「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

スポーツ・玩具・ゲーム製品の業界地図

スポーツ用品、玩具などはコロナ禍でも堅調に推移している。特にアウトドア関連用品の市場拡大が目立っている。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

スポーツ用品(海外)

Nike(アメリカ)

スポーツ関連用品で世界最大のメーカー

Adidas(ドイツ)

シューズに強い欧州最大のスポーツ用品メーカー

Puma(ドイツ)

サッカー、陸上競技分野で強いブランド力を持つ

スポーツ用品(国内)

アシックス

スポーツシューズなどに強い。海外売上高比率約8割

美津濃

通称「ミズノ」。スポーツ用品の専業メーカー

デサント

「デサント」「ルコック」ブランドなどを展開

ゴールドウイン

「スピード」「ザ・ノース・フェイス」が主力ブランド

ヨネックス

バドミントン、テニス、ゴルフ用品に強い

ゼット

「ゼット」「コンバース」などのブランドを展開

エスエスケイ

「SSK」ブランドで各種スポーツ用品を販売

ブリヂストンスポーツ

クラブ、ボール、ウエアなどゴルフ関連用品を販売

本間ゴルフ

ゴルフクラブ・用品の製造販売。中国資本の傘下

横浜ゴム

「プロギア」ブランドでスポーツ用品を展開

ミカサ

スポーツ用の各種ボールを製造。ゴム製品も手掛ける

遠藤製作所

ゴルフクラブをOEM製造。自動車部品も展開

グラファイトデザイン

ゴルフクラブのシャフトを製造。加工組立も手掛ける

山本光学

「SWANS」などのブランドでスポーツ用ゴーグルを販売

アウトドア用品 その他

グローブライド

「ダイワ」ブランドの釣り具が主力。ゴルフ用品も展開

シマノ

自転車用部品で世界的。釣り具なども製造

モンべルグループ

登山、自転車などアウトドア用品の総合メーカー

グループ会社

グループ会社

モルテン

競技用ボールや健康用品などのゴム・樹脂製品を製造

スノーピーク

キャンプ、アパレルなどアウトドア製品に強い

アミューズメント製品

円谷フィールズホールディングス

遊技機の企画開発、販売が主力。コンテンツ事業も展開

SANKYO

パチンコ・パチスロ機のほか、補給機器なども展開

セガサミーホールディングス

パチンコ・パチスロ機を製造。ゲームソフトに強い

ユニバーサルエンターテインメント

パチスロ機の大手。海外でリゾート開発も手掛ける

京楽産業.

パチンコ・パチスロ機の大手。娯楽施設なども展開

サン電子

パチンコ機などの遊技機の中堅。情報通信分野を強化

平和

パチンコ・パチスロ機を製造。ゴルフ場運営が主力

藤商事

パチンコ・パチスロ機のほか、ゲームアプリも開発

オーイズミ

パチスロ用メダル貸機、補給回収装置などが主力

玩具

バンダイナムコホールディングス

玩具、ゲーム、娯楽施設などの総合エンタメ企業

100%出資

100%出資

100%出資

26.9%出資

1.7%出資

ポケモン

カードゲームの大手。ゲームソフトも制作

タカラトミー

玩具の大手。海外を中心にネット販売を強化

スポーツ・玩具・ゲーム製品業界に関係する企業情報

スポーツ・玩具・ゲーム製品業界の「現在」と「未来」

運動用具製造は堅調。オートキャンプ参加人数が23%増

総務省・経済産業省の2020年経済構造実態調査によると、運動用具製造業の売上金額は、前年比2.9%減の4,879億円だった。この統計は国内生産のみであり、大手各社は海外生産にシフトしており、輸入品などは含まれていない。これらを合わせると、スポーツ用品の市場規模は1兆5,000億円を超えるとの民間企業による調査もある。

健康志向によるスポーツやランニングなどへの関心の高さ、各種スポーツ選手の活躍による関連ウエア・用品の人気などもあり、今後も堅調に推移しそうだ。

コロナ禍でも好調だったのが、「三密」回避によるアウトドア関連だ。日本オートキャンプ協会によると、1泊以上のオートキャンプ参加人数は、21年に前年比23%増の延べ750万人としている。キャンプ場側も、電源や通信環境、風呂、トイレなどを備えて利便性を向上させており、テントやキャンプ用調理器具などの販売は好調だ。これに伴い、家電量販店やホームセンターなどもキャンプ用品売り場を設けて参入している。

釣り、ゴルフ場が好調。関連用品・用具も伸びる

アウトドアでは、釣りとゴルフ関連も伸びている。日本釣用品工業会によると、21年の国内出荷額見込みは、前年比12%増の1,733億円と2桁の伸びとしている。新たに釣りを始める人が増えているほか、釣りから遠ざかっていた層も、リモートワークなどで平日でも楽しめる環境になったことが要因という。

同様に、ゴルフ場やゴルフ練習場の利用者数が増えており、釣り、ゴルフ関連用品・用具とも需要が増えているようだ。

玩具の国内市場は過去最高。パチンコ店舗は減少が続く

インドアでは、玩具市場が伸びた。日本玩具協会によると、2021年度の国内市場(希望小売価格ベース)は前年度比8.5%増の8,946億円と、01年の統計開始以来、過去最高となった。特に人気キャラクターの登場で、カードゲーム・トレーディングカードが同45.6%増の1,782億円と急拡大した。

一方、アミューズメント製品は厳しい状況が続く。全日本遊技事業協同組合連合会によると、組合加盟のパチンコ・パチスロ店舗数は21年12月末で8,458店と、1年間で665店減少した。遊技台の規制強化などにより遊技人口が減少しており、遊技機メーカーも打撃を受けている。

データで見る業界のポイント

国内玩具市場規模の推移

国内玩具市場規模の推移
「国内玩具市場規模調査」(日本玩具協会)2022年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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