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新商品の数が
ハンパない企業
年間4,000点の新商品の裏には熱い思いがある!

[山崎製パン株式会社]

定番パンから流行パンまで!
毎日の“おいしさ”をつくり続ける。

スーパーやコンビニでずらりと並ぶ、“ヤマザキ”の商品の数々。『ランチパック』や『薄皮クリームパン』など、多くの人にとって馴染みのある商品もきっと多いはず。そんな山崎製パン株式会社の新商品数は、なんと年間4,000点! どうやってそんなに多くの新商品を開発しているのでしょうか。今回は、商品開発に携わる川土居さんと消費者調査に携わる越智さんに、この仕事の面白さややりがいを伺いました。

お話を聞いた人

営業統括本部 マーケティング部 川土居 哲也
営業統括本部 マーケティング部
川土居 哲也

「身近なものに携わりたい」という思いで就職活動をする中、ふと思い浮かんだのが、学生時代に毎日食べていた『北海道チーズ蒸しケーキ』だった。2006年に新卒入社後、安城工場でルートセールスや量販店・コンビニエンスストアへの営業を担当。次第に営業戦略にも携わるようになり、2021年から本社のマーケティング部にて新商品開発に携わる。

営業統括本部 業務部 越智 彩
営業統括本部 業務部
越智 彩

昔から『イチゴスペシャル』や『まるごとバナナ』が大好き。その商品開発に携わりたい!と思い、2010年に新卒入社。入社後は武蔵野工場でエリアの特性に合わせた商品開発を担当。2013年に本社のマーケティング部に異動し、洋菓子の商品開発を経験した後、2020年から現部署で消費者調査やデータ分析に携わる。

INDEX

たくさんの新商品は、消費者ニーズに応えるため!

ロングセラーの定番商品から、期間限定の新商品まで。菓子パンや惣菜パンだけでなく、和菓子やチルドの洋菓子、クリスマスケーキなど、バリエーション豊かな“おいしさ”を届けている山崎製パン。なんと新商品数は、年間4,000点を超えるのだとか! そんな新商品開発の起点になっているのは“消費者ニーズ”だと越智さんが話します。
「これだけの商品を新発売しているのも、あらゆる消費者の方々に、飽きずに満足いただき続けるため。ただ、消費者の生活や嗜好は、社会の状況によってめまぐるしく変化します。そんな市場の変化をいち早く掴み、新商品のコンセプトに落とし込んでいくのが、私の仕事です」
最近では、リモートワークの定着や物価高の影響を受け、「できるだけコスパよく手軽に満足したい」というニーズが急増。実際に、1つで食事が完結する惣菜パンの需要が伸びており、こうした根拠をもとに新商品開発は行われているそうです。
<当社惣菜パン売上高推移>2020年を100とした場合、2023年には13.5%もUP!

おいしいのは、当たり前!満足感のあるパンを、お買い求めやすく。

とはいえ、年間4,000点となると、毎週60~70もの新商品が発売されていることになります。それって可能なのでしょうか…!? パンの新商品開発に携わる川土居さんは、「毎週新商品が出るので、いくつものパンを同時並行で進めています。ずっと走り続けている感じ。おかげで、仕事に飽きることはないですね(笑)」と、さすがの回答です。
しかも驚きなのが、それだけ新商品を発売しても、1年後に残っている商品はわずか1%程度だということ。多くの商品は、2〜3ヶ月間の販売を想定して開発しているそうです。「2021年には、トレンドをいち早く取り入れて『マリトッツォ』を発売したり、2024年には、おやつ需要を取り込むためにボリュームたっぷりの『極生ドーナツ』を発売したり。その時々の消費者ニーズに応え続けるためにも、スピード感が欠かせないんです」と川土居さん。
また、「当社では“良品廉価”を大切にしています。おいしくて、食べ応えのあるものをお買い求めやすく提供し、『このボリュームでこの値段ならお得だね』って思ってもらえるのが目標です。今の時代、おいしいのは当たり前ですからね」と教えてくれました。

大人気シリーズから、新たな定番商品を!

めまぐるしい商品開発の現場。そんな中にも、「この商品は売り続ける!」という方針のもと開発される商品もあるようです。その一つが、2024年1月に新発売された『薄皮たまごぱん』。開発の背景を、越智さんが振り返ります。
「これまで『薄皮シリーズ』は、つぶあんやクリームなどの甘いものが多く、おやつとして食べられていました。そこに、昨今の惣菜パン需要を取り込めないかと考えたのです。2023年に『薄皮ハンバーグ&ケチャップパン』を発売してみたところすごく好評で、“絶対に売れる”という確信のもと、商品開発がスタートしました」
その開発に携わったのが、川土居さんです。「毎日食べるものだからこそ、飽きが来ないものを。そう考え、たまごを具に選びました。『ランチパック』の実績から、間違いないと思ったんです」と力強く話します。でも、すでにいろんな種類を展開している『薄皮シリーズ』なら、具材を変えるだけなのかな…? なんて思っていると、こう続けます。
「『ランチパック』は具を挟むだけですが、『薄皮シリーズ』は具を入れて焼き上げなければなりません。とくに、たまごは焼くと水分が蒸発してしまい、食感が損なわれたり量が減ってしまったりするので、最適な塩梅を見つけるのに苦労しました」。しかも、このシリーズの売りはなんと言っても、ずっしり具が詰まっていること。満足感のある食べ応えになるまで、何度も試食し、調整したそうです。その結果、発売から7ヶ月間で1200万パックという大ヒットを達成! お二人も誇らしそうです。

たくさんの人に愛される商品を、これからも。

トレンドをおさえた商品から、長く愛される定番商品まで。さまざまな商品を生み出す山崎製パン。商品開発に携わるやりがいを聞いてみました。
「新商品が出るたびにSNSをチェックしますが、『こういうのを待っていた!』という投稿を見つけると、すごくうれしいですね。当社では、本社だけでなく工場でも商品を開発しているため、商品開発に携わるチャンスが多いのも当社の魅力だと思います」と越智さん。川土居さんは、「全国の売り場に並んで、たくさんの方に食べてもらえるのももちろんやりがいですが、家族や友人から聞く『おいしい』がいちばん。家に帰って食卓に当社のパンが置いてあるとうれしいし、暮らしに根付いているんだなって実感しますね」と笑顔を見せます。たくさんの新商品が、日本中の人々の笑顔につながっていく。そんなやりがいと手応えを感じられる仕事のようです。

マイナビ編集部の声

圧倒的な新商品数に、ついつい大変そうに思えたのも束の間! 大変さを大きく上回るパンへの情熱とやりがいをお二人からひしひしと実感する取材でした。多くの人に愛される商品の裏側にはたくさんの熱い思いがある。スーパーやコンビニに並ぶ商品を見る目も変わりそうです。

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