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男性保育士インタビュー
教えて!現場で活躍する先生たち
男性保育士ってどうですか?

男性保育士ってどうですか?

保育士が「保母さん」と呼ばれ、女性の役割とされていた時代もありました。今では性別関係なく、子どもに携わる仕事で活躍できる環境が整いつつあります。とはいえ、保育士に占める男性の割合は1割にも達しておらず、まだまだ少数派なのも事実。男性保育士の皆さんがどんな思いで保育の道を選び、現場で働いているのか、2人の先生にお話を伺いました。

教えてくれた男性保育士の先輩方

PROFILE
中山 翔太 先生

株式会社木下の保育 木下の保育園 たまプラーザ園
保育士歴10年目 園長
中山 翔太 先生

PROFILE
望月 昴汰 先生

社会福祉法人どろんこ会 清瀬どろんこ保育園
保育士歴2年目 フリー保育士
望月 昴汰 先生

※プロフィールは取材当時

まずは、お二人が保育士をめざしたきっかけを教えてください。

望月さん望月さん
自分が保育園に通っているくらいの年頃から、より小さな子のお世話を積極的にするようなタイプでした。面倒見がいい性格を生かせそうだと、福祉系の総合大学へ進学。高齢者や障害者のケアにもやりがいを感じ、迷いが生じた時期もありましたが、保育士コースで学んだ専門性を生かして働きたいという気持ちが勝りました。今、保育の仕事を心から楽しめていることを考えても、この選択は間違っていなかったと確信しています。
中山さん中山さん
一人っ子だった私は幼少期からきょうだいの存在にあこがれがあり、特に友人の弟や妹と接する中で、漠然とですが「子どもが好き」という意識が育まれていきました。具体的に子どもに関わる仕事をしたいと思うようになったのは、さまざまな大学説明会に参加して将来を考えていた高校時代です。「子どもが好き」「毎日変化がある仕事がしたい」という思いがあり、その両方を満たすのは保育士だと考えて保育士資格を取得できる学校へ進みました。

数多くの保育園がある中で、現在の職場を選んだ理由は何でしょうか。

中山さん中山さん
職場を探す上では、楽しくやりがいを持って働けることはもちろん、キャリア制度や待遇面も重要な要素だと考えていました。現在の職場を見学した際、若いうちから管理職にも挑戦しやすいという話を聞き、将来的なキャリアプランに魅力を感じて志望しました。
望月さん望月さん
大学の先生から「自由な雰囲気の園だよ」と勧められて、当法人に関心を抱きました。保育理念などを調べるうちに、畑仕事や動物の世話、裸足保育といった特徴的な活動があると知り、驚いたことを覚えています。私は小学生時代に山村留学をしたのですが、そこでの体験に近いような保育が実現できると思い、「ここしかない!」と心が決まりました。

就職当初はどんな状況だったのでしょうか。

望月さん望月さん
男性保育士も多く活躍している園に入職し、心強い環境でキャリアをスタートできました。0歳児クラスを担当し、最初のうちは「このお兄さんは誰?」という反応でしたが、徐々になじめるように。今では、私を見つけるとハグをしに来てくれる子もいるほどです。また、近隣の系列園での保育も経験することで、保育スキルを高めていきました。
中山さん中山さん
私の場合も、新卒で入職した園に男性の先生がいらっしゃいました。男性だからとハードルが上がるようなことはなく、スムーズに受け入れていただいた感覚です。2歳児クラスに入ったのですが、元気いっぱいな園児たちから「男の先生と思い切り遊びたい!」と期待されている様子だったので、とにかく一緒に体を動かして全力で遊んでいました。