「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

商社業界

総合商社の業界地図

グローバルに事業展開する総合商社。日本独自のビジネスモデルとして、事業投資に重点を置き、今後も活躍が続きそうだ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

総合商社

三菱商事

総合商社の最大手。資源、機械、食品と幅広い分野を展開

伊藤忠商事

繊維、食料などに強い。食品小売り事業を強化

三井物産

鉄鋼、金属、原油など資源関係が得意分野

丸紅

穀物、エネルギー部門などに強い。農業関連を強化

住友商事

鉄鋼、非鉄金属、機械類が主力。農業資材を強化

双日

自動車、航空、肥料などに強い。インフラ分野に注力

総合商社業界に関係する企業情報

総合商社業界の「現在」と「未来」

2022年3月期は7社が過去最高益。非資源部門を強化

総合商社の2022年3月期決算は、8社中7社が過去最高の最終利益を計上し、その合計は約3兆8,800億円にのぼる。追い風となったのが、原油やガス、鉄鉱石など自らが海外で権益を持つ資源価格の上昇と、貿易の拡大だ。資源事業については、ロシアによるウクライナ侵攻で関連する海外資産の価値低下があったが、それを上回る増益効果があった。

一方、日本貿易会によると、21年の日本全体の輸出は前年比21%増の83.1兆円、輸入も同24%増の84.6兆円と、コロナ禍の反動から、いずれも3年ぶりに増加した。輸出入双方に関わる総合商社には好影響となった。

脱資源で市況変動に対応。脱炭素で環境対策も進める

今後の総合商社のキーワードは、脱資源・脱炭素だ。資源は市況変動が激しく、業績に与える影響も大きいため、小売業や金融など非資源分野への注力を強化。また、世界的な地球温暖化対策の強化により、再生可能エネルギー開発だけでなく、蓄電池や再生素材、水素ビジネスなどに積極投資する。

データで見る業界のポイント

8大総合商社純利益の推移

8大総合商社純利益の推移
(各社連結決算より作成)2022年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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