学習塾の売上高は約5,900億円。FC化が進む
教育産業は、国公私立の大学をはじめ、民間による生徒・学生向け語学教室、学習塾、予備校、社会人向けの研修サービス、カルチャー教室など幅広い。学習塾は受験指導の進学塾、学校の学習を補う補習塾、双方の役割を持つ総合塾、学びたい学科のみの専門塾に分かれる。経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、このうち2024年の学習塾の売上高は、前年比2.1%増の5,934億円、延べ受講者数は同1.8%減の1,415万人。少子化により子ども1人当たりの教育費は増加傾向で、安定した需要が見込める。授業は集団指導から個別指導への転換が増えており、経営面ではコスト増の要因だ。2020年度からの小学校での英語とプログラミング教育の必修化や、21年度からの中学校の教科書改訂による英語強化など、学習塾も教育内容の変化への対応が求められる。
学習塾とカルチャー教室はフランチャイズ化が進む。日本フランチャイズチェーン協会によると、24年度の両方の拠点数は3万4,441カ所、売上高は同4.4%増の5,182億円だ。