食料・飲料卸の販売額は約53.4兆円。水産物の半数は卸売市場経由
経済産業省の商業動態統計によると、2021年の食料・飲料卸売業の販売額は、前年比0.8%減の53兆4,330億円、農畜産物・水産物卸売業の販売額は同1.7%減の34兆7,730億円だった。いずれもスーパーなどでの一般消費者向け販売が増えた一方で、飲食店などの業務用が減少。業界はスーパーやコンビニに卸す総合食品卸と、外食やホテルなどに卸す業務用食品卸に分けられるが、業務用卸での減少が目立っている。水産物は卸売市場経由の取引が約半数を占める。