2021年の売上高は8年ぶり増加。店舗数は10年前から60店減る
日本百貨店協会によると、2021年の百貨店売上高は前年比5.8%増の4兆4,182億円と、8年ぶりに増加した。化粧品、宝飾、貴金属などの雑貨が同10.2%増の8,597億円と2桁増えたほか、食料品は同3.6%増の1兆8,118億円、衣料品も同2.2%増の1兆1,664億円だった。ただ、コロナ禍前の19年比では21.5%減と、本格回復には至っていない。全国の店舗数も22年4月時点で190店舗と、10年前より約60店舗減少した。
22年に入ってからはプラス基調が続いており、移動制限などがなければ百貨店への需要は底堅いことを示している。