「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

サービス・インフラ業界

鉄道・航空・道路の業界地図

鉄道、航空、高速道路とも回復傾向。鉄道は多角化が進み、航空では空港の発着回数が拡大。高速道路も安定感が増してきた。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

JRグループ

鉄道・航空・道路業界の「現在」と「未来」

2024年度の鉄道旅客輸送は3.4%増。インバウンドの需要も寄与

国土交通省の鉄道輸送統計年報によると、2024年度の旅客輸送は前年度比3.4%増の233.8億人と、4年連続で増加した。内訳は、JR各社が同2.8%増の約86.7億人、民間鉄道が同3.7%増の147億人だ。JRのうち、新幹線は同8.3%増の3.9億人と伸びた。日本政府観光局によると、2024年のインバウンド(訪日客)は前年比47.1%増の3,687万人と過去最高で、国内旅行も復活基調にある。新幹線は、24年3月に金沢~敦賀間の北陸新幹線延伸に加え、30年度には新函館~札幌間が開通予定で、需要はまだ増えそうだ。

非鉄道分野を拡大。東京メトロは4,000億円の投資

ただし、人口減に加え、テレワークの普及などで、鉄道旅客の大きな伸びは見込めない。このため、鉄道各社は不動産や流通、レジャー、リゾートなど非鉄道分野を強化する。一方、首都圏の私鉄で最大の輸送人員を誇る東京地下鉄(東京メトロ)は24年10月の株式上場に伴い、中期経営計画を発表。25 ~27年度の3年間で、新線建設の500億円を含めて、不動産開発、ホテル経営などで総額4,000億円の設備投資を実施する予定だ。

24年度国際航空旅客は19.8%増。空港の発着能力も拡大

国交省の航空輸送統計によると、24年度の国内定期航空旅客数は、前年度比3.8%増の1億876万人、国際旅客は同19.8%増の2,116万人と、インバウンド需要により国際線が大きく伸びた。旅客航空会社は全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)のサービスを充実させたフル・サービス・キャリア(FSC)と、短・中距離輸送、限定サービスで価格の安いLCC(ロー・コスト・キャリア)に分かれる。一方、24年の空港利用者は羽田空港が前年比9.3%増の8,661万人(通過客など含む)、成田空港が同22%増の3,980万人と活況。需要拡大を受け、成田空港は29年に既存滑走路の延伸と新滑走路の運用、運用時間の拡大を計画している。

高速道路5社の収益は約4兆円。補修・改修費用の拡大が課題

高速道路も旅行需要の増加などで、売上高が増えている。高速道路大手5社の24年度の営業収益は計約4兆640億円と、前年度より約3,000億円増えた。道路利用、パーキング・サービスエリアなどの収入も寄与している。ただし、建設から30年以上経過した道路も多く、補修・改修費用の増大が課題だ。

データで見る業界のポイント

鉄道の輸送人数の推移

鉄道の輸送人数の推移
「鉄道輸送統計年報」(国土交通省)2025年より作成

航空旅客数の推移

航空旅客数の推移
「航空輸送統計年報」(国土交通省)2025年より作成

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  • 掲載企業は売上高や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2028の業種分類に沿っています。該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業や売上非公開の企業については順不同)。売上高などについては、2025年9月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高などを採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。
  • 出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。
  • 原稿作成期間は2025年7月1日から10月31日です

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