- 福祉・介護
- 社会福祉士
実習や就活中はスキマ時間を有効活用。
苦手分野は身の回りに貼り出して覚えました。
- 渡辺 美咲さん
- イムス板橋リハビリテーション病院 医療福祉相談室
福祉職に携わるお母さんと一緒に子どもの頃からシニア世代と関わる機会が多かったという渡辺さんは、高校で進路を決めるときに「社会福祉士」という資格があることを知ります。人の話を聞くことが好きで、人とのコミュニケーションを大切にできる仕事がしたいと思っていたことから、さまざまな領域の職種と連携しながら支援を行う医療ソーシャルワーカーの道を選びました。入職2年目の現在は、入院患者さんの退院支援を担当しています。
私のオススメ参考書はこれ!
『社会福祉士国家試験過去問解説集』(中央法規)は間違えた問題にチェックを入れ、何度も繰り返し解いていました。問題の解き方や時間配分を習得できたと思います。もう1冊は『見て覚える! 社会福祉国試ナビ』(中央法規)。過去問で間違えたところは、この参考書で復習しました。
『社会福祉国試ナビ』は要点がわかりやすく整理されているため、試験直前の振り返りにも効果的です。
私の勉強方法 成功ポイント!
1日のスケジュールを立て、それに沿って勉強することが私には合っていたようです。試験は午前中から始まるので、朝から頭が働くよう、8時頃には完全に目が覚めた状態でいて、勉強を始める時間は9時に固定していました。実際の試験時間に合わせ、1時間半勉強したら休憩、というサイクルで過ごしていました。
リズムができていたので、試験当日もスイッチが入りやすかったです。解答の時間配分も感覚的にできるようになりますよ。
苦手分野の乗り越え方
人体の名称や歴史上の人物の名前など、暗記モノが苦手でした。それで、覚えたい単語とその意味を書き出したメモや苦手な領域を解説したテキストのコピーを用意し、部屋の壁に貼ったり移動中に読んだり、日常に組み込んで記憶に定着させました。基礎が定着すると問題への苦手意識が薄れて自信につながります。
オススメで紹介した参考書は、要点が表になっていたりして視覚的に理解しやすく、最大限に活用しました。
- 3年生 4月〜3月頃
- 大学で国家試験対策講座が始まり周囲も国試モードになったが、まだ本気で集中できない。過去問は、解答を見れば「あれか」と思い当たるが、問題だけ見ていると解けないことがわかる。
- 4年生 4月〜9月頃
- コロナ禍の影響で就活時期が遅れたため、アルバイト、就職活動、実習、国試勉強が重なる。時間の確保が難しく、机に向かう時間以外にも効率よく勉強する方法を工夫。覚えたい単語をトイレの壁に貼る、入浴中に資料を読むなどしていた。焦らず、まず就活を終えることを優先。
- 10月〜11月頃
- 9月末に内定が出て就活終了。アルバイトも終え、ようやく安心して試験勉強に専念できる。大学で模試を受けたところ点数が足りなかったので勉強時間を増やす。国試の解説をしているYouTube動画で概要を理解し、試験問題を解いて定着させるというプロセスを繰り返す。
- 12月〜1月頃
- 対面授業が再開され、大学内で友人と一緒に勉強することに。平日は9時から午後6時まで、大学が開いている時間はほぼ勉強に充てた。個々に勉強しながら疑問点を聞き合う形だったが、友人と顔を合わせて話すことが息抜きになり、また頑張っている姿が励みになった。
- 試験直前
- 新しいものには手を付けず、今まで解いてきた過去問を中心に勉強。睡眠時間は削らず、食事もしっかり摂るなど体調管理に気を配る。点数が伸びないなど不安なときは散歩をして気分転換を図り、メンタル面も整えていった。