理系学生のための研究概要書の書き方

01
研究概要書を知る

INDEX

STEP1 研究概要書とは?

研究概要書とは、研究の取り組みや成果をまとめたものです。具体的には「研究内容」「研究成果」の2つを中心にまとめ、実績や補足などを「その他」の項目として加えた3つの柱で考えます。

研究内容

  • 研究内容(概要)
  • 背景・目的
  • 研究手法・実験方法

研究成果

  • 実験の結果
  • 研究の成果
  • 考察
  • 今後の展望

その他

  • 取り扱いに慣れている実験機器
  • 学会や論文投稿の実績
  • 研究手法・実験方法

ポイント解説

提出する企業によって書式が異なることもあるが、一般的な研究概要書の項目を理解して、ベースとなる文章をしっかりと固めておくことが大切。

研究概要書の見本

提出する企業によって書式は異なりますが、一般的には、以下のような内容で書類を作成します。

My CareerBox(マイキャリアボックス)で
研究概要書を作成しよう

My CareerBox(マイキャリアボックス)は、ES、研究概要書、その他提出書類をWEB上で作成・管理するツールです。あらかじめ用意された各社共通の記入フォームに必要項目を入力すれば、My CareerBox(マイキャリアボックス)利用企業にそのまま提出ができます。そのため、提出のたびに書類を書き直す手間が省けます。また、一度My CareerBox(マイキャリアボックス)で書類を作成しておけば、利用企業以外に提出する際にもベースとして活用ができて便利です。

STEP2 作成する理由を理解しよう

企業が研究概要書の提出を求めるのは、採用選考に応募してきた学生が研究を通してどのようなことを身につけたかを確認したいからです。

研究内容 = 募集職種

募集職種と一致する場合、研究内容で得た知識や経験が仕事に直結する。企業によっては即戦力として採用される場合もある。

研究内容 ≠ 募集職種

募集職種と一致しない場合、企業は研究を通して身につけた能力を確認する(STEP3を参照)。

STEP3
チェックされるポイントを
理解しよう

企業は研究概要書で学生の「ポテンシャル」や「コミュニケーション能力」、「困難な状況下の対応」などをチェックしています。

ポテンシャル

研究者としての素養をチェック。学生の関心分野や判断基準、取り組んだ研究成果、成果を出したプロセスを確認する。

コミュニケーション能力

他者理解や意思伝達力をチェック。相手の意図を理解しているか、専門分野に精通していない人の視点に立った伝え方を意識できているかを確認する。

困難な状況下の対応

失敗やトラブルなどに適切に対応できているかをチェック。研究の途中で起きた失敗やトラブルをどう解決したのか、成功へのヒントを見つける手段など、臨機応変に対応したり、発想を転換したりする力があるかを確認する。

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