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保育実習で使える!
簡単にできる工作紹介
桜の木で表現する春夏秋冬
材料
- 色画用紙
- のり
- セロハンテープ
- ハサミ
葉っぱは先生が切っておき、子どもたちはのりづけして木を飾ることを楽しむ
葉っぱを切るのも自分たちで行う。秋の葉っぱを虫食いにしたり、冬の木に雪をつけたりと、四季を意識する
工作する前日に「さわってごらん! ふしぎなふしぎなまほうの木」(ひさかたチャイルド)を子どもたちに読み聞かせすると木のイメージが明確になります。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
1.木の本体を作ります
茶色の画用紙を、長い辺が半分になるように二つに切ります(2枚で4本の木ができます)。写真のように丸めて、外側を3か所くらいセロハンテープで留めます。
留める場所を内と外から指でしっかり押さえて、端から貼ると上手くいきます。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
2.枝に見えるよう、切り込みを入れます
1の上部に斜めの切り込みを入れ、ぎざぎざにします。
太さや長さはバラバラのほうが枝っぽく見えます。少し外向きに曲げてもいいでしょう。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
3.葉っぱを作ります
夏は緑系、秋は茶色系のグラデーションで、大小たくさんの葉っぱを作ります。余り画用紙を活用するといいでしょう。長方形の紙を重ね、写真のようにはさみを入れると葉っぱの形になります。
子どもが作る場合は先生が切り線を描いてあげます。
夏用は緑色ばかりでなく青色を入れると出来上がりに深みが出ます。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
桜の葉っぱは丸っこいのが特徴なので、あまり細長くしないこと。先生は、「この木の葉っぱはどんな形で、春夏秋冬でどう変化するのか」まで知っていることが大切です。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
4.木の形をイメージしながら
葉っぱを貼ります
木の表からも裏からも、葉っぱを貼っていきます。出来上がりをイメージしながら足していきましょう。紙にのりを出しておき、葉っぱの根元にちょんとつけて、木に貼ります。
のりの量が多いと上手くつかないので、付けすぎないように指導します。葉っぱ同士を何枚かくっつけて貼ってもいいですね。自由に表現しましょう。木をくるくる回して360度どこから見てもいいように貼っていきます。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
完成!
夏は葉っぱをわさわさとたくさんつけます。4つの季節が揃うことに意味があり、4本を並べると春夏秋冬の移り変わりが一目でわかります。
アレンジ 秋
葉っぱを茶色系のグラデーションでまとめます。虫食いの穴を作るときは葉っぱを折って、はさみで切り取ります。
アレンジ 冬
1 木の枝は、他の季節よりも多くはさみを入れて細く作ると冬っぽいイメージに。
2 葉っぱと同じ要領で小さな芽を赤茶色で作ります。枝のほうの、貼りたい場所にスティックのりをつけ、芽をくっつけていきます。
3 綿を指で引っ張って薄く伸ばして雪のようにします。のりをつけて木に貼ります。
アレンジ 春
1 満開の桜をイメージ。まず、木の部分を二重にします。外側の茶色の木に枝用の切れ目を入れたらピンクの色画用紙を円筒形に丸め(テープで貼る必要はありません)、茶色の木の中に入れます。少しだけ高くした状態で、セロハンテープで外側の木に留めておきます。ピンクの木も枝を切ります。
2 フラワーペーパーを2~3cmの幅で縦に裂き、半分の長さにちぎります。
3 2枚を重ねて中央をつまみ、つまんだ部分にのりをつけてピンクの木に貼ります。
つまむのが難しかったら、リボンを作る要領でひねってもいいでしょう。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
4 木を回しながら外側・内側にどんどんつけていきます。
5 枝を内側に折ると、全体がこんもりして「満開の桜」のイメージになります。この作業は先生が、全体を見ながら調整してください。
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第1回