就職活動でつまずきやすいポイント

\対策を解説!/

日本で就職活動をする際には、日本独自の就職活動方法やスケジュールを理解することが大切です。内定を獲得し、日本でのキャリアをスムーズにスタートできるよう、日本での就職活動の理解を深めましょう。

目次

就職活動のキホンを理解する

日本の就職活動と海外の就職活動の違い

一般的に、海外の就職活動は卒業の数か月前、または卒業後からスタートし、随時入社できる企業が多くありますが、日本では「新卒一括採用」といって、時期を定めて一斉に行います。一般的に卒業の2年前の4月から就職活動の準備のために、自己分析や業界研究、インターンシップ&キャリアなどに参加していきます。卒業の1年前の3月から本選考が始まります。入社は4月入社が多く、9月入社や12月入社、いつでも入社可能な企業はまだ少ないです。

また、海外ではスキルを重視して採用するため、インターンシップや職業体験での経験や、大学で学んだ分野の専門知識などが問われます。一方、日本の企業は職種によって専門知識を問うこともありますが、学生の「ポテンシャル」を重視する傾向があります。学校で学んだことを問われない場合もあり、自分の専門分野以外の仕事にチャレンジできるのが、日本の就職活動の良いところと言えるでしょう。

では、ポテンシャルとは何を指すのでしょうか。それは、「エントリーしてきた学生か、入社後にどれくらい活躍してくれるだろうか」ということです。企業は、履歴書やエントリーシート、面接での受け答えなどから、学生のポテンシャルを評価します。

日本と海外における就職活動の違い
日本就職 海外就職
メンバーシップ型
新卒一括採用
在学中に就職先を決定
ポテンシャル重視
ジョブ型
人材補充のための採用
インターンシップを経て就職先を決定
スキル重視

日本の就職活動の基本ルール

日本の就職活動には、募集要項には書かれていない「基本的なルール」があります。たとえば、身だしなみや敬語などの「マナー」。髪型や服装が清潔でない場合や、友だちと話すような口調で受け答えをすると、企業に対してネガティブな印象を与えてしまいます。また、エントリーシートの書き方にもルールがあります。

マイナビが企業に行った調査では、「外国人留学生にもとめスキル・資質」のトップが「日本語能力」と出ています。これは、日本語でコミュニケーションを図るだけでなく、ビジネスマナーを理解し、日本人の社員とチームワークを発揮する力も含まれます。こうした力を見ることで、企業は「この会社でやっていけるだろうか」と判断します。そのため、身だしなみや敬語などのマナーをマスターすることが大切です。

マイナビでは、エントリーシートや、就職活動でのマナーを解説していますので、しっかりと頭に入れた上で就職活動に臨むと良いでしょう。

参考

企業側が求める外国人留学生の資質やスキル

1位:日本語能力

2位:コミュニケーション能力

3位:適応力

4位:企業や業界に対する興味・志望

5位:行動力

6位:柔軟性

7位:日本語以外の語学力

8位:忍耐力

9位:課題発見・解決力

10位:バイタリティ

  • 出典:マイナビ国際派就職2025年卒企業外国人留学生採用調査

視野を拡げて求人を探す

外国人留学生に限らず、すべての学生に共通して言えることですが、求人を探す際に「自分が知っている企業」だけを調べてしまいがちです。学生にとって「自分が知っている企業」とは、使ったことがあるサービスや商品を提供している企業のことです。外国人留学生は日本人よりも日本に住んでいる期間が短いことが多いので、知っている企業はさらに少なくなることでしょう。

ここで注意してほしいのは、外国人留学生の皆さんが知らない企業のなかにも「良い企業」がたくさんあるということです。そのため、まずは視野を拡げて求人を探すことが大切です。

では、どうやって視野を拡げればいいのでしょうか。いくつか方法があるのでご紹介します。

まずは、興味がある業界について調べること。マイナビでは、「業界地図」のコンテンツを用意しています。業界ごとにさまざまな企業を紹介しているので、ぜひチェックしてください。合同説明会などのイベントに参加するのもおすすめです。さまざまな業界・企業がブースを構えており、会場に行って、各ブースを回ることで、業界や企業の理解を深めることができます。学校のキャリアセンターを利用する方法もあります。過去に先輩の外国人留学生が就職した企業について教えてくれることでしょう。

志望業界が固まっている人は「業界地図」を、そうでない人は、まずは「合同説明会」に参加することから始めてみるとよいでしょう。

01自己分析を行い、就職活動の軸を定める

「就職活動の軸」を定めるには、自己分析も大切です。「就職活動の軸」とは、企業を選ぶときに重視したいポイントのこと。自己分析をすることで、自分がどんなことに興味があるかが見えてきます。自分の興味がはっきりとわかったら、自分の特徴を企業でどのように活かし、働きたいのかについて考えてみましょう。「自分の力を○○に活かしたい」「○○のように働きたい」という思いが、就職活動の軸になります。

就職活動の軸をもとに企業について調べていくと、「いいな」と思う企業が出てくることでしょう。ここで注意してほしいのは、就職活動の軸に縛られすぎないこと。軸にこだわりすぎると、マッチする企業が見つからなくなってしまうからです。いろいろな希望があると思いますが、優先順位をつけて絞り込んでいきましょう。

02興味がある企業に積極的にエントリーしよう!

求人を探す際に気を付けてほしいことがあります。それは、「外国人留学生を積極採用していると明記していない企業=外国人留学生採用をしない企業」ではないということです。

マイナビの調査では、外国人留学生を採用した理由の1位が「国籍問わず優秀な人材を確保するため」、2位が「外国人留学生からエントリーがあったから」となっています。この結果から、企業は国籍を問わずエントリーしてきた学生を選考し、良い人材を採用しているということがわかります。つまり、外国人採用枠を設けるのではなく、日本人学生も外国人留学生も平等に、一つの採用枠の中で選考を行っているということです。

一方でこれは「外国人留学生だからといって、特別視しない」ということを意味します。だからこそ、日本人と同じように就職活動の準備をすることが大切です。

参考

外国人留学生の採用目的

1位:国籍を問わず優秀な人材確保のため

2位:応募があったため

3位:日本人採用が困難で、目標人数を確保するため

4位:ダイバーシティ推進のため

5位:異文化の価値観や発想力などを取り入れるため

6位:外国語の必要な業務があるため

7位:社内活性化のため

8位:海外の事業所や法人での雇用・配属を見越して/ブリッジ要員のため

9位:インバウンド需要対策のため

10位:日本人では採用出来ない専門性の高い人材を確保するため

  • 出典:マイナビ国際派就職2025年卒企業外国人留学生採用状況調査

日本語面接をマスターする

外国人留学生に求められる日本話のレベルは、職種によっても異なりますが、ビジネスレベル以上が一般的です。日本で就職すると一緒に働く社員や顧客は日本人が多くなるので、日本語での受け答えが必須です。そのため書類審査を通っても、面接でうまくコミュニケーションが取れなければ、次の選考に進みづらい傾向があります。

履歴書やエントリーシートは事前に準備ができるので、先生に見てもらって添削をしたり、生成AIで文章を整えたりすることができます。しかし、面接ではそうはいきません。企業は、履歴書に書いてある内容について深く質問し、その質問にどれだけきちんと答えられるかを見られます。面接官の質問にその場で答えるため、「日本語で会話をする練習」が必要です。

01日本語面接を練習する方法

日本語を上達させるためには、日ごろから意識的に日本語で会話する練習をすることをおすすめします。日本人の友人を作り、日本人の先生に積極的に質問する。このような習慣を身につけるだけでも、日本語の会話能力が大幅にアップします。

また、日本でのコミュニケーションには特有のマナーがあり、面接では「敬語で話す」ことがマストです。しかし、敬語を使い慣れていない人が多くいます。

敬語に関しては、「です」「ます」で会話することを意識しましょう。友だちと話すときに使う「うん」「そうだよ」などの言葉は敬語ではありません。これを「はい」「そうです」とするだけでも、相手の反応が良くなります。相槌などは無意識に出てしまうことがあるので、注意が必要です。尊敬語、謙譲語の使い分けは難しいですが、少なくとも丁寧語で話せるように練習しましょう。

心配な方は、学校のキャリアセンターに相談しましょう。マイナビでも面接対策のコンテンツを用意しているので、ぜひチェックしてみてください。

また、インターンシップ&キャリアへの参加もおすすめです。事前にインターンシップ&キャリアの選考を受けると、面接の雰囲気が理解でき、面接を受けたときの自分を冷静に見つめることができます。先に慣れておけば、就職活動本番での選考ではリラックスして面接に臨むことができるでしょう。

適性検査をマスターする

日本の新卒採用では、多くの企業が適性検査を課します。外国で適性検査を行う企業はあまりないので、外国人留学生の皆さんにとってイメージがしづらいことでしょう。だからといって、何も準備しないまま就職活動を行うのは考えものです。なぜなら、日本の企業に就職した外国人留学生の多くが、「筆記試験対策を行っておけばよかった」と後悔しているからです。

適性検査は、「性格はみる試験」と「能力をみる試験」に分けられます。
「性格をみる試験」は自分の気持ちに正直に答えれば良いので、それほど負担を感じないでしょう。一方、「能力をみる試験」は、日本の中学から高校レベルの試験が課されます。日本語で書かれた問題に日本語で答えなければならず、問題の数もたくさんあります。

「能力をみる試験」は「言語系」「非言語系」「一般常識」の3つあります。言語系は、同意語や反意語、多義語、長文読解など。日本語能力試験に近いイメージと思ってください。非言語系は数学に関する問題が、一般常識は社会や理科、英語、時事問題などが出題されます。数学や社会、理科、英語など教科に関する問題は、中学校や高校で学んだ知識があれば解くことができるでしょう。時事問題は最新のニュースを日頃からチェックしておきましょう。

01適性検査の対策方法

「適性検査は苦手だから、適性検査を課さない企業を受けよう」と思った皆さん。そのような理由から諦めてしまうのはもったいないです。適性検査を大きなハードルに感じるかもしれませんが、内容を理解して対策すれば、「適性検査は決して難しくない」ということがわかるはずです。

マイナビでも適性検査の模擬テストを実施しているので、まずは模擬テストを受けてみることから始めてみましょう。適性検査の対策本を一冊買って、繰り返し解く方法もおすすめです。早い時期から対策をすれば、きっと適性検査が怖くなくなるでしょう。

在留資格の確認・変更をする

企業から内定をもらったあと、雇用条件を確認したり、内定承諾書にサインして返答するなど、さまざまな手続きが必要です。ここで注意してほしいのが、外国人留学生の場合は在留資格の変更手続きも必要ということ。多くの方が留学の在留資格で日本に来ていると思いますが、職業や地位が変わるタイミングで、就労が可能な在留資格へ変更する必要があります。

就労が可能な在留資格には「技術・人文知識・国際業務」や「特定活動(46号)」などがあります。入社までに変更手続きが完了していないと、内定をもらった企業で働けなくなってしまうので、早めに準備しておくことをおすすめします。

01マイナビを活用して、日本の就職活動を成功させよう

これまでご紹介してきたように、日本の就職活動は独特です。この日本独自の就職活動を知ることが、日本企業に就職するための第一歩になります。マイナビでは、就職活動のノウハウについてさまざまな記事を紹介しています。外国人留学生向けの情報もたくさん発信しているので、ぜひチェックしてください。

マイナビが実施しているWEBセミナーでは講師にその場で質問できるものが多いので、参加してわからないことがあれば気軽に質問してください。時期に合わせて外国人留学生のための就職活動支援講座を開催しているので、気になる講座があれば気軽に申し込んでみましょう。

外国人留学生のためのキャリアセミナーを随時開催!

面接突破するためのポイントを学べる就活講座や、留学生向けの採用情報、ここでしか聞けない企業講演など、開催予定はここでチェックしましょう。