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保育実習で使える!
簡単にできる工作紹介

保育実習で使える!簡単にできる工作紹介
Vol.04

ライオンくるくる置き時計

ライオンくるくる置き時計
材料

材料

  • 紙皿(18.5cm)
  • 紙のボウル(11cm)
    (百均ショップで買える「エコボウル約11cm」が扱いやすい)
  • 紙コップ(250ml)
  • ボール紙か工作用紙
  • 色画用紙
  • 目玉シール
  • 丸シール
  • 油性マジック(ポスカなど)
  • えんぴつ
  • 割りピン
  • 目打ち
  • はさみ、のり、ボンド
  • テープ
年齢別工作の目的・目標
5歳児

時計には1から12までの数字があること、長針と短針があることを知る

1.時計の文字盤を作ります

色画用紙を裏にして紙皿を置き、えんぴつでぐるりと形をなぞります。

作業の様子

この円の外側に数字が入るので、そのスペースを考えながらひとまわり大きく、「ライオンのたてがみ」を書きます。

作業の様子

下書きにそって「ライオンのたてがみ」をはさみで切っていきます。

作業の様子
ポイント!
ポイント

切るときははさみではなく紙の方を動かすと切りやすいですね。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

ポイント!
ポイント

たてがみのカーブを切るのが難しいときは、ひとまわり大きな円に切り、切り込みを入れてざんばらにするだけでもたてがみらしくなります。えんぴつの軸に巻いてカールさせても可愛いです。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

2.シールに油性マジックで
数字を書きます

1から12まで、交互に色を変えたシールに数字を書きます。
油性マジックは乾く前に触ってしまうと擦れてしまうので、気をつけるよう子どもたちに声をかけましょう。

文字盤に直接書いてもいいでしょう。その場合は先生があらかじめ、バランスのいい位置に数字を下書きしておきます。

作業の様子

3.紙ボウルを1に伏せて
数字のスペースを確かめながら
2を貼ります

作業の様子

円に12の数字をバランス良く入れるのは難しいので、まず先生がえんぴつで十字線を引き、目安を作ってあげます。シールを十字の先(12、3、6、9)にまず貼り、その後に間を埋めるように貼ると上手く配置できます。

紙ボウルの中に入ってしまうと数字が見えないので、1の中心に紙ボウルを置いて確かめながらシールを貼っていくといいでしょう。

作業の様子

4.先生が、紙ボウルの中心に目打ちで穴をあけます

作業の様子

1枚の紙ボウルを4つ折りにして中心を決め、穴をあけます。それを型として、あとは次々に紙ボウルを重ねて同じ位置に穴をあけていけばいいです。穴あけの作業は先生が行います。

ポイント!
ポイント

穴が大きすぎると、時計の針がきちんと留まりません。目打ちを奥に入れすぎないようにしましょう。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

5.耳、しっぽ、時計の針を作ります

年中さんまでは耳の形を下書きしてあげるといいでしょう。
時計の針はしっかりしたボール紙か工作用紙が適しています。矢印の幅が狭いと穴をあけにくいので広めに作ってください。

作業の様子
ポイント!
ポイント

紙が固いので矢印に切るのが難しければ、長方形のままでも、写真のように角を切っただけでも構いません。マスキングテープを巻くとおしゃれに。

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

6.時計の針を留めます

作業の様子

長い針と短い針の差がわかるような位置に、目打ちで穴をあけ、割りピンで紙ボウルの中心に留めます。

7.耳をつけ、
3に紙ボウルを接着します

数字にかからない位置を確かめて(えんぴつで印をつけても可)、耳を紙ボウルの縁にボンドでつけます。さらに紙ボウルの縁にぐるりとボンドをつけ、3に接着します。目玉シールを貼ります。

作業の様子
作業の様子

目玉シールを貼り、さらに紙ボウルの縁にぐるりとボンドをつけ、たてがみに接着します。

顔の裏側には紙皿をボンドでくっつけます。

作業の様子
ポイント!
ポイント

目玉や数字は直接、書いてもかわいいですね

イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

8.カップにしっぽをつけ、
7に接着してできあがり

カップにしっぽをボンドでつけます。カップの表面がコーティングされていて接着しにくかったら両面テープを使いましょう。

作業の様子

本体が重いので補強するために、長方形の画用紙(12cm×3cm)をコップの底につけておきます。

作業の様子

カップの底から4、5cmくらいの位置で7をボンドで固定します。先ほどの補強用画用紙を背面に貼ってつなぎます。こちらも両面テープを使うと乾かす時間が要りません。

作業の様子
完成品

完成!

紙ボウルやカップなどの材料は一例です。ここに出したものとちがっていても大丈夫ですし、色画用紙を使わず、紙ボウルを着色しても構いません。ただし、試作は必ずやっておきましょう。バランスやボンドの量、目打ちをはじめとする道具の使い方など、あらかじめ確認しておきましょう。人数の多いクラスであれば、先生が下書きなどの工程を準備してあげないと時間内にできあがりません。材料も多めに用意しておきましょう。

監修:矢田部葉子先生(イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授)
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