「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)の業界地図

金属製品製造業は多様な製法と業態があり、日本のモノづくりを支えている。ただ、技能伝承や自動化の進展などが課題だ。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

金属製品

東洋製罐グループホールディングス

飲料缶、ペットボトルなどに強い。電子材料も展開

日本発条

略称「ニッパツ」。自動車用ばねに強い

三和ホールディングス

シャッター事業で国内トップ。海外展開に積極的

リンナイ

給湯・厨房器などのガス器具がメイン。海外展開に重点

東プレ

自動車向けプレス部品が主力。冷凍車も展開

100%出資

60.8%出資

20.2%出資

文化シヤッター

シャッター事業がメイン。建材関連も展開

ノーリツ

ガス・石油給湯器が主力。海外展開に積極的

エイチワン

自動車用プレス部品が主力。生産体制を再構築

大豊工業

ベアリング、ダイカスト、金型などを製造

中央発條

自動車用ばねが主力。海外展開に積極的

コロナ

石油暖房機器がメイン。給湯器なども展開

三益半導体工業

半導体材料加工が主力。理化学機器なども販売

東京製綱

ワイヤーロープが主力。炭素繊維ケーブルも展開

パイオラックス

自動車用精密ばねがメイン。工業用ファスナーも展開

マルゼン

業務用厨房機器が主力。ベーカリー機器も展開

J-MAX

自動車用プレス部品が主力。2022年7月、現社名に変更

パンチ工業

精密金型用部品に強い。中国で高いシェアを持つ

ムロコーポレーション

自動車用などのプレス部品が主力。金型から一貫生産

ニチダイ

精密鋳造金型と過給機用部品が2本柱

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)業界に関係する企業情報

鉄鋼・金属・鉱業(金属製品)業界の「現在」と「未来」

売上金額は約18兆円。企業数は全産業で最多

金属製品は、缶や素形材、機械工具・部品、板金、金型、素形材、サッシ、シャッターなど多様だ。金属部品の加工方法も、板金加工、切削、熱処理、プレス、精密鋳造のダイカストなどと幅広い。

総務省・経済産業省の2020年経済構造実態調査によると、金属製品製造業の売上金額は、前年比1%減の18兆869億円だった。このうち、製缶・板金業を含む建設用・建築用金属製品製造業は8兆3,384億円と、半分近くを占め、建設や住宅業界の影響を受けやすい。全体の企業数は2万8,325社と、全産業で最も多く、高い加工技術力を持ち、特定の製品を製造する中小企業などが多い。

自動機械で競争力を確保。熟練技術者の技能伝承が課題

自動車や家電製品などユーザー企業の海外生産が拡大し、部品などの現地調達も増える中で、金属製品メーカーはNC(数値制御)工作機械や3Dプリンターなどの自動機械を導入し、価格競争力向上を図る。ただ、これらを扱う技術者の育成に加え、金属の曲げ加工、溶接などでは熟練技術者の経験や勘に頼っている分野もあり、技能伝承が課題だ。

データで見る業界のポイント

金属製品製造業の売上高推移

金属製品製造業の売上高推移
「法人企業統計」(財務省)2022年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2025の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。

    売上高については、2022年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2022年7月1日から10月31日です。

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