
面接対策をしたいけど、「何から準備をすればいいのかわからない」
「どのように回答を考えればいいのかわからない」と悩んでいませんか?
このページでは、「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」の3つのカテゴリに分けて、面接でよく聞かれる定番の質問例を30個掲載。
まずは定番となる30の質問例の回答を考えることから、面接対策の基礎固めを行いましょう(おすすめの活用方法はコチラ)。
3つのカテゴリから、
質問例を確認して、
回答を作成してみよう!
質問例
1分間で自己PRをしてください
「会社で活かすこと」を前提に、あなたの経験をアピールしよう!
あなたが社会人として活躍できるポイントは何か、という観点から質問をしています。また、1分間という時間制限を設けることで、要約力や言語化力も確認しています。
「社会人として」が質問の前提となるため、姿勢や性格のアピールではなく、「仕事でどう活かすことができるか」という観点で回答を用意しましょう。企業は、「あなたの能力やスキルに期待し、成果に対して報酬を支払う」という認識を忘れないようにしましょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたの強みは、この仕事でどのように役立てることができますか?
- その強みが身に付くことになったきっかけを教えてくれますか?
質問例
あなたの長所(強み)と短所(弱み)を教えてください
長所は「活かし方」、短所は「向き合い方」について説明しよう!
自分の能力や性格を客観的に分析できているかを確認しています。
具体的には、自分自身を理解したうえで、その強みを活かし、積極的に仕事に取り組む姿勢があるか、自分の弱みを認識し、そこから学び、成長する姿勢があるかをみられています。
長所を活かして仕事に取り組める人物であること、短所と向き合い克服するための努力ができる人物であることをアピールできるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたの強みを活かし、成果をあげた経験があれば教えてください
- あなたは自分の短所と、どのように向き合ってきましたか?
質問例
集団や仲間の中では、どのような役割を担うことが多いですか?
あなたが自然と力を発揮できる、組織内での役割について伝えよう!
周囲との関わり方を確認し、自社の社員と一緒に活躍するイメージを持つことができるか、を確認しています。
企業によって重視するポイントは異なりますが、「周囲と協調して活動できるか」「チーム全体の目標達成のために貢献できるか」「リーダーシップを発揮できるか」「状況に応じて、様々な役割を担うことができるか」等がみられています。単に役割を伝えるだけでなく、あなたが自然と力を発揮できる役割について、具体的な経験をもとに伝えられるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 他者と意見が対立したとき、あなたはどのように解決しますか?
- あなたにとって、理想のチームワークとはどのようなものですか?
質問例
あなたが人を喜ばせた経験について教えてください
周囲の人の気持ちに配慮し、行動した経験を伝えよう!
他者の気持ちを想像できるか、他者の気持ちに配慮できるかを確認しています。
具体的には、入社後も「相手の立場・気持ちを理解し、適切なコミュニケーションを取ることができるか」「周囲の人と協力して、目標達成に向けて努力できるか」「困っている人をサポートすることができるか」等の協調性の有無についてみられています。
単に「人を喜ばせた」というだけでなく、「相手がどのように喜んだのか」等、自分の行動が相手に与えた影響を、具体的に伝えられるとよいでしょう。ただし、自慢話にならないように、謙虚な姿勢で話すことも大切です。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたが周囲の人からされて、嬉しかったことは何ですか?
- 周囲に困っている人がいる場合、あなたはどのようにサポートしますか?
質問例
これだけは譲れないということを教えてください
あなたのこだわりが、組織の貢献にどう結びつくのかを考えてみよう!
あなたならではの価値観やこだわりを確認しています。
社会では、答えのない問題に取り組むことが多く、その中で成果を出すためには、自分自身の軸や価値観を持つ必要があります。「その軸を活かして仕事に取り組めるか」、また「その価値観が企業文化に合致しているかどうか」を企業は知ろうとしています。単に「○○が譲れない」と伝えるのではなく、その価値観を仕事でどのように活かせるのかまで説明できるとよいでしょう。「頑固すぎる」等の印象を持たれないよう注意も必要です。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたのこだわりが、結果に良い影響を与えた経験はありますか?
- あなたのこだわりが原因で、失敗をしてしまった経験はありますか?
質問例
今までで最大の挑戦は何ですか?
挑戦を通じて経験した失敗や苦労、学んだことについて説明しよう!
あなたが入社後に挑戦できる人材かどうかを確認しています。
企業や業務内容にもよりますが、社会では成果を出すために、挑戦をすることが求められます。これまでの経験の中で挑戦したこと、そこで直面した困難の乗り越え方、そこから何を学んだのか、を回答できるようにしておきましょう。
「○○が大変だった」という結果だけでなく、その挑戦を通じて、自分のどのような強みや能力が活かされたのか、プロセスの部分についてもアピールできるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたにとって、その経験のどのような点が挑戦だったのでしょうか?
- あなたはどのようなときに、プレッシャーを感じますか?
質問例
挫折した経験と、それをどう乗り越えたかについて教えてください
挫折を乗り越えるために、試行錯誤した経験を伝えよう!
逆境に立ち向かった経験や突破力があるかを確認しています。
挑戦に失敗はつきもので、そのような困難な状況を前向きに捉えることができるか、失敗を恐れずに、チャレンジ精神を持って物事に取り組むことができるか、を知ろうとしています。自分のどのような強みや能力、考え方を活かして挫折を乗り越えたのか、また、挫折を乗り越えたことで、自分がどのように成長できたのかを前向きにアピールできるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- その経験のどのような点が、あなたにとって一番大変でしたか?
- 困難な状況のとき、周囲の人にサポートを求めたことはありますか?
質問例
最近、あなたがラッキーだなと思ったことは何ですか?
周囲の人や環境を当たり前だと考えていないことを伝えよう!
前向きな気持ちを持っているか、周囲の人や環境に感謝できる人かを確認しています。
社会では、やりがいを持って働けることもあれば、精神的に困難な状況が訪れることもあります。日々の生活の中で、「小さな幸せや喜びを見つけることができるか」「周囲へ感謝の気持ちを持てているか」は、そのような状況を乗り越えるためにも大切な考え方です。
単に「○○がラッキーだった」だけでなく、ラッキーな出来事に対して、周囲の人や既にある環境に感謝の気持ちを持っていることを伝えられるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 前向きな気持ちで過ごすために、何か工夫していることはありますか?
- 後ろ向きな気持ちになってしまったとき、どのように解決しますか?
質問例
あなたを〇〇(動物・色・家電など)に例えると?その理由は?
自分と〇〇の共通点を探し出して、言い換え力をアピールしよう!
言い換え力や発想力、臨機応変さを確認しています。
企業がこの質問で知りたいことは業界や企業によって変わりますが、「なぜそのように言い換えたのか」が説明できるような納得感のある内容であることが大切です。ただ単に「私は〇〇に似ている」と伝えるだけでなく、「自分のどのような点が、〇〇のどのような点に似ているのか」を伝えられるようにしましょう。自分の「強み」から言い換えるモノを探ることで、言い換え力だけでなく、強みのアピールにつなげることもできます。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- もし一緒に旅をするとしたら、他にどの動物を連れていきたいですか?
- もし歴史上の人物になれるとしたら、誰になってみたいですか?
質問例
これまでの人生に点数を付けるとしたら何点ですか?
「なんとなく」ではなく、相手に説明ができる点数付けを行おう!
点数付けから浮かび上がる、あなたの価値観を確認しています。
「今までの自分の人生を肯定的に捉えているのか、否定的に捉えているのか」、「現状維持で満足せず、向上心を持っているか」等をみています。
単に「○○点です」と回答するだけでなく、なぜ、自分がその点数を付けたのかを、具体的なエピソードを交えて説明できるようにしましょう。高い点数の場合、自信を持つことは大切ですが、傲慢な態度にならないように注意が必要です。今後の目標や夢について語り、未来に対しての意欲的な姿勢をアピールできるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 100点までの残りの〇点は、どういう意図(内訳)でつけましたか?
- どのようにすれば、その点数が100点に近づくと思いますか?
質問例
学生時代に最も力を入れたことは何ですか?
あなたが熱中した経験をもとに、自分の魅力をアピールしよう!
あなたの興味や価値観、人柄を確認しています。学生時代に何に情熱を注いできたのか、その分野にどう向き合ったのか、なぜ、あなたはその分野に熱中することができたのか、等を確認することで、企業はあなたのパーソナリティを知ることができます。
単に「〇〇に力を入れた」と回答するのではなく、取り組みの中で起きた困難や乗り越え方について伝えつつ、結果として、どのようなスキルや能力を身につけることができたのか、どのように成長できたのかを説明できるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたは、どのようなことに充実感ややりがいを感じますか?
- 時間を忘れて何かに取り組んだ経験があれば、教えてくれますか?
質問例
活動を通して得られた成果、または身に付いたことは何ですか?
可能な限り、具体的な数字や結果、他者からの評価を伝えよう!
目標達成能力、実行力、責任感等を確認しています。
社会では、プロセスだけでなく、「成果を出すこと」が求められます。企業は、あなたが入社した後に、成果を出すことができるか、組織に貢献することができるか、を知ろうとしています。成果を聞かれたときは、可能な限り具体的な数字や結果を用いた回答が望ましいです。それが難しい場合は、その活動の結果として、自分に身に付いたことや他者に貢献できたことを回答できるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 成果を出すために、大切にしていることはありますか?
- 何かスキルを身に付けるために、時間をかけて取り組んだ経験はありますか?
質問例
活動の中で最も困難だったことは何ですか?どのように乗り越えましたか?
自分の弱みや課題を受け入れつつ、乗り越えたプロセスについて伝えよう!
問題解決能力や突破力を確認しています。
困難な状況において、どのように課題を分析し、解決策を導き出すのか、最後まで諦めずにやり遂げる姿勢があるのか、を知ろうとしています。困難に直面したとき、自分の弱みや課題が原因だった場合は、正直に伝えましょう。そのうえで、どのように克服したのか、その時の具体的な行動や考え方を説明することが重要です。自分一人ではなく、周囲の人々と協力して解決した場合は、そのことをアピールしてもよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- どのような状況や場面のとき、「乗り越えたい」「諦めたくない」と思いますか?
- 何か壁にぶつかってしまった時、どのようにモチベーションを維持しますか?
質問例
活動の中で、最も嬉しいと感じた出来事は何ですか?
あなたにとっての「嬉しい」が、仕事でも実現できることをアピールしよう!
どのような場面で「嬉しい」と感じるのか、あなたの価値観や人柄を確認しています。
仕事の中で「何に喜びを感じることができるか」は、業界や職種、企業によって様々です。企業は、あなたの価値観が、自社の社風や業務内容に合致しているかをみています。
齟齬を生まないためにも、自己分析をしっかりと行い、「あなたが無意識に感じている嬉しいこと」を言語化しておきましょう。あなたが喜びを感じることと企業の業務内容に重なる点があれば、志望動機に厚みを持たせることができます。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたが取り組んでいて苦に感じない、自然とできることは何ですか?
- あなたがワクワクする、気分が高揚するのは、どのような場面ですか?
質問例
活動の中で、失敗や後悔をしたことは何ですか?そこからの反省点は何ですか?
失敗を反省し、次の機会に活かせる人材であることをアピールしよう!
失敗から学ぼうとする姿勢、自分の課題を認識し克服する姿勢があるか、を確認しています。企業は、「失敗をしない人材」ではなく、「失敗を次に活かせる人材」を求めています。失敗を恥ずかしがったり、見てみないふりをするのではなく、「失敗から何を学んだのか」「同じ失敗を繰り返さないために、どんな解決策を講じたのか」を具体的に説明し、失敗を成長の機会と捉えていることをアピールできるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 失敗した経験を振り返ったことで、次に活かせた経験はありますか?
- 失敗した経験を周囲の人に共有することで、人の役に立てたことはありますか?
質問例
活動の中で、どういった場面でイライラしましたか?その際、どのように感情をコントロールしましたか?
負の感情に対しての、自分なりの対処法があることを伝えよう!
ストレス耐性や感情をコントロールする力を確認しています。
仕事はチームで協力して行うことが多いため、ストレスを感じやすい状況であっても、冷静さを保って適切な判断を下せるか、イライラなどの負の感情をコントロールして仕事に支障をきたすことがないか、をみています。あなたが負の感情を抱く場面を正直に伝えつつ、周囲に悪い影響を与えないためにしている工夫や、気分転換の方法を伝えられるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたがプレッシャーを感じるのは、どのような場面ですか?
- 人間関係でトラブルが生じた際、どのように解決しますか?
質問例
チームで活動した経験について教えてください。どのようにチームに貢献しましたか?
あなたらしさを発揮して、チームに貢献した経験を伝えよう!
入社後に、組織やチームの中で共通の目的に向かって取り組めるか、を確認しています。
「リーダーシップを発揮し、チームを動かすタイプ」「協調性を発揮し、チームをサポートするタイプ」等、組織貢献の仕方に正解はありませんが、課題に直面した際に、あなたがどのような方法で、チームに貢献するのかを知ろうとしています。今までチームの中でどのような役割を担い、貢献したのかを具体的に説明できるようにしましょう。特にチームの中でPDCAサイクルをまわした経験がある方は、その点も伝えられるとよいでしょう。
また、チームでの活動経験がない方は、今までの経験を振り返って、もしそれをチームで行っていたらどのように貢献していたのかと想像し、伝えられるようにしておくとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- チームで何かを進める際、どのような進め方があなたに合っていると思いますか?
- チーム内で対立が起きた際、あなたはチームの中で、どのように振る舞いますか?
質問例
学生時代に身に付けた能力を、入社後はどのように活かすことができますか?
学生時代に身に付けた能力と、仕事で求められる能力の、具体的な接点を探してみよう!
自己分析の正確さ、企業理解度を確認しています。
企業は「あなたが自分で強みと認識している能力」と、「自社で仕事をするうえで必要な能力」に接点があるか、をみています。熱意や意欲が高いことも重要ですが、あなたの能力やスキルが、企業が求めるものと合致していれば、より魅力的な人材に映ります。選考を受ける企業の社風や事業内容を丁寧に理解し、「あなたが学生時代に身に付けた〇〇力」を、どのような場面で発揮することができるかを回答できるようにしておきましょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 学生時代にもっと「身につけておけばよかった」と感じる能力やスキルはありますか?
- 社会人になったあとに、さらに伸ばしたい、身につけたい能力はありますか?
質問例
学生時代に力を入れてきたことについて、周囲の人からどのような評価を受けていますか?
主観に頼らず、実際にかけてもらった言葉やフィードバックを伝えよう!
周囲からの客観的な評価、周りの意見に耳を傾ける姿勢があるかを確認しています。
面接の場では、基本的に自分のことを自分で話すため、企業は、より主観が入らない客観的な評価を知ろうとします。主観ではなく、実際に周囲にかけてもらえた言葉やフィードバックをもとに回答しましょう。ご友人や先輩に自分の評価について、予め確認をしておくのがおすすめです。「なぜ、その人は自分にそのような評価をしたのか」まで確認すると、深い自己理解につながります。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 周囲の人に言われて、はじめて気付いた自分の魅力はありますか?
- 自分では気付くことができなかった、あなたの課題や弱みはありますか?
質問例
学生時代に力を入れたことを元に、あなたのポリシーやこだわりを教えてください。
あなたのこだわりに説得力を持たせるために、具体的なエピソードを合わせて伝えよう!
あなたが物事に向き合う際の姿勢や価値観を確認しています。
また、それが仕事においても発揮されそうなものか、自社の求める人物像に合致しているかどうかを知ろうとしています。単にポリシーやこだわりを聞くのではなく、「学生時代に力を入れたことを元に」とあることからも、そのポリシーやこだわりを説明できる、具体的なエピソードがあることが重要です。状況が変化しても発揮できることをアピールするために、具体的なエピソードは複数用意しておくとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- チームの目的のために、自分のこだわりを抑え、周囲に合わせたことはありますか?
- あなたの価値観が形成される過程で、影響を受けた人はいますか?
質問例
なぜ、当社を志望しましたか?
入社の熱意が伝わるように、「その企業に入社したいと思う理由」を具体的に伝えよう!
あなたの志望度の高さ、入社意欲を確認しています。
企業は数多くの応募者の中から、内定を出す学生を選ばなければいけません。いかに応募者の能力が高くても、その企業に入社する熱意を感じ取ることができなければ、選考を通過することは難しいでしょう。なぜ、その会社に入社したいのか、理由を具体的に述べましょう。あなたが大切にしている就職活動の軸と、その企業の社風や業務内容を結びつけることで、熱意を伝えつつ納得感のある志望動機を伝えることができます。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 当社について、特に魅力的に感じたポイントがあれば教えてください。
- 選考を通じて、当社への志望度はどのように変化していますか?
質問例
当社と他社の違いはどのような点にあると思いますか?
他社との違いを理解したうえで、入社意欲の高さをアピールしよう!
企業の強みや、業界内での差別化ポイントを理解できているか、また、理解しようとする姿勢があるかを確認しています。「ただ志望企業の魅力だけを伝える応募者」と、「他社との違いを理解したうえで、志望企業の魅力を伝える応募者」では、後者の方が入社意欲の高さを評価されます。業界研究・企業研究をしっかりと行い、「他社と何が違うのか」を整理しておくとよいでしょう。ただし、違いの部分については、「他社を否定するような言い方にならないよう配慮し、志望企業へはどのように肯定的に感じているのか」を伝えるようにしましょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 他社と比較して、あなたが感じる当社の強みを教えてくれますか?
- 他社と比較して、働く社員の雰囲気はどのように違うと感じていますか?
質問例
なぜ、この業界を志望しましたか?
その業界を志望する理由を、様々な角度から考えてみよう!
あなたがこの業界に魅力を感じているポイントは何なのかを確認しています。
業界全体についての理解に齟齬がないか、企業の志望理由と矛盾していないかをみています。ただ単に「この業界が好きだから」と漠然と回答するのではなく、「なぜその業界に興味を持ったのか」「その業界のどんな部分に魅力を感じるのか」「その業界の中で、自分はどのような関わり方をしていきたいのか」を回答できるようにしておくとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたが感じている、この業界の特徴や課題はありますか?
- この業界の将来性について、どのように考えていますか?
質問例
業界選び、企業選びの軸を教えてください。
あなたの軸をハッキリと伝え、意志を持って、業界・企業選びをしていることを伝えよう!
あなたが業界や企業を選ぶうえで大切にしている価値観を確認しています。
ただ闇雲に企業に応募しているわけではなく、あなたなりの考えや価値観をもとに、業界選び・企業選びを行っているかをみています。他の業界や企業も検討している場合は、変にごまかす必要はありません。「自分は業界・企業選びにおいて、〇〇を大切にしている、だから、それを実現できる△△の業界・企業を志望している」等、自分なりの軸を持って就職活動を行っていることをアピールできるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- この業界に興味を持ったキッカケを教えてくれますか?
- 業界問わず、あなたが魅力的に感じる企業はどのような企業ですか?
質問例
他にはどのような業界を志望していますか?
他の業界を志望する理由についても、業界選びの軸から説明できるようにしよう!
「業界選びの軸」と「実際に志望している業界」について一貫性があるか、を確認しています。他の業界も志望していることがマイナスのイメージを与えるわけではなく、発言の内容に一貫性がない場合、「本当にこの業界を志望しているのか」「内定がもらえれば、どの業界・企業でもいいのか」等、勘違いをされてしまうことがあります。他の業界も検討している場合は、「〇〇を実現するために、視野を広げるためにも、△△業界だけでなく、□□業界もみている」等、論理的に伝えられるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 他に志望している業界と、当社の業界で共通している特徴はありますか?
- 業界別に志望度をつけるとしたら、どのような順番になりますか?
質問例
当社でどのような仕事をしたいですか?
具体的にどのような業務に携わっていきたいのかをアピールしよう!
応募職種についての理解や、仕事へのモチベーションを確認しています。
仕事内容の認識に齟齬が起きていないか、入社後に前向きな気持ちで働いてもらえそうかどうか、主体的に業務に取り組めそうかどうかを知ろうとしています。
「応募企業では、具体的にどのような仕事をするのか」を調べたうえで、「なぜ、その仕事に携わりたいと考えているのか」、「その仕事を続けていく中で、将来的にどのようなことに挑戦していきたいのか」について、説明できるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- なぜ、この職種を志望しましたか?
- 仕事を通じて、どのような能力やスキルを磨いていきたいですか?
質問例
これまでの経験を通じて、当社でどのように貢献できそうですか?
既に持っている自分の能力で、企業に貢献できそうな分野を考えてみよう!
「自分の能力やスキルを客観的に分析できているか」「学生時代の経験であっても、それを仕事でも活かそうという熱意を持っているか」を確認しています。
単に過去の経験を羅列するのではなく、「そこから何を身に付けたのか」「入社後も活かせそうな汎用的な能力・スキルは何か」を考えたうえで、「入社後、どのようなシーンにおいて、自分の経験を活かすことができそうか」を考えてみましょう。「実際に働いてないからわからない」ではなく、企業研究を通じ、自分なりの仮説を組み立てることが大切です。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- あなたが感じている、当社の課題があれば教えてくれますか?
- 当社の課題は、どのようにしたら解決できそうですか?
質問例
当社の社風について、どのように感じていますか?
ホームページやOB・OG訪問を通じて、企業の社風を正確に理解しよう!
自社の社風とあなたの価値観が合致しているか、を確認しています。
企業には、それぞれ特有の社風や文化が存在します。「やはり社風が合わなかった」と入社後のミスマッチが起きないように、自社の社風について誤った認識を持っていないか、そのうえで双方の価値観が合いそうか、を確かめようとしています。
企業ホームページやOB・OG訪問等で企業理解を深めつつ、「その企業のどのような社風に、あなたが魅力を感じているのか」を説明できるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- どのような雰囲気の企業で働きたいと考えていますか?
- どのような人と一緒に働いてみたいですか?
質問例
当社の製品・サービス・事業について、どのような印象をお持ちですか?
丁寧に企業研究を行い、あなたが感じた印象について言語化しておこう!
自社についての興味・関心・入社意欲の高さを確認しています。
この質問に回答するためには、丁寧な企業研究と深い企業理解が必要です。「企業がどんな事業を行っていて、どんな製品・サービスを取り扱っているのか」「それがユーザーや市場にどのように受け止められているのか」について、適切に回答することができれば、入社意欲の高さをアピールすることができます。あなたが企業に対してどのような印象を持っているのか、そのなかでどこに魅力を感じ、応募に至ったのかまで説明できるとよいでしょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 当社の製品やサービスを購入(利用)したことはありますか?
- 当社の製品やサービスで、あなたが気に入っているものがあれば教えてください
質問例
入社後にどのような目標を達成したいですか?
入社後の目標まで伝え、「入社後に活躍してくれる人材」であることをアピールしよう!
「入社後の目標やキャリアプランまで思い描いているか」「向上心があるか」を確認しています。企業が求める応募者は、「内定獲得をゴールと考えている学生」ではなく、「入社後、活躍することまで思い描いている学生」です。
働く前から具体的な業務に関する目標を設定するのは難しいかもしれませんが、「応募職種において、3年後には何ができるようになっていたいのか」「5年後、どのような社会人になっていたいのか」等、少し先の将来を想定して、回答できるようにしておきましょう。
一緒に聞かれることが多い
質問も対策しておこう!
- 目標とするビジネスパーソン像があれば教えてください。
- 社会人として、達成したい大きな夢や目標があれば教えてください。

面接の実践演習をしてみよう!
一度、回答準備をしたからといって、実際の面接で、いきなり話せるようにはなりません。相手が目の前にいる面接ならではの緊張感や、自分が作成した文章を確認できないような状況でも、落ち着いて、面接官の質問に回答ができるように実践的な練習もしておきましょう。


「面接質問例30+」の
おすすめの活用方法
STEP1
「質問の意図」を見ずに考えてみよう
まずは、自分自身で面接官の質問の意図を想像しながら、回答を考えてみましょう。相手の気持ちを想像しながら、自力で回答を導き出すプロセスは、必ず面接本番でも活きるはずです。

STEP2
質問の意図を確認してみよう
『質問の意図や回答のポイントを確認する』をクリックし、押さえるべきポイントを確認しましょう。また、最初に作成した回答が、質問の意図から外れていないか、客観的な視点でチェックしてみましょう。

STEP3
ブラッシュアップしてみよう
質問の意図や回答のポイントを確認し、最初に作成した回答の課題や改善点が見つかった場合は、改めて自分の回答をブラッシュアップしてみましょう。

STEP4
関連する質問の回答も作成してみよう
余裕がある方は、「一緒に聞かれることが多い質問も対策しておこう!」から、類似・派生質問への回答も考えてみましょう。様々な質問のパターンに慣れておくことで、自己理解が深まるだけでなく、面接本番での多様な角度からの質問にも対応することができます。

監修:佐藤洋介(さとう ようすけ)
採用・就職支援プロデューサー/YDサポート講師
小さなブルーオーシャンを見つけ、企業の成長を導く羅針盤。
人材系コンサルティングベンチャーで1,000社以上の採用支援、不動産パッケージソフト販売、人材採用アウトソーシング企業の事業本部長などを経験。組織解析プロデューサー、易占プロデューサー、採用・就職プロデューサーとして、中小企業の課題解決を支援。
「人の強み、企業の強みを見つける羅針盤となり、成長という大海原へと導く」 これが私の使命です。