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保育実習で使える!
簡単にできる工作紹介

保育実習で使える!簡単にできる工作紹介
Vol.03

フリフリッ! アニマルマラカス

フリフリッ! アニマルマラカス
材料

材料

  • 色画用紙 1枚
  • 紙のボウル 2個(百均ショップで買える「エコボウル約11cm」が扱いやすい)
  • 割り箸
  • 中に入れる音の出るもの(ビーズ、小豆、米、木の実、クリップなど)
  • 目玉シール
  • はさみ、のり、ボンド
  • マスキングテープ(なくても可)
年齢別工作の目的・目標
3歳児

先生が作った土台に顔をつける・中に入れる素材を考える

4歳児

紙のボウルを接着する・中に入れる素材、大きさなどにより音の違いを知る

5歳児

動物のバリエーションを考える

1.ボウルの縁に
割り箸の印をつけます

好みのマスキングテープを、割り箸の手に持つ方から2/3まで巻き付けます
(この作業はしなくてもかまいません)。

1つめのボウルAの縁に割り箸を置いてみて、えんぴつで割り箸の幅の印をつけます。

2.印に沿って切り込みを入れます

ボウルAの内側3ミリ(割り箸の厚さ)まで切り込みを入れます。

作業の様子

切った部分を内側に折り込み、折った面にボンドをつけて割り箸を接着します。

作業の様子
ポイント!
ポイント

ボンドがつかないときなどは、セロテープで2巻きしてもいいでしょう。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

3.色画用紙で顔のパーツを作ります

鼻と口の形を色画用紙で切り、もう一つのボウルBの底に貼ります。目玉シールもつけましょう。

作業の様子
ポイント!
ポイント

「目をどこに貼るのか、よく考えてね」と声をかけます。目玉シールが便利ですが、描いてもいいですね。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

耳を同じく色画用紙で作ります。
外側は白、内側はひとまわり小さいピンク。ボウルの中に入る分を考え、長く作ります。白とピンクを重ねてのりで貼ります。

作業の様子
ポイント!
ポイント

年中さんまでは先生が形を下書きしておきます。年長さんは「ボウルの中に入る長さで作って」「外側の耳よりも少し小さく内側の耳を作って」と声をかけ、自分たちで作業させます。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

耳をボウルBの縁にのりづけします。だいたい左右対象の位置になるよう、えんぴつで印をつけるといいでしょう。

作業の様子

4.音の出るものを入れます

ビーズなど音の出るものを入れボウルBに入れます。

作業の様子
ポイント!
ポイント

ビーズはあまり細かいとすき間からこぼれてしまうので、小豆くらいの大きさがあるものを選びます。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

AとBの2つのボウルをボンドで貼り合わせます。

作業の様子

割り箸のまわりはすき間があかないように、しっかりボンドで埋めます。ボンドが乾いたらできあがり!

作業の様子
ポイント!
ポイント

割り箸のまわりは多めのボンドですき間を埋めますが、ボンドは使い過ぎると乾きが遅くなります。適量を塗るようにしてください。どのくらいが適量なのか知るには試作してみるのがいちばんです。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

完成品

完成!

中に入れる物や大きさにより、鳴る音が変わることを子どもたちに気づかせてあげてください。また、マラカスとして振るなら問題ありませんが、物や人に打ち付けると壊れてしまいます。「乱暴にすると壊れてしまうよ」と、ひと声かけておきましょう。

監修:矢田部葉子先生(イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授)
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