DX市場は約2兆円。代わるSIerの役割
産業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)化が合言葉となっている。DXとは、ビッグデータなどとAI、IoTなどのデジタル技術を活用し、業務プロセスだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルも変革すること。JEITAによると、22年度のDX関連ソリューションサービスの市場は、前年度比15.4%増の1兆9,619億円と2桁の伸びが続く。DX化により、SIerの役割が変わると予測されている。企業の情報システムは従来の管理部門から、営業や顧客情報へと拡大するため、大手企業などがIT人材の採用を強化し、内製化する方向だ。外部SIに委託するのは特定技術などの部分的サポートになり、中堅・中小のSIerは独自技術の開発や、他社との連携などが必要になるとされている。
DX化はIT技術者の不足も招く。情報サービス産業協会の主要会員への雇用判断調査によると、22年12月時点の従業員の充足感は「過剰」とする回答はなく、「不足」は80.3ポイントと過去最高。社内の人材育成や外国人の活用などが必要と指摘されている。