、1年で就職する人もいたりとか、あるいは場合によっては就労移行支援で訓練している間に就職よりも別なやり方の方がいいかなということで、就職とは別の道を選ぶ方もいらっしゃいます。ただいずれにせよ、利用は最長で2年間使えます。あとは例えば利用し始めて1年で就職した場合は、例えばあまり好ましくはないですけれども就職後に離職してしまったというときに1年間残っているので、その後また最長1年就労移行を使えたりとかします。
利用のタイミングは2年間という期間で限度があるので、取っておいた方がいいんじゃないかというふうにおっしゃる方ってたまにいらっしゃるんですけれども、我々としては早めに使った方がいいと思っています。
なぜかというと、訓練することによって、先ほどの実体験を通じた自己理解というのをすすめることができます。むしろこれをしっかりやっていくことこそが安定就労に繋がっていく、皆さんの人生を安定させていくことに繋がっていくという風に我々は感じていますし、そういった実例も今まで見てきていますので、早めにお使いになる方がいいんじゃないかなという風に思っています。
次に、障害者でない枠、一般枠で応募する場合に障害特性について履歴書やエントリーシートに書いた方がいいのかという風にいただいています。
これは企業の状況によるとしか言いようがないですけれども、苦手なことについて書くこと自体はいいのではないかなという風に思います。
これとこれが苦手です、そういうことに対してこういう工夫をしていますとか、あるいはこういうような対策をとって乗り越えましたということを伝えること自体は、決して悪い印象を与えないと思います。
ただ障害枠は何が違うかと言ったら、障害特性を伝えて配慮してほしいということを伝えられるというのが障害枠の一番の特徴でありメリットなんですけれども、一般枠のときに障害特性について伝えて、それについて、もし配慮してほしいという話になったときには、それは企業として見たら、それは一般枠では配慮ができないんですよという話になる可能性が高いので、ちょっと選考面ではマイナスになる可能性が高いですね。
あとは企業によっては、その障害がある事実について、一般枠で応募を受けつつそれで選考する、いわゆるオープン就労というものを受け付けている企業もあります。
ただ、それも数としては少ないので、企業がそういったような一般枠で障害をオープンにした選考を受けているかどうかというのを確かめられたのであれば、それをお伝えするのはいいんじゃないかなという風には思います。
あとは友人に障害枠で就活をすることを言いづらい、どうしたらいいのかということで、本当に私も学生の方とお話する中で、おっしゃる方結構いらっしゃいますし気持ちもわかります。
他の学生、友人たちが一般枠で就活している中で、例えばタイミングがずれるとか就活している企業が聞いたことがない、障害枠で受ける企業ってちょっと企業名が独特な「なんとかハーモニー」とか「なんとかサポート」みたいなちょっと独特な社名になっていることもあるはあるので、それでちょっと言いづらいとかってなるかもしれません。
そうですね、ここちょっと悩ましいとこではあって、ただ友人関係も大事なのはもちろんそうなんですけれども、一方でご自身が理解を受けて、得意なこと苦手なことに対する理解を受けて働けるというそういう環境で就労していくということもすごく大事なので、まずはその就労してご自身の人生をしっかり安定して働いていく安定していく、そのために障害枠で働いていくというところで、まずは就職活動の方向性を決めていき、友人についてはしっかり事情を伝えていく、理解をしてもらうように努めていくってことかなという風に思います。
ただその友人が理解を仮にしない方だったとしても、それはその方の自由ではあるので、友人として受け入れなきゃいけないってことではないので、だから結果として距離が開いちゃうってこともありえなくはないですけれども、ただそのときにやっぱり安定就労して人生は安定して過ごしていくということを優先順位として高く置いといた方がいいんじゃないかなというふうには思います。
そして、例えば10人友人がいて、10人みんなが理解をしないということはおそらくありません。10人いたら、数名は理解をしない、でも数名は理解してくれるというふうになると思います。なので、その中で理解をする友人と関係を続けていくということでいいんじゃないかなというふうに思います。
聴覚障害の人の伝え方で気をつけておいた方がいいことがありますかということで、私は聴覚障害の方の支援をしているものではないのでわからない部分もありますけれども、聞こえませんで終わってしまうのではなくって、どのようなコミュニケーション手法であればやりとりをしやすいということを伝えておくことが重要だと思います。
企業の人にしてみても、どのような伝え方、どのようなコミュニケーション方法であればやりとりができるのかというのがわかるのかどうかによって、選考の際に雇用の可能性を考えられるかどうかというのが大きく変わってきますので、どのようなやり方ができますよというのをきちんと伝えるということが大事だと思います。
次にコロナの影響でアルバイトやボランティアなどできなかった期間があって、実体験があまり豊富でないということですね。どうしたらいいのかってことなんですけれども、まず一つはこれからやる。これからできること、正直小さなことでもいいんです。例えばですけれども、近所の町内会みたいなところにちょっと参加をしてみて、年代の違う人と話してみるでも全然いいですし、親戚と会って親戚と昔話をして、そのときに自分は昔とは変わったなみたいな話でも全然いいです。
それはその経験を通じて今の自分を理解していく。過去の自分と今の自分を比べて変わってるところはどこか、あるいは変わってないところはどこかというのを理解していくためにその過去の振り返りもしますし、今の経験もしていくので、それもどんなことでも構いません。それをどんなことでも構わないんですけれども経験して終わりにしないで、それがご自身にとって、自分を理解していくためにどのようなヒントになってるのかという経験をしていき、もし何かしら「こういうことか」って気づくことがあったら、メモをちゃんと取っておくということがいいんじゃないでしょうか。
次に親が障害者採用をあまり理解してくれませんということで悩ましいところですね。
一つは親御さんはおそらく20年前30年前に就職活動されてたんじゃないかなというふうに思いますけれども、その頃と今とでは障害者雇用あるいはそもそも障害というものに対する意識、社会での意識というのは大きく変わっています。
さらに言うと、今現在この今の2022年の現在においても、東京・神奈川・大阪とかでの企業におけるあるいは社会における障害に対する意識と、ちょっと離れた地域とでもまただいぶ違いはあると思います。それによって世代間とか地域間の情報とか認識の違いによって、障害枠で働くということに対して、否定的になる方がいらっしゃるということも実際私も見聞きしています。ここはしっかりと話し合っていくしかないのかなというふうに思います。まず一つは障害枠という働き方の中にも様々な働き方があります。
決して無味乾燥な仕事だけではなく、専門スキルを生かして働いていくような仕事もできるし、安定就労することの価値というものをきちんと伝えていく、それによって親御さんに理解してもらうということがすごく大事になってくるんじゃないかなと思いますし、むしろその話し合いをする中で親子間での理解が深まっていくんじゃないかなというふうに思っています。
これで最後の質問とさせていただきますが、障害者向けのインターンシップイベントの探し方はありますかということで、あとは一般のインターンシップに参加する前に発達障害を知らせた方がいいでしょうかというご質問いただいています。
まず障害者向けのインターンシップ、これは皆さんもネットとかで調べれば一定程度は出てくると思います。
後は大学によっては企業の方から案内が比較的多めに来るような大学もあると思います。
ただ全体を見てみると障害者向けのインターンシップは身体障害の方を対象にしたケースが多くて、発達障害の方への配慮をしっかりしているインターンシップというのは現状は残念ながら少ない状況です。
実はKaienは今、マイナビパートナーズさんと協力してこの発達障害の方に配慮をしっかりしたインターンシップを作っていこうということで企業さんと話をしておこうとしているので、またそういったインターンシップがでてきたらご案内をしていきたいと思っています。
あとは一般のインターンシップに参加する前に障害を伝えた方がいいかってことに関しては、障害という言葉で伝えるかどうかは別ですけれども、こういう苦手さがありますとかというのをご自身で伝える、あるいは大学の支援者を通じて、例えば就職課とかから通じて言ってもらうとかというのはありだと思います。
そのときにただ困っていますということじゃなく、こういう苦手さがあるけれどもこのような配慮をしてもらえば問題なくできますという伝え方ができるといいと思います。
はいということで、ちょっと時間をオーバーしてしまいましたがこれで以上となります。
皆さんの就活準備が順調に進むことをお祈りしております。いろんな人に相談しながら、頼りながら進めていってください。
では本日はありがとうございました。

- 障がいのある学生のための就活準備講座!~エントリーシートの書き方徹底解説~
- 9/28配信
北濱:
学生の皆さん、こんにちは。
守屋:
こんにちは。
北濱:
こんにちは。本日のマイナビTVは障がいのある学生のための就活準備講座、エントリーシートの書き方徹底対策というテーマでお届けしていきます。よろしくお願いします。
本日講師、司会進行を務めますマイナビキャリアサポーターの北濱と申します。
普段はこういったマイナビTVでの講師を担当したり、あとは就活生向けの学習教材の企画・開発などのお仕事をしています。きょうはどうぞよろしくお願いします。
そして本日の講座はもう1名ゲストに来ていただいています。守屋さん、よろしくお願いします。
守屋:
よろしくお願いいたします。自己紹介させていただきます。
改めましてマイナビパートナーズの守屋と申します。本日はよろしくお願いします。
私は2009年に新卒でマイナビに入社し、そこから13年間ずっと新卒の採用で困っている企業さん向けのコンサルティング営業をしてまいりました。
今は障がい者向けの人材紹介のビジネスの責任者をやっています。ですので、本日は皆さんに企業目線でエントリーシートの書き方や自己分析など、その辺りのポイントをつまびらかに解説していければと思っていますのでよろしくお願いします。
北濱:
よろしくお願いします。なので、本日の講座の60分の中で私からは就職活動の準備の基本的な内容をお伝えして、守屋さんからは企業側の視点に立った細かいお話をしていただこうと思います。
もうすでにたくさんのチャットをありがとうございます。きょうの皆さんと私たちのコミュニケーションの場は、チャットがメインとなりますので、気になることや今のどういうことだろうなど分からないことがあれば、随時チャットに書き込んで教えてください。
皆さんの疑問なども拾いながらできれば進めていきたいなと思っています。
皆さん、マイナビTVは普段参加したことはありますか。もしかすると初めて参加した方もいると思うので、マイナビTVの機能紹介からしたいと思います。
まずは今恐らく左下に、「出席票提出はこちら」というオレンジ色のバナーが出ていると思います。出席票を提出するとこの後紹介する特典キャンペーンなどにも応募ができますので、ぜひ出席票の提出をお願いします。
それから今少しお伝えしたように、せっかくのライブ配信なのでチャットで私たち出演者と皆さんとでコミュニケーションを取ることができます。
参加したことありますという人がいますね。ありがとうございます。
チャットのほうは参加している学生同士、みんな見ることができるんですけれども、チャットの横に質問箱というものもあると思います。質問箱に寄せられた質問は、質問をお寄せいただいた本人と私たち講師だけが見ることができるようになっているので、きょうはチャットや質問箱をうまく活用しながら気になる点を解決できる60分にしていけたらなと思っていますので、よろしくお願いします。
では、皆さん、チャットもたくさんありがとうございます。
もう少し場を温めたいなと思うので、今から私と守屋さんで皆さんの様子を知りたいなと思います。チャットタイムということで、今皆さんが就職活動に関して不安なことや気になることをチャットで書いて教えてください。
皆さんいかがでしょうか。きょうは障がいのある学生のための就職活動の準備講座ということで、皆さんご自身の障がいに関連した不安なことや疑問もあるんじゃないかなと思います。そういったこともチャットで教えてください。
守屋:
一般枠と障がい者枠などいろいろとまだ不透明なものも多いと思いますので、もしかしたら疑問に思われていることも多いかもしれないですね。
北濱:
そうですね。皆さんが入力して私たちのほうに届くまで少しだけ時間がかかるので、少しタイムラグがあるかなと思います。
守屋:
続々と。
北濱:
まさに来ましたね。ありがとうございます。
守屋:
障がい者コースと一般コースと、あとSPI、そうですよね。
北濱:
そうですね。時間をあてられず…そうですよね。就活の準備は結構時間管理が大変なところはあるなと思いますね。
守屋:
そうですよね。就職活動自体が使おうと思えばいくらでも時間を使えてしまうので。
北濱:
そうなんですよ。終わりがないのでここまでやったぞ、できたぞという達成感がなかなか得られにくいのも少し不安の要因だと思います。面接でうまく応答できるか不安です。
ガクチカ、適性検査、合理的配慮、そうですね。
守屋:
長所もそうですね。
北濱:
ありがとうございます。きょうのテーマは、メインテーマはエントリーシートになるので、面接の細かい話などはきょうの時間内でどこまでお伝えできるかは分からないのですが、エントリーシートも面接もですが、自己PRや志望動機など共通のポイントはありますし、きょうはそういったポイントもしっかりお伝えしていくので安心してください。
就職活動のスケジュールとかも少し触れたいと思います。
皆さん、ありがとうございます。こんな感じで私たちの話を聞いてみて分からないことや疑問などがあれば随時チャットに書いて教えてください。質問箱でも構いません。
では、きょうの60分の流れを最初に確認していきたいと思います。
エントリーシートの書き方徹底解説ということで、最初に就職活動のスケジュールの基本を押さえておきましょう。いつ頃にエントリーシートの提出が求められて、では今から準備までにどれぐらいの時間があるのか最初に確認しておきましょう。
チャットに書いてくれている人もいましたが、一般枠と障がい枠とどうしようかなという辺りも少し触れたいかなと思っています。
そして2番3番でエントリーシートの準備のポイントと、あとは実践、いざ書いてみるとか提出するという段階のポイントを分けて解説していきます。
そしてきょうは詳しい守屋さんも来ていただいているので、最後に時間が許す限り質問コーナーということで、チャットを通じての質問タイムとしたいと思います。
では、まず早速ですが就活スケジュールの基本に移っていきたいと思います。
この辺りはもう自分はバッチリ把握できているよという人は、ここは休憩してもらっていても大丈夫です。ただ、特に今何をしたらいいか分からないとか、何から取り組んだらいいか分からないという方は最低限スケジュールは押さえておいてほしいです。
きょうのテーマであるエントリーシートはやや小さいのですが、どこにあるかというと、3月以降のところのこのESと書いてあるのがエントリーシートです。
エントリーシートはESと略されたりするので、これは覚えておいていいかなと思います。3月以降になると、もちろんエントリーシートだけではなくていろいろな選考がもう本当に一気に始まっていく、進んでいくというようなスケジュールと今はなっています。
今はもう9月の末、ほぼ10月なので、あと半年弱ぐらい時間をかけて本番の選考に向けて準備を進めていきます。今そんな時期に来ているよというのは知っておいてください。
きょうは詳しく触れませんが、今の時期でトピックスが1個あるとすればやはり秋冬のインターンシップなどもエントリーが始まったりとか、実際に応募の段階にも入ってきているので、夏インターンシップに参加したよという方も、まだ参加できていないよという方も秋冬インターンシップを今から探して参加に向けての準備も並行して行っていってほしいと思います。なので、インターンシップに参加しながら本番の選考に向けても準備を進めていく段階に今来ていると押さえておいてください。
きょうのテーマのエントリーシートがどういうフェーズで実施されるのか、少し細かいですが見ていきましょう。企業によって選考のステップは違うんですけれども、一般的にはこんな感じで進んでいきますというのが今画像に出ています。
インターンシップのエントリーとは別です。
まずは企業にエントリーをして、本番の本エントリーをして、それから割と初期の段階でエントリーシートは課されることが多いです。
エントリーシートを通過して筆記試験や面接があり、エントリーシートの結果を基に実際に面接に呼ぶ人数を調整したり、あとは面接の時にエントリーシートの内容を基に皆さんに質問をしたりします。
あとは意外と知られていないんですけれども、内定を得た後にそのエントリーシートが配属先の検討材料になったりなど、そんなこともあります。割と初期の段階で実施されることが多い選考なんですけれども、その後の選考でも活用されるようなものがエントリーシートだと思っておいてください。
先ほどチャットでも分からないと言ってくれている人も多かったので、少し触れておきたいと思います。一般枠と障がい枠の違いや、そもそもそれは何というところから少し確認です。
障がい者枠といわれているのが、就職活動を進める中でその時点で自分の障がいのことを企業の方に伝えておいて、特性だったり症状だったり、配慮という言葉を書いてくれている人もいましたが、配慮を受けながら働くことができるコースになります。手帳の提出が必須となりますので、ここは覚えておいてください。一般枠はそうではなく、障がい者枠ではない求人コースです。病気や障がいのない学生の方と同じ条件で採用試験を受けるコースが一般枠と呼ばれています。
ただ、一般枠のみの企業も多いんですけれども合理的な配慮ができる企業もたくさんありますので、その辺りは企業担当者に相談をしてみてほしいなと思っています。
ということで、障がい者枠や一般者枠という言葉が出てきたんですけれども、ここで守屋さんに聞いてみたいと思います。
皆さんも少し気になっている人もいるのではないかと思いますが、障がい者枠と一般枠で選考のフローやその内容に違いはありますか。
守屋:
ありがとうございます。べたな回答にはなってしまいますが、企業によってまちまちです。企業によっては障がい者枠の選考フローと一般枠が全く分かれているケースがあります。具体的になんですけれども、障がい者枠の選考の場合だと例えばですがカジュアル面談であるとか相互理解面談と呼ばれているものがあったりします。
これは何かといいますと、障がいによって苦手なことやお困り事があるかと思うのですが、それを確認するのと、併せてどのような配慮があれば皆さんが活躍できるか企業が確かめたいのです。それを確認するような場があります。
あるいは別の企業の例ですけれども、障がい者枠の場合に配属される部署や職種が決まっているケースがあります。その場合だと配属される受け入れ部署の、実際にゆくゆく上司や先輩になるような人たちとお話をしたり面談をするような機会なども長く時間を取ってもらったりもできます。
また、全然違う会社の例ですけれども、この会社の場合ですと2次面接、3次面接などの間に実習やインターンシップが組み込まれたりして、実際に会社に来てもらってこんな感じの雰囲気だと知ってもらう機会などもあります。
一方で一般枠の場合です。少し一般枠の実情みたいなところもお話しできればいいなと思います。
まだまだ総合職という名前で採用されるケースは多いです。総合職とは何かと申しますと、この部署で配属になります、この職種に絶対なりますという確約がない状態です。内定になってから決まるというものが、やはり今のところ一般枠では非常に多いというところが今の実情であります。こんなところですかね。
北濱:
ありがとうございます。そうですね少しチャットを見ていると、これはたぶん一般枠のことだと思うのですが、障がいを伝えた上でも一般で働けるのか不安ですと書いてくれていますが、その辺りはしっかり伝えれば一般枠の選考で進めることや働くことも全然できますよね。
守屋:
はい、大丈夫です。
北濱:
ありがとうございます。
守屋:どちらかというとたぶんこのダイダイさんがおっしゃっているように、
障がいを伝えても一般雇用で働けるかということですと、まず働けますが回答なんですけれども、その時にやはりこの後も実はお話に出てきますが、どのようなお困りごとがあってそれに対してどのようなところを配慮してもらえばしっかりとパフォーマンスを発揮できるかというところを伝えられるかどうかが非常にポイントかなと思いました。
北濱:
ありがとうございます。この辺りの話はこの次のセクションでもしっかり話をしていくので安心してください。守屋さん、ありがとうございます。
実際に先輩たちが一般枠と障がい者枠、どちらで就職活動を行っていたかというのもマイナビのほうでアンケートを取っています。
これをまとめたところでいくと、大体半分半分でした。半分の先輩が一般枠と障がい者枠を併用しているような形でした。ただ、その中で一般枠のほうが多いよとか、障がい者枠のほうが多いよというその比率は少しありますが、大体半分の先輩たちが併用もしていたんだよというのを、この辺りは先輩の情報として知っておいてもらえたらなと思います。
ということで、就職活動のスケジュール、あとは基本的な内容というのを押さえた上で、続いてようやく今回のテーマであるエントリーシートのポイントに移っていきたいと思います。
まずは準備のポイントということで、エントリーシートだけではありませんが、エントリーシートは全て、選考はやはり準備が大切なんですよね。
いきなり選考に臨もうと思うとやはりなかなかうまくいかないことが多くて、準備をしっかりと、念入りに行ってほしいというところで、2番は結構ボリュームを持って説明をしていきたいと思います。
まず、エントリーシートで聞かれることは何なのかというと、本当にいろいろな設問がありますが大きく分けてこの3つの場合が多いです。
自己PRとガクチカと志望動機です。
自己PRとガクチカはすごく近しいものではあるので同じ色でまとめています。ただ、だいたい自己PR、ガクチカ、ガクチカは学生時代に力を入れたことの略なんですけれどもいわゆるガクチカと呼ばれますね。自己PR、ガクチカ、志望動機、この3つをエントリーシートで聞かれることが多いです。
ただ、エントリーシートも本当にいろいろな設問の書き方があって、自己PRをしてくださいというとてもシンプルなものもあれば、あなたの強みを教えてくださいとか、これまでに大変だった経験をどのように乗り越えてきましたかなど、質問の内容は少しずつ違うんですけれども、ざっくり分けると自己PR、皆さん自身のPRとガクチカ、学生時代に力を入れてきたこと、そしてどうしてその会社に入りたいのかという志望動機、この3つに分類できることが多いです。
今回このセクションは準備のポイントなので、とにかく皆さんにきょう覚えて帰ってほしいのが、いきなり文章にしないというのは押さえて帰ってほしいです。
どうしても自己PRを書かなければ、志望動機を用意しなければ、考えなければとなっていきなり文章を書こうとする、考えるという人がすごく多いですが、そうではなくて準備をしっかりと行なっていってほしいのです。
その準備とは何かというと、ざっくりいうとまずは皆さん自身のこと、自分自身のこと、それから就職する相手先、仕事のことをしっかりと研究をしていってほしいのです。
このあと、では障がいのある学生ならではの対策のポイントはありますかという辺りは守屋さんに聞いてみたいと思うんですが、基本的なポイントとしては自己分析と仕事研究をしっかりとやっていく。
自己分析に関しては自分がどのような考え方を持っているのか、どのような性格なのか、どのような強みを持っているのか、それをしっかりと深めていった先のアウトプットとして自己PRやガクチカが出てきます。
仕事研究も同じで、どのような仕事内容なのかなどその辺りをしっかり確認していくと、そのアウトプットとして志望動機があると覚えといてほしいなと思います。
いきなり文章にするのではなくて、まずは皆さん自身で、何でもいいのです。
私がお勧めしているのは白紙や真っさらな紙を用意してでもいいですし、何でももう自分がとにかく吐き出せる場所、考えがどんどん広げられるものというのを一つ皆さんなりのものを用意してもらって。
私が学生の時は白紙に書いていたんですが。自己分析する時に自分がまず何に興味があるのか。まずはこれです。興味というところ。何に興味があるのか。
何という書き方をしているんですけれども、ものだけではなくて例えば旅行に興味があるとか、車などそういう作るものに興味があるだけではなくて人と関わることをしてみたいとか、あるいはチームワークというよりは1人で黙々と取り組む仕事のほうが興味があるなど、そういう何かものに対してではなくて自分の行動に対する興味をしっかり明らかにしていってほしいです。それが興味ですね。
で、続いて能力、特徴。これはもう皆さん自身が何が得意で何ができるのというところは、しっかりと皆さんなりに明らかにしておいてほしいです。これもまずは箇条書きでもいいです。まずは箇条書きでもいいので自分の能力や特徴というのをとにかく書き出して洗い出してみてほしいです。
それから最後に価値観。価値観と言葉でいうと難しいですが、自分が一番何を大事にしたいのかですね。
もちろんもう何でも構わなくてこのエリアで働きたいとか、何歳までここでこういうふうに働いていきたいなど、そういうものも全部価値観です。自分が何を大事に仕事を選んでいきたいのかというところもしっかりと整理をしてほしいです。
この興味・能力・価値観、この3つを明らかにするために、その方法として下に3つの方法というところで書いています。
皆さん自身が学生時代の経験を振り返ってみて、あの時自分はしっかり周りの人と協力しながら取り組めたなということがあればそれは強みでしょうし、逆もそうです。あれは苦手だったなとかできなかったなというのも、一つ自分の能力を明らかにする方法だと思います。
あと2つ目は他の人からの評価ですね。自分が、何が得意なのか、不得意なのか、案外自分が何を大事に行動しているのか、価値観の部分は自分だけだと気付けなかったりするので、自分で自分の経験を振り返るだけではなくて、例えばご家族の方や友達の方に聞いてみて、あなたはこういうことを大事にしているよねとか、こういうことが得意だよね、苦手だよねというのを他の人に教えてもらうというのも自己分析の基本的な方法です。
そして3つ目、適性検査というのもこれはうまく活用してください。マイナビの中にも適性検査を使って自分の強みや特徴を見ることができるコンテンツも入っているので、ぜひ見てみてください。
というところで、まずは基本を押さえましたが、ではここで守屋さんに質問です。
障がいのある学生ならではの自己分析のポイントはありますか。あるならどのようなポイントですかという辺りを教えてください。
守屋:
ありがとうございます。基本的には今、北濱さんが言ってくれたことが本当に基本になっていると思います。その上で大きく2点とプラス1点、全部で3点あります。
1つ目が自身の障がい理解の分析です。2つ目が企業に求める配慮の分析です。
こちらは先ほどのパートでもお伝えしたこととかぶっているんですけれども、非常に大事な2つになります。
最後に自身の強みの分析になります。ここは先ほど北濱さんがおっしゃっていた能力のところとかぶるんですけれども、非常に障がい者枠ならではのところではあるかなと思います。
まず皆さんは働いてみたことがないと思いますので、実際に職場でどのようなお困り事が出るかはまだ分からないと思います。
とはいえできないこと、苦手なこと、状況によっては困ることはあります。そちらを言語化してみるのが非常に大事です。その上で企業に求める配慮も言語化してみることが非常に大事です。
ここで大きなポイントになってくるのが、ただ配慮を求めることにならないということです。企業が一番嫌うのが、やはり義務を果たさないのに権利を主張するという従業員を一番嫌う傾向がありますので、この配慮をしてくれたあかつきにはこういった貢献ができるよ、こういった能力発揮ができるよというところで強みを伝えてもらいたいです。
なので、先ほど実は1点、2点、3点でお伝えしたご自身の障がい理解、求める配慮、自身の強みの3つを分析するのは、実は1つのストーリーになっています。
この3つはセットで分析をしていただくといいのかなと思います。
北濱:
ありがとうございます。割と皆さん、できないことばかりに目を向ける方も結構いるのかなと今までの話を聞いてると思うんですけれども、そうではなくて自分が何ができるかとか得意かというところにもしっかり目を向けてもらいたいなと思います。
ありがとうございます。なので、もう障がいの有無にかかわらず、基本は先ほどお伝えしたここからまずは取り組んでいってほしいです。
そこからさらに自分の障がいと向き合って自分のできること、苦手なことを明らかにしていくところをプラスでやっていってもらいたいなと思います。
続いて、エントリーシートの準備として自己分析の話を今してきたんですけれども、自分のことばかりでもやはり駄目で、準備としては足りていなくて、もう一つ注目してほしいのが仕事研究で明らかにしてほしいことです。
何となくあの会社がいいなとか、社名を聞いて聞いたことがあるからこの会社に行きたいなだけで終わらせるとすごくもったいなくて、入社してからのギャップもそうですし、やはり自分に合う会社というのがどうしても視野が狭くなってしまうので、まずは好き嫌いせずに先入観を捨てていろいろな企業、いろいろな仕事のことを調べてみてほしいなと思います。これはもちろん障がいの有無にかかわらず、皆さんに共通して押さえてほしいポイントです。
仕事研究で注目したいことです。してほしい、したいこととして事業内容、これは必ず確認をしてください。
会社名だけを見て、例えばCMで見たことがある会社とかは、CMのあの15秒で知れる仕事内容は本当に限られていますし、消費者向けの情報になっているので、中に入社して働くとなると具体的にどのような事業を展開しているのか、どのようなお客さんに対してどのようなサービスを展開してるのだろうという辺りは、しっかりと働く視点で情報は集めてほしいです。
そして、関わる人や団体。いざ働いてみてどのような取り引き先とやり取りをするのだろうとか、実際に入社をしてみて誰とやり取りをするの、他の部署とのやり取りはどれぐらい発生するの、その辺りはしっかりと確認をしてほしいです。
事業内容や関わる人や団体などというのを考えていくと、必要な力は何だろうかというのも見えてくるかなと思います。
どうしてもこの必要な力というのが、企業のホームページや採用ホームページに全部が書いてあるわけではありません。
どうしてもこのような力のある学生を求めていますというのが書いてあっても、では実際その力を持った学生ばかり集まってきても、それは企業としては成り立たないので、やはりいろいろな人を求めている。
それは皆さんなりにやはり想像をしていかないといけなくて、企業情報、事業内容、関わる人や団体というものをしっかり調べていくと、例えば出先、外出してお客さんに提案するような仕事であればそれに対して必要な力は想像して見えてくるよねとか、そんな感じで仕事内容をしっかり理解した上でその仕事に求められる力というのは、自分でも想像しながら情報収集をしてほしいと思います。
それから右の2つです。企業文化や働き方、この辺りもやはり皆さんが気になるところかなと思います。
基本的にはやはり事業内容とか関わる人や団体というのを重点的に調べてほしいのですが、同じような事業を展開している会社同士でもやはりA社とB社では全然企業文化が違ったりします。
入社した新入社員をすごく手を掛けてものすごく丁寧に育てていく方針ですという会社もあれば、入社したらすぐもう即戦力としてどんどん仕事が任せてもらえて外に出していけるみたいな会社もあったりするので、それはもう全然企業によって違います。
それはどっちが良い悪いではなくて自分がどっちの会社が合っているかなというのを判断するために、こういった企業文化なども調べておくのがいいかなと思います。この辺も全部ホームページに載っているわけではないので、このあといろいろ調べてみないといけないということです。あとは働き方もそうです。
では調べてみてくださいというのでどうしたらいいのというのがスライドの下のほうに書いています。
企業研究の方法として、本当に企業研究の方法はいろいろありますが、冒頭で少し触れましたが、やはりインターンシップやワンデー仕事体験というのが今から、夏はちょっと落ち着いて秋冬のインターンシップとワンデー仕事体験がどんどん始まりますので、そういったところに参加をしてみてほしいなと思います。
先ほど守屋さんもおっしゃっていましたし、どなたかチャットでも書かれていたと思うんですけれども、実際働いたことがないから配慮してほしい内容が分かりませんというのを書いてくれている人もいましたが、それはみんなやはりそうなんです。
障がいの有無にかかわらず、誰でもやはり働いたことはなくて仕事のことが全然イメージが湧かないというのは最初はみんなそうなのです。
それを少しでも理解をして、少しでもイメージを膨らませた状態でやはり就職活動は進めていってほしいので、そのためにインターンシップに行って実際に働いてみるとか、企業の社員の方との交流の場を活用してみるとか、それで少しずつイメージを膨らませていくしか、地道な道しかやはりないのかなと思っています。
それからマイナビなどの就職情報サイトも、きょうこれはマイナビのTVなので、普段マイナビを使っている人が多いかなと思うんですけれども、引き続きマイナビの企業情報なども見てみてください。企業によっては先輩たちの声などそういったところも記事として載っています。
私個人的には企業の事業内容の文章をつらつらと書いてあるのは結構読むのがしんどいと思うんですけれども、先輩たちの声や実際に先輩が働いているインタビュー記事などを見てみると、やはりその場で働いている先輩たちの具体的な業務内容とかも見えてきて結構イメージしやすいです。
この会社に入ったらこんな仕事ができるんだなというイメージを膨らませるのに、マイナビもぜひ活用してください。
それからあと幾つか紹介しようと思いますが、合同説明会もすごくお勧めです。
一つの場にいろいろな企業が出展して集まっていて、複数の企業の仕事のこと、あるいはインターンシップのことなどを満遍なく聞くことができる、そんな機会もありますので活用してみてください。
それから順に、最後です。企業のホームページというので、これは私が学生の方と話をしていると、意外と企業のホームページまでしっかり隅々まで見てますという学生はあまりいないなと感じます。
企業のホームページはぜひ見てほしいです。なぜかというと、もう企業ホームページのデザインから、レイアウトから、その企業らしさというのがすごくあふれている企業がとても多いのです。
特にその企業のホームページの中でも採用のホームページを見てみると、それこそどのような仕事をしているのかとか、どのような力が発揮できるのかとか、どのような職種の募集コースがあるのかなど、そういったところが細かく書かれていたりもするので活用してみてください。
マイナビを使って満遍なく情報を集めて、特に興味を持った企業は少なくとも企業ホームページは一度は見て企業研究しておくのがいいかなと思っています。
少し私が結構基本的な話をまたしていたので、続いてまたこれも自己分析と同じように守屋さんに聞いてみたいと思います。
障がいのある学生ならではの企業研究のポイントはありますか。あるとすればどのようなポイントですかというのを教えてください。
守屋:
ありがとうございます。本題に入る前に今いろいろな手法が出ましたけれども、個人的にはやはり先輩社員に聞いてもらったりなど、先ほどカジュアル面談という言葉もありましたけれども、そういった形で実際に企業さんと話をしてもらってすり合わせていくのが一番皆さんにとっていいのかなと思います。
合理的配慮も、先ほどチャットでもありましたよね。どのように受ければいいか、どのように配慮事項を考えればいいか分からないというケースはあると思うので、ぜひ企業研究する上で一番いい手法は実際に会ってみることだと思います。
それを前提に今からのポイントを聞いてもらいたいと思います。
では、例えば実際に会うことができたら聞いてほしいのがこの2つです。
先ほど北濱さんが言ってくれたことに加えてこの2つだと思ってください。
1つがその企業の強みです。2つ目がその企業にまつわる数字です。先ほどホームページの話がありましたけれども、ホームページではこの2つ目の数字を確認してください。
1つ目の強みなんですけれども、当たり前のことを言うんですが、どの企業さんも競争しています。ライバルが必ずいます。その中で優位性があると思います。
でも、何でその優位性やこだわりや大切にしていることがあるのかなというところは、必ず理由やその企業のこだわりや深い思いがあります。
そこを知ることで皆さんももしかしたらその思いに共感できるかもしれません。あ、その考えはいいな、それは私も参加したいなと思ったら、実はそれがそのまま志望動機になり得るのです。ですので、その企業さんが何を大切にしているかというところの強みをぜひ確認してほしいです。
例えばマイナビも新卒の皆さんと企業をマッチングするというところに非常に強みを持った会社です。
私たちも理由があったり、こだわりがあったり、そこに対して非常に強い思いがあってここに強みを立てています。そのようにいろいろな企業さんも強みがありますのでぜひそこを確認してみてほしいです。
2つ目に言った数字です。数字がなぜ大事かというと一番の事実だからです。
働きやすさ、やりがい、こういったこともすごく大事ですが、これはなかなか数字で測りにくいのですが、うちはやりがいがあるよ、働きがいがあるよと言われて志望動機に書くのです。御社は働きやすいから入りたいですなど。でも、働きやすさは言葉だけでは測れないんですよね。なので、必ずその数字でどれぐらい働きやすいのかとか、どれぐらいやりがいがあるのかは必ず数字で比較ができますので、数字を確認するためにホームページの活用などをしていただくのがよろしいかと思います。
こういった企業分析やビジネス理解を怠ったことで、この目の前の学生さんはあまりうちのことを分かっていないなと思われてしまうと非常にもったいないです。
そういった意味でもぜひしっかりと企業研究してほしいなと思います。
北濱:
ありがとうございます。自己分析の時とは違って、やはり仕事研究に関してはもう障がいがあるからこれに特に気を付けてほしいというものが特段あるわけではなくて、とにかく企業のことを徹底的に調べる。守屋さんのお話ですと強みと数字という話もありましたけれども、しっかりその企業の良さだったり実際にどういう数字を残して、どういう実績がある会社なのかしっかり見てほしいというところで、この辺りは本当に障がいの有無にかかわらずもうとにかく確認してほしいポイントかなと思っています。
やはりどうしても障がいがあるから働きやすい会社、働きがい、働きやすさみたいなところに寄ってしまいがちなところもあるとは思いますが、それももちろん大事だと思います。
それなしにはやはり働けないよと思う方ももちろんいると思うので。ただそこだけではなくて実はやはりその企業のことを徹底的に調べて、その上でエントリーシートに落とし込んでいくというその準備は絶対に欠かさないでほしいなと思っています。
では、実際にその企業の探し方や企業研究の方法の中でお伝えした合同説明会というところで、1つ皆さんに紹介したいものがあります。
皆さんにお勧めだなと思ってきょう幾つかある合同説明会の中から1つ、2つピックアップをしてきました。
一つは10月29日と30日にある、これは画面を見てほしいのですが、障がいのある学生のための合同説明会ということで、そういったイベントをマイナビのウェブで開催予定です。
2日間あるのですが、皆さん、これを予約されている方はどれぐらいいらっしゃいますか。
予約は結構入っていると聞いているので、きょう参加してくれている学生の中にも予約しましたという人がいたらチャットで教えてほしいのですが、どうでしょうか。
もしまだ予約していませんという方がいれば、今左下のバナーを切り替えました。
マイナビチャレンジドWEBセッションと、障がいのある学生のための合同説明会のページに直接飛ぶことができるバナーに切り替えたので、こちらをクリックしてまだ予約していないよという方は予約をしておいてください。ありがとうございます。うれしい。皆さんの様子が見えないのでこうやってチャットを寄せてもらえるととてもうれしいです。
ありがとうございます。まだ予約できていないよという方は左下のバナー、もしくはこのスライドのQRコードを読み取ってマイナビにログインして予約することができます。
先ほど守屋さんからも企業の話をしっかり直接聞いてください、数字を見てくださいという話がありましたが、そういったところが実現できるのがやはり合同説明会のいいところかなと思います。
しかも1社だけではなく何社か聞くことができるので、こういった機会を活用してください。
予約した方に予約の特典があって、その辺りも真ん中辺りにオレンジの文字で書いてあるところを確認してみてください。
予約と当日の出席票の提出でまたここでも選べるeギフトをプレゼントしていたり、あとはイベント当日に先着順で1対1の皆さんとオンラインの個別の相談会ができるチャンスなどもこの時間に設けているので、企業の話を聞くだけではなく、そういったところもうまく活用してください。
1日目と2日目の違いなのですが、1日目がライブ配信で2日目は1日目の見逃し配信になっています。
だから1日目で全部の話を聞けないよという人も、2日目に見逃した企業の配信は聞くことができるので安心してください。
なので、両方を予約しておくのがお勧めかなと思っています。あとは11時から18時となっていますけれども、この時間ずっと張り付いておく必要もないので安心してください。見たい時間だけ見るので大丈夫です。
シラタマさんは先ほどきょう予約しますと言ってくれた方かな。今予約します。連続して2日間予約しようとするとエラーが出てしまうこともあるみたいで、ちょっと時間をおいて2日分予約してみると恐らくエラーなく進むことができるかなと思っています。
そうなんですよ。一気に2日予約しようとするとエラーが出てしまうことがあります。
どうでしょう。皆さん予約に関して、予約しながら疑問点があれば今解消していきたいと思いますが、大丈夫そうですか。あとは大丈夫かな。
どうしてもやはり1日目だけでは聞き切れない話もあると思うので。それで、一回聞いた話ももう一回聞くと理解も深まったりするので、そういう意味で2日間参加をお勧めしています。ありがとうございます。
タイムテーブルがComing Soonなのでもう少ししたら決まりますが、1日目の予約は今のうちにしておいてもらって全然問題ないです。
それで好きな時間、タイムテーブルが判明してから興味ある企業のところを実践的に参加するぞという感じで使ってもらって構いません。
大丈夫そうですかね。障がいのある学生の皆さんに話を聞いてほしいと思っている企業の方が出演されますので、この辺りの機会はぜひ漏らさず活用してほしいなと思っています。これが合同説明会です。
あとはより近い日程なのですが、もちろん障がいのある学生向けだけではなくて全国の学生向けのもっと規模の大きい合同説明会もウェブでどんどん開催をしているので、この辺りはマイナビのWEBセミナーのページを見てもらうと、いつどのようなイベントをやっているのか細かく記載がありますので、こういったところを活用してください。
私はこれがすごくお勧めなのですが、やはりイベントごとにプレゼントや特典が違います。ですので、予約して参加をしてプレゼントなどをゲットして漏れなく隅々まで活用してほしいなと思います。
たとえば、この10月8日のものだと、予約するだけで企業研究のポイントがまとまったPDFがもらえたりなど、そのようなこともあるので、当日少ししか顔を出せない、あるいは当日聞けないかもしれないという人もまず予約してPDFだけでもゲットするなど、そのような感じで活用してもらうのがいいかなと思います。こういった情報はマイナビのWEBセミナーを見てください。
そしてもう一つ、今合同説明会の話をしたのですが、続いてはサイトです。
この辺りを使っている、普段から見ているよという方ももしかするときょう参加してくれている人の中にはいるかなと思うのですが、障がいのある学生のためのサイト、ページというのがマイナビの中には実は用意がされています。
マイナビチャレンジドというサイトがあるのですが、マイナビの2024のページからリンクがありますのでそこから見てみてください。マイナビ2024のサイトの中の特集というところからマイナビチャレンジドというページに飛ぶことができます。
きょうこのタイミングで皆さんにお知らせしたいのが、黄色のぎざぎざのバッジが今画像として出ていると思いますが、これは10月4日から障がいへの配慮というその検索軸で企業を探すことができるようになります。
ですので、自分が持っている障がいの配慮がある企業をそのまま絞り込んで検索ができるので、そういう意味ではすごく皆さんも使いやすいサイトになっているかなと思います。
今はまだありませんが、10月4日、もう来週からはそういった検索もできるようになっているので、今まで使ったことがなかったよという方も活用をしてみてください。
企業研究や企業のことを知るのに役立つかなと思います。
あとは、企業探しだけではなく下のほうにコンテンツが充実などいろいろ書いているのですが、先輩たちの就活体験談や、障がいのある先輩たちがどのように就職活動を進めてきたのかみたいな体験談がまとまっていたり、障がいマニュアルを作ってみようとか、Q&Aなどいろいろなコンテンツも入っていますので、こういったところも参考にしてみてください。
あとはいろいろ、来年の3月以降になってくると、もう障がいの内容別の雇用実績などをチェックできるので、このマイナビチャレンジドというのは障がいのある学生であれば一度は見てみてほしいですし使ってみてほしいなと思っています。
ただ、企業研究の本当に基礎の基礎はまずは事業内容確認と、関わる人や団体をしっかりと見ること、あとは守屋さんのお言葉を借りるなら数字もしっかり見てほしいです。
それを見た上で必要な力を把握して、どんどん志望動機にも落とし込んでいってほしいなと思っています。
以上が準備です。すごく大変だと思うのですが、自己分析と仕事研究がいかに深められているかどうかで、このあといざエントリーシートを書くときに非常に楽になります。
先ほどお伝えした準備ができていないままいきなり書こうとすると絶対に、もう本当に大変だと思うので、先ほどの準備をまずは押さえた上で次は実践に移っていきたいと思います。
きょう1日で全部理解するのはなかなか難しいと思いますが、自己分析と仕事研究はしっかりと深める、準備はここをとにかく覚えて帰ってもらいたいと思います。
続いて実践です。自己分析と仕事研究をした上で、一番上の四角は先ほどの準備でしっかり整えた上で、あとは文章に起こして、あるいは他の人の視点を取り入れて、まずは文章を書いたら一回他の人に見てもらって、もう一回練り直してブラッシュアップしてもう一回文章にしてという下3つの工程を、とにかくずっと繰り返し行なってほしいと思っています。
とにかく自己分析、仕事研究を深めたらあとは文章にする、他の人に見てもらう、練り直す、これをとにかく繰り返してください。
実際に冒頭でお伝えした三大質問、この3つの質問が聞かれることが多いですよと言った自己PR、ガクチカ、志望動機ですね。
自己分析や仕事研究をしっかり深められた上で、ではどのように文章にしたらいいのというポイントはこちらの画像をご覧ください。
3つに共通しているのがきちんと結論から書きましょうねというのは、これは本当に3つ共通のポイントです。何も構成を考えずにいきなり文章を書き始めてしまうと、結局何が言いたいか分からない文章になってしまうので、人に何か伝える時も同じですが、言いたいこと、結論を最初に持ってくる。
自己PRであればアピールポイントや長所や強み。なので、私の強みはこういうところです、私はこういうところが得意ですという、そこから文章をまずは書き始めてほしいのです。
ガクチカも志望動機も同じです。聞かれていることに対して結論からまずは書くというのを意識してみてください。
文章を書くのが苦手ですという人ほど、この結論から書くということをまずは実践すれば、そのあとに書いてある文章は結局その結論に行き着く内容なのだという目で人事の方も読むことができるので、文章を書くのが苦手だなという人こそしっかり結論から書くというのは徹底してやってみてほしいと思います。
自己PRであればその結論を裏付ける行動や経験やエピソード、これが学生時代に取り組んできたことや、今まで自分の行動や生活を振り返ってみてそれが結局根拠になるんですよね。
私はこういうことができます、得意ですと言うだけではやはり足りなくて、実際に大学生活でその強みを生かしてこんなことをやってきましたというのが付くことでやはり結論の根拠になるので、そこはしっかりと伝えていってください。
それで、強みを仕事とか将来にどう生かしたいかという感じで締めると、自己PRはすごく伝わりやすいものになると思います。
ガクチカも同じような感じです。まず結論を書いた上で、ではそれは具体的にどのようなことをやってきたのという詳細や根拠というところを書いたりします。
その経験から得られたことや成長したことというのをまとめとして持ってくると、ガクチカとしてはすごくきれいなまとまりになるかなと思います。
よく自己PRとガクチカは何が違うんですかという聞かれ方をしますが、自己PRはやはり自分ができることや得意なことというのが軸となるのに対して、ガクチカですとやはり皆さんがその経験を通して成長したことや学んだことやそういったところに焦点を当てることが多いかなと思っています。
志望動機はいろいろ企業のことを調べた結果、どうしてその企業に応募したのか、入社したいと思ったのか、その理由がやはり結論に来ますね。
そう思った理由や自分の強みをどう生かせそうか、どのように活躍したいかという内容をしっかりとエントリーシートには盛り込んでいってほしいと思います。
エントリーシートは面接と違って面接官からの突っ込みが良くも悪くもないのです。
面接官からの確認というのがなくて、皆さんが文章で表現をしないといけないので、そういう意味ではできるだけ具体的にしっかりと文章は書いてほしいと思います。
人事の方がエントリーシートを読んだ時に何が言いたいんだろう、よく分からないな、抽象的過ぎるなとなってしまうと皆さんらしさが伝わらないので、エントリーシートはそこを注意してほしいと思います。
冒頭のチャットでもどなたかが書いてくれていたかと思いますが、エピソードに書ける経験がないとか、ガクチカはどうしようみたいなチャットも幾つかあったかなと思っています。
やはりコロナ禍だったので、どうしてもアピールできる経験も学生時代に力を入れたことも特にないですという学生の意見は割とよく聞きます。
ここ数年はやはりよく聞くのですが、1つ上の先輩たち、同じようにコロナ禍の学生時代を過ごしてきた先輩たちも、ではどういう題材をエントリーシートに書きましたかというアンケートを取ってみると、何もすごく変わったことをしていたわけではなくアルバイトや、あるいは学業のこと。学生であれば授業や研究などをやっていると思うのでその辺りを書いていたり、あとは趣味や特技のことをしっかりとエントリーシートの題材にしましたという先輩たちのこのランキングも参考にしながら、題材は何でもいいのでまずは文章で書いてみてほしいなと思います。
だから、どのような経験をしてきたかというその経験のタイトルの華やかさはあまり関係なくて、アルバイトでリーダーをしていましたとかリーダーではありませんでしたなどその辺は全然関係なくて、どのようなことをやってきたかのタイトルよりもその中身ですね。
リーダーではなかったけれどもこういうことに力を入れてきましたとか、授業で課題がたくさんあって大変だったけれども間に合わせるためにこういうことを工夫しましたなど、本当にありきたりな日常でもいいのでその中で自分がやってきたことというものをしっかりエントリーシートには具体的に書いてほしいなと思います。
それから志望動機のポイントも少し触れておきたいです。
志望動機に起こりがちなNGということで幾つかで並べているのですが、本当にこういう志望動機は多いです。単なるファン。もうこの会社が昔から好きでとか、この商品を小さい時から愛用していてその会社で働きたいと思いましたなど。
あるいは企業のホームページや入社案内に書いてあることを引用してそのまま載せている場合など。
その辺は企業の方は知っているので、知りたいのはやはり皆さんがどのような力を発揮してこの仕事に貢献できるのかとか、どうしてその企業で働きたいと思ったのかなどその辺りが知りたいので、どうしてもこの起こりがちなNGにはまってしまうと志望動機としては少しもったいないかなというところになります。
やはりこの辺のNGがどうして起こるかというと、本当に準備のところが足りていないという原因がほとんどです。
仕事研究やその企業の研究が徹底的にできていれば単なるファンの視点になったりとか、ただ引用しただけとか、あるいはどのような会社にも当てはまるような志望動機を書いてしまうなどそういったNGは避けられるかなと思うので、そういう意味ではやはり準備はすごく大事です。
あとは下2つのところを少し注意しておいてほしいです。
どうしても福利厚生とか、将来性とか、研修が整っているなど、とにかく自分がしてもらえることに共感しているだけとか、あとはあっては駄目というわけではないのですが、配属先とか勤務地へのこだわり強すぎる、それしかない志望動機とかだと、やはり企業の人は一緒に働く人を求めているので、そこばかりの志望動機ですとやや弱いかなというので起こりがちなNGとして挙げています。
皆さんが会社を選ぶ基準としてファンなんですとか、福利厚生を見ていますとか、配属先や勤務地が気になっていますなど、それを一部皆さんが基準として選ぶ分には全然いいのですが、志望動機のメインの部分として書いてしまうとそれは志望動機としては惜しいかなということになってきます。
この辺りははまらないように気を付けてください。
ブラッシュアップとか誰かに見てもらいましょうという話は先ほどもしましたが、改めて触れておきます。
自己PRも志望動機も作成した文章は必ず誰かに一度は見てもらってください。私も学生のエントリーシートを何回か見たことがありますが、結構自信がありますとか、何回も書き直してこれはもうばっちりだと思いますといって持ってきてくれた文章も、やはり第三者の目で見るとまだまだ抜け漏れというのはあります。
やはり本人ができたと思っても何も知らない第三者が見ると伝わりにくかったりするところは多々あるので、一回書いたら誰かに見てもらう。その誰かというのは誰かというと、皆さん学生であれば恐らく学校に行っていてキャリアセンターがあると思うので、そのキャリアセンターの職員の方に一度見てもらうとか、そういったところで他者評価をもらってそれを改善してもう一回書いて見てもらってというのを繰り返しやってほしいなと思います。
ここまでがエントリーシートの基本的な、基本的なといっても少しレベルは高かったと思いますが、準備を経た上でのエントリーシートの実践ポイントでした。
ここで守屋さんに質問なのですが、障がいのある学生ならではのエントリーシートの書き方のポイントはありますか。
守屋:
ありがとうございます。基本的には今、北濱さんがお話しいただいたことがとても大事だと思っているという前提です。
その上で障がいのある学生ならではのエントリーシートの書き方のポイントとして、企業に求める配慮は最後に書くということを知っておいてもらえるとうれしいと思います。
配慮は最後に書くということですね。自己分析で一生懸命言語化した障がい特性や、こういうふうに配慮してもらえたらいけますということをどうしても中心に書きたくなりがちですが、それは最後に伝えられるといいと思います。
例えば志望動機の場合ですが、この順番がいいと思います。
1・2・3のステップでお話しするのですが、ステップ1としてまず自分から見た企業の強みや仕事の魅力、これは1つ目に伝えてほしいです。
2つ目に、ではその企業の強みや魅力に対して自分の強みは何か、自分が貢献できることは何かというのを2つ目に伝えてほしいです。
最後に3つ目、その上で必要な配慮と自分の障がい特性。たぶんこのスリーステップでお伝えいただくと志望動機などはきれいだと思います。
当たり前の前提ですけれども、企業は利益を上げることで社会に貢献する存在です。
お金をより多く稼ぐ。つまりより多くの人の役に立つことがミッションの団体、組織になりますので、皆さんがその企業の営業活動や取り組みの中でどのような貢献ができるのか、あるいはどのような貢献がしたいのかでもいいと思いますが、そういったことが伝わることがとても重要です。
北濱:
ありがとうございます。すごく具体的で皆さんも分かりやすかったかなと思って。「バランスむずくない?」とフジさんが書いてくれていますが、確かにエントリーシートのどれくらいのバランスで配慮のことを書いたらいいだろうというのは、やはり皆さんも気になっていたところなのかなと思います。
ただ、やはりあくまで企業の方は一緒に働く人を求めているという、この企業側の視点というのも皆さん忘れずにいておいてほしいのです。
やはり自分が気にしてほしいこと、配慮してほしいことを伝えることももちろん大事ですが、自己分析とも関わってきますが、では自分が何が得意で何ができてそれでどうやって企業に貢献できるのかというところもやはりすごく大事になってくるので、そこはしっかり志望動機には盛り込んでほしいポイントかなと思います。
守屋さん、ありがとうございます。
というようなポイントを幾つか押さえた上でエントリーシートをしっかり作っていってほしいのですが、いざ文章が書けましたとなった時に作成する時や提出の前の注意点として最終チェックのような形にはなるのですが、このスライドも少し紹介をしておこうかなと思います。
もう本当に根底として大事なところは今いろいろと話はしたのですが、そもそも基本的にここが大事ですよというところがこのスライドになります。
赤で丸を付けているのが、WEBのエントリーシートでも手書きのエントリーシートでも共通の注意点になります。青字にしているのが手書きのエントリーシートの注意点です。ただ、守屋さん、今企業のエントリーシートはだいぶWEB化していますよね。
守屋:
はい。もうほとんどWEB化されていると思います。
北濱:
そうですね。ありがとうございます。少し前だと手書きのエントリーシートが多くて少しでも書き間違えたら全部修正してみたいな大変さがあったかなと思いますが、今はだいぶWEB化しているので主にはこの赤字のほうの注意点を見てもらうのがいいかなと思います。
誤字脱字や、あとは省略語。これは学生の方はすごく多いのですけれども、バイトは省略語です。アルバイトと書かないと正式な文章としてはやはりふさわしくないかなとかそういう細かいところ、省略語というのは気を付けておいてください。
学祭とかも学園祭とか大学祭とかとなったりするので、普段何気なく使っている省略語もやはり丁寧な文章にする時はきちんと正式な名称で書くというのは気を付けてほしいことかなと思います。
あとはこの書類なら、面接ならと書いてあるところも少し学生の中では混乱している方も多いようですが、書類上であればあなたの会社はという時は貴社と書きます。
面接で言葉として言う時は御社と言います。だからこの辺も、ではこれを間違えたから落とされるとかそういうものではありませんが、正式な文書として書くのであればこのような知識も持っておくといいかなと思います。
とにかくエントリーシートなので文章として書く場合なので、基本は貴社と書くというのは覚えておいてください。繰り返しになりますが書いた文章は一度は誰かに読んでみてもらってください。それで修正します。
そして、提出前にコピーやデータを残すというのは、これは意外と忘れてしまいがちなのですが注意をしておいてほしいです。
紙のエントリーシートであれば提出したら手元に残らないのでコピーを取っておくとか、WEBのエントリーシートでも応募フォームなどの形ですと送信してしまうともう手元に残らないとなってしまうので一回スクリーンショットを撮っておくとか、そのような感じで手元に残しておくことをお勧めします。
なぜなら、本当に冒頭にお伝えしたエントリーシートは何のために使われるのというところで、エントリーシートが面接の材料になります。
面接でエントリーシートの内容を基に皆さんに質問が来たりするので、皆さん自身も自分がエントリーシートにどのようなことを書いたか忘れてしまわないようにコピーやデータを取っておいて、面接前に一回それを読み直せるようにコピーやデータを残しておいたほうがいいです。やはり何社も出しているとどの会社にどのエントリーシートを出したか忘れてしまうので、そこは注意をしてください。
あとは早めに提出してください。やはり期日ぎりぎりに出すよりも余裕を持って出したほうがいいかなと思っています。
というようなポイントを押さえて、最後に作成ポイントのまとめということで、根幹となるのは自己分析と仕事研究です。ここはもう本当に二大ポイントです。
早めに文章を作成して誰かに見てもらってください。提出前の最終チェックも忘れずにというポイントを押さえてエントリーシートの作成をしてほしいなと思っています。
ということで、主な内容は質問にも対応しながら答えながらということで、あと2分ぐらい残して最後質疑応答ということで、全ての質問に回答できるかは分かりませんが、頂いている質問に幾つか回答をしていきたいと思っています。
主には1個2個ぐらい拾って終わりかなと思いますが、守屋さんに質問したいと思います。質問箱はどうですかね。
守屋:
スケジュールの件の質問もありますね。それに答えましょうか。
北濱:
そうですね。お願いします。
守屋:
ありがとうございます。質問いただいているのが障がい者枠と一般枠の選考のスケジュールの時期、これが違いがあるのかというところですが、企業さんによってはあります。
早かったり遅かったりなどがありますので、もしご不安でしたら1個前の先輩の時の情報などもホームページに載っているかもしれませんので、それこそ先ほど北濱さんがおっしゃっていたようにホームページのほうで個別に確認をしてもらうのが一番早いかなと思います。
北濱:
ありがとうございます。本当に企業によってさまざまなので、企業のページを一個一個見てみてもらうのがいいかなと思います。
そうしたら、もう1個だけピックアップして終わろうと思います。
最後に質問をしてくれている方、チャットのほうですね。企業研究が難しいです。企業を一つ一つ見ていくようなものですかというような質問を頂いていて、最終的にはやはり一つ一つの企業を見ていってほしいのです。最初から全社企業を一個一個細かく見ていこうとするとすごく大変なので、まずは自分が興味を持った業界の企業を本当にさらっと満遍なく見るぐらいの感覚で大丈夫です。
まずは例えばイベント、合同説明会で話をさくっと聞いてみるとか、まずは満遍なく見てみてその中で興味を持った企業をどんどん深めていくという感じで、全部の企業をきっちり調べていかないといけないというわけではないので安心してください。
ということで、ごめんなさい、全ての質問には答えられませんでしたが、チャットを頂いた皆さん、質問箱に質問をお寄せいただいた皆さん、ありがとうございました。最後に守屋さんから皆さんへメッセージを一言ぐらいで頂けますか。
守屋:
ありがとうございます。お時間ぎりぎりですみません。本日はありがとうございました。
本日のテーマはエントリーシートということでしたけれども、大切なのは企業と自分自身の深い理解というところだったと思います。
大変そうに思う方もいたかもしれませんが、こんなに無料でいろいろなビジネスのことを知る機会もなかなか人生でないです。
そして一番僕が大事だと思うのが、皆さん障がい者手帳をお持ちの方もそうでない方もいらっしゃるかもしれませんけれども、なかなか今までの人生でお困り事とかもあったのかもしれませんが、こんなにも自分自身と向き合って自分のことを好きになれるチャンスはなかなかないと思います。
自分のいいところ、自分は意外にこういうところがあるとたくさん発見できる非常にいい機会です。ですので、ぜひ後ろ向きではなくて前向きに楽しんで就職活動を頑張っていただければと思います。以上です。
北濱:
守屋さん、ありがとうございます。マイナビTVではこれからも平日毎週のようにいろいろな就活準備講座を開催していますので、皆さんいろいろな興味のあるテーマに参加をしてどんどん準備を深めていってほしいなと思います。
それでは少し時間は過ぎましたが、きょうはお忙しいところ最後までご視聴いただきありがとうございました。また別の講座で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。最後は手を振ってお別れしたいと思います。ありがとうございました。
守屋:
ありがとうございました。

- 障がいのある学生のための就活準備講座!~キホンをおさえる60分~
- 6/1配信
北濱:
学生の皆さん、こんにちは。
マイナビTV編集部チャンネル、本日もお届けしてまいります。
今回は、障がいのある学生のための就活準備講座、基本を押さえる60分というタイトルでお届けしていきたいと思います。
株式会社マイナビキャリアサポーターの北濱と申します。
普段、学校でガイダンスをしたりなど、就職活動の学習用教材の企画開発に携わっています。きょうはどうぞよろしくお願いします。そしてきょうの講座は、障がいのある学生の採用に詳しいお二人のゲストをお呼びしています。まずは1人目のゲスト、井上さん、自己紹介をお願いします。
井上:
こんにちは。株式会社マイナビの井上と申します。
現在私は新卒の障がい者の採用支援企画業務、マイナビチャレンジドなどを担当させていただいています。本日は皆さんの不安を少しでも払拭できるようにする時間としたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
北濱:
井上さん、どうぞよろしくお願いします。自己紹介のスライドに書いていただいている、マイナビチャレンジドというのも、皆さんにお勧めのサイトになっていますので、この辺りは途中でいろいろと紹介をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
そして本日のゲストはもう一人、守屋さん、自己紹介をお願いします。
守屋:
皆さん、こんにちは。マイナビパートナーズから参りました守屋と申します。よろしくお願いします。
私はマイナビに入社して、ずっと13年間営業をしていました。今はマイナビパートナーズという特例子会社におるのですけれども、そちらで障がい者向けの人材紹介サービスのほうを担当しています。
きょうは企業さんの目線で、皆さんにいろいろな情報提供をできればと思ってまいりましたので、よろしくお願いします。
北濱:
守屋さん、よろしくお願いします。
きょうは企業側の視点もたくさんお話しいただけるということで、皆さんはもう今、チャットをたくさん書いてくれていますが、きょうはこのチャットをしっかり活用して、気になることや、例えば分からない言葉などがあれば、何でも気軽にチャットで教えてください。きょう初めてマイナビTVに参加して、チャットも初めて使うという方もたくさんいると思うのですけれども、今後こういったWEBセミナーになってくると、企業の方とのコミュニケーションを取るにもチャットを活用したりしますので、しっかりチャットを活用して、分からないところはどんどん解消をしていってもらいたいと思っています。
そんなマイナビTVの機能紹介。初めての方もいらっしゃると思いますので、ここであらためて紹介をしておきます。まずはバナーから出席票を提出ということで、こちらの出席票に関しては、きょうの講座の後半に左下にバナーを掲出したいと思いますので、そちらから出席票の提出をお願いします。
今説明したように、チャットで私たち出演者と、それから学生同士でもコミュニケーションを取ることができますので、自由に書き込みをしてください。ただ、チャットは皆さんが今書き込んでくれているとおり、学生同士も見ることができます。チャットの横にある質問箱もきょうはうまく活用してください。質問箱に投稿された質問は、こちらに並んでいる私たち三人だけが見ることができるものになりますので、何か個別で聞きたい、チャットだと何回質問しても流れてしまうなど、そういうことがあればチャットだけではなく、質問箱にも投稿していただければと思います。
それから、先ほど紹介した出席票を提出すると何がいいことがあるの?というと、こちらのスライドにあるとおりです。4~5月に実施するマイナビTV就活準備講座、きょう以外にもいろいろな講座を配信しています。そこに出席をして出席票を5回提出すると、6月中旬にプレゼントがもらえると、そんなキャンペーンになっていますので、きょうの講座だけではなく、いろいろな講座に参加をして出席票を提出して、ここにあるようなオフィシャルブックをしっかりゲットしてもらいたいと思っています。
何かTVの使い方で分からないことなどもあれば、チャットや質問箱で遠慮なくお寄せください。では、きょうは皆さん60分よろしくお願いします。
ということで、皆さん早速ですが、ちょっと場をあたためたいなと思っていまして、チャットタイムということで、少し皆さんの今の気持ちだったり不安だったりというのを、チャットに書いて教えてもらいたいと思います。就職活動をするにあたって不安なことや気になることをチャットで教えてください。
皆さんがチャットを書いてから、私たちが確認するまでにちょっとだけタイムラグがあるので、ちょっと拾うのが遅いかもしれないですが、皆さんどうでしょうか。
きょうはせっかくなので、私たちもここに寄せられたような不安や疑問を解消できるような場にしたいと思っていますので、ぜひ教えてください。
質問箱に寄せてくれている人もいます。皆さんどうでしょうか。きょうはこのチャットが皆さんとのコミュニケーションの場になりますので、積極的にぜひ書き込んでみてください。いいですね。ありがとうございます。「何をしたらいいの?」や「24卒ですが、もう取り組んだほうがいいですか」や「ガクチカが見つけられません」「よく分からないので知りたいです」というのもあります。
「今、何から始めたらいいですか」や「何も準備していないので不安です」という方は、もうきょうのこの講座に参加していただければ、だいぶ解消できるかと思います。
あとは、ご自身の障がいをどこまで伝えるべきかや、どこまで言ったらいいのか、理解してもらえるのか、そんな不安もやはり多いです。
障がいへの配慮。あとインターンシップというキーワードもあります。ありがとうございます。
こんな感じで、学生同士でお互いの意見を言い合う場というのもなかなかないと思うので、そんな不安の共有など、今同じ就活生がこんな不安を持っているのだなと、そんな場としてチャットも使ってもらえるとうれしいです。
こんな感じで、皆さん、気になることなどを、講座の途中でも全然構いませんので、どんどんチャットにお寄せください。
ということで、早速ですが本日の内容に移っていきたいと思います。きょうは大きく分けて、この3つのセクションに分けて話をしていきたいと思います。まずは障がい者の基本採用環境、それから先輩たちの疑問から探る企業の視点ということで、ここで企業側の視点のお話をしていきたいと思います。そして最後に、何名か書いてくれていますが、インターンシップの参加の流れや企業の探し方。そして最後の10分はお時間の許す限り質問コーナーとしたいと思います。
ではまず1つめのセクションです。障がい者の就職採用環境というところで、こちらの情報に詳しい井上さんからお話をいただきたいと思います。井上さん、どうぞよろしくお願いします。
井上:
お願いします。では、こちらのパートでは障がい学生の就職採用環境についてお話をさせていただくのですが、まずは一般的な就活全体のスケジュールからお話したいと思います。
既に学内ガイダンスなどでもお話を聞かれている方もいらっしゃるかとは思うのですけれども、あらためて聞いていただければと思います。
就活スケジュールは、就職活動の準備期と活動期と決定期の、大きく3つの時期に分かれています。活動期の3月というところに企業の採用情報の公開というふうに記載をさせていただいています。3月から企業へのエントリーや企業説明会が始まりまして、順次書類選考や面接などの選考が始まるというようなスケジュールになっています。
ただ、準備期に記載しているとおり、早い学生さんですと3年生の今ぐらいのタイミングから、自己分析や業界仕事研究などを始めています。また、青い帯のところにISと記載させていただいていますが、企業さんが主催するインターンシップに参加したりすることでも準備を始めることが可能です。後ほど、企業さんやインターンシップをどのように探すのかというところも、詳しくお伝えさせていただければと思っていますが、こちらのパートでは、障がいのある先輩がどのように就職活動や就職活動前の準備を行っていたのかというところをお伝えします。
ここからは、昨年マイナビで行った調査データ等を見ながら、障がいのある先輩の活動について見ていければと思います。ですのでこちらのパートでは、きちんと先輩の活動について捉えていきましょうというところをポイントにしていきたいと思っています。
では、まず障がいのある先輩はインターンシップに参加していたの?というところ、先ほどコメントでもありましたけれども、実際にインターンシップに参加していたのかどうか気になりますよね。こちらは実際皆さんはどう思われますか。チャットなどでもいただければと思います。こちらは、参加しているよねというふうに思っている方も多いかというふうに思うので、次に進めます。
実際には約8割の先輩が、インターンシップに参加していたというデータになっています。こちらは先ほど、一般的な就職活動のスケジュールにもありましたが、インターンシップという言葉はよく聞かれるかと思います。実際に一般の学生さんでも、約8割の学生さんがインターンシップに参加するというような調査もありますので、障がいの有無関係なく、多くの先輩がインターンシップに参加していることが分かるのではないかというふうに思います。
では具体的に、いつ頃のインターンシップに参加しているのかというところも気になるポイントかというふうに思いますので、こちらのデータも持ってまいりました。
こちらは3年生のタイミングでインターンシップに参加したことのある先輩を対象にしたデータになっています。3年生で参加した方は、早い方ですと3年生の4月から参加が始まっていまして、3年生の6月、8月、9月の時期がピークになっています。特に8月、9月は学校の夏休み期間ということもありまして、かなり参加しやすい状況なのかなということがうかがえます。また、8月、9月は企業さんのほうで短期間ではないインターンシップのプログラムを用意している企業様も多いですので、じっくり業務体験をして、自分に合っているかどうか知りたい場合には、特に夏休み期間に開催されるインターンシップを探されるといいのではないかというふうに思います。
こちらです。先ほど触れてしまいましたが、企業さんが主催するインターンシップ期間はさまざまになっています。
こちらもお持ちしました。まず左側のグラフです。期間としては2日間から1週間程度のインターンシップが人気があることが分かるかと思います。もちろん単日開催のインターンシップも気軽に参加できるので人気があるのですけれども、業務が実際にできそうかどうかじっくり確かめたい場合には、少し長期間のインターンシップに参加することもお勧めです。
続いて右側です。右側は参加したことのあるインターンシップの企業数を記載しています。こちらは2~3社参加している先輩が多いことが分かるかと思います。やはり2~3社参加することで、自分で企業さんの比較ができたりもするので、どういった会社さんだったり、業務が自分に合っているのか分かりやすくなるかと思います。
なので、2~3社参加することを目安に、自分で参加できそうな期間を見つけて、スケジュールを立てていくのがいいのではないかというふうに思っています。
ここまでが、就活のいわゆる準備期というところで、特にインターンシップについてお話をさせていただきました。
ここから就職活動についてのお話にしたいと思います。こちらは記載をさせていただいているのですが、企業さんによって障がい学生の専用の枠、専用のコースと一般枠といわれるもの、また、その両方を用意されていることがあります。
まず障がい者枠についてです。就職活動時点で、障がいのことを企業さんにお伝えをして、特性だったり症状について配慮を受けながら働くことのできるコースになります。こちらについては、就職活動のときに障がい者手帳の提出が必須になるコースになります。
例えば通院だったりですとか、休暇のようなところを事前に相談しながら進めることができるので、安心できるコースかというふうには思っています。
下の一般枠についてです。こちらは上記の障がい者枠ではない求人のコースになります。一般の学生さんと同じ条件で採用試験を受けるコースになります。実態としては、企業さんは一般枠のみをご用意されている企業さんも多いのが実情にはなります。なので、事前に相談できないのかなというふうに不安に思われる方もいらっしゃるかと思うのですが、こちらは合理的な配慮というところは、もちろん企業様に取っていただけることもできますので、事前に企業担当者さんへ相談いただいたりしながら進めることをお勧めするコースになります。
今、こちらで2つの枠、コースをお伝えさせていただいたのですけれども、先ほどチャットにもありましたが、自分はどちらのコースで応募しようかというようなところを悩まれている方もいらっしゃるのではないかというふうに思います。
先輩たちがどういうふうに活動していたのかというところも、データをお持ちしています。こちらは先輩たちにアンケートを取りました。一般枠と障がい枠でどちらで就職活動を行なっていましたか、というような結果になります。約半数の先輩が、障がい者枠と一般枠の両方を使っていましたということで回答をしてくれています。
実際に企業さんの採用情報などを見ていただくと分かるかと思うのですが、行きたい企業さんには障がい枠がないので、一般枠で応募しましたということでしたり、志望企業ではないのですけれども、障がい者枠があるので応募してみましたというようなことがあるかというふうに思っています。なので、早めのタイミングでどちらかに絞り込まなくても大丈夫かというふうに思っていますので、そこだけ覚えていただければと思っています。
北濱:
井上さん、ありがとうございます。ちょっと質問箱のほうに一般枠と障がい者枠と、それに関する質問に幾つか届いていまして、これに関してはこの後、企業側の視点ということで、守屋さんのパートでしっかりと説明をいただきたいと思いますので、皆さんが現時点で気になることがあれば、質問箱にどんどんお寄せください。
井上さん、お願いします。
井上:
ありがとうございます。では、こちらで私のパートの振り返りを簡単にしたいと思います。インターンシップや就職活動のポイントとして3点記載をしています。
1点目です。多くの先輩がインターンシップに参加しているということがお分かりいただけたかというふうに思っています。なので、あまり気張らず、積極的にインターンシップにぜひ参加していただいて、どういった企業さんがとか、どういった業務が自分には合っているのかということを、短期間ではなく長期間でも確認をいただければ、いい機会になるのではないかというふうに考えています。
2点目です。インターンシップで実際の業務を体験して、自分ができる業務かどうかを確認しましょうというところです。こちらは先ほども申し上げましたが、短期間だとなかなか企業さんの説明だけで終わってしまったりですとか、そういったこともあるかなと思いますので、なるべく業務の体験ができるインターンシップなどに参加いただくこともお勧めかというふうに思っています。
3点目です。一般枠、障がい者枠をお話しさせていただいたと思います。こちらも最初からもうこちらにしようというふうに決めるのではなくて、両方使って就職活動をしている先輩が多いのだということをまずは覚えていただいて、ご自身でも求人の内容なども見ていただければいいのではないかなというふうには思っています。
北濱:
井上さん、ありがとうございました。皆さん、環境など、他の学生、先輩たちがどのように動いていたのかを知る機会はなかなかないと思うので、きょうの講座の内容を参考に、インターンシップの参加率の高さなど、あと参加社数が1社ではなくて、やはり複数社に参加することで違いが分かって、自分により合う企業が見つかるというのもあると思いますので、今、井上さんにお話しいただいた内容を参考に動いていただけたらと思います。
ただ、ここから動き始めるについて、やはりこれまでも先輩たちからたくさんいろいろな質問が私たちにも寄せられています。こういう場合どうしたらいいですかというので、結構皆さんの気になるポイントは似ています。やはり同じようなところが多くの学生が気になるところになりますので、去年までで先輩たちから寄せられた質問の中で、割と多かったものというのを、事前に私たちのほうでピックアップして、皆さんに紹介をしたいと思います。それが今からのパートでお伝えをしていきたい内容になります。プラスで、皆さんから今寄せられた質問箱の内容なども併せて拾いながら、ここからは守屋さんにたくさんお話を聞いていきたいと思います。
皆さん、しっかりチャットを使ってください。チャットすることでプラスで情報を引き出せたりもしますので、きょうの講座だけに限らず、こういったセミナーではチャットの活用が鍵になってくるかと思います。
ということで、早速ですが、質問を私たちのほうで事前にピックアップしてきたものが6つあります。この質問に関係して、今いただいている、質問箱に届いているものなども、ちょっとピックアップしながら守屋さんにお伝えして、回答いただいてという形の時間にしていきたいと思います。
ということで、まずは質問1つ目として、先ほど井上さんから、就職活動の全体的なスケジュールのお話をいただきましたが、気になった人もいるのではないかと思います。障がい者採用と一般枠採用では選考のスケジュールが違うのですか、どうですかという質問です。いかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。結論から申し上げますと、スケジュールが違うケースもあります。結構会社によっても、ここは差があったりするところです。なので、ちょっとお手間かもしれないのですけれども、一社一社、例えばなのですが、2023年卒の大学生を対象とした採用サイトを各社様が持っていますので、そちらに行っていただいて、まず一般枠と障がい者枠が分かれているのか、一緒なのかというところはご確認いただけると思うので、そこで確認をするとともに、スケジュールも違うのかなど、例えばインターンシップなどは分かれていたりします。なので、そこについても1個上の先輩たちのときにどうだったかというのは参考になるはずなので、ぜひご確認いただければと思います。
北濱:
ありがとうございます。確認するときは、企業の採用ホームページ、採用の企業のホームページを見に行けば分かるような形になっていますか。
守屋:
そうです。各社様の採用ホームページというのが独立してあるケースが多いかと思いますので、そちらで大丈夫だと思います。
北濱:
ありがとうございます。結構企業によるということなので、気になる企業をまずは見つけてみて、自分で情報をいろいろと見に行ってみてほしいなと思います。ありがとうございます。
そうしましたら続いて、この質問もよくあるのですけれども、ざっくり言うと、去年までに企業の雇用実績を確認すると障がい者の雇用がなかったから、エントリーしたり、あるいはインターンシップに参加しても大丈夫なのかという不安がやはり多く寄せられているので、こちらについては守屋さん、いかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。この質問は、先ほどチャットでも、理解してもらえるかどうかちょっと不安だというようなお声もありました。これに関しては、結論から申し上げますと、もちろん応募して大丈夫ですし、ぜひチャレンジしていただきたいと思っています。
というのも、雇用実績がなかったとしても、どのような環境で働けるのか、あるいはインターンシップができるのかであるなど、それは各社によって結構違いがあったりしますし、一歩踏み込んでみたら、そんなことをしてくれるんだ、そんなに理解してくれるんだというケースもきっとあると思います。ただ、そうやって一歩踏み出さないと分からないことですので、ぜひちょっと勇気が要るのですけれども、そこは応募は大丈夫なので、どんどんしていっていただければいいなと思います。
北濱:
チャットのほうにこれに関して質問が寄せられていまして、インターンシップ応募のときに障がいのことは伝えたほうがいいですかという質問なのですが、こちらはいかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。プレエントリーをして、その後実際に自分が本当に応募する、本応募のときなどには必ず伝えたほうがいいかなと思いますので、プレエントリーをしてから、実際に本当に応募をする、この期間までに登録フォームなど、学生さん側から企業さんにメッセージを送れるような仕組みが各社整っているはずなので、そこでぜひ自己開示していただければいいのではないかと思います。
北濱:
ありがとうございます。今守屋さんからエントリーという言葉と、応募という話が出ましたが、今マイナビなどでまずはエントリーをして、企業からインターンシップの詳細などを受け取ってから本応募となるパターンのほうが多いので、そのタイミングで伝えられるように準備をしておくというのがいいかなということです。ありがとうございます。
そうしましたら、続いて3つ目の質問で、これも先ほどの質問と少し似ているのですけれども、志望企業がある学生さんで、インターンシップ情報や募集要項がなかったと。応募してもいいという話が先ほどあったと思うのですけれども、では、いざ応募するとなったときに、募集要項がないから一般枠に応募したらいいですか。それともやはりそこは諦めたほうがいいですかという質問です。いかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。こちらに関しては、ぜひ諦めないでいただければと思っていまして、一般枠に応募しなければならないというわけではないと思っていて、まずは企業さんの質問フォームのようなものが恐らくあると思うのですけれども、そちらに自らのメッセージを送って、恐らくメールで問い合わせを受け付けているケースが多いのかなと思うのですが、そういったところでメッセージを送っていただいて、こういう障がい者手帳を持っているのですが、インターンシップに参加してもいいですか、あるいは参加した場合どのような配慮があるのかというようなところは確認していただけると思います。
この後も、繰り返しこの話はするかもしれないのですが、非常に大事なのが、今これから応募しようとしている皆さんが、一般枠で行きたいのか、あるいは障がい者枠で行きたいのかというところの自己分析だったり、自らの障がいについても考えていただいたときに、どちらのほうがいいのかなというのを明確にしていただくのがすごく大切です。企業さん側も配慮したりなど、皆さんのためになる採用活動をしたい、あるいはインターンシップの活動をしていきたいのですけれども「君はどうしたいの?」というところの答えがないと、企業さんも困ってしまいます。なので、自ら問い合わせをしていただくときにも、こういうふうにしてもらうとうれしいですというのを、はっきりと自己開示いただける準備をしていただくのがポイントかと思っています。
北濱:
ありがとうございます。なので、6月1日からインターンシップの応募などもどんどん始まっていきますので、今がまさに考え始めるきっかけの時期かなと思いますので、今守屋さんがおっしゃったように、皆さん自身がまずはどうしたいのかというのをしっかり自分自身に問い掛けて、あるいは周りの方に相談をしながら、しっかり自分の考えを整理していってもらいたいと思っています。
そうしましたら続いて、6つの質問のうちの4つ目に行きたいと思います。これは、去年先輩からもいただいた質問なのですけれども、私は聴覚障がいがありますと。選考などでグループワークがある企業が多いので不安ですと。企業の方に参加前に障がいがある旨を伝えたほうがいいですか。伝える適切なタイミングがあれば知りたいですということで、こちらの質問についてもいかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。これは聴覚障がいかどうかは関係ないかもしれないのですが、やはりグループワークでの選考というものにある程度配慮がなければ参加ができなかったり、抵抗感があってパフォーマンスが最大限発揮できないという、そういったご事情がある方は、ぜひ繰り返しになるのですけれども、企業さんの受け付けフォームのようなところに、その旨をぜひお伝えいただきたいと思います。それによってグループワークではなくて、では面接にしようかというふうに切り替えていただける余地というのが必ずあると思いますので、そこに関しても自己開示いただくのがいいのかなと思います。
北濱:
ありがとうございます。質問1番かな。スケジュールが違うよという話もあったと思うのですが、やはりまずは企業の方に聞いてみる。企業の方もそんなすごく怖いような相手ではないので、きっと優しく教えてくれますし、皆さんにぜひ入社してほしいという思い、インターンシップに来てほしいという思いがあると思いますので、確認する、聞いてみる、そして皆さん自身が伝えてみるというのをしっかりやってみてほしいと思います。
では続いて、しっかり伝えていきましょう、自己開示していきましょうという話で、準備をしましょうという話が今まであったと思うのですけれども、では具体的にどのような準備が必要ですかという質問をいただいています。それをまた伝えるときに、先ほどの回答とかぶるところもあると思うのですけれども、注意したほうがいいことというのがあれば知りたいですというので、いかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。ご自身の障がいの特徴であるとか、どういう状態なのかというところを、まず伝える準備をするというのが1つ目だと思います。
2つ目に、それに対してどのような配慮や処置をしてくれたら助かるのか、この2点を伝える準備をしていただきたいと思います。
先ほど申し上げたこととかぶるのですけれども、これが実はすごく大切でして、企業さんもどうしていければ本人の個性を一番活かせるかということを常に考えています。怖い存在ではないと先ほど言っていただきましたけれども、本当にそうで、どうすればいいのかと、そういうクエスチョンマークがやはり企業様の頭には常にありますので、それに対して、私はこういう人間でこういう特性を持っています。そのためにこういうふうにしてもらったら助かりますということを伝えることがすごく大事だと思います。
その上で1個ポイントになってくるのが、これが難しいのですけれども、わがままと配慮は違います。配慮を伝えてほしいと思っていますので、ゼロか100かのようなところは、どうしてもわがままになってしまうと思うので、例えばですけれども「注意を厳しくされると、なかなかパフォーマンスが発揮できないから注意はしないでください」と言われてしまうと、それはどうしてもわがままになってしまうので、どうしてほしいかという対策をセットにすることで配慮になると思っていますので、今のケースで言うと「注意をするときは面談などで、2人で個室で指摘もらえると助かります」など、そういったたぶん具体的にどうしてほしいかというところまでセットでお伝えいただくと配慮に変わると思いますので、ぜひわがまま、「こういうふうにしてほしいんですよね」というようなところで終わらずに「こういうふうなことを具体的にしてもらうと助かります」というところまでセットでお伝えいただくのがポイントです。以上です。
北濱:
ありがとうございます。ちょうどわがままに思われないかというような質問箱のほうにもいただいていて、そこの伝え方などを迷う方が多いのではないかと思います。今、守屋さんがおっしゃったように、全くシャットダウンで「できません」や「こうすると困ります」で終わるのではなくて、では「代わりにこういうふうにやってもらえると働けます」や「助かります」など、その辺りの一歩先です。自分がこういうことが苦手だから、こうしてほしいというところまで、しっかり自分自身でどうしてもらいたいのか、どうしていきたいのかというのを、これを自己分析です。自分の障がいに対しての分析と、それを伝えるというところをしっかり意識してもらいたいと思います。
いろいろと質問をいただいているのですけれども、まず6つ目の質問まで進んでしまおうと思います。
よくある質問。これもすごく多いのですけれども、手帳には書いていない障がいがあります。この場合も企業の方にお伝えしたほうがいいですかというのと、あともう一つ、いつぐらいに伝えたらいいですかという、この2つに回答をお願いします。
守屋:
ありがとうございます。大前提としてなのですけれども、もちろんご自身が言いたくないことを、無理やり企業さんに言う必要はないと思います。ただ可能な限りお伝えいただいたほうがいいかと思います。障がいと言っても非常に幅が広く、同じ障がい名でもいろいろなコンディションの方がいらっしゃると思いますので、例えば手帳がないケースもあったりすると思います。いろいろなケースがありますけれども、その中で少しでも、私はこういう人間ですというふうに自己開示するときに、なるべく細かく障がい手帳には書いていない障がいがあるかもしれないけれども、それも言ったほうがいいかと思います。言うことによって、企業さんのほうから「であればそういう先輩が過去にいたんだよね」「じゃあ、こういうことはうちだったら用意できるよ」など、そういった発展性があるかと思いますので、可能な限り開示してもらうのがいいと思うのと、「いつ」は非常に難しいのですけれども、可能であれば面談ですとか、1対1で面接になるタイミングがあればそのときにお伝えいただくのが良いかと思います。
北濱:
ありがとうございます。なので、皆さんのゴールは内定をもらうことではないと思うので、やはりその先に内定をもらって働くというところを考えると、自分の配慮してほしいことや障がいのことなどというのは、ある程度伝えておくというのが皆さんにとってもですし、そこの会社の方にとっても、双方にとっていい結果になるかと思うので、参考にしてもらいたいと思います。
なので、何名かに質問をいただいている「障がいのことを全部伝えないといけませんか」や「絶対に見せないといけないですか」など、そういう質問に関しては、今守屋さんに回答いただいたとおり、無理にとは言いません。もちろん言いたくないことを絶対言わないといけないというわけではないのですけれども、できる限り自分のことをしっかり伝えていくというのは必要になってくるかと思います。
こちらで、よくある質問として事前に用意したものというのは以上になるのですけれども、ちょっとこの流れで幾つか質問をいただいていますので、幾つかピックアップしたいかなと思います。最後にもまた質疑応答コーナーを残していますので、そちらでも回答をしていきます。
では、質問箱のほうを見ています。
守屋さん、すみません。障がいの種類にもよると思うのですけれども、内部に障がいを抱えている方で、身体的な配慮が特に必要ないと。そういった場合でも、障がい者枠で採用に臨むことはできますか。そういうふうに取ったほうがいいですかという質問が来ているのですけれども、いかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。内部障がいの方でもあっても、もちろん障がい者枠で選考を進んでいただくことができますし、今、私が実は内部障がいの方と同じチームで一緒に仕事をしているのですけれども、配慮事項は特にないというケースもあるのですが、恐らくない人間は健常者を含めていないと思います。なので、そこに関しては忌憚(きたん)なく、こういったところで配慮していただけると自分のパフォーマンスが最大化できるなど、例えばお薬を飲むタイミングであったり、通院のタイミングもあろうかと思いますので、それに関しては配慮事項として、そのまま率直に企業さんへお伝えいただければいいのかなと思います。
北濱:
ありがとうございます。では続いて、ちょっと先ほどのご回答も踏まえての質問が、これはチャットに届いていまして、障がいがあることをしっかりと伝えましょうと、できるだけ自分のことをしっかりと伝えていきましょうという話だったと思うのですが、それは、では一般枠のエントリーの場合でも言えることですか。それによって不利になることはないですかという、質問ですがいかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。実は質問箱でも似たような質問が幾つかあったなと思っていました。一般枠でも伝えていただいていいと思います。基本的にそれが理由で不合格になるというようなことは、基本的に今、この日本の雇用の関係では許されていないことになりますので、そこはむしろ忌憚なく書いていただいたほうがいいのかなと思います。
あとは、併せて面接のときなどでも、恐らくその辺を聞かれると思いますので、また繰り返しになってしまうのですけれども、そのときに難しいと思います。働いたことがないのに、何を配慮してもらえば働けるかと説明するのが、実は新卒の学生の皆さんが一番難しいのは、企業さん側も分かってはいるのですけれども、でもきっとこういうふうにもらったら助かるというのを言ってもらうだけでもヒントになるので、必ずそこもセットでお伝えいただければいいのかなと思います。
北濱:
ありがとうございます。なので、最初に井上さんからもお話しいただきましたが、やはりインターンシップなど、そういった仕事を実際体験できるような場などもうまく活用して、実際にいざ働くとなると、どのようなことに気を付けていきたいのか、どのようなことを配慮してほしいのかというのを一つ見つけるヒントにもなると思いますので、直近だとインターンシップというのをうまく活用しながら、ご自身の障がいの分析、そしてどのように接してもらいたいのか、どのような対応が必要なのかというところを明らかにしていってもらいたいと思います。
守屋さん、ありがとうございました。ちょっと幾つか質問が来ているのですけれども、この最後の10分ぐらいでまた回答していきたいと思いますので、引き続き気になることがあれば、どんどん質問箱、あるいはチャットのほうにお寄せください。
ということで、今いろいろとお話をしてきたのですけれども、インターンシップに結構な先輩たちが行っているよというのと、企業側の視点というのを、今皆さんは知ることができたかと思います。
では具体的に、企業をどうやって探していったらいいのかなど、インターンシップ参加の流れについて、ここからは解説をしていきたいと思います。チャットか質問箱かどちらかで、マイナビチャレンジドの使い方を知りたいですというのも寄せてくれている人がいまして、その辺りもここでしっかりと紹介をしていきたいと思います。
あらためてなのですが、井上さんに最初にお話しいただいたインターンシップ、それからワンデー仕事体験、ここのメリットをあらためて整理をしていきたいと思います。今守屋さんを通じて話があったと思いますが、自己理解をしっかり進めていくというのと、やはり数日間企業で実際に働くというのを体験することによって、仕事理解が進む、この2つがとにかく大きなメリットかと思っています。今皆さんの活かせるもの、足りないもの、興味や関心など大事にしたいこと、この辺りがどんどん明らかになっていきやすいというので、インターンシップをぜひ活用してもらいたいと思っています。
それで実際にインターンシップ、ワンデー仕事体験を、ではどうやって探していったらいいのとなると、いろいろな探し方がありますし、もちろん企業の独自の採用ホームページなどにも情報が載っているのですけれども、やはり就職情報サイトなど、あるいはマイナビが実施しているようなイベントというのをうまく活用してもらうと、どんどん視野も広がっていくかと思っています。
今、スライドに映しているのは、すごく一般的な探し方なのですけれども「まだ一回も触ったことがありません」「探したことがありません」という人は、きょうこの講座を聞いた後にぜひ試してみてください。
まずはマイナビの中でマイナビ2024です。皆さん、2024年卒の皆さんであれば、マイナビ2024を使ってください。インターンシップ検索をすることができます。企業名で直接検索することもできますし、あるいは条件です。企業名で今興味がある企業を直接検索でもいいのですけれども、やはりそれだと視野が広がりません。自分が知っている企業だけを検索することになってしまうので、それだけではなくて、業種だったり、あるいは開催地域など、いろいろな条件を掛け合わせて検索ボタンを押してみると、今まで知らなかったような企業と出会えたり、その中に出てきた企業の中で過去に障がい者の雇用実績がある企業があったりなど、今まで知らなかった企業との出会いという意味では、いろいろな条件を掛け合わせてまずは検索してみてほしいと思います。
どの企業がいいのか分かりませんという意見もたくさんあると思うのですけれども、まずは探してみて、どのような企業が世の中にあるのかというのを、まずいろいろと見てみて、それを比較する中で、皆さんなりのこだわりだったり、興味関心が固まっていくと思うので、まずはいろいろと探してみるというのをやってみてほしいと思います。
というのが左側です。次に、右側でいくと、これは今マイナビ2024でも公開をしているのですけれども、皆さんの同じ大学、同じ学部の先輩たちの企業のランキング、インターンシップにエントリーした企業のランキングというのも見ることができますので、学部が一緒であれば、興味を持つ企業群なども近いところがあると思うので、同じ先輩たちがエントリーしたランキングというのも一つ参考にしてみてください。
こんな感じで、いろいろな検索方法があるので、いろいろと見てみてほしいと思います。
今回、この講座は障がいのある学生のためのという、就活準備スタート講座ということで、先ほど何人かコメントもくれていましたが、マイナビチャレンジドという障がいのある学生のための就職情報サイトということで、こちらもきょうの講座ではしっかりと使い方やお勧めポイントなどを解説したいなと思っています。こちらについては井上さんがとても詳しいので、チャレンジドの紹介を、使い方やお勧めポイントは井上さん、いかがでしょうか。
井上:
ありがとうございます。先ほど北濱さんのほうから、マイナビの総合就職サイトの使い方についてもご説明いただいたかと思うのですけれども、マイナビにはマイナビチャレンジドという、障がい学生を積極的に採用している企業さんの特設サイトをご用意しています。こちらは2024卒向けの学生さんのサイトも、6月1日、来月に公開をします。6月1日のタイミングでは、こちらのマイナビチャレンジドには、コンテンツが盛りだくさんでご用意させていただいています。一番左側に記載のあるとおり、先輩たちの就活体験談ですとか、就職活動の基礎知識、あと障がいマニュアルを作ろうというようなものもありますので、結構活用がしやすいような内容になっているかと思います。
本日、この時間内でもたくさんの質疑応答をさせてもらっていると思うのですが、事前によくいただくようなQ&Aについても、サイト上にもコンテンツとしてご用意させていただいているので、その辺りもぜひご確認いただければというふうに思っています。この辺りは6月1日から見ていただければと思います。
そして、右側に障がいへの配慮検索であったり、企業さんの障がい実績をチェックというところ、この辺りは企業情報になるのですけれども、10月からの公開になります。10月からは本当に24卒として障がい学生さんを積極的に採用したいですというような企業さんの一覧を見ていただくことができます。かつ、障がいの配慮の検索も備わっていますので、この辺りはどういう配慮があるのかというところを検索で実際に確認をいただくことができます。通院への配慮であったり、車いす用のエレベーターがあるのかどうかであったり、かなり細かく検索ができるようになっていますので、この辺りもぜひ活用いただきながら、どのような企業さんがあるのかというのは見ていただければと思います。
また、雇用実績、この辺りも検索をかけることができたりですとか、実際の企業さんのページも記載をいただいています。この辺りはご自身と同じ障がいのある先輩がいるのかなというところなども確認いただけるかと思いますので、かつ、そういった先輩がいるということであれば、企業さんのほうに、実際にこの先輩はどのような業務をされていますかですとか、どのような配慮を受けていらっしゃいますかというようなところも、ご質問いただくと参考になるのではないかというふうには思います。
具体的に企業さんの情報を見られるのは、10月ということでお伝えをしたのですけれども、それよりも前に企業さんの情報をやはり見たい学生さんも多いかなというふうに思っています。その際は、まずマイナビの2023のチャレンジド、なので1つ上の先輩がご利用中のチャレンジドのサイトがありますので、そちらでしたら、今、2023卒として募集をされている企業さんの詳細情報が確認いただけるようになっていますので、まずはこちらで実際に見てみていただくのもいいかなというふうに思っています。
加えて、ちょっと前後してあれなのですけれども、マイナビ2024の先ほど北濱さんからもご紹介があったのですが、インターンシップ、仕事体験の検索の他にも、企業検索という検索のタブがあります。
こちらの中には前年の採用データで検索をかけることができます。こちらは2023卒の先輩向けの採用データにはなるのですけれども、この中に障がい者向けのコースがありますよというふうに申請されている企業さんを検索することができますので、いろいろな検索軸と併せて、この企業さんが障がい者向けのコースがあるのかなというところを見ていただくことができるかと思います。実はこれは、今検索していただいても、約280社の前年の募集データが閲覧可能になっていますので、実際にどのような企業さんが障がい者採用をされていたのかというところは、こちらの検索軸を使って見ていただくことができるのではないかと思います。ぜひご活用ください。
北濱:
井上さん、ありがとうございます。
先ほどチャットでも「先輩たちがどういうふうに就職活動をしてきたのか気になる」など、そんなチャットを寄せてくれている人もいましたが、その辺りがやはりチャレンジド、6月1日から開いたときに、ぜひ見てみてほしいと思います。すごく細かくいろいろな情報が載っていますので、少しでも参考になるのではないかと思います。
繰り返しになりますが、今井上さんに言っていただいたように、今2023のほうでは、もう企業の情報などもチャレンジドのほうに載っていますので、今後皆さんが2024年のチャレンジドを使っていく中で、どのような情報が載っているのかと先に確認することができるので、2023のほうのチャレンジドをちょっと見てみてもらうとイメージがつきやすいかと思います。6月1日はあと1週間です。あと1週間したら、皆さんの就職年次向けのチャレンジドがオープンしますので、その辺りをぜひ見てみてください。
質問が来ているので、ここでちょっと井上さんに聞きたいのですが、チャレンジドはアプリでありますかというので、マイナビアプリが今出ていると思うのですけれども、あそこからチャレンジドは見られますかという質問です。
井上:
見ることもできますので、アプリの中からも見ていただくことができるようになっています。
北濱:
ありがとうございます。なので、アプリもチェックしながら見てもらいたいと思います。ありがとうございます。
という感じで、就職情報サイトもマイナビのほうで障がいを持っている学生さん向けのものもたくさん用意していますので、その辺りをご覧ください。
それからもう1つがイベントです。マイナビが主催しているイベントでも、いろいろと企業の出会いがありますので、こちらもうまく活用してください。全国各地で開催されているようなものもあれば、オンライン上で全部見ることができるようなもの、両方をマイナビのイベントは用意していますので、ご自身が参加しやすいものを選んで参加していただけたらいいかなと思っています。
オンラインのものでいきますと、直近だと6月4日土曜日に、こんな企業が出展するようなオンラインの合同説明会を開催しています。ここで各企業がインターンシップの内容などを説明してくれるような場になっているので、こういったところを参考に、まずは一つきっかけとして企業研究の視野をどんどん広げていくというのに活用してもらいたいと思っています。
他にもウェブセミナーという形で、いろいろな企業のセミナーを配信していたりしますので、こういった形で自分が興味のある業界、あるいはもうピンポイントで興味のある企業が出演しているようであれば、こちらを視聴してみるなど、こんな感じでいろいろなところから情報収集をしてみてほしいと思います。
ただ、もちろん予定が合わないなど、なかなか全部は聞けないということがあると思うので、途中で紹介した就職情報サイトのほうもうまく活用しながら、そこにもいろいろな企業情報が載っていますので、サイトで情報収集して、イベントでこうやって個別の話も聞きながら、どんどん情報を集めていってもらいたいと思います。話を聞いて終わりではなくて、やはり聞いた上で、では自分が今後どうしていきたいのかなど、興味を持った企業があれば、何でそれに興味が持てたのかなど、その辺りの整理をして、また次の話を聞いてという形で進めていってもらえると、皆さん自身にも役に立つかと思っています。いろいろな業界別に話がありますので、ぜひ聞いて見てみてください。もちろん対面のイベントもありますので、いろいろなところで情報をゲットできる場はたくさんあるので、活用してください。
井上さんのほうから、最初にインターンシップの話があったと思うのですけれども、イベントなど、あるいはマイナビのサイト、チャレンジドサイト、いろいろ通じて、気になる企業を見つけたら、まずはインターンシップエントリーすることを忘れないでください。これはもうこの時期の3年生の学生には、たくさん何度も伝えていることなのですけれども、インターンシップのエントリーをしたからといって、その企業へのインターンシップの参加が確定するわけではありません。本当に一部の企業ではエントリーしたことが参加確定となる企業もあるのですけれども、そういう場合はきちんと募集要項のところに書いていますので、ほとんどの企業はエントリーしたからといって、その企業のインターンシップ参加が確定するものではないので、気になる企業を見つけたら、まずは早めに、そして複数社にエントリーしてもらって全く問題ないので、エントリーするようにしてください。
エントリーしたら、その後、今後の流れだったり詳細な日時だったり、連絡先だったりなど、そういう詳細が届きますので、そこから途中でも話がありましたが、実際の本応募という形になりますので、エントリーしたからといって、すぐいろいろと決まってしまうというわけではありませんというのは、知っておいてもらいたいと思います。
実際に参加します、本応募しますとなったタイミングで、ご自身の障がいのことを相談してみるだったり、そういった段階に移っていくかと思いますので、エントリーはまずは気軽に早めにするようにするというのは覚えておいてください。
マイナビでは実際に6月1日からインターンシップのエントリーができるようになりますし、一部の企業では、もう現時点でエントリー予約という形でできるようになっています。エントリー予約をしておけば、6月1日にあらためてエントリーしなくても、自動でエントリーができるような、そんな機能も今もう始まっていますので、まずはマイナビを見てみてください。企業によっては、もうエントリー予約を受け付け中のところもあるので気を付けてください。企業によっては、本当に6月の第1週でエントリーの締め切りが来てしまうなど、エントリーするのを忘れていたというようなことが、毎年先輩たちもありますので、気になる企業を見つけたら、今であればエントリー予約、6月1日以降はもうエントリーするというのは押さえておいてほしいポイントです。
なので、今もう5月の下旬になっていますが、これはインターンシップ参加までの流れです。まずはしっかりと情報収集をして、先ほどのサイトだったりイベントだったり、いろいろなものでしっかりと企業情報を集めてください。それだけではなくて、途中で話もありましたが、自分がどうしていきたいのか、何を配慮してもらいたいのかなど、そういった情報もしっかりと自分なりの整理をしていってください。「自分1人では決められません」という場合は、周りのご両親だったり、あとはキャリアセンターの方などに相談をしてください。相談をして、ではどういうふうに伝えていこうかというところは、周りの大人をしっかりと頼っていってもらいたいと思います。
今説明したように、6月1日からは実際にエントリーができるようになりますので、早めに複数社エントリーをしておくと。
本当に大手で、すごく人気な企業などになってくると選考がある場合もあるので、こういった情報を早めにゲットするためにも、気になる企業を見つけたら早めのエントリーというのは心掛けてください。それで実際参加という形になります。最初に井上さんからも、インターンシップに参加するのには、やはり長期の休暇、夏休みなどに合わせて参加している先輩が多いですという話もあったと思うのですが、実際に参加するのが8月、9月であっても、やはり応募やエントリーというのは、それよりもだいぶ早い段階からもう始まっているので、この辺りのスケジュールというのはちょっと頭に入れて、すぐに動き出せるように準備をしていってもらいたいと思っています。
きょうの講座の中で紹介し切れなかったこと、例えば「では選考は何を準備したらいいの」など、最初にチャットで不安なことを書いてくださいと言ったときに「自己PRをどうしたらいいですか」や「学生時代に力を入れたことでこんなことを書いてもいいですか」のようなチャットがたくさん寄せられていたのですけれども、そういったことが少しでも解消できるような講座というのは、今後もマイナビTVの編集部チャンネルでたくさん放送を予定しています。
きょうの講座のように、事前に予約をしていただいて当日視聴するという流れ、カメラもマイクもオフで参加できるようなものになっているので、きょうはまだ疑問が解決できなかったということがあれば、今後の講座にもぜひ参加をしてもらいたいと思っています。
残り10分を残して、ここからは質疑応答にどんどん移っていきたいと思います。たくさん質問が来ていますので、できる限り回答していきたいと思っていますが、ちょっとここで本日のまとめに移りたいと思います。
最初の井上さんのお話にもありましたが、障がいのある学生の先輩たちもインターンシップに8割ぐらい参加をして、就活準備に役立てていましたということだったり、障がい者採用の形は企業によってまちまちなので、なので気になることなどというのは、気軽に企業の方にまずは問い合わせてみる、聞いてみる。分からなかったら聞いて確認してみるというのは、遠慮なくやってもらえたらと思っています。
イベントやWEBセミナー、あとはマイナビチャレンジドをしっかり活用して、インターンシップを探してみて、見つけたら早めにエントリーするというのが、直近でできる行動かと思いますので、この辺りを意識して行動してみてほしいと思っています。
ということで、お二人、残り10分になりましたが、質問コーナーに移っていきたいと思います。ちょっと私のほうで幾つか質問をピックアップしてお二人に渡していきたいと思いますので、皆さんも、全ての質問に対応できるかは分からないのですけれども、できる限り回答をしていきたいと思います。
守屋さんにお聞きしたのですけれども、ちょっと似たような質問がたくさん来ていて、一般枠での採用と、障がい者枠での採用で入社後の待遇の差などはあるのですかという、そこをちょっと気にしている学生さんが多いようなので、こちらはいかがでしょうか。
守屋:
確かにこの質問もめちゃめちゃ多かったのと、何かそこで差が出てしまうのですかというようなところは非常に多くて、不安な方もいらっしゃるかと思います。
結論、正社員雇用なのか契約社員の雇用なのか、どちらかというと枠というよりは、何の立場で自分は雇用されるのかというところを見ていただくのがいいと思います。結構一般的な話ですけれども、障がいのあるなし関係なく、正社員と契約社員は雇用形態や賞与など、いろいろなものが違います。それと同じように、障がい者枠であると正社員で募集している会社も多いのですけれども、契約社員での募集をしている会社も実は一部あったりします。なので、その辺りの雇用形態を確認していただくのがいいのかなと思います。
一般枠のほうだと正社員で、障がい者枠だと正社員と契約社員、職種によってなどで細かく分かれていたりするケースもあります。何か明確にそこで差があるというよりは、雇用形態で差があるというケースがごくまれにあるので、そこは見ていただくのが良いかなと思います。
北濱:
ありがとうございます。では続いての質問に移っていきたいと思います。今どんどん質問が増えていきますね。
ちょっと先にごめんなさい。きょうの動画のアーカイブのことについて質問をいただいています。きょうの講座はアーカイブを予定しています。配信後1週間ぐらいになると、マイナビ上で公開予定ですので、そちらからご確認いただけます。
ちょっと具体的な質問になるのですけれども、チャットのほうに寄せられていて、これも守屋さんかと思いますが、聴覚障がいを持っていらっしゃる方で、先ほど配慮とわがままの違いのような話もあったと思うのですけれども、例えば「お客さんや会社外との電話を取りたくない」「人との交流を避けたい」など、そういうのはまかり通るものなのですかというような質問をいただいていて、それを伝えるときのコツなどというのもあれば教えていただきたいです。
守屋:
ありがとうございます。具体的に、例えばなのですけれども、交流を避けるというか、恐らくコミュニケーションを取ってチームで仕事をしていくものも、非常にこれは障がいあるなし関係ないですよね。チームで働くことは非常に社会人は多いのですが、そのときのコミュニケーションとして、やはりみんなが手話が使えないなどというケースは当然あるかと思いますので、そのときはブギーボードなど、書いてすぐ消せるツールなどは、結構企業さんは持っていたりします。僕も意外だなと思ったのですが、結構持っていたり、あと導入もすぐしてくれたりなどもしますし、あとは文字起こしを、きょうも精度高く出てくれていますけれども、こういったものなどの導入なども結構容易にはできるような時代になってきていますし、あとはスマートフォンで見せたりなどということも、現場ではよく行われているそうなので、その辺は何かそういったツールなどを使って、その壁を越えてコミュニケーションをしていくという形がよろしいのではないかと思いますので、そこはあまり不安に思わなくていいと思います。
北濱:
ありがとうございます。では続いてですが、これは最初のほうにも寄せられていた質問なのですが、障がい手帳のことで、就職活動をするという前提において、障がい手帳はいつぐらいまでに取得しておくのがいいですかという質問をいただいていたので、こちらは守屋さん、いかがでしょうか。
守屋:
ありがとうございます。先ほど井上さんからの説明でもありましたけれども、障がい者枠で進む場合は障がい者手帳の提示というのが必要になるのですけれども、基本的にはエントリーシートのときに求められる、あるいは本エントリーのときに求められることが多いので、それまでに用意するのがベストですけれども、取得予定であれば、取得予定の旨を伝えていただいてもいいので、入社までにあれば最悪大丈夫なケースもあると思うのですが、ここもごめんなさい、こんな話ばかりなのですけれども、企業さんによって求めてくるタイミングが違っていたりするので、そこももしかしたら確認が必要かもしれないです。
北濱:
ありがとうございます。なので、企業さんによって違うというところが、きょうは結構いろいろなところの話で出ていたと思うので、私たちもこういうふうにやってくださいと言えたらいいのですが、なかなかそうとはいかないので、やはり皆さん自身でまずは興味のある企業を見つけてみて、そこに聞いてみる、問い合わせてみるというのを気軽にやってみてほしいというふうに思っています。
そうしましたら、ちょっと質問をいただいています。先ほども私がキャリアセンターに相談してくださいということを言って、これはちょっと私から回答します。
大学に就職支援課があって、早めから相談すべきですかという質問をいただいています。これは早めに相談をしてください。学校の方もその対応など、今までの先輩からも質問をいただいていると思いますので、では今後どういうふうに進めていこうかという相談に乗ってくださると思いますので、早めに相談して、何を今の時期に準備したらいいのかというのを早めに皆さんも把握しておいたほうが準備につなげやすいと思うので、これはもう早めに相談に行ってください。
今、ごめんなさい。すみません、三人でいろいろと質問を見ているのですが……。
守屋:
1個私から拾ってもよろしいですか。
北濱:
ぜひどうぞ。
守屋:
ありがとうございます。学校の就職相談を踏まえて、事務職を勧められたけれども、実は経営企画などに関心があるのですが、やはり事務職以外の職種に携わるケースは難しいのですかというような、この職域やこの職種はできる、できないというような話でご不安だと思うのですけれども、これは質問をいただいた方を含めて皆さんになのですが、障がいがあるからできないというものを減らそうという動きが、ダイバーシティーという言葉で企業さんたちが今一生懸命、いろいろな人の個性や状態があったとしても、みんなそれぞれが輝けるようにしようという趣旨の下、経営者を含めて皆さんが今頑張って会社運営をしています。ですので、こういうふうに勧められたからそれしかできないと思い込まなくて良いと思っていまして、逆にこの段階で経営企画にちょっと興味ありますという、その気持ちのほうが非常に価値があると思いますので、ぜひそれは諦めないでぶつけていってもらいたいと思いますし、その分勉強しなくてはいけなかったり、大変なことも多いと思うのですけれども、やりたいことをかなえるヒントが、やはり就職活動やインターンシップの活動の中にあるはずなので、ぜひそこは諦めないでほしいなと思いましたので拾わせていただきました。
北濱:
ありがとうございます。確かにいろいろな質問をいただく中で「私はこういう障がいを持っているから、これは厳しいですか」や「できないですか」という質問も幾つかありまして、今まさに守屋さんのおっしゃったとおり、今自分が何をしたいのかというのを大事にしていただいて、それをしっかり伝えていくというので進めていっていただきたいと思います。
ありがとうございました。ちょっと全ての質問を拾い切れなかったので、すごく申し訳ないのですけれども、きょうは自分の質問を拾ってもらえなかった、分からないままだというのをそのままにせずに、先ほどもキャリアセンターということを言いましたけれども、周りの大人に早めに相談をして解決するようにしてもらいたいと思っています。
ちょっとチャットのほうにも来ていますが、井上さん、チャレンジド2024は6月1日からですね。
井上:
はい。
北濱:
1週間後に始まりますので、マイナビの中の特集というところをクリックしてもらうと、そこからチャレンジドのページに入れますので、そこからぜひご覧ください。先輩たちの就活の進め方など、その辺りがすごく参考になるかと思っています。
ということで時間にもなりますので、以上で質疑応答を終わろうと思います。今、左下に出席票提出のバナーも出しましたので、最初にお話ししたとおり4~5月で5つ出席票を提出すると、オフィシャルブックをプレゼントというキャンペーンをやっていますので、ぜひエントリーのほうもお願いします。
ということで、最後はではゲストのお二人からメッセージをいただいて、この講座を最後にしたいと思います。まずは、では井上さんから皆さんへのメッセージをお願いします。
井上:
本日は皆さん貴重な時間をありがとうございました。実はこの2024卒向けの学生さん向けに、障がい学生に特化した形でこういった講座をするのは初めてだったのですけれども、チャットや質問箱を見させていただいて、かなり皆さん気になられることなどが多いのだなというふうに感じました。
今後もこのような講座が実施できればというふうに思っていますので、またぜひ参加をお願いします。
北濱:
ありがとうございます。では守屋さん、お願いします。
守屋:
皆さん、1時間お疲れさまでした。ありがとうございました。
よく学生の皆さんに私はお伝えするのですけれども、なかなか社会人になるとか就職活動は、皆さんからのチャットもそうですけれども、不安も多いじゃないですか。学生のままがいいかなと思う人も多いと思うのですけども、これは断言するのですが、社会人もめちゃくちゃ面白いです。社会に出ることはすごく楽しくて、わくわくすることがたくさん待っていますので、ネガティブな気持ちでやってほしくないなと思って、就職活動はそんな楽しい未来が必ず待っているので、それに向けた活動だと思いますので、ぜひ楽しんでいろいろな企業さんを探して「自分もこういうこともできないかな」「もしかしたらこんな強みがあるかもしれないな」などというふうに、そんな形で自分と向き合って就職活動してくれたらうれしいと思いますので、まずはインターンシップというところからぜひ楽しんで活動してみてください。本日はありがとうございました。
北濱:
守屋さん、ありがとうございます。
最後に紹介したように、これからもマイナビTV編集部チャンネルは、たくさんいろいろな講座を配信していますので、ぜひお時間が合えば、自分の気になる対策などをしっかりと参加をして身に付けていってもらいたいなと思います。
それでは最後までご視聴いただきありがとうございました。皆さんの就職活動準備を応援しています。それでは最後は手を振ってお別れしたいと思います。
ありがとうございました。
守屋:
ありがとうございました。
井上:
ありがとうございました。

- 就活生のための障がい者雇用まるわかり講座① 障がい者雇用ってなに?
- 6/1配信
■障がい者雇用ってなに?
皆さんこんにちは。就活生のための障がい者雇用まるわかり講座、第1回の今回は、障がい者雇用って何?っていうものを皆さんにお伝えしたいと思います。 講師を務めるのは一般社団法人プラスハンディキャップの代表を務めます佐々木 一成がお送りしたいと思います。よろしくお願いします。
早速ですが、皆さんは障がい者雇用というものはご存知でしょうか? 実は障がいのある人の中にも障がい者雇用のことをしっかりと知っている人もいれば全然知らない方もいらっしゃいます。 特に就活を前にした大学生の皆さんだとまだそういうこと知らないな、という方もいるのではないでしょうか。 障がい者雇用というのは企業に障がい者を雇う義務があるということに基づいた制度になっています。古い話をすれば障がいのある人がその障がいを理由になかなか就職することができなかったり、自分の望んでいる仕事を任されることができなかったりといった、そういう過去がありました。 そのままでは障がいのある人がなかなか自立した暮らしができないだったり、豊かな暮らしができないであったり、あるいは自己実現できないといったことがあり、現在は企業に法定雇用率という2.2%障がい者を雇わなければならないというルールを課した障がい者雇用という制度があります。 この障がい者雇用という制度に基づいて就職することができれば、自分自身の障がいをきちっと配慮してくれたり、職場環境を整えてくれたりといった、そういう環境の中で働くことができるようになります。それが障がい者雇用という制度になります。
ではここからはスライドに従って話を進めて行きたいと思います。
まず最初のスライドには合理的配慮って何?という言葉が書かれています。
合理的配慮というのは、障がいが原因で発生する困り事に対して、企業や職場が可能な範囲で配慮する事、これを合理的配慮と言います。先ほど話した障がい者雇用の制度に基づいて就職された方はこの合理的配慮を受ける事が出来ます。例えば、心や体に健康上の不安だったりだとか障がいがあるという事によって通院をしなければならないという人に対して、休暇を申請する事が出来たり、時差出勤する事が出来たり、これも合理的配慮の一つになります。また、例えば車いすに乗っているであったり義足をはいているという人たちが職場のレイアウトを変更するために改善提案する事も出来ますし、耳が不自由である、目が不自由であるといった人達が仕事をしやすい様に、例えばパソコンにソフトを新たにインストールするであったり、ホワイトボードなどを使ってコミュニケーションをとる為の準備をするっていった事も合理的配慮に含まれます。この合理的配慮というものは、企業側が入社する障がいのある人の障がいの内容であったり種類に合わせて準備する事もありますし、実際に働く皆さんが働いて行く中で、自分の障がいが原因で起こる困り事に対して職場に改善提案を求める事も出来れば、こういった工夫をして欲しい、こういった声掛けをして欲しいという様な、そういう様な改善提案をする事も出来ます。企業と障がいのある人の間で話し合う事によって生まれるものが合理的配慮となります。では、次のスライドに進みます。先ほど話した合理的配慮を受けるためには、就職活動するにあたって企業に対して自分自身の障がいをきちんと伝える必要があります。ただ、障がいを持っている方の中には自分自身の障がいについて相手に話したくないという方や、伝える事が難しいという方もいらっしゃいます。ですので、障がい者雇用の中にはオープンという考え方と、クローズという考え方の二つがあります。
オープンというのは、自分自身に障がいがあることを伝えて就職活動に臨むこと。これをオープンと言います。反対にクローズというのは、自分自身に障がいがあることを伝えずに就職活動に臨む。これがクローズというやり方になります。 オープンで就職活動を進めて行くか、クローズで就職活動を進めて行くか、これは各個人の判断、選択によるものなので、どちらが良い、どちらが悪いというものは一概に言えるものではありません。 ですのでここからはオープンで就職活動に臨んでいくこと、反対にクローズで就職活動に臨んでいくことのメリット、デメリットについてお伝えしていきたいと思います。 次のスライドにオープンで就職活動する場合のメリットとデメリットを記載しています。
まず、オープンで行く場合のメリットに関しては、障がい者雇用という枠で就職活動を進めることができる、というものがあります。企業の新卒採用、大学生を採用する、ということに関して言えば、一般的なルートの雇用の枠と、障がい者限定の障がい者雇用枠という二つがあります。障がい者雇用枠で言えば、実際に障がいのある人に対して、あなたがどういう障がいを抱えてるのですか? どういう配慮が必要なのですか? という様な質問であったり、面接を重ねていくことによって、障がいがあっても安心して入社できる、信頼して入社できるという、そういうような状態で入社することができる、これが障がい者雇用枠で就職活動を進めることができるメリットになります。
また、自分自身の障がいであったり、健康上の問題に関して、企業に対し配慮を求めることができるのもオープンのやり方で行うメリットになります。反対に、オープンの形でやる場合のデメリットで言えば、一つ目は障がい者雇用枠による制限が生まれる可能性があるということになります。企業側も障がい者を雇うというときに、例えばこの障がいで仕事を任せることができるのであろうかだったり、職場環境になじむことができるのだろうかと、企業側が不安に思うこともあります。ですので、障がい者雇用枠で入社される場合、例えば半年間の契約社員という形で入社をして、その後正社員になるというやり方だったり、あるいはマネジメント層になかなかいけることができないといった、障がい者に限定されたキャリアというものがあったりします。
ですので、障がい者雇用の枠によって入社をする場合、自分自身の働き方であったり自分自身のキャリアといったものに少し制限が生まれる場合があるということを覚えておいて頂けるといいかなと思います。 ただ、これはすべての会社であてはまるものではないので、説明会であったり、面接のときにいろいろと話を聞いて頂けるといいかなと思います。
また、オープンのデメリットの二つ目でいうと、自分自身が障がい者であるという認識が社内に広がります。例えば私で言えば、「あ、佐々木さんって障がいがあるのね」、っていうことが職場の中に知れ渡るので、配慮が生まれることはプラスですが、その分、例えば余計な気遣いが生まれてしまったり、ちょっと余計な一言が入ってしまったりということがないとは言えません。ですので、自分自身が障がい者であるということを周囲に告知することが全然問題ないですよ、という人の場合はこれはデメリットにならないかもしれませんが、何かしら懸念があったりとか、少し皆に知れ渡るのはいやだなと思う人の場合はデメリットとして挙げられると想定されます。ここまでがオープンのメリット、デメリットになります。
■クローズについて
次のスライドにはクローズのメリット、デメリットを記載しています。クローズ、自分自身が障がいがあることを伝えずに就職活動に臨んだ場合のメリットとしては、一つはすべての求人先に応募、エントリーすることができるということになります。要は、障がいを開示することなく就職活動を進めて行くので普通の大学生の普通の就職活動と全く同じです。ですので、どこにエントリーすることもできますし、自分自身が行きたい説明会や、選考に臨む事も可能です。
また、クローズの場合障がいを開示したくない、周囲に障がいがあることを伝えたくないという気持ちであったりとか、意識っていうものがあることも事実ですので、その要望を叶えられるということもクローズのメリットになります。ですので、周囲の人に自分が障がいがあるということだったり、そのイメージで見られたくない、っていう人の場合はクローズで就職活動することはおすすめできるかなと思います。
ただ、その反面クローズのデメリットで言えば、障がい者雇用で得られるメリット、企業や職場に対して合理的配慮を求めることができるというメリットが得られないことは挙げられます。もちろん、今の企業は障がいが有る無しにかかわらず、入社した人達に対してさまざまなケアを行ったり、配慮を行ったり、育てて行ったりということは当たり前に行われているので全く配慮がないということではありません。
ただ、障がい者雇用にある障がいのある人が自分自身に対して働きやすいように配慮を求める。これができなくなるというのは大きなデメリットの一つとして挙げられます。その結果としてデメリットの二つ目に書いてある障がいが原因で、発生する困り事や悩みを相談しづらい、ということが挙げられます。一緒に働く仲間からすればクローズで入社された方は障がいがない人、つまり健常者と同じ扱いをされるのでその人に障がいがあるであったり、病気を持っているっていうようなことはなかなか想像しづらいものです。
ですので、結果的に自分自身が、障がいが原因で発生した仕事上の困り事であったり、働いて行く上で抱えた悩みというものが中々相談しづらいというのも現実としてあります。
ここまでオープンとクローズそれぞれのメリット、デメリットをお伝えしましたけれども、このメリット、デメリットを見た上で皆さんがどちらを選択するかというのは、皆さんの自由になります。もちろん、最初は障がいを開示せずに就職活動を進めていたけれども、途中から障がいを開示するようになったという先輩方もたくさんいらっしゃいます。ですので、オープンで行く、クローズで行く、というものをたとえ決めたとしても途中で変更することは全く問題ないと思います。
■最後に
今、皆さんにお伝えしたメリット、デメリットを整理した上で自分自身がどのようなスタンスで就職活動に臨むのかということをまず考えて頂けると嬉しいなと思います。障がい者が働く上で自分自身が障がいを抱えているという事実を変えることはできません。ですのでこの自分自身が抱えている障がいとどう付き合っていくか、どう向き合っていくかというものは、ぜひ、就職活動を始める前に考えて頂きたいなと思います。 もしかすると自分自身の障がいが原因で本当はやりたいと思った仕事ができない場合もあるかもしれませんし、自分自身が入りたい企業に入れないこともあるかもしれません。ただそれをマイナスにとらえるのではなく次のチャンス次のチャンスという形で、ぜひ、多くの企業を見て頂いて、その上で自分自身にとって働きやすい会社を選んで欲しいなという風に思います。
やはり入社してからはどれだけ長く活躍することができるか、入社した企業に対してどれだけの価値を発揮することができるか、ということが求められます。実際そこに障がいが有る無しというものはほとんど関係がありません。 さらに言えば企業として合理的配慮を行っているという前提があれば、障がいに対する困り事というものは限りなく少なくなっているはずです。ここから先は皆さんが障がいというものを気にすることなくどれだけ企業で成果を発揮できるか、という世界になってきますので、ぜひその覚悟も就職活動の中で決めて頂けると嬉しいなと思います。
これで第1回の障がい者雇用って何? という講座は終了にしたいと思います。 ありがとうございました。

- 就活生のための障がい者雇用まるわかり講座② 自分の障がいマニュアルを つくろう
- 6/1配信
■自分の障がいマニュアルをつくろう
みなさん、こんにちは。就活生のための障がい者雇用まるわかり講座。第2回の今回は自分の障がいマニュアルをつくろうというものになります。 講師は第1回と一緒でプラスハンディキャップの代表理事 佐々木 一成がお送りします。 それではさっそく内容に入りましょう。
障がいを抱えている学生のみなさんが、就職活動を進めていく上で、まず就活を始める前にやっておくべきことがあります。 一般的な就職活動でいうと自己分析といわれてるものに当たるんですが、まず自分の障がいを振り返ること、これをぜひ、やっていただきたいなと思います。
自分自身の障がいを振り返ってみて、例えば他者に説明するときにどのような説明をするか、自分自身の日常でどういう困り事が発生するか、それに対してどういう配慮が必要かどうか。そういったことを過去を思い出しながら、自分自身の障がいというものを、ぜひ、振り返っていただきたいなと思います。そのうえで自分の障がいを説明できる準備をしておいて欲しい、それがまず就活前にみなさんやっていただきたいことになります。その理由として、障がい者雇用を進めていく上で企業側が知りたいことというものが二つあります。
一つ目はどのような障がいを持った人なのかどうか、二つ目がどのような配慮が必要なのかどうか。これを企業側は障がい者雇用という枠の中では知りたい情報になります。ですので、学生のみなさんはこれが説明できるように自分自身の障がいがどのようなものでどのような配慮が必要なのかということを伝えられるように、ぜひ、就職活動の前に準備をしていただきたいなと思います。ただ、なかなか自分自身の障がいを振り返ろう、どういうような配慮があるか考えようと思ってもなかなか時間を取ることが難しいと思うので、ぜひ今回この時間を使って、自分の障がいマニュアルというものを一緒につくっていくことができればと考えています。
画面のわきにワークシートをダウンロードできるリンクがあるので、ぜひ、そこからダウンロードしていただきたいなと思います。そこには障がいマニュアルということで四つの問いかけを用意しています。
一つ目が自分の障がいについて説明できるようにしよう。二つ目が日常で発生する困り事を洗い出そう。三つ目が仕事上で発生しそうな困り事を洗い出そう。四つ目が障がいが原因でできなさそうな仕事、あるいは障がいがあってもこの仕事はできるぞという仕事を洗い出そう、という四つになっています。それぞれマニュアルの所には、自分の障がいについてだったり、日常で発生する困り事というような形で記載されているので今お伝えした設問とは違うかもしれませんが一つ一つの問いに対して回答していただければと思います。それでは、ここから先はワークシートに沿って進めていきたいと思います。私の方からみなさんに問いを投げかけますので、是非、記載していただいたり、思い返していただくそういう様な時間を作っていただければと思います。実際に書き込むであったり、打ち込むという様な状態になれば、この画面を停止ボタンを押していただければと思いますのでみなさんのペースに合わせてここから先は進めていただければと思います。
ではさっそく一問目。 自分の障がいについて説明できるようにしようという所からスタートしたいと思います。
まず、この枠の中を埋めていくに当たって一番最初にやってほしいことがみなさんの持っている障がい者手帳であったり、診断書といったものにどのようにみなさんの障がいの名前が記載されているかということをまず書いていただきたいなと思います。 実は、私自身も右足に義足を履いていて左足に装具を履いていて、そして右手の中指がないというような身体障がい者です。私自身を例に出せば手帳に記載されている項目でいうと先天性疾患による両下肢機能障がい、右上肢機能障がいという風に記載されています。今お伝えしたように、自分自身の障がい者手帳にどのように書かれているかというものをまず書いていただきたいなと思います。そして、記載が終われば誰かに自分自身の障がいを説明するときにどのように説明するかという「どのように」を記載していただきたいなと思います。
例えば、私の場合でいうと右足に義足を履いていて左足に装具を履いている。そして右手の中指がない、というように書いていただけるといいかなと思います。もちろん障がいの種類や程度によっては今のようにシンプルにお伝えすることができるようなものもあれば、なかなか難しい、人に説明することが難しいという障がいもあると思います。ただ、いくら障がい者雇用の中で面接をしている人事の担当者であったとしても障がい一つ一つを詳しく知っているわけではありません。中には、初めて聞いたっていう障がいもあると思います。ですので、少し難しいかもしれませんけれども、初めて聞く相手に対しても分かりやすいように自分自身の障がいというものを具体的に説明していただけるといいかなと思います。
それをQ1の枠の中に、ぜひ書いてみてください。書く時には、実際に人事担当者の方にこのように説明するというような自分自身の言葉を書いていただけるといいかなと思います。もちろん箇条書きで書いていただいてもいいですけれども、それを読めば「あっ。このような障がいなんだ」ということが一度で分かるように具体的に文章で書いていただけるのがいいのではないのかなと思います。
■障がい者雇用の就職活動で求められること
では次にQ2にいきたいと思います。Q2は日常で発生する困りことを洗い出そうというものになります。私の場合は、生まれつきなのでみなさんと同じ年齢でいえば、20歳、21歳、22歳というようなタイミングまでの約20年間でどういったことで困ったかなというものを洗い出すことになります。
例えば一日立ちっぱなしになるのがつらいであったり、長時間長い距離を歩くことは難しいであったり、一般的な車を運転することができないというようなことが私自身の例ではあります。そういった形でみなさんも今まで日常で起こってきた困り事に何があったかなというものを、ぜひ思い出していただきたいなと思います。なかなか思い出すことが難しいという人は、例えば学校でどういうことに困ったか、普段の生活の中でどういうことに困っているか、対人関係、例えば友達の会話であったり、親との会話、学校の先生との会話といったものの中で困ったことがあったかどうか、ということを思い出していただけると分かりやすいのではないかなと思います。もちろんここで出たものだけではなく、就職活動をしていくに当たって思い出すこともあると思いますし、日常でふと思い出すこともあると思います。その場合はどんどん追加していってみてください。
では三つ目、次は仕事上で発生しそうな困り事を洗い出そうというものになります。まだみなさんは、実際に一般企業で正社員というような形で働いたことはないと思います。あったとしてもアルバイトで働いていたとかそういったことではないでしょうか。そのときに、障がいが原因でこういうことに困ったなということを、ぜひ思い出してみてください。もしかすると先ほどのQ2で書いた日常で発生した困り事と同じものもあるかもしれません。同じものは同じもので構わないので、ぜひ書き込んでみてください。
そして最後に四番目。障がいが原因でこの仕事はできないかもしれないな、障がいがあってもこの仕事はできるなっていうものを洗い出す枠になります。少し心苦しい言い方にもなるんですが、やはり障がいが原因でチャレンジしても難しい仕事というのはあります。例えば私でいえばアルバイトのときにティッシュ配りの仕事をしていたことがありますけれども、長時間立つことが難しいという状況の中で正直一日で辞めたという仕事になります。やはり自分がこういう仕事をやりたいなと思っても障がいが原因でなかなか難しい仕事というのもあります。もし今思いつくのであればその仕事というものを書いてみてください。逆に障がいがあったとしてもこの仕事はできるっていうものがあればそれも合わせて書いてみてください。例えば私自身足が不自由ということもあって、周囲からはそれこそ営業職とか難しいのではないかという風に言われてたこともありました。ただ私自身独立する前はずっと営業マンとして働いてたこともあるので、周囲が障がいが原因でこれはできないんじゃないかなと思っていたとしてもできる仕事というのはあります。ですので自分自身の障がいがあったとしても、この仕事にはチャレンジできるぞというものがあれば、ぜひその仕事も書いていただきたいなと思います。
今、Q1からQ4までそれぞれの問いについて説明をさせていただきました。これからの時間、ぜひみなさんの中で自分自身と向き合って自分自身の障がいを振り返ってこの障がいマニュアルを埋めていただければと思います。
これで第2回の講座を終えたいと思います。 ありがとうございました。

- 就活生のための障がい者雇用まるわかり講座③ 障がい者雇用ならではの就活の注意点
- 6/1配信
■障がい者雇用ならではの就活の注意点
第3回目の今回は、障がい者雇用ならではの就活の注意点というものをみなさんにお伝えしたいと思います。 講師は前回に引き続き、プラスハンディキャップ、佐々木 一成がお送りいたします。 ではさっそく内容に入っていきたいと思います。 今回、障がい者雇用ならではの就活の注意点ということで就職活動でいうと大きく4つのタイミングに合わせてみなさんに注意点をお伝えしたいなと思います。
1点目は企業選びのタイミングの情報収集というものになります。そして2点目。2点目は説明会などへの参加するときの注意。そして3つ目。3つ目は選考を受けるときの注意点。そして4つ目。4つ目は内定が出た後、入社をするまでにみなさんにやっていただきたい注意点。この計4つについて皆さんにお伝えしていきたいなと思います。
まず最初に、情報収集をするときにやっておきたいことについてみなさんに説明をしていきます。まず、大前提としてみなさんが興味を持った企業が障がい者雇用を進めているかどうかを確認してみてください。今回のマイナビチャレンジドというサービスをもし使うのであれば、そこに掲載されている企業はすべて障がい者雇用をやっている企業になります。ただ、掲載されていない企業の場合は、実際に障がい者雇用を進めているかどうか、というものはそれぞれの企業に確認しなければなりません。企業規模でいえば、大きい企業、例えば従業員数が千人を超えるような企業であったり、みなさんが知っているような名前の企業であれば、法定雇用率という障がい者雇用の制度があるので、ほぼすべての企業が障がい者雇用を進めていると思います。ただ、不安だな、本当にやっているのかな、という風に思った場合は、ぜひその企業に直接問い合わせてみてください。直接問い合わせた分だけ、その会社に対する興味があるというメッセージにもつながりますのでものすごくポジティブな結果が得られるのではないでしょうか。
そして2点目は、特例子会社という種類の企業があることをみなさん知っておいていただきたいなと思います。たくさんある企業の中でも特例子会社という、なかなか聞きなじみのない企業の種類があります。この特例子会社というのは障がいのある人を雇用することを目的とした企業になります。
例えば、みなさんが見ているこのマイナビというものにもマイナビという会社にはマイナビパートナーズという特例子会社があります。この特例子会社には障がいのある人が実際自分自身で仕事をやって、給料を稼いで、というような流れになります。ですので、障がいのある人の中で自分一人だけ職場の中に入っていくことが不安だなあ、障がいのある人が多い職場で働きたいなというときには、この特例子会社という選択肢を持っておくことも重要になります。情報収集時には今お伝えした2つのことをぜひ知っておいてやっていただければと思います。
■説明会で注意しておきたいこと
では、2つ目。説明会で注意しておきたいことについてみなさんにお伝えをしていきます。説明会で注意しておきたいことは4つと少し量が多いですので、ぜひ覚えておいていただきたいなと思います。
まず1つ目は会場までのアクセスを事前に調べて時間に余裕をもって行動してください。例えば、車いすに乗っている方であれば経験があるかもしれませんが、電車の乗り継ぎに対してすごく時間がかかったり、駅から説明会の会場という所に行くまでにもバリアがあったりといった形で、普段、普通の人が考えているよりも会場までの所要時間がかかることが想定されます。また、例えば東京であったり大阪であったりというような大都市圏になってくると、地下鉄の乗り継ぎであったり電車の乗り継ぎであったりといったことが発生します。精神的な部分で障がいをかかえている方にとったら、かなりのストレスになる可能性もありますので、ぜひ会場までのアクセスというものはきちんと事前に調べて、会場に15分、30分前に着くように段取りを組んでいただきたいなと思います。
2つ目は、障がい者雇用といえど一般採用と同じ説明会の場合があります。一般採用、それこそ健常者という言葉を使うのは少し苦しい部分でもあるのですが、一般的な大学生の採用説明会と合わせて障がい者雇用の説明会が実施されるパターンもあります。ですので、本当は個別に聞きたい、一対一で説明を受けたいという場合があるかもしれませんが、一般採用と同じ説明会の場合はそれが難しいこともありますので、そこはぜひ準備をしておいてください。それこそ、説明会に行った後に企業の人事担当の方に個別に質問をすること、個別に情報を聞き出すこともできますので、ぜひ一般採用と同じ説明会の場合は各自工夫をしていただけるといいかなと思います。
そして3点目、説明会などで情報が得づらい場合、例えば耳が不自由なことによって聞き取ることができないであったり、精神的な障がいや発達障がいといったものによって情報整理することが難しいといった場合があります。そのときには、事前に企業の担当者に相談しておくことも重要でしょう。企業の人事担当者の方に直接メールをする、直接問い合わせをするということもできると思いますし、マイナビといったツールを使ってアクセスすることもできると思います。自分自身の障がいというものを相手に伝えておくことによって説明会や選考の場面でも相手企業が準備、配慮をしてくれることもあります。ですので、なかなかちょっと不安だなあとか本当に情報を得ることができるのかなあという風に障がいが原因で不安に思うことがあればぜひ事前に企業担当者に相談しておくことが望ましいことになります。
そして最後、これは説明会でぜひ聞いておいていただきたいのが、その企業の障がい者雇用の実績であったり、障がいを持った先輩社員の働きぶりといったものを確認してください。 やはり、先輩社員が活躍をしている障がい者雇用の現場であれば自分自身が働くときにも、ものすごくチャンスが生まれます。ですので、説明会のときにぜひ障がい者雇用の実績といったものを確認していただけるといいかなと思います。
それでは次のスライド、次のスライドは3点目と4点目合わせて書かせていただいています。まず、選考で注意しておきたいことからお伝えすると、これは自分の障がいについて素直に正直に話してくださいということになります。障がい者雇用の中で、オープンという形式で就職活動を進めている場合は自分自身の障がいについて話すことができます。 そのときに、正直に素直に話すことによって企業側も配慮、準備、工夫といったものが実際にしてもらえます。本当は自分の中で不安に思っていることであったり、本当はできないことがあったら、それは素直に人事の担当者に話してください。ここで自分自身を取り繕ったり、それこそ嘘をついてしまったりするともったいない結果になってしまいます。ですので、素直に正直に話すということは、絶対に選考のときにやっておいてほしいことになります。
■選考~内々定~入社前に注意しておきたいこと
そして最後、内定後から入社前に注意しておきたいことというのは2点あります。
1つ目は、複数社から内定を獲得した場合。もちろん、みなさんの中でやりたい仕事がある、やりたいキャリア、目指したいキャリアがあるという場合もあるかもしれませんけれども、障がい者雇用の場合は、自分自身の障がいと働きやすさという観点から企業を判断することも大事です。自分自身が住んでいる家から会社まで近いであったり、バリアがない、そういったことも入社の決め手の一つになるのが障がい者雇用です。もちろん、自分自身がやりたい仕事に挑戦するという気持ちを否定するつもりはありませんけれども、自分自身にとっての働きやすい環境、通勤しやすい環境というものも、ぜひどの会社に入社するかという判断をする場合に選択肢の一つとして考えていただけるといいかなと思います。
そして最後に、入社前には職場見学であったり、先輩社員とのヒアリングといったものもぜひお願いしていただけるといいかなと思います。入社してから、バリアだらけだった、働きづらかったとわかるのはすごく惜しいこと、もったいないことです。障がい者雇用の場合は、入社する障がいのある社員の方々がどれだけ働きやすいかというものを前提に人事の方は準備してくれます。ですので、軽い気持ちでも構いません。職場見学だったり、先輩社員とのヒアリングというものもぜひお願いしていただけるといいかなと思います。
就職活動を進めていくと、やはり内定を獲得することが目的になる人が非常に多いと思います。ただ実際には内定した後、入社をしてみなさんがどれだけ長く働けるか、どれだけ職場で価値を発揮できるかということが大事になってきます。ですので、内定を目的にするのではなくて、入社後、自分自身がどれだけ働きやすいか、どれだけストレスなく働くことができるかということを考えて就職活動を進めていただければと思います。
これで、第3回の講座を終了させていただきたいと思います。 ありがとうございました。