
Aさん
自己PR
私の強みは、問題解決能力です。課題に対して複数のアプローチを考えつき、試行錯誤して改善していくことができます。私は大学3年生から1年半、パン屋で調理と包装のアルバイトをしていました。
朝3時から8時までの業務であり、人員が不足しているという話を聞きアルバイトを始めました。初めは手際が悪く、調理の業務に3時間かかってしまっていました。仕事を効率化してより多くの業務を行うため、手順の改善を考えました。まず必要な作業を全て書き出し、効率的な順番を考えました。次に、個々の作業を丁寧に素早く行うため、器具の位置やパンの切り方など細かい作業手順を固定化し、決まったルーチンで行うことが出来るようにしました。
その結果、調理の業務にかかる時間は1時間半まで短縮され、シール貼りなどの他の業務も任されるようになりました。このように課題に対して多角的な側面から解決策を考え、それらを遂行していくことができます。
学生時代に
力を入れた
こと
学生ラジオ番組の改善に力を入れていました。私は高校時代に、地域のラジオ局と協力して学生ラジオ番組を作る活動に参加していました。
大学の放送サークルでも同様の取り組みがあり、ラジオ番組を介した情報発信に関わりたいと考えました。一方で、参加当時行われていた番組は大学生がただ喋るだけの内容が分かりにくいものでした。そこで私は番組の改善を行いました。まず、一般的なラジオ番組と同様にタイムテーブルと台本を作成しました。これにより番組の流れが明確になりました。次に、複数の放送サークルによるコミュニティに参加し、番組の作り方や取材の仕方について相談しました。この内容をサークルメンバーにフィードバックし、番組作りの参考にしました。その結果として、「番組が面白いから」と他大学の放送サークルよりラジオ番組の共同作成依頼が来るようになりました。この経験を通し、ノウハウを学び改善していくことの重要性を学びました。
添削ポイント
あなたの努力が伝わってきます。仕事との結び付けも意識しましょう。
自己PRについて
わかりやすく結論から記入し、論理的な展開で伝えています。具体的なエピソードを記入している点もよい点ですが、文章を読むと「課題に対して複数のアプローチを考えつき、試行錯誤して改善していくことができます」という強みの事例になっていないように感じます。「複数のアプローチ」とはどの部分を指しているのでしょうか?わかるように伝えるか、強みの説明を事例に合うように変更するとよいでしょう。
また、「人員が不足しているという話を聞き始めた」とはどういうことを指すのでしょうか?知り合いの店舗の力になりたいということですか?もう少し、自分の思いや考えとして説明しましょう。最後は、この強みを志望の仕事でどう役立てられるか、仕事と結び付けてまとめられると尚よいでしょう。
学生時代に力を入れたことについて
わかりやすく論理的な展開で記入できています。あなたの思いも入れて、努力した取り組みについてある程度具体的に説明していますね。
「複数の放送サークルによるコミュニティに参加し、番組の作り方や取材の仕方について相談しました。この内容をサークルメンバーにフィードバックし、番組作りの参考にしました。」とありますが、どんな内容を相談したのでしょうか?あなたはこのサークルでどんな役割なのでしょう?積極的に自分から参加したのでしょうか?メンバーは何名で、どんな内容をフィードバックし、どんな番組を作ったのでしょう?もう少し実際の数字や用語なども入れてエピソードを詳しく説明するとあなたの行動のプロセスがより伝わりやすいでしょう。
文字数制限にもよりますが、もう少し見直してみるとよいでしょう。
総合評価
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論理的な文章で書かれているか |
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内容に具体性があるか |
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文章表現は適切か |
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内容からその人らしさが感じられるか |
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