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「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

ソフトウエア・通信業界

通信の業界地図

電気通信業界は、携帯・固定電話、インターネット回線などのインフラを担う。中でも携帯電話は市場競争が激化している。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

MVNO(仮想移動体通信事業者 ※1)

UQコミュニケーションズ

通信業界の「現在」と「未来」

電気通信の売上高は14.7兆円。ADSL終了で回線獲得競争

電気通信事業は、自前で通信回線設備を持つMNO(通信キャリア)として、NTT(日本電信電話)、KDDI、ソフトバンク、2020年から参入した楽天の4社がある。総務省の22年情報通信業基本調査によると、電気通信業の売上高は前回調査比3.4%減の14兆7,255億円​と巨大だ。インターネット接続サービスは、24年3月末で電話回線を利用したADSL(非対称デジタル加入者線)のサービスが終了​する。この代替として光回線のほか、CATV(有線テレビ)回線などとの競争が起きている。一方で、光回線はNTTが卸売りを始めたことで、新規参入事業者が相次いでいる。

携帯電話契約数は2億件超。MVNOのシェア約14%

総務省によると、23年3月末の携帯電話契約数は、前年同期比3.8%増の2億1,063万と2億を超えた。MNO4社に加え、MNOの回線を利用して割安な料金で提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)が競う。同時期のMVNO契約数は3,016万と、シェアは14%だ。

携帯電話をめぐっては、政府の値下げ要請などもあり、大手3社が割安の新プランを立ち上げ通信価格競争が激化している。一方で、新品端末の高価格化により、中古スマートフォン市場も拡大を続けている。

データで見る業界のポイント

携帯電話契約者数の事業者別シェアの推移

携帯電話契約者数の事業者別シェアの推移
「電気通信サービスの契約数」(総務省)2023年

※1 電波の割り当てを受けてサービスを提供する電気通信事業者(MNO)から無線ネットワークを調達して、独自のモバイルサービスを提供する電気通信事業者

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2026の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。
  • 売上高については、2023年10月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2023年7月1日から10月31日です。

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