- リハビリ
- 作業療法士
携帯の国試対策アプリは使い勝手がよく、
朝夕にそれぞれ何問、
と決めて解いていました。
- 鵜島 美波さん
- イムス横浜狩場脳神経外科病院 リハビリテーション科
「祖父がリハビリを受けていたんですが、退院の頃には自分で歩けるようになったんです。それを見て、リハビリに興味を持ったのが、この道に進むきっかけでした」という鵜島さん。現在は、回復期にある患者さんが自宅に帰るためのリハビリテーションを担当しています。大学では実習と卒業研究、就職活動、国試が重なる中で一つひとつ着実にこなしていきました。短期決戦で見事に国試合格を決めた鵜島さんの勉強方法とは。
私のオススメ参考書はこれ!
『クエスチョン・バンク 作業療法士国家試験問題解説 専門問題』『クエスチョン・バンク 理学療法士・作業療法士国家試験問題解説』(メディックメディア)の2冊です。先輩に薦められたのですが、分野ごとにまとめられていて使いやすかったです。
基礎をしっかり固めるため、とくに『理学療法士・作業療法士国家試験問題解説』の共通問題は、少なくとも3周しました。
私の勉強方法 成功ポイント!
ノートに書き込むと後から書き足したりまとめたりの編集ができないので、大きめの付箋にポイントを書いて、それを分野ごとにノートに貼っていました。これなら付箋を貼り直すだけでまとめられます。試験当日も持って行って、気になったところをパッと確認できました。
とにかく実践が大事だと思い、過去問を試験と同じ時間設定でひたすら解いて、国試本番に慣れるようにしました。
苦手分野の乗り越え方
解剖や生理学、整形が苦手だったのですが、とくに解剖と生理学は点数の配分が大きいので外すことができず、参考書を何周もして克服するしか選択肢がありませんでした。この2つが6割できていれば合格が見えると思っていたので、がんばりました。
逆に、義肢装具は過去問題でなんとなく「これが出題されるな」と見当をつけるくらいで済ませてしまっています……。
- 4年生:7月
- 大学では4月中旬から約2ヶ月の実習があり、それが終わるまでは何も手につかない状態だった。学校から携帯の国試対策アプリ「リハドリル」を紹介され、それを通学中の電車や朝夕に解いてみる。合格は無理なレベルだった。
- 8月〜10月頃
- 実習が終わったタイミングで卒業研究が始まる。11月の発表に向けて再び多忙に。9月頃からは就活のための病院見学も入れていた。アプリはちょこちょこ見ているが、まだ片手間に勉強する感じ。
- 10月〜11月頃
- 11月に卒研の発表が終わり、すぐに就活本番へ。クラスの半分強がこの頃に内定をもらっているので、周囲も全体的に遅めだったかもしれない。焦る雰囲気はなかった。12月はじめに内定が出て就活終了。実習、卒研、就活と3つが片付き、ようやく国試対策に向き合うことができる。
- 12月~2月頃
- 模試の点数が思ったより低くて焦る。先生にも「12月後半には合格ラインに達していてほしいな」と言われる。アプリは、夏の間は朝夕各20問くらいずつ解いていたが、この頃は50問ずつ、時間があれば100問ずつと増やしていった。さらに、過去問10年分と参考書の問題も組み込む。
- 試験直前
- 過去問を解くうちに自分の苦手分野がわかってくるので、参考書の該当部分を繰り返し勉強。並行して起床や食事、睡眠の時間を合わせて生活リズムを整えていった。1月には合格点に達していたが、本番はまた雰囲気が違うので心のどこかに不安があった。