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メーカー業界
医薬品業界は、アフターコロナで回復傾向だ。ただ、薬価基準の抑制、創薬の困難さ、バイオ医薬品の開発など課題は多い。
※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。
薬品・化粧品(薬品)業界の「現在」と「未来」とは?
データで見る業界のポイント
武田薬品工業
100%出資
アステラス製薬
第一三共
中外製薬
61.1%出資
大塚ホールディングス
エーザイ
60%出資
住友ファーマ
51.7%出資
田辺三菱製薬
小野薬品工業
塩野義製薬
51%出資
協和キリン
53.8%出資
大正製薬ホールディングス
参天製薬
ロート製薬
東和薬品
サワイグループホールディングス
薬品・化粧品(薬品)業界に関係する企業情報
厚生労働省の医薬品・医療機器産業実態調査によると、2021年度の医薬品売上高(319社)は前年度比17.4%増の16兆6,530億円。このうち、医療機関向けの医療用医薬品は同11.6%増の12兆8,044億円と、全体の約3分の2を占める。コロナ関連の治療薬、診断薬が押し上げたとみられる。 新型コロナワクチンについては、政府は2022年6月、「ワクチン開発・生産体制強化戦略」を決定。研究機関の拡充や人材育成、薬事承認の迅速化などを打ち出した。
ただ、医薬品業界を取り巻く環境は厳しい。医療用医薬品の公定価格である薬価基準は、21年度から毎年見直しが行われ、医療費抑制のために今後も引き下げが予想される。新薬開発は9 ~ 17年の期間と、数百億円の研究費が必要とされ、成功率は極めて低いのが現状だ。特許切れ薬品の成分を利用する後発薬のシェアが8割近くに上昇。一方で、遺伝子工学などを活用して成長しているバイオ医薬品の開発に期待がかかっており、医薬品メーカーの創薬力の強化が求められている。
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