身だしなみマナーの基本

面接で印象を下げないために、事前にしっかりチェックしておきましょう!

日本での就職活動では、スキルや経験だけでなく「身だしなみ」や「マナー」がとても重視されます。 特に外国人留学生にとって、日本独自の就活マナーに戸惑うことも多いでしょう。 この記事では、「なぜ身だしなみが重要なのか」「何に気をつければよいのか」をわかりやすく解説します。

就職活動で「身だしなみ」が重要な理由

就職活動において、身だしなみやマナーはとても重要です。なぜなら、面接官が応募者に対して抱く第一印象は、出会ってからわずか3秒〜5秒で決まると言われており、その多くは身だしなみや立ち居振る舞いによって判断されるからです。人の印象は、見た目や話し方などの非言語情報が大きく影響するとされる「メラビアンの法則」を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 面接の場でどれだけ素晴らしい内容を話していても、服装がだらしなかったり、清潔感がなかったりすると、面接官に十分伝わらない可能性があります。
また、礼儀やマナー、社会人としての基本的な身だしなみが身についているかどうかを、選考の判断材料としている企業も少なくありません。身だしなみは単なる見た目の問題ではなく、「相手への配慮ができるか」「一緒に働くイメージが持てるか」を示す大切な要素と考えられています。
そのため、就職活動を始める前に、正しい身だしなみやマナーをしっかり身につけておくことで、面接に自信をもって臨むことができ、安心して自分の強みを伝えることにつながります。

身だしなみで気を付けるポイント

就活での身だしなみは、次の3つを意識しましょう。

清潔である

  • スーツやシャツにシワがない
  • 襟元・袖口が汚れていない
  • 靴がきれいに磨かれている

健康的である

  • 髪がぼさぼさしていない
  • 表情が明るく見える

機能的である

  • A4書類が入るカバンを使用
  • 歩きやすい靴(男性は革靴、女性は疲れにくいパンプス)
  • 就活の場に合った服装

パターン別身だしなみチェックポイント

面接では、特に指定がない場合はリクルートスーツで出向くのが一般的ですが、「私服で来てください」と指示があるケースもあります。それぞれのパターンでのチェックポイントをまとめました。

リクルートスーツの場合

男性 女性
髪型、顔 ・清潔感のある長さ、色にする
・寝ぐせを直す
・髪を立たせすぎない
・もみあげは耳にかからないようにする
・襟足を整える
・地毛に近い髪色にする
・前髪は留め、眉や額を見せると明るい印象になる
・長い髪はまとめる
・パーマはぼさぼさした印象にならないようにする
・奇抜な色遣い等を避け、健康的なナチュラルメイクを心掛ける
・カラーコンタクトは避ける
服装 ・上着、シャツにシワがない
・袖や襟の汚れに注意する
・襟元からTシャツが見えないようにする(白が無難)
・ネクタイは派手ではないシンプルなものを選ぶ(黒や白の無地のネクタイは避ける)
・パンツはセンタープレスを入れる
・スーツに合う革靴を履く
・黒や紺の靴下を着用する
・上着、シャツにシワがない
・袖や襟の汚れに注意する
・襟元からTシャツが見えないようにする(白が無難)
・パンツはセンタープレスを入れる
・スカートはシワやほつれがないものを選ぶ
・丈は座ったときに膝にかかる長さにする
・ヒールは3〜5cmのパンプスを選ぶ
・必ずストッキングを着用する
アクセサリー、爪 ・時計以外は着けない
・時計はシンプルなものにする
・メガネはきれいに磨く
・時計以外のアクセサリーは控える
・時計はシンプルなものにする
・ネックレスを着ける場合はシンプルなものにする
・長い爪、ジェルネイル、付け爪は避ける
・マニキュアを塗る場合はピンクやクリアなどの自然な色にする
カバン ・黒などスーツに合う色を選ぶ
・A4書類が入るサイズにする
・床に置いたとき自立するものが望ましい
・目立つブランド品は避ける
・黒などスーツに合う色を選ぶ
・A4書類が入るサイズにする
・床に置いたとき自立するものが望ましい
・目立つブランド品は避ける

(例)

リクルートスーツ

💡ここに注意!

特別な理由がない限り、スーツに合わせる靴は、男性は革靴、女性はパンプスが一般的です。足元も見られているので、家を出る前に靴に汚れがないかしっかりチェックし、汚れがある場合は磨いてきれいにしましょう。 女性はストッキングの破れ(伝線)に備え、予備を持っておくと安心です。

※宗教上の理由などにより、日本の就職活動で一般的とされる服装が難しい場合は、無理に合わせる必要はありません。事前に企業の担当者へその旨を伝えておくとよいでしょう。

私服の場合

私服=なんでもOKというわけではありません。就職活動の際に「私服で来てください」と言われた場合、TPO(Time、Place、Occasion)に合った「オフィスカジュアル」がおすすめです。オフィスカジュアルに厳密な決まりはありませんが、ジャケットや襟付きの服、タイト目の服やプレス加工のされたボトム、落ち着いた色合いのものが良いでしょう。アニマル柄やキャラクターもの、ミニスカートやオフショルダーのような露出が多いものは避けましょう。

(例)

オフィスカジュアル

💡ここに注意!

「私服でお越しください」と言われた場合、実際にそこで働いている人を見て、その方々よりもう一段シンプルな服装をするのがおすすめです。 私服の場合、スニーカーを履いても問題ありませんが、奇抜なデザインのもの等は避けるようにしましょう。

面接シーン別身だしなみチェックポイント

最近では、対面面接だけでなく、WEB面接を実施する企業も増えています。服装の基本はリクルートスーツやオフィスカジュアルと同じですが、面接の形式によって気を付けるポイントが異なります。それぞれのシーン別に確認しておきましょう。

対面面接の場合

対面面接では、入室時の印象や立ち居振る舞いも含めて見られています。服装だけでなく、面接会場に入るまでの身だしなみにも注意が必要です。

チェックポイント

  • 会場に入る前に、髪型や服装の乱れがないか最終確認する
  • コートを着ている場合は、建物に入る前に脱ぎ、たたんで手に持つ
  • 靴の汚れやホコリを確認し、汚れている場合はきれいにする
  • カバンや書類を床に置いた際も、だらしない印象にならないよう注意する

💡ここに注意!

対面面接では、面接中だけでなく「待合室での姿」や「受付での対応」も見られていることがあります。会場に入った瞬間から面接が始まっている意識を持ちましょう。

WEB面接の場合

WEB面接では、画面に映る範囲だけでなく、周囲の環境も第一印象に影響します。対面面接とは違ったポイントに注意しましょう。

チェックポイント

  • 背景に私物や洗濯物などが映らないようにする
  • 無地の壁やカーテンの前で実施するのが理想
  • 光を避け、顔が明るく映る位置で行う
  • カメラの位置は目線と同じか、やや上に設定する

服装はWEB面接でも対面面接と同様に整えましょう。 ふとした拍子にカメラに映りこんでしまう可能性があるため、「上半身だけきちんとしていればよい」と考えず、全身スーツ・全身オフィスカジュアルに着替えて面接に挑みましょう。

💡ここに注意!

WEB面接は、身だしなみ以外の周囲にも気配りが必要です。指定された時間より少し早めにログインし、音声や映像、映りに問題がないか事前に確認しておきましょう。また、表示される名前がニックネームになっていないか、フルネームになっているかも必ずチェックしてください。

家を出る前に最終チェック!

就職活動において身だしなみは、第一印象を左右する大切なポイントです。日本の就活では、服装や髪型、持ち物といった外見から、「社会人としての準備ができているか」「相手への配慮ができるか」が見られています。身だしなみを整えることは、自分をよく見せるためだけでなく、面接官に対する敬意を示す行動でもあります。 面接当日に慌てたり、不安を感じたりしないためにも、事前の準備が何より大切です。今回紹介したポイントを参考に、家を出る前に身だしなみを確認する習慣をつけましょう。 身だしなみへの不安が減れば、面接では自分の強みや想いに集中することができます。しっかり準備を整え、自信をもって就職活動に臨みましょう。

最終チェックポイント

身だしなみ(基本)

足元・持ち物

アクセサリー・小物