インターンシップ&キャリア発見合説で得られる
3つのメリット
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文:岡茂信
合説には上質な情報がいっぱい
インターンシップ&キャリア発見合同説明会には、様々な業界の最前線で働くプロが集まります。そのプロが発信する事業や職に関する情報は、プロだからこそ知る上質なものです。
また、各社の説明会は20分程度の短いサイクルで何回も行われるため、その内容は大切なことが凝縮された簡潔で理解しやすいものです。
たとえ1日だけであっても、あなたが複数の企業ブースを精力的に訪問すれば、上質な情報をたくさん吸収できます。複数日参加すれば、さらに多くの情報を持ち帰ることができるでしょう。
将来就きたい仕事を決定するうえで必要なのは、「夢や志をもてるワクワクできる事業と、強み等を活かして活躍できる自分に適した職」を絞り込むこと。
その際、事業や職に対する知識が少ない状態だと、少ない選択肢の中から不確かなイメージに基づいて絞り込むことになり、就職後に後悔する結果につながることも・・・。
そうしたリスクを回避するためにも、合説を有効活用し、あなたに必要となる良質な情報を手にしてください。
失敗がないのが合説のよいところ
合説の開催目的は、参加者のみなさんに対する「仕事に関する学習サポート」です。「よくできました / できませんでした」という評価の場ではありません。
そのため、「正しい尊敬語が使えず、社員さんを不快にさせてしまったらどうしよう」といった心配は一切不要。自分なりに丁寧な言葉遣いや態度を心がけながら、普段のあなたのままで参加してください。
はじめて参加する方は、社員さんたちのフランクな態度やにこやかな表情に接して、「こんなに気を遣ってもらえるの?」と驚くかも。お辞儀が少々ぎこちなくなってしまっても大丈夫なことが、すぐに分かるでしょう。
このように心に余裕のもてる環境だからこそ、チャレンジしてほしいことがあります。
それは、会社説明を聞きながら、
- 事業を通して「何」を解決しようとしているのだろう?
- この会社の強みは「何」だろう?
- 未来の社員に求めていることは「何」だろう?
という「3つの何」を理解し、メモに残すことです。
これらは志望動機のネタになります。「3つの何」の学習に頭を慣らしておけば、後々きっと役立ちます。
帰宅後にもうひと頑張り!
エントリーで会社から継続フォローを受けよう
「今日は合説に参加して、4社の説明を聞きながらメモもとったし、充実した一日だったな・・・、疲れたし寝よう!」では、もったいない限り。
昨日まで無縁だった会社と関係を作ることができるのも、合説に参加する大きなメリットです。帰宅したらさっそくマイナビにアクセスして、その日に説明を聞いた会社を検索し、会社概要ページにあるエントリーボタンをクリック!
これで、その企業の「インターンシップに参加するための今後の流れ / 選考の有無 / 会社や仕事に関する新たな情報」などが届くようになります。
また、参加御礼メールを送信してくれる会社もあるので、届いた場合は「返礼」と「説明のなかで勉強になったこと」を記入して返信しておきましょう。メールの文章は100~200文字程度の、短時間で読める分量が望ましいです。
空き時間を利用して、ビジネスメールのマナーを学習するのもオススメです。マイナビの「恥をかかないための就活マナー」のバナーを下にご用意しましたので、「メールの構成」や「メールの文例」を参考にしてください。こうして得たメールスキルも、必ず後に役立ちます。
- 著者紹介
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岡 茂信
「インターンシップで、みなさんの未来作りの応援者と、たくさん出会ってくださいね」
情報システム開発企業での、延べ10000人以上の面接・採用選考経験をもとに、1999年にジョブ・アナリストとして独立。全国のさまざまな大学及び就職イベントでの講演、キャリア授業、企業に対し採用アドバイスなどを行ってきた。企業の採用手法および意図を知り尽くした存在として、これまで、多くの就職活動生から頼りにされてきた。著書に「大学1・2年生のための就活の教科書」「エントリーシート 実例で分かる書き方」「インターンシップ・仕事体験(共著)」「自己分析 適職へ導く書き込み式ワークシート」「就職活動がまるごと分かる本 いつ? どこで? なにをする?」などがある。
ウェブサイト
「岡茂信の就活の根っこ」