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ハンパない企業
お客さまと一緒に新商品をつくる!?

[株式会社友桝飲料]

「オリジナル飲料をつくりたい!」
の声に応え続ける。

まるでビールのような泡立ちで子どもから大人まで楽しめる『こどもびいる』や、果実のようなフォルムの瓶がかわいい『果実サイダー』など、ユニークな飲料を多く提供する株式会社友桝飲料。自社商品の開発だけでなく、さまざまな企業やお店などのオリジナル飲料の開発(ODM事業)も手掛けています。今回は、営業企画の田島さんと開発の伊藤さんに、商品開発における友桝飲料ならではの特長やこだわりを伺いました。

お話を聞いた人

マーケティング部 営業企画課 田島 康洋
マーケティング部 営業企画課
田島 康洋

大学時代からバーテンダーをやっていたほどのお酒好き。大学卒業後はバーテンダーを経て、飲料メーカーに就職し、商品の営業企画に従事。その後、別のベンチャー企業に転職したものの、やっぱり「飲料に携わりたい!」という思いから、2020年に友桝飲料に中途入社。現在は、お客さまのオリジナル飲料を開発するODM事業のマネジメントを担っている。

マーケティング部 開発課 伊藤 光俊
マーケティング部 開発課
伊藤 光俊

大学院生時代から地サイダーコレクターで、自身でもサイダーづくりをしていた。地サイダーを集める中で友桝飲料がそのほとんどを製造している事がわかり、自らもその事業(現友桝ODM事業)に関わりたいと考え門をたたく。2012年に中途入社。工場の品質管理に携わりながらも、友桝ODM事業の発展に従事。その後も、無糖炭酸水事業の立ち上げや、ユニークな自社商品の開発など、さまざまな仕事に挑戦中。

INDEX

小ロット多品種だから、想いに応えられる。

友桝飲料の歴史は、明治35年に遡ります。佐賀県の小城市という小さな町の、ラムネ屋さんからはじまりました。近年、そんな友桝飲料へのある依頼が後を絶たないと田島さんが話します。
「“オリジナル飲料をつくりたい”という依頼です。大手スーパーやカフェチェーンに加え、あらゆる業界の企業や観光地のお土産屋さん、農家さんなど、年間200件以上のお問い合わせをいただいています」
あまりのニーズの多さに、田島さんも入社して驚いたそう。でも、どうして友桝飲料にそのような依頼が多く集まるのでしょうか。すると、友桝飲料が大事にしている強みについて教えてくれました。
「当社の最大の特長は“小ロット多品種”。ロットが大きい方が利益も大きくなるため、通常であれば数十万本という大ロットで製造した方がいいのですが、それではお客さまのハードルも上がってしまいますし、在庫管理も大変になります。より多くのお客さまの想いを実現するためにも2,400本という小ロットから製造できるようにしたんです」
2,400本という数字は、大量生産が基本の飲料業界では考えられない数字なのだとか。これこそが大手飲料メーカーとの差別化につながり、幅広いお客さまからニーズが集まる理由になっているそうです。

お客さまが思い描く味を、一緒につくりあげていく。

年間100〜150種類にもおよぶオリジナル飲料の開発。お客さまと一緒につくりあげていく上で大切にしているのは、ヒアリングだと田島さん。
「どんなターゲットに向けて、どんな飲料をつくりたいのか。まずは、対話をしながらニーズをつかんでいきます。ただ、そこで重視しているのが、お客さまの想い。もちろん、飲料としてのおいしさや売れることも必要ですが、それがすべてではありません。小ロットだからこそ『万人受けしなくてもいいから面白い商品をつくりたい』『◯◯を使った商品にしたい』など、お客さまの想いに寄り添いながら、一緒につくりあげていくことが大切なんです」
そして、お客さまの想いを味に落とし込んでいくのが、開発担当の伊藤さんです。でも、そもそも味は言語化しづらいし、人によって感じ方も違います。どのようにしてつくりあげているのでしょうか。
「たとえば、オレンジのサイダーをつくりたいといっても、甘さや酸っぱさ、果汁をどのくらい入れるかはもちろん、誰が飲むため?どんなシーンで飲んでもらう?など具体的なことから抽象的な思いまで具現化するのが難しいところ。営業から託されたお客さまの想いやストーリーを描きながら、お客様と一緒に希望の商品をつくるような気持ちで商品の設計を試行錯誤して行っています」
そんな飲料づくりへの評価も高く、お客さまから「他社で断られたアイデアも、友桝飲料は一緒に考えて実現してくれる」と言っていただくこともあるそうです。「難しいコンセプトや製造時の手間が増える場合も、現場と協力しながらなんとか実現する。当社だからこそできる飲料づくりだと思いますね」と伊藤さんは楽しそうに話します。

飲料メーカーなのにアイス? “凍らせて食べるアイス”への挑戦。

また、友桝飲料のすごいところは、毎年多くのお客さまのオリジナル飲料を手掛けながらも、ユニークな自社商品の開発にも力を入れていること。2024年3月には、新商品“凍らせて食べるアイス”を発売しました。
なぜ、飲料ではなくアイスだったのでしょうか? 開発のきっかけについて伊藤さんは、「事業の幅をさらに広げていくために、何か新商品をつくれないかと考えていた時に、物流・運送業界の2024年問題でチルド配送がタイトになっていくことや、燃料費の高騰により物流費や保管料が高騰していくことを知りました。そこで、常温流通が可能、かつ飲料を凍らせてアイスとして食べられる商品があったらと考えたのです」と話します。
そんな友桝飲料の挑戦に、伊藤さんはずっと前から取り組んできたのだとか。「そもそもアイスは、飲み物ではなく食べ物。味や甘さの感じ方も変わるため、0からレシピをつくる必要がありました。構想としては、小さい頃に凍らせて食べたチューペットをもっとおいしくしたいなという遊び心で新食感を目指すことに。職種に関係なく、他の社員にも試食してもらい、何度も改良してつくりあげました」と振り返ります。
数年にわたる開発を経てアイスのレシピが完成すると、商品化に向けプロジェクトが本格始動。友桝飲料の中でも大人気の『果実サイダー』と同じシリーズで展開していくことになりました。発売以降、想像を大幅に上回る売り上げにつながったようで、大きな手応えを感じているそうです。

飲むも、つくるも楽しい飲料を、多くの人に。

チャレンジングな商品開発に取り組めるのも、友桝飲料ならでは。そう話すのは田島さんです。
「当社は飲料をつくってきて120年以上になりますが、社長をはじめとして “見たことがない商品をつくろう”という意識が根付いているんです。だからこそ今後も、新しい飲料の発信地になっていきたいし、もっと気軽にオリジナル飲料をつくれるようにしていきたい。飲料は身近なものだからこそ、飲むもつくるも、多くの人にもっと楽しんでもらえたらと思います」
そんな商品開発のやりがいについて伊藤さんに尋ねると、「もちろん新商品をつくりあげるのは簡単ではありません。でもそんな大変さ以上に、これまでやったことがないことに挑戦しているというワクワク感の方が大きいですね。しかも、自分が手掛けた商品が話題になり、『おいしい』と言ってもらえると、頑張ってよかった!って思うんです」と笑顔を見せます。個性あふれる友桝飲料の商品の数々は、そんな社員の想いから生まれているようです。

マイナビ編集部の声

観光地のお土産屋さんに並んでいるご当地サイダーは、多くの人が目にしたことがあるはず。そんなサイダー1本1本の裏側に、こんな情熱があったとは! 今後も、友桝飲料が手掛けるサイダーから目が離せません。

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