住宅ローン専門の機関。「フラット35」で9割のシェア
モーゲージバンクは、住宅ローンを専門に扱う金融機関。2003年、民間金融機関が貸し出した住宅ローン債権を住宅金融支援機構が買い取り、証券市場から資金調達する証券化事業を開始。これに伴い、長期・固定金利の住宅ローン「フラット35」が誕生した。預金を有しない金融機関(ノンバンク)も扱いが可能となり、モーゲージバンクが生まれた。21年度のフラット35の利用件数は6万5,877件。フラット35の扱いは、モーゲージバンクが約9割のシェアを持つ。22年から新築の住宅ローン減税の控除期間が10年から13年に延長され、需要は底堅いとみられる。