「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

金融業界

生保・損保の業界地図

生命保険、損害保険とも市場規模が大きく、比較的安定しているが、双方とも手続きが簡単なネット販売との競争が激化している。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

生命保険

第一生命ホールディングス

保険ショップの展開、海外事業を強化

明治安田生命保険

企業向け団体保険に強い。貯蓄型の積立保険に注力

かんぽ生命保険

郵便局で簡易、小口保険などを販売。第一生命と提携

住友生命保険

健康増進型保険「Vitality」が特徴。医療保険を強化

T&Dホールディングス

中小企業に強い大同生命、個人向けの太陽生命が中核

ソニー生命保険

ライフプランナーによるオーダーメイド保険が特徴

オンライン専業生保

損害保険

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

傘下に3社の損保会社。生命保険も展開

SOMPOホールディングス

損害保険を中心に、生保、介護事業なども展開

トーア再保険

各種損害保険の再保険引受。損保各社が出資

生保・損保業界に関係する企業情報

生保・損保業界の「現在」と「未来」

生保の収入は約32兆円。損保は約8.8兆円

生命保険協会によると、2021年度の会員42社の保険料等収入は、前年度比3.4%増の32兆141億円となった。コロナ禍で営業活動を自粛した前年度の反動で伸びた。契約種別では、死亡保障が減少、医療・がん保険などいわゆる第三分野の増加傾向が続いている。

一方、日本損害保険協会によると、21年度の正味収入保険料(会員28社)は、同1.3%増の8兆8,063億円だった。自動車保険(自賠責含む)の比率が約6割を占める。ただ、近年は自然災害が頻発し、大規模なものになると損保各社の保険金支払いが増え、収益を圧迫する構造。火災保険に付帯して契約する地震保険の付帯率は上昇している。

ネット販売に注力。シェア1桁だが成長を見込む

生保、損保ともオンライン営業を進めるほか、ネット専業の参入も相次ぐ。ネット販売は無店舗でコスト安のため、保険料を低く抑えられ、商品内容もシンプルだ。保険市場全体に占めるシェアは生保で約4%、損保で8%程度とされるが、着実に伸びそうだ。

データで見る業界のポイント

個人保険の保有契約高・保有契約件数の推移

個人保険の保有契約高・保有契約件数の推移
「生命保険事業概況」(生命保険協会)2022年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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