「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)の業界地図

自動車用タイヤは国内大手の国際競争力が高く、海外生産が盛んだ。ただ、競争も激しく、EV向けなど新技術が求められる。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

タイヤ・ゴム製品

ブリヂストン

タイヤで世界のトップメーカー。海外売上高比率8割超

横浜ゴム

自動車用タイヤで国内3位。ゴルフクラブなども展開

住友理工

自動車用防振ゴムに強い。機械部品なども扱う

TOYO TIRE

タイヤが中心だが、自動車部品なども製造

バンドー化学

自動車用、産業用のゴム製ベルトに強い

オカモト

自動車内装材のほか、靴、コンドームなども製造

西川ゴム工業

自動車用のほか、産業用シール製品が主力

ニッタ

自動車用・産業用ベルトとホースが2本柱

フコク

ワイパー、ブレーキなど自動車用ゴム製品が主力

ニチリン

自動車用ホースの大手。熱交換器なども製造

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界に関係する企業情報

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界の「現在」と「未来」

2021年の出荷額は約13%増。主力の自動車用タイヤが伸びる

日本ゴム工業会によると、2021年のゴム製品出荷額は前年比13.2%増の2兆1,879億円と、3年ぶりに増加した。主力の自動車用タイヤ生産量が同13.8%増の1億3,805万本と増加したことが寄与した。日本自動車タイヤ協会によると、21年の新車用タイヤ販売は、同2.2%減の3,693万本と4年連続で減少したものの、市販用は同7.3%増の6,961万本と増えた。新車生産がコロナ禍や半導体不足などで減少したが、市販用が反動で増加した。

同協会は22年の需要見通しで、新車用は同17%増、市販用は同2%増としている。

海外メーカーとの競争が激化。EV向けタイヤがカギに

自動車の普及とともに、世界のタイヤ需要は安定的に拡大することが見込まれており、海外生産が主力の日本メーカーにとって海外が主戦場となる。ただ、欧米や中国メーカーも東南アジアにも進出を活発化させており、国際競争は激化。今後の競争力を左右しそうなのが、世界的に増加が見込まれる電気自動車(EV)用タイヤ。EV向けは走行距離を伸ばすため、従来に比べ2割程度軽量化を図り、走行中の騒音を低減することがカギとされている。

データで見る業界のポイント

自動車タイヤの国内需要

自動車タイヤの国内需要
「2022年自動車タイヤ国内需要年央見通し」(日本自動車タイヤ協会)2022年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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