請負型と派遣型に分かれる。IT関連の需要が高まる
総務省・経済産業省の2020年経済構造実態調査(2次集計)によると、機械設計業の売上高は前年比9.7%増の7,084億円だった。
機械設計技術者は請負型と派遣型に分かれる。請負型は機械の一部または全部の設計を一括で請け負い、開発成果によって報酬を得る。派遣型は客先の企業に設計技術者を派遣する方式で、派遣先の指示で業務をこなす。客先に数年から数十年派遣される場合もある。
製造業はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や、ITなどデジタル化需要が高まったことで、必然的にIT関連の技術者需要が高い。これに伴い、機械工学などの分野だけでなく、ICT全般に対する知識や経験が求められている。