アーティスト
アーティスト職は、コンセプトアーティスト、エンバイロメントアーティスト、キャラクターモデリングアーティスト、アニメーター、VFXアーティスト、UIアーティスト、シネマティックアーティストの各専門職に分かれています。
- コンセプトアーティスト
- コンセプトデザインから3面図といった詳細なデザイン画まで担当するのがコンセプトアーティストです。どんなゲームにするのか? どんなキャラクターや敵が出て、どんな舞台で活躍するのか? 斬新なキャラクター、敵、舞台を生み出し、まだ見ぬ世界の全貌が皆にわかるように絵として形にする仕事です。キャラクターや背景、武器、メカ等のデザインを行います。
- エンバイロメントアーティスト(背景モデリング)
- ステージデザインを通じて世界観を構築するのがエンバイロメントアーティストです。近年のゲーム機の進化によってゲーム内で表現できる世界が格段に広がりました。ゲーム内でのプレイヤーは自由に見たり、走ったり、触ったりすることができるようになってきました。そんな世界を隅々まで創るのがエンバイロメントアーティストの仕事です。自分が創りこんだ世界の上を歩くことは、他では味わえない感覚です。
- キャラクターモデリングアーティスト
- キャラクターデザインからその立体化までを担当します。人間型の主人公から、時には空想上の動物までゲームの世界に登場するありとあらゆる生物や武器の造形と質感の設定を行います。プレイヤーが感情移入できるような魅力的なキャラクター達を生み出していくゲームの顔役的な役割を担当します。
- アニメーター(モーションデザイン)
- キャラクターから背景まで、あらゆるものをアニメーションさせます。『歩く』『走る』『笑う』『泣く』といった、さまざまな行動や感情表現をつけることによって、キャラクターに躍動感や生命感を与えていくことが、アニメーターの役割になります。
- VFX アーティスト
- 自然現象や特殊効果のビジュアル化を担当します。背景・キャラクター・敵・仕掛け・カットシーンなど、ゲーム内のほとんどのセクションと連携をとりながら、場面に応じたビジュアルエフェクトを創造していく必要があります。ほとんどのビジュアルエフェクト制作において、デザインや動きなどは担当者に任され、また指示以外のシーンにおいても自分の判断で効果をつけていくことができます。まさに自分の感性によって創造していく仕事です。
- UI アーティスト
- メニューデザイン等でユーザーをゲームの世界へナビゲートする役割を担います。プレイヤーが快適にゲームを進めるために、体力ゲージや選択画面、メニュー画面などを、わかりやすく&機能的にデザインし、ゲーム内に落とし込んでいく仕事です。UI アーティストの仕事はユーザビリティ(使いやすさ)と直結するため、常にユーザーの視点に立ち、客観視する必要があります。
- シネマティックアーティスト
- ゲーム内のドラマ的演出を担当します。ゲーム中におけるシナリオ(演出)を映像で表現し、感動や喜び、怒りを感じさせることにより、プレイヤーをゲームの世界に導いていくための重要な要素のひとつです。カメラアニメーション、キャラクターアニメーション、フェイシャルアニメーション、ライティングなど、仕事内容も多岐にわたり、演出家的な能力も必要とされています。
ゲームデザイナー
世界観の提案から企画仕様の決定まで、開発の起点となるセクションです。
- ゲームデザイナーとは
ゲーム開発とは、プロデューサー/ディレクターの方針・指針を、現実世界に着地させることだと言えます。そのために、アーティストやプログラマーといったスタッフ達を動かす原動力となって具体的な指示を出すのがゲームデザイナーの仕事です。
どんなに優秀なスタッフが揃っていたとしても、どう動かすのかということが定まらなければ面白いゲームを作ることはできません。自分で絵を描くわけでもなく、音楽を作るわけでもない。でも、自分の頭に思い描いた世界を形作る。司令塔としてチームを動かすのは、大変だけれどもそのぶんメチャクチャやりがいのある仕事です。
ゲームは、遊んでもらって初めて完成するものとも言えます。プレイヤーを、どう心地よく遊ばせるのか。どういう緊張感を作るのか。感情を、どう揺さぶるのか。このプレイヤーへのサービスデザインを行うのも、ゲームデザイナーの大切な仕事です。
プログラマー
ゲーム制作に関するありとあらゆるプログラミング業務を行います。プラチナゲームズでは大きく分けて、アプリケーションプログラマー、エンジンプログラマーの2つに分類されます。多くの場合、まずはアプリケーションプログラマーとしてプロジェクトに配属され、、ゲームを一本仕上げて世の中に送り出すという経験をしていただきます。その後、本人の希望と適性があれば、エンジンプログラマーとしてゲームエンジンの開発に携わっていただきます。
- アプリケーションプログラマー
- ゲーム中のプレイヤーや敵のAI、仕掛けやゲーム進行といったゲーム部分全体のプログラミングを行います。また、それらの業務を効率的に行うために、制作中のプロジェクトに特化したツール制作を行う場合もあります。プロジェクトに直接的に携わり、面白いゲームを世の中に送り出すことを目標にプログラミング行うので、ゲームに対するセンスと、良いものが出来るまで何度でもトライできる情熱が必要とされます。
- エンジンプログラマー
- ゲームを作るために必要な機能や環境、いわゆるゲームエンジンを制作します。ゲーム制作におけるさまざまな技術的問題を可能な限り解決し、より効率的で品質の高いゲーム制作環境を実現することを目標にプログラミングを行います。トレンドとなっている先端技術の吸収や、先端技術の研究そのものを行うこともあるため、新しい技術に対する興味や、複雑な物事を論理的にまとめ上げる能力が必要とされます。
サウンドデザイナー/ミュージックコンポーザー
絵や映像だけでは伝えきれない部分を音で表現するセクションです。 サウンドデザイナーとミュージックコンポーザーの仕事があります。
- サウンドデザイナー
- 効果音の制作、映像への音付け、ヴォイスの編集等、ゲーム内の音響効果に関する部分を担当します。さまざまな音の演出を行うことで、ゲームの世界観やプレイ感覚をユーザーに伝えるのがサウンドデザイナーの仕事です。
- ミュージックコンポーザー
- ゲーム中に流れる全ての音楽を制作します。音楽はプレイしているユーザーの感情面に大きな影響を与えます。状況にあった演出を考え、ユーザーが熱中できるような音楽を作るのがミュージックコンポーザーの仕事です。