2021年の売上高は約4.3兆円。ネット通販で需要拡大
総務省のサービス産業動向調査によると、2021年の倉庫業の売上高は、前年比4.7%増の4兆3,862億円と、2年ぶりに増加した。国土交通省の建築着工統計では、2021年度の倉庫着工棟数は前年度比3.5%減の1万3,469棟と堅調。日本倉庫協会によると、倉庫業は普通倉庫、連蔵倉庫、水面倉庫に大別され、普通倉庫の割合が大きい。
特にネット通販の拡大により需要が拡大している。このため、国内の大手や外資系物流大手は大都市郊外に大型の物流センターを設置するケースが増えている。ただ、倉庫業自体は低収益とされ、オフィスビルや商業施設など不動産事業を展開しているケースが多い。