生保の収入は約32兆円。損保は約8.8兆円
生命保険協会によると、2021年度の会員42社の保険料等収入は、前年度比3.4%増の32兆141億円となった。コロナ禍で営業活動を自粛した前年度の反動で伸びた。契約種別では、死亡保障が減少、医療・がん保険などいわゆる第三分野の増加傾向が続いている。
一方、日本損害保険協会によると、21年度の正味収入保険料(会員28社)は、同1.3%増の8兆8,063億円だった。自動車保険(自賠責含む)の比率が約6割を占める。ただ、近年は自然災害が頻発し、大規模なものになると損保各社の保険金支払いが増え、収益を圧迫する構造。火災保険に付帯して契約する地震保険の付帯率は上昇している。