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薬学生のメンタルコントロール
Introduction

薬学生の学生生活は、学内試験、実習、研究、就職活動、そして国家試験といったイベントが目白押しです。どれも一筋縄ではいかず、つらい経験をすることもあるでしょう。最後まで走り切るためには、メンタルコントロールがカギとなります。ここでは、薬学生の皆さんがメンタルを整えて健康に過ごし、目標を成し遂げるための3つの視点をご紹介します。

Index

視点01.薬剤師をめざした「志」を常に胸に刻む

視点02.早めに失敗を経験し、そこから学んでおく

視点03.日々の生活習慣を整える

視点01.薬剤師をめざした「志」を常に胸に刻む

いくつもの学部や職種がある中で、薬学部に入り、薬剤師をめざしているのはなぜでしょうか。そこには必ず何らかの理由があるはずです。その理由が明確であればあるほど、「自分という人間の軸」が強固になり、皆さんが進む道を明るく照らしてくれます。

他人と比べる必要はありません。「手に職を付けたいから」「新しい薬を開発したいから」というように、人それぞれの理由があります。これまで生きてきた歴史とこれからの未来を見据えて、それぞれが導き出した答えです。「自分という人間の軸」に自信を持ち、より磨き上げる努力を重ねるほうが建設的だといえます。

人生、決してうまくいくことばかりではありません。実習で患者さんとうまく話せず悔しい思いをしたり、就職活動が順調に進まず気が滅入ったりすることもあるでしょう。不調なときほど、周囲は順調に進んでいると思い込みやすくなります。そうなると必要以上に不安が募り、何をするにも行動にブレーキがかかってしまいます。不調なときこそ、原点(=自分という人間の軸)に立ち返ってみましょう。自分に勇気付けられ、やる気を再び燃え上がらせることができるでしょう。つまり、自分なりの強固な軸を持っておけば、いったん落ち込んでも早期にメンタルを立て直すことができるわけです。

視点02.早めに失敗を経験し、そこから学んでおく

薬学生は取り組むべき課題が山積みのため、どれも失敗などせずにサクサク進めたいと思うかもしれません。しかし、それほど好都合に物事は進みません。どんなに秀逸な人でも、どこかで想定外の壁にぶつかり、そこから立て直しています。明暗の分かれ目は、壁にぶつかったとき、早く立て直せるかどうかだといえるでしょう。

例えば、就職活動時のエントリーシートや面接練習を考えてみましょう。「他人に見られるのは気恥ずかしいから、自分だけで準備して本番に臨んだところ、面接官から想定外の質問が飛び出し、しどろもどろになってしまった」というのはよくある話です。逆に、早い段階から誰かにエントリーシートの添削や面接の練習に付き合ってもらうと、他者の意見で視野が広がる上、他者に見られているという緊張感を持って練習することで、準備状況は格段にレベルアップするはずです。

国家試験の対策でも同じことがいえます。国家試験は学生生活の終盤にあるので、日々のあれこれに追われる中で対策を後回しにしてしまいがちですが、忙しい合間を縫ってでも早めに試験勉強に着手してください。なぜなら、分からない部分があったとき、そのタイミングが試験本番に近ければ近いほど、焦りが増してしまうからです。試験範囲はとても広く、覚えにくい薬剤名なども多数あります。学んできたものがすべて頭の中に入っていて、いつでも100%正答できるという人はいないでしょう。多くの人は、分からない問題でミスしても、そこから学んで次に生かすことを何度も何度も繰り返しながら知識を頭に入れていきます。それをするためには、ある程度の時間的余裕が必要です。

また、就職活動が一段落したときにいったん達成感を味わってしまうと、後で着手しようと思っていた試験勉強になかなか熱意が持てなくなるというリスクも考えられます。できるだけ早い段階から試験勉強に取り組むことで、必要以上に焦ってしまう状況を回避し、着実に成功確率を上げていきましょう。

視点03.日々の生活習慣を整える

国家試験に合格し、入学当初の志を達成するためには、どんな状況であっても自分の実力を発揮することが重要です。土台となる心身を整えることにより、実力を発揮できる可能性を高めることができるでしょう。睡眠、運動、栄養、人とのつながりという4点を大切にして、忙しい毎日を乗り切ってください。

1.睡眠

ここ40年以上にわたり、日本人の死因第1位となっているのが、がん(悪性新生物)。男性の2人に1人、女性の3人に1人は生涯のうちにがんに罹患するとされており、国民の健康課題として極めて重大です。患者数の増大、そして薬物療法の高度化・多様化に伴い、それに対応できる薬剤師のニーズも高まり続けています。

そして、もう一つの大きな役割が脳内の記憶整理です。寝ている間に、その日にあった出来事や情報を整理して記憶にとどめています。覚えたことをしっかりと定着させるためには、睡眠が不可欠です。また、睡眠不足が続くとアルコールを1~2合飲んでいるのと同じ認知機能の状態になることが分かっています。低パフォーマンスの状態では、自分の実力を存分に発揮することはできません。優秀な人ほど睡眠を重視しているのは、このためです。

2.運動

運動をすると、脳内のセロトニン濃度が上がります。セロトニンは自律神経のバランスを整えてくれるので、気分が安定します。また、運動後の爽快感は心理的リフレッシュになり、ほどよく体が疲れていると睡眠が深くなります。「運動する時間はない」「そもそも運動は苦手」という人も、簡単にできるものから挑戦してみてください。例えば、最寄り駅まで歩くのではなく軽く走ったり、エスカレーターではなく階段を使ったり、歯磨きをしながらスクワットしたり……。少しでも体を動かす習慣が身に付くと、「新しい自分になれた」という自信や喜びを得ることができ、さらに気分が安定します。

3.栄養

セロトニンなどの脳内物質を生成するためには、三大栄養素(特に蛋白質)、ビタミン、ミネラルなどのバランス良い摂取が必要です。時間がない上にストレスがたまっていると、ジャンクフードや菓子パンばかり選んでしまうこともあるでしょう。しかし、そうした食事が常態化すると、体内の栄養バランスが偏ってしまいます。時には食べたいものを好きなだけ食べるご褒美タイムを設けてもいいですが、あまり頻繁にならないよう気を付けてください。

勉強のお供にコーヒーやエナジードリンクなどを飲用する場合は、過剰摂取にならないよう、飲む量や頻度、時間帯を考えましょう。これらはカフェインを多く含むため、耐性ができると摂取量が増えていきます。また、個人差はありますが、摂取後4~5時間は覚醒作用が続き、なかなか眠れずに生活リズムが乱れるおそれもあります。

4.人とのつながり

他者とつながっている感覚、互いに気遣って送り合う言葉には底知れぬ力があり、ストレスを緩和する効果があるとされています。特にコロナ禍という特殊な状況下では、人と接する機会が極端に少なくなっているはずです。だからこそ、オンラインでかまわないので積極的にコミュニケーションすることを心がけてください。少しでも誰かと話すと、気分のモヤが晴れ、やる気がみなぎってきます。向き合う相手は、自分自身でもOKです。日記を書くなどして考えや思いを外に吐き出すことが重要になります。

以上、メンタルヘルスを整えるための3つの視点をご紹介しました。できそうなことからすぐに始め、今しかない学生生活を思いきり満喫してください。