桃の節句が過ぎ、桜の開花が待ち遠しい季節となりました。マイナビ2023も3月1日にグランドオープンし、採用活動のトップシーズンを迎えています。おそらく皆さまも日に日に忙しさを増していることと思いますが、このご時世なによりも健康で過ごされますことを心より祈っております。
さて、3月といえば卒業の時期です。マイナビ2022も対象学年の卒業とともに終了しますが、卒業後も就職活動を継続される方へマイナビ2023「既卒者特集」でアプローチできることをご存じでしたか?今回は既卒者をテーマに第二新卒との違いや調査データから見えてきたもの、マイナビ「既卒者特集」についてお伝えします。
既卒者・第二新卒へのアプローチでより良い採用活動を
既卒者と第二新卒の違いは「就業経験の有無」
厳密に定義されているわけではありませんが、一般的には就業経験の有無で「既卒者」か「第二新卒」かが区別されます。なお、「既卒者」「第二新卒」をまとめて広義での「既卒者」として扱われることもあり、マイナビ「既卒者特集」では「既卒者」「第二新卒」どちらも対象としています。
●既卒者
高校、専門学校、大学などの学校を卒業後、一度も就職したことがない人(社会人経験がない人)を指します。なお、マイナビの企業調査においては「学校等の卒業後就業経験のない求職者」と定義し、既卒者調査は卒業後半年未満の既卒者に対して行っています。(一般的には卒業後1~3年程度の人を指すことが多いようです。)
●第二新卒
学校を卒業して1~3年程度で、一度は就職し社会人経験がある人のことを指します。

既卒者に関する状況は企業側・既卒者側ともに10年間で大きく変化
リーマンショックからの不景気の影響を受け「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を」というガイドラインが厚生労働省より発出されたのは2010年11月。その後の2012年卒から、コロナ禍によりガイドライン遵守が再要請された2022年卒(2021年卒の既卒者採用)までの採用活動を調査した研究レポート「既卒者採用の10年間とこれから」(マイナビ 2021年8月)によると、以下のように企業側・既卒者側双方に大きな変化が見られました。
《企業》
・既卒者を新卒枠で受け入れる企業の割合が大きく増加
・既卒者を受け入れしていなかった企業の割合が半減
→既卒者の受け入れ体制(特に新卒枠での受け入れ体制)は10年間で改善

『2012年卒マイコミ新卒採用予定調査』
『2022年卒マイナビ企業新卒採用予定調査』
出典:マイナビ キャリアリサーチLab 研究レポートマイナビ キャリアリサーチLab「既卒者採用の10年間とこれから」2021年8月10日
《既卒者》
・在学中に内定をもらったことがある割合が10年間で2倍以上に
→在学中に内定を獲得後も就職活動を継続する理由として、志望業界や配属先へのこだわりなどキャリアへの前向きな考え方が見られ、「既卒者が卒業後に活動する理由=在学中に内定獲得していない」とは限らない

2012~20年度『既卒者の就職活動状況調査』
『2021年度既卒者の在学時・卒業後の活動実態調査』
出典:マイナビ キャリアリサーチLab 研究レポートマイナビ キャリアリサーチLab「既卒者採用の10年間とこれから」2021年8月10日
つまり、より多くの企業が既卒者採用の体制を整え、より多くの学生がポジティブな理由で「既卒者」としての就職活動を選択するようになったといえるでしょう。
既卒者・第二新卒へのアプローチでより良い採用活動を
2020年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査(2020年10月)では、新型コロナウイルスの影響もあってか、卒業後に就職活動している主な事情として「配属先の業務に不満があった」「志望職種にこだわりがありやはり志望職種に就きたかった」が上位回答に挙がり、納得いくまで就職活動をしたいという既卒者の姿が感じられました。
既卒者採用は内定後すぐに働ける、第二新卒であれば社会人としての基礎研修を受けている方もいるといったメリットもあります。この機会に既卒者および第二新卒へも積極的にアプローチしてみてはいかがでしょうか。既卒者の悩みとして「既卒者募集をしている企業が探しづらい」ことが多いのですが、マイナビには既卒者と第二新卒併せて90,000人を超える方※が会員登録しており、「既卒者特集」は企業と既卒者とのより良い出会いの場になっています。マイナビ2023「既卒者特集」について、ご興味を持たれた方はぜひ営業担当までご相談ください。
※マイナビ2021 サイトデータ(6月末時点)
