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保護者のホンネ座談会

お子さんの成長をどんなところに感じますか?
Iさん
- 一人っ子ですが、園では年下の子の靴下を履かせてお姉さんぶっています。反対に上の子たちには甘えて、楽しそう。兄弟ができたみたい。
Nさん
- 初めての子どもで、いつから何ができるようになるのかさっぱりわかりません。だから保育園で今何をしているのか、何を食べているのかがすごく参考になるんです。インターネットには情報が溢れているけれど、自分の子と日々接しているプロ(保育士さん)の意見ほど確かなものはないですから。

Hさん
- 1歳半という「自分でやりたい盛り」に預けました。それだけに、保育園にはバックアップをほぼお任せする形に。みるみる成長しましたね。Kさんもおっしゃっていましたが、園で他の子と接することでお兄ちゃんらしいところが出てきました。
Sさん
- トイレトレーニングや食育など、周囲の子より遅れているのではと心配になっていましたが、園できっちり、スプーン→フォーク→箸と段階を追って教えてくださってどんなに安心できたか。
先生のどんな対応に好感が持てますか?
逆に不安に感じる点は?
Kさん
- とくに不安はないですが、2年連続で新卒の先生が休職してしまいました。園の問題というより、理想と現実のギャップみたいなものなのかな…。自分の子どもだってこんなに大変なのに、新卒で10人の乳児を見るのはしんどいだろうと思います。一緒に遊んでいればいいというわけではないですもんね。
Iさん
- 1人だけ厳しい先生がいらして、私が惹かれた園の方針からすると少し違和感があります。根本的な考え方は統一してくださると嬉しいですね。
Sさん
- 私、誕生日会のお手伝いをしていたとき、たまたま地震があったんです。そうしたら、いつもおっとりしている先生がパッと豹変してキビキビ子どもに指示を出したんですね。優しくて人気者なだけじゃなく、いざというとき子どもの安全も守ってくれる、プロの力量を目の当たりにしました。

Nさん
- しかるときはビシッとしてもらっていいですよね。子どもって怖いモノ知らずだから転んだり落ちたりするのは日常茶飯事。しかるべきときはしかり、ほめるべきときはうんとほめる、メリハリのある先生はいいなあと思います。
Hさん
- うちの子は2歳になって、園でもダメなことはダメという指導がされているみたいです。リーダーの先生はきびきびと動いてくださり、若手の先生や保育補助のベテラン先生は甘えられる存在に感じているようです。クラスの中でも先生によって役割が違う、そういうメリハリがあってもいいですね。
保育士を目指す皆さんへ
メッセージをお願いします!
Kさん
- 「こういう保育士さんがいい」という理想像はありません。いろんな保育士さんがいて、それぞれやり方は違っていても、子どものことを考えてくださってのことであれば、保護者としてはどれもありがたいものなんです。ご自身なりに、どう向き合うのか考えていけばいいのではないかと思います。
Sさん
- 保育士さんは第2の保護者。娘の優先順位は確実に、私(母)、先生、夫の時期がありました(笑)。0歳という変化の激しい時期を知っている保護者以外の存在って貴重ですよね。こんなお仕事、他にはないでしょう。保育士さんがいなければ私たちの生活は成り立ちません。大変なことがあってもめげずに頑張ってほしい、応援しています。
Iさん
- 園によって方針はけっこう違います。良い悪いではなく、ご自身がしたい保育と一致する園であれば、ご自身も子どもたちも保護者も、皆ハッピーでいられるのではないでしょうか。想いを大切にしてください。
Hさん
- 責任重大ですが、子どもの成長だけでなく保護者にとっても学びの多い、とても意義のあるお仕事だと思います。得られるものは大きいでしょう。やりがいを感じつつ、夢に向かってください。
Nさん
- 気負わず、保育士を志したときの気持ちを大切に、まずは保育士さんになってほしいです。実習で嫌だなと思うことがあっても、そこで出会った先生や保護者、子どもがすべてではありませんし、実習はあくまでも学生の立場です。保育士になってみると違う感覚にもなると思います。皆さんは未来の日本を創る子どもたちを育む、大切な存在です!