フィットネスの利用者は回復。非対面型サービス増える
経済産業省の特定サービス産業動態統計によると、2021年度のフィットネスクラブの売上高は、前年度比14.0%増の2,486億円と、前年の大幅マイナスから回復。延べ利用者数も同19.0%増の約2億人となったが、会員数は同1.5%減の約258万人に減少した。
フィットネスは、水泳やトレーニングマシン、サウナなどを備えた総合型と、特定のサービスを提供する小型施設に分けられる。コロナ禍を機に、アウトドア型やオンライン中心など非接触・非対面のサービスが増えており、施設外で差別化を図る動きが出てきた。
メンズエステも一定の需要。美容室の施設増加は続く
一方、エステティックサロンも来店客が戻りつつあり、男性用のメンズエステも一定の需要がある。来店型に加え、セルフ脱毛サロン、家庭用美容機器を使うセルフエステなど非対面のサービスも増えている。
一方、厚生労働省の衛生行政報告例によると、20年度の理美容施設数は、理容が前年度比1.7%減の11万5,456、美容が同1.6%増の25万7,890と、理容が減少、美容は増加という傾向が続いている。