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教えて!現場で活躍する先生たち
男性保育士ってどうですか?

男性保育士ってどうですか?

保育士が「保母さん」と呼ばれ、女性の役割とされていた時代もありました。今では性別関係なく、子どもに携わる仕事で活躍できる環境が整いつつあります。とはいえ、保育士に占める男性の割合は1割にも達しておらず、まだまだ少数派なのも事実。男性保育士の皆さんがどんな思いで保育の道を選び、現場で働いているのか、2人の先生にお話を伺いました。

教えてくれた男性保育士の先輩方

PROFILE
中山 翔太先生

株式会社木下の保育 木下の保育園 市が尾
保育士歴9年目 園長
中山 翔太 先生

PROFILE
田邊 駿先生

社会福祉法人どろんこ会  中目黒どろんこ保育園
保育士歴6年目 2歳児クラス担当
田邊 駿 先生

※プロフィールは取材当時

まずは、お二人が保育士をめざしたきっかけを教えてください。

田邊さん田邊さん
小学生のとき、6人きょうだいだった友人の家庭でさらに3人の赤ちゃんが生まれ、子どもがどんどん大きくなっていく様子を間近に見ていたことが原体験です。その友人の家で頻繁に遊んでいたので、ご飯を食べさせるなど年下の子どものお世話をする機会が多く、今思えば「軽い保育士体験」のようなことをしていました。ふとした瞬間に感じられる子どもの成長は感動モノで、保育士になりたいという気持ちが自然に芽生えました。
中山さん中山さん
一人っ子だった私は幼少期からきょうだいの存在にあこがれがあり、特に友人の弟や妹と接する中で、漠然とですが「子どもが好き」という意識が育まれていきました。具体的に子どもに関わる仕事をしたいと思うようになったのは、さまざまな大学説明会に参加して将来を考えていた高校時代です。「子どもが好き」「毎日変化がある仕事がしたい」という思いがあり、その両方を満たすのは保育士だと考えて保育士資格を取得できる学校へ進みました。

数多くの保育園がある中で、現在の職場を選んだ理由は何でしょうか。

中山さん中山さん
職場を探す上では、楽しくやりがいを持って働けることはもちろん、キャリア制度や待遇面も重要な要素だと考えていました。現在の職場を見学した際、若いうちから管理職にも挑戦しやすいという話を聞き、将来的なキャリアプランに魅力を感じて志望しました。
田邊さん田邊さん
たまたま見たテレビ番組で当法人が特集され、水溜まりの中で大の字に寝そべる園児の様子などが放送されていました。「なんておもしろそうな園だ!」と興味をひかれていたところ、合同説明会で当法人のブースを発見。運命的な思いで話を聞き、自由度が高く全力で遊べる環境に魅力を感じて志望しました。

お二人の園では、男性保育士が1名だと聞きました。
就職当初はどんな状況だったのでしょうか。

田邊さん田邊さん
系列の他園でキャリアをスタートしたのですが、そこでは私が初の男性保育士でした。緊張して初日を迎えましたが、子どもたちの反応は抜群で、「新しい遊び相手を見つけたぞ!」と言わんばかりの勢いでした。先生方には、お互いに働きやすいよう環境を調整していただき、半年後にはすっかり職場になじんでいました。
中山さん中山さん
私の場合は、新卒で入職した園に男性の先生がいらっしゃいました。男性だからとハードルが上がるようなことはなく、スムーズに受け入れていただいた感覚です。2歳児クラスに入ったのですが、元気いっぱいな園児たちから「男の先生と思い切り遊びたい!」と期待されている様子だったので、とにかく一緒に体を動かして全力で遊んでいました。