パソコン出荷は反動減。今後もマイナス成長か
電子情報技術産業協会(JEITA)によると、2021年度のパソコン国内出荷台数(外資系含めた8社計)は、前年度比40.7%減の716万3,000台と2桁の減少となった。このうち、ノート型は同17%減の594万8,000台。タブレット端末(7社計)は22.9%減の112万台。前年度が在宅勤務の増加や、文部科学省の小中学生への1人1台端末計画によるGIGAスクール構想などで急増した反動。法人向け買い替え需要は堅調だが、JEITAは26年までの年平均成長率はマイナスと予測している。
スマホ出荷は約2%減。価格競争は激化へ
JEITAによると、21年度の携帯電話の国内出荷は同1.6%減の1,338万4,000台。うち、スマートフォンの出荷は同2.6%減の1,018万9,000台、スマホ比率は76.1%だった。次世代通信規格の5Gへの移行が進む一方で、通信各社による相次ぐ割安プラン、さらには中古スマホの伸長など、携帯会社間の価格競争が激化しそうだ。