物理系
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どんな会社があるのか?
基礎・応用・物性等、物理系は、専門内容がそのままビジネスに直結することは限られている。宇宙、原子力開発分野では、公的機関などで専門の延長線上にある職に就ける可能性はあるが、数は限定的。数学系同様に、専門で勉強したり研究したものを応用できる企業に進むことが多い。
情報・通信業界全般、電機メーカー、コンピューターメーカー、精密機器、ソフト開発、システムインテグレーターなどは採用人数も多い。数は限られるが、金融・保険業界では数学的素養を生かせる専門職もある。コンサルティング・シンクタンクなども志望者が多いが、人気業界なので万全の準備が不可欠だ。
- メーカー
- 農林・水産、食品、建設・設備関連、住宅・インテリア、アパレル・服飾関連、繊維・紙・パルプ、化学・石油、薬品・化粧品、ゴム・ガラス・セラミックス、鉄鋼・金属・鉱業、機械、プラント・エンジニアリング、電子・電気・OA機器、自動車・輸送用機器、精密・医療機器、印刷・事務機器・日用品、スポーツ・玩具・ゲーム製品、その他メーカー・製造関連
- 金融
- 銀行・証券、クレジット・信販・リース・その他金融、生保・損保
- サービス・インフラ
- 専門・その他サービス、コンサルティング・シンクタンク・調査、教育
- ソフトウエア・通信
- ソフトウエア・情報処理・ネット関連、ゲームソフト、通信
- 広告・出版・マスコミ
- マスコミ(放送・新聞)、マスコミ(出版・広告)
- 官公庁・公社・団体
- 官公庁・公社・団体
どんな仕事があるのか?
全ての産業でIT化が急速に進んでいるので、情報通信業界以外でもシステムエンジニアやプログラミング業務のニーズは減ることがなく、幅広い企業のIT関連業務の需要がある。ビッグデータの活用や機械学習などで注目されるデータサイエンティストは、世界的に人材獲得競争が行われており、数理センスの高い物理系学生も注目されている。
プログラミング経験、スキルがあることは歓迎され、また、統計学やシミュレーションに関する知識や経験なども、業界を問わず研究・開発・生産・技術職のニーズがある。金融と技術を融合するフィンテックは注目の新分野であり、仮想通貨などの新たな流通システムを構築する上でも数理センスは評価される。