社員旅行だけでなく、家族旅行もOK
最初に、日本空調北陸の社員旅行は、私たちが想像するごく一般的な社員旅行とは一線を画しているそうです。「毎年、海外と国内それぞれ4〜5カ所の選択肢があり、社員は好きな場所を選び旅行できます。今年の海外旅行の行先はバリ、台湾、グアム、韓国の4カ所、国内は沖縄に加え四国や東北、県内の温泉、都内のテーマパークから選択できます」と、まるで旅行代理店の提案のような充実っぷり。さらに国内旅行は、家族の分まで負担してくれるというから驚きです。

「毎年5〜6月頃に候補地を決めて社内に案内しますが、4月くらいから『今年の旅行はどうなった?』と聞かれることも多く、社員だけでなくご家族も楽しみにしているようです」と針木さん。海外は旅行代理店のプランを利用しますが、国内旅行は完全にフリーで好きなときに行くことができ、針木さんが社員一人ひとりに合わせて個別に手配しているのだとか。「ホテルがいいのか旅館がいいのか、食事メインか部屋重視か。それぞれの好みを想像しながら、調べてあげるのも楽しいです」と至れり尽くせり。針木さん自身はこれまでタイと沖縄に行き、今年はテーマパークを選んだそう。「タイは同僚と、沖縄へは同期と一緒に行きました。航空券もホテルもすべて会社が負担してくれるので、現地でちょっと豪華な遊びや食事ができ本当に楽しかったです。同期との絆も深まりました。今年は家族旅行にしましたが、自由に選べるのがいいですね」。

家族の旅行費用まで出してくれる企業なんて、なかなかないのでは?「現在270名いる社員は当然ですが、その家族も背負っているつもりです。当社は県内のほぼ全ての基幹病院の空調管理を担っていて、病院は24時間体制ですから、社員には三交代制で日頃頑張ってもらっています。それを支えてくれる家族にも感謝していますし、家族を旅行に連れていくことで、誇らしく思ってくれたらうれしいですね」と西川社長。家族旅行のおかげで夫婦喧嘩がなくなった社員もいるとかいないとか(笑)。家庭円満にも一役買っているようです。
