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教えて!現場で活躍する先生たち
男性保育士ってどうですか?

男性保育士ってどうですか?

日々の保育において、年齢や遊び方に応じてどんな点を意識していますか。

中山さん中山さん
どんなときも笑顔で、子どもの目線に立って関わる姿勢は、基礎的なことですが重視しています。また、特に低年齢児と関わる上で意識しているのは、今日できたことが必ずしも明日できるとは限らない点。調子や気分により一進一退しながら成長していくので、「今日はちょっとだけお手伝いするね」などと柔軟に対応することを心がけています。
田邊さん田邊さん
子どもに寄り添うためにも、大切な関わり方ですね。私の園では、園庭にある傾斜に水を流す「どろんこ滑り台」が人気です。泥遊びでは、温度や感触などを全身で感じることで感性が刺激されるうえ、畑活動などにもためらいなく取り組める思い切りの良さも育まれます。後片付けは大変ですが、大切にしたい遊びの一つです。

室内での遊びや活動についてはいかがでしょうか。

田邊さん田邊さん
朝の会で、1分間の座禅を取り入れています。日中アクティブに遊ぶ「動の時間」と対照的な「静の時間」を設けることで、両者の切り替えを意識付ける狙いです。最初は年上の子たちのまねをしながら目をつむって座るだけですが、2歳半ごろからだんだんと意味を理解できるようになります。また、裸足保育も当法人の特徴で、足指で地面をとらえることで運動感覚を育みます。実は、私たち保育士も裸足で活動しているんですよ。
中山さん中山さん
おもしろい取り組みですね。私の園では、段ボールを使った滑り台や木馬など、職員が手作りしたおもちゃを組み合わせてアスレチックのようにし、雨の日でも元気に体を動かして遊ぶことを意識しています。コロナ禍で休園を余儀なくされた時期に、職員が時間を有効活用しておもちゃを制作してくれていました。その文化が根付き、今も室内遊びがどんどん充実していっています。
田邊先生の職場での様子

田邊先生の職場での様子

男性保育士率 園では22人中
1人の男性保育士が活躍中!

保護者との関わり方について、注意していることはありますか。

田邊さん田邊さん
入職1〜2か月の間に、どれだけ保護者の顔を覚えて信頼関係を築けるかが勝負だと思います。また、園での様子をお話しするときは、「可愛かったです」といった自分の感想だけに終始せず、子ども同士のやり取りなど多角的な視点からエピソードをもとに伝えることも重要です。
中山さん中山さん
保護者から相談を受けたとき、どう答えようかと思案しながら聞くのではなく、まずは「傾聴」に集中することを大事にしています。保育の専門家としてアドバイスすることも重要ですが、気持ちを受け止めることを忘れてはなりません。上手に回答しようと焦るよりも、相手の思いを引き出しつつ、必要に応じて提案するようなイメージです。