「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

ゴム・ガラス・セラミックス(ガラス・セラミックス)の業界地図

ガラス、セラミックスとも日本企業の国際競争力は高い。ただ、国際競争が激化しており、新技術開発による差別化が必要だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

ガラス

AGC

建築、自動車用ガラスに強い。海外売上高比率68%

HOYA

眼鏡レンズが主力。半導体基板、内視鏡なども展開

セントラル硝子

自動車用、建築用ガラスが主力。化成品事業も展開

石塚硝子

びん、ガラス食器などがメイン。紙器なども手掛ける

日本山村硝子

ガラスびん製造が主力。プラスチック容器も製造

オハラ

カメラ、半導体向けなどの光学ガラスに強い

テクノクオーツ

半導体向けなどの石英製品が主力。シリコンも展開

岡本硝子

反射鏡など特殊ガラスに強い。自動車用も展開

不二硝子

アンプルなど医療用ガラスの専業

倉元製作所

液晶用の中小型ガラス基板の加工が主力

セラミックス

京セラ

セラミックス電子部品のほか、通信機器などに多角化

村田製作所

セラミックコンデンサーで世界首位。蓄電池も展開

日本ガイシ

ガイシ生産で世界トップ。独自の蓄電池も量産

日本特殊陶業

自動車用プラグに強い。電子部品、医療機器も展開

MARUWA

通信機器、半導体向けセラミック基板に強い

ゴム・ガラス・セラミックス(ガラス・セラミックス)業界に関係する企業情報

ゴム・ガラス・セラミックス(ガラス・セラミックス)業界の「現在」と「未来」

売上金額は約2.1兆円。高付加価値化が進む

総務省・経済産業省の2020年経済構造実態調査によると、ガラス・同製品製造業の売上金額は、前年比2.6%減の2兆1,729億円だった。ガラスは約8割が建築用だ。重量がかさむため需要地の近くで生産するのが基本で、国際競争力が高い日本の大手は海外展開を進め、海外売上高比率も高い。近年は、住宅用として断熱性能の高い複層ガラスや、液晶やスマートフォン向けなどの超薄板ガラスが伸びている。自動車向けでは透明ディスプレーに映像などを流すためのスマートガラスも登場し、高付加価値化が進むが、海外勢の追い上げもあり、一層の技術開発が求められる。

高精密のファインセラミックス。日本の世界シェアは約4割

セラミックスは無機材料を高温処理して固めた材料で、陶磁器や耐火物、ガラスなどに用いられる。さらに、高度に精選した材料を使い、高精密なものをファインセラミックスと呼び、半導体や自動車、医療機器など主に産業用として使われる。日本ファインセラミックス協会によると、21年の生産額見込みは前年比16.3%増の3.6兆円で、世界市場におけるシェアは約4割にのぼるとしている。

データで見る業界のポイント

ファインセラミックス部材の生産額推移

ファインセラミックス部材の生産額推移
「ファインセラミックス産業動向調査」(日本ファインセラミックス協会)2021年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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